JPH09205862A - 作業車の穀粒排出装置 - Google Patents
作業車の穀粒排出装置Info
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- JPH09205862A JPH09205862A JP1562396A JP1562396A JPH09205862A JP H09205862 A JPH09205862 A JP H09205862A JP 1562396 A JP1562396 A JP 1562396A JP 1562396 A JP1562396 A JP 1562396A JP H09205862 A JPH09205862 A JP H09205862A
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- grain
- grain discharging
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Abstract
(57)【要約】
【課題】穀粒排出装置の動作方向を操作する操作部を、
運転席側と穀粒排出装置側に設け、穀粒排出装置側に設
けた操作部で操作する時は、穀粒排出装置が低速ではも
ちろん、高速でも動くようにする。 【解決手段】 排出口7近傍の操作部9には、穀粒排出
装置6の動作方向を連続的に実行する連続実行手段10
0と、間欠的に実行する間欠実行手段101とに切替可
能な切替手段11を設けたことを特徴とする作業車の穀
粒排出装置の構成とする。
運転席側と穀粒排出装置側に設け、穀粒排出装置側に設
けた操作部で操作する時は、穀粒排出装置が低速ではも
ちろん、高速でも動くようにする。 【解決手段】 排出口7近傍の操作部9には、穀粒排出
装置6の動作方向を連続的に実行する連続実行手段10
0と、間欠的に実行する間欠実行手段101とに切替可
能な切替手段11を設けたことを特徴とする作業車の穀
粒排出装置の構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインや作
業車等の穀粒排出装置に関する。
業車等の穀粒排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインや作業車等の穀粒排出
装置は、穀粒の排出口近傍に設けた操作部に、穀粒排出
装置の動作方向を連続的動かしたり、間欠的に動かした
りするための切替手段を設けたものはなかった。
装置は、穀粒の排出口近傍に設けた操作部に、穀粒排出
装置の動作方向を連続的動かしたり、間欠的に動かした
りするための切替手段を設けたものはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような作業車の
穀粒排出装置は、連続的のみに動かすと危険であるし、
又、間欠的にのみ動かすと、速く動かしたい場合におい
ては、時間が掛かって能率が落ちるという欠点があっ
た。本発明は、このような問題点を解消しようとするも
のである。
穀粒排出装置は、連続的のみに動かすと危険であるし、
又、間欠的にのみ動かすと、速く動かしたい場合におい
ては、時間が掛かって能率が落ちるという欠点があっ
た。本発明は、このような問題点を解消しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る作業車の
穀粒排出装置は、前記のような課題を解決するものであ
って、次のような構成である。すなわち、冒記構成の作
業車の穀粒排出装置で、排出口7近傍の操作部9には、
穀粒排出装置6の動作方向を連続的に実行する連続実行
手段100と、間欠的に実行する間欠実行手段101と
に切替可能な切替手段11を設けたことを特徴とする作
業車の穀粒排出装置とした。
穀粒排出装置は、前記のような課題を解決するものであ
って、次のような構成である。すなわち、冒記構成の作
業車の穀粒排出装置で、排出口7近傍の操作部9には、
穀粒排出装置6の動作方向を連続的に実行する連続実行
手段100と、間欠的に実行する間欠実行手段101と
に切替可能な切替手段11を設けたことを特徴とする作
業車の穀粒排出装置とした。
【0005】
【発明の実施の形態】図1と図2には、本発明の実施例
