JP2004306732A - 作業機等の遠隔操縦装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンバインを運搬するときに、トラックの荷台へアユミを掛けて、載置するが、この載置を安全に行えるようにしようとするものである。
【解決手段】無線操縦装置3の無線、又は有線操縦装置5の有線による遠隔操作で、走行、及び旋回等を行うコンバイン1の機体2の旋回半径が所定半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4、又は有線牽制装置を設けた構成である。
【選択図】図1
【解決手段】無線操縦装置3の無線、又は有線操縦装置5の有線による遠隔操作で、走行、及び旋回等を行うコンバイン1の機体2の旋回半径が所定半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4、又は有線牽制装置を設けた構成である。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線操縦装置の無線、又は有線操縦装置の有線による遠隔操作で、走行、及び旋回等を行う機体等とを設けた作業車において、機体の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置、又は有線牽制装置を設けた技術であり、作業車等の遠隔操縦装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
例えば、作業機は、立毛穀稈を収穫作業するコンバインであると、機体に設けた電子カメラの画像処理による自動操縦により、収穫作業を行う、このコンバインにおいては、別に設けた遠隔操縦操作により、自動操縦「入」−「切」を可能とした構成のこの自動操縦を「切」操作したときは、手動による遠隔操作可能に切り換えできる構成である。穀稈の収穫作業が終了して、このコンバインを次の圃場へ運搬するときは、トラック等の荷台へアユミを掛けて、このコンバインをトラックの荷台へ載置するが、この載置のときには、自動操縦を「切」操作し、遠隔操縦装置を操作して、コンバインをアユミの上を走行させて、トラックの荷台上へ載置して、このトラックで次に穀稈を収穫する圃場へ運搬する。この遠隔操縦装置で操縦したときに、コンバインの旋回半径を牽制する牽制装置等は有しない構成であった。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−211433号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
コンバインで収穫作業が終了して、次の圃場へ運搬するときは、トラックの荷台へアユミを掛けて、コンバインをトラックへ載置するが、この載置のときに、コンバインへ運転作業者が搭乗して、運転操作してトラックへ載置すると危険であり、このために、自動操縦を「切」操作し、遠隔操縦装置を操作して、載置するが、このコンバインの旋回半径を牽制する牽制装置等を有していないことにより、遠隔操縦装置の操向方向の操作を誤操作すると、コンバインがアユミより、落下すること等が発生していたが、この発明により、この問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、無線操縦装置3と、該無線操縦装置3の無線による遠隔操作で、走行、及び旋回等を行う機体2等とを設けた作業車において、前記機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4を設けたことを特徴とする作業車等の遠隔操縦装置としたものである。
【0006】
例えば、作業車は、立毛穀稈を刈取り収穫するコンバインであったとすると、このコンバインで穀稈の収穫作業が終了して、このコンバインを次の圃場へ運搬するときに、トラックの荷台へアユミを掛けて、コンバインをトラックの荷台へ載置するときは、このコンバインへ運転作業者が搭乗して、運転操作して載置すると、危険であることにより、無線操縦操作3の無線による遠隔操作で、コンバインの機体2を走行開始、及び操向方向を操作して、アユミ上を上方へ向けて走行させて、トラックの荷台上へ載置して、このトラックで次に穀稈を収穫する圃場へ運搬する。
【0007】
前記無線操縦装置3の無線で、コンバインの機体2をアユミ上を走行中に、操向方向を変更操作したときには、この機体2の旋回半径が、所定の小半径以上の旋回半径に制御されて、操向方向制御が行われないように、無線牽制装置4で牽制されながら、アユミ上を上方へ向けて走行され、トラックの荷台上へコンバインは、載置される。
【0008】
請求項2に記載の発明においては、前記無線牽制装置4は、本機2側、又は無線操縦装置3側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車等の遠隔操縦装置としたものである。
前記コンバインをトラックの荷台へ掛けたアユミ上を走行させて、この荷台へ載置するときに、このコンバインへ直接搭乗し、運転操作して載置するか、又はコンバインの機体2を遠隔操作する無線操縦装置3の無線による遠隔操作で載置するかであるが、コンバインの機体2の旋回半径が所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4は、コンバインの機体2側、又は無線操縦装置3側のいずれか一方側、又は両方へ設けられていることにより、コンバインの機体2を走行開始させ、操向方向を操作して、アユミ上を上方へ向けて走行させるときは、いずれか一方側、又は両方に設けた無線牽制装置4により、操向方向を変更操作したときには、この機体2の旋回半径が、所定の小半径以下の旋回半径に制御されて、操向制御が行われないように、無線牽制装置4で小半径以上の旋回半径に牽制されながら、アユミ上を上方へ向けて、操向制御されながら走行されて、トラックの荷台上へコンバインは、載置される。
【0009】
請求項3に記載の発明においては、有線操縦装置5と、該有線操縦装置5の有線による遠隔操作で、走行、及び旋回等を行う機体2等とを設けた作業機において、前記機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する有線牽制装置6を設けたことを特徴とする作業車等の遠隔操縦装置としたものである。
【0010】
前記コンバインで穀稈の収穫作業が終了して、このコンバインを次の圃場へ運搬するときに、トラックの荷台へアユミを掛けて、コンバインをトラックの荷台へ載置するときは、このコンバインへ運転作業者が搭乗して、運転操作して載置すると、危険であることにより、有線操縦操作5の有線による遠隔操作で、コンバインの機体2を走行開始、及び操向方向を操作して、アユミ上を上方へ向けて走行させて、トラックの荷台上へ載置して、このトラックで次に穀稈を収穫する圃場へ運搬する。
【0011】
前記有線操縦装置5の有線で、コンバインの機体2をアユミ上を走行中に、操向方向を変更操作したときには、この機体2の旋回半径が、所定の小半径以上の旋回半径に制御されて、操向方向制御が行われないように、有線牽制装置6で牽制されながら、アユミ上を上方へ向けて走行され、トラックの荷台上へコンバインは、載置される。
【0012】
請求項4に記載の発明においては、前記有線牽制装置6は、本機2側、又は有線操縦装置5側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことを特徴とする請求項3に記載の作業車等の遠隔操縦装置としたものである。
前記コンバインをトラックの荷台へ掛けたアユミ上を走行させて、この荷台へ載置するときに、このコンバインへ直接搭乗し、運転操作して載置するか、又はコンバインの機体2を遠隔操作する有線操縦装置5の有線による遠隔操作で載置するかであるが、コンバインの機体2の旋回半径が所定の小半径以下で旋回することを牽制する有線牽制装置5は、コンバインの機体2側、又は有線操縦装置5側のいずれか一方側、又は両方へ設けられていることにより、コンバインの機体2を走行開始させ、操向方向を操作して、アユミ上を上方へ向けて走行させるときは、いずれか一方側、又は両方に設けた有線牽制装置6により、操向方向を変更操作したときには、この機体2の旋回半径が、所定の小半径以上の旋回半径に制御されて、操向制御が行われないように、有線牽制装置6で小半径以上の旋回半径に牽制されながら、アユミ上を上方へ向けて、操向制御されながら走行されて、トラックの荷台上へコンバインは、載置される。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、コンバインの機体2を、遠隔操作する無線操縦装置3で操向、及び旋回等を行うが、機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4を設けたことにより、安全にコンバインの機体2をトラックへ積み込み、及び積み下ろし、又は畦越え等を行うことができる。
【0014】
請求項2に記載の発明においては、前記無線牽制装置4は、コンバインの本機2側、又は無線操縦装置3側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことにより、操作性の向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明においては、前記コンバインの機体2を、遠隔操作する有線操縦装置5で走行、及び旋回等を行うが、機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する有線牽制装置6を設けたことにより、安全にコンバインの機体2をトラックへ積み込み、及び積み下ろし、又は畦越え等を行うことができる。
【0015】
請求項4に記載の発明においては、前記有線牽制装置6は、コンバインの本機2側、又は有線操縦装置5側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことにより、操作性の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
作業機1は、立毛穀稈を刈取り収穫するコンバイン1で説明する。
前記コンバイン1は、無線操縦装置3の無線、又は有線操縦装置5の有線による遠隔操作で、このコンバイン1の走行車台7の下側に設けた走行装置8を、走行、及び操向ときの旋回操作等を行うコンバイン1の機体2を設けた構成である。この機体2の走行装置8の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4、又は有線牽制装置6等を設けた構成である。これら無線操縦装置3、又は有線操縦装置5、及び無線牽制装置4、又は有線牽制装置6等を主に図示して説明する。
【0017】
前記コンバイン1の走行車台7の下側には、図9で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ8aを張設した走行装置8を配設し、走行車台7の上側には、脱穀機9を載置した構成である。走行車台7の前方部の刈取機10で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機10で後方上部へ移送され、脱穀機9のフィードチェン11aと、挟持杆11bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機9の右横側に配設した穀粒貯留タンク9a内へ一時貯留される。
【0018】
前記走行車台7の前方部には、図9で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド12a、及び各分草体12bと、立毛穀稈を引起す各引起装置12cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置13の各掻込装置13aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置12dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機9のフィードチェン11aと、挟持杆11bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置13の根元・穂先移送装置13b,13c等からなる刈取機10を設けている。該刈取機10は、油圧駆動による伸縮シリンダ14により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0019】
前記刈取機10の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆15aの上端部には、左右方向の支持パイプ杆15bを設け、この支持パイプ杆15bを走行車台7の上側面に設けた支持装置15cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ14の作動により、刈取機10は支持パイプ杆15bを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0020】
