JPH0736560B2 - ネツトワ−ク拡張方式 - Google Patents
ネツトワ−ク拡張方式Info
- Publication number
- JPH0736560B2 JPH0736560B2 JP61010050A JP1005086A JPH0736560B2 JP H0736560 B2 JPH0736560 B2 JP H0736560B2 JP 61010050 A JP61010050 A JP 61010050A JP 1005086 A JP1005086 A JP 1005086A JP H0736560 B2 JPH0736560 B2 JP H0736560B2
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- Japan
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- ring
- network
- communication
- test
- transmission
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リング状ネットワークの拡張方式に係り、特
に新規ステーション(ST)の立上り、もしくは障害復旧
に応じて、ネットワークを順次拡張してゆくのに好適な
ネットワーク拡張方式に関する。
に新規ステーション(ST)の立上り、もしくは障害復旧
に応じて、ネットワークを順次拡張してゆくのに好適な
ネットワーク拡張方式に関する。
複数のステーションがリング状の伝送路で接触されるネ
ットワーク・システムにおいて、リング状ネットワーク
の障害復旧監視方式は、ネットワークの拡張制御に適用
することができる。
ットワーク・システムにおいて、リング状ネットワーク
の障害復旧監視方式は、ネットワークの拡張制御に適用
することができる。
従来の障害復旧監視方式としては、例えば特開昭59−50
639号もしくは特開昭58−197940号公報に記載のものが
知られている。この場合、障害の箇所の一方の側に隣接
するST(ST#A)が、他方の側に隣接するST(ST#B)
に対して一種の監視信号を障害箇所を通して送出するよ
うにし、ST#Bが上記監視信号を受信できたか否かにに
より障害部の回復を検知するようにしている。しかしな
がら、これらの従来の監視方式では、ST#AとST#Bと
の間に伝送路、例えば現用系の第1のリング伝送路と待
機系の第2のリング伝送路とが繋がっていない。すなわ
ち、例えばトークンが上記両ST間を正常に周回できるこ
とを保障する点、即ち、MACレベル通信の正常性保障に
ついての配慮がなされていない。
639号もしくは特開昭58−197940号公報に記載のものが
知られている。この場合、障害の箇所の一方の側に隣接
するST(ST#A)が、他方の側に隣接するST(ST#B)
に対して一種の監視信号を障害箇所を通して送出するよ
うにし、ST#Bが上記監視信号を受信できたか否かにに
より障害部の回復を検知するようにしている。しかしな
がら、これらの従来の監視方式では、ST#AとST#Bと
の間に伝送路、例えば現用系の第1のリング伝送路と待
機系の第2のリング伝送路とが繋がっていない。すなわ
ち、例えばトークンが上記両ST間を正常に周回できるこ
とを保障する点、即ち、MACレベル通信の正常性保障に
ついての配慮がなされていない。
国際標準化機構ISO(International Standard Organiza
tion)で規定される開放型システムの接続OSI(Open Sy
stem Interconnection)によれば、7レイヤー・モデル
の下位第2層、即ちデータ・リンク・レイヤDLC(Data
Link Layer)は、更にメディア・アクセス・コントロー
ルMAC(Medium Access Control)と論理リンク制御LLC
(Logical Link Control)とに分けられている。上記モ
デルに照らした場合、従来方式では下位第1層、即ちPH
Y(Physical:物理レイヤー)だけしか試験及びその正常
性確認ができない。
tion)で規定される開放型システムの接続OSI(Open Sy
stem Interconnection)によれば、7レイヤー・モデル
の下位第2層、即ちデータ・リンク・レイヤDLC(Data
Link Layer)は、更にメディア・アクセス・コントロー
ルMAC(Medium Access Control)と論理リンク制御LLC
(Logical Link Control)とに分けられている。上記モ
デルに照らした場合、従来方式では下位第1層、即ちPH
Y(Physical:物理レイヤー)だけしか試験及びその正常
性確認ができない。
上記従来技術では、MACレベル通信の正常性を確認する
点について配慮されておらず、PHY機能が正常でもMAC機
能が異常であれば正常に通信できないため、障害復旧の