を具現化したコンバインが示されている。走行装置1を
有する車台2の前方には、刈取装置12と供給搬送装置
13が設けられている。刈取装置12には、植立穀稈を
分草する分草具14と、植立穀稈を引き起こす引起しケ
ース15と、植立穀稈を刈り取る刈刃16と、該刈刃1
6にて刈り取られた穀稈を挟持して後方に搬送する株元
搬送装置17が設けられている。この株元搬送装置17
の後方には、該株元搬送装置17から搬送されてくる穀
稈を引き継いで搬送する供給搬送装置13が設けられて
いる。
を具現化したコンバインが示されている。走行装置1を
有する車台2の前方には、刈取装置12と供給搬送装置
13が設けられている。刈取装置12には、植立穀稈を
分草する分草具14と、植立穀稈を引き起こす引起しケ
ース15と、植立穀稈を刈り取る刈刃16と、該刈刃1
6にて刈り取られた穀稈を挟持して後方に搬送する株元
搬送装置17が設けられている。この株元搬送装置17
の後方には、該株元搬送装置17から搬送されてくる穀
稈を引き継いで搬送する供給搬送装置13が設けられて
いる。
【0006】前記刈取装置12は、走行伝動装置18の
上方の支点を中心にして上下動する刈取装置支持フレー
ム19にて、その略左右中間部で支持されているので、
刈取装置12は刈取装置支持フレーム19と共に上下動
する構成である。車台2の上方には、前記供給搬送装置
13から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送するフィ
ードチェン20を有する脱穀装置21と、該脱穀装置2
1で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク3
が載置されている。脱穀装置21の後方には、フィード
チェン20から搬送されてくる排稈を引き継いで搬送す
る排稈チェン22と、該排稈チェン22の下方には排稈
を切断するカッター22aを設けている。また、この実
施例のカッターに代えて、例えば、排稈を結束するノッ
ター等の他の作業機を装着してもよい。
上方の支点を中心にして上下動する刈取装置支持フレー
ム19にて、その略左右中間部で支持されているので、
刈取装置12は刈取装置支持フレーム19と共に上下動
する構成である。車台2の上方には、前記供給搬送装置
13から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送するフィ
ードチェン20を有する脱穀装置21と、該脱穀装置2
1で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク3
が載置されている。脱穀装置21の後方には、フィード
チェン20から搬送されてくる排稈を引き継いで搬送す
る排稈チェン22と、該排稈チェン22の下方には排稈
を切断するカッター22aを設けている。また、この実
施例のカッターに代えて、例えば、排稈を結束するノッ
ター等の他の作業機を装着してもよい。
【0007】また、図2の斜視図と図3の展開伝動図に
示しているように、グレンタンク3内の下部には、下部
ラセン23が設けられていて、グレンタンク3後方に配
設した縦オーガ4と引継ぎ体24で接続されている。下
部ラセン23を駆動する軸25について説明する。エン
ジン26の出力軸26aから出力された動力は、プーリ
26bからプーリ27へ伝達され、該プーリ27から軸
28を介して脱穀装置21方向,走行装置1方向,刈取
装置12方向を駆動すると共に、ベベルボックス29を
介してプーリ30を駆動して、テンションクラッチ31
により、プーリ32に駆動力が入力される。これによ
り、軸25が回転して下部ラセン23が回転する構成で
ある。
示しているように、グレンタンク3内の下部には、下部
ラセン23が設けられていて、グレンタンク3後方に配
設した縦オーガ4と引継ぎ体24で接続されている。下
部ラセン23を駆動する軸25について説明する。エン
ジン26の出力軸26aから出力された動力は、プーリ
26bからプーリ27へ伝達され、該プーリ27から軸
28を介して脱穀装置21方向,走行装置1方向,刈取
装置12方向を駆動すると共に、ベベルボックス29を
介してプーリ30を駆動して、テンションクラッチ31
により、プーリ32に駆動力が入力される。これによ
