JP5960617B2 - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンバインの穀粒排出装置に関し、特に、穀粒排出装置を構成する横排出オーガが袋取り位置に位置しているときに低速で昇降駆動する技術に関する。
従来、グレンタンクに貯留された穀粒を排出するための、排出オーガを備え、該排出オーガの昇降または旋回の移動速度が、移動開始時点から設定時間経過するまでは、その経過時間の増大に伴って設定最高速度に向けて漸次増大するように構成したコンバインが公知となっている(特許文献1参照)。
特開平2−31612号公報
収穫作業時において、グレンタンク内の穀粒を排出する場合、トラックの荷台だけでなく、袋取りする場合がある。トラックの荷台の収容タンクの開口部は大きいため多少移動速度が速くても排出のための位置調整は可能であるが、袋取りする場合には、収納袋自体が小さいため、通常の移動速度では、作業者に当たったり、袋から外れたりする。また、袋取り排出作業時においては、排出位置を微調整しようとするとこぼれてしまう場合があった。また、従来のように排出オーガの移動速度が、常に移動開始時から設定時間内で漸次増速する構成であると、排出作業ができないような位置で一旦停止し、再度移動するような場合では移動に時間がかかることとなっていた。そこで、袋取り作業ができる範囲は略決まっているため、その範囲内において移動開始設定時間内では低速で移動できるようにし、その範囲外では通常の速度で駆動し、速やかな移動ができるようにしようとするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、走行装置上に選別後の穀粒を収納するグレンタンクと、前記グレンタンクに収納した穀粒を排出する水平旋回可能な縦排出オーガと上下回動可能な横排出オーガからなる排出オーガを備えたコンバインにおいて、前記縦排出オーガを旋回駆動する旋回駆動手段と、前記横排出オーガを上下駆動する上下駆動手段と、前記縦排出オーガと横排出オーガの位置検出手段と、前記旋回駆動手段と上下駆動手段とを操作する操作手段と、制御手段とを備え、前記制御手段の記憶部には予め袋取り可能範囲が設定され、前記袋取り可能範囲は、前記排出オーガの排出口から穀粒を籾袋へ直接収納可能な範囲であり、前記制御手段は、前記縦排出オーガと横排出オーガが前記袋取り可能範囲に位置している場合、前記操作手段の操作開始から一定時間内は前記旋回駆動手段と上下駆動手段を低速駆動し、前記袋取り可能範囲に位置していない場合、通常の速度で排出オーガを旋回・昇降可能に構成したものである。
請求項2においては、前記袋取り可能範囲は、平面視で側方から後方の角度αの範囲内で、かつ、側面視で機体よりも少し高い位置から最下降位置の角度βの範囲内とし、
前記制御手段は、前記袋取り可能範囲では前記旋回駆動手段と上下駆動手段をインチング制御するものである。
請求項3においては、前記横排出オーガの先端に設ける排出口近傍には詰まりセンサが設けられ、前記制御手段にはオーガクラッチが接続され、前記制御手段は、前記詰まりセンサがオンすると、前記オーガクラッチをオフとし、前記横排出オーガを通常速度で所定角度上昇させるものである。
請求項4においては、前記横排出オーガの先端に設ける排出口近傍には詰まりセンサが設けられ、前記詰まりセンサは、上下方向下側の第一籾センサと、上下方向上側の第二籾センサからなり、前記制御手段にはオーガクラッチが接続され、前記制御手段は、前記第一籾センサと第二籾センサがオンすると、前記オーガクラッチをオフとし、前記横排出オーガを通常速度で所定角度上昇させるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
排出オーガから袋取りする場合、排出オーガは急に旋回・昇降することがなく、容易に微調整して袋取り作業ができる。
また、袋取り可能範囲外では通常の速度で旋回・昇降するので、ストレスなく排出オーガの移動操作ができる。
