JP2002017151A - 穀粒排出装置 - Google Patents
穀粒排出装置Info
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- JP2002017151A JP2002017151A JP2000209869A JP2000209869A JP2002017151A JP 2002017151 A JP2002017151 A JP 2002017151A JP 2000209869 A JP2000209869 A JP 2000209869A JP 2000209869 A JP2000209869 A JP 2000209869A JP 2002017151 A JP2002017151 A JP 2002017151A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 穀粒排出作業時、排出先のトラック荷台上タ
ンク内などに排出される穀粒が一杯になると、途中で排
出作業を中止しなければならない場合がある。この時、
穀粒排出オ−ガ内には穀粒が一杯に溜っているため、こ
のままの状態で移動用移送筒を短縮移動させると穀粒が
強引に圧縮されて損傷される問題が生じていた。また、
この排出オ−ガを伸縮駆動するためのモ−タにも多大の
負荷がかかる問題も有していた。 【解決手段】 移動用移送筒内11適所に穀粒の存在を
感知する穀粒感知センサ25を設け、該感知センサの穀
粒存在感知時には、穀粒排出オ−ガ12を自動収納する
際、移動用移送筒が最終端まで短縮移動しないよう一定
距離範囲内の短縮を禁止する手段を設けてあることを特
徴とするものである。
ンク内などに排出される穀粒が一杯になると、途中で排
出作業を中止しなければならない場合がある。この時、
穀粒排出オ−ガ内には穀粒が一杯に溜っているため、こ
のままの状態で移動用移送筒を短縮移動させると穀粒が
強引に圧縮されて損傷される問題が生じていた。また、
この排出オ−ガを伸縮駆動するためのモ−タにも多大の
負荷がかかる問題も有していた。 【解決手段】 移動用移送筒内11適所に穀粒の存在を
感知する穀粒感知センサ25を設け、該感知センサの穀
粒存在感知時には、穀粒排出オ−ガ12を自動収納する
際、移動用移送筒が最終端まで短縮移動しないよう一定
距離範囲内の短縮を禁止する手段を設けてあることを特
徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインや穀粒
専用運搬車などの穀粒排出装置に関し、農業機械の技術
分野に属する。
専用運搬車などの穀粒排出装置に関し、農業機械の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインのグレンタンクに装備
されている穀粒排出装置は、グレンタンク内の穀粒を縦
方向に揚上搬送し、かつ、縦軸回りに旋回自在の揚穀筒
と、該揚穀筒に連設して横方向に穀粒を搬送し、上下昇
降駆動自在で、かつ、長さ方向に伸縮駆動自在の固定移
送筒と移動用移送筒とからなる穀粒排出オ−ガを設ける
構成になっている。
されている穀粒排出装置は、グレンタンク内の穀粒を縦
方向に揚上搬送し、かつ、縦軸回りに旋回自在の揚穀筒
と、該揚穀筒に連設して横方向に穀粒を搬送し、上下昇
降駆動自在で、かつ、長さ方向に伸縮駆動自在の固定移
送筒と移動用移送筒とからなる穀粒排出オ−ガを設ける
構成になっている。
【0003】そして、穀粒排出作業時には、排出すべき
位置に穀粒排出オ−ガの排出口を配置するが、この時に
は、揚穀筒を旋回し、穀粒排出オ−ガを昇降し、かつ移
動用移送筒を伸長或は短縮移動、また、刈取作業時、路
上走行時など穀粒排出作業を行なわないときには、移動
用移送筒を短縮移動させてオ−ガ受け上に下降させ、収
納する。
位置に穀粒排出オ−ガの排出口を配置するが、この時に
は、揚穀筒を旋回し、穀粒排出オ−ガを昇降し、かつ移
動用移送筒を伸長或は短縮移動、また、刈取作業時、路
上走行時など穀粒排出作業を行なわないときには、移動
