JPS6388113A

JPS6388113A - 頭髪化粧料

Info

Publication number: JPS6388113A
Application number: JP23397486A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Sakamoto; 哲夫坂本; Hiroshi Kameoka; 亀岡　弘; Mitsuo Miyazawa; 宮沢　三雄; Yasushi Furukawa; 靖古川
Original assignee: Shiseido Co Ltd
Current assignee: Shiseido Co Ltd
Priority date: 1986-10-01
Filing date: 1986-10-01
Publication date: 1988-04-19
Anticipated expiration: 2009-09-28
Also published as: JPH0676300B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は頭髪化粧料に関し、更に詳しくは、ムシジンを
配合してなるふけ防止頭髪用化粧料に関する。

［従来の技術］一般に、ふけは皮脂腺の分ン必物・汗腺の分泌物表皮層
の剥離物等からなり、通常は支線等の分泌昂進により発
生するが、皮膚に細菌や酵母が感染すると不けの発生は
病的に助長されるといわれている。このため、従来から
抗菌剤を添加した頭髪化粧料がふけ防止のために使用さ
れてきた。

例えば、ふけ防止用薬剤として最も効果が認められてい
るものとして従来からジンクピリチオンが用いられてい
るが、この物質も抗菌剤の範ちゅうに属するものである
ことは周知である。

しかしながら、これら、抗菌剤は安全性に問題があるも
のもあり、大量に使用することはできるだけ避けること
が好ましいと考えられている。

［発明が解決しようとする問題点］本発明者らは、このような実情に鑑み、皮膚の安全性の
面からも満足でき、効果に関しても前述のジンクピリチ
オンに勝るとも劣らないふけ防止物質を得るべく鋭意研
究を重ねた結果、特に、ムシジンを頭髪化粧料に配合す
ると、ふけ防止に対して極めて有用であり、安全性につ
いても改善できることを見出し本発明を完成するに至っ
た。

［問題点を解決するための手段］すなわち、本発明は、ムシジンを有効成分として配合し
てなる頭髪化粧料である。

本発明で用いるムシジンの構造は次頁に示す通りである
。

ＯＨＯＨＯ化学名：　２−Ａｃｅｔｙｌ−１，８−この
ムシジンは合成又は天然物から抽出して得ることができ
る。天然物から抽出して得る方法は特に限定されないが
以下のような方法が好ましい乾燥したタデ科＋：Ｉ’ｉ
物ギシギシ（Ｒｕｍｅｘｊａｐｏｎｉｃｕｓ　　Ｈｏｕ
ｔｔ）の相部をジクロロメタンで加温抽出し、抽出液か
らジクロロメタンを留去して得た粗結晶物質を石油エー
テルから再結晶して黄色針状結晶が得られる。この結晶
はムシジンを９０％以上含み、再結晶を繰返すことによ
って更に純度は向上する。

本品を、頭髪化粧料に用いても良いが、以下の方法で得
られる抽出物溶液の形で使用することもできる。

乾燥したギシギシの根部をヘキサンで加温抽出し、抽出
液からヘキサンを完全に留去してから、得られたヘキサ
ン可溶部を、目的に合わせて各種の溶媒、例えば、メタ
ノール、エタノール、ブタノール等の低級アルコール、
エーテル、酢酸エチル、アセトン、クロロホルム、ベン
ゼン等のイｊ′Ｖｌ溶媒、又はトリエチルシトレート等
の香料調整剤やトリ（カプリル・カプリン酸）グリセリ
ン、スクワラン、トリオクタン酸グリセリル等の化粧品
原料に再溶解した溶液を、頭髪化粧料に用いる。

もちろんヘキサン溶液のままでも使用ができる。

かくして得られるムシジンは、頭髪化粧料に対して０．
００１〜１．０重量％、好ましくは、０．００５〜０．
１重量％配合される。下限未満ではふけ防止効果が乏し
くなる傾向があり、一方１．０重量％以上を越えて配合
しても効果の大きな増加は望めない。

本発明の頭髪化粧料には前期した必須成分の他に、通常
に配合される成分、例えば油分、紫外線吸収剤、界面活
性剤、防贋剤、保湿剤、香料、水アルコール、増粘剤、
色剤等を必要に応じて適宜配合することができる。

また本発明の頭髪化粧料は、頭皮ないし頭髪に使用する
ものを広く指し、例えば、ヘアトニックへアリツキド（
液体整髪料）、頭皮用乳液、ヘアクリーム、ヘアシャン
プー、ヘアリンス、ヘアスプレー等が含まれる。

［効果］本発明の頭髪化粧料は、頭皮組織内の代謝反応が適度に
調整され、ふけの発生を有意に防止できるものと考えら
れるが、その効果はジンクピリチオンとほぼ同等あるい
はそれ以上に優れていることが認められた。

