JPH0582101B2 - - Google Patents

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JPH0582101B2
JPH0582101B2 JP58194403A JP19440383A JPH0582101B2 JP H0582101 B2 JPH0582101 B2 JP H0582101B2 JP 58194403 A JP58194403 A JP 58194403A JP 19440383 A JP19440383 A JP 19440383A JP H0582101 B2 JPH0582101 B2 JP H0582101B2
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loop
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JPS6086945A (ja
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Takeshi Ito
Koichi Tsuchikura
Naryuki Fukada
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Railway Technical Research Institute
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Railway Technical Research Institute
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Priority to US06/657,017 priority patent/US4622664A/en
Priority to FR8415902A priority patent/FR2553952B1/fr
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Publication of JPH0582101B2 publication Critical patent/JPH0582101B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/42Loop networks
    • H04L12/437Ring fault isolation or reconfiguration

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の情報装置相互間をループ状伝
送回線で結合してなるループ式データ伝送システ
ムの回線制御方式に関し、特にループ状伝送回線
の不良個所を自動的に分離し、残存する健全ケ所
だけで健全ループを構成し、また上記回線不良ケ
所が回復した場合に自動的に元のループに融合回
復させる方法に関する。
〔発明の背景〕
第1図は、1つのループ状伝送回線1によつ
て、1つのマスタポスト2と複数のリモートポス
ト3−1,3−2,…3−5とを結合した一般的
なループ式データ伝送システムの一例である。
この例において、ループ内のどこか1箇所で回
線断が発生するか、関係するポストの信号伝送機
能に障害が生ずると、ループを介して送受される
符号の伝送が不可能になり、システムダウンに至
る。したがつて、システムの部分的障害によつて
全体システムダウンが生じない工夫がされてい
る。
第2図は、工夫の従来例の1つで、リモートポ
スト3の回線制御機構を示す図であり16はリモ
ートポストの本体部である。この例では、下り回
線および回線の各受信キヤリヤ信号を検出するレ
ベル検出器15−1,15−2を設け、下り回線
1−1の受信レベルが低下した場合には、上り回
線の送信キヤリヤ信号を、レベル検出器15−1
の出力接点15−1−1の開放によつて強制的に
断となし、上り回線の受信レベルが低下した場合
には、レベル検出器15−2の出力接点15−2
−1の動作より、下り回線への送信キヤリヤ信号
を断とするとともに、下り回線送信号を、レベル