用移送筒を短縮移動させてオ−ガ受け上に下降させ、収
納する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】穀粒排出作業時、排出
先のトラック荷台上タンク内などに排出される穀粒が一
杯になると、途中で排出作業を中止しなければならない
場合がある。この時、穀粒排出オ−ガ内には穀粒が一杯
に溜っているため、このままの状態で移動用移送筒を短
縮移動させると穀粒が強引に圧縮されて損傷される問題
が生じていた。
先のトラック荷台上タンク内などに排出される穀粒が一
杯になると、途中で排出作業を中止しなければならない
場合がある。この時、穀粒排出オ−ガ内には穀粒が一杯
に溜っているため、このままの状態で移動用移送筒を短
縮移動させると穀粒が強引に圧縮されて損傷される問題
が生じていた。
【0005】また、この排出オ−ガを伸縮駆動するため
のモ−タにも多大の負荷がかかる問題も有していた。
のモ−タにも多大の負荷がかかる問題も有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講じた。すなわ
ち、本発明における課題解決のための具体的手段は、内
部に伸縮自在の移送螺旋を有し、上下方向に昇降駆動自
在で、且つ長さ方向に伸縮駆動自在な固定移送筒と移動
用移送筒とからなる穀粒排出オ−ガであって、前記移動
用移送筒内適所には穀粒の存在を感知する穀粒感知セン
サを設け、該感知センサの穀粒存在感知時には、穀粒排
出オ−ガを自動収納する際、移動用移送筒が最終端まで
短縮移動しないよう一定距離範囲内の短縮を禁止する手
段を設けてあることを特徴とするものである。
を解決するために、次の如き技術手段を講じた。すなわ
ち、本発明における課題解決のための具体的手段は、内
部に伸縮自在の移送螺旋を有し、上下方向に昇降駆動自
在で、且つ長さ方向に伸縮駆動自在な固定移送筒と移動
用移送筒とからなる穀粒排出オ−ガであって、前記移動
用移送筒内適所には穀粒の存在を感知する穀粒感知セン
サを設け、該感知センサの穀粒存在感知時には、穀粒排
出オ−ガを自動収納する際、移動用移送筒が最終端まで
短縮移動しないよう一定距離範囲内の短縮を禁止する手
段を設けてあることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の効果】従って、かかる本発明によれば、穀粒感
知センサが穀粒感知時に、排出オ−ガを自動収納した場
合、移動用移送筒は最終まで短縮移動せず、一定距離の
有余範囲を確保するので、移送筒内の残留穀粒が圧縮さ
れて損傷することがない。
知センサが穀粒感知時に、排出オ−ガを自動収納した場
合、移動用移送筒は最終まで短縮移動せず、一定距離の
有余範囲を確保するので、移送筒内の残留穀粒が圧縮さ
れて損傷することがない。
【0008】また、伸縮駆動用モ−タに過大の負荷がか
かる問題点も解消することができるに至った。
かる問題点も解消することができるに至った。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて具体的に説明する。まず、図1〜図3に示すコン
バインの構成について述べる。走行クロ−ラ1を具備す
る車体2上には、前部に昇降可能な刈取部3を、後部に
フイ−ドチエン4を具備する脱穀装置5を搭載してい
る。刈取部3の横側部には運転部6が設置され、その後
方にはグレンタンク7が装備されている。
づいて具体的に説明する。まず、図1〜図3に示すコン
バインの構成について述べる。走行クロ−ラ1を具備す
る車体2上には、前部に昇降可能な刈取部3を、後部に
フイ−ドチエン4を具備する脱穀装置5を搭載してい
る。刈取部3の横側部には運転部6が設置され、その後
方にはグレンタンク7が装備されている。
【0010】グレンタンク7内に貯溜される穀粒をコン
バインの外部へ搬出処理する穀粒排出装置について説明
する。グレンタンク7の底部に水平方向で前後方向に穀
粒を搬送する前後移送螺旋8を設け、該前後移送螺旋8
に連設して縦方向に穀粒を揚上搬送し、かつ、縦軸回り
