JPH09121662A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH09121662A
JPH09121662A JP28368695A JP28368695A JPH09121662A JP H09121662 A JPH09121662 A JP H09121662A JP 28368695 A JP28368695 A JP 28368695A JP 28368695 A JP28368695 A JP 28368695A JP H09121662 A JPH09121662 A JP H09121662A
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Riyuuji Akehi
龍二 明比
Shoji Ochi
昌次 越智
Kazushi Ohara
一志 大原
Koji Okumoto
康治 奥本
Yoshiyuki Gotou
吉亨 後藤
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】刈取装置を上昇した時において、刈取装置とフ
ィードチェンの停止までにかかる時間を、湿田時や乾田
時などの圃場条件が違っても、略同じになるようにす
る。 【構成】 刈取装置3の昇降位置を検出する昇降位置検
出手段10と、昇降量記憶手段14に記憶している刈取
装置3の昇降量に関連して刈取装置3の動力を断続する
刈取動力断続手段12、及び、フィードチェン7の動力
を断続するフィードチェン動力断続手段13と、車台2
の傾斜角度を検出する傾斜角センサ11とを設け、該傾
斜角センサ11の傾斜検出時には、刈取装置3の車台2
に対する所定位置までの上昇、あるいは、刈取装置3の
上昇開始から所定時間経過のいずれか早く到達したこと
に関連して、前記刈取動力断続手段12及びフィードチ
ェン動力断続手段13に駆動停止が出される駆動停止出
力制御手段15を設けたことを特徴とするコンバインの
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、植立穀稈を刈取脱穀
選別するコンバインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインは、車台の傾斜に関係
なく、とにかく刈取装置があらかじめ記憶している昇降
量となると、刈取装置とフィードチェンの駆動を停止す
る構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなコンバイ
ンでは、例えば、湿田等でコンバインの後方が下がると
刈取装置は圃場面から離れてしまうので、穀稈を圃場面
から一定の高さで刈り取るために、刈取装置を車台に対
してさらに下方へと下げる必要がある。。このような状
態において、旋回時刈取装置を上昇させると、昇降量記
憶手段に記憶している昇降量に達すると、刈取装置、及
び、フィードチェンの動力は停止する。しかし、前述の
ように、刈取装置はさらに下方に下げているので、この
分を上昇するのに時間を要してしまうと共に、刈取装置
を下げて再び作業を行なう時にも、この分を下降するの
に時間を要するなどの欠点があり、作業能率が低下する
ことがあった。本発明は、このような不具合を解消しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコンバイ
ンは、前記のような課題を解決するものであって、次の
ような構成である。すなわち、冒記構成のコンバインに
おいて、刈取装置3の昇降位置を検出する昇降位置検出
手段10と、昇降量記憶手段14に記憶している刈取装
置3の昇降量に関連して刈取装置3の動力を断続する刈
取動力断続手段12、及び、フィードチェン7の動力を
断続するフィードチェン動力断続手段13と、車台2の
傾斜角度を検出する傾斜角センサ11とを設け、該傾斜
角センサ11の傾斜検出時には、刈取装置3の車台2に
対する所定位置までの上昇、あるいは、刈取装置3の上
昇開始から所定時間経過のいずれか早く到達したことに
関連して、前記刈取動力断続手段12及びフィードチェ
ン動力断続手段13に駆動停止が出される駆動停止出力
制御手段15を設けたことを特徴とするコンバインとし
た。
【0005】
【作用】上記構成のコンバインで、コンバインが作業可
能状態で前進すると、植立穀稈は刈取装置3の刈刃4に
て刈り取られ、その後、株元搬送装置5,供給搬送装置
6を経由して、脱穀装置8のフィードチェン7へと引き
継がれて搬送されていく。該フィードチェン7に引き継
がれた穀稈は、後方へ搬送されながら脱穀され選別され
る。
【0006】このような一連の作業を行なっている際、
