JPH0578386U - レール走行台車 - Google Patents

レール走行台車

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JPH0578386U
JPH0578386U JP2005292U JP2005292U JPH0578386U JP H0578386 U JPH0578386 U JP H0578386U JP 2005292 U JP2005292 U JP 2005292U JP 2005292 U JP2005292 U JP 2005292U JP H0578386 U JPH0578386 U JP H0578386U
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JP
Japan
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rail
guide roller
handle
lever
carriage
Prior art date
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Pending
Application number
JP2005292U
Other languages
English (en)
Inventor
恭秀 永浜
俊一 藤井
雅樹 芝池
達治 湊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0578386U publication Critical patent/JPH0578386U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、溶接ロボット等を載置されレール上
を走行する台車に関し、把手を持ちながらガイドローラ
の開放/セットを行なえ、一人の作業員で簡単かつ迅速
にレールに対する脱着を行なえるようにすることを目的
とする。 【構成】そこで、レール2の両側面を挾み込む一対のガ
イドローラ6,7のうちの一方のガイドローラ7を、レ
ール2の側面に当接した状態とレール2の側面から離隔
した状態との間を移動可能に取り付けるとともに、ガイ
ドローラ7をレール2の側面に当接させる方向に付勢す
る付勢手段10と、台車本体1のレール2に対する脱着
操作時に把持される把手11と、この把手11の内側に
そなえられガイドローラ7を移動させるためのレバー1
2とをそなえ、レバー12を把手11に近づく方向へ引
くと付勢手段10による付勢力に対抗してガイドローラ
7がレール2の側面から離隔することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、溶接ロボット等を載置されてレール上を走行するレール走行台車に 関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、アークセンサや溶接ワイヤを利用した各種タッチセンサの発達により、 より大きなワークに対してロボットによる自動溶接を施すことが可能になり、溶 接ロボットが、造船分野や建設機械部品,鉄骨部品の溶接用に多く利用されるよ うになってきた。特に、船舶やタンク等の大きな鋼板を溶接する際には、溶接ロ ボットを、レールに沿って走行する台車(長尺スライダ,上下・前後スライダ)上 に載置して、この台車をレールに沿って移動させながら溶接を行なえるようにし た大型ロボットシステムが用いられている。
【0003】 従来、このような台車は、レールに対して脱着可能に構成されており、例えば 特開昭63−90396号公報等に開示されるごとく構成されている。つまり、 該公報に開示された台車は、台車裏面に台車軸線の両側に対峙して配設された複 数のローラ対でレール両側縁を挾み付けて走行するもので、ローラ対の少なくと も一側の複数個のローラをそれぞれ一端に軸支するとともに他端が台車軸線に平 行な支持ロッドに外嵌された中央部枢支のアームと、上記支持ロッドに上記アー ム端に対抗して外嵌され同アーム端を押圧することによりローラをレールへ押し 付け係合させるバネと、上記支持ロッドに外嵌され同支持ロッドをローラとレー ルとの係合を解除する方向へ押圧するバネと、上記支持ロッドの端部に回動可能 に取り付けられ上記支持ロッド押圧バネに抗してローラとレールとを係合させる ロック機構付きハンドルとをそなえている。
【0004】 このような構成により、台車がレール上に載架されている場合には、ローラは バネにより常に一定の力でレールに押し付けられており、ロック機構付きハンド ルを回動させることにより支持ロッドが移動し、それに伴ってローラ位置が変わ って、台車のレールに対する脱着が容易に行なえる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のレール走行台車では、台車本体のレールに対する脱着操 作時にローラを移動させる機構が複雑であるほか、その脱着操作時には、一々ロ ック機構付きハンドルの回動操作を行なわなければならず面倒であるなどの課題 があった。