に旋回自在の揚穀筒9と、該揚穀筒9に連設して横方向
に穀粒を搬送し、上下昇降駆動自在で、かつ、長さ方向
に伸縮駆動自在の固定移送筒10と移動用移送筒11と
からなる穀粒排出オ−ガ12を設ける構成になってい
る。移動用移送筒11の先端には穀粒排出口13が設け
られている。
バインの外部へ搬出処理する穀粒排出装置について説明
する。グレンタンク7の底部に水平方向で前後方向に穀
粒を搬送する前後移送螺旋8を設け、該前後移送螺旋8
に連設して縦方向に穀粒を揚上搬送し、かつ、縦軸回り
に旋回自在の揚穀筒9と、該揚穀筒9に連設して横方向
に穀粒を搬送し、上下昇降駆動自在で、かつ、長さ方向
に伸縮駆動自在の固定移送筒10と移動用移送筒11と
からなる穀粒排出オ−ガ12を設ける構成になってい
る。移動用移送筒11の先端には穀粒排出口13が設け
られている。
【0011】前記前後移送螺旋8は、始端側を機外の伝
動軸14にクラッチ装置15を介して連結し、終端側を
揚穀筒9の下部まで延長して縦移送螺旋16の下端部に
連動連結している。そして、穀粒排出オ−ガ12は、前
記揚穀筒9の上部に横軸芯回りにおいて上下方向へ昇降
自由に接続する固定移送筒10と、これに接続する移動
用移送筒11とによって構成されるが、更に、その構成
を具体的に説明する。
動軸14にクラッチ装置15を介して連結し、終端側を
揚穀筒9の下部まで延長して縦移送螺旋16の下端部に
連動連結している。そして、穀粒排出オ−ガ12は、前
記揚穀筒9の上部に横軸芯回りにおいて上下方向へ昇降
自由に接続する固定移送筒10と、これに接続する移動
用移送筒11とによって構成されるが、更に、その構成
を具体的に説明する。
【0012】まず、固定移送筒10は、基部を揚穀筒の
上部に連結し、先端部を外方に延長して設け、その筒内
には固定移送螺旋17を内装している。移動用移送筒1
1は、基端部を固定移送筒10の先端側から挿入嵌合し
て摺動自在に連結している。また、伸縮螺旋18は、移
動用移送筒11内において、先端部を穀粒排出口13の
上方位置に軸受して後部を固定移送筒10側に延長して
前記固定移送螺旋17の軸内に摺動自在に挿入した伝動
螺旋軸19を軸架して設け、この伝動螺旋軸19に多数
の螺旋単体(特に図5参照)20a,20b,20cな
どからなる移動移送螺旋20を摺動自在に嵌合して相互
の間隔を調節できるように構成している。移動移送螺旋
20の先端には排出口13の対応部から穀粒を機外に跳
ね出す先端螺旋プレ−ト20pが設けられている。
上部に連結し、先端部を外方に延長して設け、その筒内
には固定移送螺旋17を内装している。移動用移送筒1
1は、基端部を固定移送筒10の先端側から挿入嵌合し
て摺動自在に連結している。また、伸縮螺旋18は、移
動用移送筒11内において、先端部を穀粒排出口13の
上方位置に軸受して後部を固定移送筒10側に延長して
前記固定移送螺旋17の軸内に摺動自在に挿入した伝動
螺旋軸19を軸架して設け、この伝動螺旋軸19に多数
の螺旋単体(特に図5参照)20a,20b,20cな
どからなる移動移送螺旋20を摺動自在に嵌合して相互
の間隔を調節できるように構成している。移動移送螺旋
20の先端には排出口13の対応部から穀粒を機外に跳
ね出す先端螺旋プレ−ト20pが設けられている。
【0013】また、図3及び図4に示すように、伸縮駆
動装置21は、揚穀筒9の上部位置に装備した伸縮駆動
用モ−タ(移動用モ−タ)22に減速装置を介して移動
螺旋軸23の基端部を連結して強制駆動する構成として
いる。そして、移動装置24は、前記移動螺旋軸23の
螺旋溝に係合している伝動ピンを介して強制的に軸方向
に移動するように設け、前記移動用移送筒11の基部側
に一体的に連結して構成している。
動装置21は、揚穀筒9の上部位置に装備した伸縮駆動
用モ−タ(移動用モ−タ)22に減速装置を介して移動
螺旋軸23の基端部を連結して強制駆動する構成として
いる。そして、移動装置24は、前記移動螺旋軸23の
螺旋溝に係合している伝動ピンを介して強制的に軸方向
に移動するように設け、前記移動用移送筒11の基部側
