JPH0531541U - 穀粒タンクの穀粒排出装置 - Google Patents

穀粒タンクの穀粒排出装置

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JPH0531541U
JPH0531541U JP8130891U JP8130891U JPH0531541U JP H0531541 U JPH0531541 U JP H0531541U JP 8130891 U JP8130891 U JP 8130891U JP 8130891 U JP8130891 U JP 8130891U JP H0531541 U JPH0531541 U JP H0531541U
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auger
discharge
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grain tank
grains
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俊樹 平野
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ヤンマー農機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀粒タンク5から穀粒の全量が排出されたこ
とを正確に検出して、穀粒タンク5内に穀粒が残ってい
る状態では排出オーガー7を自動収納させたりすること
なく、穀粒タンク5から全量の穀粒排出作業が行なえな
がら、能率よく、排出オーガー7の安全な自動収納作業
ができ、省力化を可能にした。 【構成】 穀粒タンク5に備えた排出オーガー7の排出
部に、該排出オーガー7からの穀粒の排出終了を検出す
る排出終了検出センサ9を設けると共に、このセンサ9
により穀粒の排出終了を検出したときで、かつ、排出オ
ーガー7のオーガークラッチ15がオフ動作されたと
き、排出オーガー7の移動装置8に収納位置への復帰動
作を指令して、排出オーガー7を自動収納させるオーガ
ー制御装置12を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンバインなどに搭載する穀粒タンクの穀粒排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種穀粒タンクの穀粒排出装置として、例えば特開昭63−3135 22号公報に記載されたものが知られており、この公報記載のものは、穀粒タン クから穀粒を機外に排出する排出オーガーと、該オーガーをトラックなどへの積 み込み作業を行う排出作業位置と機体所定位置の収納位置とにわたって移動させ る移動装置と、手動及び自動収納スイッチとを備え、前記穀粒タンクからの穀粒 排出作業に伴い該タンクが空になったような場合に、オペレータが前記自動収納 スイッチを選択して、この自動収納スイッチのオン動作により、前記移動装置の 自動制御を行なって、前記排出オーガーを排出作業位置から収納位置へと自動収 納させたり、また、前記手動収納スイッチを選択してオン動作させることにより 、前記移動装置を手動操作して前記排出オーガーの収納を行うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
所が、以上の穀粒排出装置では、前記自動収納スイッチのオン動作で前記排出 オーガーを排出作業位置から収納位置へと自動的に収納させることは可能である が、斯かる排出オーガーの自動収納時、オペレータが前記穀粒タンク内の穀粒収 納状況が空であると判断して、オペレータによる前記自動収納スイッチのオン動 作で前記排出オーガーの自動収納が行われることから、操作が煩雑となり、作業 能率が低下するだけでなく、前記穀粒タンク内に穀粒が残っているにも拘らず、 前記排出オーガーを自動収納させたりすることがあった。
【0004】 本考案は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その目的は、穀粒タンクか ら穀粒の全量が排出されたことを正確に検出することができ、この検出結果に基 づき排出オーガーの自動収納を行うことにより、全量の穀粒排出ができながら、 能率よく、安全性高く排出オーガーの収納を行うことができる省力化可能な穀粒 タンクの穀粒排出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、穀粒タンク5から穀粒を機外に排出す る排出オーガー7と、該オーガー7を排出作業位置と収納位置とに移動させる移 動装置8と、前記排出オーガー7の駆動を停止するオーガークラッチ15とを備 えた穀粒タンクの穀粒排出装置において、前記排出オーガー7の排出部に設けら れ、該排出オーガー7からの穀粒の排出終了を検出する排出終了検出センサ9と 、このセンサ9により穀粒の排出終了を検出したときで、かつ、前記オーガーク ラッチ15がオフのとき、前記移動装置8に収納位置への復帰動作を指令し、前 記排出オーガー7を自動収納させるオーガー制御装置12とを備えたものである 。
