JPH0581521A - 自動販売機の商品排出装置 - Google Patents

自動販売機の商品排出装置

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Publication number
JPH0581521A
JPH0581521A JP3241933A JP24193391A JPH0581521A JP H0581521 A JPH0581521 A JP H0581521A JP 3241933 A JP3241933 A JP 3241933A JP 24193391 A JP24193391 A JP 24193391A JP H0581521 A JPH0581521 A JP H0581521A
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JP
Japan
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product
chute
merchandise
chutes
storage column
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Pending
Application number
JP3241933A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Matsuda
哲雄 松田
Mitsuo Tamiya
光雄 田宮
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to KR92017165A priority patent/KR960008354B1/ko
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品排出時の盗難を防止できる自動販売機の
商品排出装置を提供する。 【構成】 商品送出装置3から販売口5に至る商品送出
路内に第1及び第2のシュート71、72を配置する。
両シュート71、72をギヤモータ80で駆動する。第
1のシュート71は第2のシュート72の販売口5側に
位置して待機時には販売口5を閉塞し、商品排出時には
販売口5側に低く傾動して販売口5を開放する。第2の
シュート72は待機時には第1のシュート71と略平行
となって第1のシュート71と供に商品送出装置3から
送出された商品Gを受け、商品排出時には販売口5側に
低く、且つ第1のシュート71よりも大きく傾動して商
品送出路を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機の商品送出
装置から販売口に至る商品送出路内に配置され、商品送
出装置から送出された商品を販売口に排出する商品排出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動販売機においては商品送出装
置から販売口に至る商品送出路にシュートを設け、商品
送出装置から送出された商品を直接、或いは商品搬送装
置を介して前記シュートに受け、商品排出時にこのシュ
ートを販売口側に低く傾動させて商品を販売口に送り込
む構造が採られていた。このシュートは待機時おいては
略水平状態に維持され、且つ、その一部により前記販売
口を閉塞することによって販売口から手を挿入されるこ
とによる商品の盗難を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】係る構造では商品排出
時においてはシュートが販売口側に低く傾動するため、
販売口から商品送出装置に至る商品送出路が一直線に開
放されてしまう。特に、大型の商品を扱う場合にはシュ
ート並びに商品送出路も大きくなるため、商品排出時に
販売口から商品送出路内に手を挿入され、自動販売機内
の商品が盗まれる問題があった。
【0004】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、商品排出時の盗難を防止
できる自動販売機の商品排出装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、商品送出装置
