JPH0582362B2 - - Google Patents

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JPH0582362B2
JPH0582362B2 JP60082070A JP8207085A JPH0582362B2 JP H0582362 B2 JPH0582362 B2 JP H0582362B2 JP 60082070 A JP60082070 A JP 60082070A JP 8207085 A JP8207085 A JP 8207085A JP H0582362 B2 JPH0582362 B2 JP H0582362B2
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Japan
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hair
dandruff
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alcohol
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Tetsuo Sakamoto
Takashi Ikeda
Keiichi Uehara
Junichi Koyama
Izumi Horii
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/006Antidandruff preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/96Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
    • A61K8/97Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
    • A61K8/9783Angiosperms [Magnoliophyta]
    • A61K8/9789Magnoliopsida [dicotyledons]

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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は頭髪化粧料に関し、更に詳しくは殺
菌、抗菌作用を有する化合物と、特定の植物抽出
物とを配合してなるふけ防止頭髪化粧料に関す
る。 [従来の技術] 一般に、ふけは皮脂腺の分泌物・汗腺の分泌
物・表皮層の剥離物等からなり、通常は皮脂腺等
の分泌昴進により発生するが、皮膚に細菌や酵母
が感染すると、ふけの発生は病的に助長されると
いわれている。このため、従来から抗菌剤を添加
した頭髪化粧料がふけ防止のために使用されてき
た。たとえば、ふけ防止用薬剤として最も効果が
認められているものとして従来からジンクピリチ
オン(以下ZPTという)が用いられているが、
この物質も抗菌剤の範疇に属するものであること
は周知である。 しかしながら、これら抗菌剤、殺菌剤は安全性
に問題があるものもあり、大量に使用することは
できるだけ避けることが好ましいと考えられてい
る。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、上記したような事情に鑑み、安
全性に優れ、しかもZPTやその他の抗菌剤、殺
菌剤のふけ防止効果を更に向上せしめた頭髪化粧
料を開発することを目的として鋭意研究を重ねた
結果、 (1) ツツジ科に属するコケモモ、シヤクナゲ (2) ウルシ科に属するフシノキ、ハゼ (3) トウダイグサ科に属するタイワンニシキソウ (4) ウラボシ科に属するヤブソテツ (5) マメ科に属するエンジユ、クズ、アセンヤク (6) スイカズラ科に属するスイカズラ (7) シソ科に属するコガネヤナギ (8) キンポウゲ科に属するカラトリカブト (9) ドクダミ科に属するドクダミ (10) ムラサキ科に属するムラサキ (11) ヤマモモ科に属するヤマモモ (12) バラ科に属するセイヨウナシ (13) マンサク科に属するハマメリス の13科16種の植物の抽出物が、ふけ防止に対して
極めて有用であり、安全性についても改善できる
ことを見出した。 この知見に基づいて、更に研究を重ねた結果、
前記植物の抽出物と抗菌剤、殺菌剤とを併用した
場合に、これら化合物のふけ防止作用を著しく高
め、しかも両者の使用濃度を減少させることがで
きることを認め、本発明を完成するに至つた。 [問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、殺菌、抗菌作用を有する
化合物の群より選ばれた1種又は2種以上と、上
記の群から選んだ植物から得られる抽出物を有効
成分として1種又は2種以上とを配合してなる頭
髪化粧料である。 以下、本発明の構成について述べる。 本発明で使用する植物抽出物は、 (1) ツツジ科に属するコケモモ、シヤクナゲ (2) ウルシ科に属するフシノキ、ハゼ (3) トウダイグサ科に属するタイワンニシキソウ (4) ウラボシ科に属するヤブソテツ (5) マメ科に属するエンジユ、クズ (6) スイカズラ科に属するスイカズラ (7) シソ科に属するコガネヤナギ (8) キンポウゲ科に属するカラトリカブト (9) ドクダミ科に属するドクダミ (10) ムラサキ科に属するムラサキ (11) ヤマモモ科に属するヤマモモ (12) バラ科に属するセイヨウナシ (13) マンサク科に属するハマメリス を細片化、又はそのままを原料とし、アセトン等
の脂溶性有機溶媒を用いて脱脂後、水又は低級脂
肪族アルコールを用いて、あるいは含水の低級脂
肪族アルコールを用いて、あるいは直接脂溶性有
機溶媒を用いてその有効成分を、冷却下又は室温
下あるいは加熱下抽出し、得た抽出液をそのま
ま、又は濃縮、あるいは抽出溶媒を除去すること
によつて得ることができる。 これらの抽出物は1種又は2種以上が適宜選択
され配合される。 配合量は頭髪化粧料全量中乾燥固形分としてと
くに限定されないが一般には0.005〜10重量%、
