JP2017121199A - 農作業機、農作業機のリモコン装置 - Google Patents

農作業機、農作業機のリモコン装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチを継続的に押さなくとも作業が行われるため利便性が高く、しかも安全性の高い農作業機のリモコン装置及び農作業機を提供する。【解決手段】走行機体に装着される農作業機に設けられアンテナで受信した電波に含まれる指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に指令信号を含んだ電波を送信する通信部を備えた農作業機のリモコン装置であって、農作業機の各種作動を制御する指令信号を送る各種指令スイッチと、各種作動を制御する指令信号データを記憶する記憶部と、指令スイッチ及び電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する指令信号データを記憶部から読み込んで通信部に送る制御部と、を有し、農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行い、制御部が、所定の作業中にリモコンのいずれかのスイッチが押された場合に作業を停止するリモコン装置。【選択図】図2

Description

本発明は、農作業機のリモコン装置及びそれを備えた農作業機に関する。より詳細には、通信制御装置が設けられた農作業機を遠隔操作するための指令信号を送信する農作業機のリモコン装置及びそれを備えた農作業機に関する。
従来、代掻き作業等の農作業を行う場合、これらの農作業に対応した農作業機を走行機体の後部に装着し、走行機体の走行とともに農作業機を進行させてこれら各種の農作業が行われる。このような農作業機には、走行機体の運転席に搭乗した作業者が遠隔操作によって作業機の折り畳み・展開が可能に構成されたものがある。
この遠隔操作を可能にする制御ユニットは、農作業機に設けられている。この制御ユニットに操作信号を送信するリモコン装置(操作ユニット)は、走行機体の運転席の近傍に配設されるか、移動可能になっており、リモコン装置と制御ユニットとは電線または無線等を介して通信可能である。
たとえば、農作業機を中央部分と左右の作業機部分とに3分割し、中央部分の左右の端部と左右の作業機部分の内端部とをそれぞれ回転支点によりほぼ180°回転可能に連結すると共に、回転アームの他端部を上記中央部分側に軸支し、該回転アームの中間部に、基端を中央部分側に支持した油圧シリンダ等を連結して、該油圧シリンダの伸縮作動により左右の作業機部分を折り畳み・展開可能としているものがあり、リモコン装置によって、シリンダを伸縮させて作業機部分を折畳み・展開可能としているものがある。
リモコン装置は、有線又は無線によって制御ユニットに電気的に接続され、制御ユニットを介して走行機体に設けられたバッテリから電力が供給されている。このため、農作業時においてリモコン装置には常に電力が供給されており、走行機体に搭乗した作業者は、リモコン装置を操作した走行機体に対する作業者のオフセット位置を調整することができる。
ところで、特許文献1には、「駆動源から出力される動力に基づいて作動する作業部と、この作業部を作動させるための操作部とを具備し、前記操作部は、前記作業部を作動させる際に押動操作される作動用ボタンと、前記作動用ボタンが押動操作されている間のみ前記作業部が作動する手動モードと前記作動用ボタンが一旦押動操作されると前記作業部が予め設定された設定状態になるまで作動する自動モードとの切換えの際に押動操作されるモード切換用ボタンとを備えることを特徴とする農作業機」が開示されている。これは、モードの切り替えによって、リモコンの作動操作ボタンが押されている間のみその動作に対応して作業部が作動するようにすることのできるリモコン装置を備えた農作業機となっている。
特許4410673号
しかし、作業部を作動させるスイッチを押している間だけ動作するだけでは所望の位置に移動するまでスイッチを押し続けなければならないので、面倒である。他方で、いったんスイッチを押すと押し続けなくても全自動で作業部が動くようにしてしまうと、緊急事態に対処することが難しくなる虞がある。
そこで、スイッチを継続的に押さなくとも作業が行われるため利便性が高く、しかも安全性の高い農作業機のリモコン装置及び農作業機を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る農作業機のリモコン装置は、走行機体の後部に装着される農作業機(実施の形態における代掻き作業機1)に設けられアンテナで受信した電波に含まれる指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に、指令信号を含んだ電波を送信する通信部を備えた農作業機のリモコン装置であって、電力を供給する電源と、電源をオンオフする電源スイッチと、農作業機の各種作動を制御する指令信号を送るための指令スイッチと、各種作動を制御する指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、指令スイッチ及び電源スイッチのいずれかがオンされると、オンされたスイッチに対応する指令信号データを記憶部から読み込んで通信部に送る制御部を有し、農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、制御部は、所定の作業中にいずれかのスイッチが押された場合に作業を停止する指令信号データを通信部に送ることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るリモコン装置は、走行機体に装着される農作業機に設けられアンテナで受信した電波に含まれる指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に指令信号を含んだ電波を送信する通信部を備えた農作業機のリモコン装置であって、電力を供給する電源と、電源をオンオフする電源スイッチと、農作業機の各種作動を制御する指令信号を送るための指令スイッチと、各種作動を制御する指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、指令スイッチ及び電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する指令信号データを記憶部から読み込んで通信部に送る制御部と、を有し、通信部と制御部とは所定間隔毎に通信を行い、農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、通信が途絶した場合、所定の作業を停止することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るリモコン装置は、走行機体に装着される農作業機に設けられアンテナで受信した電波に含まれる指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に指令信号を含んだ電波を送信する通信部を備えた農作業機のリモコン装置であって、電力を供給する電源と、電源をオンオフする電源スイッチと、農作業機の各種作動を制御する指令信号を送るための指令スイッチと、各種作動を制御する指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、指令スイッチ及び電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する指令信号データを記憶部から読み込んで通信部に送る制御部と、を有し、農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、制御部は、農作業機の作業部の可動範囲内における障害物を検知する検知部によって障害物が検知された場合には所定の作業を停止することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る農作業機は、リモコン装置とアンテナとを含む農作業機であって、アンテナは走行機体に