JP2598336Y2 - 収穫機 - Google Patents

収穫機

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JP2598336Y2
JP2598336Y2 JP1992021634U JP2163492U JP2598336Y2 JP 2598336 Y2 JP2598336 Y2 JP 2598336Y2 JP 1992021634 U JP1992021634 U JP 1992021634U JP 2163492 U JP2163492 U JP 2163492U JP 2598336 Y2 JP2598336 Y2 JP 2598336Y2
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弘隆 大塚
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンバインなどの収穫
物貯溜タンク内に貯溜された収穫物をトラック等に排出
する排出オーガーを備えた収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインにおける収穫物の排出
装置は、例えば特開昭63−313522号公報に記載
されているように、収穫物貯溜タンクから収穫物を機外
に排出する排出オーガーと、該オーガーをトラックなど
への積み込み作業を行う排出作業位置と機体所定位置の
収納位置とにわたって移動させる移動装置と、コンバイ
ンの運転席に設ける前記移動装置の操作部とから構成
し、該操作部を操作して前記排出オーガーを収納位置か
ら排出作業位置へと移動させたり、また、前記排出オー
ガーを排出作業位置から収納位置へと収納させる一方、
前記排出オーガーをトラックなどの荷台上方の排出作業
位置に移動させて収穫物を荷台に積み込む場合、前記排
出オーガーから排出される収穫物は荷台上において円錐
状に排出されることになるので、円錐状に高く排出さ
れ、前記排出オーガーの排出口が収穫物で閉鎖され排出
できなくなったとき、前記操作部の操作により前記排出
オーガーの排出位置を別の排出位置に順次移動させて、
つまり、複数の排出位置を選択しながら収穫物を排出
し、トラックの荷台に満杯状に積み込むようにしてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】所が、前記した従来の
排出装置では、排出オーガーを移動する前記移動装置の
操作部をコンバインの運転席に設けているだけであるか
ら、運転席からはトラックの荷台への収穫物の排出状態
の確認や排出オーガーの排出位置などの選択が行い難
く、このため、運転席に搭乗した操縦者一人では、前記
操作部を操作して前記排出オーガーをトラックの荷台に
おける複数の排出位置に順次移動させて収穫物をトラッ
クの荷台に満杯状に排出させることが非常に行い難い問
題があった。上記問題を解決するために、トラックの荷
台に乗った別の作業者が排出オーガーの位置や排出状態
を確認して前記操縦者に合図を送り、この合図をもとに
前記操縦者が操作部を操作して、収穫物が円錐状に高く
排出されて排出できなくなった場合に前記排出オーガー
を別の排出位置へと移動させるようにしているのである
が、この場合においても、合図と操作部の操作とがずれ
排出オーガーを停止させる位置が早過ぎたり、遅すぎた
りして前記作業者の指示する排出位置に排出オーガーを
正確に移動させ難い問題があった。その上、前記操縦者
が前記操作部の操作を誤るとトラックの荷台に乗った作
業者に排出オーガーを押付けたりすることがあって安全
性の面でも問題があった。
【0004】本考案は以上のような問題に鑑み考案した
もので、その目的は、排出オーガーの移動装置の操作を
収穫機の運転席側及び排出オーガーの排出端部側で行う
ことができて、しかも、排出オーガーの排出端部側にて
移動装置を操作するときの作業性、及び作業者の安全性
を高めることができる収穫機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案では、収穫物貯溜タンク内に貯溜された収穫
物を排出する排出オーガーと、該排出オーガーを排出作
業位置と収納位置とに昇降及び旋回を伴って移動させる
移動装置と、該移動装置を機体の運転席から操作するた
めの機内操作部と、前記排出オーガーの排出端部に設け