3から販売口5に至る商品送出路90内に配置された第
1及び第2のシュート71、72と、両シュート71、
72を駆動する駆動手段(ギヤモータ)80とから自動
販売機1の商品排出装置6を構成し、第1のシュート7
1は第2のシュート72の販売口5側に位置して待機時
には販売口5を閉塞すると共に、商品排出時には販売口
5側に低く傾動して販売口5を開放し、第2のシュート
72は待機時には第1のシュート71と略平行となって
第1のシュート71と供に商品送出装置3から送出され
た商品Gを受け、商品排出時には販売口5側に低く、且
つ第1のシュート71よりも大きく傾動して商品送出路
90を遮断するように構成したものである。
【0006】
【作用】待機時、第1及び第2のシュート71、72は
略平行となっており、両シュート71、72によって商
品送出装置3から送出された商品Gを受ける。商品排出
時、第1のシュート71は販売口5側に低く傾動して販
売口5を開く。一方、第2のシュート72は第1のシュ
ート71よりも大きく販売口5側に低く傾動し、その上
の商品Gを販売口5方向に送り出すと共に、商品送出路
90を遮断し、販売口5からの盗難者の侵入を阻止す
る。
【0007】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は待機状態の本発明の商品排出装置6の縦断面
図、図2は自動販売機1の内部正面図、図3は自動販売
機1の内部構成を示す側面図、図4は商品収納コラム2
と商品排出装置6の位置関係を示す図、図5は商品排出
時の商品排出装置6の縦断面図、図6及び図7は商品収
納コラム2下部の縦断面図をそれぞれ示している。
【0008】自動販売機1の内部には大型の箱入り商品
Gを積み重ねて収納するための商品収納コラム2が、正
面から見て左右方向に複数並設されており、各商品収納
コラム2の下方に位置して積み重ねられた最下部の商品
Gを送出するための商品送出装置3が設けられている。
また、各商品送出装置3前方には横方向に搬送装置4、
4が取り付けられている。搬送装置4、4は商品送出装
置3から送出された商品Gを載置した状態で横方向に搬
送して商品排出装置6まで送るものであり、この商品排
出装置6は商品送出装置3若しくは搬送装置4、4より
搬送された商品Gを受けて販売口5に排出するものであ
る。
【0009】商品収納コラム2は図6に示されるように
上下に延在する矩形状箱体で、少なくとも前面及び下方
に開放しており、前面開口部12の下側の前壁2Cには
支持板7が水平に取り付けられて前方に延出している。
この支持板7上には上下方向のヒンジ9にて回動板8が
回動自在に枢支固定されている。更に、支持板7には図
8の如くヒンジ9の開口部12側に第1の係止孔13
が、また、ヒンジ9の支持板7前端側に第2の係止孔1
4がそれぞれ穿設されている。
【0010】回動板8の前面には保持板38によって係
止軸10が上下方向移動自在に取り付けられている。こ
の係止軸10は図8の如く上端に摘み部10Aが折曲形
成されると共に、係止軸10に巻回されて係止軸10と
保持板38間に介挿されたコイルバネ39によって常時
下方に移動するよう付勢されている。この係止軸10は
回動板8の回動によって前記第1及び第2の係止孔1
3、14に挿脱自在となる位置関係で取り付けられてい
る。
【0011】回動板8は少なくとも開口部12の上下寸
法に渡って上下に延在する板体であり、図8の如く係止
軸10が第1の係止孔13に挿入係合している状態で
は、図6の如く商品収納コラム2の開口部12前方に進
出した状態で維持されて商品Gの前方への飛び出し落下
を阻止すると共に、係止軸10が第2の係止孔14に挿
入係合している状態では、図7の如く開口部12を開放
した状態で維持される。回動板8は開口部12を開放し
た状態では90度以上開くことにより、商品Gの補充の
ために補充商品Gを開口部12から入れるときに、当該
補充商品Gを商品収納コラム2内に案内する役目を果た
す。
【0012】支持板7の裏面には開閉検出部44が取り
付けられている。開閉検出部44は図8に示すように前
端部の水平軸56に回動自在に枢支されて後方に延在す
る作動板59と、この作動板59の内面側に取り付けた
磁石67と、支持板7の裏面側に取り付けたマグネット