検出器5−2の出力接点15−2−1,15−2
−2によつて、上り回線側に折返し送信するよう
にしたもので、これにより、回線断の生じた区間
の上位側ポストで、ループを折返し、以降の区間
を切り離して、健全小ループを確保するものであ
る。
この従来例では、切り離されたポストが伝送機
能を停止してしまうこと、回線断が回復しても折
返しているポストの自動復旧はなく、マスタポス
トからの強制的な〓折返し中止指令〓を発する必
要があること、したがつて、回線制御上マスタポ
ストが不可欠であること、等の欠点を有してい
る。また、キヤリヤ信号レベルの低下を併発しな
いで符号中継機能を衷失する不良がいずれかのポ
ストに発生した場合には、上記の部分ループ切り
離し方式は作動せず、人を派遣して人手でループ
折返しを行うことが必要となり、システムダウン
時間が大きくなる。
第3図は、方向を異にする2つのループ状伝送
路1−1,1−2によつてマスタポスト2、リモ
ートポスト3−1,3−2,…3−5を結合する
一般的な従来例で、正常時には一方のループを使
用系とし、他方のループを予備系としているのが
通例で、使用系ループが不良の場合に、予備系ル
ープを使用することで、システムの稼動率を向上
させている。
2つのループとも不良になつた場合は、第4図
に示す如く、複数ケの不良ケ所をはさむ2つのポ
ストをループ折返しポストとし、正常部分だけで
1つのループを合成することにより、健全部分の
機能維持がはかられる。
折返しにするポストを見出す方法として、例え
ば、第4図において、マスタポスト2が逆時計ま
わり回線1−1を用いて、第1ポスト3−1に〓
折返し指令〓を発し、第1ポストとの間でテスト
伝送を行い、第1ポストとの間の伝送機能の正常
性が確認されると第1ポストに対し〓折返し解除
指令〓を発し、次に第2ポスト3−2に対し同じ
過程を行い、正常性を確認する。この過程をくり
かえし、健全性確認領域を順次拡大し、テスト伝
送不良に至つたときは、その1つ前のポストに対
し〓折返し構成指令〓を発する。次にマスタポス
トは時計まわり回線1−2を用いて時計まわりの
第1ポスト(第4図では3−5ポスト)から順次
上記のテストを行い、テスト伝送不良に至つた1
つ前のポストに〓折返し構成指令〓を発する。こ
の2つの方向での確認過程をへて、不良区間を排
除する方法がある。
また他の方法としては、2つのループともに符
号の巡回が一定時間停止したことを各ポストが検
知して、一斉に全ポストが自発的に折返し構成に
移行し、その後マスタポストが、まず時計方向ま
わりの直近のポストの小ループテストを行い正常
性を確認できたらそのポストに〓折返し解除〓指
令を与え、次に第2ポストとの間でテストを行う
という過程をへて、テスト失敗した場合には、1
つ前のポストに〓折返し構成指令〓を発し、次い
で逆時計まわりのポストに関して、同様な手順を
ふんで不良ケ所の1つ前のポストに〓折返し構成
指令〓を発し、最後にマスタポスト自身を〓折返
し解除〓することで健全部分だけで1つのループ
を構成する方法がある。
2ループ構成における上記2つの従来例におい
ては、マスタポストが必要であること、不良回復
時にはマスタポストからの〓折返し解除指令〓が
必要であること、健全ループから排除されたリモ
ートポストは伝送機能を失うこと、などの欠点を
もつている。
〔本発明の目的〕
このようなデータ伝送装置においては、マスタ
ポストとリモートポストとの間の情報伝送の他
に、リモートポスト相互間での情報伝送の必要性
も大きい。また、特定のマスタポストに回線制御
機能を持たせておくことは、このマスタポストが
ダウンしたときにシステム全体がダウンすること
となるので、各ポストが完全平等な機能を有する
分散形システムが望ましい。したがつて、回線制
御機能としては、不良区間を区分排除し残余の健
全ループが機能を維持できること、区分排除され
た区間の中に健全区間があるときは、その健全区
間でのポスト間の伝送機能は生きつづけること、
不良原因が回復したときは、特別の扱いなしに、
自動的にループを回復・復元できること、以上の
機能が特定のマスタポストがなくても可能な完全
分散形であること、などが望まれる。
