JPH0580885U - ドアミラー制御装置 - Google Patents

ドアミラー制御装置

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JPH0580885U
JPH0580885U JP2720092U JP2720092U JPH0580885U JP H0580885 U JPH0580885 U JP H0580885U JP 2720092 U JP2720092 U JP 2720092U JP 2720092 U JP2720092 U JP 2720092U JP H0580885 U JPH0580885 U JP H0580885U
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JP
Japan
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door
mirror
door opening
angle
opening degree
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Pending
Application number
JP2720092U
Other languages
English (en)
Inventor
和吉 井上
Original Assignee
日産車体株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアの開操作に伴う死角の発生を解消したド
アミラー制御装置を提供する。 【構成】 降車しようとする乗員の開操作によりドア開
度が10°以上に達すると、S2からS4に進んで、ド
ア開度にあわせて、モータを駆動する。引き続き、ドア
開度が20°以上となったか否かを判別し、この判別が
NOであってドア開度が20°以上となるまで、S2,
S4,S5のループを繰り返す。よって、ドア開度が1
0°以上20°未満である間は、各時点のドア開度と等
しい角度をもって、ミラー本体が車体方向に角度変化す
る。よって、ドアを閉止した状態で最も適正に後方視界
を視認し得る状態に調整されていたミラー本体は、ドア
開度の如何に拘わらず、ドア開度が10°以上20°未
満である間、ドアを閉止した状態と同様の後方視界を視
認し得る角度に駆動される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、前端を車体に枢支されたドアに装着されたドアミラーの角度を制御 するドアミラー制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のドアミラーとしては、図5に示したものが知られている(実開平1−1 30843号公報参照)。すなわち、ドアミラー1はドアに固定されるステイ2 と、該ステイ2を介してドアに枢支されるミラー本体15とで構成されている。 ステイ2には回転軸3が設けられており、該回転軸3にはミーラ本体15に設け られた前面開口状のバイザー4が水平回転自在に支持されている。該バイザー4 には、開口部にミラー5が配設されているとともに、内部にはモータ6が固定さ れている。該モータ6の回転軸には、出力ギア7が固定されており、該出力ギア 7は前記回転軸3に固定された固定ギア8に噛合されている。
【0003】 一方、車室内にはクローズ側とオープン側とに変位可能なシーソ式のスイッチ とミラースイッチが設けられている。そして、該ミラースイッチをクローズ側に 操作した場合には前記モータ6が正転し、これによりミラー本体15はドアガラ スに近接する格納位置に駆動される。また、ミラースイッチをオープン側に操作 した場合には、モータ6が正転し、これにより格納位置にあったミラー本体15 は後方視界を視認可能な起立位置に駆動される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このようなドアミラー1は、図4に示したように前端部を回動中心Pとして車 体14に枢支されたドア9の前部に装着される。しががって、乗員の降車する際 にドア9を開くと、ドア9の開度と略等しい角度をもって、ドアミラー1も角度 変化する。よって、ドア9を閉止した状態で最も適正に後方視界を確保し得る状 態に調整されていたミラー5もドア9の開度に応じて角度変化し、ミラー5によ り視認し得る後方視界Aの範囲は、車体14から遠ざかる方向に変位する。
【0005】 より具体的には、ドア9を開けて片足を接地させた状態では、ドア9の開度は 20°程度であって、この開度と略同角度をもって、ミラー5により視認可能な 後方視界Aが変位することとなる。その結果、このミラー5により視認可能な後 方視界Aより車体14側には、ドア9を開く前にはミラー5により視認が可能で あったが、ドア9を開くことにより視認不可能となった死角Bが出現する。した がって、この死角B内の状況を確認するためには、乗員は車室内にて体を反転さ せて、直接的に後方を視認しなければならず、降車時の動作が煩雑となってしま うものであった。
【0006】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、ドアの開操作 に伴う死角の発生を解消したドアミラー制御装置を提供することを目的とするも のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、車体に枢支されたドアに装着さ れ、角度変化可能なドアミラーにおいて、前記ドアの開度を検出するドア開度検 出手段と、該ドア開度検出手段により検出されるドアの開度と略等しい角度をも って、前記ドアミラーを車体方向に角度変化させるドアミラー制御手段とを備え ている。
【0008】
【作用】