スイッチ68と、作動板59を常時支持板7裏面方向に
回動するよう付勢するバネ69とから構成されている。
開閉検出部44の作動板59はバネ69によって支持板
7裏面側に押し付けられた状態でその先端部59Aは第
1の係止孔13下方に対応し、磁石67はマグネットス
イッチ68に近接する。このマグネットスイッチ68は
磁石67が近接するとその磁力によって接点を閉じる。
【0013】前記係止軸10は第1の係止孔13に挿入
されるとその先端が作動板59の先端部59Aに当接
し、コイルバネ39の付勢力がバネ69の付勢力に勝っ
て図8の如く作動板59を押し下げる。作動板59が押
し下げられると磁石67はマグネットスイッチ68から
離間し、マグネットスイッチは接点を開く。このマグネ
ットスイッチ68の出力は図13に示す自動販売機1の
制御回路57のマイコン58に入力され、マイコン58
の出力には表示器37が接続される。
【0014】商品Gを商品収納コラム2に装填する場合
には、係止軸10を第2の係止孔14に挿入係合する。
この状態では図7の如く回動板8は開口部12を90度
以上開放して固定されており、サービスマンはこの回動
板8を案内板として使い、商品Gを円滑に商品収納コラ
ム2内に装填することができる。この装填が終了した
ら、回動板8を後方に回動させて係止軸10を第1の係
止孔13に挿入係合する。それによって回動板8は商品
収納コラム2の開口部12に進出して閉じる。
【0015】この時、係止軸10が第1の係止孔13に
挿入されていないと、開閉検出部44の作動板59は押
し下げられておらず、従って磁石67はマグネットスイ
ッチ68に近接したままでマグネットスイッチ68はそ
の接点を閉じている。一方、マイコン58はマグネット
スイッチ68の出力に基づき、その接点の開閉状態を検
出しており、接点が閉じた状態では回動板8が閉じられ
ていないと判断して表示器37に売り切れ表示を行い、
該当する商品収納コラム2の商品Gを販売不可能とす
る。従って、サービスマンが係止軸10を第1の係止孔
13に挿入し忘れると、表示器37に売り切れ表示が成
される。しかしながら、商品Gは装填した直後であるか
らこの表示は明らかに異常であり、サービスマンはただ
ちに回動板8の閉め忘れと気付くことになる。
【0016】その後、サービスマンが回動板8を閉じ、
係止軸10を第1の係止孔13に挿入係合すれば、これ
に連動して作動板59は押し下げられ、磁石67はマグ
ネットスイッチ68から離間するのでマグネットスイッ
チ68はその接点を開く。マイコン58はマグネットス
イッチ68の出力に基づき、接点が開かれたことで回動
板8が閉じられたと判断して表示器37の売り切れ表示
を停止し、該当する商品収納コラム2の商品Gを販売可
能とする。これによって、回動板8の閉め忘れは確実に
防止される。
【0017】次に、商品送出装置3は商品収納コラム2
内に積み重ねられた最下部の商品Gを受ける商品積載台
15と、該商品積載台15上の商品Gを押し出すための
押出部材16と、該押出部材16を移送するための移送
チェーン17と、該移送チェーン17を駆動可能に張架
し、該移送チェーン17に駆動力を伝達するための駆動
スプロケット18と、該駆動スプロケット18を駆動す
るための後述する送出用モータ11とから構成されてい
る。
【0018】商品積載台15は積載される商品Gの外形
寸法以上の幅寸法を有しており、移送チェーン17は環
状を呈して商品積載台15の両側に一対設けられ、この
一対の移送チェーン17、17間に商品積載台15上を
横断するように2つの押出部材16、16が等間隔で架
設延在せられている。移送チェーン17は前部のスプロ
ケット19と後部のスプロケット20及び下部の前記駆
動スプロケット18の3か所で張架されており、前後の
スプロケット19及び20の位置は押出部材16、16
が商品積載台15上を水平に移送されるように移送チェ
ーン17が位置するように配置されている。
【0019】商品送出装置3前方の商品収納コラム2下
端には排出口21が形成されており、一方商品収納コラ
ム2の後壁2Aには商品収納コラム2内の商品残存数を
検出して売り切れ指示を行うための商品検出装置22が
設けられている。また、商品検出装置22前方の商品収
