JPH0582235U - 収穫機における収穫物の排出装置 - Google Patents

収穫機における収穫物の排出装置

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JPH0582235U
JPH0582235U JP2163492U JP2163492U JPH0582235U JP H0582235 U JPH0582235 U JP H0582235U JP 2163492 U JP2163492 U JP 2163492U JP 2163492 U JP2163492 U JP 2163492U JP H0582235 U JPH0582235 U JP H0582235U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排出オーガー7の移動操作を収穫機の運転席
側のみならず、排出オーガー7の排出先端部側において
も操作できるようにして、排出作業位置側で排出オーガ
ー7の移動操作を行うことができながら、しかも、排出
オーガー7の排出側先端部にて移動操作時には、運転席
側での排出オーガー7の移動操作ができないようにして
安全性を確保できるようにする。 【構成】 収穫物貯溜タンク5から収穫物を機外に排出
する排出オーガー7と、該オーガー7を排出作業位置と
収納位置とに移動する移動装置8と、収穫機の運転席に
設ける移動装置8の機内操作部10とを備える。排出オ
ーガー7の排出側先端部に、移動装置8の機外操作部2
0を設けると共に、この機外操作部20による移動装置
8の操作時機内操作部10による移動装置8の動作を禁
止する排出オーガー制御装置51を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、収穫機における収穫物の排出装置、詳しくは、コンバインなど収穫 物貯溜タンクから収穫物を機外のトラックなどに排出する収穫物の排出装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバインにおける収穫物の排出装置は、例えば特開昭63−3135 22号公報に記載されているように、収穫物貯溜タンクから収穫物を機外に排出 する排出オーガーと、該オーガーをトラックなどへの積み込み作業を行う排出作 業位置と機体所定位置の収納位置とにわたって移動させる移動装置と、コンバイ ンの運転席に設ける前記移動装置の操作部とから構成し、該操作部を操作して前 記排出オーガーを収納位置から排出作業位置へと移動させたり、また、前記排出 オーガーを排出作業位置から収納位置へと収納させる一方、前記排出オーガーを トラックなどの荷台上方の排出作業位置に移動させて収穫物を荷台に積み込む場 合、前記排出オーガーから排出される収穫物は荷台上において円錐状に排出され ることになるので、円錐状に高く排出され、前記排出オーガーの排出口が収穫物 で閉鎖され排出できなくなったとき、前記操作部の操作により前記排出オーガー の排出位置を別の排出位置に順次移動させて、つまり、複数の排出位置を選択し ながら収穫物を排出し、トラックの荷台に満杯状に積み込むようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
所が、前記した従来の排出装置では、排出オーガーを移動する前記移動装置の 操作部をコンバインの運転席に設けているだけであるから、運転席からはトラッ クの荷台への収穫物の排出状態の確認や排出オーガーの排出位置などの選択が行 い難く、このため、運転席に搭乗した操縦者一人では、前記操作部を操作して前 記排出オーガーをトラックの荷台における複数の排出位置に順次移動させて収穫 物をトラックの荷台に満杯状に排出させることが非常に行い難い問題があった。 上記問題を解決するために、トラックの荷台に乗った別の作業者が排出オーガ ーの位置や排出状態を確認して前記操縦者に合図を送り、この合図をもとに前記 操縦者が操作部を操作して、収穫物が円錐状に高く排出されて排出できなくなっ た場合に前記排出オーガーを別の排出位置へと移動させるようにしているのであ るが、この場合においても、合図と操作部の操作とがずれ排出オーガーを停止さ せる位置が早過ぎたり、遅すぎたりして前記作業者の指示する排出位置に排出オ ーガーを正確に移動させ難い問題があった。その上、前記操縦者が前記操作部の 操作を誤るとトラックの荷台に乗った作業者に排出オーガーを押付けたりするこ とがあって安全性の面でも問題があった。