前記刈取機10の穀稈掻込移送装置13によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機9へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ10aを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク9a側の前部には、図9で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う制御装置16を内装した操作装置17と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席17とを設け、この操縦席17の下側で、走行車台7の上側面には、エンジン18を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク9aを配設する。これら走行装置8と、刈取機10と、脱穀機9と、エンジン18等により、コンバイン1の機体2を形成した構成である。
【0021】
前記走行車台7の前端部に装架した走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ19bを設けた構成である。
前記ミッションケース19の伝動機構19aの回転数の制御は、操作装置16へ回動自在に設けた主変速レバー20aの回動操作装置により、エンジン18の回転動力が、油圧無段変速装置(図示せず)等により、変更制御されて、走行装置8の走行クローラの走行車速が変更制御できる構成である。
【0022】
前記ミッションケース19の伝動機構19aには、走行方向を変更する左・右サイドクラッチ21a,21bを「入」−「切」する左・右サイドクラッチソレノイド22a,22bを設け、この左・右サイドクラッチソレノイド22a,22b「ON」−「OFF」により、左・右サイドクラッチ21a,21bが「入」−「切」制御されて、コンバイン1の機体2が旋回制御され、走行方向が変更制御される構成である。
【0023】
前記コンバイン1には、このコンバイン1で運転作業者が、操作装置16を直接操作して、走行操作、旋回操作、脱穀機9、及び刈取機10等の始動、停止、調節等の操作を行う構成である。
又、上記の各操作を無線により、遠隔操作する無線操縦装置3を、コンバイン1の操作装置16以外に設けた構成である。更に、コンバイン1の機体2の操向方向の制御時の旋回半径が、操作装置16へ内装した制御装置16aのCPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下で旋回しないように、旋回半径を牽制する無線牽制装置4を設けた構成である。この無線牽制装置4は、ON−OFFスイッチ方式の操向動作牽制スイッチ4aである。
【0024】
前記無段操縦装置3は、図4で示す如く箱形状の箱体の表面板の外側面には、走行用のミッションケース19へ内装した左・右サイドクラッチ21a,21bを「入」−「切」する左・右サイドクラッチソレノイド22a,22b「ON」−「OFF」操作するON−OFFスイッチ方式の左・右操向スイッチ3a,3bと、無線牽制装置4であるON−OFFスイッチ方式の操向動作牽制スイッチ4aを設けると共に、無線を発信する発信部3cを設けた構成である。
【0025】
従来は、立毛穀稈の刈取り作業が終了して、例えば、次の圃場へコンバイン1をトラックの荷台へ載置して、運搬するときには、このトラックの荷台へアユミを掛けて、運転作業者がコンバイン1を操縦しながら、アユミ上を上方へ向けて走行させ、荷台上へ積載するが、このときに、アユミが外れたり、コンバイン1がアユミを踏み外したりすると、このコンバイン1はアユミより、落下して非常に危険であったが、本発明による作用は次の如くである。
【0026】
上記と同じように、立毛穀稈の刈取り収穫作業が終了して、例えば、次の圃場へ前記コンバイン1をトラックの荷台へ載置して、運搬するときには、図1〜図3、及び図5で示す如くこのトラックの荷台へアユミを掛けて、このアユミ上を上方へ向けてコンバイン1を走行させ、積載するが、このときには、運転作業者が操作装置16の主変速レバー20aを、微速前進位置へ操作してコンバイン1から離れる。
【0027】
そして、前記無線操縦装置3を操作して、コンバイン1を走行させると共に、操向方向を操作しながら、アユミ上を上方へ向けて走行させて、トラックの荷台へ載置する。
このときは、前記コンバイン1の機体2側の、例えば、操作装置16、又は無線操縦装置3へ設けた無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aを「ON」操作しておくことにより、コンバイン1がアユミ上を上方へ向けて走行中に、無線操縦装置3の左・右操向スイッチ3a,3bを「ON」を操作して、機体2を操向操作しても、この機体2の操向による旋回半径は、制御装置16aのCPU16bへ設定記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われることがないように、無線牽制装置4である操向回動作動牽制スイッチ4aの「ON」操作により、牽制されて過度に操向されて、アユミより、踏み外すことがない構成である。又、無線制御装置23のCPU23aへ入力された入力は、制御装置16aのCPU16bへ入力される構成である。
【0028】
又、前記コンバイン1がトラックの荷台へ載置された時点で、運転作業者が主変速レバー20aを「切」操作して、コンバイン1を荷台上で停止させる構成である。
前記コンバイン1の機体2を、遠隔操作する無線操縦装置3で、走行、及び操向方向の変更で旋回等を行うが、機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aを「ON」操作することにより、安全にコンバイン1の機体2をトラックへ積み込み、積み下ろし、又は畦越え等を行うことができる。又、コンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0029】
前記無線牽制装置4は、コンバイン1の機体2側、又は無線操縦装置3側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことにより、操作性の向上を図ることができる。又、コンバイン1の運搬作業の能率の向上を図ることができる。
前記無線操縦装置3に設けた左・右操向スイッチ3a,3b、及び無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aの「ON」−「OFF」の操作は、図5で示す如く無線制御装置23のCPU23aへ入力される構成である。この入力により、このCPU23aを経て、操作装置16の制御装置16aのCPU16bで左・右サイドクラッチソレノイド22a,22bが「ON」−「OFF」操作され、左・右サイドクラッチ21a,21bが「入」−「切」操作される構成である。又、走行装置8の各走行クローラ8aの旋回半径は、CPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われないように、牽制される構成である。
【0030】
前記操作装置16に設けた方向制御レバー20bの操作、及び無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aの「ON」−「OFF」操作は、図5で示す如く制御装置16aのCPU16bへ入力される構成である。この入力により、このCPU16bで左・右サイドクラッチソレノイド22a,22bが「ON」−「OFF」操作され、左・右サイドクラッチ21a,21bが「入」−「切」操作される構成である。
【0031】
又、走行装置8の各走行クローラ8aの旋回半径は、CPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われないように牽制される構成である。
前記コンバイン1の操作装置16以外に、このコンバイン1を遠隔操作する有線操縦装置5を設けた構成である。更にコンバイン1の機体2の操向方向の制御時の旋回半径が、操作装置16へ内装した制御装置16aのCPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下で旋回することのないように、旋回半径を牽制する有線牽制装置6を設けた構成である。この有線牽制装置6は、ON−OFFスイッチ方式の操向動作牽制スイッチ6aである。
【0032】
前記有線操縦装置5は、図7で示す如く箱形状の箱体の表面板の外側面には、走行用ミッションケース19へ内装した左・右サイドクラッチ21a,21bを「入」−「切」する左・右サイドクラッチソレノイド22a,22bを「ON」−「OFF」操作するON−OFFスイッチ方式の左・右操向スイッチ3a,3bと、有線牽制装置6であるON−OFFスイッチ方式の操向動作牽制スイッチ6aとを設けると共に、この有線操縦装置5と、コンバイン1の機体2の操作装置16とは、ケーブル5aで接続した構成である。
【0033】
立毛穀稈の刈取り作業が終了して、例えば、次の圃場へコンバイン1をトラックの荷台へ載置して、運搬するときは、図2、図3、及び図6で示す如くこのトラックの荷台へアユミを掛けて、このアユミ上をコンバインを上方へ向けて走行させ、積載するが、このときには、運転作業者が操作装置16の主変速レバー20aを、微速前進位置へ操作してコンバイン1から離れる。
【0034】
そして、前記有線操縦装置5を操作して、コンバイン1を走行させると共に、操向方向を操作しながら、アユミ上を上方へ向けて走行させて、トラックの荷台上へ載置する。
このときは、前記コンバイン1の機体2側の、例えば、操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aを「ON」操作しておくことにより、コンバイン1がアユミ上を上方へ走行中に、有線操縦装置5の左・右操向スイッチ3a,3bが「ON」されると、この「ON」操作が、有線制御装置24のCPU24aから、操作装置16の制御装置16aのCPU16bへ入力されて、機体2を操向操作しても、この機体2の操向による旋回半径は、この制御装置16aのCPU16bへ設定記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われることのないように、有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aの「ON」により、牽制されて過度に操作されて、アユミより、踏み外すことがない構成である。
【0035】
前記コンバイン1の機体2を、遠隔操作する有線操縦装置5で、走行、及び操向方向の変更で旋回等を行うが、機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aを「ON」操作することにより、安全にコンバイン1の機体2をトラックへ積み込み、積み下ろし、又は畦越え等を行うことができる。又、コンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0036】
前記有線牽制装置6は、図7、図8、及び図9で示す如くコンバイン1の機体2に設けた操作装置16側、又は有線操縦装置5側のいずれか一方側、又は両方へ設けた構成である。
前記有線牽制装置6は、コンバイン1の機体2側、又は有線操縦装置6側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことにより、操作性の向上を図ることができる。又、コンバイン1の運搬作業の能率の向上を図ることができる。
【0037】
前記有線操縦装置5に設けた左・右操向スイッチ3a,3b、及び有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aの「ON」−「OFF」の操作は、図8で示す如く有線制御装置24のCPU24aへ入力され、この入力は、ケーブル5aを経て、操作装置16の制御装置16aへ設けたCPU16bへ入力される構成である。この入力により、このCPU16bで左・右サイドクラッチソレノイド22a,22bが「ON」−「OFF」され、左・右サイドクラッチ21a,21bが「入」−「切」操作される構成である。又、走行装置8の各走行クローラ8aの旋回半径は、CPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われるように、牽制される構成である。
【0038】
前記操作装置16へ有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aを設けた構成であると、この操向動作牽制スイッチ6aの「ON」−「OFF」操作は、図8で示す如く有線制御装置24のCPU24aへ入力され、この入力により、走行装置8の各走行クローラ8aの旋回半径は、制御装置16aのCPU16bへ設定記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われないように、牽制される構成である。