り、軸25が回転して下部ラセン23が回転する構成で
ある。
【0008】上述のごとき構成を備えているコンバイン
において、運転席8には、穀粒排出装置6の動きと穀粒
の排出操作を行なうための操作部10が設けられてい
て、該操作部10と同じ操作のできる操作部9が穀粒排
出装置6の排出口7の近傍にも設けられている。前記操
作部10の構成を、図4に基づいて説明する。
において、運転席8には、穀粒排出装置6の動きと穀粒
の排出操作を行なうための操作部10が設けられてい
て、該操作部10と同じ操作のできる操作部9が穀粒排
出装置6の排出口7の近傍にも設けられている。前記操
作部10の構成を、図4に基づいて説明する。
【0009】運転席8側の操作部10には、穀粒排出装
置6を上下方向と左右方向に移動させるノブ33が設け
られている。該ノブ33が移動する十字溝33aの端部
には、それぞれ上昇スイッチ300,下降スイッチ30
1,左旋回スイッチ302,右旋回スイッチ303が設
置されていて、ノブ33が移動してこれらのスイッチが
入り状態となると、穀粒排出装置6は、上昇,下降,左
旋回,右旋回を行なうのである。
置6を上下方向と左右方向に移動させるノブ33が設け
られている。該ノブ33が移動する十字溝33aの端部
には、それぞれ上昇スイッチ300,下降スイッチ30
1,左旋回スイッチ302,右旋回スイッチ303が設
置されていて、ノブ33が移動してこれらのスイッチが
入り状態となると、穀粒排出装置6は、上昇,下降,左
旋回,右旋回を行なうのである。
【0010】また、排出口7近傍の操作部9にも、前述
と同様の動きと作用を行なうノブ34が設けられている
(図5参照)。図5は、図1のS1方向から見た図面で
ある。ノブ34が移動する十字溝33aの端部には、そ
れぞれ上昇スイッチ300a,下降スイッチ301a,
左旋回スイッチ302a,右旋回スイッチ303aが設
置されて、ノブ34が移動してこれらのスイッチが入り
状態となると、穀粒排出装置6は、上昇,下降,左旋
回,右旋回を行なう。図6は制御系のブロック図を示す
ものであり、以下、具体的構成を説明する。
と同様の動きと作用を行なうノブ34が設けられている
(図5参照)。図5は、図1のS1方向から見た図面で
ある。ノブ34が移動する十字溝33aの端部には、そ
れぞれ上昇スイッチ300a,下降スイッチ301a,
左旋回スイッチ302a,右旋回スイッチ303aが設
置されて、ノブ34が移動してこれらのスイッチが入り
状態となると、穀粒排出装置6は、上昇,下降,左旋
回,右旋回を行なう。図6は制御系のブロック図を示す
ものであり、以下、具体的構成を説明する。
【0011】制御手段200(以下、CPUという)の
入力側には、操作部10の上昇スイッチ300,下降ス
イッチ301,左旋回スイッチ302,右旋回スイッチ
303と、操作部9の上昇スイッチ300a,下降スイ
ッチ301a,左旋回スイッチ302a,右旋回スイッ
チ303aが接続されていて、その出力側には、横オー
ガ5を昇降する油圧シリンダ35と、縦オーガ4を横オ
ーガ5と共に左右に旋回するモータ36が接続されてい
る。該モータ36の出力軸には歯車37が固着されてい
て、縦オーガ4に固着している歯車38と噛み合ってい
る。従って、モータ36が正逆転すると、縦オーガ4は
横オーガ5と共に左右方向に旋回する構成である。
入力側には、操作部10の上昇スイッチ300,下降ス
イッチ301,左旋回スイッチ302,右旋回スイッチ
303と、操作部9の上昇スイッチ300a,下降スイ
ッチ301a,左旋回スイッチ302a,右旋回スイッ
チ303aが接続されていて、その出力側には、横オー
ガ5を昇降する油圧シリンダ35と、縦オーガ4を横オ
ーガ5と共に左右に旋回するモータ36が接続されてい
る。該モータ36の出力軸には歯車37が固着されてい
て、縦オーガ4に固着している歯車38と噛み合ってい
る。従って、モータ36が正逆転すると、縦オーガ4は
横オーガ5と共に左右方向に旋回する構成である。
【0012】前述のような構成を備えているコンバイン
において、運転席8側の操作部10においてノブ33を
操作した場合には、穀粒排出装置6は基本的には高速で
上昇,下降,左旋回,右旋回を行なうが、しかしなが
ら、排出口7近傍の操作部9にてノブ34を操作をした