回復を監視する方法としては不充分となる問題があっ
た。
点について配慮されておらず、PHY機能が正常でもMAC機
能が異常であれば正常に通信できないため、障害復旧の
回復を監視する方法としては不充分となる問題があっ
た。
本発明の目的は、MACレベル通信の正常性をも確認でき
るネットワーク監視方式を提供することある。本発明の
他の目的は、この監視方式を応用して、STを不規則に立
上げながらネットワークを順次に拡張する機能、すなわ
ち、STを順次にネットワークに組込んでゆくための制御
方式を提供することにある。
るネットワーク監視方式を提供することある。本発明の
他の目的は、この監視方式を応用して、STを不規則に立
上げながらネットワークを順次に拡張する機能、すなわ
ち、STを順次にネットワークに組込んでゆくための制御
方式を提供することにある。
上記目的は、ネットワークに新規に組込むSTもしくは障
害復旧を監視するSTを含めた形で試験用のリングを構成
し、この試験リングを介してMCAレベル通信の正常性を
確認することにより達成される。尚、MACの上位レイヤ
ー、即ちLLC以上の機能は伝送路の形態に依存しないた
め、上記試験リングによる正常性確認対象とする必要は
ない。
害復旧を監視するSTを含めた形で試験用のリングを構成
し、この試験リングを介してMCAレベル通信の正常性を
確認することにより達成される。尚、MACの上位レイヤ
ー、即ちLLC以上の機能は伝送路の形態に依存しないた
め、上記試験リングによる正常性確認対象とする必要は
ない。
障害部分が正常に回復したこと、あるいはネットワーク
に新規に組込まれる回路部分に異常が無いことを確認に
検知するためには、検知対象となる部分をネットワーク
本来の通信形態の中で試験することが望ましい。従っ
て、リング・ネットワークを対象とした場合、障害部分
あるいは新規追加部分の正常性の確認試験は、既に稼動
状態にある正規のリング状ネットワークとは独立して、
上記試験対象を含むもう1つのリングが構成されるよう
にしておき、この試験用のリングの中で正規ネットワー
クに影響を及ぼすことなく試験動作を行なうようにすれ
ばよい。
に新規に組込まれる回路部分に異常が無いことを確認に
検知するためには、検知対象となる部分をネットワーク
本来の通信形態の中で試験することが望ましい。従っ
て、リング・ネットワークを対象とした場合、障害部分
あるいは新規追加部分の正常性の確認試験は、既に稼動
状態にある正規のリング状ネットワークとは独立して、
上記試験対象を含むもう1つのリングが構成されるよう
にしておき、この試験用のリングの中で正規ネットワー
クに影響を及ぼすことなく試験動作を行なうようにすれ
ばよい。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の特徴を最も良く表わすSTの内部構成
図、第2図はネットワークシステムの全体構成図であ
る。
図、第2図はネットワークシステムの全体構成図であ
る。
第2図に於いて、1は集線機能を持ったST(以下、集線
装置と記す)、2は集線装置に接続される端末装置、3
は複数の集線装置を互いに接続する第1,第2の伝送路か
らなる二重のリング伝送路である。また、各集線装置1
は、端末装置2をリング伝送路に接続するための複数の
端末接続支線4を備えている。
装置と記す)、2は集線装置に接続される端末装置、3
は複数の集線装置を互いに接続する第1,第2の伝送路か
らなる二重のリング伝送路である。また、各集線装置1
は、端末装置2をリング伝送路に接続するための複数の
端末接続支線4を備えている。
第1図は隣接する2つの集線装置について、その内部構
成を示したものである。符号1〜4は前記各要素に対し
ている。5は伝送路の異常対策として、例えば第1伝送
路から第2伝送路、あるいはこれと逆方向の伝送路折返
し等を行なうための二重系伝送路スイッチ機構、6は当
該集線装置に接続される端末装置間だけ局所的な通信を
可能とする局所リング30の構成と該局所リングのネット
ワークへの結合を行なうためのスイッチ機構、7は端末
接続支線4を局所リング30に選択的に接続あるいは切離
すための支線バイパス・スイッチ機構、8は新規ネット
ワークに加えるべき部分、すなわち拡張されるリング伝
送路部分の正常性をテストするための制御動作を行なう
従通信制御装置、9は上記各種のスイッチ機構を制御す
ると共に端末装置2や従通信制御装置8と通信してネッ
トワーク上での通信制御を行なう主通信制御装置、10は
電源投入により集線装置が立上ったことや障害が回復し
たことを予め決めた電流値等により検知するための起動
信号検出回路である。
成を示したものである。符号1〜4は前記各要素に対し
ている。5は伝送路の異常対策として、例えば第1伝送
路から第2伝送路、あるいはこれと逆方向の伝送路折返
し等を行なうための二重系伝送路スイッチ機構、6は当
該集線装置に接続される端末装置間だけ局所的な通信を