本発明の実施形態に係るコンバインの全体側面図。 同じく平面図。 排出オーガの昇降駆動部と旋回部の側面図。 横排出オーガの先端部の側面断面図。 排出オーガの袋取り時の回動範囲を示す図。 制御装置の構成を示す図。 制御フローチャート。
以下に、本発明の一実施形態に係るコンバイン1の全体構成について、図1及び図2を用いて説明する。なお、本実施形態に係るコンバイン1は6条刈のコンバインであるものとして、図示及び説明するが、本発明はコンバインの刈取条数をこれに限るものではない。また、以下において、図1における矢印Aの指す方向を機体前方向として、機体の前後方向を規定する。また、かかる前後方向と水平方向に直交する方向を機体の左右方向と規定する。
コンバイン1は、図1及び図2に示すように、機体フレーム10に対して設けられた走行部2と、刈取部3と、脱穀部4と、選別部5と、穀粒貯溜部6と、排藁処理部7と、駆動部8と、運転部9等とから構成される。
走行部2は、機体フレーム10の下部に設けられる。走行部2には、左右一対のクローラを有するクローラ式走行装置11等が設けられる。走行部2は、クローラ式走行装置11が駆動することにより機体を走行させるように構成される。
刈取部3は、機体フレーム10の前端部に機体に対して昇降可能に設けられる。刈取部3は、分草装置12と、引起装置13と、切断装置14と、搬送装置15等とから構成される。刈取部3は、分草装置12により圃場の穀稈を分草し、引起装置13により分草後の穀稈を引き起こし、切断装置14により引き起こし後の穀稈の株元を切断し、搬送装置15により切断後の穀稈を脱穀部4側へ搬送するように構成される。
脱穀部4は、機体フレーム10の左側前部であって、刈取部3の後方に設けられる。脱穀部4は、フィードチェン16と、図示せぬ扱胴等とから構成される。脱穀部4は、刈取部3から搬送される穀稈を受け継いで、フィードチェン16により排藁処理部7側へ搬送し、搬送中の穀稈を前記扱胴等により脱穀し、その脱穀処理物を選別部5へ落下させるように構成される。
選別部5は、機体フレーム10の左側部であって、脱穀部4の下方に設けられる。選別部5は、脱穀部4から落下した脱穀処理物を揺動選別及び風選別により、穀粒と、穂付粒や未脱粒と、排藁と、塵埃等とに選別する。そして、選別部5は、選別した穀粒を穀粒貯溜部6へ搬送し、穂付粒及び未脱粒等の二番物は脱穀部4へ戻すように搬送し、排藁及び塵埃等は機体の外部へ排出するように構成される。
穀粒貯溜部6は、機体フレーム10の右側後部であって、脱穀部4及び選別部5の右側方に設けられる。穀粒貯溜部6は、グレンタンク17と、穀粒排出装置30等とから構成される。穀粒貯溜部6は、選別部5から搬送される穀粒をグレンタンク17に貯溜するとともに、グレンタンク17に貯溜される穀粒を穀粒排出装置30により機体の外部へ排出するように構成される。
排藁処理部7は、機体フレーム10の後部であって、脱穀部4の後方に設けられる。排藁処理部7は、図示せぬ、排藁搬送装置及び排藁切断装置等から構成される。排藁処理部7は、脱穀部4から搬送される脱穀済みの穀稈を、前記排藁搬送装置で受け継いで排藁として外部へ排出し、又は前記排藁切断装置に搬送して切断した後に機体の外部へ排出するように構成される。
駆動部8は、機体フレーム10の右側部であって、穀粒貯溜部6の前方に設けられる。駆動部8は、エンジン80や変速装置81等を有して、エンジン80の動力を駆動源とし、変速装置81を介して走行部2に動力を伝達して走行駆動し、ベルト等の伝達機構を介して、刈取部3や脱穀部4や選別部5や穀粒排出装置30に動力を伝達し、各部の装置を駆動させるように構成される。エンジン80はECU(エンジン制御ユニット)82(図5)により回転制御され、アクセルレバー83の操作により回転数を設定できる。ECU82は制御手段60と接続され、エンジン80の回転数は回転数センサ84により検知される。
