JP2019187298A - 収穫機 - Google Patents

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大嗣 井上
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Abstract

【課題】作物を水平方向に分散しながら回収部に蓄積させる分散部を備えるとともに、分散部と回収部との操作が簡単となる収穫機の提供。【解決手段】起立姿勢と傾斜姿勢との間で姿勢変更可能で、作物を収納する回収部5と、作物を回収部5に向かって搬送する搬送部と、退避位置と作用位置との間を変位可能で、作用位置において搬送部から投下された作物を水平方向に分散させて回収部5に投入する分散部4と、ワンタッチ操作信号に応答して、分散部を作用位置に変位させるとともに、回収部5を傾斜姿勢に姿勢変更させる初期設定動作を実行する制御装置70とが備えられている。【選択図】図8

Description

本発明は、圃場の玉ねぎやジャガイモ、人参や大根等の作物を、走行しながら収穫して機体の回収部に回収する収穫機に関する。
特許文献1による根菜類収穫機は、機体前側に掬い上げ装置、機体中央に茎葉切断装置、機体後側に根菜類積載装置を装備し、走行しながら収穫した根菜類を根菜類積載装置に収容する。この根菜類積載装置には、根菜類を蓄積するコンテナと、茎葉切断装置からの根菜類を持ち上げる縦コンベヤと、縦コンベヤから放出された根菜類をコンテナに放出するシュートが備えられている。シュートからコンテナへの投下落差を低減して根菜類が受ける投下衝撃を緩和させるため、収穫作業の開始時には起立姿勢のコンテナを下方位置から上方位置に上昇させ、さらに上方位置のコンテナを傾斜姿勢に回動させる。その際、コンテナとシュートとの干渉を回避するために、コンテナの下方位置から上方位置への上昇に連動してシュートが非干渉位置に回動し、さらにコンテナの傾斜姿勢への姿勢変更時に、シュートは再び元の位置に復帰する。
特許文献2による玉葱収穫機も同様に、収穫開始時には、玉葱を収納するコンテナを回動させて、玉葱をコンテナに投入する選別コンベヤの一部をコンテナ内に入れ込み、収納量が増加するとコンテナは起立状態に戻される。
特開平7−75421号公報 特開2002−346423号公報
選別コンベヤなどの搬送部から回収部(コンテナ)に作物を投入する際に、作物を回収部に一様な高さで蓄積するためには、搬送部から送り出されてきた作物を分散して回収部に投下する分散部が必要となる。特許文献1の収穫機に備えられたシュートは、コンベヤの終端とコンテナまでの根菜類の搬送経路を作り出しているだけである。また、このシュートは、その姿勢変更過程において一時的にシュートが退避位置に変位するように、コンテナの姿勢変更に連動している。しかしながら、コンテナの姿勢変更とシュートの変位とが独立して行うことができない。コンテナの姿勢変更とシュートの変位とが互いに独立して行われるには、それぞれ独立した姿勢変更機構と変位機構とを備えることになる。また、それらの操作制御系も相互に独立している場合、姿勢変更機構と変位機構とを別々に操作する必要があり、作業者の負担が増える。
このような実情に鑑み、作物を水平方向に分散しながら回収部に蓄積させる分散部を備えるとともに、分散部と回収部との操作が簡単となる収穫機が要望されている。
本発明による収穫機は、エンジンからの動力を用いて駆動する走行装置と、圃場の作物を収穫する収穫部と、起立姿勢と傾斜姿勢との間で姿勢変更可能で、前記作物を収納する回収部と、前記収穫部から受け取った前記作物を前記回収部に向かって搬送する搬送部と、退避位置と作用位置との間を変位可能で、前記作用位置において前記搬送部から投下された前記作物を水平方向に分散させて前記回収部に投入する分散部と、前記回収部を前記起立姿勢と前記傾斜姿勢との間で姿勢変更させる姿勢変更機構と、前記回収部の姿勢変更から独立して前記分散部を前記退避位置と前記作用位置との間で変位させる変位機構と、ワンタッチ操作信号に応答して、前記変位機構に制御信号を送って前記分散部を前記作用位置に変位させるとともに、前記姿勢変更機構に制御信号を送って前記回収部を前記傾斜姿勢に姿勢変更させる初期設定動作を実行する制御装置とを備える。