可能とする局所リング30の構成と該局所リングのネット
ワークへの結合を行なうためのスイッチ機構、7は端末
接続支線4を局所リング30に選択的に接続あるいは切離
すための支線バイパス・スイッチ機構、8は新規ネット
ワークに加えるべき部分、すなわち拡張されるリング伝
送路部分の正常性をテストするための制御動作を行なう
従通信制御装置、9は上記各種のスイッチ機構を制御す
ると共に端末装置2や従通信制御装置8と通信してネッ
トワーク上での通信制御を行なう主通信制御装置、10は
電源投入により集線装置が立上ったことや障害が回復し
たことを予め決めた電流値等により検知するための起動
信号検出回路である。
以上の構成を前提に、本発明の一実施例動作を述べる。
先ず、ネットワーク内でひとつの集線装置1だけを立上
げた場合、それに含まれる主通信制御装置9は信号、例
えば特定なデータ・パターンを出力し、この信号がリン
グ伝送路3を一巡して所定時間内に戻ってくるか否かを
監視する。もし、所定時間を経過しても上記信号の戻り
を検知できない場合は、伝送路3を経由するリング状ネ
ットワークでの通信は不能と判断し、当該集線装置内で
閉じた局所リングを形成すべく局所リング・スイッチ機
構6に作動信号を与える。局所リングが形成されると、
少なくとも当該集線装置に接続された端末装置間では通
信が可能となる。尚、上記動作を行なうために、まだ立
上っていない集線装置1では、受信した信号をそのまま
中継できるように各通信制御装置8および9等が伝送路
3からバイパスされるようにしておく。こうすることに
より、局所リング30は、伝送路3に障害がある場合、あ
るいは伝送路3の総長が立上った集線装置だけで信号中
継するには長過ぎる場合に限って形成されることにな
る。
先ず、ネットワーク内でひとつの集線装置1だけを立上
げた場合、それに含まれる主通信制御装置9は信号、例
えば特定なデータ・パターンを出力し、この信号がリン
グ伝送路3を一巡して所定時間内に戻ってくるか否かを
監視する。もし、所定時間を経過しても上記信号の戻り
を検知できない場合は、伝送路3を経由するリング状ネ
ットワークでの通信は不能と判断し、当該集線装置内で
閉じた局所リングを形成すべく局所リング・スイッチ機
構6に作動信号を与える。局所リングが形成されると、
少なくとも当該集線装置に接続された端末装置間では通
信が可能となる。尚、上記動作を行なうために、まだ立
上っていない集線装置1では、受信した信号をそのまま
中継できるように各通信制御装置8および9等が伝送路
3からバイパスされるようにしておく。こうすることに
より、局所リング30は、伝送路3に障害がある場合、あ
るいは伝送路3の総長が立上った集線装置だけで信号中
継するには長過ぎる場合に限って形成されることにな
る。
局所リング30を形成した状態にある集線装置1が、リン
グを拡張する手順は次の通りである。
グを拡張する手順は次の通りである。
この状態では、先ず、当該集線装置のどちら側、例えば
右回りの第1の伝送路3Aの入力側か出力側のいずれの集
線装置が立上ったかを検知する必要がある。この検知
は、起動信号検出回路10を用いて行なうことができる。
すなわち、新規に立上った集線装置は、上述したように
伝路路の状態確認のための信号を送出するようになって
いるため、起動信号検出回路10でこれを検知できる。こ
の信号が検知されると、主通信制御装置は新規立上り集
線装置との間に試験用のリングを形成し、このリング部
分の正常性をテストする。
右回りの第1の伝送路3Aの入力側か出力側のいずれの集
線装置が立上ったかを検知する必要がある。この検知
は、起動信号検出回路10を用いて行なうことができる。
すなわち、新規に立上った集線装置は、上述したように
伝路路の状態確認のための信号を送出するようになって
いるため、起動信号検出回路10でこれを検知できる。こ
の信号が検知されると、主通信制御装置は新規立上り集
線装置との間に試験用のリングを形成し、このリング部
分の正常性をテストする。
第1図は、集線装置1−A−と1−Bとの間に上記試験
用のリング31が形成された状態を示している。
用のリング31が形成された状態を示している。
先に立上って既に局所リング30を形成した状態にある集
線装置1−Aは、従通信制御装置8と新規に立上った集
線装置1−Bとの間に該区間の正常性をテストするため
の試験用リング(テスト・リング)31を形成する。この
テスト・リング31は、稼動状態にある局所リング30とは
独立しているため、従通信制御装置8は、局所リング30
を介して行なわれている通信に影響を及ぼすことなくテ
スト・リング31の正常性をテストできる。また、このテ
ストは、リング状のテスト・リング31を介して行なえる
ので、前記したようにMACレベル通信の正常性迄が確認
できることになる。テスト・リングによるMACレベル通
信の正常性が確認されると、稼動状態にあるリングに該
テスト・リングが組み込まれる。