【0039】
前記穀粒貯留タンク9a内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク9aの後側には、縦移送螺旋25aを内装した排出支持筒25を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒25の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋26aを伸縮自在に内装した排出オーガ26を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【0040】
前記コンバイン1を遠隔操作する無線操縦装置3を有する構成において、コンバイン1の機体2には、図5、及び図9で示す如くこのコンバイン1の前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設けた構成である。
前記傾斜センサ27が検出した検出値は、操作装置16の制御装置16aのCPU16bへ入力され、このCPU16bで検出傾斜値が所定以上であると判定されると、無線操縦装置3の左・右操向スイッチ3a,3bの「ON」−「OFF」操作により、操向方向を変更するときの旋回の旋回半径は、CPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下では、旋回しないように、このCPU16bで制御される構成である。
【0041】
前記コンバイン1をトラックの荷台へ載置するときには、この荷台へアユミを掛けて、このアユミ上を上方へ向けて走行させて載置するが、このときには、このコンバイン1の主変速レバー20aは、微速前進位置へ操作後に、無線操縦装置3を操作して、トラックの荷台へ載置する構成である。
【0042】
これにより、前記トラックの荷台へコンバイン1を積み込みのときには、傾斜センサ27が傾斜を検出して、旋回は所定の小半径以下では、旋回しないように制御されることにより、トラックへコンバイン1の積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができると共に、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0043】
前記傾斜センサ27が検出した検出値が、所定の急傾斜以上であると、制御装置16aのCPU16bで判定されると、この判定により、無線操縦装置3で遠隔操作ができないように、このCPU16bで制御される構成である。
これにより、前記トラックの荷台へコンバイン1を積み込みのときに、傾斜センサ27が検出した傾斜検出値が、急傾斜を検出したときには、無線操縦装置3で遠隔操作ができないことにより、コンバイン1の積み込み、及び積み下ろしは、運転作業者が行うことにより、安全に行うことができると共に、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0044】
前記傾斜センサ27が検出した検出値により、コンバイン1の操向方向を変更するときの旋回の旋回半径は、制御装置16aのCPU16bにより、無段階的に自動補正され、コンバイン1の走行時の傾斜角度に対して、最適な旋回半径に制御され、旋回する構成である。
【0045】
これにより、前記トラックの荷台へコンバイン1を載置するときには、安全に積み込み、及び積み下ろしができると共に、このコンバイン1の運搬作業能率が向上する。
前記コンバイン1の操向操作、及び走行変速操作を図4、図5、図9で示す如く無線操縦装置3で、遠隔操作で行う構成において、無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16を設け、無線操縦装置3には、走行車速を増速・減速操作するON−OFFスイッチ方式の走行増速・走行減速スイッチ28a,28bを設けると共に、これらの走行増速・走行減速28a,28bの「ON」−「OFF」操作により、無線制御装置23のCPU23aへ入力され、この入力により、制御装置16aのCPU16bで増速用ソレノイド28cと、減速用ソレノイド28dとを「ON」−「OFF」操作して、走行装置8の走行車速を増速、又は減速制御する構成である。又、無線操縦装置3により、コンバイン1の機体2を遠隔操作する構成である。
【0046】
前記無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16へ設けた構成である。
前記無線牽制装置4の「ON」操作により、無線操縦装置3で遠隔操作が行われたときには、コンバイン1の旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成であると共に、走行車速は所定の低車速以下に制御されて、走行する構成である。
【0047】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台へアユミを掛け、上方へ向けて、無線操縦装置3を操作して、走行させて荷台上へ載置するときは、旋回半径は所定の小半径以下では、旋回しないように制御されると共に、走行車速は所定の低車速に制御されて、走行することにより、コンバイン1の積み込み、及び積み下ろし作業は、安全である共に、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0048】
前記コンバイン1の操向操作、及び走行変速操作を、無線操縦装置3で遠隔操作で行う構成において、無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、図4で示す如く無線操縦装置3に設けた構成である。
前記無線牽制装置4が「ON」操作され、無線操縦装置3で遠隔操作が行われたときは、コンバイン1の旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成であると共に、走行車速は所定の低車速以下に制御されて、走行する構成である。
【0049】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台へアユミを掛け、走行させて載置するときは、このトラックへコンバイン1の積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0050】
前記コンバイン1の操向操作、及び走行車速操作を、無線操縦装置3で遠隔操作で行う構成において、このコンバイン1には、図9で示す如く前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設け、この傾斜センサ27が検出した検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であると判定されると、コンバイン1を旋回のときの旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御しない構成とすると共に、走行車速は所定の低車速に制御されて、走行する構成である。
【0051】
又、前記傾斜センサ27が検出した検出傾斜値が、所定の急傾斜値以上であると判定されると、無線操縦装置3で遠隔操作ができないように、この無線操縦装置3の作動が停止制御される構成である。
これにより、前記コンバイン1の傾斜は、傾斜センサ27で検出され、検出傾斜値により、旋回半径と、走行車速とが制御されることにより、コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0052】
前記傾斜センサ27で検出された検出傾斜値により、旋回のときの旋回半径と、走行車速とは、コンバイン1の傾斜状態に対して、最適な旋回半径と、走行車速に順次変更制御される構成である。旋回半径は、所定の小半径以下での旋回は行われない構成である。又、走行車速は所定の低車速以下での走行は行われない構成である。
【0053】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1の操向操作、及び刈取機10の昇降操作を、図4、及び図5で示す如く無線操縦装置3で、遠隔操作で行う構成において、無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16に設け、無線操縦装置3には、刈取機3を上昇、又は下降操作するON−OFFスイッチ方式の刈取上昇・刈取下降スイッチ29a,29bを設けると共に、これらの刈取上昇・刈取下降スイッチ29a,29bの「ON」−「OFF」操作により、無線制御装置23のCPU23aへ入力され、この入力により、制御装置16aのCPU16bで刈取上昇ソレノイド29cと、刈取下降ソレノイド29dとを「ON」−「OFF」操作して、刈取機10の伸縮シリンダ14を「作動」−「停止」操作して、刈取機3を上昇、及び下降制御する構成である。又、無線操縦装置3により、コンバイン1の機体2を遠隔操作する構成である。
【0054】
前記無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16へ設けた構成である。
前記無線牽制装置4が「ON」操作されて、無線操縦装置3で遠隔操作が行われたときには、コンバイン1の旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成である。
【0055】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台へアユミを掛け、上方へ向けて、無線操縦装置3を操作して、走行させて荷台上へ載置するときは、旋回半径は所定の小半径以下では、旋回しないように制御されることにより、コンバイン1の積み込み、及び積み下ろし作業は、安全である共に、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0056】
前記コンバイン1の操向操作、及び刈取機10の昇降操作を、無線操縦装置3で、遠隔操作で行う構成において、無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、図4で示す如く無線操縦装置3に設けた構成である。
前記無線牽制装置4が「ON」操作され、無線操縦装置3で遠隔操作が行われたときには、コンバイン1の旋回半径は所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成である。
【0057】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台へアユミを掛け、走行させて載置するときは、このトラックへコンバイン1の積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0058】
前記コンバイン1の操向操作、及び刈取機3の昇降操作を無線操縦装置3で遠隔操作で行う構成において、コンバイン1には、図5、及び図9で示す如く前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設け、遠隔操作中に、この傾斜センサ27が検出した検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であると判定されると、コンバイン1を旋回のときの旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御しない構成である。刈取機3は所定の上昇位置へ上昇制御される構成である。
【0059】
又、前記傾斜センサ27が検出した検出傾斜値が、所定の急傾斜値以上であると判定されると、無線操縦装置3で遠隔操作ができないように、この無線操縦装置3の作動は停止制御される構成である。
更に、前記傾斜センサ27が検出する検出傾斜値により、コンバイン1の旋回のときの旋回半径と、刈取機10の上昇位置とを、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
【0060】
これらにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1は、図4、図5、及び図9で示す如く無線操縦装置3で、遠隔操作により、操向操作と、車速操作と、刈取機3の昇降操作とを行う構成であると共に、無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16に設けた構成において、無線牽制装置4が「ON」操作状態で、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われないと共に、走行車速は所定の低車速に制御される構成である。
【0061】
又、上述の構成において、前記無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、無線操縦装置3へ設けた構成において、無線牽制装置4が「ON」操作状態で、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われないと共に、走行車速は所定の低車速に制御される構成である。