【0006】
【作用】
以上の穀粒排出装置では、前記排出オーガー7の排出部に前記排出終了検出セ ンサ9が設けられているため、この検出センサ9で前記穀粒タンク5から穀粒の 全量が排出されたことが正確に検出される。そして、前記検出センサ9で前記タ ンク5内における穀粒の排出終了が検出され、かつ、前記オーガークラッチ15 がオフ動作されて前記排出オーガー7が停止されたときに、前記制御装置12か ら前記移動装置8に収納位置への復帰動作指令が出力されて、前記排出オーガー 7が自動収納位置に自動収納される。つまり、前記穀粒タンク5内に穀粒が残っ ている状態では、前記排出オーガー7を自動収納したりすることなく、前記穀粒 タンク5内から穀粒の全量が排出され、かつ、前記オーガークラッチ15がオフ のとき、該排出オーガー7の自動収納が行われることから、前記穀粒タンク5か ら全量の穀粒排出ができながら、能率よく、また、安全性高く、前記排出オーガ ー7の収納作業が行なえ、省力化が可能となる。
【0007】
【実施例】 図5,図6は、本考案の穀粒排出装置を備えた穀粒タンクをコンバインに搭載 したものを示しており、該図中、1は下部両側に走行装置2を設けた機体であっ て、この機体1の前方部に刈刃31や穀稈引起しチエン32などを備えた刈取部 3を配設すると共に、前記機体1の上部側に扱胴41やフィードチエン42など を備えた脱穀部4を搭載して、該脱穀部4で前記刈取部3で刈取られた穀稈を脱 穀処理するようになす一方、前記脱穀部4の側部には穀粒タンク5を並列状に搭 載して、この穀粒タンク5内に前記脱穀部4で脱穀処理された穀粒を選別装置か ら揚穀筒43を介して取出すようにしている。尚、各図中、6は前記機体1上で 前記穀粒タンク5の背後に搭載したエンジン部で、該エンジン部6から出力され る回転動力で前記刈取部3や脱穀部4などを駆動させるようにしている。
【0008】 また、前記穀粒タンク5には穀粒排出装置を設けるのであって、この穀粒排出 装置は、前記穀粒タンク5内に収容された穀粒を機外に排出する排出オーガー7 と、該オーガー7をトラックなどへの積み込み作業を行う排出作業位置と機体所 定位置の収納位置とにわたって移動させる移動装置8とを備えている。
【0009】 更に、前記排出オーガー7は、図7で明らかにしたように、前記穀粒タンク5 内に機体前後方向に向けて配設された穀粒搬送オーガー71と、前記穀粒タンク 5の後部側に立設され、前記搬送オーガー71から搬送される穀粒を縦送りする 縦オーガー72と、この縦オーガー72の上部側に連結され、該縦オーガー72 から搬送される穀粒を機外に排出する横オーガー73とから成り、この横オーガ ー73を前記縦オーガー72に対し回動及び上下動自由に支持させている。そし て、前記縦オーガー72と横オーガー73との間に前記移動装置8を介装させ、 この移動装置8を介して前記縦オーガー72に対し前記横オーガー73を回動及 び上下動させることにより、図6の実線で示したように、該横オーガー73を前 記脱穀部4の上部側に設けた収納レスト44への収納位置と、同図の仮想線で示 した排出作業位置とにわたって移動させるようにしている。
【0010】 具体的には、図8でも明らかにしたように、前記縦オーガー72の上部側に回 動フランジ74を回動自由に設けて、この回動フランジ74の上部側に中間フラ ンジ75を固定すると共に、該中間フランジ75と前記横オーガー73に設けた 基端フランジ76との間を継ぎフランジ77を介して連結することにより、前記 横オーガー73を前記縦オーガー72に対し前記回動フランジ74を中心に水平 方向に回動可能となし、また、前記横オーガー73を前記縦オーガー72に対し 前記継ぎフランジ77を中心に上下方向に揺動可能となすのである。
【0011】 更に、前記移動装置8は、前記横オーガー73を縦オーガー72に対し水平方 向に回動させ、かつ、前記横オーガー73を縦オーガー72に対し上下方向に揺 動させるようになすのであり、前記横オーガー73を水平方向に回動させるもの としては、前記回動フランジ74の上部側下面に設けた従動ギヤ81と、該ギヤ 81に噛合する駆動ギヤ82と、この駆動ギヤ82を回転駆動させるモータ83 とを備え、該モータ83の駆動に伴い前記駆動ギヤ82と前記従動ギヤ81とを 介して前記回動オーガー74を回転させ、この回動フランジ74の回転で前記横 オーガー73を水平方向に回動させるようになす。