JPH0583435B2 - - Google Patents

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JPH0583435B2
JPH0583435B2 JP62100777A JP10077787A JPH0583435B2 JP H0583435 B2 JPH0583435 B2 JP H0583435B2 JP 62100777 A JP62100777 A JP 62100777A JP 10077787 A JP10077787 A JP 10077787A JP H0583435 B2 JPH0583435 B2 JP H0583435B2
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JP
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door
hinge
hinge pin
arm
claw piece
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JP62100777A
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JPS63265787A (ja
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Shinpei Watanabe
Shigeo Kaibuki
Mitsugi Takahashi
Hiroshi Morya
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to GB8716554A priority patent/GB2193931B/en
Priority to CA000542026A priority patent/CA1292115C/en
Priority to FR878709969A priority patent/FR2601608B1/fr
Priority to US07/073,589 priority patent/US4860424A/en
Priority to DE19873723415 priority patent/DE3723415A1/de
Priority to FR888800081A priority patent/FR2608667B1/fr
Priority to FR888800083A priority patent/FR2608546B1/fr
Priority to FR888800082A priority patent/FR2608485B1/fr
Publication of JPS63265787A publication Critical patent/JPS63265787A/ja
Priority to US07/305,512 priority patent/US4907331A/en
Priority to US07/439,887 priority patent/US5033163A/en
Priority to GB9010754A priority patent/GB2231847B/en
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車用ドアの取り外し装置に関し、
一層詳細には、一体的に塗装するために自動車の
車体に仮止めされているドアを取り外し他の艤装
工程に付する際に、所定方向に変位可能なロボツ
トのアームにドアを保持する手段と当該ドアと車
体とを結合しているヒンジピンを抜き取る手段と
を設け、これによつて狭小な操作空間において自
動的且つ容易にドアの取り外しを行えるよう構成
した自動車用ドアの取り外し装置に関する。
[発明の背景] 一般に、自動車製造ラインにおいては、塗装む
ら等をなくすために車体とドアを一体的に塗装
し、その後、当該車体とドアとを一旦分離して
夫々について艤装を行い、再度車体とドアの組み
付けを行う組立方法が採用されている。
従来、前記のように最終工程以外での車体とド
アの組み付けにあつては、車体側のヒンジ部材と
ドア側のヒンジ部材を整合させ、これにヒンジピ
ンを挿入することにより仮止めを行つている。こ
の場合、前記ヒンジピンの脱落を防止するため
に、当該ヒンジピンに、例えば、樹脂等により形
成された略リング状を呈するワシヤを係合させて