この構成によれば、分散部の変位と回収部の姿勢変更とが独立して操作可能であるとともに、ワンタッチ操作信号に基づく制御装置の初期設定動作として、分散部は作用位置に変位し、回収部は傾斜姿勢に姿勢変更する。このような収穫機では、収穫作業が始まると、分散部の変位と回収部の姿勢変更がそれぞれ適時に独立して行われ、回収部が満杯になるごとに、分散部を退避位置に戻し、回収部を起立位置に戻し、回収部を空にする。そして、収穫作業を再開する。収穫作業の再開時には、回収部が空になっているので、回収部を傾斜姿勢として作物の回収部への落下距離を短くすることは好都合である。さらに、分散部が回収部の内部に突き出しても回収部に蓄積される作物との干渉が生じないので、分散部による分散効果を高めるために、分散部を回収部の内部に突き出した作用位置に変位させることも好都合である。このことから、回収部が作物で満杯になるごとに回収部が空にされる収穫作業が繰り返される。そして、その収穫作業の開始の前には、常に、分散部を作用位置に変位させ、回収部を傾斜姿勢に姿勢変更させる初期設定動作が必要となる。このような初期設定動作は、ワンタッチ操作信号によって行われるので、作業者の負担は軽減される。
ワンタッチ操作信号は、簡単で、かつ操作者の明確な意志が反映される操作によって、出力されることが好ましい。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記ワンタッチ操作信号は、ワンタッチ操作ボタンの長押しによって出力される。
収穫作業中など、回収部に作物が蓄積されているような状態で、初期設定動作が行われると、作物の損傷などの問題が生じる。この問題を回避するためには、収穫作業の開始前には、回収部が起立姿勢で、かつ分散部が退避姿勢となっていることを利用して、収穫作業中などでは初期設定動作が実行されないようにするとよい。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記初期設定動作の実行条件には、前記回収部が起立姿勢であること及び前記分散部が退避位置であることが含まれている。つまり、初期設定動作は、分散部を退避位置から作用位置に変位させ、回収部を起立姿勢から傾斜姿勢に姿勢変更させる制御となる。
回収部が起立姿勢において、分配部が回収部に向かって変位すると、分配部と回収部とが干渉する可能性がある。これを回避するためには、回収部を傾斜姿勢にして、その開口を分配部に向ける状態で、分配部を回収部に向かって変位するとよい。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記初期設定動作において、最初に前記分散部の前記作用位置への変位が行われ、その後に前記回収部の前記傾斜姿勢への姿勢変更が行われる。
また、収穫作業過程において、回収部は空の状態で起立姿勢から傾斜姿勢に姿勢変更して、作物を蓄積していく間に徐々に傾斜姿勢に移行していき、満杯になれば、起立姿勢となって、作物の搬出が行われる。したがって、回収部が起立姿勢以外の姿勢の場合、回収部には作物が蓄積されているとみなされる。このような作物が蓄積されている状態で、初期設定動作が行われると、作物にダメージを与える可能性がある。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記初期設定動作の完了後は、前記回収部が前記起立姿勢に戻らない限り、再度の前記初期設定動作は禁止される。
本発明の好適な実施形態の1つでは、任意の操作具に対する操作によって前記初期設定動作が停止される。初期設定動作は、回収部の姿勢変更及び分配部の変位を自動的に行うものであるので、緊急事態が生じた場合、迅速にその動作を停止する必要がある。この構成では、初期設定動作が行われている間に、任意の操作具を人為的に操作するだけで、初期設定動作が停止されるので、緊急事態に対して迅速に対応することができる。