旋回等を行なう際には刈取装置3を一定量上昇させて旋
回し、再び、刈取装置3を下降させて作業を再開する。
この刈取装置3を上昇している時において、該刈取装置
3とフィードチェン7の回転を停止するが、刈取装置3
とフィードチェン7との間の引継ぎ部において、搬送さ
れる穀稈が存在するように、刈取装置3とフィードチェ
ン7の回転を停止するようにする。この刈取装置3の停
止とフィードチェン7の停止は、昇降量記憶手段14に
記憶している一定の昇降量に基づいて行なう。
【0007】湿田等での作業において、例えば、コンバ
インが後傾斜となると、刈取装置3は圃場面から離れて
しまい高刈りとなってしまうので、さらに刈取装置3を
下げて刈取作業を行なっていく。前述のように、さらに
刈取装置3を下げて作業を行なっている状態で、旋回時
において刈取装置3を上昇するが、刈取装置3とフィー
ドチェン7を停止させる位置、即ち、昇降量記憶手段1
4に記憶している一定の昇降位置まで刈取装置3が上昇
するのに余分の時間を要してしまう。そこで、車台2が
傾斜していることを傾斜角センサ11が検出すると、刈
取装置3の車台2に対する所定位置までの上昇、又は、
刈取装置3の上昇開始から所定時間経過のいずれか早く
到達すると、駆動停止出力制御手段15は、刈取動力断
続手段12とフィードチェン動力断続手段13に駆動停
止信号を出力して、刈取装置3とフィードチェン7の駆
動力を停止する。即ち、コンバインがどのような状態に
傾斜していても、刈取装置3が圃場面から一定量上昇す
ると、刈取装置3とフィードチェン7の駆動は停止する
ようになる。
【0008】
【実施例】図1〜図5には、本発明を実施したコンバイ
ンが示されている。走行装置1を有する車台2の上方に
は脱穀装置8を載置し、該脱穀装置8の前方には刈取装
置3と供給搬送装置6が設けられている。刈取装置3
は、分草具16,引起し装置17,刈刃4及び株元搬送
装置5等から構成されていて、その後方には、刈取装置
3の株元搬送装置5から搬送されてきた穀稈を引き継い
で脱穀装置8のフィードチェン7に向けて搬送する供給
搬送装置6がある。フィードチェン7の後方には、脱穀
装置8にて脱穀後の排稈を引き継いで搬送する排稈チェ
ン18が構成されていて、その下方には排稈を切断する
カッター19が設置されている。また、該カッター19
を使用しない時には、排稈を結束するノッターや排稈を
そのまま圃場上に排出するドロッパー装置等を設けてい
るコンバインもある。
【0009】脱穀装置8の一側には、該脱穀装置8にて
脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク20と穀
粒を機外へ排出するオーガー21を、また、グレンタン
ク20の前方には、操作席9を構成している。前述のご
とく構成されているコンバインにおいて、刈取装置3の
昇降位置を検出する昇降位置検出手段10と、昇降量記
憶手段14に記憶している刈取装置3の昇降量に関連し
て刈取装置3の動力とフィードチェン7の動力をそれぞ
れ断続する刈取動力断続手段12、及び、フィードチェ
ン動力断続手段13を設けている。
【0010】昇降量記憶手段14は電気的な手段であ
り、その入力側には昇降量を設定する昇降量設定スイッ
チ14a、刈取装置3の昇降位置を検出する昇降位置検
出手段10、及び、コンバインの傾斜を検出する傾斜角
センサ11が接続していて、その出力側には、刈取動力
断続手段12とフィードチェン動力断続手段13が接続
している構成である。傾斜角センサ11は、本実施例で
は車台2に設置しているが、コンバインの傾斜を検出で
きる場所であればどこでもよい。また、昇降量記憶手段
14のあるCPU100内には、前記したセンサ類とア
クチュエータ類を制御する駆動停止出力制御手段15が
併設されている。
【0011】前記昇降位置検出手段10は、本実施例で
はポジションセンサであり、刈取装置3を支持すると共
に、油圧シリンダ23からの伸縮を受けて刈取装置3を
上昇下降する刈取支持フレーム22の回動基部に設置し
ている。刈取動力断続手段12は、ミッションケース2
4からの一部の動力を受けて刈取装置3に動力を伝達す
るベルト25のテンション26である。該テンション2
6を入り状態とすると、ベルト25は張られて動力を伝
達し、切り状態とすると、ベルト25は緩んで動力を伝
達しなくなる構成である。
【0012】フィードチェン動力断続手段13の構成が
図3と図4に示してある。フィードチェン7の後部に
は、ケース30が設けられていて、該ケース30にはエ
ンジン(図示せず)からの動力を受けるプーリ28を固
定している軸31を設けている。該軸31には、歯車3
2が固定していて、この歯車32からの動力を受けて変
速する複数の歯車群33と、変速された動力を受ける爪