てあり、前記機体の外側から移動装置を操作するための
機外操作部とを備えた収穫機において、前記機外操作部
による前記移動装置の前記排出オーガーが昇降及び旋回
する方向の移動可能な範囲が、前記機内操作部による移
動装置の排出オーガーが昇降及び旋回する方向の移動可
能な範囲よりも小さくなるように構成されていることを
特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成により、排出オーガーを収納位置から
トラックの荷台に移動させて該荷台に収穫物を積み込む
場合には、運転席から機内操作部を操作することによ
り、排出オーガーを収納位置からトラックの荷台上方の
排出位置に移動させ、該排出位置にて荷台に収穫物を排
出するのであり、そして、収穫物が前記荷台上に円錐状
に高く排出されて排出できなくなり、排出オーガーによ
る排出位置を前記荷台における別の排出位置に移動させ
るときには、作業者が前記荷台上にて排出オーガーの排
出端部に設けた機外操作部を操作することにより、前記
排出オーガーの前記荷台に対する排出位置を正確に選択
してその選択位置に排出オーガーを正確に移動させられ
るのであり、これにより、収穫物をトラックの荷台に満
杯状に積み込むことができる。また、排出オーガーの排
出端部に設けた機外操作部を操作して排出オーガーから
収穫物を排出する場合、排出オーガーが荷台上にて機外
操作部の操作が不能となる上昇位置にまで上昇するのを
防止でき、さらに、排出オーガーが荷台の長さを越えて
外方へ旋回するのを防止することができるから、穀粒を
荷台の排出範囲内に容易に排出することができて、荷台
への排出作業性を高めることができ、しかも、荷台上に
て排出作業を行う作業者の安全性を高めることができ
る。
【0007】
【実施例】図5,図6は、本考案の排出装置をコンバイ
ンに適用したものを示しており、該図中、1は下部両側
に走行装置2を設けた機体であって、この機体1の前方
部に刈刃31や穀稈引起しチエン32などを備えた刈取
部3を配設すると共に、前記機体1の上部側に扱胴41
やフィードチエン42などを備えた脱穀部4を搭載し
て、該脱穀部4で前記刈取部3で刈取られた穀稈を脱穀
処理するようになす一方、前記脱穀部4の側部には穀粒
の貯溜タンク5を並列状に搭載して、この貯溜タンク5
内に前記脱穀部4で脱穀処理された穀粒を選別装置から
揚穀筒43を介して取出すようにしている。尚、各図
中、6は前記機体1上で前記貯溜タンク5の背後に搭載
したエンジン部で、該エンジン部6から出力される回転
動力で前記刈取部3や脱穀部4などを駆動させるように
している。
【0008】また、前記貯溜タンク5には穀粒の排出装
置を設けるのであって、この排出装置は、前記貯溜タン
ク5内に収容された穀粒を機外に排出する排出オーガー
7と、該オーガー7をトラックなどへの積み込み作業を
行う排出作業位置と機体所定位置の収納位置とにわたっ
て移動させる移動装置8とを備えている。
【0009】更に、前記排出オーガー7は、図7で明ら
かにしたように、前記貯溜タンク5内に機体前後方向に
向けて配設された穀粒搬送オーガー71と、前記貯溜タ
ンク5の後部側に立設され、前記搬送オーガー71から
搬送される穀粒を縦送りする縦オーガー72と、この縦
オーガー72の上部側に連結され、該縦オーガー72か
ら搬送される穀粒を機外に排出する横オーガー73とか
ら成り、この横オーガー73を前記縦オーガー72に対
し回動及び上下動自由に支持させている。そして、前記
縦オーガー72と横オーガー73との間に前記移動装置
8を介装させ、この移動装置8を介して前記縦オーガー
72に対し前記横オーガー73を回動及び上下動させる
ことにより、図6の実線で示したように、該横オーガー
73を前記脱穀部4の上部側に設けた収納レスト44へ
の収納位置と、同図の仮想線で示した排出作業位置とに
わたって移動させるようにしている。
【0010】具体的には、図8でも示したように、前記
縦オーガー72の上部側に回動フランジ74を回動自由
に設けて、この回動フランジ74の上部側に中間フラン
ジ75を固定すると共に、該中間フランジ75と前記横
オーガー73に設けた基端フランジ76との間を継ぎフ
ランジ77を介して連結することにより、前記横オーガ
ー73を前記縦オーガー72に対し前記回動フランジ7
4を中心に水平方向に回動可能となし、また、前記横オ