に一体的に連結して構成している。
【0014】移動用移送筒11の先端側には穀粒の存在
を感知する穀粒感知センサ25を設けている。また、前
記伸縮駆動装置21は、穀粒排出オ−ガ12の最短縮側
と最伸長側とにそれぞれリミットセンサS1、S2を設
け、前記移動装置24がリミットセンサS1又はS2に
達すると伸縮駆動用モ−タ22を自動停止する構成とし
ている。
を感知する穀粒感知センサ25を設けている。また、前
記伸縮駆動装置21は、穀粒排出オ−ガ12の最短縮側
と最伸長側とにそれぞれリミットセンサS1、S2を設
け、前記移動装置24がリミットセンサS1又はS2に
達すると伸縮駆動用モ−タ22を自動停止する構成とし
ている。
【0015】更に、また、前記穀粒排出オ−ガ12の最
短縮側における一定距離Lの範囲内においてリミットセ
ンサS3を設け、そして、前記穀粒感知センサ25が穀
粒の存在を感知している時、穀粒排出オ−ガを自動収納
した際には、移動用移送筒11が最短縮位置まで縮小移
動しないよう、一定距離Lの範囲内の短縮を禁止する手
段を設けたものである。つまり、前記移動装置24がリ
ミットセンサS3に達することにより、前記一定距離L
の範囲を確保した状態で伸縮駆動用モ−タ22が自動停
止する構成である。
短縮側における一定距離Lの範囲内においてリミットセ
ンサS3を設け、そして、前記穀粒感知センサ25が穀
粒の存在を感知している時、穀粒排出オ−ガを自動収納
した際には、移動用移送筒11が最短縮位置まで縮小移
動しないよう、一定距離Lの範囲内の短縮を禁止する手
段を設けたものである。つまり、前記移動装置24がリ
ミットセンサS3に達することにより、前記一定距離L
の範囲を確保した状態で伸縮駆動用モ−タ22が自動停
止する構成である。
【0016】要するに、穀粒感知センサ25がON(穀
粒存在感知)の状態で、移動用移送筒11を短縮移動さ
せた場合、一定距離Lの範囲以上は縮まないように構成
したものである。また、このような短縮移動時におい
て、移動用移送筒11が一定距離Lの範囲以上まで伸び
ていない時は、最短縮位置まで自動的に縮むように構成
している。
粒存在感知)の状態で、移動用移送筒11を短縮移動さ
せた場合、一定距離Lの範囲以上は縮まないように構成
したものである。また、このような短縮移動時におい
て、移動用移送筒11が一定距離Lの範囲以上まで伸び
ていない時は、最短縮位置まで自動的に縮むように構成
している。
【0017】従って、移動用移送筒11が最初から一定
距離L以上伸びていない状態で穀粒の排出作業を行なう
ものであるから、移動用移送筒11をそのままの状態か
ら最短縮位置まで縮めても穀粒の損傷は殆ど生じない。
なお、伸縮駆動用モ−タ22は、運転部6近くの操作パ
ネル26に設けた伸縮スイッチ27のオン操作に基づい
て、正転又は逆転方向に駆動されて移動螺旋軸23を回
転駆動する構成とし、移動螺旋軸23が正転すれば、係
合している移動装置24を介して移動用移送筒11を伸
長し、逆転すれば縮小方向に強制的に移動する構成とし
ている。
距離L以上伸びていない状態で穀粒の排出作業を行なう
ものであるから、移動用移送筒11をそのままの状態か
ら最短縮位置まで縮めても穀粒の損傷は殆ど生じない。
なお、伸縮駆動用モ−タ22は、運転部6近くの操作パ
ネル26に設けた伸縮スイッチ27のオン操作に基づい
て、正転又は逆転方向に駆動されて移動螺旋軸23を回
転駆動する構成とし、移動螺旋軸23が正転すれば、係
合している移動装置24を介して移動用移送筒11を伸
長し、逆転すれば縮小方向に強制的に移動する構成とし
ている。
【0018】このようにして、移動用移送筒11は固定
移送筒10に嵌合した状態で固定移送筒10に沿って伸
び縮みして、先端部の穀粒排出口13の位置を基部側の
揚穀筒9に対して、遠ざけたり、近づけたり調節して穀
粒の落下位置を任意選択できる構成としている。
移送筒10に嵌合した状態で固定移送筒10に沿って伸
び縮みして、先端部の穀粒排出口13の位置を基部側の
揚穀筒9に対して、遠ざけたり、近づけたり調節して穀