運転部9は、機体フレーム10の右側前部であって、刈取部3の搬送装置15の右側方に設けられる。運転部9は、キャビン18と、座席19と、ハンドル20と、穀粒排出操作装置87(図5)と、作業レバーと、操作ペダル等の操作具類と、表示装置25等とから構成される。運転部9は、キャビン18により座席19やハンドル20等が覆われるように構成される。表示装置25は丸型のハンドル20の中央部に配置、または、キャビン18内の視認しやすい位置のフレームに取り付けられ、その配置位置は限定しない。表示装置25は変速位置やエンジン回転数や作業時間や電装品や油圧等の異常や燃料量やグレンタンク貯留量やその他警報が表示できるようになっている。
このようにして、コンバイン1は、運転部9の操作具類の操作によって、駆動部8の動力を各部の装置に伝達して、走行部2にて機体を走行させながら、刈取部3で圃場の穀稈を刈り取り、脱穀部4で刈取部3からの穀稈を脱穀し、選別部5で脱穀部4からの脱穀物を選別して、穀粒貯溜部6で選別部5からの穀粒を貯溜すると同時に、排藁処理部7で脱穀部4からの排藁を機体の外部へ排出することができるように構成される。
次に、穀粒貯溜部6のグレンタンク17及び穀粒排出装置30の構成について、図1から図4を用いてさらに詳細に説明する。
グレンタンク17は、選別部5による選別後の穀粒を貯溜するものである。グレンタンク17は、図1及び図2に示すように、機体フレーム10上に設けられる。グレンタンク17は、脱穀部4及び選別部5の右側方であって、運転部9の後方に配置される。グレンタンク17は、その後部が穀粒排出装置30の一部(排出オーガ32の縦排出オーガ筒34)に回動可能に支持されて、グレンタンク17の前部が脱穀部4及び選別部5に対して近接又は離間する左右方向へ移動するように構成される。
穀粒排出装置30は、グレンタンク17に貯溜される穀粒を機体の外部へ排出するものである。穀粒排出装置30は、図1及び図2に示すように、排出コンベア31と、排出オーガ32とを備える。
排出コンベア31は、図2に示すように、スクリューコンベアで構成され、長手方向を前後方向としてグレンタンク17内の底部に配置される。排出コンベア31は、エンジン80の出力軸から伝動機構を介して連動連結される。そして、排出コンベア31は、エンジン80の動力により回転されて、グレンタンク17内の底部で穀粒を後部へ搬送するように構成される。エンジン80から排出コンベア31までの動力伝達経路上には、モータまたはソレノイドで作動するベルトテンションクラッチ等のオーガクラッチ33(図5参照)が配設される。オーガクラッチ33は、穀粒排出操作装置87の入切スイッチ92が操作されることにより、エンジン80の動力(穀粒排出用の動力)が排出コンベア31へ伝達又は遮断されるように構成される。
排出オーガ32は、図3及び図4に示すように、縦排出オーガ32aと、横排出オーガ32bと、旋回駆動手段となる旋回用アクチュエータ35と、上下駆動手段となる昇降用アクチュエータ37と、穀粒排出筒体40と、筒体回動用アクチュエータ41とを備える。排出オーガ32は、使用時には、穀粒排出操作装置87の操作により旋回用アクチュエータ35と昇降用アクチュエータ37と筒体回動用アクチュエータ41とが作動されて、横排出オーガ32bの横排出オーガ筒36がグレンタンク17や脱穀部4等の上方を移動可能に構成される。排出オーガ32(横排出オーガ筒36)は、図1及び図2に示すように、非作業時(不使用時)には脱穀部4の前上部付近に設けられたオーガレスト21に載置される。なお、横排出オーガ32bがオーガレスト21に載置された状態を収納位置とする。
前記オーガレスト21には、横排出オーガ筒36が載置されているか否かを検出する載置センサ57が配置される。そして、載置センサ57は制御手段60と接続される。なお、載置センサ57は、オーガ未収納検知手段の一例であり、本実施形態におけるものに限定するものではない。例えば、後述する位置検出手段となる旋回角度検知センサ46及び昇降角度検知センサ54を用いてオーガレスト21に横排出オーガ筒36が載置されているか否かを検出する構成とすることも可能である。