部35を有する歯車34が軸29に遊嵌している。前記
爪部35と噛み合う爪部36を有するボス37が、軸2
9に長手方向に移動可能に設けられていて、ボス37は
圧縮バネ38で常時付勢されて、爪部36と35が接続
している。さらに、軸29にはフィードチェン7を巻き
回いしているスプロケット27が固定している構成であ
る。
【0013】フィードチェン動力断続手段13は、モー
タ39とケーブル40から構成されていて、モータ39
が回転してケーブル40を引っ張るとシフタ41がボス
37を移動させて、前記爪部35と36を離間し、モー
タ39の回転が解除されると、爪部35と36は圧縮バ
ネ38の付勢力で接続される構成である。前述のような
構成を備えているコンバインを作業状態で前進させる
と、植立穀稈は刈取装置3の刈刃4にて刈り取られ、そ
の後、株元搬送装置5,供給搬送装置6を経由して脱穀
装置8のフィードチェン7へと引き継がれて搬送されて
いく。該フィードチェン7に引き継がれた穀稈は、後方
へ搬送されながら脱穀選別される。このような一連の作
業を行なっている際、旋回等を行なう際には刈取装置3
を一定量上昇させて旋回し、再び、刈取装置3を下降さ
せて作業を再開する。
【0014】この刈取装置3を上昇している時におい
て、該刈取装置3とフィードチェン7の回転を停止する
が、これは、刈取装置3からフィードチェン7に至る間
は連続的に穀稈を存在させるためである。連続的に穀稈
を存在させることによって、再び刈取装置3を下げて作
業を再開するときに、穀稈が安定して搬送される。特
に、供給搬送装置6とフィードチェン7との間の引継ぎ
部において、穀稈の搬送姿勢の乱れや、稈こぼれ等が防
止できる。
【0015】この刈取装置3の停止とフィードチェン7
の停止は、昇降量記憶手段14に記憶している一定の昇
降量に基づいて行なう。即ち、昇降量設定スイッチ14
aにてあらかじめ刈取装置3の一定の上昇量を記憶させ
ておき、その位置まで刈取装置3が上昇したことを昇降
位置検出手段10が検出すると、その情報が駆動停止出
力制御手段15へと送信され、該駆動停止出力制御手段
15は、刈取動力断続手段12(本実施例ではテンショ
ン26を動かすモータ12aである)とフィードチェン
動力断続手段13(本実施例では前述したモータ39)
へ信号を出力して、刈取装置3とフィードチェン7の駆
動を停止する。
【0016】その後、刈取装置3を下げて作業を再開す
る時には、記憶させている位置まで刈取装置3が下がっ
てきたことを昇降位置検出手段10が検出すると、刈取
装置3とフィードチェン7は再駆動されて作業が再開さ
れる。このような一連の作業中において、コンバインが
湿田等の影響により傾斜すると不具合が生じてくる。例
えば、図2のようにコンバインが後傾斜となると、刈取
装置3は圃場面から離れてしまうが、この状態のままで
は高刈りとなってしまうので、刈取装置3を圃場面から
離れた分だけ、さらに下げて刈取作業を行なう。この作
業状態において、旋回等のために刈取装置3を上昇させ
るが、この下げた分の距離Aを上昇させる時間がプラス
されてしまう。また、刈取装置3を下降させて刈取作業
を再開する時には、前述の距離Aを下降させる時間がプ
ラスされてしまう。
【0017】そこで、前述のごとく、コンバインが傾斜
していない時の刈取装置3の作業状態において、作業状
態から旋回等のために上昇させて刈取装置3とフィード
チェン7の駆動を停止するまでの時間Tは一定であり、
この時間Tをあらかじめ駆動停止出力制御手段15に記
憶させておく。そして、コンバインが傾斜していること
を傾斜角センサ11が検出すると、時間Tにより刈取装
置3とフィードチェン7の駆動を停止するようにする。
即ち、昇降量記憶手段14にあらかじめ記憶している、
車台2に対する刈取装置3の一定高さの位置ではなくな
るので、距離Aは関係なくなる。従って、コンバインが
傾斜していても、傾斜していない時と同様に一定時間T
後に駆動停止出力制御手段15は停止信号を出して、刈
取装置3とフィードチェン7の駆動を停止するように構
成する。
【0018】また、別実施例として、傾斜角センサ11
がコンバインの傾斜していることを検出すると、あらか
じめ昇降量記憶手段14に記憶している一定の昇降量
(刈取装置3とフィードチェン7を停止する位置)を可
変するようにしてもよい。例えば、コンバインが図2の
ように後に傾斜している時においては、距離A分刈取装
置3は下方に下がっているので、その分を差し引いて、
一定の昇降量を昇降量記憶手段14に再記憶するように
する。これにより、刈取装置3が距離A分さがっても、
影響はなくなる。この時、前記距離Aを求めるには、傾
斜角センサ11によって検出されたコンバインの傾斜角