【0004】 本考案は以上のような問題に鑑みて考案したもので、その目的は、排出オーガ ーの移動装置の操作を収穫機の運転席側のみならず、排出オーガーの排出側先端 部においても操作できるようにして、トラックなどの排出作業位置で排出オーガ ーの移動操作を正確に行うことができ、しかも、排出オーガーの排出側先端部に て前記移動装置を操作する時には、運転席側での移動装置の操作ができないよう にして安全性を確保できる収穫機における収穫物の排出装置を提供することにあ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、収穫物貯溜タンク5から収穫物を機外 に排出する排出オーガー7と、該オーガー7を排出作業位置と収納位置とに移動 する移動装置8と、収穫機の運転席に設ける前記移動装置8の機内操作部10と を備えた収穫物の排出装置であって、前記排出オーガー7の排出側先端部に、前 記移動装置8の機外操作部20を設けると共に、この機外操作部20による前記 移動装置8の操作時前記機内操作部10による移動装置8の動作を禁止する禁止 手段50を設けたものである。
【0006】
【作用】
上記構成により、排出オーガー7を収納位置からトラックの荷台などの排出作 業位置に移動させて該荷台に収穫物を積み込む場合には、運転席に設ける機内操 作部10の操作で、排出オーガー7を収納位置からトラックの荷台上方の排出位 置に移動させ、該排出位置にて荷台に収穫物を排出するのであり、そして、収穫 物が前記荷台上に円錐状に高く排出されて排出できなくなり、排出オーガー7に よる排出位置を前記荷台における別の排出位置に移動させるときには、作業者が 前記荷台上にて排出オーガー7の排出側先端部に設けた機外操作部20を操作す ることにより、前記排出オーガー7の前記荷台に対する排出位置を正確に選択し てその選択位置に排出オーガー7を正確に移動させられるのであり、これにより 、収穫物をトラックの荷台に満杯状に積み込むことができるのであり、しかも、 前記機外操作部20による前記移動装置8の操作時においては、前記機内操作部 10を操作しても、該機内操作部10による移動装置8の動作を禁止手段50に より禁止するので、前記荷台上などの排出作業位置で作業する作業者の安全を確 保できるのである。
【0007】
【実施例】
図5,図6は、本考案の排出装置をコンバインに適用したものを示しており、 該図中、1は下部両側に走行装置2を設けた機体であって、この機体1の前方部 に刈刃31や穀稈引起しチエン32などを備えた刈取部3を配設すると共に、前 記機体1の上部側に扱胴41やフィードチエン42などを備えた脱穀部4を搭載 して、該脱穀部4で前記刈取部3で刈取られた穀稈を脱穀処理するようになす一 方、前記脱穀部4の側部には穀粒の貯溜タンク5を並列状に搭載して、この貯溜 タンク5内に前記脱穀部4で脱穀処理された穀粒を選別装置から揚穀筒43を介 して取出すようにしている。尚、各図中、6は前記機体1上で前記貯溜タンク5 の背後に搭載したエンジン部で、該エンジン部6から出力される回転動力で前記 刈取部3や脱穀部4などを駆動させるようにしている。
【0008】 また、前記貯溜タンク5には穀粒の排出装置を設けるのであって、この排出装 置は、前記貯溜タンク5内に収容された穀粒を機外に排出する排出オーガー7と 、該オーガー7をトラックなどへの積み込み作業を行う排出作業位置と機体所定 位置の収納位置とにわたって移動させる移動装置8とを備えている。
【0009】 更に、前記排出オーガー7は、図7で明らかにしたように、前記貯溜タンク5 内に機体前後方向に向けて配設された穀粒搬送オーガー71と、前記貯溜タンク 5の後部側に立設され、前記搬送オーガー71から搬送される穀粒を縦送りする 縦オーガー72と、この縦オーガー72の上部側に連結され、該縦オーガー72 から搬送される穀粒を機外に排出する横オーガー73とから成り、この横オーガ ー73を前記縦オーガー72に対し回動及び上下動自由に支持させている。そし て、前記縦オーガー72と横オーガー73との間に前記移動装置8を介装させ、 この移動装置8を介して前記縦オーガー72に対し前記横オーガー73を回動及 び上下動させることにより、図6の実線で示したように、該横オーガー73を前 記脱穀部4の上部側に設けた収納レスト44への収納位置と、同図の仮想線で示 した排出作業位置とにわたって移動させるようにしている。