ーガー73を前記縦オーガー72に対し前記継ぎフラン
ジ77を中心に上下方向に揺動可能となすのである。
【0011】更に、前記移動装置8は、前記横オーガー
73を縦オーガー72に対し水平方向に回動させ、か
つ、前記横オーガー73を縦オーガー72に対し上下方
向に揺動させるようになすのであり、前記横オーガー7
3を水平方向に回動させるものとしては、前記回動フラ
ンジ74の上部側下面に設けた従動ギヤ81と、該ギヤ
81に噛合する駆動ギヤ82と、この駆動ギヤ82を回
転駆動させる旋回モータMとを備え、該モータMの駆動
に伴い前記駆動ギヤ82と前記従動ギヤ81とを介して
前記回動オーガー74を回転させ、この回動フランジ7
4の回転で前記横オーガー73を水平方向に回動させる
ようになす。また、前記横オーガー73を前記縦オーガ
ー72に対し上下方向に昇降させるものとしては、前記
中間フランジ75における前記継ぎフランジ77の回動
中心部に設けた軸杆84と、前記基端フランジ76に設
けた軸杆85とに支持される揺動アーム86と、該揺動
アーム86の先端側に設けた支持片87と、この支持片
87と前記中間フランジ75との間をそれぞれ軸杆88
を介して連結する油圧装置から成る昇降シリンダSとを
備え、該昇降シリンダSの動作で前記揺動アーム86を
上下動させることにより、前記横オーガー73を前記継
ぎフランジ77を中心に上下動させるようにしている。
尚、前記縦オーガー72及び横オーガー73は、それぞ
れオーガー筒72a,73aと、該各オーガー筒72
a,73a内に挿嵌されたスクリューコンベア72b,
73bとで構成されており、また、前記中間フランジ7
5内には、横受継ぎスクリューコンベア75aが内装さ
れ、該横受継ぎスクリューコンベア75aを介して前記
スクリューコンベア72a,73aが連動連結されてい
る。また、前記機体1に設ける運転席9には、前記移動
装置8の機内操作部10を設ており、この機内操作部1
0は、主として図3に示したように操作ボックス11内
に前後及び左右方向に移動可能に操作レバーAを支持す
ると共に、該操作レバーAの中立状態で動作する中立ス
イッチNSWと、操作レバーAの前方への移動で動作す
る上昇スイッチupSW、操作レバーAの後方への移動
で動作する下降スイッチdownSW、操作レバーAの
左方への移動で動作する左旋回スイッチleftSW及
び操作レバーAの右方への移動で動作する右旋回スイッ
チrightSWを設けて、この操作レバーAの操作に
より前記各スイッチのいずれか一つを選択してオン動作
することにより、前記移動装置8の前記昇降シリンダS
と旋回モータMとを手動操作して前記横オーガー73を
収納位置から排出作業位置へと移動させたり、また、前
記横オーガー73を排出作業位置から収納位置へと収納
させたりするように構成している。
【0012】しかして以上の排出装置において、前記排
出オーガー7における横オーガー73の排出側先端部
に、前記移動装置8の機外操作部20を設けると共に、
この機外操作部20による前記移動装置8の操作時前記
機内操作部10による移動装置8の動作を禁止する禁止
手段50を設けたのである。
【0013】前記機外操作部20としては、前記機内操
作部10に設ける操作レバーAと同様の操作レバーBを
用いるのである。つまり、図3に示したものは、機内操
作部10を示しているが、その構成は同じであるから図
3を基に説明すると、前記横オーガー73の排出先端部
に取付ける操作ボックス21内に上下及び左右方向に移
動可能に操作レバーBを支持すると共に、該操作レバー
Bの中立状態で動作する中立スイッチNSWと、操作レ
バーBの上方への移動で動作する上昇スイッチupS
W、操作レバーBの下方への移動で動作する下降スイッ
チdownSW、操作レバーBの左方への移動で動作す
る左旋回スイッチleftSW及び操作レバーBの右方
への移動で動作する右旋回スイッチrightSWを設
けるのであって、前記操作レバーBの操作により前記各
スイッチのいずれか一つを選択してオン動作することに
より、前記移動装置8の前記昇降シリンダSと旋回モー
タMとを手動操作して前記横オーガー73を昇降及び旋
回移動させるべく構成している。
【0014】図に示す実施例では、トラックの荷台等に
穀粒を排出する場合、トラックTの荷台上での排出作業
を行うに際する横オーガー73の昇降範囲及び旋回範囲
を、荷台の大きさ及び高さに応じて予め設定するのであ