場合には、穀粒排出装置6は高速で動くと危険である。
そこで、従来は排出口7近傍の操作部9にて操作した場
合には、穀粒排出装置6の動きを間欠的に作動させた
り、低速で動かして速度を遅くしていた。しかし、排出
口7近傍の操作部9で操作する時にも、穀粒排出装置6
を高速で動かしたい場合があるので、高速で動かす時と
低速で動かす時とを切替え可能な切替手段11を設ける
構成としている。なお、この実施例においては、切替手
段(切替スイッチ)11は、ノブ34に設けているが、
該ノブ34の近傍であってもよい。
において、運転席8側の操作部10においてノブ33を
操作した場合には、穀粒排出装置6は基本的には高速で
上昇,下降,左旋回,右旋回を行なうが、しかしなが
ら、排出口7近傍の操作部9にてノブ34を操作をした
場合には、穀粒排出装置6は高速で動くと危険である。
そこで、従来は排出口7近傍の操作部9にて操作した場
合には、穀粒排出装置6の動きを間欠的に作動させた
り、低速で動かして速度を遅くしていた。しかし、排出
口7近傍の操作部9で操作する時にも、穀粒排出装置6
を高速で動かしたい場合があるので、高速で動かす時と
低速で動かす時とを切替え可能な切替手段11を設ける
構成としている。なお、この実施例においては、切替手
段(切替スイッチ)11は、ノブ34に設けているが、
該ノブ34の近傍であってもよい。
【0013】通常においては、切替スイッチ11を入状
態としないので、CPU100内の間欠実行手段101
により、穀粒排出装置6は間欠的に動いて危険を防止す
るが、ノブ34を操作すると共に切替スイッチ11を入
状態とすると、穀粒排出装置6は、CPU100内の連
続実行手段100により、高速(基本的にはノブ33で
操作する時と同じ速度でよい)で動くようになる。この
ように、オペレータは意識的に穀粒排出装置6を高速で
動かそうとする意志があるので、穀粒排出装置6がオペ
レータに接触するという問題はない。また、切替スイッ
チ11は、手を離すと自動的に切状態となるものがより
安全である。
態としないので、CPU100内の間欠実行手段101
により、穀粒排出装置6は間欠的に動いて危険を防止す
るが、ノブ34を操作すると共に切替スイッチ11を入
状態とすると、穀粒排出装置6は、CPU100内の連
続実行手段100により、高速(基本的にはノブ33で
操作する時と同じ速度でよい)で動くようになる。この
ように、オペレータは意識的に穀粒排出装置6を高速で
動かそうとする意志があるので、穀粒排出装置6がオペ
レータに接触するという問題はない。また、切替スイッ
チ11は、手を離すと自動的に切状態となるものがより
安全である。
【0014】前記連続実行手段100と間欠実行手段1
01について説明する。連続実行手段100,間欠実行
手段101は、横オーガ5を昇降する油圧シリンダ35
と、縦オーガ4を左右に旋回するモータ36に信号を送
る手段である。連続実行手段100は、油圧シリンダ3
5とモータ36に信号を連続して流して、横オーガ5と
縦オーガ4を連続的に動かす構成であり、一方、間欠実
行手段101は、油圧シリンダ35とモータ36に信号
を間欠的(一定時間信号を流した後信号停止を行ない、
これを繰り返す)に送信して、横オーガ5と縦オーガ4
を間欠的(一定時間動いた後停止、これを繰り返す)に
動かす構成である。
01について説明する。連続実行手段100,間欠実行
手段101は、横オーガ5を昇降する油圧シリンダ35
と、縦オーガ4を左右に旋回するモータ36に信号を送
る手段である。連続実行手段100は、油圧シリンダ3
5とモータ36に信号を連続して流して、横オーガ5と
縦オーガ4を連続的に動かす構成であり、一方、間欠実
行手段101は、油圧シリンダ35とモータ36に信号
を間欠的(一定時間信号を流した後信号停止を行ない、
これを繰り返す)に送信して、横オーガ5と縦オーガ4
を間欠的(一定時間動いた後停止、これを繰り返す)に
動かす構成である。
【0015】前記間欠実行手段101においては、別実
施例として、間欠の時間間隔を制御することにより、即
ち、油圧シリンダ35とモータ36に送信する信号の時
間を長くしたり短くしたりして、相対的に動く速度を可
変してもよい。さらに、連続実行手段100にて、穀粒
排出装置6の動きの速度を可変してもよい。この場合、