装着される農作業機に設けられ、リモコン装置は、電力を供給する電源と、電源をオンオフする電源スイッチと、農作業機の各種作動を制御する指令信号を送るための指令スイッチと、アンテナで受信した電波に含まれる指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に指令信号を含んだ電波を送信する通信部と、各種作動を制御する指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、指令スイッチ及び電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する指令信号データを記憶部から読み込んで通信部に送る制御部と、を有し、農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、制御部は、所定の作業中にいずれかのスイッチが押された場合に作業を停止することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る農作業機は、リモコン装置とアンテナとを含む農作業機であって、アンテナは走行機体に装着される農作業機に設けられ、リモコン装置は、電力を供給する電源と、電源をオンオフする電源スイッチと、農作業機の各種作動を制御する指令信号を送るための指令スイッチと、アンテナで受信した電波に含まれる指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に指令信号を含んだ電波を送信する通信部と、各種作動を制御する指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、指令スイッチ及び電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する指令信号データを記憶部から読み込んで通信部に送る制御部と、を有し、通信部と制御部とは所定間隔毎に通信を行い、農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、通信が途絶した場合、所定の作業を停止することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る農作業機は、リモコン装置とアンテナとを含む農作業機であって、アンテナは走行機体に装着される農作業機に設けられ、リモコン装置は、電力を供給する電源と、電源をオンオフする電源スイッチと、農作業機の各種作動を制御する指令信号を送るための指令スイッチと、アンテナで受信した電波に含まれる指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に指令信号を含んだ電波を送信する通信部と、各種作動を制御する指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、指令スイッチ及び電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する指令信号データを記憶部から読み込んで通信部に送る制御部と、を有し、農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、制御部は、農作業機の作業部の可動範囲内における障害物を検知する検知部によって障害物が検知された場合には所定の作業を停止することを特徴とする。
本発明の一実施形態において、農作業機は、報知部を有してもよく、報知部は所定の作業中に、警告音によって報知を行ってもよい。
本発明の一実施形態において、所定の作業とは、作業部を格納状態にする作業または作業部を展開状態にする作業であってもよい。
本発明の一実施形態において、検知部とは、衝撃検知センサ、振動検知センサ、ジャイロセンサ、超音波センサ、赤外線センサ、電流値変化検知部、のいずれかであってもよい。
本発明に係わる農作業機のリモコン装置によれば、走行機体の後部に装着される農作業機(実施の形態における代掻き作業機1)に設けられアンテナで受信した電波に含まれる指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に、指令信号を含んだ電波を送信する通信部を備えた農作業機のリモコン装置であって、電力を供給する電源と、電源をオンオフする電源スイッチと、農作業機の各種作動を制御する指令信号を送るための指令スイッチと、各種作動を制御する指令信号データを記憶する記憶部と、指令スイッチ及び電源スイッチのいずれかがオンされると、オンされたスイッチに対応する指令信号データを記憶部から読み込んで通信部に送る制御部を有し、農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、制御部は、所定の作業中にいずれかのスイッチが押された場合に作業を停止する指令信号データを通信部に送ることであるから、スイッチを継続的に押さなくとも作業が行われるため利便性が高く、しかも停止をしなければならない状況となってパニックに陥ったとしても停止スイッチが分からず停止させることができないということがなくなり、安全な農作業機、農作業機のリモコン装置、を提供することができる。
本発明の一実施形態に係わる農作業機のリモコン装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係わる農作業機(代掻き機)の平面図を示す。 本発明の一実施形態に係わる農作業機(代掻き機)の前側部分斜視図を示す。 本発明の一実施形態に係わる農作業機(代掻き機)の前側部分正面図を示す。 本発明の一実施形態に係わる農作業機(代掻き機)の格納状態の前側部分斜視図を示す。 本発明の一実施形態に係わる農作業機(代掻き機)の格納状態の前側部分正面図を示す。 本発明の一実施形態に係る農作業機のリモコン装置の制御部の機能ブロック図を示す。 本発明の一実施形態に係る農作業機のリモコン装置の無線通信制御装置の裏面図を示す。 本発明の一実施形態に係る農作業機のリモコン装置における立ち上げ時制御プログラムによって実行される手順を説明するフローチャートを示す。 本発明の一実施形態に係る農作業機のリモコン装置における各スイッチが押されたときに制御プログラムによって実行される手順を説明するフローチャートを示す。 本発明の一実施形態に係る農作業機のリモコン装置において、作業部が作動している際にリモコン装置60の何れかのスイッチが押された場合のフローチャートを示す。 本発明の一実施形態に係る農作業機のリモコン装置における通信途絶が検知されたときに制御プログラムによって実行される手順を説明するフローチャートを示す。 本発明の一実施形態に係る農作業機のリモコン装置における、農作業機の検知部が障害物を検知した際の制御プログラムによって実行される手順を説明するフローチャートを示す。
農作業機は、走行機体の後部に装着されて、走行機体の走行とともに進行しながら農作業を行うものである。具体的には、水田の代掻きを行う代掻き機、圃場を耕耘する耕耘作業機、圃場の周囲に畦を形成する畦塗り機、圃場の周囲に溝を形成する溝掘り機等をいう。
本発明の「指令スイッチ」とは、農作業機の各種作動を制御する指令信号を送る際に操作されるスイッチである。具体的には、延長部材が全自動機械式で展開するものである場合の延長スイッチ等をいう。農作業機が畦塗り機の場合、作業部のオフセット量を無段階に調整操作するためのオフセットスイッチ、自動隅部畦塗り作業を行う際に操作される自動角塗りスイッチ、作業部を格納状態にする際に操作される格納スイッチ、農作業機が畦塗り機である場合の整畦部の向きを変える際に操作されるドラム旋回スイッチ、畦に水を散布する際に操作される散布スイッチなどがある。
本発明の「指令信号データ」とは、具体的には、農作業機の各種作動を制御するコマンドデータや、通信部から送信される電波出力の強度データを含む。
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。本実施形態は、代掻き作業機のうち作業機本体の両側に左右の作業体が折り畳み且つ展開可能な代掻き作業機を例にして説明する。なお、説明の都合上、図2に示す矢印の方向を、前後方向及び左右方向として以下説明する。