納コラム2の側壁2Bには残存数が少なくなった場合の
商品Gの浮き上がりを防止する商品押え装置23が取り
付けられ、更に、支持板7下方の商品収納コラム2前面
には最下部の直上の商品Gを後壁2Aとの間に保持する
ための商品保持装置24が設けられている。
【0020】商品検出装置22は、図9の拡大図に示さ
れるようにいずれも板状の第1及び第2のレバー25、
26とから構成される。商品収納コラム2の後壁2Aに
は所定の間隔を存して対向し上下に延在する一対のフラ
ンジ27、27が後方に向けて折曲形成されており、後
壁2Aはこのフランジ27、27間において開放してい
る。このフランジ27、27間に渡って水平に架設され
た軸28によって第1のレバー25の上端が回動自在に
枢支固定される。また、第1のレバー25の下端には第
2のレバー26が軸29にて回動自在に連結され、連結
部30を構成する。この軸29にはコイルバネ31が巻
回されており、このコイルバネ31によって第1及び第
2のレバー25、26はその連結部30において後壁2
A側に構成する角度を狭める方向に常時付勢される。
【0021】一方、軸28の下方に位置するフランジ2
7、27には案内部としての一対の溝32が上下に構成
されている。また、第2のレバー26の下端には両側方
に突出するシャフト33が形成されており、このシャフ
ト33が溝32に回動且つ上下摺動自在に係合せられ
る。係る構成によって、このシャフト33はコイルバネ
31によって常時上方に引き上げられる方向に付勢され
ることになる。この第2のレバー26の下端後面には磁
石34取り付けられると共に、溝32の上端直上には固
定板35によってマグネットスイッチ36が取り付けら
れている。これら磁石34及びマグネットスイッチ36
によって検出部を構成する。
【0022】商品検出装置22は第2のレバー26のシ
ャフト33がコイルバネ31によって図9の如く溝32
の上端に引き上げられている状態で、連結部30は上昇
していて連結部30を含む第1及び第2のレバー25、
26は商品収納コラム2内方に突出すると共に、磁石3
4は上昇してマグネットスイッチ36に近接している。
また、コイルバネ31の付勢力に抗して第2のレバー2
6下端を溝32の下端に押し下げた状態では連結部30
は降下して第1及び第2のレバー25、26は後壁2A
のフランジ27、27間に押し退けられると共に、磁石
34は降下してマグネットスイッチ36から離間する。
マグネットスイッチ36は磁石34が近接するとその磁
力によって接点を閉じ、離間すると接点を開くものとす
る。このマグネットスイッチ36の出力も同様に前記マ
イコン58に入力される。
【0023】商品収納コラム2の排出口21上方の前壁
2Cには図10の如くそれぞれ左右に渡る係合孔60及
び61が上下所定間隔で穿設されている。また、係合孔
61の下方には角孔62が穿設されている。前記係合孔
60若しくは61にはアダプタ63が挿入係合される。
アダプタ63は排出口21の幅よりも少許小さい幅の板
体であり、邪魔板部64の上端両側に係合部65を有
し、邪魔板部64下端の少許上方には前方に突出するス
トッパー66が形成されている。アダプタ63は図10
の如く前方から係合孔61(若しくは60)に挿入され
(係合孔60、61にはストッパー66の通過する図示
しない切り込みが形成されている)、商品収納コラム2
内に進入してその上端の係合部65は係合孔61(若し
くは60)に係合すると共に、図10中矢印の如く回転
して商品収納コラム2の前壁2C内側に沿って支持され
る。
【0024】このアダプタ63を下の係合孔61に挿入
係合した場合には邪魔板部64の下部が排出口21上方
から突出して排出口21を狭め、ストッパー66は排出
口21の上縁下方に位置すると共に、上の係合孔60に
挿入係合した場合には邪魔板部64の下縁が排出口21
上縁に位置し、ストッパー66は角孔62に進入して係
合するよう構成されている。即ち、上の係合孔60に係
合している状態ではアダプタ63は排出口21に何ら影
響せず、取り付けていないのと同等になる。しかしなが
ら、このように係合可能とすることによってアダプタ6
3の不要時に一々外して保管しておく手間がなくなる。
このようにアダプタ63の取り付け位置によって排出口