また、前記横オーガー73を 前記縦オーガー72に対し上下方向に揺動させるものとしては、前記中間フラン ジ75における前記継ぎフランジ77の回動中心部に設けた軸杆84と、前記基 端フランジ76に設けた軸杆85とに支持される揺動アーム86と、該揺動アー ム86の先端側に設けた支持片87と、この支持片87と前記中間フランジ75 との間をそれぞれ軸杆88を介して連結する油圧装置89とを備え、該油圧装置 89の動作で前記揺動アーム86を上下動させることにより、前記横オーガー7 3を前記継ぎフランジ77を中心に上下動させるようにしている。尚、前記縦オ ーガー72及び横オーガー73は、それぞれオーガー筒72a,73aと、該各 オーガー筒72a,73a内に挿嵌されたスクリューコンベア72b,73bと で構成されており、また、前記中間フランジ75内には、横受継ぎスクリューコ ンベア75aが内装され、該横受継ぎスクリューコンベア75aを介して前記ス クリューコンベア72a,73aが連動連結されている。
【0012】 そして、以上の穀粒排出装置で前記穀粒タンク5内に収容した穀粒をトラック などに積み込むべく機外への排出作業を行うときには、先ず、前記移動装置8を 構成する前記油圧装置89を作動させて、図5の仮想線で示したように、前記脱 穀部4の収納レスト44に収納された前記横オーガー73を上方側に所定高さに まで上昇させた後に、前記回動モータ83を作動させて、前記横オーガー73を 図6の仮想線で示す所定位置へと回動させ、この後前記横オーガー73を所定高 さにまで下降させて、前記穀粒タンク5内に収容された穀粒の排出作業を行うの である。また、前記穀粒タンク5の内部が空になったような場合で、穀粒の排出 作業を停止する場合には、前述した場合とは逆の順序で、先ず、前記横オーガー 73を排出作業位置において上昇させ、この後該横オーガー73を前記レスト4 4側に回動させて下降させ、このレスト44への収納を行うのである。
【0013】 しかして以上の穀粒排出装置において、前記排出オーガー7における横オーガ ー73の先端排出部に、該横オーガー73からの穀粒の排出終了を検出する排出 終了検出センサ9を設けると共に、前記回動フランジ74の外周囲で前記移動装 置8における従動ギヤ81の近くに、前記横オーガー73の収納回動位置を検出 する位置センサ10を配設し、かつ、前記レスト44の近くに前記横オーガー7 3の収納を検出する収納位置センサ11を配設する一方、前記移動装置8を構成 する回動モータ83と油圧装置89とを自動制御して前記横オーガー63を前記 レスト44側に自動収納させるCPUから成るオーガー制御装置12を設けるの である。
【0014】 具体的には、図1で明らかにしたように、前記オーガー制御装置12の入力側 に、前記横オーガー73による穀粒の排出終了を検出する前記検出センサ9と、 前記横オーガー73の収納回動位置を検出する前記位置センサ10と、前記横オ ーガー73の前記レスト44への収納を検出する前記収納位置センサ11とを接 続し、また、前記制御装置12の入力側には、前記横オーガー73の前記レスト 44への自動収納を強制的に行う強制自動収納スイッチ13と、前記横オーガー 73の前記レスト44への手動による収納を行う手動スイッチ14と、前記排出 オーガー7つまり前記搬送オーガー71と縦オーガー72及び横オーガー73の 全体を駆動,停止させるオーガークラッチ15及び前記横オーガー73を前記排 出終了検出センサ9のオフ時で、かつ、オーガークラッチ15の切時に自動収納 する全自動収納スイッチ16とを接続すると共に、前記制御装置12の出力側に は、前記移動装置8の前記回動モータ83と油圧装置89とを接続して、前記横 オーガー73の前記レスト44への自動収納時には、前記自動収納スイッチ13 をオン動作させて、前記各センサ9,10,11からの検出信号と前記オーガー クラッチ15からのオフ信号とに基づき、前記回動モータ83と油圧装置89と を制御しながら前記横オーガー73の前記レスト44への自動収納を行い、また 、前記横オーガー73を手動で前記レスト44へと収納させるときには、前記手 動スイッチ14をオン動作させることにより、前記回動モータ83と油圧装置8 9とを手動操作しながら、前記横オーガー73の前記レスト44への手動収納を 行うのである。
【0015】 以上のように、前記排出オーガー7の排出部に前記排出終了検出センサ9を設 けたことにより、この検出センサ9で前記穀粒タンク5から穀粒の全量が排出さ れたことを正確に検出できることになる。また、前記全自動収納スイッチ16の オン動作時には、前記検出センサ9で前記タンク5内における穀粒の排出終了が 検出され、かつ、前記オーガークラッチ15のオフ動作で前記排出オーガー7が 停止されたときに、前記制御装置12からの出力により前記移動装置7の回動モ ータ83と油圧装置89とをそれぞれ動作させ、また、これら回動モータ83と 油圧装置89との動作を前記各位置センサ10,11で制御することにより、前 記排出オーガー7が前記レスト44に自動収納されるのである。