先ず、農作業機のリモコン装置(図1)を説明する前に、無線通信制御装置を搭載した代掻き機について説明する。
代掻き作業機1は、図2(平面図)に示すように、走行機体90の後部に装着されて走行機体90の前進走行とともに進行して代かき作業を行うものである。代掻き作業機1は、前進方向に対して左右方向の中央部に配置された作業機本体2と、この左右両端部に上下方向に回動可能に取り付けられた延長作業部左20L及び延長作業部右20Rとを備え、作業機本体2、延長作業部左20L、延長作業部右20Rによって3分割構造になっている。
作業機本体2は、左右方向に延びる主フレーム3を有した機体5の前部に、走行機体90の後部に設けられた図示しない3点リンク連結機構が連結されて、走行機体90の後部に対して昇降可能に装着される。主フレーム3の左右方向の中央部には前方へ突出する入力軸6aを備えたギアボックス6が設けられ、走行機体90のPTO軸からユニバーサルジョイント等の動力伝達手段を介して動力が入力軸6aに伝達されるようになっている。
主フレーム3の左右両端部には伝動フレーム(チェーンケース)8と側部フレーム9が垂設され、伝動フレーム(チェーンケース)8と側部フレーム9の下部間には多数の耕耘爪を取り付けた耕耘ロータ10(図3参照)が回転自在に支持されている。主フレーム3内には伝動機構が設けられ、この伝動機構が伝動フレーム(チェーンケース)8内の伝動機構と連結されて、入力軸6aに伝達された動力がこれらの伝動機構を介して作業機本体2の耕耘ロータ10と延長作業部左20L、延長作業部右20Rに設けられた耕耘ロータ21(図3参照)に伝達されて、作業機本体2の耕耘ロータ10と延長作業部左20L、延長作業部右20Rに設けられた耕耘ロータ21を所定方向に回転させるように構成されている。
伝動フレーム(チェーンケース)8と側部フレーム9の上部間には耕耘ロータ10の上部を覆うシールドカバー11が設けられている。このシールドカバー11の後端部には、前端部が上下方向に回動自在に取り付けられて後側が斜め下方へ延びる第1整地板12が取り付けられ、第1整地板12の後端部によって耕土表面が平らに整地される。第1整地板12の後端部には、第2整地板13が上下方向に回動自在に取り付けられ、この第2整地板13によって圃場の耕土表面がさらに平らに整地される。
作業機本体2の左右両端部には、シールドカバー11の上方位置に前後方向に延びる軸部14が設けられ、この軸部14を中心として延長作業部左20L及び延長作業部右20Rが上下方向に回動自在に設けられている。これら延長作業部左20L及び延長作業部右20Rは、作業機本体2の左右両側に設けられた回動シリンダ左22L、回動シリンダ右22Rを介して作業機本体2の上方に折り畳まれる格納位置Pk(図5参照)と、作業機本体2の側方に展開される作業位置Psとの間を回動可能である。回動シリンダ左22L、回動シリンダ右22Rは電動油圧式であり、後述するリモコン装置60及び無線通信制御装置75によってその作動が制御される。
延長作業部左20L及び延長作業部右20Rは、左右対称の構造であり、延長作業部左20Lについて説明する。延長作業部左20Lは、図3(前側部分斜視図)及び図4(前側部分正面図)に示すように、左右両側に側部フレーム23L、24Lが配設され、これらの側部フレーム23L、24Lの下部間には耕耘ロータ21が回転自在に支持され、側部フレーム23L、24Lの上部間には耕耘ロータ21の上部を覆うシールドカバー左25Lが設けられている。シールドカバー左25Lの後端部には、第1整地板左26Lが上下方向に回動自在に取り付けられ、第1整地板左26Lの後端部に第2整地板左28Lが上下方向に回動自在に取り付けられている。
第2整地板左28Lの外側端部には、延長整地板左33L(図2参照)が上下方向に回動自在に設けられている。延長整地板左33Lは、図2に示すように、第2整地板左28Lの左右方向外側端部に前後方向に延設された軸部32を中心として回動自在に設けられている。延長整地板左33Lは、展開された作業位置では第2整地板左28Lの外側に延びて第2整地板左28Lの整地作業を補助し、第2整地板左28Lの表面側に折り畳まれる位置(格納位置)に回動すると第2整地板左28L上に格納される。
作業部20は中央作業部と左右の作業部20L、20Rとを有し、左右方向両端部に回動支点である前後方向の折畳用軸14を中心として上下方向に回動可能に設けられ、回動により折畳非作業状態(閉状態)および展開作業状態(開状態)に選択的に切り換えられ、展開作業状態時には中央作業部からの動力によって耕耘整地作業をする左右方向長手状の左作業部(左延長作業部)および右作業部(右延長作業部)を備えている。すなわち中央作業部の左側に左作業部が折畳用軸を中心として回動可能に設けられ、中央作業部の右側に右作業部が折畳用軸を中心として回動可能に設けられている。伸縮動作に基づいて左作業部を中央作業部に対して回動させる駆動源としての左回動駆動手段である左油圧シリンダと、右作業部を中央作業部に対して回動させる駆動源としての右回動駆動手段である右油圧シリンダとを備えている。左作業部および右作業部は、いずれも左油圧シリンダおよび右油圧シリンダの作動に基づく折畳用軸を中心とする展開方向への所定角度、例えば略180度回動により中央作業部の外側方に位置する展開作業状態になり、折畳用軸を中心とする折畳方向への所定角度、例えば略180度回動により中央作業部の上方に位置する折畳非作業状態になる。
延長整地板左33Lは、延長作業部左20Lのシールドカバー左25L上に設けられた回動装置40によって格納位置と作業位置との間を回動可能である。回動装置40は、カバー41によって覆われた駆動モータ42と、駆動モータ42と延長整地板左33Lとの間に接続され、駆動モータ42からの駆動力によって延長整地板左33Lを回動させるリンク機構部45とを有してなる。駆動モータ42は、後述する無線通信制御装置75によって作動が制御される。
なお、延長作業部右20Rについては、延長作業部左20Lに対応する符号を附して説明を省略する。
リモコン装置60は、図1、図2に示すように、走行機体90の運転席91に搭乗した作業者Mが操作できるように、複数の操作スイッチ61の押動操作に応じた操作指令の無線信号を出力するように構成されていてもよい。リモコン装置60は、作業者Mが手で把持可能な大きさを有した縦長の操作ボックス62を有し、この操作ボックス62の表面には複数の操作スイッチ61等が配設されている。
なお、本実施形態では無線通信制御装置を具体例として挙げているが、有線通信制御装置であってもよい。その場合には、無線の受信部である無線通信制御装置75、送信部であるリモコン装置60の代わりに、配線によって電気的にコントローラであるリモコン装置60と通信制御装置75´乃至通信制御装置接続部75´´とが接続されることになる。有線接続である場合には無線であることを前提とした部材(無線通信装置、バッテリ等)は存在しないものの、各種操作スイッチ、操作ボックス等の説明は以下で行うものと同様である。
先ず、無線通信制御装置75について説明する前に、リモコン装置60について概説する。リモコン装置60は、図1の平面図に示すように、走行機体90(図2参照)の運転席に搭乗した作業者が操作できるように、複数の操作スイッチの押動操作に応じた操作指令の無線信号を出力するように構成されている。リモコン装置60は、作業者が手で把持可能な大きさを有した操作ボックス62を有し、この操作ボックス62の表面に複数の操作スイッチ61が配設されている。操作ボックス62の内部には、無線信号を出力する通信部や、電源を供給するバッテリ等が収容され、操作スイッチ61を押動操作すると、操作スイッチ61に応じた操作指令(コマンド)を無線信号で通信部から出力されるようになっている。無線信号は、FM波長域の微弱電波や赤外線等の無線媒体が用いられる。