本発明はこれらの諸要望を実現できる回線制御
方式を提案するものである。
〔発明の実施例〕
第5図と第6図は、本発明の実施例のうち、1
ループで各ポストを結合するループ状回線構成の
例である。第5図はポストが線状に配列されてい
る場合を示し、第6図は、ポストが分岐状に配列
されている場合の例で、電気鉄道の変電所遠力制
御の場合等に適用される例を示す。
本発明では、伝送機能上の特別のマスタポスト
は必要ないので、図上でも全ポストとも同等な番
号3を示している。
ポスト相互間の情報連絡は、第7図に示すよう
な伝送符号によつて行われる。すなわち、伝送路
上には、送信ポストがないときには第7図aに示
す。回線空き状態を表わす特定の符号〓回線(空
き)符号〓が巡回している。SYNCは同期符号で
Wは回線の〓空き〓と〓占有〓を区別して示す符
号で、第7図では回線空きのとき0、占有を示す
とき1としてある。送信要求のないポストは回線
(空き)符号を受信するとこれを遅延再生中継す
る。
回線空き符号は、ループ内に1個だけが許され
る。送信要求のあるポストは、〓回線(空き)符
号〓を受けると、これを〓回線(空き)符号〓に
転化し、そのあと情報伝送データ符号を付して送
信する。回線(空き)符号を回線(占有)符号に
転化することによつて、そのポストは送信権を入
手する。送信ポストがデータ伝送中は、ループ内
には回線(空き)符号は存在しない。〓回線(空
き)符号〓と〓回線(占有)符号〓とを総称して
〓回線符号〓と云う。第7図bは回線(空き)符
号付情報データ符号でFは伝送手順種別を表す伝
送制御コード、FRは送信局コード、TOは受信
局コード、DATAは伝文コードである。
情報伝送は、2連送式、返信照合式等各種の手
順がありうるが、ともかく送信を完了した送信ポ
ストは自己の責任において〓回線(空き)符号〓
1個だけをループ回線に注入し特定しない他がポ
ストに送信権を委譲する。
最初の〓回線(空き)符号〓のループへの注入
者が必要となるが、回線空き符号の注入をただ1
つの特定のポスト(例えばマスタ−ポスト)に限
定すれば、このシステムは集中形システムとな
り、回線符号の注入を、そのときループ回線に参
加しているポストのうちからどれか1つのポスト
が行うとすれば、そのシステムは分散形システム
となる。本発明には、分散形システムを適用す
る。
すなわち、各ポストの各受信点に〓回線符号監
視回路〓を設け、回線符号欠けを検出する機能を
有し、回線符号欠けを検出すると、新らしい回線
(空き)符号を注入するものとし、各ポストにそ
れぞれ異なる回線符号欠け検出時間Ti(最終の回
線符号受信から回線符号欠けと認定するまでの経
過時間)を設定し、その設定時間のポスト間の差
Ti−Tjを符号のループ一巡時間Tlより大きく設
けておけば、すなわち |Ti−Tj|>Tl、(i≠j) とすれば、回線空き符号の注入は、ループ内でい
ずれか1つのポストだけ限定できる。
以上の伝送手順を〓分散形回線符号巡回方式〓
と呼ぶこととし、本発明は、この分散形回線符号
巡回方式の伝送手順を適用する。この方式によれ
ば複数ポストを含む任意の小ループには、マスタ
ポストの有無に関係なく、回線(空き)符号が自
動的に巡回を始め、任意の小ループ内のポスト相
互間の情報授受機能は維持される。(この回線符
号注入ルールを後の説明のために〓ルール(0)
〓と名ずけておく) 第8図は、本発明実施例における各ポスト3の
構成例を示すブロツク図である。第8図では、右
向き回線対応の回路をA系、左向き回線対応の回
路をB系を名付けている。4A,4Bは復調回
路、5A,5Bは変調回路、6A,6Bは伝送制
御部、7はは、入出力制御・モード制御部であ
る。
伝送制御部6A,6Bは、受信符号の遅延再生
中継、受信・送信符号の変換等の通常の符号伝送
上の機能の他に、復調器4A,4Bから出力され
るキヤリヤ信号レベル低下信号14A,14Bを
受けて、キヤリヤ信号断の発生・回復の認知、キ
ヤリヤ信号断信号からなる〓打診信号〓(後述)
の検出、端末モード移行の必要性の判定、打診信
号送信の認定等を行う〓回線キヤリヤ監視回路〓
62A,62Bを持つ、また受信回線符号の監視
を考い、回線符号欠けの検出、回線符号の注入、