る。即ち、前記レバーBの操作による昇降範囲及び旋回
範囲は、前記排出オヘガー73が必要以上に昇降及び旋
回しないように、操作レバーAによる昇降範囲及び旋回
範囲よりも小さく設定している。
【0015】つまり、図9に示すごとく機内操作部10
の操作レバーAによる昇降範囲を下降リミット位置Mi
nPxtから上昇リミット位置MaxPxtとした場
合、機外操作部20の操作レバーBによる昇降範囲の下
降最小位置BMinPxt及び上昇最大位置BMaxP
xtを、 MinPxt〈BMinPxt BMaxPxt〈MaxPxt に設定し、また、図10に示すごとく前記操作レバーA
による旋回範囲を収納位置MinPytから左旋回リミ
ット位置MaxPxtとした場合、前記操作レバーBに
よる旋回範囲の左旋回最小位置BMinPyt及び左旋
回最大位置BMaxPytを、 MinPyt〈BMinPyt BMaxPyt〈MaxPyt に設定している。
【0016】この場合、例えば図11に示したように、
操作レバーAで横オーガー73をトラックTの荷台の長
さ方向中間位置上方に移動させた排出位置を、操作レバ
ーBで横オーガー73を操作する場合のベース位置イと
して設定して、このベース位置イを基準として、図11
に示した横オーガー73の前記荷台の前後方向両端にお
ける排出位置ロ〜ハまでの旋回範囲が前記操作レバーB
による横オーガー73の左旋回最小位置BMinPyt
から左旋回最大位置BMaxPytまでの旋回範囲とな
るように設定し、また、図11に示した横オーガー73
の排出位置イから前記荷台において操作レバーBの操作
を可能とする横オーガー73の上昇退避位置ニまでの昇
降範囲を前記操作レバーBによる下降最小位置BMin
Pxtから上昇最大位置BMaxPxtまでの昇降範囲
となるように設定するのである。
【0017】また、前記排出オーガー7には、前記横オ
ーガー73の現在昇降位置を検出するポテンショメータ
などの昇降位置検出センサーPxを設けると共に、前記
横オーガー73の現在旋回位置を検出するポテンショメ
ータなどの旋回位置検出センサーPyを設けて、これら
昇降位置検出センサーPxと旋回位置検出センサーPy
からの検出値の入力信号をもとに後記する排出オーガー
制御装置51により昇降シリンダS及び旋回モータMの
制御をするようにしている。
【0018】さらに、前記横オーガー73の前記旋回モ
ータMによる旋回動作及び昇降シリンダSによる昇降動
作はいずれもパルスで間歇的に動作させるように構成し
て、横オーガー73を所望の位置に容易に移動できるよ
うにすると共に、排出作業位置側の作業者の安全性も高
めるようにしている。
【0019】そして、前記禁止手段50を備えた排出オ
ーガー制御装置51の入力側には、図4に示したように
前記機内操作部10における操作レバーAの中立スイッ
チNSW、上昇スイッチupSW、下降スイッチdow
nSW、左旋回スイッチrightSW及びleftS
Wと、前記機外操作部20における操作レバーBの中立
スイッチNSW、上昇スイッチupSW、下降スイッチ
downSW、左旋回スイッチrightSW及びle
ftSWをそれぞれ接続すると共に、前記昇降位置検出
センサーPxと、前記旋回位置検出センサーPyとを接
続するのである。また、前記オーガー制御装置51の出
力側には、前記横オーガー73の昇降シリンダSと、横
オーガー73の旋回モータM及び警報ランプ又はブザー
などの警報器Kを接続している。
【0020】次に、以上の排出オーガー7の制御態様を
図1及び図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0021】図1のフローチャートに示したように、ス
タートに伴なって、先ず、ステップ1において機内操作
部10の操作レバーAと機外操作部20の操作レバーB
の各中立スイッチANSW,BNSWが共にONか否か
が判断され、イエスの場合はステップ1にリターンさ
れ、ノーの場合には、ステップ2において操作レバー
A,Bの各中立スイッチANSW,BNSWが共にOF
Fか否かが判断される。このステップ2において、イエ
スの場合は、移動装置8が制御されることなく警報器K
がON動作して一定時間警報を行いながらステップ1に
リターンさせ、ノーの場合には、ステップ3において操
作レバーAの中立スイッチANSWがONか否かが判断