21の上下寸法が変わり、商品Gの厚みの変化にも迅速
且つ極めて容易に対処できるようになる。
【0025】商品保持装置24は、図11の拡大図に示
されるように支持板7の下側の商品収納コラム2前面に
設けた取付板45に取り付けられた押圧板46と、保持
用モータ47と、リミットスイッチ48と、前記保持用
モータ47の減速機構49と、この減速機構49の出力
軸50に取り付けられた制御カム51とから構成されて
いる。前記押圧板46は上端をヒンジ部52において回
動自在に枢支固定されており、その下端は排出口21直
上の商品収納コラム2内部まで延在している。この押圧
板46の前面上部に制御カム51の外周面が当接する関
係に位置付けされており、また、リミットスイッチ48
の感知部48Aは制御カム51の上面に滑動自在に当接
している。
【0026】前記制御カム51には減速機構49の出力
軸50に固定される中心孔53から外周面までの距離の
長い長半径部と、距離の短い短半径部とが90度の間隔
で交互に2箇所づつ構成されており、また、制御カム5
1の上面には円弧状に90度の範囲で凹陥した溝55、
55が180度の間隔で2箇所形成され、この溝55、
55の両端部はそれぞれなだらかな傾斜形状と成されて
いる。この制御カム51の外周面を前記押圧板46当接
させ、且つ、前記リミットスイッチ48の感知部48A
をこの溝55部分の制御カム51上面に当接させ、制御
カム51の回転に伴い溝55の無い部分と溝55のある
部分で上下動させることで制御カム51をダブル機能カ
ムとし、省スペース化を図っている。前記リミットスイ
ッチ48の出力も同様に前記マイコン58に入力され、
出力には保持用モータ47が接続される。
【0027】商品押え装置23は、図12の如く上端を
側壁2B外面に水平に架設した軸40に回動自在に枢支
固定された矩形状押え板41と、前記軸40に巻回され
てこの押え板41の下端が常時商品収納コラム2内方に
突出するよう付勢するコイルバネ42とから構成されて
いる。商品収納コラム2の側壁2Bには前記軸40の下
方に押え板41よりも少許大きい矩形状窓孔43が穿設
されており、この窓孔43から押え板41は商品収納コ
ラム2内に出没自在とされている。
【0028】次に、商品排出装置6は前記商品送出装置
3から販売口5に至る商品送出路90内に位置し、図1
に示すような第1のシュート71と第2のシュート72
とから構成されている。第1のシュート71は商品Gを
受けるに足る横幅を有した略矩形板材で構成され、排出
口5の後方に位置し、後端部を水平横方向の回動軸73
に回動自在に枢支固定されている。第1のシュート71
の前端部には回動軸73を中心とした円弧状の遮蔽部7
4が構成されている。第2のシュート72は第1のシュ
ート71よりも少許大きい横幅を有した略矩形板材で構
成され、第1のシュート71の上側に位置し、前部を水
平横方向の回動軸75に回動自在に枢支固定されて第1
のシュート71の後半部分から後方に延在している。第
1及び第2のシュート71、72の下面には前後方向に
延在するガイド板76、77が取り付けられており(ガ
イド板77は第1のシュート71に形成した切欠等から
下方に延在している。)、各ガイド板76、77にはそ
れぞれ回動軸73及び75に指向するガイド孔78、7
9がそれぞれ穿設されている。
【0029】一方、両シュート71及び72の下方には
駆動手段としてのギヤモータ80が取付板81に取り付
けられ位置している。ギヤモータ80の出力軸82はウ
ォームギヤを介して水平横方向に突出しており、この出
力軸82に前記両ガイド孔78、79にそれぞれ回動且
つ摺動自在に係合する係合部83Aを有したリンク83
と、その両側に突出するカム84及び85が取り付けら
れている。取付板81には更に下後端の軸86に回動自
在に固定された作動板87が取り付けられ、この作動板
87の先端部下面には磁石88が取り付けられる。更
に、この磁石88下方にはマグネットスイッチ89が位
置せしめられている。作動板87は前記カム84、85
の回動範囲まで延在しており、カム84、85に当接し
ていないときは磁石88はマグネットスイッチ89から
離間し、カム84、85によって押されて下方に回動さ
れたときは磁石88がマグネットスイッチ89に近接す