収穫機の全体を示す側面図である。 収穫機の全体を示す平面図である。 縦フレームと回収部とを分離した状態の収穫機後部の側面図である。 回収部が傾斜姿勢である収穫機後部の側面図である。 回収部が起立位置にある収穫機後部の側面図である。 回収部と搬送部との位置関係を示す後面図である。 収穫機の動力系統と制御系統を示す模式図である。 操作具と操作具によって操作される機器とを示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6に、収穫機の一例である玉ねぎ用の収穫機が示されている。
収穫機は、圃場Gで掘り起こされ、圃場Gに置かれる状態で乾燥された玉ねぎA(作物に相当)を拾い上げて収穫するものである。したがって、玉ねぎA(作物)の収穫は、掘り取り機(図示せず)により、圃場Gに埋まっている玉ねぎA(作物の一例)を掘り出し、掘り出し位置に数日間置いて乾燥させた後に行われる。
図1〜図6において、Fは「前方向」を示し、Bは「後方向」を示し、Uは「上方向」を示し、Dは「下方向」を示している。Rは「右方向」を示し、Lは「左方向」を示している。
(収穫機の全体構成)
図1及び図2に示すように、機体10の左及び右のクローラ型の走行装置1を備え、機体10の前部に収穫部2を備え、この収穫部2の後側に搬送部3及び分散部4を備え、機体10の後部に回収部5を備えて収穫機が構成されている。なお、分散部4は搬送部3の下側において、機体前後方向で、前方に引き込む退避位置と、公報に突き出す作用位置と間を変位可能に設けられている。図1には、退避位置での分散部4が示されている。
この収穫機では、図2に示すように、機体10の右の前部に運転座席6aを有する運転部6を備え、運転部6の後方で、搬送部3の右及び左の横側に、作業デッキ7を備えている。
この構成により、収穫機は、左右のクローラ型の走行装置1で機体10を前進させながら圃場Gの玉ねぎAを収穫部2で拾い上げるとともに、上側に持ち上げ、搬送部3に受け渡す。搬送部3では玉ねぎAが後方に搬送される。この搬送部3の終端部3aから排出された玉ねぎは、分散部4を経て回収部5に投入され、回収部5に回収され、収納される。
このような収穫作業では、運転部6の運転座席6aに運転者が着座して運転するとともに、左及び右の作業デッキ7に作業者が搭乗し、この作業者が搬送部3で搬送される玉ねぎAから不良の玉ねぎAの取り出す等選別を行い、搬送部3での玉ねぎAの搬送不良が発生した場合等のトラブルに対処する。
(収穫部の構成)
図1に示すように、収穫部2は、拾上装置8と掻込装置9とを備えている。拾上装置8は、機体10の前部において下端部を圃場Gの近くになるように、上端部を搬送部3の始端部の上側にくるように、配置されている。この拾上装置8は、無端の回転帯11を備えたコンベヤであり、その回転帯11は、機体10の左右幅とほぼ同じ左右幅を有し、拾上装置8の下端部と上端部とに亘って架設されている。さらに、回転帯11には、この回転帯11と同じ左右幅の板状の多数の拾上部材12が設けられている。
掻込装置9は、拾上装置8より前方位置に配置され、拾上装置8の前端位置の部材に対し左右方向に沿う姿勢の揺動軸芯P1周りに上下に揺動自在に支持されている。また、この掻込装置9を揺動操作する油圧型の中間シリンダ13が、拾上装置8と掻込装置9とに亘って接続されている。この中間シリンダ13は、拾上装置8に対する掻込装置9の姿勢を設定する。
掻込装置9は、拾上装置8の左右幅と略同じ左右間隔で右及び左の回転チェーン14を設けたコンベヤであり、この右及び左に回転チェーン14に亘ってゴム板製の多数の掻込部材15が設けられている。この掻込装置9の前側の位置に、左及び右に接地輪16を備えている。この構成から、収穫時には、圃場Gのうち、玉ねぎAが置かれている部分(畝)の右側及び左側に接地輪16を位置させる。
この収穫部2では、掻込装置9の回転チェーン14が巻回する後端のスプロケットが図1に示す方向視で時計方向に回転し、機体10が前進することにより、圃場Gの玉ねぎAに対して、掻込部材15が圃場Gの上側から接触しながら、玉ねぎAを後側(拾上装置8側)に扱き込むことになる。