される。そして、ステップ3においてノーの場合は、後
述する図2のサブルーチンによる制御が行われ、また、
イエスの場合は、ステップ4において、操作レバーAの
upSWがONか否かが判断され、イエスの場合は、ス
テップ5で現在の昇降位置Pxtが上昇リミット位置よ
りも小さいか否かが判断され、ノーの場合、つまり、上
昇リミット位置MaxPxtに位置するときにはステッ
プ1へとリターンさせ、また、イエスの場合には、ステ
ップ6で昇降シリンダSを上昇側に間歇的に伸長させて
横オーガー73を上昇させる。
【0022】また、前記ステップ4においてノーの場合
は、ステップ7で操作レバーAのdownSWがONか
否かが判断され、イエスの場合は、ステップ8で下降リ
ミット位置MinPxtよりも現在の昇降位置Pxtが
大きいか否かが判断され、ステッフ8においてノーの場
合、つまり、下降リミット位置MinPxtに位置する
ときにはステップ1にリターンさせ、また、ステップ8
でイエスの場合には、ステップ9で昇降シリンダSを下
降側に間歇的に短縮させて横オーガー73を下降させ
る。
【0023】前記ステップ7でノーの場合は、ステップ
10で操作レバーAのrightSWがONか否かが判
断され、イエスの場合は、ステップ11で左旋回最小位
置(収納位置)MinPytよりも現在の旋回位置Py
tが大きいか否かが判断され、ステッフ11においてノ
ーの場合、つまり、収納位置MinPytに位置すると
きにはステップ1にリターンさせ、また、ステップ11
でイエスの場合には、ステップ12で旋回モータMを右
旋回側に間歇的に回転させて横オーガー73を右旋回さ
せる。
【0024】前記ステップ10でノーの場合は、ステッ
プ13で操作レバーAのleftSWがONか否かが判
断され、イエスの場合は、ステップ14で現在の旋回位
置Pxtが左旋回最大位置MaxPytよりも大きいか
否かが判断され、ステッフ14においてノーの場合、つ
まり、左旋回最大位置MaxPytに位置するときには
ステップ1にリターンさせ、また、ステップ14でイエ
スの場合には、ステップ15で旋回モータMを左旋回側
に間歇的に回転させて横オーガー73を左旋回させる。
【0025】一方、前記ステップ3においてノーの場
合、つまり、機内操作部10の操作レバーAが中立状態
のときには、図2のサブルーチンに示したように、ステ
ップ16において、機外操作部20の操作レバーBのu
pSWがONか否かが判断され、イエスの場合は、ステ
ップ17において現在の昇降位置Pxtが操作レバーB
による上昇最大位置BMaxPxtよりも小さいか否か
が判断され、ノーの場合、つまり、上昇最大位置BMa
xPxt以上の位置に位置するときには前記メイーンル
ーチンのステップ1へとリターンさせ、また、イエスの
場合には、ステップ18で昇降シリンダSを間歇的に伸
長させて横オーガー73を上昇させる。
【0026】また、前記ステップ16においてノーの場
合は、ステップ19で操作レバーBのdownSWがO
Nか否かが判断され、イエスの場合は、ステップ20で
現在の昇降位置Pxtが操作レバーBによる下降最大位
置BMinPytよりも大きいか否かが判断され、ステ
ッフ20においてノーの場合、つまり、下降最大位置B
MaxPyt以下の位置に位置するときには前記メイー
ンルーチンのステップ1へとリターンさせ、また、イエ
スの場合には、ステップ21で昇降シリンダSを下降側
に間歇的に短縮させて横オーガー73を下降させる。
【0027】前記ステップ19でノーの場合は、ステッ
プ22で操作レバーBのrightSWがONか否かが
判断され、イエスの場合は、ステップ11で現在の旋回
位置Pytが操作レバーBによる左旋回最小位置BMi
nPytよりも大きいか否かが判断され、ステッフ23
においてノーの場合、つまり、左旋回最小位置BMin
Pyt以下の旋回位置に位置するときには前記メイーン
ルーチンのステップ1へとリターンさせ、また、イエス
の場合には、ステップ24で旋回モータMを右旋回側に
間歇的に回転させて右旋回させる。
【0028】前記ステップ22でノーの場合は、ステッ
プ25で操作レバーBのleftSWがONか否かが判
断され、イエスの場合は、ステップ26で現在の左旋回
位置Pytが操作レバーBによる左旋回最大位置BMa
xPytよりも小さいか否かが判断され、ノーの場合、
つまり、左旋回最大位置BMaxPyt以上の旋回位置