粒の落下位置を任意選択できる構成としている。
【0019】油圧昇降シリンダ28は、穀粒排出オ−ガ
12を昇降させ、旋回モ−タ29は、その回転軸に設け
られた旋回ギヤ30に噛み合う揚穀筒9の外周部に設け
られた駆動ギヤ31を介して揚穀筒4の旋回並びに穀粒
排出オ−ガ12の旋回を行なう構成である。
12を昇降させ、旋回モ−タ29は、その回転軸に設け
られた旋回ギヤ30に噛み合う揚穀筒9の外周部に設け
られた駆動ギヤ31を介して揚穀筒4の旋回並びに穀粒
排出オ−ガ12の旋回を行なう構成である。
【0020】穀粒排出オ−ガ12の昇降及び旋回は、前
記操作パネル26に設けたオ−ガレバ−32の前後方向
と左右方向の操作で行なう構成としている。籾排出レバ
−33は、穀粒排出オ−ガ12への駆動を断続するクラ
ッチ装置15に連動連結してあり、前方に操作するとオ
−ガへの駆動を切って籾排出作業を停止し、後方に操作
するとオ−ガへの駆動を入りにして籾排出作業を継続す
るように構成している。
記操作パネル26に設けたオ−ガレバ−32の前後方向
と左右方向の操作で行なう構成としている。籾排出レバ
−33は、穀粒排出オ−ガ12への駆動を断続するクラ
ッチ装置15に連動連結してあり、前方に操作するとオ
−ガへの駆動を切って籾排出作業を停止し、後方に操作
するとオ−ガへの駆動を入りにして籾排出作業を継続す
るように構成している。
【0021】穀粒排出オ−ガ12は、不使用時にはこれ
をオ−ガ受け34上に収納するように構成している。穀
粒排出オ−ガ12の排出位置がトラックの荷台上にある
場合でも、自動収納スイッチ35を押すだけで、このオ
−ガ12が自動的にオ−ガ受け34上に収納されるよう
になっている。
をオ−ガ受け34上に収納するように構成している。穀
粒排出オ−ガ12の排出位置がトラックの荷台上にある
場合でも、自動収納スイッチ35を押すだけで、このオ
−ガ12が自動的にオ−ガ受け34上に収納されるよう
になっている。
【0022】また、この穀粒排出オ−ガ12は、移動用
移送筒11内に設けた穀粒感知センサ25が穀粒の存在
を感知している時は、該排出オ−ガ12を自動収納させ
ても、オ−ガ受け34まで下降せず、それより少し上方
離間位置、つまり、先端が上向き傾斜姿勢となる位置で
停止するようリミットセンサS4を設けた構成としてい
る。これによれば、穀粒排出オ−ガ12の収納時は、こ
の先端が上方位置となる上向き傾斜姿勢で停止すること
になるので、先端の排出口より穀粒がこぼれ落ちるのを
防止することができる。
移送筒11内に設けた穀粒感知センサ25が穀粒の存在
を感知している時は、該排出オ−ガ12を自動収納させ
ても、オ−ガ受け34まで下降せず、それより少し上方
離間位置、つまり、先端が上向き傾斜姿勢となる位置で
停止するようリミットセンサS4を設けた構成としてい
る。これによれば、穀粒排出オ−ガ12の収納時は、こ
の先端が上方位置となる上向き傾斜姿勢で停止すること
になるので、先端の排出口より穀粒がこぼれ落ちるのを
防止することができる。
【0023】なお、この時、音声モニタとマルチアイに
て、排出オ−ガがオ−ガ受けまで降りないことをオペレ
−タに知らせるようにしておくとよい。例えば、オ−ガ
停止時点で、 音声「オ−ガ内に穀粒があります。オ−ガの収納を停止
します。」 マルチアイ「オ−ガ」「停止」 とオペレ−タに報知する。
て、排出オ−ガがオ−ガ受けまで降りないことをオペレ
−タに知らせるようにしておくとよい。例えば、オ−ガ
停止時点で、 音声「オ−ガ内に穀粒があります。オ−ガの収納を停止
します。」 マルチアイ「オ−ガ」「停止」 とオペレ−タに報知する。
【0024】従って、このようにオペレ−タに状況を知
らせることで、穀粒感知センサの効果を最大限に生かす
ことができる。排出先の穀粒収容タンクが一杯になるな
どして途中で排出作業を止めて、刈取作業に移行する場
合、移送筒内の穀粒が排出口よりこぼれないようにする
ため、穀粒排出オ−ガ12をオ−ガ受け34まで降ろさ
ず、少し上げた状態で刈取作業を行なう。従来は、自動