線装置1−Aは、従通信制御装置8と新規に立上った集
線装置1−Bとの間に該区間の正常性をテストするため
の試験用リング(テスト・リング)31を形成する。この
テスト・リング31は、稼動状態にある局所リング30とは
独立しているため、従通信制御装置8は、局所リング30
を介して行なわれている通信に影響を及ぼすことなくテ
スト・リング31の正常性をテストできる。また、このテ
ストは、リング状のテスト・リング31を介して行なえる
ので、前記したようにMACレベル通信の正常性迄が確認
できることになる。テスト・リングによるMACレベル通
信の正常性が確認されると、稼動状態にあるリングに該
テスト・リングが組み込まれる。
この場合のテストは、例えばトークン制御によるリング
・ネットワークでは、次のように行なうことができる。
この場合、主及び従の通信制御装置9,8には、例えば文
献「Token Ring Acces Method and Physical Lager Spe
cification,IEEE Standard 802.5 1985(ISO/DP8802/
5)」に記載されたプロトコルで動作する制御機能を付
与しておく。テスト・リング31に対しては、上記プロト
コルに従がって試験動作を行なう。もし、該リング上に
障害が無ければ、プロトコルは正常状態、即ちStand−b
yもしくはActive状態となる。一方、リング31上に障害
があれば、該プロトコルは異常状態、即ちBeacon状態と
なる。これによりテスト・リングのMACレベル通信の正
常性を確認することができる。
・ネットワークでは、次のように行なうことができる。
この場合、主及び従の通信制御装置9,8には、例えば文
献「Token Ring Acces Method and Physical Lager Spe
cification,IEEE Standard 802.5 1985(ISO/DP8802/
5)」に記載されたプロトコルで動作する制御機能を付
与しておく。テスト・リング31に対しては、上記プロト
コルに従がって試験動作を行なう。もし、該リング上に
障害が無ければ、プロトコルは正常状態、即ちStand−b
yもしくはActive状態となる。一方、リング31上に障害
があれば、該プロトコルは異常状態、即ちBeacon状態と
なる。これによりテスト・リングのMACレベル通信の正
常性を確認することができる。
第3図は、以上で述べてきたことを集線装置の動作フロ
ーにまとめたものである。例えば、電源投入により立上
った集線装置は、まず自集線装置が中継している伝送路
が既に使用中であれかどうかチェックする(ステップ31
0)。これは、例えば伝送路の受信を監視し、送信は行
なわない状態(聴取状態)において、伝送路上をトーク
ンが流れているかどうかを監視することにより行なえ
る。もし、トークンが流れていれば、伝送路は使用中で
あり、該伝送路へ定常接続する状態、即ち右回りの第1
の伝送路3A受信したデータを第1の伝送路へ中継する接
続状態となる(ステップ380)。もし伝送路が使用中で
なければ、次に、データがリングを一巡できるかどう
か、あるいは互いに通信できる他集線装置があるかどう
かをチェックする。このチェックのために、第1,第2の
両伝送路3A,3Bに起動信号が送出される(ステップ32
0)。もし、自集線装置が送出した起動信号が、例えば
第1の伝送路3Aを一巡して戻ってきたならば、データは
該リングを一巡できるとみなし該リングへの定常接続状
態とする(ステップ380)。もし、他集線装置が送出し
た起動信号を受信したなら、通信できる他集線装置があ
るとみなし両集線装置間でテスト・リング31を形成する
(ステップ350)。リング・通信プロトコルの正常性を
試験し、ここで正常性を確認したならば、該テスト・リ
ングを稼動リングに組み入れる(ステップ360)。テス
ト・リングを稼動リングに組み入れることにより、定常
接続状態になったなら、当該集線装置は、ネットワーク
拡張のための動作を終了する(ステップ370)。ステッ
プ320で送出した起動信号も他集線装置の起動信号も受
信できない場合、前述した局所リング30を形成する(ス
テップ340)。尚、上記動作のために、稼動リングを含
むが定常接続状態にはない集線装置は、他集線装置の立
上りを検知すべく、常時あるいは定期的にテスト・リン
グ側、若しくはこれを形成すべき側の伝送路の状態を監
視する。このためには、例えば前記起動信号を常時送出
していてもよく、また他集線装置が送出した起動信号を
検知した後にこれを送出するようにしてもよい。
ーにまとめたものである。例えば、電源投入により立上
った集線装置は、まず自集線装置が中継している伝送路
が既に使用中であれかどうかチェックする(ステップ31
0)。これは、例えば伝送路の受信を監視し、送信は行
なわない状態(聴取状態)において、伝送路上をトーク
ンが流れているかどうかを監視することにより行なえ
