JPH0579552B2 - - Google Patents

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JPH0579552B2
JPH0579552B2 JP62122099A JP12209987A JPH0579552B2 JP H0579552 B2 JPH0579552 B2 JP H0579552B2 JP 62122099 A JP62122099 A JP 62122099A JP 12209987 A JP12209987 A JP 12209987A JP H0579552 B2 JPH0579552 B2 JP H0579552B2
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JP
Japan
Prior art keywords
seat
frame
gripping
front seat
seat cushion
Prior art date
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Application number
JP62122099A
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English (en)
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JPS63287684A (ja
Inventor
Keiichiro Gunji
Shinpei Watanabe
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP62122099A priority Critical patent/JPS63287684A/ja
Publication of JPS63287684A publication Critical patent/JPS63287684A/ja
Publication of JPH0579552B2 publication Critical patent/JPH0579552B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はパレツト上に位置決め載置されたフロ
ントシートを組立ライン上の自動車の車内に搬入
して組付けるためのフロントシート把持装置に関
する。
(従来の技術) この種の装置として本出願人先に特願昭61−
141166号を提案した。これは、シートクツシヨン
の上面を押圧するプレート、シートクツシヨンの
下面側の表皮を上方に押し込むローラー及びシー
トクツシヨンに内包されるフレームに表皮を介し
て圧接してローラーの押し込み量を規制するパツ
ドから成るシートクツシヨン把持機構と、シート
バツクの前面を押圧するプレート、シートバツク
の背面側の表皮を前方に押し込むローラー及びシ
ートバツクに内包されるフレームに表皮を介して
圧接してローラーの押し込み量を規制するパツド
から成るシートバツク把持機構とにより、フロン
トシートを把持するものである。
そしてフロントシートを車内に搬入する際に車
体との干渉を避けるため、特開昭59−6181号開示
の如くシートバツクの略中央付近を支点としてシ
ート全体を傾斜させるのが従来一般的であつた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の把持装置でも搬送の際に
振動等でフロントシートが位置ずれすることがあ
り、フロントシートを車内に搬入するだけでな
く、車体床面に自動取付を行う場合に位置決め精
度の点でな充分ものではなかつた。またシートバ
ツクの略中央付近に支点を設けてシートを傾動さ
せるようにすると、シートの移動範囲が広い(振
れ量が大きい)ので、シートの搬入姿勢の制御が
複雑なものになつていた。
そこで本発明の目的は、シートを傷つけること
なく、高い位置決め精度で確実にシートを把持す
ることが可能で、しかも搬送中のシートと車体と
の干渉を防止するためのシートの搬入姿勢のコン
トロールが容易なフロントシート把持装置を提供
するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題を解決して目的を達成すべく本発明
は、パレツト101上に位置決め載置されたフロ
ントシート121を組立ライン100上の自動車
の車内に搬入して組付けるためのフロントシート
把持装置10において、ロボツトアーム5の先端
に円弧状ガイド部材6を設け、この円弧状ガイド
部材6の円弧状縁7,8に沿つて転動するローラ
15,16をフレーム体の一部である第1フレー
ム11に設けた。
そして、シートクツシヨン122下面の左右各
側のスライドレール123に設けた各基準穴12
6に嵌合自在な位置決め把持手段から成るシート
クツシヨン把持機構60を、フレーム体の一部で
ある第2フレーム21に設け、又、シートバツク
132を把持するシートバツク把持機構40を、
フレーム体の一部である第3フレーム31に設け
た。
そして、ローラ15,16を円弧状ガイド部材
6に沿つて転動させることでフレーム体11,2
1,31をフロントシート121の略中央下方部