〓分解符号〓(後述)の注入、端末モードへの移
行の必要性判定、近接回線符号受信判定等を行う
〓回線符号監視回路〓63A,63Bを持つ。
ポストへの入力情報8は、入出力制御・モード
制御7でとり込まれ、伝送制御部6A,6Bで符
号化され、変調器5A,5Bで変調され送信され
る。受信された情報は、復調器4A,4Bで復調
され、伝送制御部6A,6Bで、遅延再生中継さ
れ、変調器5A,5Bをとうつて送信され、ま
た、伝送制御部6A,6Bで符号変換されて、入
出力制御・モード制御7を介して、出力情報8と
して出力される。
9は、モード切替リレー(Mリレー)で、その
接点が10A,10Bである。Mリレーが付勢さ
れると、符号伝送ルートとしては、変調器5Aの
出力は、Mリレーの接点10A−折返しルート1
3A−を経て、1−2回線側BS点に送出される。
同じく変調器5Bの出力は、Mリレー接点10B
−折返しルート13Bを経て1−1回線側AS点
へ送出される。すなわちMリレーの付勢によつ
て、ループの折返しが変調波のレベルで、物理的
に行われるこの結合形態を〓端末モード〓とい
う。
またMリレーが消勢すると、伝送ルートは変調
器5Aの出力は、回線1−1側AS点へ、変調器
5Bの出力は回線1−2側のBS点へ出力され、
ループはポストにおいて中継される形となる。こ
れを〓中継モード〓という。モード切替リレー
は、1ポストに1ケ設けられ;A系伝送制御部6
A,6B系伝送制御部6Bにおける回線キヤリヤ
状況、回線符号の到来状況に対応して、後述のル
ールの元に、入出力制御・モード制御7によつて
制御される。
第9図は、上記の2つのモードを概念的に示し
た説明図である。
第8図の11A,11Bは、打診信号(後述)
を送出する〓打診リレー〓(Dリレー)である。
このリレーの接点12Aまたは12Bの開閉に
より、端末モード中の送信キヤリヤ信号が断続さ
れる。
本発明の実施例においては、キヤリヤ信号の断
続形式として第10図に示す2つの形式を用い
る。1つは、第10図aに示す第1打診信号で、
他の1つは第10図bに示す第2打診信号であ
る。断続信号巾のうち、キヤリヤパルス巾toは、
断回復認定時間より小さく設定し、またキヤリヤ
パルス間隔t1、t2は、断検出認定時間より短かく
設定する。つまり、回線断の発生、回復の認識に
影響を与えないでキヤリヤパルスの伝送を行い得
るように設定する。
第8図の14A,14Bは復調器4A,4Bが
検出するキヤリヤ信号レベル低下検出信号であ
る。
この信号は伝送制御部6A,6Bの中に設ける
〓回線キヤリヤ監視回路〓62A,62Bにおい
て、キヤリヤ断の発生回復の認知、打診信号受信
認知に用いられる。
以上の構成の元において、回線障害が発生・回
復した場合の各ポストの行う回線制御とその結果
としての全体ループ伝送路の回線構成移行につい
て、次にのべる。
各ポストに次のルールを与える。
〔ルール(1)〕 回線断を検出したポストは、自己
を端末モードに移行させ、第1打診
信号を折返し送出する。
〔ルール(2)〕 第1打診信号を検出したポストは
自己を端末モードに移行させ、第2
打診信号を折返し送出する。
〔ルール(3)〕 第2打診信号を検出したポスト
は、自己を端末モードに移行させ、
キヤリヤ信号を折返し送出する。
〔ルール(4)〕 キヤリヤ信号を受信したポスト
は、断回復を認識し、キヤリヤ信号
を送出する。
上記のルールは、回線キヤリヤ監視回路62
A,62Bおよび入出力制御・モード制御7によ
つて、Aリレー制御およびMリレー制御によつて
行う。
第11図は、本発明の実施例において、第2ポ
スト3−2と第3ポスト3−3の間で回線が切断
され再び回復されたときのポストおよびループの
挙動を説明する図である。2つのポスト以外は記
載を省略している。ポスト3−2は、断を検出し
〔ルール(1)〕により端末モードとなり、第1打診
信号を発し、ポスト3−3は、第1打診信号受信
により〔ルール(2)〕により、端末モードとなり、
第2打診信号を発す。ここにおいて、第11図b
に示す状態となり、1つのループ1が3つの部分
ループ、ループ、ループ、ループに分割さ
れる。健全部分ループ(ループ、ループ)に
