JPH02145507A - ふけ防止用化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はリポ酸及びリポ酸の誘導体からなる群から選ば
れる１種または２種以上を含有することを特徴とするふ
け防止用化粧料に関する。

［従来の技術］ 一般に、ふけは皮脂腺の分泌物・汗腺の分泌物・表皮層
の剥離物等からなり、通常は皮脂腺等の分泌昂進により
発生するが、皮膚に細菌や酵母が感染するとふけの発生
は病的に助長されるといわれている。このため、従来か
ら抗菌剤を添加した頭髪化粧料がふけ防止のために使用
されてきた。たとえば、ふけ防止用薬剤として最も効果
が認められているものとして従来からジンクピリチオン
が用いられているが、この物質も抗菌剤の範鵠に属する
ものであることは周知である。

しかしながら、これら抗菌剤は安全性に問題があるもの
もあり、大量に使用することはできるだけ避けることが
好ましいと考えられている。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明者らは、このような事情に鑑み、皮膚の安全性の
面からも満足でき、効果に関してもジンクピリチオンに
勝るとも劣らないふけ防止物質を得るべく鋭意研究を重
ねた結果、リポ酸及びリポ酸の誘導体が、ふけ防止に対
して極めて有用であり、安全性についても改善できるこ
とを見出し本発明を完成するに至った。

［課題を解決するための手段］ すなわち、本発明はリポ酸及びリポ酸の誘導体からなる
群から選ばれる１種または２種以上を含有することを特
徴とするふけ防止用化粧料を提供するものである。

本発明のふけ防止用化粧料を使用すると、頭皮組織内の
代謝反応が適度に調整され、ふけの発生を有意に防止で
きるもの考えられるが、その効果はジンクピリチオンと
ほぼ同等あるいはそれ以上に優れていることが認められ
た。

以下、本発明の構成について詳述する。

本発明に用いられるリポ酸およびリポ酸の誘導体は次の
構造式を有する化合物である。

Ｅ以下余白］ （Ｒは水素、アルキル基、カリウム、ナトリウムを表す
） 例えば一般式（１）で表される化合物としてはリポ酸、
リポ酸のカリウム塩、ナトリウム塩、メチルエステル、
エチルエステル、ドデシルエステル、オレイルエステル
、ステアリルエステル、バルミチルエステル、パルミト
オレイルエステル、ベンジルエステル、シンナミルエス
テル等のエステルがあげられる。一般式（２）で表され
る化合物としてはジヒドロリポ酸、ジヒドロリポ酸のカ
リウム塩、ナトリウム塩、メチルエステル、エチルエス
テル、ドデシルエステル、オレイルエステル、ステアリ
ルエステル、パルミチルエステル、パルミトオレイルエ
ステル、ベンジルエステル、シンナキサイド等があげら
れる。

これらリポ酸およびリボ酸誘導体よりなる群から選ばれ
る１種または２種以上を公知の毛髪化粧料基剤に配合す
ることにより、本発明のふけ防止用化粧料を得る。

本発明のふけ防止用化粧料とは、頭皮ないし頭髪に使用
するものを広く指し、例えば、ヘアトニック、ヘアリキ
ッド（液体整髪料）、頭皮用乳液、ヘアクリーム、ヘア
シャンプー、ヘアリンス、ヘアスプレー等が含まれる。

配合量はふけ防止用化粧料全量中の０．００１〜１０重
量％である。０．００１重量％未満では、ふけ防止効果
が乏しくなる傾向があり、１０重量％を超えると効果の
増加は実質上望めない。

本発明のふけ防止用化粧料には前記した必須成分の他に
化粧品、医薬品等に配合される通常の成分例えば水性成
分、粉末成分、酸化防止剤、アルコール、油分、紫外線
吸収剤、界面活性剤、防腐剤、ヒアルロン酸等の保湿剤
、香料、水、アルコール、増粘剤、色剤、香料、薬剤等
を必要に応じて適宜配合することができる。

［実施例］ 次に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。本
発明はこれにより限定されるものではない。配合量は重
量％である。

表１の処方に基き、精製水にリポ酸及び／又はリボ酸誘
導体を添加し、さらにエタノール、ポリオキシエチレン
（８）オレイルエーテルおよび色素、香料を適量順次添
加してヘアトニックを製造し、それらのふけ防止効果を
測定した。