を仮想支点Oとして傾動可能にしたことを特徴と
する。
(作用) 各把持機構40,60によつて、フロントシー
ト121を把持するとともに、特にシートクツシ
ヨン122下面の左右各側のスライドレール12
3に設けた各基準穴126に嵌合して位置決め把
持するので、シート121を傷つけることなく、
高い位置決め精度で確実にフロントシート121
を把持することができる。
しかもフレーム体11,21,31に設けられ
た各把持機構40,60は円弧状ガイド部材6を
介してフロントシート121の略中央下方部を仮
想支点Oとして傾動可能に備えられているので、
搬送中のシート121と車体111との干渉を止
する際におけるシート121の移動範囲は狭く
(振れ量が小さく)なる。
従つてフロントシート搬入姿勢のコントロール
の容易化を達成できる。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図及び第2図において、100は組立ライ
ン、101はシートセツトパレツト、111は自
動車の車体、121はフロントシートであり、車
体111は組立ライン100上のフロントシート
組付位置に位置決め待機される。図示のフロント
シート組付位置における組立ライン100の一側
方のみに組付機1とともにシートセツトパレツト
101が配設されている。
組付機1は、組立ライン100と直交方向に設
置されたスライドベース2と、このスライドベー
ス2上を組立ライン100に対し進退走行可能な
スライダ3と、このスライダ3上を組立ライン1
00と平行方向に走行可能な機台4と、この機台
4から組立ライン100方向に突設されて昇降可
能で、且つ旋回可能なロボツトアーム5と、この
ロボツトアーム5先部に備えられた把持手段をな
すフロントシート把持装置10とから成る。
シートセツトパレツト101上には左右一対の
フロントシート121,121が位置決め載置さ
れ、図示しないフロントシート供給手段によりシ
ートセツトパレツト101は図示位置に待機され
る。このシートセツトパレツト101は第3図乃
至第5図に示す如くで、上面に左右一対のセツト
治具102,102が備えられ、各セツト治具1
02上にフロントシート121がそれぞれシート
クツシヨン122下面に備えた左右一対のスライ
ドレール123,123を介して位置決め載置さ
れている。
各スライドレール123はシートクツシヨン1
22下面に固設したアウターレール124とイン
ナーレール125から成り、インナーレール12
5前端の内側面には第18図及び第21図に示す
如く基準穴126が穿設され、更にインナーレー
ル125の前後端には取付片127,127が備
えられる。第10図及び第17図に示す操作レバ
ー129によりスライドレール123をロツク状
態にしてセツト治具102上に載置し、第5図の
ようにセツト治具102の前後端に取付片12
7,127当接する。
セツト治具102の前端左右には第6図及び第
7図にも示す如くボルトセツト溝103,103
が上方に開放して形成され、前端の取付片127
に第20図の如く穿設された取付穴128にはボ
ルトbが挿入され、ボルトbは保持具104の弾
発付勢機能によりセツト溝103において第8図
の状態に保持される。
一方、車体111は図示例では、2ドア車のも
ので、左右にドア開口部112,112を有して
おり、床面113の中央には第2図のように前後
方向に延在するトンネル部114が形成され、ト
ンネル部114の前方部左右の床面113上には
第10図及び第17図の如く左右方向に延在する
チヤンネル型のブラケツト115がそれぞれ起設
される。この各ブラケツト115の上面中央には
第22図のように基準穴116が穿設され、更に
ブラケツト115左右端に形成した上方への膨出
部117前面には第20図の如く取付穴118が
穿設され、その裏面にはナツトnが固設されてい
る。
ここで、フロントシート121のシートバツク
132上部にはヘツドレスト136が備えられて
いる。
そして取付機1のロボツトアーム5先部に備え
られたフロントシート把持装置10は第9図以降
のようにして構成される。
先ず第9図乃至第13図のようにロボツトアー
ム5先部の前後には一対の円弧状ガイド部材6,
6が固設され、各円弧状ガイド部材6はロボツト
アーム5の長手方向に延在する同一形状のプレー
ト製で、その上下の円弧状縁7,8の曲率中心O
は当該ガイド部材6中央の充分下方に設定されて
いる。この一対の円弧状ガイド部材6,6にボツ
クス状の第1フレーム11が傾動可能に組付けら
れる。
第1フレーム11内には上部円弧状縁7の左右
に当接する二個のローラー15,15と下部円弧
状縁8の中央に当接する一個のローラー16とが
回転自在に備えられ、この第1フレーム11上面
の肩部にはレバー14が固設され、ロボツトアー
ム5中間部上に枢支したシリンダユニツト17の
ピストンロツド18先端がレバー14に枢着され
ている。その第1フレーム11には更に第2フレ
ーム21が略一体に組付けられる。
第2フレーム21の中央にはボツクス部22が
設けられ、このボツクス部22内に上下それぞれ
複数の弾性体23…を介して第1フレーム11が
少しく相対揺動可能にフローテイング支持され、
且つボツクス部22の上下面に起設した複数のピ
ン24…は第1フレーム11の上下面に穿設した