縦排出オーガ32aは、機体上下方向に延在して、グレンタンク17からの穀粒を揚送するものである。縦排出オーガ32aは、縦排出オーガ筒34と、縦排出コンベア38とを備える。
縦排出オーガ筒34は、図1及び図3に示すように、細長い中空筒状の部材である。縦排出オーガ筒34は、グレンタンク17の後方で長手方向を上下方向として垂直方向(縦方向)に立設される。縦排出オーガ筒34の下端部は、排出コンベア31の後端と連通するように接続される。縦排出オーガ筒34の上端部は、横排出オーガ筒36の基端部と連通するように接続される。縦排出オーガ筒34は、機体フレーム10に対してその軸心を中心として回動可能に構成される。
縦排出コンベア38は、図3に示すように、スクリューコンベアで構成され、長手方向を上下方向(垂直方向)として縦排出オーガ筒34内に立設される。縦排出コンベア38は、排出コンベア31によりグレンタンク17内の底部で後部へ搬送された穀粒を、縦排出オーガ筒34内で上方へ搬送するものである。縦排出コンベア38の下端部は、排出コンベア31の後端部とベベルギヤ等を介して連動するように連結される。縦排出コンベア38には、エンジン80の動力が、排出コンベア31を介して伝達される。
横排出オーガ32bは、その基端部で縦排出オーガ32aの上部に昇降かつ旋回可能に支持されて、縦排出オーガ32aからの穀粒を搬送し、その先端部から外部に排出するものである。横排出オーガ32bは、横排出オーガ筒36と、横排出コンベア39とを備える。
横排出オーガ筒36は、図1から図3に示すように、細長い中空筒状の部材である。横排出オーガ筒36は、縦排出オーガ筒34の上端部から水平方向へ延設される。横排出オーガ筒36の基端部は、縦排出オーガ筒34の上端部に上下方向へ回動可能に支持される。図4に示すように、横排出オーガ筒36の先端部には、投出口体47が固設される。投出口体47は、四角筒からなり側面視で略L形に形成されている。投出口体47は、開口された一側が横排出オーガ筒36の先端部と連通するように接続され、且つ開口された他側が下方を臨むように配置される。横排出オーガ筒36の先端部から排出された穀粒は、投出口体47の前記開口された他側を通じて外部へ排出される。投出口体47には、穀粒排出筒体40が取り付けられる。
横排出コンベア39は、図3及び図4に示すように、スクリューコンベアで構成され、長手方向を水平方向として横排出オーガ筒36内に横設される。横排出コンベア39は、縦排出コンベア38により縦排出オーガ筒34内の上端部に搬送された穀粒を、横排出オーガ筒36内で先端部へ搬送するものである。横排出コンベア39の基端部は、縦排出コンベア38の上端部とベベルギヤ等を介して連動するように連結される。横排出コンベア39には、エンジン80の動力が、縦排出コンベア38を介して伝達される。
旋回用アクチュエータ35は、図3に示すように、縦排出オーガ筒34を左右方向(水平方向)へ回動させる部材である。旋回用アクチュエータ35は、回転軸44を備える。回転軸44には、駆動ギヤ45が固設される。駆動ギヤ45には、縦排出オーガ筒34の上下中途部に外嵌するように固定された従動ギヤ43が噛合される。また、回転軸44には、旋回角度検知センサ46が取り付けられる。旋回角度検知センサ46は、回転式ポテンショメータ等が用いられて、縦排出オーガ筒34(排出オーガ32)の旋回角度を検出することができる。なお、旋回用アクチュエータ35は、オーガ用アクチュエータの一例であり、本実施形態においては電動モータが用いられているが、これに限定するものではない。また、旋回角度検知センサ46は、本実施形態におけるものに限定するものではない。こうして、旋回用アクチュエータ35が駆動されると、回転軸44が軸心回り(左右方向)へ回動され、駆動ギヤ45及び従動ギヤ43を介して、縦排出オーガ筒34が軸心回りへ回動するように構成される。