る。もし、トークンが流れていれば、伝送路は使用中で
あり、該伝送路へ定常接続する状態、即ち右回りの第1
の伝送路3A受信したデータを第1の伝送路へ中継する接
続状態となる(ステップ380)。もし伝送路が使用中で
なければ、次に、データがリングを一巡できるかどう
か、あるいは互いに通信できる他集線装置があるかどう
かをチェックする。このチェックのために、第1,第2の
両伝送路3A,3Bに起動信号が送出される(ステップ32
0)。もし、自集線装置が送出した起動信号が、例えば
第1の伝送路3Aを一巡して戻ってきたならば、データは
該リングを一巡できるとみなし該リングへの定常接続状
態とする(ステップ380)。もし、他集線装置が送出し
た起動信号を受信したなら、通信できる他集線装置があ
るとみなし両集線装置間でテスト・リング31を形成する
(ステップ350)。リング・通信プロトコルの正常性を
試験し、ここで正常性を確認したならば、該テスト・リ
ングを稼動リングに組み入れる(ステップ360)。テス
ト・リングを稼動リングに組み入れることにより、定常
接続状態になったなら、当該集線装置は、ネットワーク
拡張のための動作を終了する(ステップ370)。ステッ
プ320で送出した起動信号も他集線装置の起動信号も受
信できない場合、前述した局所リング30を形成する(ス
テップ340)。尚、上記動作のために、稼動リングを含
むが定常接続状態にはない集線装置は、他集線装置の立
上りを検知すべく、常時あるいは定期的にテスト・リン
グ側、若しくはこれを形成すべき側の伝送路の状態を監
視する。このためには、例えば前記起動信号を常時送出
していてもよく、また他集線装置が送出した起動信号を
検知した後にこれを送出するようにしてもよい。
本発明によれば、新規にリングを拡張しようとする部分
のMACレベル通信の正常性までテストできるので、障害
復旧の監視、及びシステム立上げ時における必要充分な
確認を行なえる。また、上記テストは、既に稼動状態に
あるリング伝送路とは別個の局部リングを形成して行な
われるため、稼動状態にあるネットワーク・システムに
影響を及ぼすことなくテストを実行できるという効果が
ある。
のMACレベル通信の正常性までテストできるので、障害
復旧の監視、及びシステム立上げ時における必要充分な
確認を行なえる。また、上記テストは、既に稼動状態に
あるリング伝送路とは別個の局部リングを形成して行な
われるため、稼動状態にあるネットワーク・システムに
影響を及ぼすことなくテストを実行できるという効果が
ある。
第1図は集線装置の内部構成とテスト・リングの形成に
ついての説明図、第2図は本発明を実施するネットワー
ク・ステムの全体構成図、第3図は各集線装置の動作フ
ローチャートである。 1……集線装置、2……端末装置、3……リング伝送
路、8……従通信制御装置、9……主通信制御装置、10
……起動信号検出回路、30……局所リング、31……テス
ト・リング。
ついての説明図、第2図は本発明を実施するネットワー
ク・ステムの全体構成図、第3図は各集線装置の動作フ
ローチャートである。 1……集線装置、2……端末装置、3……リング伝送
路、8……従通信制御装置、9……主通信制御装置、10
……起動信号検出回路、30……局所リング、31……テス
ト・リング。
フロントページの続き (72)発明者 戸次 芳則 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所神奈川工場内 (56)参考文献 特開 昭59−231953(JP,A) 特開 昭60−191539(JP,A) 特開 昭60−86945(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】それぞれ少なくとも1台の端末装置を収容
する複数のステーション(ST)が信号伝送方向の異なる
二重伝送路で接続されたリング状ネットワークにおい
て、 上記各STが、起動時に上記伝送路の少なくとも一方を含
むリング状ネットワークが既に稼働状態にあることを検
知した場合、または、上記リング状ネットワークの伝送
路に起動信号を送出して該起動信号が伝送路を一巡でき
ることを確認した場合に、上記稼働中のリング状ネット
ワークを利用して端末間通信を行う通信制御状態とな
り、 上記起動信号が上記伝送路を一巡できないことを確認し
た場合、自ST内に形成される局所リングにおいて収容端
末装置間の通信を行う通信制御状態となり、 上記局所リング、または他の少なくとも1つのSTとの間
に形成されたリング状ネットワークによる通信状態にあ
る時、上記伝送路から他の新たに起動されたSTが送出し
た起動信号を受信した場合、自STと上記新たなSTとの間
に、上記稼働中の局所リングまたはリング状ネットワー
クとは独立した試験リング路を形成し、上記試験リング
路において所定のリング通信プロトコルの正常性を試験
し、正常性が確認された場合に上記試験リング路を上記
稼働中の局所リングまたはリング状ネットワークに統合