収納した後、所定の位置で排出オ−ガを停止させる動作
が必要であったが、かかる構成によれば、移送筒内に穀
粒がある場合には自動収納スイッチ35を押すだけでオ
−ガ受け34の上方位置で停止させることができ、スム
−スに次の作業に移行することができる。
らせることで、穀粒感知センサの効果を最大限に生かす
ことができる。排出先の穀粒収容タンクが一杯になるな
どして途中で排出作業を止めて、刈取作業に移行する場
合、移送筒内の穀粒が排出口よりこぼれないようにする
ため、穀粒排出オ−ガ12をオ−ガ受け34まで降ろさ
ず、少し上げた状態で刈取作業を行なう。従来は、自動
収納した後、所定の位置で排出オ−ガを停止させる動作
が必要であったが、かかる構成によれば、移送筒内に穀
粒がある場合には自動収納スイッチ35を押すだけでオ
−ガ受け34の上方位置で停止させることができ、スム
−スに次の作業に移行することができる。
【0025】そして、作業を中断し、排出オ−ガをオ−
ガ受け34まで降下したい時は、その位置より手動操作
にて、即ち、オ−ガレバ−32の操作で下降させること
ができる。自動張出スイッチ36は、これをオン操作す
ると、穀粒排出オ−ガ12がオ−ガ受け34から上昇
し、旋回して所定の排出作業位置で停止するようになっ
ている。
ガ受け34まで降下したい時は、その位置より手動操作
にて、即ち、オ−ガレバ−32の操作で下降させること
ができる。自動張出スイッチ36は、これをオン操作す
ると、穀粒排出オ−ガ12がオ−ガ受け34から上昇
し、旋回して所定の排出作業位置で停止するようになっ
ている。
【0026】なお、図中、37は籾排出緊急用停止スイ
ッチであり、38はランプスイッチで、排出オ−ガの先
端に設けた作業灯39を点燈するようになっている。伸
縮駆動用モ−タ22は、図4に示す実施例では揚穀筒9
上端部のオ−ガメタル9aの上方部に設置しているが、
図9に示す実施例では、このモ−タ22を、オ−ガメタ
ル9aの上部ではなく、その前側に変位させて設けるこ
とにより、全体としてコンパクトに配置構成することが
できるようになった。かかる実施例におけるモ−タ22
は、固定移送筒10に固着したモ−タ取付板40に取付
支持する構成としている。
ッチであり、38はランプスイッチで、排出オ−ガの先
端に設けた作業灯39を点燈するようになっている。伸
縮駆動用モ−タ22は、図4に示す実施例では揚穀筒9
上端部のオ−ガメタル9aの上方部に設置しているが、
図9に示す実施例では、このモ−タ22を、オ−ガメタ
ル9aの上部ではなく、その前側に変位させて設けるこ
とにより、全体としてコンパクトに配置構成することが
できるようになった。かかる実施例におけるモ−タ22
は、固定移送筒10に固着したモ−タ取付板40に取付
支持する構成としている。
【0027】図10に示す実施例は、穀粒排出口13近
くの移送筒11先端部にウレタン等の衝撃緩和材41を
貼付した構成である。穀粒排出時、荷台上タンク内の穀
粒を均平にするため、作業者が排出口付近で作業するこ
とが多く、排出オ−ガを動かす場合は非常に危険を伴う
ものであった。従って、万が一、作業者に接触した場合
でも、衝撃緩和材41がその衝撃を吸収緩和し、危険を
回避することができる。
くの移送筒11先端部にウレタン等の衝撃緩和材41を
貼付した構成である。穀粒排出時、荷台上タンク内の穀
粒を均平にするため、作業者が排出口付近で作業するこ
とが多く、排出オ−ガを動かす場合は非常に危険を伴う
ものであった。従って、万が一、作業者に接触した場合
でも、衝撃緩和材41がその衝撃を吸収緩和し、危険を
回避することができる。
【0028】また、この衝撃緩和材41には、その内部
に接触センサ42を設けておき、そして、この接触セン
サ感知時に、穀粒の排出停止、もしくは、エンジンを停
止するように構成しておくことで、安全性をより確保す
ることができる。図11及び図12に示す実施例におい
ては、排出オ−ガ12の伸縮ボリュ−ムスイッチ43及
び旋回ボリュ−ムスイッチ44の操作により、伸縮駆動
用モ−タ22と旋回モ−タ29の速度を各個別に任意変