【0062】
これらにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1は、図4、及び図5で示す如く無線操縦装置3で、遠隔操作により、操向操作と、車速操作と、刈取機3の昇降操作とを行う構成であると共に、コンバイン1には、このコンバイン1の前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設けた構成において、この傾斜センサ27が検出した検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であり、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われないと共に、走行車速は所定の低車速に制御される構成である。
【0063】
又、上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値が、所定の急傾斜値以上であると、無線操縦装置3で遠隔操作する操向制御、及び走行車速の増速制御を不作動にする構成である。
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値により、無線操縦装置3で、遠隔操作する。コンバイン1が旋回する旋回半径と、走行車速と、刈取機10の昇降位置とは、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
【0064】
これらにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1は、図7〜図9で示す如く有線操縦装置5により、コンバイン1の操向操作制御する構成において、このコンバイン1には、このコンバイン1前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設けた構成である。
【0065】
前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であり、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御されない構成である。
又、上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値が、所定の急傾斜値以上であると、有線操縦装置5で、遠隔操作する操向制御を不作動にする構成である。
【0066】
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値により、有線操縦装置5で、遠隔操作する。コンバイン1が旋回する旋回半径を、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
これらにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0067】
前記有線操縦装置5表面板の外側面には、図7、及び図8で示す如くコンバイン1の走行車速を増速、又は減速操作するON−OFFスイッチ方式の走行増速・走行減速スイッチ28a,28bを設けた構成である。この走行増速・走行減速28a,28bの「ON」−「OFF」操作は、有線操縦装置5の有線制御装置24のCPU24aへ入力される構成である。この入力により、制御装置16aのCPU16bにより、増速用ソレノイド28c、及び減速用ソレノイド28dが「ON」−「OFF」操作される構成である。
【0068】
前記コンバイン1の操向操作、及び走行車速操作を、有線操縦装置5で遠隔操作で行う構成において、有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aは、コンバイン1の操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた構成である。
前記コンバイン1側、又は有線操縦装置5へ設けた有線牽制装置6が「ON」操作されて、有線操縦装置5で遠隔操作により、操向操作と、走行車速操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われないと共に、走行車速は所定の低車速に、制御装置16のCPU16bで制御される構成である。
【0069】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしを、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1の操向操作と、走行車速操作とを、有線操縦装置5で遠隔操作によって行う構成である。このコンバイン1には、図9で示す如くこのコンバイン1の前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設けた構成である。
【0070】
前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値は、所定の傾斜値以上であり、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御されないと共に、走行車速は所定の低車速に制御される構成である。
又、上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値が、所定の急傾斜値以上であると、有線操縦装置5で遠隔操作する操向制御、及び走行車速の増速制御を不作動にする構成である。
【0071】
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値により、有線操縦装置5で、遠隔操作する。コンバイン1が旋回する旋回半径と、走行車速とは、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
これらにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0072】
前記有線操縦装置5表面板の外側面には、図7、及び図8で示す如く刈取機3を昇降操作するON−OFFスイッチ方式の刈取上昇・刈取下降スイッチ29a,29bを設けた構成である。この刈取上昇・刈取下降29a,29bの「ON」−「OFF」操作は、有線操縦装置5の有線制御装置24のCPU24aへ入力される構成である。この入力により、制御装置16aのCPU16bにより、刈取上昇・刈取下降ソレノイド29c,29dが「ON」−「OFF」操作される構成である。
【0073】
前記コンバイン1の操向操作、刈取機3の昇降操作を、有線操縦装置5で遠隔操作で行う構成において、有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aは、コンバイン1の操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた構成である。
前記コンバイン1の操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた有線牽制装置6が「ON」操作されて、有線操縦装置5で遠隔操作により、操向操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御されないように、制御装置16のCPU16bで制御される構成である。
【0074】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしを、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1の操向操作と、刈取機3の昇降操作とを、有線操縦装置5で遠隔操作で行う構成である。このコンバイン1には、図8、及び図9で示す如くこのコンバインの前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設けた構成である。
【0075】
前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であり、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成である。
又、上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値は、所定の急傾斜値以上であると、有線操縦装置5で、遠隔操作する操向制御は、不作動にする構成である。
【0076】
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値により、有線操縦装置5で、遠隔操作する。コンバイン1が旋回する旋回半径と、刈取機3を上昇操作する昇降位置とは、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
【0077】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしを、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1の操向操作と、走行車速操作と、刈取機3の昇降位置操作とは、図8、及び図9で示す如く有線操縦装置5で遠隔操作によって行う構成において、有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた構成である。
【0078】
前記コンバイン1の操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた有線牽制装置6が「ON」操作されて、有線操縦装置5で遠隔操作が行われるときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御されないと共に走行車速は所定の低車速に制御されて走行する構成である。
【0079】
又、上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であり、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成であると共に、走行車速は所定の低車速に制御される構成である。
【0080】
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値は、所定の急傾斜値以上であると、有線操縦装置5で遠隔操作する操向制御、及び走行車速制御は、不作動にする構成である。
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値により、有線操縦装置5で遠隔操作する。コンバイン1が旋回する旋回半径と、走行車速と、刈取機3を昇降操作する昇降位置とは、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
【0081】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしを、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン(作業機)の載置時の作用拡大側面図
【図2】コンバイン(作業機)の載置時の作用側面図
【図3】コンバイン(作業機)の載置時の作用平面図
【図4】無線操縦装置の拡大平面図
【図5】ブロック図
【図6】コンバイン(作業機)の載置時の作用拡大側面図
【図7】有線操縦装置の拡大平面図
【図8】ブロック図
【図9】コンバインの左側の全体側面図
【符号の説明】
2 機体
3 無線操縦装置
4 無線牽制装置
5 有線操縦装置
6 有線牽制装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、無線操縦装置の無線、又は有線操縦装置の有線による遠隔操作で、走行、及び旋回等を行う機体等とを設けた作業車において、機体の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置、又は有線牽制装置を設けた技術であり、作業車等の遠隔操縦装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
例えば、作業機は、立毛穀稈を収穫作業するコンバインであると、機体に設けた電子カメラの画像処理による自動操縦により、収穫作業を行う、このコンバインにおいては、別に設けた遠隔操縦操作により、自動操縦「入」−「切」を可能とした構成のこの自動操縦を「切」操作したときは、手動による遠隔操作可能に切り換えできる構成である。穀稈の収穫作業が終了して、このコンバインを次の圃場へ運搬するときは、トラック等の荷台へアユミを掛けて、このコンバインをトラックの荷台へ載置するが、この載置のときには、自動操縦を「切」操作し、遠隔操縦装置を操作して、コンバインをアユミの上を走行させて、トラックの荷台上へ載置して、このトラックで次に穀稈を収穫する圃場へ運搬する。この遠隔操縦装置で操縦したときに、コンバインの旋回半径を牽制する牽制装置等は有しない構成であった。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−211433号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