は、やがて前記の回線符号注入ルール〔ルール
(0)〕によつて、回線符号が巡回し、情報伝送機
能を確立する。不良部分ループ(ループ)だけ
が、区分排除され、回線回復待ちの打診中状態に
なる。
回線断が回復し、ポスト3−3の発しつづけて
いる第2打診信号がポスト3−2に到来すると、
ポスト3−2は、〔ルール(3)〕により、キヤリヤ
信号を発し、これを受信したポスト3−3は〔ル
ール(4)〕によりキヤリヤ信号を発し、結果として
部分ループには、キヤリヤ信号が充満状態(第
11図c)となり、やがて、回線(空き)符号注
入ルール〔ルール0〕により、ループに回線符
号が巡回をはじめ、ループの情報伝送機能が回
復する。
第12図は分岐区間で回線断が発生した場合の
本発明の挙動を説明する図である。図示の三つの
ポスト以外は記載を省略している。今ポスト3−
6とポスト3−3の間の回線が断たれたとすれ
ば、第12図bに図示の如く、ポスト3−3〔ル
ール(1)〕により第1打診信号を発し、ポスト3−
4は〔ルール(2)〕により第2打診信号を発し、ポ
スト3−6は〔ルール(3)〕によりキヤリヤ信号を
発し、各ポストは、端末モードへ移行する。不良
区間だけで1つの小ループをつくり、回復待ちの
打診中状態となり、残りの区間は三つの健全小ル
ープに分割され、回線符号が巡回をはじめる。
回線断が回復すると、ポスト3−3がキヤリヤ
信号を受信することとなり、〔ルール(4)〕により
キヤリヤ信号を発し、順次ポスト3−4、ポスト
3−6が〔ルール(4)〕によりキヤリヤ信号を発し
不良回復区間にキヤリヤ信号が充満し、やがて回
線符号が巡回をはじめ、不良回復区間の情報伝送
機能が回復する。
各ポストに次の〔ルール(5)〕を設けることによ
つて、健全な小ループと健全に回復した小ループ
とは自動的に融合される。すなわち、 〔ルール(5)〕 端末モードポストは自己の両側ル
ープいずれも回線符号が巡回し始め
ると、自己を中継モードに移行させ
る。
この機能は第8図の〓回線符号監視回路〓63
A,63Bにおける近接回線符号巡回判定回路お
よびモード制御・入出力制御部7が行う。
回線断が回復したとき、以上によつて、自動的
にループが回復する。回復したループに回線(空
き)符号が存在しなければ〔ルール(0)〕の回
線(空き)符号が出現し巡回をはじめる。
次にポストに次のルールを設ける。
〔ルール(6)〕 中継モードポストは、回線符号欠
け検出N回(たとえば3回)で端末
モードに移行する。
〔ルール(7)〕 端末モードポストは、回線符号欠
け検出N回で、各ポストに対して端
末モードへの移行を指令する〓分解
符号〓を発信する。
〔ルール(8)〕 〓分解符号〓を受信した中継モー
ドポストは、受信した分散符号を中
継するとともに自らを端末モードに
する。
〔ルール(9)〕 分解符号送信ポストは、分解符号
を受信すると、ループが回復したも
のとみなして、分解符号の送信を停
止し、回線(空き)符号を送出し、
巡回させる。
これらのルールは、第8図の〓回線符号監視回
路〓63A,63Bに設ける。分解符号は、第1
3図に示す形式とする。
以上のルールを発動すると、回線断を併わない
で、符号の巡回が停止する故障が発生した場合
に、次の如くなる。
第14図は、不良ケ所がポスト3−4のB系〓
符号中継変換回路〓(第8図61B)に発生した
場合の例を示す図である。
ループの中で、回線符号欠け検出時間の最も小
さいポストをポスト3−3だとすれば、ポスト3
−3は、〔ルール(0)〕によつて分解符号欠を検
出し、検出するつど回線(空き)符号をループへ
注入するが、回線(空き)符号はループを一巡せ
ず、ポスト3−3が回線符号欠け検出をN回行う
と〔ルール(6)〕によつて自己を端末モードに移行
させ、ループを2つに分割する。
ポスト3−3の左側ループは健全ループなの
で、やがて〔ルール(0)〕によつて回線符号が
正常に巡回をはじめる。
ポスト3−3の右側ループは不良原因を持つの
で回線符号は巡回せず、ポスト3−3は回線符号
欠けを検出した回線(空き)符号をそのつど注入
するが、回線符号欠け検出N回目になると〔ルー
ル(7)〕によつて〓分解符号〓を送出する。(第1
4図cの段階)。ポスト3−4,3−5,3−6