に位置するときには前記メイーンルーチンのステップ1
へとリターンさせ、また、イエスの場合には、ステップ
27でM2を旋回モータMを左旋回側に間歇的に回転さ
せて横オーガー73を左旋回させるのである。
【0029】次に、前記排出オーガー7を収納位置から
トラックTの荷台に移動させて、前記貯溜タンク5内に
収納した穀粒を前記荷台に積み込む場合について説明す
る。先ず、運転席に搭乗する操縦者が前記操作レバーA
を操作し、該操作レバーAにより前記上昇スイッチup
SWをON動作して前記昇降シリンダSを作動させて、
図5の仮想線で示したように、前記脱穀部4の収納レス
ト44に収納された前記横オーガー73を上方側に所定
高さにまで上昇させる。次に、前記操作レバーAにより
左旋回スイッチleftSWをON動作して前記旋回モ
ータMを作動させて、前記横オーガー73を図6の仮想
線で示すトラックTの荷台上方位置へと回動させるので
ある。そして、この後には、前記操作レバーBにより下
降スイッチdownSWをON動作して前記横オーガー
73をトラックTの荷台の排出位置まで降下させ、該排
出位置にて前記荷台に収穫物を排出するのである。そし
て、収穫物が前記荷台上に円錐状に高く排出されて排出
できなくなり、排出オーガー7による排出位置を前記荷
台における別の排出位置に移動させるときには、前記操
縦者又は別の作業者が前記荷台上にて排出オーガー7の
排出端部に設けた機外操作部20の操作レバーBを操作
して移動させるのである。つまり、前記操作レバーBに
より上昇スイッチupSWをON動作して前記昇降シリ
ンダSを作動させて、図11に示した横オーガー73の
上昇退避位置にまで上昇させ、次に、前記操作レバーB
により左旋回スイッチrightSWまたは右旋回スイ
ッチleftSWをON動作し前記旋回モータMを作動
させて、前記横オーガー73を次に排出する排出位置に
まで旋回し、この後、前記操作レバーBにより下降スイ
ッチdownSWをON動作して前記横オーガー73を
前記荷台における別の排出位置まで降下させ、該排出位
置にて前記荷台に収穫物を排出するのである。
【0030】以上のように、前記操縦者または別の作業
者が前記荷台上にて排出オーガー7の排出側先端部に設
けた機外操作部20の操作レバーBを操作して排出オー
ガー7を移動させるのであるから、排出オーガー73の
排出位置や排出状態を直接見ながら前記排出オーガー7
の前記荷台に対する次の排出位置を正確に選択してその
選択位置に排出オーガー7を正確に移動させられるので
あり、これにより、収穫物をトラックの荷台に満杯状に
積み込むことができるのである。
【0031】また、前記機外操作部20の操作レバーB
の操作時に機内操作部10の操作レバーAを操作する場
合には、前記排出オーガー制御装置51の禁止手段50
により前記操作レバーAの操作如何に拘らず移動装置8
の昇降シリンダS及び旋回モータMの作動は行われない
のであり、かつ、警報器Kから一定時間警報を発して両
方の操作レバーA,Bが操作されていることを作業者に
知らしめることができるのであり、これにより、トラッ
クTの荷台上で横オーガー73を移動操作している作業
者の意に反する方向に横オーガー73が移動して、横オ
ーガー73により作業者が押されたりするのを防止で
き、作業者の安全を確保できるのである。
【0032】また、図に示す実施例では、前記レバーB
の操作による昇降範囲及び旋回範囲を限定したから、横
オーガー73が荷台上にて操作レバーBの操作が不能と
なる上昇位置まで上昇することがないし、また、横オー
ガー73がトラックTの荷台長さを越えた外方への旋回
を防止することが防止できるので、穀粒をトラックTの
荷台における排出範囲内に確実に排出できると共に、荷
台上にて排出作業を行う作業者の安全性も向上できる。
【0033】さらに、前記横オーガー73の前記旋回モ
ータMによる旋回動作及び昇降シリンダSによる昇降動
作はいずれもパルスで間歇的に動作させるように構成し
ているから、横オーガー73を作業者が所望する位置へ
容易にセットできると共に、誤操作したようなときにも
余裕をもって停止操作などが行え、安全性も向上でき
る。
【0034】また、前記貯溜タンク5の内部が空になっ
たような場合で、横オーガー73を排出作業位置から収
納位置へと収納させる場合には、前記操作レバーAによ
り、該操作レバーAの前述した操作とは逆の順序で操作