コンバインで収穫作業が終了して、次の圃場へ運搬するときは、トラックの荷台へアユミを掛けて、コンバインをトラックへ載置するが、この載置のときに、コンバインへ運転作業者が搭乗して、運転操作してトラックへ載置すると危険であり、このために、自動操縦を「切」操作し、遠隔操縦装置を操作して、載置するが、このコンバインの旋回半径を牽制する牽制装置等を有していないことにより、遠隔操縦装置の操向方向の操作を誤操作すると、コンバインがアユミより、落下すること等が発生していたが、この発明により、この問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、無線操縦装置3と、該無線操縦装置3の無線による遠隔操作で、走行、及び旋回等を行う機体2等とを設けた作業車において、前記機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4を設けたことを特徴とする作業車等の遠隔操縦装置としたものである。
【0006】
例えば、作業車は、立毛穀稈を刈取り収穫するコンバインであったとすると、このコンバインで穀稈の収穫作業が終了して、このコンバインを次の圃場へ運搬するときに、トラックの荷台へアユミを掛けて、コンバインをトラックの荷台へ載置するときは、このコンバインへ運転作業者が搭乗して、運転操作して載置すると、危険であることにより、無線操縦操作3の無線による遠隔操作で、コンバインの機体2を走行開始、及び操向方向を操作して、アユミ上を上方へ向けて走行させて、トラックの荷台上へ載置して、このトラックで次に穀稈を収穫する圃場へ運搬する。
【0007】
前記無線操縦装置3の無線で、コンバインの機体2をアユミ上を走行中に、操向方向を変更操作したときには、この機体2の旋回半径が、所定の小半径以上の旋回半径に制御されて、操向方向制御が行われないように、無線牽制装置4で牽制されながら、アユミ上を上方へ向けて走行され、トラックの荷台上へコンバインは、載置される。
【0008】
請求項2に記載の発明においては、前記無線牽制装置4は、本機2側、又は無線操縦装置3側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車等の遠隔操縦装置としたものである。
前記コンバインをトラックの荷台へ掛けたアユミ上を走行させて、この荷台へ載置するときに、このコンバインへ直接搭乗し、運転操作して載置するか、又はコンバインの機体2を遠隔操作する無線操縦装置3の無線による遠隔操作で載置するかであるが、コンバインの機体2の旋回半径が所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4は、コンバインの機体2側、又は無線操縦装置3側のいずれか一方側、又は両方へ設けられていることにより、コンバインの機体2を走行開始させ、操向方向を操作して、アユミ上を上方へ向けて走行させるときは、いずれか一方側、又は両方に設けた無線牽制装置4により、操向方向を変更操作したときには、この機体2の旋回半径が、所定の小半径以下の旋回半径に制御されて、操向制御が行われないように、無線牽制装置4で小半径以上の旋回半径に牽制されながら、アユミ上を上方へ向けて、操向制御されながら走行されて、トラックの荷台上へコンバインは、載置される。
【0009】
請求項3に記載の発明においては、有線操縦装置5と、該有線操縦装置5の有線による遠隔操作で、走行、及び旋回等を行う機体2等とを設けた作業機において、前記機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する有線牽制装置6を設けたことを特徴とする作業車等の遠隔操縦装置としたものである。
【0010】
前記コンバインで穀稈の収穫作業が終了して、このコンバインを次の圃場へ運搬するときに、トラックの荷台へアユミを掛けて、コンバインをトラックの荷台へ載置するときは、このコンバインへ運転作業者が搭乗して、運転操作して載置すると、危険であることにより、有線操縦操作5の有線による遠隔操作で、コンバインの機体2を走行開始、及び操向方向を操作して、アユミ上を上方へ向けて走行させて、トラックの荷台上へ載置して、このトラックで次に穀稈を収穫する圃場へ運搬する。
【0011】
前記有線操縦装置5の有線で、コンバインの機体2をアユミ上を走行中に、操向方向を変更操作したときには、この機体2の旋回半径が、所定の小半径以上の旋回半径に制御されて、操向方向制御が行われないように、有線牽制装置6で牽制されながら、アユミ上を上方へ向けて走行され、トラックの荷台上へコンバインは、載置される。
【0012】
請求項4に記載の発明においては、前記有線牽制装置6は、本機2側、又は有線操縦装置5側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことを特徴とする請求項3に記載の作業車等の遠隔操縦装置としたものである。
前記コンバインをトラックの荷台へ掛けたアユミ上を走行させて、この荷台へ載置するときに、このコンバインへ直接搭乗し、運転操作して載置するか、又はコンバインの機体2を遠隔操作する有線操縦装置5の有線による遠隔操作で載置するかであるが、コンバインの機体2の旋回半径が所定の小半径以下で旋回することを牽制する有線牽制装置5は、コンバインの機体2側、又は有線操縦装置5側のいずれか一方側、又は両方へ設けられていることにより、コンバインの機体2を走行開始させ、操向方向を操作して、アユミ上を上方へ向けて走行させるときは、いずれか一方側、又は両方に設けた有線牽制装置6により、操向方向を変更操作したときには、この機体2の旋回半径が、所定の小半径以上の旋回半径に制御されて、操向制御が行われないように、有線牽制装置6で小半径以上の旋回半径に牽制されながら、アユミ上を上方へ向けて、操向制御されながら走行されて、トラックの荷台上へコンバインは、載置される。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、コンバインの機体2を、遠隔操作する無線操縦装置3で操向、及び旋回等を行うが、機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4を設けたことにより、安全にコンバインの機体2をトラックへ積み込み、及び積み下ろし、又は畦越え等を行うことができる。
【0014】
請求項2に記載の発明においては、前記無線牽制装置4は、コンバインの本機2側、又は無線操縦装置3側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことにより、操作性の向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明においては、前記コンバインの機体2を、遠隔操作する有線操縦装置5で走行、及び旋回等を行うが、機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する有線牽制装置6を設けたことにより、安全にコンバインの機体2をトラックへ積み込み、及び積み下ろし、又は畦越え等を行うことができる。
【0015】
請求項4に記載の発明においては、前記有線牽制装置6は、コンバインの本機2側、又は有線操縦装置5側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことにより、操作性の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
作業機1は、立毛穀稈を刈取り収穫するコンバイン1で説明する。
前記コンバイン1は、無線操縦装置3の無線、又は有線操縦装置5の有線による遠隔操作で、このコンバイン1の走行車台7の下側に設けた走行装置8を、走行、及び操向ときの旋回操作等を行うコンバイン1の機体2を設けた構成である。この機体2の走行装置8の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4、又は有線牽制装置6等を設けた構成である。これら無線操縦装置3、又は有線操縦装置5、及び無線牽制装置4、又は有線牽制装置6等を主に図示して説明する。
【0017】
前記コンバイン1の走行車台7の下側には、図9で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ8aを張設した走行装置8を配設し、走行車台7の上側には、脱穀機9を載置した構成である。走行車台7の前方部の刈取機10で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機10で後方上部へ移送され、脱穀機9のフィードチェン11aと、挟持杆11bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機9の右横側に配設した穀粒貯留タンク9a内へ一時貯留される。
【0018】
前記走行車台7の前方部には、図9で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド12a、及び各分草体12bと、立毛穀稈を引起す各引起装置12cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置13の各掻込装置13aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置12dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機9のフィードチェン11aと、挟持杆11bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置13の根元・穂先移送装置13b,13c等からなる刈取機10を設けている。該刈取機10は、油圧駆動による伸縮シリンダ14により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0019】
前記刈取機10の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆15aの上端部には、左右方向の支持パイプ杆15bを設け、この支持パイプ杆15bを走行車台7の上側面に設けた支持装置15cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ14の作動により、刈取機10は支持パイプ杆15bを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0020】
前記刈取機10の穀稈掻込移送装置13によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機9へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ10aを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク9a側の前部には、図9で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う制御装置16を内装した操作装置17と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席17とを設け、この操縦席17の下側で、走行車台7の上側面には、エンジン18を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク9aを配設する。これら走行装置8と、刈取機10と、脱穀機9と、エンジン18等により、コンバイン1の機体2を形成した構成である。
【0021】
前記走行車台7の前端部に装架した走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ19bを設けた構成である。
前記ミッションケース19の伝動機構19aの回転数の制御は、操作装置16へ回動自在に設けた主変速レバー20aの回動操作装置により、エンジン18の回転動力が、油圧無段変速装置(図示せず)等により、変更制御されて、走行装置8の走行クローラの走行車速が変更制御できる構成である。
【0022】
前記ミッションケース19の伝動機構19aには、走行方向を変更する左・右サイドクラッチ21a,21bを「入」−「切」する左・右サイドクラッチソレノイド22a,22bを設け、この左・右サイドクラッチソレノイド22a,22b「ON」−「OFF」により、左・右サイドクラッチ21a,21bが「入」−「切」制御されて、コンバイン1の機体2が旋回制御され、走行方向が変更制御される構成である。
【0023】
