JPH086582Y2 - 車両用開閉体のロック制御装置 - Google Patents

車両用開閉体のロック制御装置

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JPH086582Y2
JPH086582Y2 JP2439390U JP2439390U JPH086582Y2 JP H086582 Y2 JPH086582 Y2 JP H086582Y2 JP 2439390 U JP2439390 U JP 2439390U JP 2439390 U JP2439390 U JP 2439390U JP H086582 Y2 JPH086582 Y2 JP H086582Y2
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勝也 松田
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、サンルーフ、パワーウインドウのように駆
動手段により駆動されて車体開口部を開閉する車両用開
閉体のロック制御装置に関する。
[従来の技術] 従来、サンルーフやパワーウインドのように、モータ
等を駆動手段として開閉駆動される開閉体にあっては、
駆動用スイッチと、ロックスイッチとが併設されている
(実開昭63−51817号公報参照)。前記駆動用スイッチ
はオープンスイッチとクローズスイッチとからなり、前
記オープンスイッチを操作すると、前記モータが正回転
して開閉体は開方向に駆動され、クローズスイッチをす
ると、前記モータが逆回転して開閉体は閉方向に駆動さ
れる。
また、前記ロックスイッチを操作してロックモードを
設定すると、前記オープンスイッチやクローズスイッチ
が機械的に拘束され、これにより前記モータの作動が禁
止され、開閉体は閉状態又は開状態に維持される。そし
て、前記ロックスイックをアンロックモードにすると、
オープンスイッチやクローズスイッチの拘束が解除され
て前記モータの作動が許容され、前記オープンスイッチ
又はクローズスイッチの操作に応じて開閉体が駆動され
るものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の装置にあっては、前
記ロックスイッチの操作により、前記オープンスイッチ
やクローズスイッチを機械的に拘束し、これによりロッ
クモードを設定するように構成されている。したがっ
て、運転者がイグニッションスイッチをオフにして、車
室外に退出した場合、車室内に残留した他の乗員(子
供)が前記ロックスイッチを操作してしまうと、運転者
が知らない間にロックモードからアンロックモードに設
定変更されてしまう場合が生ずる。
このため、再度車室内に戻って運転を開始した際に
は、アンロックモードが設定されているにも拘わらず、
ロックモードが設定されているものと誤認識して運転を
開始してしまうおそれがあった。
本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたも
のであり、運転者が認識し得ないようなモードの変更を
防止した開閉体のロック制御装置を提供することを目的
とするものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために本考案にあっては、車両に
設けられた、サンルーフ、ウインドウ等の開閉体を開閉
駆動する駆動手段が設けられるとともに、該駆動手段の
作動を許容するアンロックモードと作動を禁止するロッ
クモードとを選択的に設定するロックスイッチが設けら
れた開閉体装置において、前記車両に設けられたイグニ
ッションスイッチをオフにしたとき前記ロックスイッチ
により設定されているモードを記憶する記憶手段が設け
られ、前記イグニッションスイッチをオンにしたとき、
前記記憶手段に記憶されているモードを設定し、かつ、
前記記憶が抹消されているとき前記ロックモードを強制
設定するモード設定手段が設けられている。
[作用] 前記構成において、前記ロックスイッチによりアンロ
ックモードが設定されている状態においては、駆動手段
の作動が許容され、該駆動手段の作動に伴って開閉体は
開閉駆動され、また、ロックモードが設定されると、前
記駆動手段の作動は禁止される。このように、アンロッ
クモードあるいはロックモードが設定された状態におい
て、イグニッションスイッチをオフにすると、設定され
ているモードが記憶手段により記憶され、前記イグニッ
ションスイッチをオンにした際には、記憶手段により記
憶されたモードが再度設定される。
したがって、イグニッションスイッチをオフにして、
運転者が車室外に退出した後、車室内に残っていた乗員
(子供)が前記ロックスイッチを操作して、モードの設
定変更を行っても、運転者が再度車室内に戻って、運転
を開始すべくイグニッションスイッチをオンにした際に
は、運転者がイグニッションスイッチをオフにする前に
設定されていたモードが設定される。
また、万が一、記憶手段に記憶されたモードが抹消さ
れた場合には、イグニッションスイッチをオンにした
際、ロックモードが強制的に設定されることにより、駆
動手段の作動が禁止され、したがって、不用意に開閉体
が駆動されるようなこともない。