前記構成において、降車に際して乗員がドアを開くとドアの開度が逐次ドア開 度検出手段により検出される。すると、ドアミラー制御手段は、逐次検出されて いるドア開度と略等しい角度をもってドアミラーを車体方向に角度変化させる。 よって、ドアを閉止した状態で最も適正に後方視界を視認し得る状態に調整され ていたドアミラーは、ドア開度の如何に拘わらず、常にドアを閉止した状態と同 様の後方視界を視認し得る状態に維持される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図にしたがって説明する。すなわち、図2に 示したブロック図において半ドアスイッチ10は、前端を車体に枢支されたドア が完全に閉止されている状態でオフ、これ以外の状態でオンとなるスイッチであ り、この半ドアスイッチ10から出力されるオン・オフ信号は判断回路11に入 力される。該判断回路11は、マイクロコンピュータを有する電子回路で構成さ れ、その入力ポートには、さらにドア開度検出手段としてのドア開度センサ12 と、イグニッションスイッチ13から信号が入力される。前記ドア開度センサ1 2は、ドアが閉止されている時の角度を“0”として、開方向へのドアの角度に 応じた信号を出力し、また、イグニッションスイッチ13はイグニッションにキ ーが差し込まれている状態でオン、抜かれている状態でオフとなるスイッチであ る。
【0010】 一方、モータ6と該モータ6により駆動されるミラー本体15等から構成され るドアミラーは、例えば図5に示したドアミラー1と同様の構成であり、ミラー 本体15はバイザー4及びミラー5等からなる。そして、モータ6は判断回路1 1により回転方向及び回転量を制御され、モータ6と判断回路11とにより本実 施例におけるドアミラー制御手段が形成されている。
【0011】 また、図3に示したようにドア9は前端部を回動中心Pとして車体14に枢支 されており、ドアミラー1はこのドア9の前部に装着されいる。しががって、ド ア9の回動中心Pとドアミラー1に設けられてミラー本体15の回動中心とは、 実際上は同一ではないが、両者の位置は極めて近接していることから、この実施 例では両者の誤差は無視し得るものとして取り扱っている。
【0012】 次に、以上の構成にかかる本実施例の動作を図1に示したフローチャートにし たがって説明する。すなわち、判断回路11は、半ドアスイッチ10からの入力 信号に基づき、該半ドアスイッチ10がオンか否かを判別する(S1)。そして 、半ドアスイッチ10がオンとなって、ドア9の閉止が解除された時点で、ドア 開度センサ12から入力に基づき、ドア開度が10°以上か否かを判別する(S 2)。この判別がNOであって、ドア開度10°未満であれば、半ドアスイッチ 10がオフとなったか否かを判別する(S3)。この判別がYESであって、ド ア閉止解除後、開度が10°未満の状態で再度閉止された場合には、ドア開度に 応じたミラー本体15の角度制御は不要となることから、エンドに進む。
【0013】 これに対し、S2の判別がNOであってドア開度が10°未満であはあるが、 S3の判別がNOであって半ドアスイッチ10がオン状態であれば、ドア9を開 き始めた直後であると想定することができる。この場合にはS2にリターンして 、再度同様の判別を実行する。よって、ドア9を開き始めてからドア開度が10 °となるまでは、S2,S3のループが繰り返され、この間はミラー本体15の 角度制御は実行されない。つまり、ドア開度が10°未満である場合は、降りる ための動作ではなく単にドア9が半ドアとなっている場合が想定されるのみなら ず、10°未満では死角の発生も微小である。よって、この実施例においては、 ドア開度が10°以上となるまでミラー本体15の角度制御は実行しないように 構成されている。
【0014】 そして、このループが繰り返されている状態において、降車しようとする乗員 の開操作によりドア開度が10°以上に達すると、S2からS4に進んで、ドア 開度にあわせて、モータ6を駆動する。すなわち、ドア開度センサ12から入力 されたドア開度の値に応じて、モータ6に電気信号を出力しあるいは極性を変化 させることにより、ドア開度と等しい角度をもって、ミラー本体15を車体方向 に角度変化させる。
【0015】 引き続き、ドア開度が20°以上となったか否かを判別し(S5)、この判別 がNOであってドア開度が20°以上となるまで、S2,S4,S5のループを 繰り返す。よって、ドア開度が10°以上20°未満である間は、各時点のドア 開度と等しい角度をもって、ミラー本体15が車体方向に角度変化する。よって 、ドア9を閉止した状態で最も適正に後方視界を視認し得る状態に調整されてい たミラー本体15は、ドア開度の如何に拘わらず、ドア開度が10°以上20° 未満である間ドア9を閉止した状態と同様の後方視界を視認し得る角度に駆動さ れる。
【0016】 つまり、図3に示したようにドア9を開けることにより、ドア開度が変化して も、この変化したドア開度と等しい角度をもって、ミラー本体15が車体14方 向に角度変化すれば、この角度変化したミラー本体15により、ドア9を開く前 と同様に後方視界Aを確保することができ、図4に示した死角Bが発生すること はない。よって、車室内にて体を反転させて、直接的に後方を視認せずとも、ミ ラー本体15を視認することのみより、必要な後方視界Aの確認を行うことがで き、安全かつ円滑に降車を行うことができる。
【0017】 そして、乗員の操作によりドア開度が20°以上となってS5の判別がYES となると、モータ6を停止させて(S6)、ミラー本体15の角度制御を停止す る。すなわち、ドア開度が20°以上となれば、図3に示したように片足Fを接 地し得る程度にドア9は開いており、この場合には乗員はドア9と車体14との 間隙から首を出して、無理な姿勢を強いられずに直接後方確認が可能となる。よ って、この時点ではミラー本体15による後方視界Aの確保は無用であることか ら、モータ6を停止させて、無用なミラー本体15の動きを未然に防止する。
【0018】 次に、S7では半ドアスイッチ10がオフとなったか否かを判別し、この判別 がNOであって半ドアスイッチ10がオンであれば、乗員が降車動作を行ってい る状態を想定することができる。よって、この場合には次のステップに移行する ことなく、半ドアスイッチ10がオフとなるまで待機状態を維持する。
【0019】 そして、乗員が降車後ドア9を閉めて該ドア9が閉止されることにより、半ド アスイッチ10がオフとなると、S7の判別はYESとなってS8に進み、イグ ニッションスイッチ13がオンとなっているか否かを判別する。この判別がYE Sであって、イグニッションスイッチ13がオンとなっていれば、イグニッショ ンからキーを差し込んだまま降車した場合あり、かかる場合には当該車両は駐車 ではなく、停車したものと見なすことができる。