前記コンバイン1には、このコンバイン1で運転作業者が、操作装置16を直接操作して、走行操作、旋回操作、脱穀機9、及び刈取機10等の始動、停止、調節等の操作を行う構成である。
又、上記の各操作を無線により、遠隔操作する無線操縦装置3を、コンバイン1の操作装置16以外に設けた構成である。更に、コンバイン1の機体2の操向方向の制御時の旋回半径が、操作装置16へ内装した制御装置16aのCPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下で旋回しないように、旋回半径を牽制する無線牽制装置4を設けた構成である。この無線牽制装置4は、ON−OFFスイッチ方式の操向動作牽制スイッチ4aである。
【0024】
前記無段操縦装置3は、図4で示す如く箱形状の箱体の表面板の外側面には、走行用のミッションケース19へ内装した左・右サイドクラッチ21a,21bを「入」−「切」する左・右サイドクラッチソレノイド22a,22b「ON」−「OFF」操作するON−OFFスイッチ方式の左・右操向スイッチ3a,3bと、無線牽制装置4であるON−OFFスイッチ方式の操向動作牽制スイッチ4aを設けると共に、無線を発信する発信部3cを設けた構成である。
【0025】
従来は、立毛穀稈の刈取り作業が終了して、例えば、次の圃場へコンバイン1をトラックの荷台へ載置して、運搬するときには、このトラックの荷台へアユミを掛けて、運転作業者がコンバイン1を操縦しながら、アユミ上を上方へ向けて走行させ、荷台上へ積載するが、このときに、アユミが外れたり、コンバイン1がアユミを踏み外したりすると、このコンバイン1はアユミより、落下して非常に危険であったが、本発明による作用は次の如くである。
【0026】
上記と同じように、立毛穀稈の刈取り収穫作業が終了して、例えば、次の圃場へ前記コンバイン1をトラックの荷台へ載置して、運搬するときには、図1〜図3、及び図5で示す如くこのトラックの荷台へアユミを掛けて、このアユミ上を上方へ向けてコンバイン1を走行させ、積載するが、このときには、運転作業者が操作装置16の主変速レバー20aを、微速前進位置へ操作してコンバイン1から離れる。
【0027】
そして、前記無線操縦装置3を操作して、コンバイン1を走行させると共に、操向方向を操作しながら、アユミ上を上方へ向けて走行させて、トラックの荷台へ載置する。
このときは、前記コンバイン1の機体2側の、例えば、操作装置16、又は無線操縦装置3へ設けた無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aを「ON」操作しておくことにより、コンバイン1がアユミ上を上方へ向けて走行中に、無線操縦装置3の左・右操向スイッチ3a,3bを「ON」を操作して、機体2を操向操作しても、この機体2の操向による旋回半径は、制御装置16aのCPU16bへ設定記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われることがないように、無線牽制装置4である操向回動作動牽制スイッチ4aの「ON」操作により、牽制されて過度に操向されて、アユミより、踏み外すことがない構成である。又、無線制御装置23のCPU23aへ入力された入力は、制御装置16aのCPU16bへ入力される構成である。
【0028】
又、前記コンバイン1がトラックの荷台へ載置された時点で、運転作業者が主変速レバー20aを「切」操作して、コンバイン1を荷台上で停止させる構成である。
前記コンバイン1の機体2を、遠隔操作する無線操縦装置3で、走行、及び操向方向の変更で旋回等を行うが、機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aを「ON」操作することにより、安全にコンバイン1の機体2をトラックへ積み込み、積み下ろし、又は畦越え等を行うことができる。又、コンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0029】
前記無線牽制装置4は、コンバイン1の機体2側、又は無線操縦装置3側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことにより、操作性の向上を図ることができる。又、コンバイン1の運搬作業の能率の向上を図ることができる。
前記無線操縦装置3に設けた左・右操向スイッチ3a,3b、及び無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aの「ON」−「OFF」の操作は、図5で示す如く無線制御装置23のCPU23aへ入力される構成である。この入力により、このCPU23aを経て、操作装置16の制御装置16aのCPU16bで左・右サイドクラッチソレノイド22a,22bが「ON」−「OFF」操作され、左・右サイドクラッチ21a,21bが「入」−「切」操作される構成である。又、走行装置8の各走行クローラ8aの旋回半径は、CPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われないように、牽制される構成である。
【0030】
前記操作装置16に設けた方向制御レバー20bの操作、及び無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aの「ON」−「OFF」操作は、図5で示す如く制御装置16aのCPU16bへ入力される構成である。この入力により、このCPU16bで左・右サイドクラッチソレノイド22a,22bが「ON」−「OFF」操作され、左・右サイドクラッチ21a,21bが「入」−「切」操作される構成である。
【0031】
又、走行装置8の各走行クローラ8aの旋回半径は、CPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われないように牽制される構成である。
前記コンバイン1の操作装置16以外に、このコンバイン1を遠隔操作する有線操縦装置5を設けた構成である。更にコンバイン1の機体2の操向方向の制御時の旋回半径が、操作装置16へ内装した制御装置16aのCPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下で旋回することのないように、旋回半径を牽制する有線牽制装置6を設けた構成である。この有線牽制装置6は、ON−OFFスイッチ方式の操向動作牽制スイッチ6aである。
【0032】
前記有線操縦装置5は、図7で示す如く箱形状の箱体の表面板の外側面には、走行用ミッションケース19へ内装した左・右サイドクラッチ21a,21bを「入」−「切」する左・右サイドクラッチソレノイド22a,22bを「ON」−「OFF」操作するON−OFFスイッチ方式の左・右操向スイッチ3a,3bと、有線牽制装置6であるON−OFFスイッチ方式の操向動作牽制スイッチ6aとを設けると共に、この有線操縦装置5と、コンバイン1の機体2の操作装置16とは、ケーブル5aで接続した構成である。
【0033】
立毛穀稈の刈取り作業が終了して、例えば、次の圃場へコンバイン1をトラックの荷台へ載置して、運搬するときは、図2、図3、及び図6で示す如くこのトラックの荷台へアユミを掛けて、このアユミ上をコンバインを上方へ向けて走行させ、積載するが、このときには、運転作業者が操作装置16の主変速レバー20aを、微速前進位置へ操作してコンバイン1から離れる。
【0034】
そして、前記有線操縦装置5を操作して、コンバイン1を走行させると共に、操向方向を操作しながら、アユミ上を上方へ向けて走行させて、トラックの荷台上へ載置する。
このときは、前記コンバイン1の機体2側の、例えば、操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aを「ON」操作しておくことにより、コンバイン1がアユミ上を上方へ走行中に、有線操縦装置5の左・右操向スイッチ3a,3bが「ON」されると、この「ON」操作が、有線制御装置24のCPU24aから、操作装置16の制御装置16aのCPU16bへ入力されて、機体2を操向操作しても、この機体2の操向による旋回半径は、この制御装置16aのCPU16bへ設定記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われることのないように、有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aの「ON」により、牽制されて過度に操作されて、アユミより、踏み外すことがない構成である。
【0035】
前記コンバイン1の機体2を、遠隔操作する有線操縦装置5で、走行、及び操向方向の変更で旋回等を行うが、機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aを「ON」操作することにより、安全にコンバイン1の機体2をトラックへ積み込み、積み下ろし、又は畦越え等を行うことができる。又、コンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0036】
前記有線牽制装置6は、図7、図8、及び図9で示す如くコンバイン1の機体2に設けた操作装置16側、又は有線操縦装置5側のいずれか一方側、又は両方へ設けた構成である。
前記有線牽制装置6は、コンバイン1の機体2側、又は有線操縦装置6側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことにより、操作性の向上を図ることができる。又、コンバイン1の運搬作業の能率の向上を図ることができる。
【0037】
前記有線操縦装置5に設けた左・右操向スイッチ3a,3b、及び有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aの「ON」−「OFF」の操作は、図8で示す如く有線制御装置24のCPU24aへ入力され、この入力は、ケーブル5aを経て、操作装置16の制御装置16aへ設けたCPU16bへ入力される構成である。この入力により、このCPU16bで左・右サイドクラッチソレノイド22a,22bが「ON」−「OFF」され、左・右サイドクラッチ21a,21bが「入」−「切」操作される構成である。又、走行装置8の各走行クローラ8aの旋回半径は、CPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われるように、牽制される構成である。
【0038】
前記操作装置16へ有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aを設けた構成であると、この操向動作牽制スイッチ6aの「ON」−「OFF」操作は、図8で示す如く有線制御装置24のCPU24aへ入力され、この入力により、走行装置8の各走行クローラ8aの旋回半径は、制御装置16aのCPU16bへ設定記憶させた所定の小半径以下で旋回が行われないように、牽制される構成である。
【0039】
前記穀粒貯留タンク9a内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク9aの後側には、縦移送螺旋25aを内装した排出支持筒25を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒25の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋26aを伸縮自在に内装した排出オーガ26を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【0040】
前記コンバイン1を遠隔操作する無線操縦装置3を有する構成において、コンバイン1の機体2には、図5、及び図9で示す如くこのコンバイン1の前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設けた構成である。
前記傾斜センサ27が検出した検出値は、操作装置16の制御装置16aのCPU16bへ入力され、このCPU16bで検出傾斜値が所定以上であると判定されると、無線操縦装置3の左・右操向スイッチ3a,3bの「ON」−「OFF」操作により、操向方向を変更するときの旋回の旋回半径は、CPU16bへ設定して記憶させた所定の小半径以下では、旋回しないように、このCPU16bで制御される構成である。
【0041】
前記コンバイン1をトラックの荷台へ載置するときには、この荷台へアユミを掛けて、このアユミ上を上方へ向けて走行させて載置するが、このときには、このコンバイン1の主変速レバー20aは、微速前進位置へ操作後に、無線操縦装置3を操作して、トラックの荷台へ載置する構成である。
【0042】
これにより、前記トラックの荷台へコンバイン1を積み込みのときには、傾斜センサ27が傾斜を検出して、旋回は所定の小半径以下では、旋回しないように制御されることにより、トラックへコンバイン1の積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができると共に、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0043】