通常リモコンを操作する場所において十分に通信可能とするために、無線通信制御装置75は、図2に示すように、主フレーム3の左右方向一方側の前側端部に取り付けられ取付板(図示せず)に固定されている。取付板(図示せず)は、代掻き作業機1の作業状態において、前側が後側よりも低くなるように上下方向上向きに傾斜する。無線通信制御装置75は、走行機体と接続するためのヒッチフレーム(図示せず)や連結マスト(図示せず)などのリモコンからの電波を受信可能な個所に設けてもよい。
無線通信制御装置75は、内部に電子基板100を収容した制御ボックス82を有する(図8)。制御ボックス82は、図8に示すように、内部に収容凹部82aが形成されてキャップ状をなし、外観形状は箱状に形成され、矩形状に形成された天板部83と、天板部83の周縁部から天板部83に対して略直交する方向に延びる側板部84とを有してなる。天板部83と側板部84によって囲まれた内側の空間部が収容凹部82aとなっている。
収容凹部82aは、直方体状に形成され、制御ボックス82の底部において矩形状の開口部82bが開口している。収容凹部82a及び開口部82bは、電子基板100を収容可能な大きさを有する。このため、電子基板100は、開口部82bから挿入されて収容凹部82a内に収容される。収容凹部82aを形成する天板部83の裏面の四隅には、電子基板100を取り付けるための略同一長さを有した係止突起部83aが形成されている。この係止突起部83aの長さは収容凹部82aの深さと比較して短い。このため、電子基板100が係止突起部83aに取り付けられると、電子基板100は天板部83の内側近傍の位置に配置されて、天板部83に沿って延びた状態で支持される。
制御ボックス82の長手方向一方側の側板部84には、収容凹部82aに連通し、制御ボックス幅方向に所定間隔を有して配置された一対の挿通孔84aが形成されている。これらの挿通孔84aは、収容凹部82a内に収容された電子基板100に接続された電線を通すための孔である。
収容凹部82aの開口部82bの外周には、底面が平面状に形成されて外側へ延びるフランジ部84bが環状に形成されている。このフランジ部84bは、制御ボックス82を取付板に取り付ける際に、取付板に面した状態で接触する。フランジ部84bの底面は制御ボックス82の天板部83と略平行に延びる。このため、制御ボックス82を取付板に取り付けられると、天板部83は取付板と略平行に延びた状態になる。一対の挿通孔84aの制御ボックス幅方向内側の側板部84´にはフランジ部84bはなく、この側板部84´は収容凹部82aの開口部82bまで延びている。
制御ボックス82の四隅には段部82cが形成され、この段部82cにはボルト85を通すための貫通孔82dが設けられている。この貫通孔82dと取付板に設けられた貫通孔にボルト85を挿通し、取付板の裏側から突出するボルト先端部にナット86を螺合することで、制御ボックス82が取付板に取り付けられる。制御ボックス82が取付板に取り付けられると、制御ボックス82内に収容された電子基板100は取付板と略平行な姿勢に維持されて、耕耘作業機1の作業状態において、電子基板100は走行機体90に搭乗した作業者M側に向いた姿勢になる。
制御ボックス82は、取付板に取り付けられる際に、フランジ部84bと取付板との間にパッキン87を介して取り付けられる。パッキン87は、図8に示すように、フランジ部84bと同様に環状に形成され、一対の挿通孔84a間の側板部84´にパッキン87が介在しないようにC字状に形成されている。このため、パッキン87が介在しない一対の挿通孔84a間の側板部84´の先端と取付板との間には、制御ボックス82の収容凹部82aと外部が連通する貫通孔88が形成される。この貫通孔88によって収容凹部82a内の湿気を外部に排出することができる。パッキン87は、弾性変形可能なゴムやコルクラバー等が用いられる。制御ボックス82は、樹脂、合成樹脂(ABS樹脂、FRP)等で一体成型され、無線指令装置60から送信される指令信号を透過可能である。
制御ボックス82内に収容される電子基板100には、無線指令装置60からの指令信号を受信するアンテナ207や、アンテナ207で受信した指令信号に応じて電動式油圧シリンダ22、駆動モータ等のアクチュエータの作動を制御する制御部200が設けられている。アンテナ207は、電子基板100の表面側に形成され、アンテナ207の長さは無線指令装置60から送信される電磁波の波長によって設定される。
図7は、無線通信制御装置75の機能ブロック図である。無線通信制御装置75は、制御部200と記憶部201と通信部202とI/Oユニット203を備えている。また、図7では、無線通信制御装置75に電源204と電源スイッチ205を設けているが、電源204として、走行機体90に搭載されたバッテリを用い、電源スイッチ205として、走行機体90のキースイッチを利用することができる。
通信部202は、アンテナ207を介して、リモコン装置60(図1参照)からの電波(電波以外に赤外線でもよいが、この実施形態では電波により説明する。)を受信し、復調し、リモコン装置60からの電波に載せられたコマンドを制御部200に送る。また、リモコン装置60の立ち上げ時の電波を受信し、その電波に載せられたID情報を制御部200に送る。後述の通りID情報が認証されるようになっており、リモコンと作業機とは一対一に対応していることから、たとえ同一機種の作業機であっても、異なるIDを有する作業機のリモコンから発せられた電波によって操作を行うことはできない。
電源スイッチ64は、操作ボックス62の長手方向一方側の端部に配設され、リモコン装置60の電源の入り切りを行うスイッチである。電源スイッチ64はこれを押すと、電源が投入され、再度押すと電源が切れるように構成されている。電源ランプ(LED)65は、電源スイッチ64に隣接して設けられ、電源が投入されると、電波圏内で通信が確立された場合に点灯し、電波圏外で通信が確立されなかった場合には、通信エラーとなり点滅する。
制御部200は、コマンドを記憶部201に記憶されたコマンドデータに従って解読し、そのコマンドに従って、I/Oユニット203を介して、展開・折り畳み状態の制御を行う。また、制御部200は、受信した電波から抽出したIDを記憶部201に記憶されたIDと照合し、一致していたならば、通信部202から返信の電波をリモコン装置60に送る。
左右切替スイッチ66は、電源スイッチ64の操作ボックス長手方向他方側に隣接して配設され、延長作業部左20L及び延長作業部右20Rの開閉、延長整地板左33L及び延長整地板右33Rの開閉を行う際、各々左右どちらを動かすか或いは左右両方を動かすのかを選択するためのスイッチである。このスイッチを押すと左右同時、右、左、左右同時と順次操作モードの切替ができる。電源投入時は、左右同時モードで立ち上がるように構成されている。
左右モードランプ67、68は、左右切替スイッチ66の幅方向両側に配設され、左右同時モードの時は、左右モードランプ67、68が点灯し、右モードの時は、右側の左右モードランプ68が点灯し、左モードの時は、左側の左右モードランプ67が点灯する。
作業機開閉スイッチ69、70は、左右切替スイッチ66の操作ボックス長手方向他方側に隣接して配設され、いったんスイッチを押すと、押し続けなくとも作動するものであり、例えば、延長作業部左20L又は延長作業部右20Rが折り畳まれた状態(格納状態)で作業機開閉スイッチ69(図面では「開」)を押すと、開スイッチを押し続けなくても延長作業部左20L又は延長作業部右20Rが開いて作業状態となる。延長作業部左20L又は延長作業部右20Rが展開された状態(作業状態)で作業機開閉スイッチ70(図面では「閉」)を押すと、延長作業部左20L又は延長作業部右20Rが折り畳まれた状態(格納状態)になる。
延長レベラ開閉スイッチ71、72は、作業機開閉スイッチ69、70の操作ボックス長手方向他方側に隣接して配設され、いったんスイッチを押すと、押し続けなくとも作動するものであり、例えば、延長整地板左33L又は延長整地板右33Rが折り畳まれた状態(格納状態)で延長レベラ開閉スイッチ71(図面では「開」)を押すと、開スイッチを押し続けなくても折り畳まれた延長整地板左33L又は延長整地板右33Rが開いて作業状態になる。また、延長整地板左33L又は延長整地板右33Rが開いている状態(作業状態)で延長レベラ開閉スイッチ72(図面では「閉」)を押すと、開いている延長整地板左33L又は延長整地板右33Rが折り畳まれた状態になる。