更調整できる構成としている。従って、排出オ−ガの操
作にあたっては、ユ−ザのレベルに合わせて速度を切り
換えることができるので、作業者によって常に最適な伸
縮、旋回速度を選択することができ、操作性が向上す
る。
に接触センサ42を設けておき、そして、この接触セン
サ感知時に、穀粒の排出停止、もしくは、エンジンを停
止するように構成しておくことで、安全性をより確保す
ることができる。図11及び図12に示す実施例におい
ては、排出オ−ガ12の伸縮ボリュ−ムスイッチ43及
び旋回ボリュ−ムスイッチ44の操作により、伸縮駆動
用モ−タ22と旋回モ−タ29の速度を各個別に任意変
更調整できる構成としている。従って、排出オ−ガの操
作にあたっては、ユ−ザのレベルに合わせて速度を切り
換えることができるので、作業者によって常に最適な伸
縮、旋回速度を選択することができ、操作性が向上す
る。
【0029】また、排出オ−ガ旋回中でなくとも、この
排出オ−ガが伸びている時には、音声モニタとマルチア
イで的確に表示するようにする。例えば、 音声モニタ「オ−ガが伸びています。」 マルチアイ「オ−ガ」「伸」 というようにオ−ガの状況を的確にオペレ−タに報知す
る。
排出オ−ガが伸びている時には、音声モニタとマルチア
イで的確に表示するようにする。例えば、 音声モニタ「オ−ガが伸びています。」 マルチアイ「オ−ガ」「伸」 というようにオ−ガの状況を的確にオペレ−タに報知す
る。
【0030】従って、排出オ−ガが伸びたままである
と、オ−ガ先端を障害物にぶつける等危険性を伴うもの
であるが、かかる問題点を解消することができる。
と、オ−ガ先端を障害物にぶつける等危険性を伴うもの
であるが、かかる問題点を解消することができる。
【図1】本発明の実施例であって、側面図である。
【図2】本発明の実施例であって、正面図である。
【図3】本発明の実施例であって、一部破断側面図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施例であって、側面図である。
【図5】本発明の実施例であって、斜視図である。
【図6】本発明の実施例であって、側面図である。
【図7】本発明の実施例であって、斜視図である。
【図8】本発明の実施例であって、制御回路図である。
【図9】本発明の実施例であって、切断側面図である。
【図10】本発明の実施例であって、要部の斜視図であ
る。
る。
【図11】本発明の実施例であって、平面図である。
【図12】
1 走行クロ−ラ 2 車体 3 刈取部 4 フイ−ドチ
エン 5 脱穀装置 6 運転部 7 グレンタンク 8 前後移送螺
旋 9 揚穀筒 10 固定移送筒 11 移動用移送筒 12 穀粒排出
オ−ガ 13 穀粒排出口 14 伝動軸 15 クラッチ装置 16 縦移送螺
旋 17 固定移送螺旋 18 伸縮螺旋 19 伝動螺旋軸 20 移動移送
螺旋 21 伸縮駆動装置 22 伸縮駆動
用モ−タ 23 移動螺旋軸 24 移動装置 25 穀粒感知センサ 26 操作パネ
ル 27 伸縮スイッチ 28 油圧昇降
シリンダ 29 旋回モ−タ 30 旋回ギヤ 31 駆動ギヤ 32 オ−ガレ
バ− 33 籾排出レバ− 34 オ−ガ受
け 35 自動収納スイッチ 36 自動張出
スイッチ
エン 5 脱穀装置 6 運転部 7 グレンタンク 8 前後移送螺
旋 9 揚穀筒 10 固定移送筒 11 移動用移送筒 12 穀粒排出
オ−ガ 13 穀粒排出口 14 伝動軸 15 クラッチ装置 16 縦移送螺
旋 17 固定移送螺旋 18 伸縮螺旋 19 伝動螺旋軸 20 移動移送
螺旋 21 伸縮駆動装置 22 伸縮駆動
用モ−タ 23 移動螺旋軸 24 移動装置 25 穀粒感知センサ 26 操作パネ
ル 27 伸縮スイッチ 28 油圧昇降
シリンダ 29 旋回モ−タ 30 旋回ギヤ 31 駆動ギヤ 32 オ−ガレ
バ− 33 籾排出レバ− 34 オ−ガ受
け 35 自動収納スイッチ 36 自動張出
スイッチ