[実施例] 以下、本考案の位置実施例について図面にしたがって
説明する。すなわち、第2図に示したように車体1のル
ーフ2には、開口部3が設けられており、該開口部3に
は全閉位置PCから全開位置POまで摺動自在な、サンルー
フ4が設けられている。
該サンルーフ4には、第3図に示した駆動手段として
のサンルーフモータ5が連係されており、該サンルーフ
モータ5はクローズリレー6の可動接点7と、オープン
リレー8の可動接点9とに接続されている。前記クロー
ズ、オープン各リレー6,8に設けられたコイル10、11
は、一端がサーキットブレーカ12及びヒューズ13を介し
てバッテリ14に接続され、かつ、他端がコントローラ15
の出力ポートに接続されている。
該コントローラ12は、マイクロコンピュータであっ
て、本実施例において記憶手段とモード設定手段とを構
成し、イグニッションスイッチ16及びヒューズ17を介し
て、前記バッテリ14から電源を与えられる。前記コント
ローラ12の入力ポートには、全閉リミットスイッチ18、
全開リミットスイッチ19、RRマニュアルスイッチ20、FR
マニュアルスイッチ21、及びオートオープンスイッチ22
が接続されている。
前記全閉リミットスイッチ18は常時はオフであって、
前記サンルーフ4が全閉位置PCに到達したときオンとな
り、また、前記全開リミットスイッチ19も常時はオフで
あって、サンルーフ4が全開位置POに到達したときオン
となるように構成されている。前記RRマニュアルスイッ
チ20とオートオープンスイッチ22とは、前記車体1の車
室内側であって、後席側に設けられており、また、前記
FRマニュアルスイッチ21は前席側に設けられている。
前記RRマニュアルスイッチ20には、RRマニュアルクロ
ーズスイッチ23とRRマニュアルオープンスイッチ24とが
併設されており、この両マニュアルスイッチ23,24は、
常開であって操作されている状態においてのみ閉じる可
動接点を共有している。
また、前記FRマニュアルスイッチ21には、FRマニュア
ルクローズスイッチ25とFRマニュアルオープンスイッチ
26とが併設されており、この両マニュアルスイッチ25,2
6も、常開であって操作されている状態においてのみ閉
じる可動接点を共有している。
さらに、前記コントローラ15の入力ポートには、ロッ
クスイッチ27とLED28とが接続されており、前記ロック
スイッチ27は前記FRマニュアルスイッチ21とともに前席
側に設けられている。そして、前記ロックスイッチ27が
操作されると、コントローラ15はトリガ信号を受けてロ
ックモードを設定し、また、再度操作されると前記ロッ
クモードが解除されて、アンロックモードが設定される
ようになっている。
前記ロックモードにおいては、RRマニュアルオープン
スイッチ24RRマニュアルクローズスイッチ23と操作した
際、この操作に応じて前記モータ5の作動が禁止され、
また、アンロック状態においては全てのマニュアルスイ
ッチ23〜26に対応してモータ5の作動が許容される。
また、前記ロックモードとアンロックモードとは、コ
ントローラ15内のレジスタに記憶されるとともに、ロッ
クモードが設定されている状態においては、前記LED28
が点灯して、図示しないインストルメントパネルに設け
られたLOCKインジケータにロックモード表示がなされ
る。
次に、以上の構成にかかる本実施例の動作について、
第1図に示したフローチャートに従って説明する。すな
わち、イグニッションスイッチ16をオンにすると、ステ
ップ101の判別はYESとなって、イグニッションスイッチ
16がオフにされる前のモード情報が記憶されているか否
かが判別される(ステップ102)。
ここで、モード情報とは、前記ロックスイッチ27を操
作することにより設定された、前記ロックモード又はア
ンロックモードであって、この判別がYESであって、モ
ード情報が記憶されていれば、イグニッションスイッチ
16をオフにする前のモードが設定される(ステップ10
3)。
したがって、イグニッションスイッチ16をオフにし
て、運転者が車室外に退出した後、車室内に残っていた
乗員が前記ロックスイッチ27を操作して、モードの設定
変更を行っても、運転者が再度車室内に戻って、運転を
開始すべくイグニッションスイッチ16をオンにした際に
は、運転者がイグニッションスイッチ16をオフする前に
設定されていたモードが設定される。
このため、運転者が再度車室内に戻って運転を開始し
た際、認識している退出前のモードが適正に維持されて
いることとなり、これにより運転者のモードに対する認
識と実際のモードとを一致させた状態で運転を再開させ
ることができる。
一方、ステップ102の判別がNOであれば、イグニッシ
ョンスイッチ16のオフ前のモード情報の記憶が抹消され
ている場合であり、かかる場合とは例えば車両の点検作
業等によって、バッテリ14が取り外された場合、あるい
はコントローラ15のレジスタが正常に記憶作動しなかっ
た場合等である。このような場合には、ステップ104の
処理により、強制的にロックモードを設定する(ステッ
プ104)。
したがって、このように強制的にロックモードが設定
されれば、イグニッションスイッチ16をオンにした際、
RRマニュアルクローズスイッチ23とRRマニュアルオープ