度値を用いて三角関数で容易に求めることができる。こ
の計算は、昇降量変更制御手段15にて行なう。
【0019】これにより、湿田等の影響によりコンバイ
ンの後方が沈没して下がっても、刈取装置3を上昇させ
て該刈取装置3とフィードチェン7の駆動停止までに要
する時間は略同じとなる。従って、前述のように刈取装
置3とフィードチェン7の駆動停止まで余分な時間が掛
からなくなるので、穀稈は脱穀装置8に流れてしまうこ
となく、確実に刈取装置3からフィードチェン7に至る
間に存在することとなる。
【0020】また、再び刈取装置3を下げて作業を再開
する時にも、該刈取装置3とフィードチェン7が駆動を
再開してから実際に刈取作業を再開するまでにも、余分
な時間がかからなくなるので、その時間の間に穀稈が脱
穀装置8に全て流れてしまうことを防止できる。このよ
うに、穀稈は刈取装置3からフィードチェン7に至る間
に連続的に存在することとなるので、供給搬送装置6と
フィードチェン7との間の引継ぎ部において、穀稈の稈
こぼれや、搬送姿勢の乱れの防止ができる。
【0021】次に、図6〜図8について説明する。脱穀
装置8にて脱穀選別された穀粒は、一時グレンタンク2
0内へと収納される。該グレンタンク20が穀粒で満杯
となると、トラック等の荷台へ穀粒を排出する。この穀
粒排出は縦オーガ21aと横オーガ21bからなるオー
ガ21にて行なが、縦オーガ21aをモータ42で旋回
し、横オーガ21bを油圧シリンダ43で上下させて、
横オーガ21bの排出口21cを任意の位置まで移動さ
せる。このオーガ21を制御するオーガ操作部44がコ
ンバインの本機側に設けられていると共に、前記横オー
ガ21bの排出口21cの近傍にもオーガ操作部45が
設けられている構成である。
【0022】オーガ操作部44について説明する。該オ
ーガ操作部44には、縦オーガ21aの左右方向の旋
回、及び、横オーガ21bの上下方向の移動を行なうノ
ブ44aと、排出口21cを目標の位置まで自動で移動
させる自動張出しスイッチ44bと、グレンタンク20
内の穀粒排出を開始する穀粒排出スイッチ44cと、横
オーガ21bをオーガ受け46へ自動で収納する自動収
納スイッチ44dが構成されている。
【0023】また、横オーガ21bに設けているオーガ
制御部45においても、縦オーガ21aの左右方向の旋
回、及び、横オーガ21bの上下方向の移動を行なうノ
ブ45aと、排出口21cを目標の位置まで自動で移動
させる自動張出しスイッチ45bと、グレンタンク20
内の穀粒排出を開始する穀粒排出スイッチ45cと、横
オーガ21bをオーガ受け46へ自動で収納する自動収
納スイッチ45dが構成されている。
【0024】図7には、オーガ21を制御する電気的構
成が示されている。制御手段101(以下、CPUとい
う)の入力側には、前述のノブ44a,45aの動きを
検出するそれぞれのポジションセンサ(図示せず)、自
動張出しスイッチ44b,45b、穀粒排出スイッチ4
4c,45c、自動収納スイッチ44d,45dが接続
している。その出力側には、縦オーガ21aを左右方向
に旋回するモータ42、横オーガ21bを上下方向に移
動する油圧シリンダ43、穀粒を排出するテンション4
7のテンションモータ47aが接続している構成であ
る。
【0025】該テンション47とテンションモータ47
aについて図8に基づき説明する。エンジン48からの
一部の動力は、グレンタンク20内の穀粒を排出するこ
とにも使用される。該グレンタンク20の下部には、穀
粒を縦オーガ21aへ向けて搬送する下部ラセン51が
設けられていて、その下部ラセン51を駆動する動力
は、プーリ49からベルト52伝動でプーリ50へと伝
達される。ベルト52をテンション47で張ると動力は
伝達され、解除すると動力は伝達されない構成である。
該テンション47はテンションモータ47aの回転で移
動する。
【0026】前述のような構成を備えているコンバイン
において、横オーガ21bの排出口21c近傍に設置し
ているオーガ操作部45にてオペレータが操作をしてい
る状態で、穀粒排出スイッチ45cを入り状態としてグ
レンタンク20内の穀粒を排出している時には、自動張
出しスイッチ45bと自動収納スイッチ45dが入り状
態となっても、CPU101はそれらの入力信号を無視
して、オーガ21が動かない構成とする。これは、横オ
ーガ21bにオーガ操作部45が設置されているので、
横オーガ21bが動き始めるとオペレータから横オーガ
21bと共にオーガ操作部45が離間してしまい、オー
ガ21の動きや穀粒の排出を止めることができなくなる
からである。
【0027】仮に、穀粒を排出している最中にオーガ2
1が動くと、排出口21cが排出目標の位置からずれて