【0010】 具体的には、図8でも示したように、前記縦オーガー72の上部側に回動フラ ンジ74を回動自由に設けて、この回動フランジ74の上部側に中間フランジ7 5を固定すると共に、該中間フランジ75と前記横オーガー73に設けた基端フ ランジ76との間を継ぎフランジ77を介して連結することにより、前記横オー ガー73を前記縦オーガー72に対し前記回動フランジ74を中心に水平方向に 回動可能となし、また、前記横オーガー73を前記縦オーガー72に対し前記継 ぎフランジ77を中心に上下方向に揺動可能となすのである。
【0011】 更に、前記移動装置8は、前記横オーガー73を縦オーガー72に対し水平方 向に回動させ、かつ、前記横オーガー73を縦オーガー72に対し上下方向に揺 動させるようになすのであり、前記横オーガー73を水平方向に回動させるもの としては、前記回動フランジ74の上部側下面に設けた従動ギヤ81と、該ギヤ 81に噛合する駆動ギヤ82と、この駆動ギヤ82を回転駆動させる旋回モータ Mとを備え、該モータMの駆動に伴い前記駆動ギヤ82と前記従動ギヤ81とを 介して前記回動オーガー74を回転させ、この回動フランジ74の回転で前記横 オーガー73を水平方向に回動させるようになす。また、前記横オーガー73を 前記縦オーガー72に対し上下方向に昇降させるものとしては、前記中間フラン ジ75における前記継ぎフランジ77の回動中心部に設けた軸杆84と、前記基 端フランジ76に設けた軸杆85とに支持される揺動アーム86と、該揺動アー ム86の先端側に設けた支持片87と、この支持片87と前記中間フランジ75 との間をそれぞれ軸杆88を介して連結する油圧装置から成る昇降シリンダSと を備え、該昇降シリンダSの動作で前記揺動アーム86を上下動させることによ り、前記横オーガー73を前記継ぎフランジ77を中心に上下動させるようにし ている。尚、前記縦オーガー72及び横オーガー73は、それぞれオーガー筒7 2a,73aと、該各オーガー筒72a,73a内に挿嵌されたスクリューコン ベア72b,73bとで構成されており、また、前記中間フランジ75内には、 横受継ぎスクリューコンベア75aが内装され、該横受継ぎスクリューコンベア 75aを介して前記スクリューコンベア72a,73aが連動連結されている。 また、前記機体1に設ける運転席9には、前記移動装置8の機内操作部10を 設ており、この機内操作部10は、主として図3に示したように操作ボックス1 1内に前後及び左右方向に移動可能に操作レバーAを支持すると共に、該操作レ バーAの中立状態で動作する中立スイッチNSWと、操作レバーAの前方への移 動で動作する上昇スイッチupSW、操作レバーAの後方への移動で動作する下 降スイッチdownSW、操作レバーAの左方への移動で動作する左旋回スイッ チleftSW及び操作レバーAの右方への移動で動作する右旋回スイッチri ghtSWを設けて、この操作レバーAの操作により前記各スイッチのいずれか 一つを選択してオン動作することにより、前記移動装置8の前記昇降シリンダS と旋回モータMとを手動操作して前記横オーガー73を収納位置から排出作業位 置へと移動させたり、また、前記横オーガー73を排出作業位置から収納位置へ と収納させたりするように構成している。
【0012】 しかして以上の排出装置において、前記排出オーガー7における横オーガー7 3の排出側先端部に、前記移動装置8の機外操作部20を設けると共に、この機 外操作部20による前記移動装置8の操作時前記機内操作部10による移動装置 8の動作を禁止する禁止手段50を設けたのである。
【0013】 前記機外操作部20としては、前記機内操作部10に設ける操作レバーAと同 様の操作レバーBを用いるのである。つまり、図3に示したものは、機内操作部 10を示しているが、その構成は同じであるから図3を基に説明すると、前記横 オーガー73の排出先端部に取付ける操作ボックス21内に上下及び左右方向に 移動可能に操作レバーBを支持すると共に、該操作レバーBの中立状態で動作す る中立スイッチNSWと、操作レバーBの上方への移動で動作する上昇スイッチ upSW、操作レバーBの下方への移動で動作する下降スイッチdownSW、 操作レバーBの左方への移動で動作する左旋回スイッチleftSW及び操作レ バーBの右方への移動で動作する右旋回スイッチrightSWを設けるのであ って、前記操作レバーBの操作により前記各スイッチのいずれか一つを選択して オン動作することにより、前記移動装置8の前記昇降シリンダSと旋回モータM とを手動操作して前記横オーガー73を昇降及び旋回移動させるべく構成してい る。