は〔ルール(8)〕により、分解符号を中継しつつ自
己を端末モードに移行させ、結果として第14図
bの如く、ポスト3−3の右側ループは、単位要
素ループに分解される。
健全な単位要素ループには、〔ルール(0)〕に
よつて回線符号が巡回をはじめ〔ルール(5)〕によ
つて、健全ループ相互は、融合されてゆき、回線
符号が巡回できない不良要素ループだけが、不良
ループとして残存する。第14図eは、この段階
を示すもので、不良要素ループにおいては、ポス
ト3−4とポスト3−5のいずれかのポストが分
解符号を送信しつつ、不良回復を待つ状態になつ
ている。この間ポスト3−5とポスト3−6の健
全要素ループでは、回線符号が巡回し、相互間の
情報連絡機能は生きている。不良要素ループでは
不良ケ所が回復すると〔ルール(9)〕によつて回線
符号が巡回する状況に至り、(第14図fの段
階)、〔ルール(5)〕により、全ループが融合され1
つのループとなる。
第15図は、2ループ構成の場合の例を示す。
2ループ構成におけるポスト3の構成は、1ルー
プ構成におけるポスト構成と同じで、第8図の構
成を適用する。通常は第1ループを使用系とし、
使用系不良の場合は予備系としての第2ループを
用いる。使用ループ不良の認定は、断検出または
回線符号欠け検出で認定されるが、最初に不良を
認識したポストは、予備ループに回線(空き)符
号を注入することで、使用ループの切替えが実現
される。2ループとも不良の場合、第2ループで
断を検出したポストはルール(1)、(2)、(3)、(4)によ
り、不良ループと健全ループに2ループを分割
し、不良ループの回復を待つ。また第2ループで
回線符号欠け検出をしたポストは、ルール(6)、
(7)、(8)により、分解符号を発する。第15図にお
いては、第1ループの不良がポスト3−4のA系
の「符号中継変換回路」(第8図61A)で発生
し、その後第2ループの不良がポスト3−3のB
系の「符号中継変換回路」(第8図61B)で発
生し、そのために生ずる回線符号欠けをポスト3
−2で検出する場合を示している。ポスト3−2
が発する分解符号は、ポスト3−3、ポスト3−
4までとどき、ポスト3−3とポスト3−4とが
端末モードに移行する(第15図cの段階)。
その後〔ルール(5)〕により、健全要素ループが
融合されて、最終的には不良要素ループと健全ル
ープとに分割され、不良要素ループは不良回復を
待つ状態となる(第15図d段階)。
第15図に見られるように、2ループ構成にお
いては、その1部区間を排除した2ループは1ル
ープ構成となつており、したがつて、1ループ構
成におけるルールと、2ループ構成におけるルー
ルとは、同一ルールとなる。2者のちがいは、2
ループ構成においては、両ループとも不良となる
まで各種ルールの発動をひかえる点にあるだけで
ある。
以上により、マスタポストなしに、不良ケ所の
分離と、不良ケ所消滅時のループの回復が自動的
に行われる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、特定のマ
スタポストを設けることなしに、ループ状伝送路
の異常ケ所を排除して残余の健全ループでの伝送
機能を維持し、また異常の回復時においては自動
的にループを回復することができる。これによ
り、システムの伝送機能を維持することができる
とともに、不良ケ所の自動探索・分離が可能とな
り、障害復旧も容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来例の1つのループ状伝送路で結
合されたループ式データ伝送システムの系統構成
図、第2図は従来例のリモートポストの構成図、
第3図は従来例の2つのループ状伝送路で結合さ
れたループ式データ伝送システムの系統構成図、
第4図は、第3図のループ式データ伝送システム
に、伝送不良が発生した場合の回線折返し状況
図、第5図は、本発明の適用された一実施例で1
ループで各ポストを結合するループ状回線構成
図、第6図は、本発明の適用された一実施例で、
ポストが分岐配列されているループ状回線構成
図、第7図a,bは伝送符号の1例の構成図、第
8図は本発明の実施例におけるポストの構成を示