好ましくは0.1〜5重量%程度である。0.005重量
%未満ではふけ防止効果が乏しくなる傾向があ
り、逆に、10重量%を越えて配合しても効果の大
きな増加は望めない。 本発明で用いる殺菌・抗菌作用を有する化合物
とは、天然抽出物・合成品の如何を問わず、又、
形状・特性を問わず一般に、化粧品等に使用可能
な安全性の比較的高い化合物ならばどれでも使用
することができる。例えば、ジンクピリチオン、
トリクロサン、サリチル酸、安息香酸ナトリウ
ム、トリクロロカルバニリド、ヒノキチオール、
感光素、ハロカルバン、グルコン酸クロルヘキシ
ジン、塩化ベンザルコニウム等である。配合量は
特に限定はないが、一般には、頭髪化粧料全量に
対して0.0001〜5重量%、好ましくは0.0005〜5
重量%配合する。配合量が0.0001重量%未満では
ふけ防止効果が乏しくなる傾向があり、逆に、5
重量%を越えて配合しても効果の増加は実質上望
めず、逆に皮膚に対する安全性の問題が生じる可
能性がある。 本発明の化粧料には、上記した必須成分の他に
配合される通常の成分、例えば油分、紫外線吸収
剤、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、香料、水、ア
ルコール、増粘剤、色剤、香料等を必要に応じて
適宜配合することができる。 本発明の頭髪化粧料とは、頭皮ないし頭髪に使
用するものを広く指し、例えば、ヘアトニツク、
ヘアリキツド(液体洗髪料)、頭皮用乳液、ヘア
クリーム、ヘアシヤンプー、ヘアリンス、ヘアス
プレー等が含まれる。 本発明の頭髪化粧料は低刺激で感作性もほとん
どなく、従つて長期連続使用も可能である。 [実施例] 次に実施例および実験例をあげて本発明をさら
に詳細に説明する。本発明はこれにより限定され
るものではない。配合量は重量%である。 実施例 表1の処方に基づき、常法によつてヘアトニツ
クを製造しふけ防止効果を測定した。 (ふけ防止効果測定法) 対象者として22〜50才で、ふけの比較的多い男
性を75名選びテストを行つた。 試験開始前に薬剤の無添加のシヤンプーで洗髪
し、同じく薬剤無添加のヘアトニツクで整髪を行
わせ、洗髪後2日間に累積したふけを、週に2回
1ヶ月採取し、採取したふけ中の蛋白質量を測定
した(コントロール期)。ついでパネルを3名ず
つ25群に分け、薬剤無添加のシヤンプーと各種植
物抽出物及び、殺菌、抗菌剤を添加したヘアトニ
ツクを、1ヶ月間使用させた。コントロール期と
同様に週に2回、洗髪後2日間に累積したふけを
採取し、蛋白質量を測定した(試料期)。 ヘアトニツクは毎日1回使用することとし、コ
ントロール期の平均ふけ蛋白質量と試料期の平均
ふけ蛋白質量とを比較し、ふけの減少率が 50%以上であつた場合 ……A 40%以上、50%未満の場合 ……B 20%以上、40%未満の場合 ……C 20%未満であつた場合 ……D とランク付けをした。 この結果を表1に示した。 この結果、植物の抽出物と殺菌、抗菌作用を有
する化合物とを併用したものは優れたふけ防止効
果が認められた。
【表】
【表】
【表】 以下に本発明の実施例を示す。 実施例 1 エチルアルコール55gにポリオキシエチレン
(8モル)オレイルアルコールエーテル2gおよび
トリクロサン0.5g、および香料を適量加え、室温
下に溶解させてアルコール相を得た。別に精製水
33.5gにグリセリン5g及びフシノキ抽出物(5%
アルコール・水混液)4gを加え加温溶解させた。
冷却後色素を適量加え、この水相部にアルコール
相を加えて可溶化してふけ防止効果のあるヘアト
ニツクを得た。 実施例 2 ステアリン酸2g、ステアリルアルコール7g、
ラノリン2g、スクワラン5g、オクチルドデカノ
ール6g、ポリオキシエチレン(10モル)セチル
エーテル3g、グリセリルモノステアレート2g、
ハロカルバンを0.2g及び香料を適当量加え80℃に
加熱して油相を得た。別にプロピレングリコール
5g、クズ抽出物(2%アルコール・水混液)5g
及び精製水62.8gを80℃に加熱した水相に前記油
相を攪拌しつつ徐々に加え乳化し、冷却して、ふ
け防止効果のあるヘアクリームを得た。 実施例 3 精製水72.5gに、ラウリル硫酸トリエタノール
アミン15g、ジンクピリチオン0.5g、ヤシ油脂肪
酸モノエタノールアマイド5g、ヤマモモ抽出物
(6%アルコール・水混液)4g、ムラサキ抽出物
(4%アルコール・水混液)3g及び色素、香料を
各適当量添加し加熱混合後冷却し、ふけ防止効果
のあるヘアシヤンプーを得た。 実施例 4 ポリエチレングリコール1500 3.5gとトリエタ
ノールアミン1.0gとハマメリス抽出物(5%アル
コール・水混液)4gを精製水70.3gに、加温溶解
し70℃に保つた。ステアリン酸2.5g、セチルアル
コール1.5g、ワセリン5.0g、スクワラン10.0gと、
ポリオキシエチレン(10モル)モノオレイン酸エ
ステル2.0g、トリクロカルバン0.2gを加温溶解し
70℃に保ち水相部に加えた。予備乳化後、ホモミ
キサーで均一に乳化して徐冷してふけ防止効果の
ある頭髪用乳液を調整した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 殺菌、抗菌作用を有する化合物の群より選ば
    れた1種又は2種以上と、下記の群から選んだ植
    物から得られる抽出物を有効成分として1種又は
    2種以上とを配合することを特徴とする頭髪化粧
    料。 (1) ツツジ科コケモモ(越橘) (2) ウルシ科フシノキ(塩膚木) (3) トウダイグサ科タイワンニシキソウ (4) ウラボシ科ヤブソテツ(貫衆) (5) マメ科エンジユ(槐) (6) スイカズラ科スイカズラ(忍冬) (7) シソ科コガネヤナギ (8) マメ科クズ (9) キンポウゲ科カラトリカブト (10) ドクダミ科ドクダミ (11) ムラサキ科ムラサキ (12) ヤマモモ科ヤマモモ (13) バラ科セイヨウナシ (14) ツツジ科シヤクナゲ (15) ウルシ科ハゼ (16) マンサク科ハマメリス
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