また、拾上装置8で、回転帯11の下端の駆動輪が図1に示す方向視で反時計方向に回転駆動されることにより、拾上装置8の下端部において、圃場Gの玉ねぎAを、拾上部材12により拾い上げ、この拾上部材12に玉ねぎAを載せるバケットコンベヤの形態で後方上方に搬送する。そして、玉ねぎAは、拾上装置8の上端部から搬送部3の始端部に受け渡される。
(搬送部の構成)
図1に示すように、搬送部3は、機体前後方向で接続している、前側搬送装置17と後側搬送装置18とを備えている。前側搬送装置17は、拾上装置8の左右幅と略同じ左右幅であり、拾上装置8の上端部の下側に配置され、側面視で前端側ほど高レベルとなる斜め姿勢で配置されている。前側搬送装置17及び後側搬送装置18は、回動式のコンベヤとして構成されている。
後側搬送装置18は、前側搬送装置17及び拾上装置8の左右幅と略同じ左右幅であり、前側搬送装置17から受け渡された玉ねぎAを搬送できるように、前側搬送装置17の後側に配置され、側面視で後端側ほど高レベルとなるように斜め姿勢で配置されている。
この構成により、拾上装置8により圃場Gから拾い上げられた玉ねぎAが拾上装置8の上端部から前側搬送装置17(搬送部3の始端部)に受け渡され、この前側搬送装置17から玉ねぎAが後側搬送装置18に受け渡され、後側搬送装置18の後端(終端部3aの後端)から搬出される。
更に、搬送部3の終端部3aから投下された玉ねぎAは、分散部4に一時的に受け止められ、分散部4の表面形状によって、水平方向に、つまり扇状に分散され、この分散部4から回収部5に投入される。収穫作業時には、回収部5に玉ねぎAが収納されていく。
左及び右の作業デッキ7の後端部分には階段部7aを備え、この階段部7aの外側部位から作業デッキ7の外側部位に手摺部20を備えている。この手摺部20を備えることにより、作業者が作業デッキ7への搭乗を容易にするとともに、作業デッキ7に立つ作業者の身体の姿勢を安定させて、作業がし易いようにしている。
(回収部)
回収部5は、コンテナとして機能する回収容器50と、この回収容器50を載置する容器支持体RCとからなる。容器支持体RCは、機体10の後部フレーム構造体と、この後部フレーム構造体に対して上下方向に回動する回動構造体とからなる。以下に、後部フレーム構造体と回動構造体とを説明する。
右及び左の走行装置1を支持する左及び右のトラックフレーム30が備えられて、右及び左のトラックフレーム30の後部に横向き姿勢の後部フレーム31が連結され、この後部フレーム31に連結する構造で後方上方に向けて左及び右の傾斜フレーム32が備えられている。
左及び右の傾斜フレーム32の上下方向の中間部位に作業デッキ7が支持され、左及び右の傾斜フレーム32の上端近くに、前後向き姿勢の中間フレーム33の後端部が連結されている。
図3から図5に示されているように、左及び右の傾斜フレーム32の傾斜フレーム32の上端に横軸芯である昇降軸芯P2を作り出す揺動支軸34が設けられ、この揺動支軸34周りで揺動自在に左及び右の縦フレーム40の上端が支持されており、この縦フレーム40と傾斜フレーム32の基端部との間に左及び右の姿勢変更シリンダ35が設けられている。この実施形態では姿勢変更シリンダ35が姿勢変更機構の駆動部として機能する。傾斜フレーム32が容器支持体RCの後部フレーム構造体の主要部材であり、縦フレーム40が容器支持体RCの回動構造体の主要部材である。
図4に示すように、姿勢変更シリンダ35を伸縮作動させることにより、昇降軸芯P2周りで縦フレーム40が揺動する。つまり、姿勢変更シリンダ35を伸縮作動させることによって、縦フレーム40は、回収容器50とともに、傾斜姿勢E1〜E5と起立姿勢E6との間で昇降される。つまり、回収部5は、傾斜姿勢E1〜E5と起立姿勢E6の間でその姿勢を変更する。なお、この姿勢変更シリンダ35は単動シリンダであるため、作動油を供給する伸長作動により縦フレーム40を上昇させ、作動油を排出する収縮作動により縦フレーム40を下降させる。