油圧シリンダ35を送られる油圧の量を可変絞り等で制
御したり、モータ36に流れる電流値の量を変更する。
このように、穀粒排出装置6の動く速度を可変すること
により、オペレータが作業に応じて任意に速度を決定で
き、能率の良い作業を行なうことができる。
施例として、間欠の時間間隔を制御することにより、即
ち、油圧シリンダ35とモータ36に送信する信号の時
間を長くしたり短くしたりして、相対的に動く速度を可
変してもよい。さらに、連続実行手段100にて、穀粒
排出装置6の動きの速度を可変してもよい。この場合、
油圧シリンダ35を送られる油圧の量を可変絞り等で制
御したり、モータ36に流れる電流値の量を変更する。
このように、穀粒排出装置6の動く速度を可変すること
により、オペレータが作業に応じて任意に速度を決定で
き、能率の良い作業を行なうことができる。
【0016】上述の構成から、排出口7近傍の操作部9
に設けているノブ34にて穀粒排出装置6を操作する時
には、高速で動かすことも可能となるので、効率良く作
業ができる。次に、グレンタンク3内の穀粒を排出する
操作について説明する。穀粒を排出する排出レバー39
は、運転席8側の操作部10に設けているが、排出口7
近傍の操作部9にも、同じように穀粒を排出する排出ス
イッチ40を設ける構成とする。この時、操作部10と
グレンタンク3内の穀粒を排出する下部ラセン23を駆
動するテンションクラッチ31との間の距離は短いの
で、排出レバー39とテンションクラッチ31との間の
接続は、ケーブル(図示せず)にて行なう。即ち、排出
レバー39の押し引きにより、ケーブルが押し引きされ
てテンションクラッチ31を入切りする構成である。
に設けているノブ34にて穀粒排出装置6を操作する時
には、高速で動かすことも可能となるので、効率良く作
業ができる。次に、グレンタンク3内の穀粒を排出する
操作について説明する。穀粒を排出する排出レバー39
は、運転席8側の操作部10に設けているが、排出口7
近傍の操作部9にも、同じように穀粒を排出する排出ス
イッチ40を設ける構成とする。この時、操作部10と
グレンタンク3内の穀粒を排出する下部ラセン23を駆
動するテンションクラッチ31との間の距離は短いの
で、排出レバー39とテンションクラッチ31との間の
接続は、ケーブル(図示せず)にて行なう。即ち、排出
レバー39の押し引きにより、ケーブルが押し引きされ
てテンションクラッチ31を入切りする構成である。
【0017】しかし、排出口7近傍の操作部9とテンシ
ョンクラッチ31との間の距離は長いので、電気的なモ
ータ(図示せず)とスイッチ40にてテンションクラッ
チ31を入切りする構成である。即ち、スイッチ40を
入状態とすると、モータが駆動してテンションクラッチ
31を入状態とする構成である。前述のような穀粒排出
の構成であるので、穀粒の排出開始と停止は、操作部1
0、又は、操作部9のどちらか一方でしかできない。従
って、排出口7近傍の操作部9のスイッチ40で穀粒の
排出を開始した場合、運転席8側の操作部10では穀粒
排出停止ができない。例えば、穀粒排出開始の時点で
は、排出口7の位置を正確にセットするために、排出口
7近傍の操作部9にて穀粒排出を開始し、穀粒排出完了
後においては、テンションクラッチ31の切りを運転席
8側の操作部10にて行なって、すぐに次の刈取作業等
の別の動作を行ないたい場合などである。
ョンクラッチ31との間の距離は長いので、電気的なモ
ータ(図示せず)とスイッチ40にてテンションクラッ
チ31を入切りする構成である。即ち、スイッチ40を
入状態とすると、モータが駆動してテンションクラッチ
31を入状態とする構成である。前述のような穀粒排出
の構成であるので、穀粒の排出開始と停止は、操作部1
0、又は、操作部9のどちらか一方でしかできない。従
って、排出口7近傍の操作部9のスイッチ40で穀粒の
排出を開始した場合、運転席8側の操作部10では穀粒
排出停止ができない。例えば、穀粒排出開始の時点で
は、排出口7の位置を正確にセットするために、排出口
7近傍の操作部9にて穀粒排出を開始し、穀粒排出完了
後においては、テンションクラッチ31の切りを運転席
8側の操作部10にて行なって、すぐに次の刈取作業等
の別の動作を行ないたい場合などである。