昇降用アクチュエータ37は、図3に示すように、横排出オーガ筒36を上下方向へ回動させる部材である。昇降用アクチュエータ37の両端部には、横排出オーガ筒36に突設されるブラケット48と、縦排出オーガ筒34に突設されるブラケット49とが、それぞれ回動自在に接続される。また、昇降用アクチュエータ37には、昇降角度検知センサ54が取り付けられる。昇降角度検知センサ54は、伸縮式ポテンショメータ等が用いられて、昇降用アクチュエータ37のストロークを検出して横排出オーガ筒36(排出オーガ32)の昇降角度を検出することができる。なお、昇降用アクチュエータ37は、オーガ用アクチュエータの一例であり、本実施形態においては油圧シリンダが用いられているが、これに限定するものではない。こうして、昇降用アクチュエータ37が駆動されると(伸縮されると)、ブラケット48及びブラケット49を介して、横排出オーガ筒36が基端部を中心として上下方向へ回動するように構成される。
横排出オーガ32bの先端には排出口32cが設けられ、図4に示すように、排出口32cには穀粒排出筒体40と投出口体47とを有する。穀粒排出筒体40は、横排出オーガ筒36の先端部に設けられた中空筒状の部材である。穀粒排出筒体40は、基端側の開口部を通じて横排出オーガ筒36の投出口体47が挿入されて、当該投出口体47の後下部に回動可能に支持される。
穀粒排出筒体40の先端側の開口部が水平方向を臨むように配置されている場合、投出口体47から外部へ穀粒を排出することはできず、穀粒排出筒体40の先端側の開口部が下方向を臨むように配置されている場合、穀粒を外部へ排出される構成としている。但し、排出口32cは固定式であってもよく、また、排出口32c近傍に後述する穀粒排出操作装置87が付設される構成であってもい。
前記穀粒排出筒体40の出口近傍には詰まりセンサ50が設けられ、詰まりセンサ50がオンすると、オーガクラッチ33をオフとし、昇降用アクチュエータ37を作動させて通常速度で所定角度上昇させるようにしている。所定角度とは上昇させることで投出口体47や穀粒排出筒体40内に溜まった穀粒を排出できる程度の角度である。
前記詰まりセンサ50は、第一籾センサ51と第二籾センサ52からなり、穀粒排出筒体40の内側面の上下に配置される。つまり、第一籾センサ51と第二籾センサ52は圧力が加えられるとオンするセンサまたはスイッチで構成され、第一籾センサ51は穀粒排出筒体40の出口近傍の下側に配置され、第二籾センサ52は横排出コンベア39先端下部で第一籾センサ51よりも高い位置に配置される。
そして、第一籾センサ51と第二籾センサ52がオンすると、オーガクラッチ33をオフとし、横排出オーガ32bを通常速度で所定角度上昇させるようにしている。これは、横排出コンベア39での送り量が多い場合等では、第一籾センサ51または第二籾センサ52の一方のみがオンし、誤検知となって、横排出オーガ32bが上昇する場合があるので、第一籾センサ51と第二籾センサ52の両方がオンした場合のみ上昇させて、誤検知を防止できるようにしている。
以上のような構成により、排出オーガ32は、旋回用アクチュエータ35により縦排出オーガ筒34を軸心周りに回動させることによって旋回し、昇降用アクチュエータ37により横排出オーガ筒36を上下方向へ回動させることによって昇降するように構成される。また、排出オーガ32は、筒体回動用アクチュエータ41により穀粒排出筒体40を回動させて、グレンタンク17内の穀粒を機体の外部の任意の場所へ排出可能に構成される。
また、オーガクラッチ33が「入」の場合、排出オーガ32は、エンジン80の動力が排出コンベア31を介して縦排出コンベア38及び横排出コンベア39へ伝達されるので、縦排出コンベア38及び横排出コンベア39が駆動して、グレンタンク17内の穀粒が穀粒排出筒体40を通じて排出可能に構成される。他方、オーガクラッチ33が「切」の場合、排出コンベア31、縦排出コンベア38及び横排出コンベア39が駆動しないので穀粒が排出されないように構成される。
また、排出オーガ32は、穀粒排出操作装置87を操作して、各アクチュエータ35・37・41がその操作に基づいてコンバイン1の任意箇所に設置された制御手段60により駆動制御されることによって、昇降又は旋回或いは穀粒排出筒体40が回動するようになっている。穀粒排出操作装置87は有線通信又は無線通信により制御手段60と通信でき、遠隔操作可能に構成される。