いる。
ところで、前記車体に仮止めされているドアを
再度車体から取り外す際には、前記ヒンジピンの
抜き取り作業を人手によつて行つているのが現状
である。この場合、前記ヒンジピンを抜き取る作
業は車体とドアの間の相当に狭小な空間で行われ
ており、従つて、その作業性が非常に悪く生産効
率が低下するという不都合を露呈している。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされ
たものであつて、車体側のヒンジ部材とドア側の
ヒンジ部材とを整合させてこれにヒンジ部材を挿
入して車体に仮止めされている自動車用ドアを取
り外す際、所定方向に変位可能なロボツトのアー
ムに前記ドアを保持するドア保持手段と前記ヒン
ジピンを抜き取る手段とを設け、前記ドア保持手
段によりドアを確実に保持すると共に前記ヒンジ
ピンの先端部を押圧して当該ヒンジピンのフラン
ジ部とヒンジ部材との間に間隙を画成し、この間
隙に爪部材を臨入して前記ヒンジピンをヒンジ部
材から抜き取るよう構成し、これによつて人手を
介することなく、狭小な操作空間内にあつても前
記ドアの取り外し作業を自動的且つ容易に行うこ
とを可能とした自動車用ドアの取り外し装置を提
供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は車体側
のヒンジ部材とドア側のヒンジ部材にヒンジピン
を係合させることにより車体に取着されるドアを
取り外す装置であつて、 ドアを保持する保持手段と、 前記ドア側のヒンジ部材に係合して前記保持手
段を位置決めする手段と、 ヒンジピンを抜き取る手段とを有し、 前記位置決め手段はドア側のヒンジ部材に係合
する一対の爪片を含み、前記ヒンジピンを抜き取
る手段は前記ヒンジピンを所定方向に押圧する押
圧部材と、前記押圧部材の押圧作用下にヒンジピ
ンとヒンジ部材の間に形成された間隙に臨入して
当該ヒンジピンを引張する引張部材からなること
を特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る自動車用ドアの取り外し装
置について好適な実施態様を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は本発明に係る
自動車用ドアの取り外し装置を示し、当該取り外
し装置10は床面に固定される台車案内機構12
を含む。前記台車案内機構12の上面にはレール
16が配設され、その上方には前記レール16を
転動する車輪によつて、第1図において左右方
向、すなわち、X軸方向に移動可能な台車18が
載置されている。前記台車18の上面には一対の
レール20a,20bが、図において、直交する
方向(以下、Y軸方向という)に配設されてお
り、前記レール20a,20b上に本体22がY
軸方向に移動可能に載置されている。すなわち、
この本体22は以上のように構成することによつ
て、X軸方向およびY軸方向に移動することが可
能である。
前記本体22にはその一端側にカバー部材24
を配設し、その他端側には一対のガイド柱26
a,26bを立設している。前記ガイド柱26
a,26bには、第1図において、上下方向(以
下、Z軸方向という)に移動可能な昇降部材28
が係合するよう構成されている。そして、昇降部
材28はX軸方向に延在するアーム30の一端を
支持している。従つて、当該アーム30は三軸方
向、すなわち、X軸、Y軸、Z軸のいずれの方向
に対しても変位可能に構成されていることが容易
に諒解されよう。
この場合、アーム30には二点鎖線で示すドア
Aを保持するための手段と車体とドアを結合して
いるヒンジピンを抜き取る手段とが装着されてお
り、その詳細を第2図乃至第5図に示す。
第2図乃至第5図において、アーム30の上面
には軸受部材32およびモータ取付板34が互い
に所定間隔離間して配設される。当該モータ取付
板34の一端面にはモータ36が取着され、当該
モータ36の回転駆動軸は前記モータ取付板34
に形成された図示しない孔部を貫通するボールね
じ38の一端部と連結される。このボールねじ3
8の他端部は前記軸受部材32に回動自在に軸支
されると共に、前記ボールねじ38には屈曲する
板体40が螺合し、この板体40の屈曲先端部4
0aは前記アーム30のドア保持側への指向して
延在し摺動部材42と連結する。当該摺動部材4
2の一面には凹部を形成した係合部材44aおよ
び44bが突出し、これらの係合部材44a,4