ンスイッチ24を操作してもサンルーフ4が開閉作動せ
ず、安全性が優先されることととなる。
そして、このようにステップ102の判別結果に応じて
ステップ103あるいはステップ104の処理を実行した後、
サンルーフ処理を実行する(ステップ105)。ここで、
サンルーフ処理とは、各マニュアルスイッチ23〜26やオ
ートオープンスイッチ22の操作に従って行われるモータ
5に対する制御であって、例えばFRマニュアルオープン
スイッチ26がオンに操作されれば、オープンリレー8の
コイル11を励磁させて、サンルーフ4が開方向に摺動す
るようにサンルーフモータ5を作動させる。
また、FRマニュアルオープンスイッチ26がオン操作さ
れれば、操作されている間においてモータ5が作動し、
サンルーフ4は開作動するとともに、FRマニュアルオー
プンスイッチ26の操作を中止するとその時点でサンルー
フ4を停止させる。さらに、RRマニュアルオープンスイ
ッチ24を操作されれば、サンルーフ4を開作動させると
ともに、RRマニュアルオープンスイッチ23の操作を中止
した時点で、サンルーフ4を停止させる。また、FRマニ
ュアルクローズスイッチ25がオン操作された場合には、
サンルーフ4が全閉位置PCに到達していなければ、クロ
ーズリレー6のコイル10を励磁させて、サンルーフ4が
閉方向に摺動するようにサンルーフモータ5を作動させ
る。さらに、オートオープンスイッチ22がワンタッチ操
作されれば、モータ5を連続的に作動させて、サンルー
フ4が全閉位置PCから全開位置POまで連続的に駆動する
等である。
そして、このようなサンルーフ処理が実行されている
状態において、前記イグニッションスイッチ16の状態は
常に監視されており、該イグニッションスイッチ16がオ
フとなって、ステップ107の判別がYESになると、その時
点におけるモード情報、つまりロックモード又はアンロ
ックモードが記憶されるのである(ステップ108)。
なお、前述した実施例においては、開閉体としてのサ
ンルーフ4に適用したものを示したが、駆動手段により
駆動される開閉体であれば、サンルーフ4に限らず、パ
ワーウインドウ、スライドドア等に適用することが可能
である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、イグニッションスイッ
チをオフにした際には、ロックスイッチにより設定され
ていたモードを記憶し、イグニッションスイッチをオン
にした際には、この記憶したモードを設定させるように
した。
したがって、イグニッションスイッチをオフにして、
運転者が車室外に退出した後、車室内に残っていた乗員
が前記ロックスイッチを操作して、モードの設定変更を
行っても、運転者が再度車室内に戻って、運転を開始す
べくイグニッションスイッチをオンにした際には、運転
者がイグニッションスイッチをオフにする前に設定され
ていたモードを設定される。
よって、運転者が再度車室内に戻って運転を開始した
際、認識している退出前のモードが適正に設定され、こ
れにより運転者のモードに対する認識と実際のモードと
を一致させた状態で、運転を再開させることができ、こ
れにより開閉体の駆動に関連する安全性を向上させるこ
とができる。
また、前記記憶が抹消されているとき前記ロックモー
ドを強制設定するようにしたことから、例えば車両の点
検作業等によって、電源となるバッテリが取り外された
場合、あるいは正常な記憶作動しなかった場合には、強
制的にロックモードを設定されることにより、安全性が
優先することを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の制御内容を示すフローチ
ャート、 第2図は、同実施例にかかるサンルーフの説明図、 第3図は、同実施例の回路図である。 4……サンルーフ、5……サンルーフモータ(駆動手
段)、15……コントローラ(記憶手段、モード設定手
段)、20……RRマニュアルスイッチ、21……FRマニュア
ルスイッチ、22……オートオープンスイッチ、23……RR
マニュアルクローズスイッチ、24……RRマニュアルオー
プンスイッチ、25……FRマニュアルクローズスイッチ、
26……FRマニュアルオープンスイッチ、27……ロックス
イッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に設けられた開閉体を開閉駆動する駆
    動手段が設けられるとともに、該駆動手段の作動を許容
    するアンロックモードと作動を禁止するロックモードと
    を選択的に設定するロックスイッチが設けられた開閉体
    装置において、前記車両に設けられたイグニッションス
    イッチをオフにしたときに、イグニッションスイッチを
    オフする前に設定されていたモードを記憶する記憶手段
    が設けられ、前記イグニッションスイッチをオンにした
    とき、前記記憶手段に記憶されているモードを設定し、
    かつ、前記記憶が抹消されているとき前記ロックモード
    を強制設定するモード設定手段が設けられたことを特徴
    とする車両用開閉体のロック制御装置。
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