【0020】 よって、この場合にはS8からS9に進んで、モータ6を逆転させ、ミラー本 体15を起立状態に戻す。これにより、前述したS4及びS6の処理により起立 状態からドア開度に応じた角度変化した位置で停止していたミラー本体15が起 立状態に復帰し、再度乗車して走行を行った場合には、ミラー本体15により適 正な後方視界確保が可能となる。
【0021】 これに対し、S8の判別がNOであって、イグニッションスイッチ13がオフ となっていれば、イグニッションからキーを抜き取って降車した場合であり、か かる場合には当該車両は停車ではなく、駐車したものと見なすことができる。よ って、この場合にはS8からS10に進んで、モータ6を正転させ、前述したS 4及びS6の処理により起立状態からドア開度に応じた角度変化した位置で停止 していたミラー本体15を格納状態に駆動する。したがって、イグニッションか らキーを抜いて降車した場合には、ドア9が閉止されることにより、ミラー本体 15は自動格納される。なお、乗車時等、ドア9を車外から開ける場合にはミラ ーの角度変化は無用である。従って、ドアインナハンドルの操作が行われた場合 にのみ実行するようにしてもよい。
【0022】 なお、この実施例においては、ミラー及びバイザーからなるミラー本体15を ドア開度に対応する角度をもって角度変化させるようにしたが、ミラーのみをド ア開度に対応する角度をもって角度変化させるようにしてもよい。また、実施例 においてはドア開度と等しい角度をもって、ミラー本体15を角度変化させるよ うにしたが、前述のように厳密にはドア9の回動中心Pとミラー本体15の回動 中心とは同一ではない。そこで、ドア開度に基づき補正演算を行って、ミラー本 体15に設定すべき角度を求め、この角度によりモータ6を制御することにより 、ドア開度の如何に拘わらず、車体14に対してドアを閉止した状態と全く同一 の角度となるようにミラー本体15を駆動することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、車体に枢支されたドアに装着されたドアミラー を、ドア開度に対応する角度をもって車体方向に角度変化させるようにした。よ って、ドアを開くことによりその開度が変化しても、ドアミラーによりドアを開 く前と同様に後方視界を確保することができ、ドア開度の変化に伴って後方視界 に死角が発生する不都合を解消することができる。よって、車室内にて体を反転 させて、直接的に後方を視認せずとも、ドアミラーを視認することのみにより、 必要な後方視界の確認を行うことができ、安全かつ円滑に降車を行うことが可能 となる。
【0024】 加えて、前述した実施例においては、ドア開度に応じて角度変化させたドアミ ラーをイグニッションキーの有無により格納状態あるいは起立状態に駆動させる ようにしたことから、駐車する場合にはドアミラーの自動格納が可能となるとと もに、停車する場合には再度発進する際にドアミラーにより適正に後方視界を確 保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における判断回路の動作フロ
ーチャートである。
【図2】同実施例の全体ブロック図である。
【図3】同実施例の作用を示す説明図である。
【図4】ドア開度変化に伴う後方視界の変化を示す説明
図である。
【図5】従来のドアミラー装置を示す一部破断正面図で
ある。
【符号の説明】
1 ドアミラー 6 モータ 10 半ドアスイッチ 11 判断回路 12 ドア開度センサ 13 イグニッションスイッチ 14 車体 15 ミラー本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に枢支されたドアに装着され、角度
    変化可能なドアミラーにおいて、 前記ドアの開度を検出するドア開度検出手段と、 該ドア開度検出手段により検出されるドアの開度と略等
    しい角度をもって、前記ドアミラーを車体方向に角度変
    化させるドアミラー制御手段と、 を備えたことを特徴とするドアミラー制御装置。
JP2720092U 1992-03-30 1992-03-30 ドアミラー制御装置 Pending JPH0580885U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2720092U JPH0580885U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ドアミラー制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2720092U JPH0580885U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ドアミラー制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0580885U true JPH0580885U (ja) 1993-11-02

Family

ID=12214456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2720092U Pending JPH0580885U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 ドアミラー制御装置

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JP (1) JPH0580885U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009143333A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Omron Corp 車両のミラー駆動制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009143333A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Omron Corp 車両のミラー駆動制御装置

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