(a)延長作業部左20L及び延長作業部右20Rを同時に格納状態から作業状態にする場合について、図1、図2、図3、図4、図5、図6を参照しながら説明する。先ず、走行機体90に搭乗している作業者Mは、リモコン装置60を把持した状態で後方側へ振り向き、リモコン装置60の電源スイッチ64を押して、電源ランプ65が点灯していることを確認する。そして、作業者は、左右切替スイッチ66を1回押し、2つの左右モードランプ67、68が点灯していることを確認する。左右切替スイッチ66が1回押されると、リモコン装置60は、左右切替スイッチ66の押動操作に応じた操作指令の無線信号を出力する。
作業者は作業機開閉スイッチ69(図面では「開」)を押すと、リモコン装置60から無線信号が無線通信制御装置75に送信される。そして、無線通信制御装置75はこの無線信号に応じて延長作業部左20L及び延長作業部右20Rを同時に回動させて格納状態から作業状態にする。
電源スイッチ205は、電源のオンオフを行うスイッチである。なお、電源として走行機体(トラクタ)のバッテリ、電源スイッチ205として走行機体90のキースイッチを利用することもできる。
作業者Mは作業機開閉スイッチ69(図面では「開」)を押すと、リモコン装置60から無線信号が無線通信制御装置75に送信される。そして、無線通信制御装置75はこの無線信号に応じて延長作業部左20Lを回動させて格納状態から作業状態にする。
なお、延長作業部右20Rを格納状態から作業状態にする場合については、延長作業部左20Lを格納状態から作業状態にする場合に準じるので、その説明は省略する。
図1は、本発明の農作業機のリモコン装置60の平面図である。また、図7は、リモコン装置60の機能ブロック図である。リモコン装置60は、図1に示すように、作業者の手で把持し易いような大きさを有した平板状に形成されている。
操作ボックス62の表面には、電源スイッチ64(61)、電源ランプ(LED)65、左右切替スイッチ66(61)、左右モードランプ67、68、作業機開閉スイッチ69(61)、70(61)、延長レベラ開閉スイッチ71(61)、72(61)等が備えられている。
リモコン装置60の表面には、左作業部のみを折畳非作業状態に切り換える際に押動操作する左閉スイッチ・左作業部のみを展開作業状態に切り換える際に押動操作する左開スイッチと、右作業部のみを折畳非作業状態に切り換える際に押動操作する右閉スイッチ・右作業部のみを展開作業状態に切り換える際に押動操作する右開スイッチと、左作業部および右作業部の両方を同時に折畳非作業状態に切り換える際に押動操作する両閉スイッチ・両方を同時に展開作業状態に切り換える際に押動操作する両開スイッチとが設けられていてもよい。
電源スイッチ64は、リモコン装置60の電源の入り切りを行うスイッチである。電源スイッチ64を押して電源投入、再度押すと電源が切れる。電源ランプ(LED)65は、電源が投入されると、電波圏内で通信が確立された場合に点灯する。電波圏外で通信が確立されなかった場合には、通信エラーとなり点滅する。
「立ち上げ時制御プログラム」は、電源をオンにしたときに実行されるプログラムであり、電源をオンにすると、制御部から通信部へ電波を送信する命令が送られる。そのとき、通信部の出力制御部aに第1電波出力データ(例えば、0.2mW)が送られる。このとき、IDデータも電波に載せられる。それにより、通信部からは、第1電波出力の電波がアンテナを介して送信される。所定の時間後に無線通信制御装置75からの返信の電波を受信しないときには、すなわち、無線通信制御装置75に電波がとどかないか、無線通信制御装置75がオフか、IDが異なるときには、電源ランプ(LED)65を点滅させる。
無線通信制御装置75に電波がとどいたとき、無線通信制御装置75は、受信した電波からIDデータを取り出し、IDデータを記憶部201のIDデータと照合する。IDデータが一致しない場合には、返信の電波は送らず、IDデータが一致したとき、返信の電波を送る。リモコン装置60は、その無線通信制御装置75からの電波を受信したとき、電源ランプ(LED)65を点灯する。
以上のようにして、リモコン装置60の操作による作業機の制御がなされる。
次に、リモコン装置60における立ち上げ時制御プログラムによって実行される手順を図9のフローチャートを用いて説明する。この立ち上げ時制御プログラムは作業者がリモコン装置60の電源スイッチ64をオンにすることによってスタートする。また、無線通信制御装置75の制御プログラムも無線通信制御装置75の電源スイッチ205をオンにすることによってスタートする。
ステップS11:制御部は、メモリからIDデータを読み込み、通信部に送る。
ステップS12:制御部は、メモリの第1電波出力データ140を通信部の出力制御部aに送り、通信部は、電波にIDデータを載せて、出力制御部aによって第1電波出力になるように制御してアンテナから送信する。
ステップS13:制御部は、無線通信制御装置75からの返信の電波を受信したか否かを判断する。
ステップS14:ステップS13で、もし、返信の電波を受信していなければ、電源ランプ(LED)65を点滅させる。
ステップS15:電源オフ条件になったか否か判断する。ここで、電源オフ条件は、電源スイッチ64が押されたか、無操作が所定時間(例えば、5分)継続したか、キー入力が所定時間(例えば、2分)以上継続したかである。もし、電源オフ条件ではなければ、ステップS13を実行する。電源オフ条件が成立すれば、ステップS25を実行し、電源をオフする。
ステップS16:無線通信制御装置75は、リモコン装置60からの電波を受信したか否かを判断する。もし、受信しなければ、リターンする。これにより、受信割り込み処理を終了する。
ステップS17:ステップS16で、リモコン装置60からの電波を受信したならば、通信部202は、受信電波からIDデータを取り出し、制御部200に送る。
ステップS18:制御部200は、記憶部201に記憶されるIDデータと受信電波からのIDデータと照合する。
ステップS19:制御部200は、ステップS18で照合したIDデータが一致するか否か判断する。もし、IDデータが一致しなければリターンする。これにより、受信割り込み処理を終了する。
ステップS20:ステップS19でIDデータが一致すれば、制御部200は、通信部202から返信の電波を送信する。そして、リターンし、受信割り込み処理を終了する。
ステップS21:リモコン装置60の制御部は、通信部によって無線通信制御装置75からの電波を受信したならば、電源ランプ(LED)65を点灯する。
ステップS22:制御部は、ブザーをオンにする。
ステップS23:制御部は、メモリから第2電波出力強度データ141を通信部の出力制御部aに送り、通信部は、出力制御部aによって電波の出力を第2電波出力強度にする。
ステップS24:電源オフ条件になったか否か判断する。ここで、電源オフ条件は、電源スイッチ64が押されたか、無操作が所定時間(例えば、5分)継続したか、キー入力が所定時間(例えば、2分)以上継続したかである。もし、電源オフ条件ではなければ、再びステップS24を実行する。これにより、電源スイッチ64を押す等の電源オフ条件が確立するか、各スイッチが押されるまで待機状態となる。
ステップS25:ステップS24で電源オフ条件が成立すれば、電源をオフし、このプログラムを終了する。
以上のように、電源を入れたときは、出力される電波の強度が0.2mW程度の第1の電波出力強度であり、電波の出力強度が小さいので、代掻き作業機1を制御する無線通信制御装置75に電波がとどかず、作業者が意図しないで動作用の指令スイッチが入っていたとしても、電源を入れたと同時に、作業者が意図しない代掻き作業機1の動作が実行される可能性をなくすことができる。これにより、電源オンのときに、指令スイッチが押されていたときに、意図しない動作をしてしまうことを防ぐことができ、安全性を確保することができる。
次に、図10(a)のフローチャートにより各スイッチが押されたときの手順を説明する。ここでは、先ず、電源スイッチ64と作業部展開スイッチ69が押されたときを例に説明する。