【0018】ところが、上述したように、構成上できな
い構成となっている。そこで、それを可能にするため
に、運転席8側の穀粒を排出する排出レバー39の基部
にスイッチ41を設けておいて、該スイッチ41が入り
となり、次に切りとなるとテンションクラッチ31のモ
ータ(図示せず)を動かして、動力を断ち穀粒排出を停
止する構成とする。
い構成となっている。そこで、それを可能にするため
に、運転席8側の穀粒を排出する排出レバー39の基部
にスイッチ41を設けておいて、該スイッチ41が入り
となり、次に切りとなるとテンションクラッチ31のモ
ータ(図示せず)を動かして、動力を断ち穀粒排出を停
止する構成とする。
【0019】この構成が図7に示してあり、電気的構成
は図8に示してある。図7と図8について説明する。排
出レバー39のガイド溝39aの穀粒排出側には、排出
レバー39の動きを検出するスイッチ41を設けてい
る。即ち、排出レバー39が穀粒を排出する位置に来た
ことを検出するスイッチである。また、CPU200の
入力側には、排出スイッチ40と前記スイッチ41が接
続されていて、その出力側にはテンションクラッチ31
を入切りするモータが接続されている構成である。
は図8に示してある。図7と図8について説明する。排
出レバー39のガイド溝39aの穀粒排出側には、排出
レバー39の動きを検出するスイッチ41を設けてい
る。即ち、排出レバー39が穀粒を排出する位置に来た
ことを検出するスイッチである。また、CPU200の
入力側には、排出スイッチ40と前記スイッチ41が接
続されていて、その出力側にはテンションクラッチ31
を入切りするモータが接続されている構成である。
【0020】このような構成なので、排出口7近傍の操
作部9の排出スイッチ40にて穀粒排出を行なっても、
運転席8側の排出レバー39を入状態(前記スイッチ4
1にて検出)とし、その後、再び切状態とすると、テン
ションクラッチ31のモータは起動して動力伝達を断つ
構成である。これにより、穀粒排出後は刈取作業等の別
の作業に迅速に移行することができる。
作部9の排出スイッチ40にて穀粒排出を行なっても、
運転席8側の排出レバー39を入状態(前記スイッチ4
1にて検出)とし、その後、再び切状態とすると、テン
ションクラッチ31のモータは起動して動力伝達を断つ
構成である。これにより、穀粒排出後は刈取作業等の別
の作業に迅速に移行することができる。
【0021】次に、図9と図10について説明する。従
来、横オーガ5の排出口7には何も設けられてなかっ
た。しかし、安全のために格子体42(60mm×60
mm)を設ける構成とするが、その設置は排出口7の底
面部7a接して設けていた(図9)。このため、多量に
穀粒を排出すると、格子体42の所で詰まってしまう可
能性がある。そこで、図10のように、底面部7aから
一定距離Dのところで、格子体42を構成する。前記一
定距離Dは、格子体42の目合い(60mm×60m
m)と略同じとする。これにより、一定距離Dの区間部
分において、穀粒の排出されるスペースが広くなるの
で、多量に穀粒を排出しても詰まることはない。
来、横オーガ5の排出口7には何も設けられてなかっ
た。しかし、安全のために格子体42(60mm×60
mm)を設ける構成とするが、その設置は排出口7の底
面部7a接して設けていた(図9)。このため、多量に
穀粒を排出すると、格子体42の所で詰まってしまう可
能性がある。そこで、図10のように、底面部7aから
一定距離Dのところで、格子体42を構成する。前記一
定距離Dは、格子体42の目合い(60mm×60m
m)と略同じとする。これにより、一定距離Dの区間部
分において、穀粒の排出されるスペースが広くなるの
で、多量に穀粒を排出しても詰まることはない。
【0022】次に、図11と図12について説明する。
図11のように、穀粒を排出する時は、横オーガ5の排
出口7をトラック等の荷台上に位置させて穀粒を排出す
るが、前述のように操作部9を設けているので、該操作
部9がトラック等の側壁に接触して破損する可能性があ
る。そこで、操作部9の下方に、ガイド棒43を設けて
操作部9の破損を防止する構成とする。これにより、操
作部9の破損が防止できる。また、操作部9は横オーガ
5の下方に設置することにより、雨等から保護できる。