縦フレーム40の下端には、左及び右の下部フレーム42が備えられ、横横軸芯の下部軸芯P3を有する下部支軸41周りに揺動自在にこの下部フレーム42と縦フレーム40との間に油圧式のチルトシリンダ43が設けられている。図5に示すように、チルトシリンダ43を伸縮作動させることによって、下部フレーム42を、フォークリフトのように上下揺動させることができる。
図6に示すように、下部フレーム42には、機体前後方向に延びる左及び右の支持アーム44を備えており、さらに、これら支持アーム44の外端部分には、機体前後方向に延びる左及び右のガイドフレーム45を備えている。左右の支持アーム44は、フォーク状に配置され、回収容器50の下面に接触する状態で回収容器50を載置する。また、左右のガイドフレーム45は回収容器50の下部を側部から抱き込む位置に配置されている。
縦フレーム40の上端部に亘って、支持プレート48aが左右方向に連結されており、ゴム板製のカバー48が支持プレート48aに連結されている。さらに、支持プレート48aの両端位置に開閉ブラケット46を介して開閉枠体47の基端部が支持されている。
開閉ブラケット46は横軸芯である開閉軸芯P4周りに開閉揺動自在に支持されている。また、開閉枠体47はコ字状に形成され、内周部に布やビニールシートで成る案内シート47aを備えている。また、図5に示すように、開閉枠体47は開閉軸芯P4を中心とする開閉作動により起立した起立姿勢と倒伏した倒伏姿勢との間を揺動するように構成されている。この開閉枠体47は、縦フレーム40がトグルスプリング47bの付勢力により起立姿勢と倒伏姿勢とに保持されるように構成されている。
(分散部)
図6に示すように、分散部4は、左右方向での中央部が緩やかに後方に傾斜し、この中央部から左右両方向にも緩やかに傾斜するように形状が設定されたゴム板材等が用いられるとともに、上面にゴムやスポンジ等の柔軟で断面が半円となる棒状の複数の材料を案内体4aとして形成されている。
また、図3から図5に示されているように、分散部4の下面側には支持フレーム27が設けられている。
さらに、左及び右の傾斜フレーム32に連結された横フレーム32aに第1ブラケット21と第2ブラケット22とを備え、第1ブラケット21に対し横向き姿勢の軸芯を中心に揺動自在に揺動部材23を揺動自在に支持し、この揺動部材23の一方の端部に揺動アーム23aを介して連結される油圧式で複動型となる位置決めシリンダ24が中間フレーム33に設けられている。揺動部材23の他方は、揺動リンク23bを介して支持フレーム27の下端に連結されている。
第2ブラケット22に、横軸芯周りで揺動する右及び左の操作アーム25が支持されており、操作アーム25の上端部が、支持フレーム27に横軸芯周りに揺動可能支持されている。
位置決めシリンダ24、揺動部材23、揺動アーム23a、揺動リンク23bによって構成された変位機構としての油圧リンク機構は左右一対設けられている。
また、この分散部4では、玉ねぎAに接触して揺動することにより玉ねぎAを検知する検知ロッド28aを有する作物センサ28を複数個備えている。これらの作物センサ28は、平面視において、検知ロッド28aが分散部4の後端から後方に突出する位置関係で備えられている。
このような構成から、位置決めシリンダ24を伸長した場合には、図5に示すように、分散部4が、後側搬送装置18の終端部(搬送部3の終端部3a)より前側に位置する退避位置に変位する。また、位置決めシリンダ24を収縮した場合には、図4に示すように、分散部4の一部が後側搬送装置18の終端部(搬送部3の終端部3a)より後方に張り出す作用位置に変位する。この実施形態では、位置決めシリンダ24が、分散部4を退避位置と作用位置との間で変位させる変位機構の駆動部として機能している。
分散部4を退避位置に変位させた場合には、搬送部3から排出される玉ねぎAは、直接的に回収容器50に送り込まれる。また、分散部4を作用位置に変位させた場合には、搬送部3から排出された玉ねぎAは、分散部4で受け止めるとともに横方向等に分散しながら回収容器50に投入される。
(回収容器)
図4と図5とに示すように、回収容器50は、平面視で矩形となる底部フレーム51と、格子状の4つの側壁52とを備え、上面が開口された直方体形状であり、側壁52に網体が張設されている。