次に、制御手段60の構成について、図5を用いて説明する。制御手段60は、RAMやROM等の記憶部、CPU等の演算処理部等により構成される。前記記憶部は、各アクチュエータ35・37・41等の駆動制御に関する制御プログラム等を格納する。前記演算処理部は、各種検出信号や制御プログラムに基づいて演算処理を行い、各アクチュエータ35・37・41へ制御信号を出力するなどする。
制御手段60は、穀粒排出操作装置87の操作ボタンと、旋回角度検知センサ46と、昇降角度検知センサ54と、回動角度検知センサ56と接続される。また、制御手段60は、旋回用アクチュエータ35と、昇降用アクチュエータ37と、オーガクラッチ33と、筒体回動用アクチュエータ41と接続される。また、制御手段60は、運転部9に設けられた表示装置25と接続される。
制御手段60は、穀粒排出操作装置87の各種ボタンが押し操作されると、その操作に対応する操作信号を受信し、受信した操作信号に基づいて、前記制御プログラムと各角度検出センサ46・54・56からの検出信号とを利用しながら、旋回用アクチュエータ35と昇降用アクチュエータ37と筒体回動用アクチュエータ41を駆動制御して、排出オーガ32を昇降又は旋回させるとともに、穀粒排出筒体40を回動させる。また、制御手段60は、コンバイン1に関する各種の情報を、表示装置25に表示させる。
次に、排出オーガ32の回動制御について、図6より説明する。排出オーガ32の排出口32cから直接籾袋へ収納して搬出する「袋取り」作業をすることがある。この場合、籾を収納した袋を人力で持ち運びし易いように、地面または荷台上で行われる。従って、袋取り作業を行うことが可能な横排出オーガ32bの回動範囲は、図6(a)に示すように、平面視で側方から後方の角度αの範囲内、図6(b)に示すように、側面視で機体よりも少し高い位置から最下降位置の角度βの範囲内となる。この角度α及び角度βの範囲は「袋取り可能範囲」として制御手段60の記憶部に記憶されている。但し、袋取り可能範囲は、コンバインの機体の大きさやキャビン仕様やグレンタンクの大きさ等に合わせて予め設定されるものである。
前記袋取り可能範囲では、排出オーガ32の昇降回動及び旋回回動の回動速度が作動開始から設定時間内は低速で駆動するように制御して、袋取りが容易にできるようにしている。つまり、袋取り可能範囲内に横排出オーガ32bが位置している場合において、穀粒排出操作装置87における上昇スイッチ92aまたは下降スイッチ92bまたは右旋回スイッチ92cまたは左旋回スイッチ92dを操作した場合、操作開始から設定時間内は低速で駆動され、その設定時間経過後は通常速度で駆動される。
こうして、袋取り作業をする場合には、排出口32c近傍に作業者が位置して直接袋に穀粒を投入するため、排出オーガ32が急に駆動されると、作業者に当たる可能性があるが、駆動開始時は低速で移動するため容易に回避行動がとれ、排出口32cと袋の口を容易に合わせることが可能となる。
前記低速駆動は、インチング制御によって行われる。つまり、制御手段60は、袋取り可能範囲内で穀粒排出操作装置87における旋回操作または昇降操作が行われると、操作開始から設定時間内は、寸動駆動される。具体的には旋回用アクチュエータ35または昇降用アクチュエータ37を数ミリ秒駆動と数ミリ秒停止を繰り返し行わせるのである。前記昇降用アクチュエータ37は油圧シリンダで構成されるので、電磁弁をオン・オフ制御して簡単に低駆動を実現できる。旋回用アクチュエータ35はモータで構成されるため、オン・オフ制御(PWM制御)または周波数制御または位相制御等で容易に低速駆動を実現できる。但し、寸動における駆動と停止の時間は、作業者に合わせて任意に設定可能とする。
次に、排出オーガ32の制御について、図7より説明する。