【0006】 本考案は、このような課題を解決しようとするもので、把手を持ちながらガイ ドローラの開放/セットを行なえ、一人の作業員で簡単かつ迅速にレールに対す る脱着を行なえるようにしたレール走行台車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のレール走行台車は、台車裏面に該台車軸 線の両側に対向して配設された少なくとも一対のガイドローラによりレール両側 面を挾み込んで走行するものにおいて、前記一対のガイドローラのうちの一方の ガイドローラを、前記レールの側面に当接した状態と前記レールの側面から離隔 した状態との間を移動可能に取り付けるとともに、前記一方のガイドローラを前 記レールの側面に当接させる方向に付勢する付勢手段と、前記台車本体の前記レ ールに対する脱着操作時に把持される把手と、該把手の内側にそなえられ前記一 方のガイドローラを移動させるためのレバーとをそなえ、前記レバーを前記把手 に近づく方向へ引くと前記付勢手段による付勢力に対抗して前記一方のガイドロ ーラが前記レールの側面から離隔することを特徴としている。
【0008】
【作用】
上述した本考案のレール走行台車では、台車本体のレールに対する脱着操作を 行なう際、作業員は、把手を把持すると同時にレバーを握って、このレバーを把 手に近づく方向へ引くことにより、付勢手段による付勢力に対抗して一方のガイ ドローラがレール側面から離隔し、一対のガイドローラ相互間の間隔が拡がる。
【0009】 このような状態で、台車本体のレールへの取付もしくはレールからの取外しが 行なわれる。台車本体のレールへの取付時には、台車本体をレール上の所定位置 に配置した後にレバーから手を離すことにより、付勢手段の付勢力が作用して、 ガイドローラは、レール側面に当接・押圧されることになる。
【0010】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例としてのレール走行台車について説明する と、図1はその平面図、図2はその側面図、図3はその要部を示す平面図、図4 はその付勢手段を示す要部側面図、図5はその把手およびレバーの把持状態を示 す斜視図である。
【0011】 図1,図2において、1は本実施例のレール走行台車の台車本体で、この台車 本体1は、レール2に沿って走行・移動するものである。この台車本体1には、 位置決めピン3を用いて図示しない可搬式ロボット等が取付・載置されるように なっている。また、台車本体1には、この台車本体1を走行・移動させるべくピ ニオン5を回転駆動する台車モータ4がそなえられている。ピニオン5は、台車 本体1をレール2に装着した際にレール2上に形成されたラック2aに噛み合う もので、このようにピニオン5をラック2aに噛み合わせながら台車モータ4に より回転駆動することにより、台車本体1がレール2に沿って走行・移動するよ うになっている。
【0012】 また、台車本体1の裏面(下面)側には、一対のガイドローラ6,7が台車本体 1の軸線両側に対向して配設され、これらのガイドローラ6,7は、台車本体1 をレール2に装着した際にレール2の両側面を挾み込むものである。そして、ガ イドローラ6の回転軸6aの位置は所定位置に固定され、この所定位置でガイド ローラ6は回転する。一方、ガイドローラ7の回転軸7aは、図1,図3,図4 に示すように、台車本体1に対してピン9により回動可能に設けられたプレート 8に取り付けられており、プレート8がピン9回りに回動することにより、ガイ ドローラ7は、レール2の側面に当接した状態(図3に実線で示す状態)とレール 2の側面から離隔した状態(図3に破線で示す状態)との間を移動可能になってい る。さらに、ピン9の周りには、プレート8を介してガイドローラ7をレール2 の側面に当接させる方向に付勢するバネ(付勢手段)10が設けられている。
【0013】 そして、台車本体1の両側には、この台車本体1のレール2に対する脱着操作 時に作業員によって把持される把手11,11がそれぞれ取り付けられ、ガイド ローラ6,7を有する側の把手11の内側には、ガイドローラ7を移動させるべ くプレート8に固着されたレバー12が配置されていて、図4に破線で示すよう に、レバー12を把手11に近づく方向へ引くと、バネ10による付勢力に対抗 してガイドローラ7がレール2の側面から離隔するようになっている。
【0014】 なお、台車本体1の裏面には、レール2の側面に当接してガイドするガイドロ ーラ6,7のほかに、レール2に上下方向から当接してガイドする図示しないガ イドローラもそなえられており、このガイドローラについては他の手段により脱 着可能に構成されている。本考案は、上述の通り、レール2の側面に当接するガ イドローラ6,7の開放,セットに関するものである。
【0015】 上述の構成により、台車本体1のレール2に対する脱着操作を行なう際には、 作業員は、図5に示すように、把手11を把持すると同時にレバー12を握って 、このレバー12を把手11に近づく方向へ引くことにより、バネ10による付 勢力に対抗してガイドローラ7がレール2の側面から離隔し、ガイドローラ6, 7相互間の間隔が拡がる。
【0016】 このような状態で、台車本体1のレール2への取付もしくはレール2からの取 外しを行なう。台車本体1のレール2への取付時には、台車本体1をレール2上 の所定位置に配置した後にレバー12から手を離すことにより、バネ10の付勢 力が作用して、ガイドローラ7がレール2の側面に当接・押圧され、台車本体1 がレール2に装着される。
【0017】 このように、本実施例のレール走行台車によれば、把手11を持ちながら同時 にレバー12を握るだけで、ガイドローラ6,7の開放/セットを行なえ、一人 の作業員で簡単かつ迅速に台車本体1のレール2に対する脱着を行なえるのであ る。