フロントページの続き Fターム(参考) 2B092 AA01 AB04 CA18 CA54 CB10 2B396 JA04 JC06 KA04 KE03 LA03 LC07 LE02 LE04 LE18 LR02 LR08 LR13 MA07 MC02 MC07 MC13 PE06 QA02 QE02 QE05 QE25 QG05 RA10 RA25
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に伸縮自在の移送螺旋を有し、上下
方向に昇降駆動自在で、且つ長さ方向に伸縮駆動自在な
固定移送筒と移動用移送筒とからなる穀粒排出オ−ガで
あって、前記移動用移送筒内適所には穀粒の存在を感知
する穀粒感知センサを設け、該感知センサの穀粒存在感
知時には、穀粒排出オ−ガを自動収納する際、移動用移
送筒が最終端まで短縮移動しないよう一定距離範囲内の
短縮を禁止する手段を設けてあることを特徴とする穀粒
排出装置。 - 【請求項2】 前記穀粒排出オ−ガの自動収納時におい
て、移動用移送筒を短縮移動する際、この移動用移送筒
が一定距離範囲内以上まで伸長していない時には最終端
まで短縮移動するよう構成してあることを特徴とする請
求項1記載の穀粒排出装置。 - 【請求項3】 内部に伸縮自在の移送螺旋を有し、上下
方向に昇降駆動自在で、且つ長さ方向に伸縮駆動自在な
固定移送筒と移動用移送筒とからなる穀粒排出オ−ガ
と、該穀粒排出オ−ガの不使用時にオ−ガを収納するオ
−ガ受けを備え、前記移動用移送筒内適所には穀粒の存
在を感知する穀粒感知センサを設け、該感知センサが穀
粒の存在感知状態にあって、穀粒排出オ−ガを自動収納
する際、このオ−ガがオ−ガ受けまで下降せず、少し上
方に離間した位置で停止する手段を設けてあることを特
徴する穀粒排出装置。 - 【請求項4】 作業の中断により、穀粒排出オ−ガをオ
−ガ受けの少し上方離間位置からオ−ガ受けまで下降さ
せたい時には手動操作にて実行する手段を設けてあるこ
とを特徴とする請求項3記載の穀粒排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000209869A JP2002017151A (ja) | 2000-07-11 | 2000-07-11 | 穀粒排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000209869A JP2002017151A (ja) | 2000-07-11 | 2000-07-11 | 穀粒排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002017151A true JP2002017151A (ja) | 2002-01-22 |
Family
ID=18706220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000209869A Pending JP2002017151A (ja) | 2000-07-11 | 2000-07-11 | 穀粒排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002017151A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011030537A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-02-17 | Iseki & Co Ltd | 伸縮式穀粒排出オーガー |
-
2000
- 2000-07-11 JP JP2000209869A patent/JP2002017151A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011030537A (ja) * | 2009-08-05 | 2011-02-17 | Iseki & Co Ltd | 伸縮式穀粒排出オーガー |
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