制御手段60は、穀粒排出操作装置87における上昇スイッチ93aまたは下降スイッチ93bまたは右旋回スイッチ93cまたは左旋回スイッチ93dを操作したか判断する(ステップS1)。操作していない場合その状態を維持し、操作された場合横排出オーガ32bの位置が袋取り可能範囲内に位置しているか判断する(ステップS2)。袋取り可能範囲外に位置していると通常の駆動速度で旋回用アクチュエータ35または昇降用アクチュエータ37を駆動する(ステップS3)。
横排出オーガ32bが袋取り可能範囲内に位置している場合、操作開始から設定時間経過したか判断する(ステップS4)。設定時間経過していると通常の駆動速度で旋回用アクチュエータ35または昇降用アクチュエータ37を駆動し(ステップS5)、上昇スイッチ93aまたは下降スイッチ93bまたは右旋回スイッチ93cまたは左旋回スイッチ93dの操作が解除されたか判断する(ステップS6)。解除されていないとステップS1に移行し、解除されるとステップS9に移行し駆動を停止する。
前記ステップS4において、操作開始から設定時間経過していない場合、旋回用アクチュエータ35または昇降用アクチュエータ37をインチング駆動(低速駆動)し(ステップS7)、上昇スイッチ93aまたは下降スイッチ93bまたは右旋回スイッチ93cまたは左旋回スイッチ93dの操作が解除されたか判断する(ステップS8)。解除されていないとステップS2に移行し、解除されるとステップS9に移行し、駆動を停止する。
次に、オーガクラッチ33がオンされたか判断する(ステップS10)。オフの場合はステップS1に移行し、オンされていれば、第一籾センサ51及び第二籾センサ52がオンしたか判断する(ステップS11)。オフの場合はステップS10に移行し、オンされていれば、詰まる可能性があるので、オーガクラッチ33をオフとして排出を停止するとともに、昇降用アクチュエータ37を通常の速度で上昇駆動し(ステップS12)、設定高さ上昇したか判断し(ステップS13)、設定高さ上昇すると上昇を停止し(ステップS14)、ステップS1に移行する。但し、前記制御は、第一籾センサ51または第二籾センサ52がオンすると、オーガクラッチ33をオフとして排出を停止し、昇降用アクチュエータ37を通常の速度で所定高さ上昇させるようにし、一方が故障しても確実に穀粒排出を停止するように制御することも可能である。また、第一籾センサ51がオンするとオーガクラッチ33をオフとして排出を停止し、第二籾センサ52がオンすると昇降用アクチュエータ37を通常の速度で所定高さ上昇するようにして、詰まりを未然に防止するように構成することもできる。この場合、籾袋が満杯となると自動的に排出オーガ32からの排出が停止され、横排出オーガ32bは上昇しないので、袋取り作業を効率良く行うことが可能となる。
以上のように、走行装置2上に選別後の穀粒を収納するグレンタンク17と、収納した穀粒を排出するための水平旋回可能な縦排出オーガ32aと、上下回動可能な横排出オーガ32bからなる排出オーガ32を備えるコンバイン1において、前記縦排出オーガ32aを旋回駆動する旋回駆動手段と、横排出オーガ32bを上下駆動する上下駆動手段と、縦排出オーガ32aと横排出オーガ32bの位置検出手段と、前記旋回駆動手段と上下駆動手段とを操作する操作手段と制御手段60とを備え、前記制御手段60は、前記縦排出オーガ32aと横排出オーガ32bが、予め設定した袋取り可能範囲に位置している場合、前記操作手段の操作開始から一定時間内は昇降用アクチュエータ37と旋回用アクチュエータ35は低速駆動するので、排出オーガ30から袋取りする場合、排出オーガ32は急に旋回・昇降することがなく、容易に微調整して袋取り作業ができるようになる。また、袋取り可能範囲外では通常の速度で旋回・昇降するので、ストレスなく操作ができる。
また、前記制御手段60は、前記旋回駆動手段と上下駆動手段をインチング制御するので、電磁弁を制御して簡単に低速駆動を実現できる。
