JP2014140331A - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行装置2上に穀粒を収納するグレンタンク17と、穀粒を排出する水平旋回可能な縦排出オーガ32aと、上下回動可能な横排出オーガ32bからなる排出オーガ32を備えるコンバイン1において、前記縦排出オーガ32aを旋回駆動する旋回駆動手段と、横排出オーガ32bを上下駆動する上下駆動手段と、縦排出オーガ32aと横排出オーガ32bの位置検出手段と、前記旋回駆動手段と上下駆動手段とを操作する操作手段と制御手段60とを備え、前記制御手段60は、前記縦排出オーガ32aと横排出オーガ32bが、予め設定した袋取り可能範囲に位置している場合、前記操作手段の操作開始から一定時間内は昇降用アクチュエータ37と旋回用アクチュエータ35は低速駆動する。
【選択図】図7
Description
また、従来のように排出オーガの移動速度が、常に移動開始時から設定時間内で漸次増速する構成であると、排出作業ができないような位置で一旦停止し、再度移動するような場合では移動に時間がかかることとなっていた。
そこで、袋取り作業ができる範囲は略決まっているため、その範囲内において移動開始設定時間内では低速で移動できるようにし、その範囲外では通常の速度で駆動し、速やかな移動ができるようにしようとするものである。
即ち、請求項1においては、走行装置上に選別後の穀粒を収納するグレンタンクと、収納した穀粒を排出するための水平旋回可能な縦排出オーガと、上下回動可能な横排出オーガからなる排出オーガを備えるコンバインにおいて、前記縦排出オーガを旋回駆動する旋回駆動手段と、横排出オーガを上下駆動する上下駆動手段と、縦排出オーガと横排出オーガの位置検出手段と、前記旋回駆動手段と上下駆動手段とを操作する操作手段と制御手段とを備え、前記制御手段は、前記縦排出オーガと横排出オーガが、予め設定した袋取り可能範囲に位置している場合、前記操作手段の操作開始から一定時間内は旋回駆動手段と上下駆動手段を低速駆動するものである。
請求項4においては、前記横排出オーガの先端に設ける排出口近傍に、詰まりセンサが設けられ、前記詰まりセンサは、上下方向下側の第一籾センサと、上側の第二籾センサからなり、前記制御手段にはオーガクラッチが接続され、前記制御手段は、前記第一籾センサと第二籾センサがオンすると、オーガクラッチをオフとし、横排出オーガを通常速度で所定角度上昇させるものである。
排出オーガから袋取りする場合、排出オーガは急に旋回・昇降することがなく、容易に微調整して袋取り作業ができる。また、袋取り可能範囲外では通常の速度で旋回・昇降するので、ストレスなく排出オーガの移動操作ができる。
なお、本実施形態に係るコンバイン1は6条刈のコンバインであるものとして図示及び説明するが、本発明はコンバインの刈取条数をこれに限るものではない。
また、以下において、図1における矢印Aの指す方向を機体前方向として、機体の前後方向を規定する。また、かかる前後方向と水平方向に直交する方向を機体の左右方向と規定する。
エンジン80はECU(エンジン制御ユニット)82(図5)により回転制御され、アクセルレバー83の操作により回転数を設定できる。ECU82は制御手段60と接続され、エンジン80の回転数は回転数センサ84により検知される。
なお、載置センサ57は、オーガ未収納検知手段の一例であり、本実施形態におけるものに限定するものではない。例えば、後述する位置検出手段となる旋回角度検知センサ46及び昇降角度検知センサ54を用いてオーガレスト21に横排出オーガ筒36が載置されているか否かを検出する構成とすることも可能である。
こうして、旋回用アクチュエータ35が駆動されると、回転軸44が軸心回り(左右方向)へ回動され、駆動ギヤ45及び従動ギヤ43を介して、縦排出オーガ筒34が軸心回りへ回動するように構成される。
こうして、昇降用アクチュエータ37が駆動されると(伸縮されると)、ブラケット48及びブラケット49を介して、横排出オーガ筒36が基端部を中心として上下方向へ回動するように構成される。
制御手段60は、RAMやROM等の記憶部、CPU等の演算処理部等により構成される。前記記憶部は、各アクチュエータ35・37・41等の駆動制御に関する制御プログラム等を格納する。前記演算処理部は、各種検出信号や制御プログラムに基づいて演算処理を行い、各アクチュエータ35・37・41へ制御信号を出力するなどする。
また、制御手段60は、旋回用アクチュエータ35と、昇降用アクチュエータ37と、オーガクラッチ33と、筒体回動用アクチュエータ41と接続される。