る。マグネットスイッチ89は磁石88が近接すると接
点を閉じ、離間して開く。また、このマグネットスイッ
チ89の出力もマイコン58に入力され、ギヤモータ8
0はマイコン58の出力に接続される。
【0030】ここで、前記リンク83の係合部83Aか
ら回動軸75までの距離は、係合部83Aから回動軸7
3までの距離よりも小さく設定する。また、待機状態に
おいて商品排出装置6は図1の如く第1及び第2のシュ
ート71、72が前部を少許低く傾斜させた略水平状態
で平行となっており、遮蔽部74は販売口5を閉鎖して
おり、ガイド孔78はリンク83の突出方向と直角に交
わって延在している。更に、ギヤモータ80はウォーム
ギヤを有しているので、外力にて第1のシュート71を
回動させようとしても動かず、従って、遮蔽部74は外
力では販売口5を開放しない。
【0031】上記の構成で自動販売機1の動作を説明す
る。今、図6の如く商品収納コラム2内に商品Gが多数
装填されている状態では商品検出装置22の第1のレバ
ー25は上方からの商品Gの装填によってコイルバネ3
1の付勢力に抗して押し下げられるので、第1及び第2
のレバー25、26は後壁2Aのフランジ27、27間
に押し退けられている。この状態では前述の如く第2の
レバー26下端は溝32の下端に押し下げられて商品収
納コラム2後方に突出しないので、商品収納コラム2後
方に逃げのための無効スペースを構成する必要がない。
また、磁石34は降下してマグネットスイッチ36から
離間している。従って、マグネットスイッチ36の接点
は開いており、前記マイコン58はこのマグネットスイ
ッチ36の接点が開いているときには商品Gが充分商品
収納コラム2内に装填されていると判断して当該商品収
納コラム2の商品Gの販売を可能とする。
【0032】この販売可能の商品Gを利用者が選択する
と、販売指令SSがマイコン58に入力され、マイコン
58は先ず保持用モータ47を駆動させ、制御カム51
を回転させる。この回転が90度実行されると、感知部
48Aが溝55から出て上昇し、リミットスイッチ48
の出力が変化してマイコン58は保持用モータ47を停
止させる。この時、制御カム51は短半径部が押圧板4
6に対向して離間している初期状態から90度回転して
おり、その長半径部が押圧板46に当接する。押圧板4
6は制御カム51に押されて商品収納コラム2内に突出
し、図11の如く最下部の商品Gの直上及びその一つ上
の商品G2、G3の前壁に当接し、これら商品G2、G
3を商品収納コラム2の後壁2Aに押し付ける。これに
よって商品G2、G3は押圧板46と商品収納コラム2
間に保持されるので、これら商品G2、G3を含む最下
部の商品G上方の全商品Gの荷重は最下部の商品G上面
に加わらなくなる。
【0033】このように商品G2、G3を商品収納コラ
ム2側に保持した状態で、次に、当該商品収納コラム2
下部に設けられた商品送出装置3の送出用モータ11を
駆動し、駆動スプロケット18を介して移送チェーン1
7を駆動する。移送チェーン17は押出部材16を移送
し、押出部材16は商品収納コラム2に装填されている
最下部の商品Gを排出口21から前方に押し出しながら
移送する。移送チェーン17が180度回転したところ
で制御回路は送出用モータ11を停止し、等間隔で設け
られた片方の押出部材16は次に最下部となる商品Gの
後ろ側となる位置で停止して待機状態となる。係る送出
動作中、最下部の商品G上方の商品Gの荷重は移送中の
商品Gに加わらないので、最下部の商品Gと商品積載台
15及び商品G2間の摩擦は小さくなり、そのため押出
部材16から商品Gの後壁に加えられる作用力も小さく
なって商品Gは円滑に押し出される。従って、商品Gの
後壁が潰れることもない。商品Gの送出が終了したらマ
イコン58は再び保持用モータ47を駆動し、リミット
スイッチ48の出力により制御カム51を更に90度回
転させて押圧板46から離間させ、商品G2の保持を解
除する。
【0034】商品送出装置3から押し出された商品Gは
直接、若しくは搬送装置4上に送出された後搬送され、
図1の如き待機状態の第1及び第2のシュート71、7
2上に受け止められる。マイコン58は商品Gが第1及
び第2のシュート71、72上に落下するとギヤモータ