4bは前記アーム30の上面および下面に設けら
れて前記ボールねじ38と略平行に延在するガイ
ド46aおよび46bに係合する。
第3図において明確に示されるように、摺動部
材42は、実質的に断面コ字状であつて、ドアA
側へと突出する上下両端部の間にはボールねじ4
8が回転自在に橋架される。実際、前記ボールね
じ48の一端部近傍は支柱50によつて回転自在
に保持され、さらに、その端部は当該ボールねじ
48を回動するためのモータ52の回転駆動軸と
連結されている。この場合、前記ボールねじ48
には、第3図において、上下方向に移動可能な係
止ピン用支持部材54が螺合し、当該支持部材5
4にドアAのストライカに係合する係止ピン56
がドアAに指向するように支持される。なお、前
記係止ピン56はねじ58によつて前記ストライ
カに対して伸縮自在である。
前記アーム30の中間部には、前記係止ピン5
6を介してドアを保持する機能を達成するために
一組の第1の保持手段60,60aが装着されて
いる。前記一方の保持手段60は前記アーム30
の一側面に接合する駆動源取付板62および当該
駆動源取付板62に取着された一組のアングル部
材64並びに66を含み、この一組のアングル部
材64,66はシリンダ68を挟持する。当該シ
リンダ68の一端部から上方に指向してシリンダ
ロツド70が突出し、このシリンダロツド70の
先端部には連結部材72が枢支される。当該連結
部材72は前記アーム30の上方にあつて前記ア
ーム30の一側面から他側面方向へ指向して延在
し、次いで、上方へ略直角に屈曲すると共に、さ
らにドアA方向に指向して屈曲している。当該連
結部材72の先端部には合成樹脂系材料からなる
クランプ部材76を装着する。一方、前記連結部
材72が上方に指向して屈曲する部位において
は、前記アーム30の上面から直立する一組の保
持部材78,80にピン82を橋架し、このピン
82により前記連結部材72を回動自在に支持す
る。
前記一方の保持手段60から所定間隔離間して
アーム30の先端部近傍には他方の保持手段60
aが配設されている。この場合、当該保持手段6
0aの構成は実質的に前記保持手段60と略同一
であり、従つて、前記保持手段60と同一の構成
要素を示す参照数字に符号aを付し、その詳細な
説明を省略する。なお、前記一組の保持手段6
0,60aは必要に応じていずれか一方を省略出
来ることは謂うまでもない。
そこで、前記アーム30には、その下方に指向
して一組の第2の保持手段84,84aが装着さ
れる。当該第2保持手段84,84aのいずれか
一方は前記アーム30の一側面に接合する駆動源
取付板86と、当該駆動源取付板86に接合する
アングル部材88および90とを含み、このアン
グル部材88,90は互いにシリンダ92を挟持
する。前記シリンダ92の一端部からは下方に指
向してシリンダロツド94が突出し、その先端部
に連結部材96が枢支される。当該連結部材96
は前記アーム30の下方にあつてドアA側に指向
して延在し、さらに、その先端部は上方へ若干屈
曲して延在すると共に、連結部材96の先端部に
はクランプ部材98が揺動自在に装着される(第
3図参照)。前記連結部材96はその中間部にお
いて前記駆動源取付板86から傾斜突出した保持
部材100および102に橋架されるピン104
によつて揺動自在に支持される。
なお、前記アーム30の先端側近傍には保持手
段84aが前記保持手段84と同様に装着され
る。この場合、その構成は前記保持手段84と同
一であるため、同一の構成要素を示す参照数字に
aを付しその詳細な説明を省略する。
次に、前記アーム30の先端部には筐体106
が配設され、当該筐体106は、第2図から容易
に諒解されるように、第1の側板108と第2の
側板110と天板112および底板114とを含
む。前記第1側板108の上部からは本体22方
向に指向して連結部材116が延在し、この連結
部材116は前記アーム30の上部に取着された
一組の筐体保持部材118a,118bに挟持さ
れ且つピン120により回転自在に支承される。
すなわち、前記筐体106は前記ピン120を中
心として揺動自在に支持されることになる。
一方、アーム30の下面側には前記筐体106
を揺動させるための揺動用モータ122がモータ
取付用アングル124を介して装着される。すな
わち、当該揺動用モータ122の回転駆動軸はア
ーム30の先端方向に指向するボールねじ126
の一端部と連結すると共に、当該ボールねじ12