また、制御手段60は、運転部9に設けられた表示装置25と接続される。
また、制御手段60は、コンバイン1に関する各種の情報を、表示装置25に表示させる。
排出オーガ32の排出口32cから直接籾袋へ収納して搬出する「袋取り」作業をすることがある。この場合、籾を収納した袋を人力で持ち運びし易いように、地面または荷台上で行われる。従って、袋取り作業を行うことが可能な横排出オーガ32bの回動範囲は、図6(a)に示すように、平面視で側方から後方の角度αの範囲内、図6(b)に示すように、側面視で機体よりも少し高い位置から最下降位置の角度βの範囲内となる。この角度α及び角度βの範囲は「袋取り可能範囲」として制御手段60の記憶部に記憶されている。但し、袋取り可能範囲は、コンバインの機体の大きさやキャビン仕様やグレンタンクの大きさ等に合わせて予め設定されるものである。
制御手段60は、穀粒排出操作装置87における上昇スイッチ92aまたは下降スイッチ92bまたは右旋回スイッチ92cまたは左旋回スイッチ92dを操作したか判断する(ステップS1)。操作していない場合その状態を維持し、操作された場合横排出オーガ32bの位置が袋取り可能範囲内に位置しているか判断する(ステップS2)。袋取り可能範囲外に位置していると通常の駆動速度で旋回用アクチュエータ35または昇降用アクチュエータ37を駆動する(ステップS3)。
但し、前記制御は、第一籾センサ51または第二籾センサ52がオンすると、オーガクラッチ33をオフとして排出を停止し、昇降用アクチュエータ37を通常の速度で所定高さ上昇させるようにし、一方が故障しても確実に穀粒排出を停止するように制御することも可能である。また、第一籾センサ51がオンするとオーガクラッチ33をオフとして排出を停止し、第二籾センサ52がオンすると昇降用アクチュエータ37を通常の速度で所定高さ上昇するようにして、詰まりを未然に防止するように構成することもできる。この場合、籾袋が満杯となると自動的に排出オーガ32からの排出が停止され、横排出オーガ32bは上昇しないので、袋取り作業を効率良く行うことが可能となる。
2 走行部
9 運転部
17 グレンタンク
30 穀粒排出装置
32 排出オーガ
32a 縦排出オーガ
32b 横排出オーガ
33 オーガクラッチ
35 旋回用アクチュエータ
37 昇降用アクチュエータ
46 旋回角度検知センサ
50 詰まりセンサ
51 第一籾センサ
52 第二籾センサ
54 昇降角度検知センサ
60 制御手段
Claims (4)
- 走行装置上に選別後の穀粒を収納するグレンタンクと、収納した穀粒を排出するための水平旋回可能な縦排出オーガと、上下回動可能な横排出オーガからなる排出オーガを備えるコンバインにおいて、前記縦排出オーガを旋回駆動する旋回駆動手段と、横排出オーガを上下駆動する上下駆動手段と、縦排出オーガと横排出オーガの位置検出手段と、前記旋回駆動手段と上下駆動手段とを操作する操作手段と制御手段とを備え、前記制御手段は、前記縦排出オーガと横排出オーガが、予め設定した袋取り可能範囲に位置している場合、前記操作手段の操作開始から一定時間内は、旋回駆動手段と上下駆動手段を低速駆動することを特徴とするコンバインの穀粒排出装置。
- 前記制御手段は、前記旋回駆動手段と上下駆動手段をインチング制御することを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置。
- 前記横排出オーガの先端に設ける排出口近傍に、詰まりセンサが設けられ、前記制御手段にはオーガクラッチが接続され、前記制御手段は、前記詰まりセンサがオンすると、オーガクラッチをオフとし、横排出オーガを通常速度で所定角度上昇させることを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置。
- 請求項4においては、前記横排出オーガの先端に設ける排出口近傍に、詰まりセンサが設けられ、前記詰まりセンサは、上下方向下側の第一籾センサと、上側の第二籾センサからなり、前記制御手段にはオーガクラッチが接続され、前記制御手段は、前記第一籾センサと第二籾センサがオンすると、オーガクラッチをオフとし、横排出オーガを通常速度で所定角度上昇させることを特徴とする請求項1に記載のコンバインの穀粒排出装置。
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2013
- 2013-01-24 JP JP2013011099A patent/JP5960617B2/ja active Active
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