(回収部5の姿勢変更と分散部4の変位との関係)
図4に示すように、回収部5が傾斜姿勢E1に位置した状態で、回収容器50は、回収容器50の開口部が前(横)に向いた横倒れ姿勢となるのであり、搬送部3の終端部3a及び分散部4が、回収容器50の開口部から回収容器50の内部に入り込んでいる。
収穫作業の開始時には、回収部5が傾斜姿勢E1に姿勢変更した状態で、収穫作業が開始される。搬送部3の終端部3aから投下された玉ねぎAが、分散部4により水平方向に分散されながら回収容器50に投入される。収穫作業の進行に伴って、回収容器50に玉ねぎAが積み上げられ、玉ねぎAは作物センサ28の位置に達する。
回収容器50に積み上げられた玉ねぎAが、作物センサ28の検知ロッド28aを下側から押し上げると、姿勢変更シリンダ35が収縮作動して、回収部5が傾斜姿勢E1から下降操作され、回収部5が次に設定されている傾斜姿勢E2に達すると、位置セン(非図示)の検出信号に基づいて姿勢変更シリンダ35が停止する。
回収部5が傾斜姿勢E2に位置した状態において、収穫作業の進行に伴って、回収容器50に積み上げられた玉ねぎAが作物センサ28により検出されると、再び姿勢変更シリンダ35が収縮作動して、回収部5が傾斜姿勢E2から姿勢変更され、回収部5が次に設定されている傾斜姿勢E3に姿勢変更される。このように、玉ねぎAの積み上がりに応じて回収部5の姿勢変更が繰り返される。なお、この玉ねぎAの積み上がりにともなう姿勢変更は、作業者の手動操作によっても行うことができる。
回収部5の姿勢変更とともに、分散部4も、後方に突き出た作用位置から退避位置に戻る変位が行われ、最終的に、回収部5が起立姿勢E6に位置変更した状態では、図5に示すように、搬送部3の終端部3aの下方、起立した回収容器50の開口部が位置し、分散部4は回収容器50の開口部から前方に退避した状態となる。
上述したように、収穫作業の開始時には、図4に示されているように、回収部5を最も高い位置となる最大の傾斜姿勢E1に姿勢変更するとともに、分散部4を作用位置に変位させる必要がある。これは、初期設定動作ルーチンとして、登録されているので、この初期設定動作ルーチンを起動させることにより、回収部の傾斜姿勢E1への姿勢変更、及び分散部4の作用位置への変位が実現する。なお、この初期設定動作ルーチンでは、最初に分散部4の作用位置への変位が行われ、その後に回収部5の傾斜姿勢E1への姿勢変更が行われる。
図7には、この収穫機の動力伝達系が模式的に示されている。エンジンEからの動力は、動力伝達機構TMを介して、走行装置1、収穫部2の収穫駆動機構2m、搬送部3の搬送駆動機構3m、油圧回路装置OPに伝達される。走行装置1への動力を遮断する走行クラッチ1c、収穫駆動機構2mへの動力を遮断する収穫クラッチ2c、搬送駆動機構3mへの動力を遮断する搬送クラッチ3cが、それぞれの動力伝達経路に組み込まれている。
収穫駆動機構2mには、コンベヤとして構成された拾上装置8及び掻込装置9が含まれている。収穫部操作具83の操作によってクラッチ遮断指令が生成され、制御装置70に入力されると、収穫クラッチ2cを遮断状態に切り替える制御信号が制御装置70から出力され、拾上装置8及び掻込装置9が停止する。搬送駆動機構3mには、前側コンベヤとして構成された前側搬送装置17及び後側コンベヤとして構成された後側搬送装置18が含まれている。搬送クラッチ操作具80の操作によってクラッチ遮断指令が生成され、制御装置70に入力されると、搬送クラッチ3cを遮断状態に切り替える制御信号が制御装置70から出力され、搬送駆動機構3m(前側搬送装置17及び後側搬送装置18)が停止する。
この実施形態では、搬送クラッチ操作具80として、1つの第1クラッチ操作具81と2つの第2クラッチ操作具82とが備えられている。第1クラッチ操作具81は、運転部6に設けられ、運転座席6aに着座した運転者によって操作される。第2クラッチ操作具82は、左右の各作業デッキ7の付近に設けられ、それぞれ、各作業デッキ7で作業する作業者によって操作される。