対象者として１６〜５０才で、ふけの比較的多い男性を
２４名選びテストを行った。

試験開始前に薬剤無添加のシャンプーで洗髪し、同じく
薬剤無添加のヘアトニックで整髪を行わせ、洗髪後２日
間に累積したふけを、週に２回１ケ月間採取し、採取し
たふけ中の蛋白質量を測定した（コントロール期）。つ
いでパネルを３名ずつ８群に分け、薬剤配合ヘアトニッ
クと、薬剤無配合とヤンプーを１ケ月間使用きせた。コ
ントロール期と同様に週に２回、洗髪後２日間に累積し
たふけを採取し、蛋白質量を測定した（試料期）ヘアト
ニックは毎日１回使用することとし、コントロール期の
平均ふけ蛋白質量と試料期の平均ふけ蛋白質量とを比較
し、ふけの減少率が５０％以上であった場合をＡ、ふけ
の減少率が４０〜５０％の場合をＢ１ふけの減少率が２
０％〜４０％の場合を０１それ以下をＤとランクづけし
た。その結果を表１に示した。

この結果、リポ酸およびリボ酸誘導体はふけを有意に防
止することが認められた。

実施例６ エチルアルコール５５ｇにポリオキシエチレン（８モル
）オレイルアルコールエーテル２ｇおよび香料を適量加
え、室温下に溶解させてアルコール相を得た。別に精製
水２８ｇにグリセリン５ｇ及びリポ酸５ｇを加え加温溶
解させた。冷却後色素適量を加え、この水相部にアルコ
ール相を加えて可溶化してふけ防止効果のあるヘアトニ
ックを得た。

実施例７ ステアリン酸２ｇ、ステアリルアルコール７　ｇ　％ラ
ノリン２ｇ、スクワラン５ｇｓオクチルトチ゛カノール
６　ｇ　Ｎポリオキシエチレン（１０モル）セチルエー
テル３ｇｓグリセリルモノステアレート２ｇ。

及び香料を適当量加え８０℃に過熱して油相を得た。別
にプロピレングリコール５ｇ、リボ酸カリウム塩０．１
ｇ１及び精製水３８ｇを８０℃に加熱した水相に前記油
相を撹拌しつつ徐々に加え乳化し冷却して、ふけ防止効
果のあるヘアクリームを得た。

実施例８ ポリエチレングリコール１５００　３．５ｇとトリエタ
／−ルアミンＩｇ、ジヒドロリボ酸０．０１ｇを精製水
７４．４ｇに、加熱溶解し７０℃に保った。ステアリン
酸２．５ｇ１セチルアルコール１．５ｇ、ワセリン５．
０ｇ、スクワラン１０．０　ｇと、ポリオキシエチレン
（１０モル）モノオレイン酸エステル２．０ｇを加熱溶
解し７０℃に保ち水相部に加えた。呼び乳化後、ホモミ
キサーで均一に乳化し徐冷してふけ防止効果のある頭髪
用乳液を調製した。

実施例９ ステアリン酸２ｇ、セチルアルコール１．５ｇ、ワセリ
ン３ｇ、流動パラフィン１２ｇ１ポリオキシエチレン（
１０モル）モノオレイン酸エステル２ｇ。

ジヒドロリポ酸オレイルエステルを０，００５ｇ及び香
料適量を混合し８０℃に加熱して油相を得た。

別にプロピレングリコール５ｇ１　トリエタノールアミ
ン１ｇ、及び精製水７２．１ｇを８０℃に加熱し、この
水相部に上記油相部を撹拌しながら徐々に加え、乳化後
冷却してふけ防止効果のある頭皮用乳液を得た。

実施例１０ 精製水７９．９ｇに、ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン１５ｇ１ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド５ｇ１
リボ酸カリウム塩０．０１ｇ、ジヒドロリボ酸カリウム
塩０．０１ｇ、及び色素、香料を適当量添加し加熱混合
後、冷却しふけ防止効果のあるヘアシャンプーを得た。

実施例１１ エチルアルコール５２．５　ｇにポリオキシプロピレン
ブチルエーテル２０ｇ１リポ酸エチルエステル０．２ｇ
１スクワラン及び香料を適量を室温下に溶解したアルコ
ール相に、精製水２７．３ｇに色素を適量加えた水相を
混合させ、ふけ防止効果のあるヘアリキッドを得た。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）下記一般式（１）及び（２）で表されるリポ酸及
   びリポ酸の誘導体からなる群から選ばれる１種または２
   種以上を含有することを特徴とするふけ防止用化粧料。 ▲数式、化学式、表等があります▼（１） ▲数式、化学式、表等があります▼（２） （Ｒは水素、アルキル基、カリウム、ナトリウムを表す
   ）