すブロツク図、第9図は、本発明の実施例におけ
るポストのモードを概念的に示した説明図、第1
0図a,bは、本発明の打診信号の波形図、cは
キヤリヤ信号の波形図、第11図a〜eは、本発
明の回線制御方式の発動手順を説明する回線構成
移行図(キヤリヤ信号断の場合の例)、第12図
a〜cは、本発明の回線制御方式の発動手順を説
明する回線構成移行図(3分岐区間の例)、第1
3図は、本発明にかかわる分解符号の構成図、第
14図a〜fは、本発明の回線制御方式の発動手
順を説明する回線構成移行図(回線符号欠けの場
合の例)第15図a〜dは、本発明を2つのルー
プ状伝送路に適用した他の実施例で、回線制御方
式の発動手順を説明する回線構成移行図である。 1…ルプ状伝送路、2…マスタポスト、3…リ
モートポスト、4…復調器、5…変調器、6…伝
送制御部、7…モード制御・入出力制御部、8…
入出力情報、9…モード切替リレー、10…モー
ド切替リレー接点、11…打診リレー、12…打
診リレー接点、13…折返しルート、14…キヤ
リヤ信号レベル低下信号、15…受信レベル検出
器、16…リモートポスト本体部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の情報伝送装置(ポスト)がループ状
    伝送路によつてつながれ、常時は伝送路に回線空
    きを表す1個の回線(空き)符号が各ポストで再
    生中継されながら巡回し、他ポストへの情報の伝
    送の必要に発生したポストは、回線(空き)符号
    を受信したときに、これを回線の占有を表す回線
    (占有)符号に転化したのち、他ポストへの情報
    を送信し、情報を送り終わつた送信ポストが、再
    び、回線(空き)符号を伝送路に注入することに
    より、複数ポスト間の送信権の委譲を行い、最初
    の回線(空き)符号の伝送路への注入および、回
    線(空き)符号が消滅したときの新規な補充注入
    を、ループ状伝送路に結合されているポストのう
    ち、最も短い回線符号欠け監視時間を持つポスト
    が行うこととする分散形ループ式情報伝送システ
    ムで、1つのループ状伝送路で各ポストがむすば
    れる伝送システムにおいては、ループの往路と復
    路との両方が各ポストに立ち寄るようにループが
    設けられており、2つのループ状伝送路で各ポス
    トがむすばれる伝送システムにおいては、2つの
    ループの信号伝送方向が逆向きとなつており、各
    ループが1回だけ各ポストに立ち寄るようにルー
    プが設けられているループ式伝送システムにおい
    て、各ポストは信号を中継する中継モード結合と
    信号を折返す端末モード結合とを切替えるモード
    切替回路を有し、端末モードとすることによりそ
    ループをのポストで2分割し、中継モードとする
    ことによりそのポストで分割されているループを
    融合可能とし、各ポストに回線キヤリヤ信号の断
    を検出する回路およびキヤリヤ断続信号を検出す
    る回路および送出キヤリヤを断続する回路を設
    け、回線キヤリヤ信号断を検出したポストは自己
    を端末モードに切替えてキヤリヤ断続信号を折返
    し送信し、キヤリヤ断続信号を検出したポストは
    自己を端末モードに切替えて第2のキヤリヤ断続
    信号を折返し送信し、第2のキヤリヤ断続信号を
    検出したポストは自己を端末モードに切替えてキ
    ヤリヤ信号を折返し送信することとし、これによ
    り、キヤリヤ信号断が発生したときに、キヤリヤ
    信号断原因点を含む部分ループとキヤリヤ信号断
    原因点を含まない部分ルーブとに分割し、各ポス
    トに回線符号の近接巡回を判定する回路を設け、
    端末モードポストが自己で折返している2つのル
    ープのいずれのループにも回線符号の近接巡回を
    検出したときに、自己を中継モードに切替えて自
    己の左右の2つのループを1つのループに融合
    し、これにより、回線キヤリヤ信号断が消滅した
    ときに分割されている2つのループを融合させる