［実施例コつぎに実施例及び実験例をあげて本発明をさらに詳細に
説明する。本発明はこれにより限定されるものではない
。配合量は重量％である。

実験例表１の処方に基づき、常法によってヘアトニックを製造
しふけ防止効果を測定した。

（ふけ防止効果測定法）対象者として２２〜５１才で、不けの比較的多い男性を
１５名選びテストを行った。

試験開始前に薬剤の無添加のシャンプーで洗髪し、同じ
く薬剤無添加のヘアトニックで整髪を行わせ、洗髪後２
日間に累積したふけを、週に２回１ケ月間採取し、採取
したふけ中の蛋白質量を測定した（コントロール期）。

ついでパネル′ｌ！：３名ずつ５群に分け、ムシジン配
合ヘアトニックと、薬剤無配合シャンプーを１ケ月間使
用させた。コントロール期と同様にして週に２回、洗髪
後２日間に累積したふけを採取し、蛋白質量を測定した
（試料期）。

ヘアトニックは毎日１回だけ使用することとし、コント
ロール期の平均ふけ蛋白質量と試料期の平均ふけ蛋白質
量とを比較し、不けの゛減少率が５０％以上であった場
合・・・・・・Ａ４０％以上、５０％未満の場合・・・
８２０％以上、４０％未満の場合・・・０２０％未満で
あった場合・・・・・・Ｄとランク付けをした。

この結果を表１に示した。

表１から明らかなように本発明の頭髪化粧料はふけ防止
効果に優れていることがわかった。

以下に本発明の実施例を示す。

実施例１エチルアルコール　５５ｇにポリオキシエチレン（８モ
ル）オレイルアルコールエーテル２ｇ、ムシジン０．０
５ｇ及び香料を適量加え、室）晶下に溶解させてアルコ
ール相を得た。別に精製水３７．９５ｇに、グリセリン
５ｇを加え加熱溶解させた。冷却後色素を、適量加え、
この水相部にアルコール相を加えて可溶化してふけ防止
効果のあるヘアトニックを得た。

実施例２エチルアルコール５２．５ｇにポリオキシプロピレンブ
チルエーテル２０ｇ、スクワラン２ｇ１ムシジン０．１
ｇ及び香ｒ↓適量を室温下に溶解させたアルコール相に
、精製水２５．４ｇを加え加温溶解させ、冷却後色素を
適量加えた部分を混合させ、ふけ防止効果のあるヘアリ
ツキドを得た。

実施例３ステアリン酸２ｇ１ステアリルアルコール７ｇラノリン
２ｇ、アクワラン５　ｇｓ　オクチルドデカノール６ｇ
、ポリオキシエチレン（１０モル）セチルエーテル３ｇ
、クリセリルモノステアレート２ｇ、ムシジン０．１ｇ
及び香わ１を適当量ｊＤえ、８０℃に加熱して油相を得
た。別にプロピレングリコール５ｇ、及び精製水６７．
９ｇを８０　’Ｃに力［（熱した水相に、前記油相を攪
拌しつつ徐々に力口え乳化後冷却して、ふけ防止効果の
あるヘアクリ−′　ムを得た。

実施例４ステアリン酸２ｇ１セチルアルコール１．５ｇワセリン
３ｇ、流動パラフィン１２ｇ、ポリオキシエチレン（１
０モル）モノオレイン酸エステル２ｇ、ムシジン０．０
０５ｇ及び香料適量を混合し８０℃に加熱して油相を得
た。別にプロピレングリコール５ｇ、トリエタノールア
ミン１ｇ及び精製水７３．４９５ｇを８０℃に加熱し、
この水相部に上記油相部を攪拌しながら徐々に加え、乳
化後、冷却してふけ防止効果のある頭皮用乳液な得た。

実施例５精製水７９．９５ｇに、ラウリル硫酸トリエタノールア
ミン１５ｇ、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド５ｇ
、ムシジン０．０５ｇ、及び色素、香料を適当量添加し
加熱混合後、冷却しふけ防止効果のあるヘアシャンプー
を得た。

実施例６ポリエチレングリコール１５００　３．５ｇとトリエタ
ノールアミン１ｇを精製水７４．４９ｇに加熱溶解し７
０℃に保った。ステアリン酸２．５ｇ、セチルアルコー
ル１．５ｇ、ワセリン５ｇ、スクワラン１０ｇと、ポリ
オキシエチレン（１０モル）モノオレイン酸エステル２
ｇ、ムシジン０．０１ｇを加熱溶解して７０℃に保ち水
相部に加えた。予備乳化後、ホノミキサーで均一に乳化
し徐冷してふけ防止効果の・ある頭髪用乳液を得た。

第１表

Claims

【特許請求の範囲】

ムシジンを含有することを特徴とする頭髪化粧料。