80を駆動してリンク83及びカム84、85を図1中
時計回りに回動させる。この回動によってリンク83の
係合部83Aはガイド孔78、79内を回転しながら後
方に移動するので、第1及び第2のシュート71、72
は各回動軸73、75の回りを図1中反時計回りにそれ
ぞれ回動させられ、双方共前方の販売口5側に低く傾動
する。
【0035】ここで、前述の如くリンク83の係合部8
3Aから回動軸75までの距離は回動軸73までの距離
よりも小さい。従って、同じリンク83の回転角度に対
して第2のシュート72の回転角度は第1のシュート7
1の回転角度よりも大きくなる。係るギヤモータ80の
駆動によりカム84は作動板87を押し下げ、磁石88
がマグネットスイッチ89に近接し、略180度回転し
たところでカム84が作動板87から外れて再び磁石8
8がマグネットスイッチ89から離間するとマイコン5
8はギヤモータ80を停止する。
【0036】この状態が図4及び図5に示されている。
このとき、第1のシュート71は販売口5に向けて低く
傾斜し、その遮蔽部74は完全に販売口5を開放する。
また、ガイド孔78はリンク83の突出方向と直角を成
して延在し、この状態でも外力によっては第1のシュー
ト71は回動不能となっている。一方、第2のシュート
72は前述の如く第1のシュート71よりも回転角度が
大きく、前方に大きく傾斜して略倒立した状態となる。
第1及び第2のシュート71、72上の商品Gはこの傾
動によって販売口5に排出される。特に、第2のシュー
ト72は第1のシュート71よりも速く傾動するので、
商品Gは第2のシュート72によって販売口5方向に強
制的に送り込まれる形となる。また、第2のシュート7
2はこの状態で図4の如く商品送出路90を遮断する形
となるので、開放されている販売口5から手を挿入して
も商品収納コラム2までは到達できない。従って、商品
Gの盗難が防止される。
【0037】マイコン58は商品Gの排出が終了すると
図5の状態から再びギヤモータ80を図5中時計回りに
回転させ、今度はカム85による前述同様の作動板87
の降下上昇に伴う磁石88のマグネットスイッチ89へ
の近接・離間が行われ、略180度回転させたところで
停止させ、両シュート71、72を図1の待機状態に復
帰させる。
【0038】このような販売によって商品Gが残り3個
(図7では破線で示す位置)になると商品押え装置23
が図12の如く商品収納コラム2内方に突出し、販売時
の商品Gの浮き上がりを防止する。また、図7に二点鎖
線で示す如く例えば残り2個になると、商品検出装置2
2の連結部30の前方には商品Gが存在しなくなるので
コイルバネ31の付勢力によって第1及び第2のレバー
25、26の構成する角度は狭められ、それによって第
2のレバー26下端のシャフト33は引き上げられて上
昇し、連結部30を含む第1及び第2のレバー25、2
6は商品収納コラム2内方に突出する。第2のレバー2
6下端の上昇に伴い磁石34はマグネットスイッチ36
に近接し、それによってマグネットスイッチ36の接点
は閉じるので、マイコン58は当該商品収納コラム2の
商品Gが売り切れたと判断して表示器37に売り切れ表
示を行い、該当する商品Gを販売不可能とする。
【0039】この時、商品検出装置22の第1のレバー
25下側には第2のレバー26が存在しているので、次
回商品Gを補充した場合に第1のレバー25が商品収納
コラム2内方に突出したまま図7の破線で示す位置に商
品Gが入り込むことはなく、従って、誤動作の発生を防
止すると共に商品補充作業に支障を来すこともなくな
る。
【0040】また、商品Gが大型になると商品収納コラ
ム2も大型になり、商品Gの位置ずれによる商品検出装
置22の誤動作の危険性も大きくなる。これを防止する
ためには第1及び第2のレバー25、26の寸法を拡大
して商品収納コラム2内方への突出量を大きくすれば良
い。ここで、従来の検出装置はL字状の構造であったた
め、この突出量を大きくすると商品Gが充分装填されて
いる時に商品収納コラム2後方への突出量が大きくなっ
て自動販売機1内部の無効スペースを拡大しなければな
らなくなる問題が生じたが、実施例の商品検出装置22
によれば、商品Gが装填されている状態でも第2のレバ
ー26下端は溝32に沿って下方に移動するのみである