ステップS31:制御部は、作業者により電源スイッチ64と作業部展開スイッチ69が押されているかどうかの状態をチェックする。
ステップS32:電源スイッチ64と作業部展開スイッチ69が押されているとき、制御部の指令信号データ選択部aは、メモリに記憶される作業位置記憶の指令信号データをCPUが読み出す。
ステップS33:制御部は通信部に作業位置記憶の指令信号データを送り、通信部では、搬送波にその作業部記憶コマンドデータaを載せる。
ステップS34:通信部の出力制御部aは送信する電波の出力を電波出力強度データbに基づいて設定する。
ステップS35:制御部は、通信部から作業位置記憶コマンドデータaを載せた電波を電波出力強度データbに基づいて設定した出力強度でアンテナを介して送信する。
ステップS36:無線通信制御装置75での通信部202はアンテナ207を介して、その電波を受信したか否か判断する。電波を受信しなければ、リターンし、この受信割り込み処理を終了する。
ステップS37:ステップS36で電波を受信したならば、通信部202は、返信電波を送信する。
ステップS38:通信部202は、作業位置記憶コマンドデータaを抽出し制御部200に送る。
ステップS39:制御部200は、通信部202から送られた作業記憶コマンドデータaを記憶する。そして、リターンし、この受信割り込み処理を終了する。
ステップS40:リモコン装置60の制御部は、無線通信制御装置75からの返信の電波を受信したか否か判断する。もし、返信の電波を受信しなければ、リターンする。これにより、この割り込み処理を終了する。そして、所定時間後、例えば10msec後にこのプログラムをスタートする。
ステップS41:ステップS40で返信の電波を受信したならば、ブザーをオンする等の返信完了処理を行い、リターンする。
以上のリモコン装置60での処理は、所定時間毎、例えば、10msec毎に繰り返し実行される。
図10(b)は、無線通信制御装置75の制御部200が所定時間毎、例えば、20msec毎に実行するタイマ割り込み処理のフローチャートである。
ステップS42:制御部200は、ステップS39で記憶されたコマンドをチェックし、コマンドを解読する。この実施例では、作業位置記憶コマンドが記憶されていることを読み出す。
ステップS43:制御部200は、動作処理を実行する。この実施例では、制御部200は、作業位置記憶コマンドを実行し、記憶部201に揺動センサ27の検出値を記憶させる。そして、リターンする。
本発明の一つの特徴は、作業部が作動している場合には、上記フローチャートとは異なり、リモコン装置60の何れかのスイッチが押された場合に動作を停止する点にある。たとえば、本発明の一実施形態に係るリモコンには、延長作業部を展開することのできるスイッチが設けられている。リモコン装置のスイッチを押動操作によって、延長作業部が展開することになる。本実施形態では、スイッチを押し続けなければならないとすると面倒であることから、スイッチを押し続けなくてもいったんスイッチをおせば延長作業部を展開することが可能である。
しかし、いったんスイッチを押してしまえば、再度ストップさせるスイッチを押すか、展開終了位置まで展開が終わらなければ、展開を終わらせることができず、人にぶつかった場合等の緊急時に対応が遅れてしまう虞がある。そこで、緊急事態が起きた場合にはいずれのスイッチが押されても動作が停止するようにしたのが本実施形態である。すなわち、農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行いつつ、制御部が、所定の作業中にいずれかのスイッチが押された場合に作業を停止する指令信号データを通信部に送ることによって、いずれのスイッチが押されても動作が停止する。
図11は、作業部が作動している際に、リモコン装置60の何れかのスイッチが押された場合のフローチャートである。図11のフローチャートでは、所定の作業が行われているかどうかを制御部が判断し、所定の作業の最中でいずれかのスイッチが押された場合には動作が停止することがわかる。なお、このフローチャートでは作業機の展開を具体例としているが、延長レベラの展開であってもよいし、そのほかの作動であってもよい。
ステップ101(S101)は、作業機が展開中においてリモコン装置60の何れかのスイッチ61が押されたことを検知するステップである。ステップ111(S111)は、作業機の展開が続行するステップである。ステップS115は、作業機の展開が終了しているかを判別するステップである。まず、リモコン装置60の何れのスイッチ61も押されない場合(S101;NO)、作業機の展開は続行され(S111)、作業機の展開が終了したと判断された場合(S115;YES)、フローは終了する。展開が終了していない場合(S115;NO)には、リモコン装置60の何れかのスイッチ61が押されたことを検知するステップ(S101)に戻る。
ステップ103(S103)は制御部200が作業機の展開を緊急ロックするステップである。リモコン装置60の何れかのスイッチ61が押された場合(S101;YES)、制御部200がリモコン装置60の何れかのスイッチ61が押されたことを受信して、制御部200が作業機の展開を緊急ロックする(S103)。
ステップ107(S107)では、解除コマンドを入力されるステップであり、ステップ109(S109)は入力された解除コードが正しい解除コードかどうかを判定するステップである。利用者によって解除コードがリモコン60の何れかのスイッチ61に入力されると制御部200が解除コードを受信し(S107)、解除コードが正しければ(S109)、作業機の展開を続行させる(S111)。作業機の展開が終了したと判断された場合(S115;YES)、フローは終了する。展開が終了していない場合(S115;NO)には、ステップ101に戻る。
ステップ113(S113)は制御部200がエラー表示をさせるステップである。エラー表示は、たとえばエラー音声の再生によってもよい。ステップ(S107)の後、受信した解除コードが正しくない場合(S109;NO)には、制御部200がエラー音声の再生させる(S113)。この場合、作業展開部はロックされたままであるから、解除コード入力が入力されるステップ(S107)に戻る。
なお、上記例では、作業機の展開はいったん緊急停止するとロックがかかり、解除コマンドがなければ再開しないようにしているが、解除コマンドを入れなくとも再開できるように設定してもよい。すなわち、解除コマンドなしで、再度のスイッチの押動等によって、展開を再開するようにしてもよい。解除コマンド方式の利点は、ユーザが緊急停止の指令を送ったつもりで、2回スイッチを押してしまって展開が再開することを防ぐことができる点にある。
(変形例1)
さらに変形例では、全自動として作業部が作動している際以外においても、たとえば、通信切れの場合、コントローラが作業機から電源供給を受けていない場合であって電源切れの場合には、そのまま作業機が動いてしまうと制御が不能となってしまい事故等の可能性がある。そこで、スイッチを押さなくとも、自動で開閉動作が停止する仕組みとしてもよい。
その方法としては、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行いつつ、通信部と制御部とは所定間隔毎に通信を行っているため、コントローラが応答した場合には、コントローラの電源が入っているといえるため、現在の作業を続行するが、反対に、通信が途絶した場合、通信切れの場合、コントローラが作業機から電源供給を受けていない場合であって電源切れの場合の可能性があることから、所定の作業を停止するものである。
前述したように、リモコン装置60の立ち上げ時の電波を受信し、その電波に載せられたID情報を制御部200に送っており、また、制御部200は、受信した電波から抽出したIDを記憶部201に記憶されたIDと照合し、一致していたならば、通信部202から返信の電波をリモコン装置60に送る。そこで、「通信切れの場合」とは、このID照合確認ができない場合を指してもよい。
また、そのほか、無線通信制御装置75は、リモコン装置60からの電波を受信したか否かを判断し、受信しなければ、リターンするから、このリターンを受信するかどうかによって判断してもよい。