【0014】 図に示す実施例では、トラックの荷台等に穀粒を排出する場合、トラックTの 荷台上での排出作業を行うに際する横オーガー73の昇降範囲及び旋回範囲を、 荷台の大きさ及び高さに応じて予め設定するのである。即ち、前記レバーBの操 作による昇降範囲及び旋回範囲は、前記排出オヘガー73が必要以上に昇降及び 旋回しないように、操作レバーAによる昇降範囲及び旋回範囲よりも小さく設定 している。
【0015】 つまり、図9に示すごとく機内操作部10の操作レバーAによる昇降範囲を下 降リミット位置MinPxtから上昇リミット位置MaxPxtとした場合、機 外操作部20の操作レバーBによる昇降範囲の下降最小位置BMinPxt及び 上昇最大位置BMaxPxtを、 MinPxt〈BMinPxt BMaxPxt〈MaxPxt に設定し、また、図10に示すごとく前記操作レバーAによる旋回範囲を収納位 置MinPytから左旋回リミット位置MaxPxtとした場合、前記操作レバ ーBによる旋回範囲の左旋回最小位置BMinPyt及び左旋回最大位置BMa xPytを、 MinPyt〈BMinPyt BMaxPyt〈MaxPyt に設定している。
【0016】 この場合、例えば図11に示したように、操作レバーAで横オーガー73をト ラックTの荷台の長さ方向中間位置上方に移動させた排出位置を、操作レバーB で横オーガー73を操作する場合のベース位置イとして設定して、このベース位 置イを基準として、図11に示した横オーガー73の前記荷台の前後方向両端に おける排出位置ロ〜ハまでの旋回範囲が前記操作レバーBによる横オーガー73 の左旋回最小位置BMinPytから左旋回最大位置BMaxPytまでの旋回 範囲となるように設定し、また、図11に示した横オーガー73の排出位置イか ら前記荷台において操作レバーBの操作を可能とする横オーガー73の上昇退避 位置ニまでの昇降範囲を前記操作レバーBによる下降最小位置BMinPxtか ら上昇最大位置BMaxPxtまでの昇降範囲となるように設定するのである。
【0017】 また、前記排出オーガー7には、前記横オーガー73の現在昇降位置を検出す るポテンショメータなどの昇降位置検出センサーPxを設けると共に、前記横オ ーガー73の現在旋回位置を検出するポテンショメータなどの旋回位置検出セン サーPyを設けて、これら昇降位置検出センサーPxと旋回位置検出センサーP yからの検出値の入力信号をもとに後記する排出オーガー制御装置51により昇 降シリンダS及び旋回モータMの制御をするようにしている。
【0018】 さらに、前記横オーガー73の前記旋回モータMによる旋回動作及び昇降シリ ンダSによる昇降動作はいずれもパルスで間歇的に動作させるように構成して、 横オーガー73を所望の位置に容易に移動できるようにすると共に、排出作業位 置側の作業者の安全性も高めるようにしている。
【0019】 そして、前記禁止手段50を備えた排出オーガー制御装置51の入力側には、 図4に示したように前記機内操作部10における操作レバーAの中立スイッチN SW、上昇スイッチupSW、下降スイッチdownSW、左旋回スイッチri ghtSW及びleftSWと、前記機外操作部20における操作レバーBの中 立スイッチNSW、上昇スイッチupSW、下降スイッチdownSW、左旋回 スイッチrightSW及びleftSWをそれぞれ接続すると共に、前記昇降 位置検出センサーPxと、前記旋回位置検出センサーPyとを接続するのである 。また、前記オーガー制御装置51の出力側には、前記横オーガー73の昇降シ リンダSと、横オーガー73の旋回モータM及び警報ランプ又はブザーなどの警 報器Kを接続している。
【0020】 次に、以上の排出オーガー7の制御態様を図1及び図2のフローチャートに基 づいて説明する。