第2クラッチ操作具82の操作による搬送駆動機構3mの停止は、搬送詰まりや搬送過剰などの異常に気付いた作業者による緊急停止の可能性が高い。しかしながら、作業デッキ7に背を向けている運転部6の運転者は、このような異常に気付かない。このため、作業者による搬送駆動機構3mの停止を、運転者に報知するため、制御装置70は、クラッチ遮断指令の出力に応答して、搬送クラッチ3cの動力遮断状態を、報知デバイス90を通じて報知する報知部71を備えている。
報知デバイス90には、運転部6の操縦ポストに配置されている、メータパネル91、ブザー92、ランプ93が含まれている。報知部71は、作業者が第2クラッチ操作具82を操作して、搬送駆動機構3mを停止したことを運転者に報知するために、搬送駆動機構3mが停止状態であることを、メッセージ、アイコン、ランプのいずれかあるいはそれらの組み合わせでメータパネル91に表示(点灯や点滅を含む)させる。搬送駆動機構3mの停止時に走行装置1と収穫部2と少なくとも一方が停止していれば、玉ねぎの収穫、搬送が行われないので、大きな問題は生じないが、走行装置1と収穫部2とが駆動しており、走行しながらの玉ねぎ収穫が行われていると、収穫された玉ねぎが停止中の搬送部3に送られてくるので、玉ねぎがあふれ出すといった問題が生じる。このため、搬送駆動機構3mが緊急停止された場合に、機体10の走行状態が検出されていると、運転者に機体10の停止を促すために、報知部71はブザー92等を通じて警報音を発する。機体10の走行状態(機体走行など)は車速センサS1からの検出信号に基づいて判定可能である。
なお、運転部6にも、搬送クラッチ操作具80として第1クラッチ操作具81が設けられており、運転者が自らの判断で、第1クラッチ操作具81を操作して、搬送駆動機構3mを停止することが可能である。第1クラッチ操作具81によるクラッチ遮断指令に基づく搬送駆動機構3mへの動力遮断も、第2クラッチ操作具82による動力遮断と同様にメータパネル91に報知することができるが、どちらの操作が起因となった動力遮断であるかを区別するために、この実施形態では、これらは識別可能に報知される。このような識別可能な報知は、ランプ93の点滅色を相違させたり、別々のランプ93を設けたりすることで、実現できる。
次に、図8を用いて、油圧回路装置OPを介して、この収穫機の構成要素を操作する、主な操作具を説明する。姿勢操作具84は、回収部5を傾斜姿勢E1〜E5と起立姿勢E6との間で姿勢変更させるための操作信号を制御装置70に与える。制御装置70は、姿勢操作具84による操作信号に応答して、昇降制御バルブ35Vを駆動して姿勢変更シリンダ35を作動させ、昇降軸芯P2を中心とした回収部5(回収容器50)の昇降姿勢を行う。チルト操作具85は、支持アーム44を下向き傾斜姿勢と水平姿勢との間で揺動させるための操作信号を制御装置70に与える。制御装置70は、チルト操作具85による操作信号に応答して、チルト制御バルブ43Vを駆動してチルトシリンダ43を作動させ、支持アーム44の姿勢を変更する。
さらに、制御装置70は、変位操作具86による操作信号に応答して、位置決め制御バルブ24Vを駆動して位置決めシリンダ24を作動させ、分散部4の作用位置と退避位置との間の変位を行う。
ワンタッチ操作ボタン87は、上述した初期設定動作ルーチンを起動させる操作具であり、この実施形態では、ワンタッチ操作ボタン87を所定時間押し続けることにより(長押し)、ワンタッチ操作信号が制御装置70に与えられる。初期設定動作ルーチンでは、最初に分散部4の作用位置への変位が行われ、次いで、回収部5の傾斜姿勢E1への姿勢変更が行われる。ワンタッチ操作ボタン87の長押しによる初期設定動作ルーチンの起動には、種々の実行条件を、任意に設定することができる。例えば、回収部5が起立姿勢であり、かつ、分散部4が退避位置であることで、初期設定動作ルーチンを許可する。あるいは、一旦初期設定動作ルーチンが実行されると、その後に、回収部が起立姿勢に戻らない限り、初期設定動作ルーチンの実行を許可しない。