6の他端部は軸受部材128により回転自在に軸
支されている。この場合、前記ボールねじ126
には押動部材130が螺合し、この押動部材13
0の先端部130aはロツド132を介して連結
部材134に連結されている。当該連結部材13
4は連結部材116によつて保持された筐体10
6の下部側面に固着されている(第4図参照)。
また、前記第2側板110の外面上部にはドア
Aに指向して延在し且つ終端する位置決め手段と
しての第1の爪片136を固定すると共に、下部
近傍には筐体106の内部に配設される後述する
ボールねじの回転動作によりZ軸方向に移動可能
な第2の爪片138が配設され、第1爪片136
と第2爪片138には夫々押圧部材140と14
2並びにストツパ部材144と146とが取着さ
れる。前記押圧部材140,142の先端側は前
記夫々の爪片136,138から若干離間し且つ
これと略平行に延在してその端部はテーパ面14
0a,142aを形成している。この押圧部材1
40,142は前記第1爪片136,第2爪片1
38が後述するドアA側のヒンジ部材に嵌合した
際に、テーパ面140a,142aにより後述す
るヒンジピンを取り外す方向に押圧するよう機能
する(第5図参照)。前記第2爪片138の駆動
用モータ148は前記第2側板110から筐体内
部に突出形成するモータ保持板150に固定され
る。前記モータ148の回転駆動軸は、第2図に
おいて、下方に指向して延在し、ボールねじ15
2の一端部と連結され、一方、前記ボールねじ1
52の他端部は前記底板114に設けられた軸受
部材154に軸支される。当該ボールねじ152
の途上には前記第2爪片138の一端部が螺合し
ている。
第2図から容易に諒解されるように、当該第2
爪片138は前記第2側板110に画成される孔
部110aを介し外方へ屈曲して突出し、前記第
1爪片136と対称的にドアA方向に延在して終
端する。筐体106を形成する第2側板110に
は互いに偏位して保持板156および158が突
出形成される。前記保持板156の下面にはシリ
ンダ160が支持されると共に、前記シリンダ1
60から変位自在に延在するシリンダロツド16
2の先端部には板体164が係合する。実質的
に、この板体164はドアAと車体を結合してい
るヒンジピンを引き抜く第1の引張部材166と
一体的に結合されるものであつて、第2側板11
0に穿設された孔部110bを介して前記ドアA
側へと延在している。すなわち、前記第1引張部
材166は前記第1爪片136の下方にあつて当
該第1爪片136と略平行にドアAに指向して延
在する。
一方、前記保持板158の上部にはシリンダ1
68が固定され、当該シリンダ168から延在す
るシリンダロツド170には板体172が係着さ
れている。当該板体172の他端側は前記第2側
板110に穿設された孔部110aを介し外方へ
突出し第2の引張部材174に結合する。第2引
張部材174は前記第2爪片138の上方にあつ
て前記第1引張部材166と略対称となるように
配置構成されている。この場合、前記第1および
第2引張部材166,174の先端部には略U字
状の切欠部166a,174aが形成される。従
つて、前記第1爪片136と第2爪片138の先
端部がドアAにコ字状に形成される一対のヒンジ
部材176,178に夫々嵌合した際に前記押圧
部材140,142がヒンジピン180,182
を押圧することによつて当該ヒンジピン180,
182のフランジ部と車体側のヒンジ部材18
4,186との間に形成された間隙に前記第1お
よび第2引張部材166,174の先端部が夫々
臨入することになる(第5図参照)。
本発明に係る自動車用ドアの取り外し装置は基
本的には以上のように構成されるものであり、次
にその作用並びに効果について説明する。
先ず、取り外しを行うドアAの内側にあつてこ
のドアAに対してアーム30が平行となるように
本体22を移動する。そして、アーム30の先端
部の第1爪片136がドアAの上部のコ字状に形
成されたヒンジ部材176にY軸方向の移動だけ
で嵌入出来る位置で本体22およびアーム30を
停止させる。
次いで、揺動用モータ122およびモータ14
8を作動させて第2爪片138が前記ドアAの下
部のコ字状に形成されたヒンジ部材178にY軸
方向の移動で嵌入出来る位置に位置決めする。こ
こで、モータ36並びに52を駆動して係止ピン
56がドアAのストライカにY軸方向の移動で係
合出来る位置に移動する。この状態でアーム30