【0021】 図1のフローチャートに示したように、スタートに伴なって、先ず、ステップ 1において機内操作部10の操作レバーAと機外操作部20の操作レバーBの各 中立スイッチANSW,BNSWが共にONか否かが判断され、イエスの場合は ステップ1にリターンされ、ノーの場合には、ステップ2において操作レバーA ,Bの各中立スイッチANSW,BNSWが共にOFFか否かが判断される。こ のステップ2において、イエスの場合は、移動装置8が制御されることなく警報 器KがON動作して一定時間警報を行いながらステップ1にリターンさせ、ノー の場合には、ステップ3において操作レバーAの中立スイッチANSWがONか 否かが判断される。そして、ステップ3においてノーの場合は、後述する図2の サブルーチンによる制御が行われ、また、イエスの場合は、ステップ4において 、操作レバーAのupSWがONか否かが判断され、イエスの場合は、ステップ 5で現在の昇降位置Pxtが上昇リミット位置よりも小さいか否かが判断され、 ノーの場合、つまり、上昇リミット位置MaxPxtに位置するときにはステッ プ1へとリターンさせ、また、イエスの場合には、ステップ6で昇降シリンダS を上昇側に間歇的に伸長させて横オーガー73を上昇させる。
【0022】 また、前記ステップ4においてノーの場合は、ステップ7で操作レバーAのd ownSWがONか否かが判断され、イエスの場合は、ステップ8で下降リミッ ト位置MinPxtよりも現在の昇降位置Pxtが大きいか否かが判断され、ス テッフ8においてノーの場合、つまり、下降リミット位置MinPxtに位置す るときにはステップ1にリターンさせ、また、ステップ8でイエスの場合には、 ステップ9で昇降シリンダSを下降側に間歇的に短縮させて横オーガー73を下 降させる。
【0023】 前記ステップ7でノーの場合は、ステップ10で操作レバーAのrightS WがONか否かが判断され、イエスの場合は、ステップ11で左旋回最小位置( 収納位置)MinPytよりも現在の旋回位置Pytが大きいか否かが判断され 、ステッフ11においてノーの場合、つまり、収納位置MinPytに位置する ときにはステップ1にリターンさせ、また、ステップ11でイエスの場合には、 ステップ12で旋回モータMを右旋回側に間歇的に回転させて横オーガー73を 右旋回させる。
【0024】 前記ステップ10でノーの場合は、ステップ13で操作レバーAのleftS WがONか否かが判断され、イエスの場合は、ステップ14で現在の旋回位置P xtが左旋回最大位置MaxPytよりも大きいか否かが判断され、ステッフ1 4においてノーの場合、つまり、左旋回最大位置MaxPytに位置するときに はステップ1にリターンさせ、また、ステップ14でイエスの場合には、ステッ プ15で旋回モータMを左旋回側に間歇的に回転させて横オーガー73を左旋回 させる。
【0025】 一方、前記ステップ3においてノーの場合、つまり、機内操作部10の操作レ バーAが中立状態のときには、図2のサブルーチンに示したように、ステップ1 6において、機外操作部20の操作レバーBのupSWがONか否かが判断され 、イエスの場合は、ステップ17において現在の昇降位置Pxtが操作レバーB による上昇最大位置BMaxPxtよりも小さいか否かが判断され、ノーの場合 、つまり、上昇最大位置BMaxPxt以上の位置に位置するときには前記メイ ーンルーチンのステップ1へとリターンさせ、また、イエスの場合には、ステッ プ18で昇降シリンダSを間歇的に伸長させて横オーガー73を上昇させる。
【0026】 また、前記ステップ16においてノーの場合は、ステップ19で操作レバーB のdownSWがONか否かが判断され、イエスの場合は、ステップ20で現在 の昇降位置Pxtが操作レバーBによる下降最大位置BMinPytよりも大き いか否かが判断され、ステッフ20においてノーの場合、つまり、下降最大位置 BMaxPyt以下の位置に位置するときには前記メイーンルーチンのステップ 1へとリターンさせ、また、イエスの場合には、ステップ21で昇降シリンダS を下降側に間歇的に短縮させて横オーガー73を下降させる。
【0027】 前記ステップ19でノーの場合は、ステップ22で操作レバーBのright SWがONか否かが判断され、イエスの場合は、ステップ11で現在の旋回位置 Pytが操作レバーBによる左旋回最小位置BMinPytよりも大きいか否か が判断され、ステッフ23においてノーの場合、つまり、左旋回最小位置BMi nPyt以下の旋回位置に位置するときには前記メイーンルーチンのステップ1 へとリターンさせ、また、イエスの場合には、ステップ24で旋回モータMを右 旋回側に間歇的に回転させて右旋回させる。