また、前記横排出オーガ32bの先端に設ける排出口近傍に、詰まりセンサ50が設けられ、前記制御手段60にはオーガクラッチ33が接続され、前記制御手段60は、前記詰まりセンサ50がオンすると、オーガクラッチ33をオフとし、横排出オーガ32aを通常速度で所定角度上昇させるので、排出オーガ32が詰まる前に速やかに上昇させることができ、上昇時にオーガクラッチ33がオフとなるため、袋から溢れて漏れることがない。
また、前記横排出オーガ32aの先端に設ける排出口近傍に、詰まりセンサ50が設けられ、前記詰まりセンサ50は、上下方向下側の第一籾センサ51と、上側の第二籾センサ52からなり、前記制御手段60にはオーガクラッチ33が接続され、前記制御手段60は、前記第一籾センサ51及び前記第二籾センサ52がオンとなると、オーガクラッチ33をオフとし、横排出オーガ32aを通常速度で所定角度上昇させるので、排出口近傍に籾が溜まると籾の排出を止めて横排出オーガ32aは上昇され、排出オーガ32の詰まりや袋からの溢れを防止できる。また、二つのセンサがオンして上昇されるので、誤検出を防止できる。
1 コンバイン
2 走行部
9 運転部
17 グレンタンク
30 穀粒排出装置
32 排出オーガ
32a 縦排出オーガ
32b 横排出オーガ
33 オーガクラッチ
35 旋回用アクチュエータ
37 昇降用アクチュエータ
46 旋回角度検知センサ
50 詰まりセンサ
51 第一籾センサ
52 第二籾センサ
54 昇降角度検知センサ
60 制御手段

Claims (4)

  1. 走行装置上に選別後の穀粒を収納するグレンタンクと、前記グレンタンクに収納した穀粒を排出する水平旋回可能な縦排出オーガと上下回動可能な横排出オーガからなる排出オーガを備えたコンバインにおいて、
    前記縦排出オーガを旋回駆動する旋回駆動手段と、前記横排出オーガを上下駆動する上下駆動手段と、前記縦排出オーガと横排出オーガの位置検出手段と、前記旋回駆動手段と上下駆動手段とを操作する操作手段と、制御手段とを備え、
    前記制御手段の記憶部には予め袋取り可能範囲が設定され、
    前記袋取り可能範囲は、前記排出オーガの排出口から穀粒を籾袋へ直接収納可能な範囲であり、
    前記制御手段は、前記縦排出オーガと横排出オーガが前記袋取り可能範囲に位置している場合、前記操作手段の操作開始から一定時間内は前記旋回駆動手段と上下駆動手段を低速駆動し、
    前記袋取り可能範囲に位置していない場合、通常の速度で排出オーガを旋回・昇降可能に構成した
    ことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置。
  2. 前記袋取り可能範囲は、平面視で側方から後方の角度αの範囲内で、かつ、側面視で機体よりも少し高い位置から最下降位置の角度βの範囲内とし、
    前記制御手段は、前記袋取り可能範囲では前記旋回駆動手段と上下駆動手段をインチング制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置。
  3. 前記横排出オーガの先端に設ける排出口近傍には詰まりセンサが設けられ、前記制御手段にはオーガクラッチが接続され、前記制御手段は、前記詰まりセンサがオンすると、前記オーガクラッチをオフとし、前記横排出オーガを通常速度で所定角度上昇させることを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置。
  4. 前記横排出オーガの先端に設ける排出口近傍には詰まりセンサが設けられ、前記詰まりセンサは、上下方向下側の第一籾センサと、上下方向上側の第二籾センサからなり、前記制御手段にはオーガクラッチが接続され、前記制御手段は、前記第一籾センサと第二籾センサがオンすると、前記オーガクラッチをオフとし、前記横排出オーガを通常速度で所定角度上昇させることを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置。
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