をドアAの方向、すなわち、Y軸方向に移動する
ことによつて前記第1爪片136、第2爪片13
8、係止ピン56の3点がドアAのヒンジ部材1
76,178およびストライカに夫々係合する。
この場合、第1爪片136、第2爪片138がヒ
ンジ部材176,178に所定量嵌入されると、
当該第1爪片136および第2爪片138に夫々
取着される押圧部材140および142がヒンジ
ピン180,182に夫々当接してこれらをその
抜け方向に押圧する。すなわち、前記押圧部材1
40,142の先端部にはテーパ面140a,1
42aが形成されており、前記アーム30のY軸
方向への移動作用下に前記押圧部材140,14
2のテーパ面140a,142aによりヒンジピ
ン180,182の先端部を押圧することにな
る。これによつて前記ヒンジピン180,182
のフランジ部側にはこのフランジ部と車体側のヒ
ンジ部材184,186との間に夫々若干の間隙
が生ずる。そこで、前記アーム30をさらにY軸
方向に移動させると、第1爪片136および第2
爪片138がヒンジ部材176,178に所定量
嵌入され、当該第1爪片136および第2爪片1
38に取着されるストツパ部材144および14
6が夫々ヒンジ部材176,178に当接するに
至る。さらに、前記アーム30の移動作用下に当
該アーム30の先端部に取着される第1引張部材
166および第2引張部材174の先端部が前記
ヒンジピン180,182のフランジ部と車体側
のヒンジ部材184,186との間に形成された
間隙に臨入する。この場合、前記第1引張部材1
66および第2引張部材174の先端部には略U
字状の切欠部166a,174aが夫々形成され
ているため、当該第1引張部材166および第2
引張部材174の先端部により前記ヒンジ部材1
80,182が挟持された状態となる。
前記の作用と略同時に、第1保持手段60,6
0aのシリンダ68,68aを、第2図に示す矢
印方向に作動させる。これによつてシリンダロツ
ド70,70aを介して連結部材72,72aが
ピン82,82aを支点にして揺動し、先端部に
装着されるクランプ部材76,76aがドアAに
指向移動して、ドアAの窓部近傍に当接するに至
る。
一方、第2保持手段84,84aのシリンダ9
2,92aを矢印方向に作動してシリンダロツド
94,94aを介して連結部材96,96aがピ
ン104,104aを支点にして揺動する。これ
に伴つて夫々の先端に配設されるクランプ部材9
8,98aが揺動して前記ドアAの下縁部を保持
する。以上の操作でドアAは取り外し装置10の
アーム30に保持されることになる。
そこで、第1引張部材166および第2引張部
材174を互いに接近する方向に変位させてヒン
ジピン180,182をヒンジ部材176,18
4およびヒンジ部材178,186から夫々抜き
取る。すなわち、シリンダ160を駆動してシリ
ンダロツド162を下降させることにより板体1
64を介して第1引張部材166を下降移動さ
せ、当該第1引張部材166の先端部とヒンジピ
ン180のフランジ部とを当接させ、これによつ
て前記ヒンジピン180を抜き取る。これと同時
にシリンダ168を駆動してシリンダロツド17
0を上昇移動し、板体172を介して第2引張部
材174を上昇させて当該第2引張部材174で
ヒンジピン182を抜き取る。次いで、本体22
を移動してドアA側のヒンジ部材176,178
と車体側のヒンジ部材184,186との係合状
態を解除して車体からドアAを取り外す。
この場合、本実施態様によれば、ヒンジピン1
80,182を抜き取る作業をアーム30の先端
部に取着される押圧部材140,142と第1引
張部材166および第2引張部材174とにより
自動的に行つている。すなわち、取り外されるド
アAを保持すべくアーム30をドアAに接近させ
てドア側のヒンジ部材176および178に第1
爪片136および第2爪片138を嵌合させた際
に、当該第1爪片136および第2爪片138に
取着される押圧部材140,142によりヒンジ
ピン182をその抜け方向に若干押圧する。さら
に、前記押圧部材140,142の押圧作用下に
ヒンジピン180,182のフランジ部と車体側
ヒンジ部材184,186との間に形成された間
隙に第1引張部材166および第2引張部材17
4の先端部を臨入させ、前記第1引張部材166
および第2引張部材174を夫々シリンダ16
0,168の駆動作用下に互いに接近する方向に