【0028】 前記ステップ22でノーの場合は、ステップ25で操作レバーBのleftS WがONか否かが判断され、イエスの場合は、ステップ26で現在の左旋回位置 Pytが操作レバーBによる左旋回最大位置BMaxPytよりも小さいか否か が判断され、ノーの場合、つまり、左旋回最大位置BMaxPyt以上の旋回位 置に位置するときには前記メイーンルーチンのステップ1へとリターンさせ、ま た、イエスの場合には、ステップ27でM2を旋回モータMを左旋回側に間歇的 に回転させて横オーガー73を左旋回させるのである。
【0029】 次に、前記排出オーガー7を収納位置からトラックTの荷台に移動させて、前 記貯溜タンク5内に収容した穀粒を前記荷台に積み込む場合について説明すると 、先ず、運転席9に搭乗する操縦者が前記操作レバーAを操作し、該操作レバー Aにより前記上昇スイッチupSWをON動作して前記昇降シリンダSを作動さ せて、図5の仮想線で示したように、前記脱穀部4の収納レスト44に収納され た前記横オーガー73を上方側に所定高さにまで上昇させる。次に、前記操作レ バーAにより左旋回スイッチleftSWをON動作して前記旋回モータMを作 動させて、前記横オーガー73を図6の仮想線で示すトラックTの荷台上方位置 へと回動させるのである。そして、この後には、前記操作レバーBにより下降ス イッチdownSWをON動作して前記横オーガー73をトラックTの荷台の排 出位置まで降下させ、該排出位置にて前記荷台に収穫物を排出するのである。そ して、収穫物が前記荷台上に円錐状に高く排出されて排出できなくなり、排出オ ーガー7による排出位置を前記荷台における別の排出位置に移動させるときには 、前記操縦者または別の作業者が前記荷台上にて排出オーガー7の排出側先端部 に設けた機外操作部20の操作レバーBを操作して移動させるのである。つまり 、前記操作レバーBにより上昇スイッチupSWをON動作して前記昇降シリン ダSを作動させて、図11に示した横オーガー73の上昇退避位置ニまで上昇さ せ、次に、前記操作レバーAにより左旋回スイッチrightSWまたは右旋回 スイッチleftSWをON動作し前記旋回モータMを作動させて、前記横オー ガー73を次に排出する排出位置にまで旋回し、この後、前記操作レバーBによ り下降スイッチdownSWをON動作して前記横オーガー73を前記荷台にお ける別の排出位置まで降下させ、該排出位置にて前記荷台に収穫物を排出するの である。
【0030】 以上のように、前記操縦者または別の作業者が前記荷台上にて排出オーガー7 の排出側先端部に設けた機外操作部20の操作レバーBを操作して排出オーガー 7を移動させるのであるから、排出オーガー73の排出位置や排出状態を直接見 ながら前記排出オーガー7の前記荷台に対する次の排出位置を正確に選択してそ の選択位置に排出オーガー7を正確に移動させられるのであり、これにより、収 穫物をトラックの荷台に満杯状に積み込むことができるのである。
【0031】 また、前記機外操作部20の操作レバーBの操作時に機内操作部10の操作レ バーAを操作する場合には、前記排出オーガー制御装置51の禁止手段50によ り前記操作レバーAの操作如何に拘らず移動装置8の昇降シリンダS及び旋回モ ータMの作動は行われないのであり、かつ、警報器Kから一定時間警報を発して 両方の操作レバーA,Bが操作されていることを作業者に知らしめることができ るのであり、これにより、トラックTの荷台上で横オーガー73を移動操作して いる作業者の意に反する方向に横オーガー73が移動して、横オーガー73によ り作業者が押されたりするのを防止でき、作業者の安全を確保できるのである。
【0032】 また、図に示す実施例では、前記レバーBの操作による昇降範囲及び旋回範囲 を限定したから、横オーガー73が荷台上にて操作レバーBの操作が不能となる 上昇位置まで上昇することがないし、また、横オーガー73がトラックTの荷台 長さを越えた外方への旋回を防止することが防止できるので、穀粒をトラックT の荷台における排出範囲内に確実に排出できると共に、荷台上にて排出作業を行 う作業者の安全性も向上できる。
【0033】 さらに、前記横オーガー73の前記旋回モータMによる旋回動作及び昇降シリ ンダSによる昇降動作はいずれもパルスで間歇的に動作させるように構成してい るから、横オーガー73を作業者が所望する位置へ容易にセットできると共に、 誤操作したようなときにも余裕をもって停止操作などが行え、安全性も向上でき る。