する ことを特徴とするネットワーク拡張方式。 - 【請求項2】それぞれ少なくとも1台の端末装置を収容
する複数のステーション(ST)が信号伝送方向の異なる
二重伝送路で接続されたリング状ネットワークにおい
て、 起動待ち状態にある各STが、上記各伝送路における受信
信号を当該伝送路の下流に中継できる状態で各収容端末
装置をバイパスしており、 上記各STが、起動時に上記伝送路の少なくとも一方を含
むリング状ネットワークが既に稼働状態にあることを検
知した場合、または、上記リング状ネットワークの伝送
路に起動信号を送出して該起動信号が伝送路を一巡でき
ることを確認した場合に、上記稼働中のリング状ネット
ワークを利用して端末間通信を行う通信制御状態とな
り、 上記起動信号が上記伝送路を一巡できないことを確認し
た場合、自ST内に形成される局所リングにおいて収容端
末装置間の通信を行う通信制御状態となり、 上記局所リング、または他の少なくとも1つのSTとの間
に形成されたリンク状ネットワークによる通信状態にあ
る時、上記伝送路から他の新たに起動されたSTが送出し
た起動信号を受信した場合、自STと上記新たなSTとの間
に、上記稼働中の局所リングまたはリング状ネットワー
クとは独立した試験リング路を形成し、上記試験リング
路において所定のリング通信プロトコルの正常性を試験
し、正常性が確認された場合に上記試験リング路を上記
稼働中の局所リングまたはリング状ネットワークに統合
する ことを特徴とするネットワーク拡張方式。 - 【請求項3】第1項または第2項において、前記各ST
が、前記所定のリング通信プロトコルに従って制御動作
する第1、第2の制御手段を備え、上記第1の制御手段
によって前記局所リングおよび前記稼働中のネットワー
クでの通信制御を行い、上記第2の制御手段によって前
記試験リング路の正常性試験を行うことを特徴とするネ
ットワーク拡張方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61010050A JPH0736560B2 (ja) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | ネツトワ−ク拡張方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61010050A JPH0736560B2 (ja) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | ネツトワ−ク拡張方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62169543A JPS62169543A (ja) | 1987-07-25 |
JPH0736560B2 true JPH0736560B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=11739569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61010050A Expired - Lifetime JPH0736560B2 (ja) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | ネツトワ−ク拡張方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736560B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07105807B2 (ja) * | 1986-07-18 | 1995-11-13 | 株式会社日立製作所 | リング状ネットワークの構成制御方法 |
JPH02130052A (ja) * | 1988-11-10 | 1990-05-18 | Fujitsu Ltd | 伝送ループのパケットデータ制御処理方式 |
US5182747A (en) * | 1990-06-26 | 1993-01-26 | International Business Machines Corporation | Method for controlling the insertion of stations into fddi network |
US5383191A (en) * | 1990-12-20 | 1995-01-17 | International Business Machines Corporation | Dual ring reconfiguration switching unit |
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1986
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