変位させて前記ヒンジピン180,182を抜き
取るように構成している。従つて、前記ヒンジピ
ン180,182の抜き取り作業を自動的に行う
ことが可能となり、狭小な操作空間において前記
ヒンジピンの抜き取り作業を人手によつて行う必
要がなくなる。このため、前記ヒンジピン18
0,182の抜き取り作業が容易に行え、結局、
ドアAの取り外し作業を効率的に行うことが可能
となる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、自動車の車体
にヒンジピンを介して仮止めされるドアを取り外
す際に、所定方向に変位可能なロボツトのアーム
にドア保持手段と、ドア側のヒンジ部材に嵌合し
て前記ドア保持手段をドアに対して位置決めする
ための爪片と、前記ヒンジピンを引張して抜き取
るための引張部材とを設けている。しかも、前記
ヒンジ部材に嵌合してドア保持手段を位置決めす
る爪片に前記ヒンジピンの先端部を押圧する押圧
部材を設け、これによつて前記ヒンジピンと車体
側のヒンジ部材との間に間隙を生じさせ、この間
隙に前記引張部材が臨入するよう構成している。
このため、前記ヒンジピンの抜き取り作業を人手
を介することなく自動的に行うことが可能とな
り、この結果、前記ドアの取り外し作業を効率よ
く行えるため、自動車の生産効率を一挙に向上さ
せることが可能となる効果が得られる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて
説明したが、本発明はこの実施態様に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の改良並びに設計の変更が可能なこと
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動車用ドアの取り外し
装置の概略説明図、第2図は本発明に係る自動車
用ドアの取り外し装置を構成するアーム部を示す
斜視図、第3図は本発明に係る自動車用ドアの取
り外し装置を構成するアーム部の一部切断側面
図、第4図は本発明に係る自動車用ドアの取り外
し装置を構成するアームの先端部を示す一部省略
正面図、第5図は本発明に係る自動車用ドアの取
り外し装置の要部の一部省略側面図である。 10……自動車用ドア取り外し装置、12……
台車案内機構、22……本体、30……アーム、
56……係止ピン、60……保持手段、76……
クランプ部材、84……保持手段、98……クラ
ンプ部材、136,138……爪片、140,1
42……押圧部材、166,174……引張部
材、176,178,184,186……ヒンジ
部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車体側のヒンジ部材とドア側のヒンジ部材に
    ヒンジピンを係合させることにより車体に取着さ
    れるドアを取り外す装置であつて、 ドアを保持する保持手段と、 前記ドア側のヒンジ部材に係合して前記保持手
    段を位置決めする手段と、 ヒンジピンを抜き取る手段とを有し、 前記位置決め手段はドア側のヒンジ部材に係合
    する一対の爪片を含み、前記ヒンジピンを抜き取
    る手段は前記ヒンジピンを所定方向に押圧する押
    圧部材と、前記押圧部材の押圧作用下にヒンジピ
    ンとヒンジ部材の間に形成された間隙に臨入して
    当該ヒンジピンを引張する引張部材からなること
    を特徴とする自動車用ドアの取り外し装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    ドアを保持する保持手段はシリンダと、このシリ
    ンダの駆動作用下にドアに当接する1以上のクラ
    ンプ部材とからなることを特徴とする自動車ドア
    の取り外し装置。 3 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    引張部材はシリンダにより所定方向に変位可能で
    あると共に、当該引張部材の先端部にはヒンジピ
    ンと係合する凹部を形成することを特徴とする自
    動車ドアの取り外し装置。
JP62100777A 1986-07-15 1987-04-22 自動車用ドアの取り外し装置 Granted JPS63265787A (ja)

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