【0034】 また、前記貯溜タンク5の内部が空になったような場合で、横オーガー73を 排出作業位置から収納位置へと収納させる場合には、前記操作レバーAにより、 該操作レバーAの前述した操作とは逆の順序で操作すればよいのであり、つまり 、前記横オーガー73を排出作業位置において上昇させ、この後、該横オーガー 73を前記レスト44側に旋回させ、然かる後、このレスト44への収納を行え ばよい。
【0035】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、収穫物貯溜タンク5から収穫物を機外に 排出する排出オーガー7と、該オーガー7を排出作業位置と収納位置とに移動す る移動装置8と、収穫機の運転席に設ける前記移動装置8の機内操作部10とを 備えた収穫物の排出装置において、前記排出オーガー7の排出側先端部に、前記 移動装置8の機外操作部20を設けると共に、この機外操作部20による前記移 動装置8の操作時前記機内操作部10による移動装置8の動作を禁止する禁止手 段50を設けたから、排出オーガー7の移動操作を運転席に設ける機内操作部1 0のみならず、排出オーガー7の排出側先端部に設けた機外操作部20によって も操作することができるので、トラックの荷台などの排出作業位置に位置する作 業者が排出オーガー7の前記荷台に対する位置や収穫物の排出状態を直接見なが ら前記排出オーガー7を前記荷台の複数の排出位置に正確に移動させることがで き、しかも、前記機外操作部20による前記移動装置8の操作時においては、前 記機内操作部10を操作しても、該機内操作部10による移動装置8の動作を禁 止手段50により禁止するので、トラックの荷台上で排出オーガー7を移動操作 している作業者の意に反する方向に排出オーガー7が移動して、排出オーガー7 により作業者が押されたりするといったことを防止でき、作業者の安全を確保で きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる排出装置のメインのフローチャ
ート図である。
【図2】同排出装置のサブルーチン図である。
【図3】機内及び機外操作部の説明図である。
【図4】排出装置の制御ブロック図である。
【図5】排出装置を備えたコンバインの側面図である。
【図6】同コンバインの平面図である。
【図7】貯溜タンクの拡大側面図である。
【図8】貯溜タンクに設ける排出装置の要部拡大側面図
である。
【図9】機内及び機外操作部による排出オーガーの昇降
範囲の説明図である。
【図10】機内及び機外操作部による排出オーガーの旋
回範囲の説明図である。
【図11】機外操作部による排出オーガーの作動範囲説
明図である。
【符号の説明】
5 収穫物貯溜タンク 7 排出オーガー 8 移動装置 10 機内操作部 20 機外操作部 50 禁止手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収穫物貯溜タンク5から収穫物を機外に
    排出する排出オーガー7と、該オーガー7を排出作業位
    置と収納位置とに移動する移動装置8と、収穫機の運転
    席に設ける前記移動装置8の機内操作部10とを備えた
    収穫物の排出装置であって、前記排出オーガー7の排出
    側先端部に、前記移動装置8の機外操作部20を設ける
    と共に、この機外操作部20による前記移動装置8の操
    作時前記機内操作部10による移動装置8の動作を禁止
    する禁止手段50を設けていることを特徴とする収穫機
    における収穫物の排出装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0253421A (ja) * 1988-08-18 1990-02-22 Kubota Ltd コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置
JPH02207711A (ja) * 1989-02-07 1990-08-17 Kubota Ltd コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置
JPH03130011A (ja) * 1989-03-09 1991-06-03 Kubota Corp コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置

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