また、さらに、電波の出力は、初期状態では第1電波出力強度、続いて第1電波出力強度よりも強い第2電波出力強度となっているが、第2電波出力強度で通信が不能となった場合には、電波強度をより強い第3電波出力強度とすることで、端末と通信を確立することができないかどうかを探知するようにしてもよい。なお、第3電波出力強度での通信が確立できた場合、以後の通信は第3電波出力強度で行ってもよい。
図12は、作業部が作動している際に、通信が途絶した場合のフローチャートである。図12のフローチャートでは、所定の作業が行われているかどうかを制御部が判断し、所定の作業の最中で通信が途絶が生じた場合には動作が停止することがわかる。なお、このフローチャートでは作業機の展開を具体例としているが、延長レベラの展開であってもよいし、そのほかの作動であってもよい。
ステップ201(S201)は、通信が途絶しているかどうかを判定するステップである。ステップ211(S211)は、作業機の展開が続行するステップである。ステップS215は、作業機の展開が終了しているかを判別するステップである。まず、検知部が通信が途絶していることを検出しない場合(S201;NO)、作業機の展開は続行され(S211)、作業機の展開が終了したと判断された場合(S215;YES)、フローは終了する。展開が終了していない場合(S215;NO)には、検知部が通信が途絶しているかどうかを判定するステップ(S201)に戻る。
ステップ203(S203)は制御部200が作業機の展開を緊急ロックするステップである。検知部が通信途絶を検知した場合(S201;YES)、制御部200が通信が途絶したことを受信して、制御部200が作業機の展開を緊急ロックする(S203)。
ステップ207(S207)では、解除コマンドを入力されるステップであり、ステップ209(S209)は入力された解除コードが正しい解除コードかどうかを判定するステップである。利用者によって解除コードがリモコン60の何れかのスイッチ61に入力されると制御部200が解除コードを受信し(S207)、解除コードが正しければ(S209)、作業機の展開を続行させる(S211)。作業機の展開が終了したと判断された場合(S215;YES)、フローは終了する。展開が終了していない場合(S215;NO)には、ステップ201に戻る。
ステップ213(S213)は制御部200がエラー表示をさせるステップである。エラー表示は、たとえばエラー音声の再生によってもよい。ステップ(S207)の後、受信した解除コードが正しくない場合(S209;NO)には、制御部200がエラー音声の再生させる(S213)。この場合、作業展開部はロックされたままであるから、解除コード入力が入力されるステップ(S207)に戻る。
なお、上記例では、作業機の展開はいったん緊急停止するとロックがかかり、解除コマンドがなければ再開しないようにしているが、通信が途絶してしまった場合には、充電を行ってから再度解除コマンドを入れるのは面倒であるから、別の方法(たとえば本体のスイッチを押動させる等)で作業機の展開を再開できるように設定してもよい。
(変形例2)
さらに検知部を設けて、この検知部が障害物を実際に検知した場合でも農作業機の作動を制御する仕組みとしてもよい。すなわち、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行いつつ、農作業機の作業部の可動範囲内における障害物を検知する検知部によって障害物が検知された場合には、制御部が所定の作業を停止するものである。
検知部による検知とは、衝撃検知センサ、振動検知センサ、ジャイロセンサ、超音波センサ、赤外線センサ、電流値変化検知部などがある。
図13は、作業部が作動している際に、検知部が障害物を検知した場合のフローチャートである。図12のフローチャートでは、所定の作業が行われているかどうかを制御部が判断し、所定の作業の最中で検知部が障害物を検知した場合には動作が停止することがわかる。なお、このフローチャートでは作業機の展開を具体例としているが、延長レベラの展開であってもよいし、そのほかの作動であってもよい。
ステップ301(S301)は、検知部が障害物を検知するステップである。ステップ311(S311)は、作業機の展開が続行するステップである。ステップS315は、作業機の展開が終了しているかを判別するステップである。まず、検知部が障害物を検知しない場合(S301;NO)、作業機の展開は続行され(S311)、作業機の展開が終了したと判断された場合(S315;YES)、フローは終了する。展開が終了していない場合(S315;NO)には、検知部が障害物を検知するステップ(S301)に戻る。
ステップ303(S303)は制御部200が作業機の展開を緊急ロックするステップである。検知部が障害物を検知した場合(S301;YES)、制御部200が障害物を検知したことを受信して、制御部200が作業機の展開を緊急ロックする(S303)。
ステップ307(S307)では、解除コマンドを入力されるステップであり、ステップ309(S309)は入力された解除コードが正しい解除コードかどうかを判定するステップである。利用者によって解除コードがリモコン60の何れかのスイッチ61に入力されると制御部200が解除コードを受信し(S307)、解除コードが正しければ(S309)、作業機の展開を続行させる(S311)。作業機の展開が終了したと判断された場合(S315;YES)、フローは終了する。展開が終了していない場合(S315;NO)には、ステップ301に戻る。
ステップ313(S313)は制御部200がエラー表示をさせるステップである。エラー表示は、たとえばエラー音声の再生によってもよい。ステップ(S307)の後、受信した解除コードが正しくない場合(S309;NO)には、制御部200がエラー音声の再生させる(S313)。この場合、作業展開部はロックされたままであるから、解除コード入力が入力されるステップ(S307)に戻る。
なお、上記例では、作業機の展開はいったん緊急停止するとロックがかかり、解除コマンドがなければ再開しないようにしているが、解除コマンドを入れなくとも再開できるように設定してもよい。すなわち、解除コマンドなしで、再度のスイッチの押動等によって、展開を再開するようにしてもよい。解除コマンド方式の利点は、ユーザが緊急停止の指令を送ったつもりで、2回スイッチを押してしまって展開が再開することを防ぐことができる点にある。
実施形態1の基本形と変形例1と変形例2とは、相互に組み合わせることも可能である。
(変形例3)
本発明のさらなる変形例として、農作業機は、音声等によってユーザに警告音を発する報知部を有してもよく、たとえば、所定の作業中に継続的に警告音を発生させ続けてもよいし、実施形態1、変形例1、変形例2、に示した所定の作業の停止が起きた場合に報知を行うようにしてもよい。警告音は、農作業機から鳴るようにしてもよいが、より手元に近い、リモコンから鳴るようにしてもよい。また、緊急停止した理由を音声によって告げるシステムとしてもよい。ただし、通信が途絶した場合には、リモコンの電源が切れていることも考えられるので、本体から警告音を出すようにする。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)等については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
1 代掻き機(農作業機)
20 作業部
75 無線通信制御装置
60 リモコン装置
200 制御部

Claims (12)

  1. 農作業機のリモコン装置であって、
    電力を供給する電源と、
    前記電源をオンオフする電源スイッチと、
    指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に前記指令信号を含んだ電波を送信する通信部と、
    農作業機の各種作動を制御する前記指令信号を送るための複数の指令スイッチと、
    各種作動を制御する前記指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、