初期設定動作ルーチンは、分散部4を回収容器50の内部に突っ込ませる動作であるので、回収容器50内に玉ねぎAなどの物体が入っていると、その物体を損傷させる問題が生じる。このような状況に気付いた場合には、迅速に初期設定動作ルーチンを停止させなければならない。このため、一旦開始された初期設定動作ルーチンを停止させるためには、任意の操作具の操作が有効となるようにしている。つまり、初期設定動作ルーチンの実行中は、作業者が、最も近くの操作具を操作することで、初期設定動作ルーチンを緊急停止させることができる。
図8で示された操作具は、運転部6と左右の作業デッキ7のそれぞれに操作具ユニットUとしてまとめられて、配置されている。
〔別実施形態〕
(1)上述した実施形態では、回収部5は、コンテナとしての回収容器50と、この回収容器50を載置する上下揺動可能な容器支持体RCとから構成されていたが、の回収容器50と容器支持体RCとを一体構造とし、回収部5をダンプタイプに構成してもよい。
(2)上述した実施形態では、各種操作具をまとめて配置している操作具ユニットUは、運転部6と左右の作業デッキ7とで、同じものが配置されていたが、それぞれが異なる操作具の組み合わせでもよい。
(3)上述した実施形態において、油圧回路装置OPによる油圧によって駆動していた機器は、電気駆動方式やエンジン動力駆動方式を採用してもよい。
(4)上述した実施形態において、ワンタッチ操作信号を出力するために、ワンタッチ操作ボタン87の長押し操作が用いられている。ワンタッチ操作ボタン87に代えて、ワンタッチ操作レバーやワンタッチ操作ペダルなど種々の操作具の形態を採用することができる。また、長押し操作に代えて、間欠パターン操作など種々の操作形態を採用することが可能である。
1 :走行装置
2 :収穫部
3 :搬送部
4 :分散部
5 :回収部
6 :運転部
6a :運転座席
7 :作業デッキ
10 :機体
24 :位置決めシリンダ(変位機構)
35 :姿勢変更シリンダ(姿勢変更機構)
40 :縦フレーム
43 :チルトシリンダ
50 :回収容器
70 :制御装置
71 :報知部
87 :ワンタッチ操作ボタン
E :エンジン

Claims (6)

  1. エンジンからの動力を用いて駆動する走行装置と、
    圃場の作物を収穫する収穫部と、
    起立姿勢と傾斜姿勢との間で姿勢変更可能で、前記作物を収納する回収部と、
    前記収穫部から受け取った前記作物を前記回収部に向かって搬送する搬送部と、
    退避位置と作用位置との間を変位可能で、前記作用位置において前記搬送部から投下された前記作物を水平方向に分散させて前記回収部に投入する分散部と、
    前記回収部を前記起立姿勢と前記傾斜姿勢との間で姿勢変更させる姿勢変更機構と、
    前記回収部の姿勢変更から独立して前記分散部を前記退避位置と前記作用位置との間で変位させる変位機構と、
    ワンタッチ操作信号に応答して、前記変位機構に制御信号を送って前記分散部を前記作用位置に変位させるとともに、前記姿勢変更機構に制御信号を送って前記回収部を前記傾斜姿勢に姿勢変更させる初期設定動作を実行する制御装置と、
    を備える収穫機。
  2. 前記ワンタッチ操作信号は、ワンタッチ操作ボタンの長押しによって出力される請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記初期設定動作の実行条件には、前記回収部が起立姿勢であること及び前記分散部が退避位置であることが含まれている請求項1または2に記載の収穫機。
  4. 前記初期設定動作において、最初に前記分散部の前記作用位置への変位が行われ、その後に前記回収部の前記傾斜姿勢への姿勢変更が行われる請求項3に記載の収穫機。
  5. 前記初期設定動作の完了後は、前記回収部が前記起立姿勢に戻らない限り、再度の前記初期設定動作は禁止される請求項1または2に記載の収穫機。
  6. 任意の操作具に対する操作によって前記初期設定動作が停止される請求項1から5のいずれか一項に記載の収穫機。
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