【0018】 なお、本実施例で用いられるレール2の左右端には、図6に示すように、それ ぞれ凸部2bおよび凹部2cが形成されており、隣接するレール2,2どうしの 凸部2bと凹部2cとが嵌合することで、レール2,2どうしが接続されるよう になっている。このとき、レール2の長さは、レール2の上面に形成されたラッ ク2aのモジュール(ピッチ)pの整数N倍の長さに設定され、台車本体1の通過 後に、台車本体1の通過した部分のレール2を外し、このレール2を、順次、台 車本体1の走行方向にセットしていくことで、2〜3本のレール2で長い距離の 作業が可能になる。
【0019】 また、本実施例では、レール2は、図7に示すように、その取付台13上に固 定されるが、この取付台13の下面にはマグネット14が取り付けられており、 レール2は、ワーク(鋼板)上面にマグネット14の磁力によりセットされるが、 レール2の長手方向に移動,固定可能な構造とすることにより、ワークの事情に 応じて、レール2の取付台13の位置を変更できるようになっている。
【0020】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のレール走行台車によれば、把手を把持すると同 時にレバーを握り、このレバーを把手に近づく方向へ引くことにより、付勢手段 による付勢力に対抗して一方のガイドローラがレール側面から離隔し、一対のガ イドローラ相互間の間隔が拡がるように構成したので、把手を持ちながらガイド ローラの開放/セットを行なえ、一人の作業員で簡単かつ迅速にレールに対する 脱着を行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのレール走行台車を示
す平面図である。
【図2】本実施例のレール走行台車を示す側面図であ
る。
【図3】本実施例の要部を示す平面図である。
【図4】本実施例の付勢手段を示す要部側面図である。
【図5】本実施例の把手およびレバーの把持状態を示す
斜視図である。
【図6】本実施例において用いられるレール構造の例を
示す平面図である。
【図7】本実施例におけるレールの配置構造の例を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 台車本体 2 レール 2a ラック 2b 凸部 2c 凹部 3 位置決めピン 4 台車モータ 5 ピニオン 6,7 ガイドローラ 6a,7a 回転軸 8 プレート 9 ピン 10 バネ(付勢手段) 11 把手 12 レバー 13 取付台 14 マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 湊 達治 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100−1 株 式会社神戸製鋼所藤沢事業所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車裏面に該台車軸線の両側に対向して
    配設された少なくとも一対のガイドローラによりレール
    両側面を挾み込んで走行するレール走行台車において、 前記一対のガイドローラのうちの一方のガイドローラ
    が、前記レールの側面に当接した状態と前記レールの側
    面から離隔した状態との間を移動可能に取り付けられる
    とともに、 前記一方のガイドローラを前記レールの側面に当接させ
    る方向に付勢する付勢手段と、前記台車本体の前記レー
    ルに対する脱着操作時に把持される把手と、該把手の内
    側にそなえられ前記一方のガイドローラを移動させるた
    めのレバーとがそなえられ、 前記レバーを前記把手に近づく方向へ引くと前記付勢手
    段による付勢力に対抗して前記一方のガイドローラが前
    記レールの側面から離隔することを特徴とするレール走
    行台車。
JP2005292U 1992-04-03 1992-04-03 レール走行台車 Pending JPH0578386U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008279495A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Universal Shipbuilding Corp ロンジ突合継手自動溶接ロボット
JP2010247163A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Jfe Engineering Corp 固定管の内外面兼用溶接機
EP2384842A1 (de) * 2010-05-05 2011-11-09 Schweißtechnische Lehr- und Versuchsanstalt Halle GmbH Einrichtung zur Herstellung von entlang räumlicher, in einer Ebene abwickelbarer Verschneidungskurven verlaufenden Schweißnähten für überschwere Rohrfachwerkverbindungen
JP2016016985A (ja) * 2014-07-11 2016-02-01 株式会社ダイフク 物品搬送用の移動体
KR20200054735A (ko) * 2018-11-12 2020-05-20 주식회사 브랜드뉴 선박 대조블록 용접용 대조블록 위치 정렬장치

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