前記傾斜センサ27が検出した検出値が、所定の急傾斜以上であると、制御装置16aのCPU16bで判定されると、この判定により、無線操縦装置3で遠隔操作ができないように、このCPU16bで制御される構成である。
これにより、前記トラックの荷台へコンバイン1を積み込みのときに、傾斜センサ27が検出した傾斜検出値が、急傾斜を検出したときには、無線操縦装置3で遠隔操作ができないことにより、コンバイン1の積み込み、及び積み下ろしは、運転作業者が行うことにより、安全に行うことができると共に、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0044】
前記傾斜センサ27が検出した検出値により、コンバイン1の操向方向を変更するときの旋回の旋回半径は、制御装置16aのCPU16bにより、無段階的に自動補正され、コンバイン1の走行時の傾斜角度に対して、最適な旋回半径に制御され、旋回する構成である。
【0045】
これにより、前記トラックの荷台へコンバイン1を載置するときには、安全に積み込み、及び積み下ろしができると共に、このコンバイン1の運搬作業能率が向上する。
前記コンバイン1の操向操作、及び走行変速操作を図4、図5、図9で示す如く無線操縦装置3で、遠隔操作で行う構成において、無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16を設け、無線操縦装置3には、走行車速を増速・減速操作するON−OFFスイッチ方式の走行増速・走行減速スイッチ28a,28bを設けると共に、これらの走行増速・走行減速28a,28bの「ON」−「OFF」操作により、無線制御装置23のCPU23aへ入力され、この入力により、制御装置16aのCPU16bで増速用ソレノイド28cと、減速用ソレノイド28dとを「ON」−「OFF」操作して、走行装置8の走行車速を増速、又は減速制御する構成である。又、無線操縦装置3により、コンバイン1の機体2を遠隔操作する構成である。
【0046】
前記無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16へ設けた構成である。
前記無線牽制装置4の「ON」操作により、無線操縦装置3で遠隔操作が行われたときには、コンバイン1の旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成であると共に、走行車速は所定の低車速以下に制御されて、走行する構成である。
【0047】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台へアユミを掛け、上方へ向けて、無線操縦装置3を操作して、走行させて荷台上へ載置するときは、旋回半径は所定の小半径以下では、旋回しないように制御されると共に、走行車速は所定の低車速に制御されて、走行することにより、コンバイン1の積み込み、及び積み下ろし作業は、安全である共に、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0048】
前記コンバイン1の操向操作、及び走行変速操作を、無線操縦装置3で遠隔操作で行う構成において、無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、図4で示す如く無線操縦装置3に設けた構成である。
前記無線牽制装置4が「ON」操作され、無線操縦装置3で遠隔操作が行われたときは、コンバイン1の旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成であると共に、走行車速は所定の低車速以下に制御されて、走行する構成である。
【0049】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台へアユミを掛け、走行させて載置するときは、このトラックへコンバイン1の積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0050】
前記コンバイン1の操向操作、及び走行車速操作を、無線操縦装置3で遠隔操作で行う構成において、このコンバイン1には、図9で示す如く前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設け、この傾斜センサ27が検出した検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であると判定されると、コンバイン1を旋回のときの旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御しない構成とすると共に、走行車速は所定の低車速に制御されて、走行する構成である。
【0051】
又、前記傾斜センサ27が検出した検出傾斜値が、所定の急傾斜値以上であると判定されると、無線操縦装置3で遠隔操作ができないように、この無線操縦装置3の作動が停止制御される構成である。
これにより、前記コンバイン1の傾斜は、傾斜センサ27で検出され、検出傾斜値により、旋回半径と、走行車速とが制御されることにより、コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0052】
前記傾斜センサ27で検出された検出傾斜値により、旋回のときの旋回半径と、走行車速とは、コンバイン1の傾斜状態に対して、最適な旋回半径と、走行車速に順次変更制御される構成である。旋回半径は、所定の小半径以下での旋回は行われない構成である。又、走行車速は所定の低車速以下での走行は行われない構成である。
【0053】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1の操向操作、及び刈取機10の昇降操作を、図4、及び図5で示す如く無線操縦装置3で、遠隔操作で行う構成において、無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16に設け、無線操縦装置3には、刈取機3を上昇、又は下降操作するON−OFFスイッチ方式の刈取上昇・刈取下降スイッチ29a,29bを設けると共に、これらの刈取上昇・刈取下降スイッチ29a,29bの「ON」−「OFF」操作により、無線制御装置23のCPU23aへ入力され、この入力により、制御装置16aのCPU16bで刈取上昇ソレノイド29cと、刈取下降ソレノイド29dとを「ON」−「OFF」操作して、刈取機10の伸縮シリンダ14を「作動」−「停止」操作して、刈取機3を上昇、及び下降制御する構成である。又、無線操縦装置3により、コンバイン1の機体2を遠隔操作する構成である。
【0054】
前記無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16へ設けた構成である。
前記無線牽制装置4が「ON」操作されて、無線操縦装置3で遠隔操作が行われたときには、コンバイン1の旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成である。
【0055】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台へアユミを掛け、上方へ向けて、無線操縦装置3を操作して、走行させて荷台上へ載置するときは、旋回半径は所定の小半径以下では、旋回しないように制御されることにより、コンバイン1の積み込み、及び積み下ろし作業は、安全である共に、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0056】
前記コンバイン1の操向操作、及び刈取機10の昇降操作を、無線操縦装置3で、遠隔操作で行う構成において、無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、図4で示す如く無線操縦装置3に設けた構成である。
前記無線牽制装置4が「ON」操作され、無線操縦装置3で遠隔操作が行われたときには、コンバイン1の旋回半径は所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成である。
【0057】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台へアユミを掛け、走行させて載置するときは、このトラックへコンバイン1の積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、このコンバイン1の運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0058】
前記コンバイン1の操向操作、及び刈取機3の昇降操作を無線操縦装置3で遠隔操作で行う構成において、コンバイン1には、図5、及び図9で示す如く前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設け、遠隔操作中に、この傾斜センサ27が検出した検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であると判定されると、コンバイン1を旋回のときの旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御しない構成である。刈取機3は所定の上昇位置へ上昇制御される構成である。
【0059】
又、前記傾斜センサ27が検出した検出傾斜値が、所定の急傾斜値以上であると判定されると、無線操縦装置3で遠隔操作ができないように、この無線操縦装置3の作動は停止制御される構成である。
更に、前記傾斜センサ27が検出する検出傾斜値により、コンバイン1の旋回のときの旋回半径と、刈取機10の上昇位置とを、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
【0060】
これらにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1は、図4、図5、及び図9で示す如く無線操縦装置3で、遠隔操作により、操向操作と、車速操作と、刈取機3の昇降操作とを行う構成であると共に、無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16に設けた構成において、無線牽制装置4が「ON」操作状態で、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われないと共に、走行車速は所定の低車速に制御される構成である。
【0061】
又、上述の構成において、前記無線牽制装置4である操向動作牽制スイッチ4aは、無線操縦装置3へ設けた構成において、無線牽制装置4が「ON」操作状態で、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われないと共に、走行車速は所定の低車速に制御される構成である。
【0062】
これらにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1は、図4、及び図5で示す如く無線操縦装置3で、遠隔操作により、操向操作と、車速操作と、刈取機3の昇降操作とを行う構成であると共に、コンバイン1には、このコンバイン1の前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設けた構成において、この傾斜センサ27が検出した検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であり、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われないと共に、走行車速は所定の低車速に制御される構成である。
【0063】
又、上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値が、所定の急傾斜値以上であると、無線操縦装置3で遠隔操作する操向制御、及び走行車速の増速制御を不作動にする構成である。
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値により、無線操縦装置3で、遠隔操作する。コンバイン1が旋回する旋回半径と、走行車速と、刈取機10の昇降位置とは、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
【0064】
これらにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1は、図7〜図9で示す如く有線操縦装置5により、コンバイン1の操向操作制御する構成において、このコンバイン1には、このコンバイン1前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設けた構成である。
【0065】
前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であり、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御されない構成である。