    ことを特徴とするループ式信号伝送回線制御方
    式。 2 複数個の情報伝送装置(ポスト)がループ状
    伝送路によつてつながれ、常時は伝送路に回線空
    きを表す1個の回線(空き)符号が各ポストで再
    生中継されながら巡回し、他ポストへの情報の伝
    送の必要に発生したポストは、回線(空き)符号
    を受信したときにこれを回線の占有を表す回線
    (占有)符号に転化したのち、他ポストへの情報
    を送信し、情報を送り終わつた送信ポストが再び
    回線(空き)符号を伝送路に注入することによ
    り、複数ポスト間の送信権の委譲を行い、最初の
    回線(空き)符号の伝送路への注入および回線
    (空き)符号が消滅したときの新規な補充注入を、
    ループ状伝送路に結合されているポストのうち最
    も短い回線符号欠け監視時間を持つポストが行う
    こととする分散形ループ式情報伝送システムで、
    1つのループ状伝送路で各ポストがむすばれる伝
    送システムにおいては、ループの往路と復路との
    両方が各ポストに立ち寄るようにループが設けら
    れており、2つのループ状伝送路で各ポストがむ
    すばれる伝送システムにおいては、2つのループ
    の信号伝送方向が逆向きとなつており、各ループ
    が1回だけ各ポストに立ち寄るようにループが設
    けられているループ式伝送システムにおいて、各
    ポストは信号を中継する中継モード結合と信号を
    折返す端末モード結合とを切替えるモード切替回
    路を有し、端末モードとすることによりループを
    そのポストで2分割し、中継モードとすることに
    よりそのポストで分割されているループを融合可
    能とし、各ポストに回線符号の継続未到来を検出
    する回路および各ポストに対して端末モードへの
    移行を指令する分解符号を発信する回目を設け、
    中継モードにおいて回線符号欠け継続を検出した
    ポストは自ら端末モードに初替え、端末モードに
    おいて分解符号を折返し送出し、中継モードにお
    いて分解符号を受信したポストは分解符号を中継
    するとともに自己を端末モードに切替え、これに
    より、分解符号の巡回途絶にさいしてループを要
    素ループに分解可能とし、各ポストに回線符号の
    近接巡回を判定する回路を設け、端末モードポス
    トが自己で折返している2つのループのいずれの
    ループにも回線符号の近接巡回を検出したとき
    に、自己を中継モードに切替えて自己の左右の2
    つのループを1つのループに融合するものとし、
    分解されている要素ループのうち、回線符号が巡
    回開始するループ相互を順次融合し、最終的には
    伝送不良個所を含むループと伝送不良個所を含ま
    ないループとにループを分解し、伝送不良が回復
    したときには、伝送不良個所を含むループに回線
    符号が巡回することによつて、分解されている部
    分ループを1つのループに融合することを特徴と
    するループ式信号伝送回線の回線制御方式。
JP58194403A 1983-10-19 1983-10-19 ル−プ式信号伝送回線の回線制御方式 Granted JPS6086945A (ja)

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US06/657,017 US4622664A (en) 1983-10-19 1984-10-02 Channel control system for loop type signal transmission channel
FR8415902A FR2553952B1 (fr) 1983-10-19 1984-10-17 Systeme de commande de voie pour voie de transmission de signaux du type a boucle

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