図11のように、穀粒を排出する時は、横オーガ5の排
出口7をトラック等の荷台上に位置させて穀粒を排出す
るが、前述のように操作部9を設けているので、該操作
部9がトラック等の側壁に接触して破損する可能性があ
る。そこで、操作部9の下方に、ガイド棒43を設けて
操作部9の破損を防止する構成とする。これにより、操
作部9の破損が防止できる。また、操作部9は横オーガ
5の下方に設置することにより、雨等から保護できる。
【0023】図12においては、操作部9をガイド棒4
3にて支持し、しかも操作部9は、ガイド棒43上を横
オーガ5の長手方向にスライドする構成で、しかも、任
意の位置でボルト等で固定できる構成としている。これ
により、オペレータの希望する位置に操作部9を設置す
ることができる。次に、図13と図14について説明す
る。
3にて支持し、しかも操作部9は、ガイド棒43上を横
オーガ5の長手方向にスライドする構成で、しかも、任
意の位置でボルト等で固定できる構成としている。これ
により、オペレータの希望する位置に操作部9を設置す
ることができる。次に、図13と図14について説明す
る。
【0024】横オーガ5の直径φ1よりも、操作部9の
幅T1を短くする構成とする。これにより、横オーガ5
が上昇下降中において、不用意に何かに接触しても、操
作部9に物が直接当たることなく、該操作部9の破損を
防止できる。また、図11で説明したように、ガイド棒
43を設けない場合には、操作部9は横オーガ5の上方
に設置する構成とする。この場合、雨等から操作部9を
保護するために、上部にカバー等を設けるとよい。
幅T1を短くする構成とする。これにより、横オーガ5
が上昇下降中において、不用意に何かに接触しても、操
作部9に物が直接当たることなく、該操作部9の破損を
防止できる。また、図11で説明したように、ガイド棒
43を設けない場合には、操作部9は横オーガ5の上方
に設置する構成とする。この場合、雨等から操作部9を
保護するために、上部にカバー等を設けるとよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したので、横
オーガ5の操作部9にて穀粒排出装置6を操作する時に
は、高速で動かすことも可能となるので、能率良く作業
ができる。
オーガ5の操作部9にて穀粒排出装置6を操作する時に
は、高速で動かすことも可能となるので、能率良く作業
ができる。
【図1】コンバインの左側面図
【図2】斜視図
【図3】伝動機構展開図
【図4】斜視図
【図5】正面図
【図6】ブロック図
【図7】斜視図
【図8】ブロック図
【図9】一部の側面図
【図10】一部の側面図と斜視図
【図11】背面図
【図12】一部の側面図
【図13】正面図
【図14】一部の側面図
D…一定距離、φ1…直径、T1…幅、1…走行装置、
2…車台、3…グレンタンク、4…縦オーガ、5…横オ
ーガ、6…穀粒排出装置、7…排出口、7a…底面部、
8…運転席、9…操作部、10…操作部、11…切替手
段、12…刈取装置、13…供給搬送装置、14…分草
具、15…引起しケース、16…刈刃、17…株元搬送
装置、18…走行伝動装置、19…刈取装置支持フレー
ム、20…フィードチェン、21…脱穀装置、22…排
稈チェン、22a…カッター、23…下部ラセン、24
…引継ぎ体、25…軸、26…エンジン、26a…出力
軸、26b…プーリ、27…プーリ、28…軸、29…
ベベルボックス、30…プーリ、31…テンションクラ
ッチ、32…プーリ、33…ノブ、33a…十字溝、3
4…ノブ、35…油圧シリンダ、36…モータ、37…
歯車、38…歯車、39…排出手段、39a…ガイド
溝、40…排出手段、41…スイッチ、42…格子体、
43…ガイド棒、100…連続実行手段、101…間欠
実行手段、200…制御手段(CPU)、300…上昇
スイッチ、301…下降スイッチ、302…左旋回スイ
ッチ、303…右旋回スイッチ、300a…上昇スイッ
チ、301a…下降スイッチ、302a…左旋回スイッ
チ、303a…右旋回スイッチ。
2…車台、3…グレンタンク、4…縦オーガ、5…横オ
ーガ、6…穀粒排出装置、7…排出口、7a…底面部、
8…運転席、9…操作部、10…操作部、11…切替手
段、12…刈取装置、13…供給搬送装置、14…分草