    前記指令スイッチ及び前記電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する前記指令信号データを前記記憶部から読み込んで前記通信部に送る制御部と、を有し、
    前記農作業機の作動を制御することは、前記指令スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、
    前記制御部は、前記所定の作業中に前記複数のスイッチの何れかが押された場合に前記所定の作業を停止する指令信号データを前記通信部に送る
    リモコン装置。
  2. 農作業機のリモコン装置であって、
    電力を供給する電源と、
    前記電源をオンオフする電源スイッチと、
    指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に前記指令信号を含んだ電波を送信する通信部と、
    農作業機の各種作動を制御する前記指令信号を送るための複数の指令スイッチと、
    各種作動を制御する前記指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、
    前記指令スイッチ及び前記電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する前記指令信号データを前記記憶部から読み込んで前記通信部に送る制御部と、を有し、
    前記通信部と前記制御部とは所定間隔毎に通信を行い、
    前記農作業機の作動を制御することは、前記指令スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、
    前記通信が途絶した場合、前記所定の作業を停止する
    リモコン装置。
  3. 農作業機のリモコン装置であって、
    電力を供給する電源と、
    前記電源をオンオフする電源スイッチと、
    指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に前記指令信号を含んだ電波を送信する通信部と、
    農作業機の各種作動を制御する前記指令信号を送るための複数の指令スイッチと、
    各種作動を制御する前記指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、
    前記指令スイッチ及び前記電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する前記指令信号データを前記記憶部から読み込んで前記通信部に送る制御部と、を有し、
    前記農作業機の作動を制御することは、前記指令スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、
    前記制御部は、前記農作業機の作業部の可動範囲内における障害物を検知する検知部によって障害物が検知された場合には前記所定の作業を停止する
    リモコン装置。
  4. 前記農作業機は、報知部を有し、
    前記報知部は前記所定の作業中に、警告音によって報知を行う
    請求項1ないし3のいずれか一に記載のリモコン装置。
  5. 前記所定の作業とは、作業部を格納状態にする作業または作業部を展開状態にする作業であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載のリモコン装置。
  6. 前記検知部とは、衝撃検知センサ、振動検知センサ、ジャイロセンサ、超音波センサ、赤外線センサ、電流値変化検知部、のいずれかである、請求項3に記載のリモコン装置。
  7. リモコン装置とアンテナとを含む農作業機であって、
    前記アンテナは走行機体に装着される農作業機に設けられ、
    前記リモコン装置は、
    電力を供給する電源と、
    前記電源をオンオフする電源スイッチと、
    前記農作業機の各種作動を制御する指令信号を送るための複数の指令スイッチと、
    各種作動を制御する前記指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、
    前記アンテナで受信した電波に含まれる前記指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に前記指令信号を含んだ電波を送信する通信部と、
    前記指令スイッチ及び前記電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する前記指令信号データを記憶部から読み込んで前記通信部に送る制御部と、を有し、
    前記農作業機の作動を制御することは、前記指令スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、
    前記制御部は、前記所定の作業中に前記複数のスイッチの何れかが押された場合に作業を停止する
    農作業機。
  8. リモコン装置とアンテナとを含む農作業機であって、
    前記アンテナは走行機体に装着される農作業機に設けられ、
    前記リモコン装置は、
    電力を供給する電源と、
    電源をオンオフする電源スイッチと、
    前記アンテナで受信した電波に含まれる指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に前記指令信号を含んだ電波を送信する通信部と、
    農作業機の各種作動を制御する前記指令信号を送るための指令スイッチと、
    各種作動を制御する指令信号データを記憶する記憶部と、
    指令スイッチ及び電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する前記指令信号データを前記記憶部から読み込んで前記通信部に送る制御部と、を有し、
    前記通信部と前記制御部とは所定間隔毎に通信を行い、
    前記農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、
    前記通信が途絶した場合、前記所定の作業を停止する
    農作業機。
  9. リモコン装置とアンテナとを含む農作業機であって、
    前記アンテナは走行機体に装着される農作業機に設けられ、
    前記リモコン装置は、
    電力を供給する電源と、
    前記電源をオンオフする電源スイッチと、
    農作業機の各種作動を制御する指令信号を送るための指令スイッチと、
    前記アンテナで受信した電波に含まれる前記指令信号に応じて農作業機の作動を制御する無線通信制御装置に前記指令信号を含んだ電波を送信する通信部と、
    各種作動を制御する前記指令信号のデータである指令信号データを記憶する記憶部と、
    前記指令スイッチ及び前記電源スイッチのいずれかがオンされるとオンされたスイッチに対応する前記指令信号データを前記記憶部から読み込んで前記通信部に送る制御部と、を有し、
    前記農作業機の作動を制御することは、スイッチが押動されつづけなくても所定の作業を継続して行うことであり、
    前記制御部は、前記農作業機の作業部の可動範囲内における障害物を検知する検知部によって障害物が検知された場合には前記所定の作業を停止する
    農作業機。
  10. 前記所定の作業中に、警告音によって報知を行う報知部さらに有する請求項7ないし9のいずれか一に記載の農作業機。
  11. 前記所定の作業とは、作業部を格納状態にする作業または作業部を展開状態にする作業であることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一に記載の農作業機。
  12. 前記検知部とは、衝撃検知センサ、振動検知センサ、ジャイロセンサ、超音波センサ、赤外線センサ、電流値変化検知部、のいずれかである、請求項9に記載の農作業機。
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