即ち、前記穀粒 タンク5内に穀粒が残っている状態では、前記排出オーガー7を自動収納したり することなく、前記穀粒タンク5内から穀粒の全量が排出され、かつ、前記排出 オーガー7の駆動停止が確認されたときにのみ、該排出オーガー7の自動収納が 行われることから、前記穀粒タンク5からの全量の穀粒排出作業が行なえながら 、能率よく前記排出オーガー7の収納作業が行なえ、省力化が可能となるのであ る。又、図に示す実施例では、前記排出終了検出センサー9を排出オーガー7の 排出部に設ける場合、図8に示す如く前記排出終了検出センサー9を横オーガー 73の先端排出口73c内に配置しているので、検出センサー9により穀粒タン ク5内における穀粒の全量排出の検出は勿論、排出オーガー7内における穀粒の 全量排出の検出も正確に行うことができる。
【0016】 次に、以上の構成とした穀粒排出装置の制御態様をフローチャートに基づいて 説明する。図2は以上説明した実施例のメインルーチンを示しており、先ず、ス タート開始に伴い前記手動スイッチ14がオン動作されているかが判断(ステッ プ1)され、イエスの場合には、ステップ2において前記横オーガー73の前記 レスト44への手動制御による収納が行われ、また、ノーの場合には、ステップ 3において、前記強制自動収納スイッチ13がオン動作されているかが判断され 、その判断結果がノーの場合には、この後ステップ4において、全自動収納スイ ッチ16がオン動作されているかが判断され、イエスの場合にはステップ5にお いて前記オーガークラッチ15が切られているかが確認され、イエスの場合ステ ップ6において前記排出終了検出センサ9がオフ動作しているかが判断されて、 これら各ステップ4〜6での判断結果が何れもノーの場合には、前記ステップ1 へとリターンされ、一方、前記各ステップ4〜6での判断結果が何れもイエスの 場合には、ステップ7において、後で詳述する自動収納モードによる前記横オー ガー73の自動収納が行われ、また、前記ステップ3での判断結果がイエスの場 合、つまり、前記強制自動収納スイッチ13がオン動作されているときには、前 記ステップ4〜6での判断を行うことなく、前記ステップ7での自動収納モード による前記横オーガー73の強制自動収納が行われる。
【0017】 また、以上のメインルーチンにおいては、前記全自動収納スイッチ16がオン 動作されているかの判断結果に基づき、前記オーガークラッチ15の手動による 切り操作を行うようにしたが、このオーガークラッチ15は排出終了検出センサ 9のオフ動作又は自動収納スイッチ13のオン動作により自動的に切り操作する ことも可能であり、この場合には、図3に示すメインルーチンに基づいて前記穀 粒排出装置の制御が行われる。
【0018】 即ち、先ず、スタート開始に伴い前記手動スイッチ14がオン動作されている かが判断(ステップ11)され、イエスの場合には、ステップ12において前記 横オーガー73の前記レスト44への手動制御による収納が行われ、また、ノー の場合には、ステップ13において、前記強制自動収納スイッチ13がオン動作 されているかが判断され、その判断結果がノーの場合には、ステップ14で全自 動収納スイッチ16がオン動作されているかどうかが判断され、イエスの場合に はステップ15で前記排出終了検出センサ9がオフ動作しているかが判断され、 ノーの場合には前記ステップ11へとリターンされ、一方、イエスの場合には、 ステップ16において、前記オーガークラッチ15の自動による切り操作が行わ れ、この後ステップ17において、後で詳述する自動収納モードによる前記横オ ーガー73の自動収納が行われ、また、前記ステップ13での判断結果がイエス の場合、つまり、前記強制自動収納スイッチ13がオン動作されているときには 、排出終了検出センサ9のオン・オフに拘らず前記ステップ15での前記オーガ ークラッチ15の自動的な切り操作が行われた後に、前記ステップ16での自動 収納モードによる前記横オーガー73の自動収納が行われる。
【0019】 更に、以上のような各メインルーチンにおいて、自動収納モードで前記横オー ガー73を前記レスト44へと自動収納させる場合には、図4に示したサブルー チンに基づいて行われる。即ち、自動収納モードによる前記排出オーガー7の自 動収納は、前記強制自動収納スイッチ13がオン動作されているか、又は全自動 収納スイッチ16がオンし、排出終了検出センサ9がオフし、かつ、オーガーク ラッチ15がオフのときに実行されるのである。