又、上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値が、所定の急傾斜値以上であると、有線操縦装置5で、遠隔操作する操向制御を不作動にする構成である。
【0066】
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値により、有線操縦装置5で、遠隔操作する。コンバイン1が旋回する旋回半径を、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
これらにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0067】
前記有線操縦装置5表面板の外側面には、図7、及び図8で示す如くコンバイン1の走行車速を増速、又は減速操作するON−OFFスイッチ方式の走行増速・走行減速スイッチ28a,28bを設けた構成である。この走行増速・走行減速28a,28bの「ON」−「OFF」操作は、有線操縦装置5の有線制御装置24のCPU24aへ入力される構成である。この入力により、制御装置16aのCPU16bにより、増速用ソレノイド28c、及び減速用ソレノイド28dが「ON」−「OFF」操作される構成である。
【0068】
前記コンバイン1の操向操作、及び走行車速操作を、有線操縦装置5で遠隔操作で行う構成において、有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aは、コンバイン1の操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた構成である。
前記コンバイン1側、又は有線操縦装置5へ設けた有線牽制装置6が「ON」操作されて、有線操縦装置5で遠隔操作により、操向操作と、走行車速操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われないと共に、走行車速は所定の低車速に、制御装置16のCPU16bで制御される構成である。
【0069】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしを、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1の操向操作と、走行車速操作とを、有線操縦装置5で遠隔操作によって行う構成である。このコンバイン1には、図9で示す如くこのコンバイン1の前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設けた構成である。
【0070】
前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値は、所定の傾斜値以上であり、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御されないと共に、走行車速は所定の低車速に制御される構成である。
又、上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値が、所定の急傾斜値以上であると、有線操縦装置5で遠隔操作する操向制御、及び走行車速の増速制御を不作動にする構成である。
【0071】
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出した検出傾斜値により、有線操縦装置5で、遠隔操作する。コンバイン1が旋回する旋回半径と、走行車速とは、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
これらにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしは、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
【0072】
前記有線操縦装置5表面板の外側面には、図7、及び図8で示す如く刈取機3を昇降操作するON−OFFスイッチ方式の刈取上昇・刈取下降スイッチ29a,29bを設けた構成である。この刈取上昇・刈取下降29a,29bの「ON」−「OFF」操作は、有線操縦装置5の有線制御装置24のCPU24aへ入力される構成である。この入力により、制御装置16aのCPU16bにより、刈取上昇・刈取下降ソレノイド29c,29dが「ON」−「OFF」操作される構成である。
【0073】
前記コンバイン1の操向操作、刈取機3の昇降操作を、有線操縦装置5で遠隔操作で行う構成において、有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aは、コンバイン1の操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた構成である。
前記コンバイン1の操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた有線牽制装置6が「ON」操作されて、有線操縦装置5で遠隔操作により、操向操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御されないように、制御装置16のCPU16bで制御される構成である。
【0074】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしを、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1の操向操作と、刈取機3の昇降操作とを、有線操縦装置5で遠隔操作で行う構成である。このコンバイン1には、図8、及び図9で示す如くこのコンバインの前後方向の傾斜を検出する傾斜センサ27を設けた構成である。
【0075】
前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であり、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成である。
又、上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値は、所定の急傾斜値以上であると、有線操縦装置5で、遠隔操作する操向制御は、不作動にする構成である。
【0076】
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値により、有線操縦装置5で、遠隔操作する。コンバイン1が旋回する旋回半径と、刈取機3を上昇操作する昇降位置とは、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
【0077】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしを、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる。
前記コンバイン1の操向操作と、走行車速操作と、刈取機3の昇降位置操作とは、図8、及び図9で示す如く有線操縦装置5で遠隔操作によって行う構成において、有線牽制装置6である操向動作牽制スイッチ6aは、コンバイン1の機体2に設けた操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた構成である。
【0078】
前記コンバイン1の操作装置16、又は有線操縦装置5へ設けた有線牽制装置6が「ON」操作されて、有線操縦装置5で遠隔操作が行われるときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御されないと共に走行車速は所定の低車速に制御されて走行する構成である。
【0079】
又、上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値が、所定の傾斜値以上であり、遠隔操作のときには、コンバイン1が旋回する旋回半径は、所定の小半径以下では、旋回制御が行われない構成であると共に、走行車速は所定の低車速に制御される構成である。
【0080】
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値は、所定の急傾斜値以上であると、有線操縦装置5で遠隔操作する操向制御、及び走行車速制御は、不作動にする構成である。
更に上述の構成において、前記傾斜センサ27で検出する検出傾斜値により、有線操縦装置5で遠隔操作する。コンバイン1が旋回する旋回半径と、走行車速と、刈取機3を昇降操作する昇降位置とは、順次無段階的に自動補正制御される構成である。
【0081】
これにより、前記コンバイン1をトラックの荷台への積み込み、及び積み下ろしを、安全に行うことができる。又、運搬作業能率の向上を図ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン(作業機)の載置時の作用拡大側面図
【図2】コンバイン(作業機)の載置時の作用側面図
【図3】コンバイン(作業機)の載置時の作用平面図
【図4】無線操縦装置の拡大平面図
【図5】ブロック図
【図6】コンバイン(作業機)の載置時の作用拡大側面図
【図7】有線操縦装置の拡大平面図
【図8】ブロック図
【図9】コンバインの左側の全体側面図
【符号の説明】
2 機体
3 無線操縦装置
4 無線牽制装置
5 有線操縦装置
6 有線牽制装置
Claims (4)
- 無線操縦装置3と、該無線操縦装置3の無線による遠隔操作で、走行、及び旋回等を行う機体2等とを設けた作業車において、前記機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する無線牽制装置4を設けたことを特徴とする作業車等の遠隔操縦装置。
- 前記無線牽制装置4は、本機2側、又は無線操縦装置3側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車等の遠隔操縦装置。
- 有線操縦装置5と、該有線操縦装置5の有線による遠隔操作で、走行、及び旋回等を行う機体2等とを設けた作業機において、前記機体2の旋回半径が、所定の小半径以下で旋回することを牽制する有線牽制装置6を設けたことを特徴とする作業車等の遠隔操縦装置。
- 前記有線牽制装置6は、本機2側、又は有線操縦装置5側のいずれか一方側、又は両方へ設けたことを特徴とする請求項3に記載の作業車等の遠隔操縦装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003101718A JP2004306732A (ja) | 2003-04-04 | 2003-04-04 | 作業機等の遠隔操縦装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003101718A JP2004306732A (ja) | 2003-04-04 | 2003-04-04 | 作業機等の遠隔操縦装置 |
Publications (1)
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JP2004306732A true JP2004306732A (ja) | 2004-11-04 |
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ID=33465420
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JP2003101718A Pending JP2004306732A (ja) | 2003-04-04 | 2003-04-04 | 作業機等の遠隔操縦装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004306732A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012157246A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-23 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
-
2003
- 2003-04-04 JP JP2003101718A patent/JP2004306732A/ja active Pending
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JP2012157246A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-23 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
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