すればよいのであり、つまり、前記横オーガー73を排
出作業位置において上昇させ、この後、該横オーガー7
3を前記レスト44側に旋回させ、然かる後、このレス
ト44への収納を行えばよい。
【0035】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、排
出オーガーの移動操作を、機体の運転席側及び排出オー
ガーの排出端部側で行うことができるので、トラックの
荷台などの排出作業位置に位置する作業者が排出オーガ
ーの前記荷台に対する位置、及び収穫物の排出状態を直
接見ながら前記排出オーガーを前記荷台の複数の排出位
置に正確に移動させることができるのであり、しかも、
排出オーガーの排出端部に設けた機外操作部による移動
装置の排出オーガーが昇降及び旋回する方向の移動可能
な範囲が、機体の運転席から操作する機内操作部による
移動装置の排出オーガーが昇降及び旋回する方向の移動
可能な範囲よりも小さくなるように構成したから、排出
オーガーの排出端部に設けた機外操作部を機体の外側か
ら操作して排出オーガーから収穫物を排出する場合、排
出オーガーが荷台上にて機外操作部の操作が不能となる
上昇位置にまで上昇するのを防止でき、さらに、排出オ
ーガーが荷台の長さを越えて外方へ旋回するのを防止す
ることができるから、穀粒を荷台の排出範囲内に容易に
排出することができて、荷台への排出作業性を高めるこ
とができ、しかも、荷台上にて排出作業を行う作業者の
安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる排出装置のメインのフローチャ
ート図である。
【図2】同排出装置のサブルーチン図である。
【図3】機内及び機外操作部の説明図である。
【図4】排出装置の制御ブロック図である。
【図5】排出装置を備えたコンバインの側面図である。
【図6】同コンバインの平面図である。
【図7】貯溜タンクの拡大側面図である。
【図8】貯溜タンクに設ける排出装置の要部拡大側面図
である。
【図9】機内及び機外操作部による排出オーガーの昇降
範囲の説明図である。
【図10】機内及び機外操作部による排出オーガーの旋
回範囲の説明図である。
【図11】機外操作部による排出オーガーの作動範囲説
明図である。
【符号の説明】
5 収穫物貯溜タンク 7 排出オーガー 8 移動装置 10 機内操作部 20 機外操作部 50 禁止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 12/46

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収穫物貯溜タンク内に貯溜された収穫物
    を排出する排出オーガーと、該排出オーガーを排出作業
    位置と収納位置とに昇降及び旋回を伴って移動させる移
    動装置と、該移動装置を機体の運転席から操作するため
    の機内操作部と、前記排出オーガーの排出端部に設けて
    あり、前記機体の外側から移動装置を操作するための機
    外操作部とを備えた収穫機において、前記機外操作部に
    よる前記移動装置の前記排出オーガーが昇降及び旋回す
    る方向の移動可能な範囲が、前記機内操作部による移動
    装置の排出オーガーが昇降及び旋回する方向の移動可能
    な範囲よりも小さくなるように構成されていることを特
    徴とする収穫機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2664069B2 (ja) * 1988-08-18 1997-10-15 株式会社クボタ コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置
JPH07110180B2 (ja) * 1989-02-07 1995-11-29 株式会社クボタ コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置
JPH0642807B2 (ja) * 1989-03-09 1994-06-08 株式会社クボタ コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置

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