具、15…引起しケース、16…刈刃、17…株元搬送
装置、18…走行伝動装置、19…刈取装置支持フレー
ム、20…フィードチェン、21…脱穀装置、22…排
稈チェン、22a…カッター、23…下部ラセン、24
…引継ぎ体、25…軸、26…エンジン、26a…出力
軸、26b…プーリ、27…プーリ、28…軸、29…
ベベルボックス、30…プーリ、31…テンションクラ
ッチ、32…プーリ、33…ノブ、33a…十字溝、3
4…ノブ、35…油圧シリンダ、36…モータ、37…
歯車、38…歯車、39…排出手段、39a…ガイド
溝、40…排出手段、41…スイッチ、42…格子体、
43…ガイド棒、100…連続実行手段、101…間欠
実行手段、200…制御手段(CPU)、300…上昇
スイッチ、301…下降スイッチ、302…左旋回スイ
ッチ、303…右旋回スイッチ、300a…上昇スイッ
チ、301a…下降スイッチ、302a…左旋回スイッ
チ、303a…右旋回スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉 浩二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項1】 走行装置1を有する車台2上に、穀粒を
一時貯溜するグレンタンク3と、該グレンタンク3にて
一時貯溜していた穀粒を排出する縦オーガ4と横オーガ
5とからなる穀粒排出装置6を設けた作業車であって、
前記穀粒排出装置6の排出口7の近傍と運転席8には、
穀粒排出装置6の動作方向を制御する操作部9,10を
それぞれ設け、排出口7近傍の操作部9には、穀粒排出
装置6の動作方向を連続的に実行する連続実行手段10
0と、間欠的に実行する間欠実行手段101とに切替可
能な切替手段11を設けたことを特徴とする作業車の穀
粒排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1562396A JPH09205862A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 作業車の穀粒排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1562396A JPH09205862A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 作業車の穀粒排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09205862A true JPH09205862A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11893847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1562396A Pending JPH09205862A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 作業車の穀粒排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09205862A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014140331A (ja) * | 2013-01-24 | 2014-08-07 | Yanmar Co Ltd | コンバインの穀粒排出装置 |
JP2016208875A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP1562396A patent/JPH09205862A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014140331A (ja) * | 2013-01-24 | 2014-08-07 | Yanmar Co Ltd | コンバインの穀粒排出装置 |
JP2016208875A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
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