ので、係る無効スペースは不要となる。
【0041】
【発明の効果】本発明の自動販売機の商品排出装置によ
れば、商品排出時、第1のシュートは販売口側に低く傾
動して販売口を開き、第2のシュートは第1のシュート
よりも大きく販売口側に低く傾動するので、第1及び第
二のシュート上の商品を円滑に販売口に排出することが
きる。
【0042】更に、第1のシュートが販売口を開放して
いる状態では第2のシュートが商品送出路を遮断するの
で、販売口からの自動販売機内部の商品の盗難も防止で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】待機状態の商品排出装置の縦断面図である。
【図2】自動販売機の内部正面図である。
【図3】自動販売機の内部構成を示す側面図である。
【図4】商品収納コラムと商品排出装置の位置関係を示
す図である。
【図5】商品排出時の商品排出装置の縦断面図である。
【図6】商品が充分装填されている状態の商品収納コラ
ム下部の縦断面図である。
【図7】商品残数が少なくなった状態の商品収納コラム
下部の縦断面図である。
【図8】支持板部分の商品収納コラムの拡大縦断面図で
ある。
【図9】商品検出装置の側面図である。
【図10】アダプタを示す商品収納コラムの排出口部分
の拡大縦断面図である。
【図11】商品保持装置の側面図である。
【図12】商品収納コラムの縦断正面図である。
【図13】制御回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 自動販売機 2 商品収納コラム 3 商品送出装置 5 販売口 6 商品排出装置 71 第1のシュート 72 第2のシュート 80 ギヤモータ 90 商品送出路 G 商品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品送出装置から販売口に至る商品送出
    路内に配置された第1及び第2のシュートと、両シュー
    トを駆動する駆動手段とから成り、前記第1のシュート
    は前記第2のシュートの前記販売口側に位置して待機時
    には該販売口を閉塞すると共に、商品排出時には前記販
    売口側に低く傾動して該販売口を開放し、前記第2のシ
    ュートは待機時には前記第1のシュートと略平行となっ
    て該第1のシュートと供に前記商品送出装置から送出さ
    れた商品を受け、商品排出時には前記販売口側に低く、
    且つ前記第1のシュートよりも大きく傾動して前記商品
    送出路を遮断することを特徴とする自動販売機の商品排
    出装置。
JP3241933A 1991-09-20 1991-09-20 自動販売機の商品排出装置 Pending JPH0581521A (ja)

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KR92017165A KR960008354B1 (en) 1991-09-20 1992-09-19 Vending machine

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7598205B2 (en) 2005-02-18 2009-10-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust gas purifying catalyst
US7737078B2 (en) 2004-12-03 2010-06-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Catalyst for purifying exhaust gas

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US7737078B2 (en) 2004-12-03 2010-06-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Catalyst for purifying exhaust gas
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