しまい、その結果、穀粒は飛散してしまうことになる
が、これを防止できる。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したので、湿
田等の影響によりコンバインの後方が沈没して下がって
も、刈取装置3を上昇させて該刈取装置3とフィードチ
ェン7の駆動停止までに要する時間は略同じとなる。従
って、刈取装置3とフィードチェン7の駆動停止まで余
分な時間が掛からなくなるので、穀稈は脱穀装置8に流
れてしまうことなく、確実に刈取装置3からフィードチ
ェン7に至る間に存在することとなる。
【0029】また、再び刈取装置3を下げて作業を再開
する時にも、該刈取装置3とフィードチェン7が駆動を
再開してから実際に刈取作業を再開するまでにも、余分
な時間がかからなくなるので、その時間の間に穀稈が脱
穀装置8に全て流れてしまうことを防止できる。このよ
うに、穀稈は刈取装置3からフィードチェン7に至る間
に連続的に存在することとなるので、供給搬送装置6と
フィードチェン7との間の引継ぎ部において、穀稈の稈
こぼれや、搬送姿勢の乱れの防止ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの左側面図
【図2】コンバインの左側面図
【図3】左側面図
【図4】伝動機構図
【図5】ブロック図
【図6】斜視図
【図7】ブロック図
【図8】伝動機構図
【符号の説明】
A…距離、1…走行装置、2…車台、3…刈取装置、4
…刈刃、5…株元搬送装置、6…供給搬送装置、7…フ
ィードチェン、8…脱穀装置、9…操作席、10…昇降
位置検出手段、11…傾斜角センサ、12…刈取動力断
続手段、12a…モータ、13…フィードチェン動力断
続手段、14…昇降量記憶手段、14a…昇降量設定ス
イッチ、15…昇降量変更制御手段、16…分草具、1
7…引起し装置、18…排稈チェン、19…カッター、
20…グレンタンク、21…オーガ、21a…縦オー
ガ、21b…横オーガ、21c…排出口、22…刈取支
持フレーム、23…油圧シリンダ、24…ミッションケ
ース、25…ベルト、26…テンション、27…スプロ
ケット、28…プーリ、29…軸、30…ケース、31
…軸、32…歯車、33…歯車群、34…歯車、35…
爪部、36…爪部、37…ボス、38…圧縮バネ、39
…モータ、40…ケーブル、41シフタ、42…モー
タ、43…油圧シリンダ、44…オーガ操作部、44a
…ノブ、44b…自動張出しスイッチ、44c…穀粒排
出スイッチ、44d…自動収納スイッチ、45…オーガ
操作部、45a…ノブ、45b…自動張出しスイッチ、
45c…穀粒排出スイッチ、45d…自動収納スイッ
チ、46…オーガ受け、47…テンション、47a…テ
ンションモータ、48…エンジン、49…プーリ、50
…プーリ、51…下部ラセン、52…ベルト、100…
CPU、101…制御手段(CPU)。
フロントページの続き (72)発明者 奥本 康治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 後藤 吉亨 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置1を有する車台2上には、該車
    台2の前方に設けられた刈取装置3の刈刃4で刈り取ら
    れ、刈取装置3の株元搬送装置5と供給搬送装置6を経
    由して、フィードチェン7に引き継ぎ供給された穀稈を
    脱穀選別する脱穀装置8と、操作席9を搭載したコンバ
    インにおいて、刈取装置3の昇降位置を検出する昇降位
    置検出手段10と、昇降量記憶手段14に記憶している
    刈取装置3の昇降量に関連して刈取装置3の動力を断続
    する刈取動力断続手段12、及び、フィードチェン7の
    動力を断続するフィードチェン動力断続手段13と、車
    台2の傾斜角度を検出する傾斜角センサ11とを設け、
    該傾斜角センサ11の傾斜検出時には、刈取装置3の車
    台2に対する所定位置までの上昇、あるいは、刈取装置
    3の上昇開始から所定時間経過のいずれか早く到達した
    ことに関連して、前記刈取動力断続手段12及びフィー
    ドチェン動力断続手段13に駆動停止が出される駆動停
    止出力制御手段15を設けたことを特徴とするコンバイ
    ン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016169380A1 (zh) * 2015-04-23 2016-10-27 常州格力博有限公司 一种割草机的角度监测系统及其监测方法

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