この自動収納は、先ず、ステッ プ21において強制自動収納スイッチ13がオンしているかどうかが判断され、 イエスの場合にはステップ22において、前記横オーガー73が前記油圧装置8 9で一定時間上昇され、また、ステップ23において、前記回動モータ83で前 記回動オーガー74が収納側へと回転され、この後ステップ24において、前記 回動オーガー74の収納位置センサ10がオン動作したかが判断され、つまり、 前記横オーガー73が所定の収納位置側へと回転されたかが判断されて、ノーの 場合には前記ステップ23からの制御が繰り返され、一方、イエスの場合には、 ステップ25で前記回動オーガー74の回転が停止され、この後ステップ26で 前記油圧装置89による前記横オーガー73の下降が行われる。そして、この後 ステップ27において、前記レスト44近くに設ける前記収納位置センサ11が 前記横オーガー73の下降に伴いオン動作されたかが判断され、ノーの場合には 、前記ステップ26からの制御が繰り返され、一方イエスの場合には、ステップ 28で前記油圧装置89による下降が停止されて、前記横オーガー73の前記レ スト44への自動収納が完了し、この横オーガー73の自動収納を完了したとき 、また、前記ステップ21での判断結果がノーの場合には、前述したメインルー チンのステップ1又は11へとリターンされる。
【0020】 また、ステップ21においてノーの場合、つまり前記強制自動収納スイッチ1 3がオフの場合でも前記全自動収納スイッチ16がオンの場合、つまりステップ 29での判断がイエスの場合には前記した自動収納が実行される。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案にかかる穀粒タンクの穀粒排出装置では、穀粒タン ク5に備えた排出オーガー7の排出部に、該排出オーガー7からの穀粒の排出終 了を検出する排出終了検出センサ9を設けると共に、このセンサ9により穀粒の 排出終了を検出したときで、かつ、前記排出オーガー7のオーガークラッチ15 がオフ動作されたとき、前記排出オーガー7の移動装置8に収納位置への復帰動 作を指令し、前記排出オーガー7を自動収納させるオーガー制御装置12を設け たから、前記検出センサ9で前記穀粒タンク5から穀粒の全量が排出されたこと を正確に検出でき、しかも、前記検出センサ9で前記タンク5内における穀粒の 排出終了が検出され、かつ、前記オーガークラッチ15がオフ動作されて前記排 出オーガー7が停止されたとき、前記制御装置12から前記移動装置8に収納位 置への復帰動作指令を出力して、前記排出オーガー7の自動収納位置への自動収 納が行われるため、前記穀粒タンク5内に穀粒が残っていたり、オーガークラッ チ15がオンしている状態で前記排出オーガー7を自動収納したりすることがな くなって、前記穀粒タンク5から全量の穀粒排出作業を行うことができながら、 能率よく、安全性高く、前記排出オーガー7の収納作業が行え、省力化が可能と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる穀粒排出装置の制御ブロック図
である。
【図2】同穀粒排出装置のメインのフローチャート図で
ある。
【図3】他の実施例を示すメインのフローチャート図で
ある。
【図4】自動収納モードによるサブルーチン図である。
【図5】穀粒排出装置を備えた穀粒タンク例として示す
コンバインの側面図である。
【図6】同コンバインの平面図である。
【図7】穀粒タンクの拡大側面図である。
【図8】穀粒タンクに設ける穀粒排出装置の要部拡大側
面図である。
【符号の説明】
5 穀粒タンク 7 排出オーガー 8 移動装置 9 排出終了検出センサ 12 オーガー制御装置 15 オーガークラッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒タンク5から穀粒を機外に排出する
    排出オーガー7と、該オーガー7を排出作業位置と収納
    位置とに移動させる移動装置8と、前記排出オーガー6
    の駆動を停止するオーガークラッチ15とを備えた穀粒
    排出装置であって、前記排出オーガー7の排出部に設け
    られ、該排出オーガー7からの穀粒の排出終了を検出す
    る排出終了検出センサ9と、このセンサ9により穀粒の
    排出終了を検出したときで、かつ、前記オーガークラッ
    チ15がオフのとき、前記移動装置8に収納位置への復
    帰動作を指令し、前記排出オーガー7を自動収納させる
    オーガー制御装置12とを備えていることを特徴とする
    穀粒タンクの穀粒排出装置。
JP8130891U 1991-10-07 1991-10-07 穀粒タンクの穀粒排出装置 Pending JPH0531541U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63313522A (ja) * 1987-06-15 1988-12-21 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバインのオ−ガ自動収納装置
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