穴12…に少しく隙間を設けて挿入されている。
またボツクス部22上面の中央に起設したシリン
ダユニツト25のピストンロツド26下端には位
置決めピン27が備えられ、第1フレーム11上
面の中央には位置決め穴13が形成されている。
更に第2フレーム21の後部28には第3フレ
ーム31を介してシートバツク把持機構40が装
備され、また第2フレーム21のボツクス部22
前方と第2フレーム前部29にはシートクツシヨ
ン把持機構60が装備され、締付装置80は第2
フレーム前部29に装備される。
第3フレーム31は第14図及び第15図に示
すように下端で第2フレーム後部28に軸32を
介して前後方向へ揺動可能に連結され、第2フレ
ーム後部28に枢支したシリンダユニツト33の
ピストンロツド34上端が連結具35を介して第
3フレーム31中央に枢着されている。尚、第1
3図の如く第3フレーム31の後方への揺動を規
制するストツパ39は第2フレーム後部28に備
えられる。
斯かる第3フレーム31にシートバツク把持機
構40が備えられ、即ち第3フレーム31の上部
36前面に固設したシリンダユニツト41のピス
トンロツド42後端に押圧プレート43が枢支さ
れ、この押圧プレート43後面にはウレタンマツ
ト44が貼設されている。このウレタンマツト4
4がはシートバツク132前面の上部中央を後方
に押圧するものである。
更に第3フレーム31の下部37両側面には左
右一対のシリンダユニツト45,45が枢支され
るとともに、第3フレーム上部36左右に起設し
たブラケツト38,38には第16図の如く軸4
8,48を介してクランプアーム51,51が中
間部で枢支されている。各シリンダユニツト45
のピストンロツド46上端は連結具47を介して
各クランプアーム54前端に枢着されており、ク
ランプアーム54前端の上方への揺動を規制する
ストツパ49はブラケツト38に備えられる。
クランプアーム51はシートバツク132の上
部左右を背面側へ跨ぐ形状をなし、このクランプ
アーム54後部前面にはプレート52が固設さ
れ、このプレート52前面の上下にはそれぞれ保
持具53,54を介してウレタンパツド55と回
転自在なウレタンローラー56が備えられてい
る。斯かるウレタンパツド55はシートバツク1
32に内包されたパイプフレーム133の上部左
右に後方から表皮134を介して圧接するもの
で、またウレタンローラー56はその下方から表
皮134を前方に押し込むものである。
一方、第2フレーム21のボツクス部22前方
及び第2フレーム前部29にシートクツシヨン把
持機構60が備えられ、即ち第10図及び第13
図の如くボツクス部22前方の上面に起設したシ
リンダユニツト61のピストンロツド62下端に
押圧プレート63が枢支され、この押圧プレート
63下面にはウレタンマツト64が貼設されてい
る。このウレタンマツト64はシートクツシヨン
122上面の前部中央を下方に押圧するものであ
る。
更に第2フレーム前部29は第17図にも示す
ようにシートクツシヨン122の前部中央を下面
側に跨ぐ形状をなし、この第2フレーム前部29
の下部両側面には第18図及び第19図にも示す
如く左右一対のシリンダユニツト65,65が固
設され、各シリンダユニツト65のピストンロツ
ド66先端にブラケツト69が固設されており、
この各ブラケツト69と第2フレーム前部29両
側面との間には前後のガイドロツド67,68が
摺動自在に架設される。
各ブラケツト69後部の上方部には第21図に
示すようにシリンダユニツト71が固設され、こ
のシリンダユニツト71のピストンロツド72前
端に連結具73を介して左右のリンク74,74
が枢支され、各リンク74にはレバー75が前端
で枢着され、各レバー75には後方からクランプ
アーム76が嵌合して一体に組付けられている。
この各クランプアーム76の後端内側面にはク
ランプ部材77が固設して備えられ、一方のクラ
ンプ部材77には位置決めピン78が突設されて
おり、79は近接スイツチである。斯かる各クラ
ンプ部材77,77はシートクツシヨン123下
面に備えたスライドレール123のインナーレー
ル125前端両側面に圧接するもので、また位置
決めピン78はインナーレール125前端の基準
穴126に嵌合するものである。
また各ブラケツト69には締付装置80が固設
して備えられ、各締付装置80は第17図及び第
20図に示す如くナツトランナである。即ちモー
タ81を前部上の起設したハウジング82がブラ
ケツト69に固設され、ハウジング82内のスラ
イドスリーブ83内には中間スリーブ84が回転
自在に軸承され、この中間スリーブ84の前後部
内にはそれぞれ入力軸85と出力軸86とがスプ
ライン嵌合されている。
入力軸85にはモータ81の動力が伝達され、
その回転力は中間スリーブ84を経て出力軸86
に伝達され、この出力軸86の後端にはマグネツ
ト式のソケツト87が備えられている。また中間
スリーブ84内の入力軸85と出力軸86との間
にはプレート88が固設され、このプレート88
と出力軸86との間にはスプリング89が縮装さ
れている。
そして第2フレーム前部29の下部後面には第
18図及び第19図に示す如く位置決め装置90
が備えられ、即ち第2フレーム前部29の下部後
面に横方向の第1シリンダユニツト91がピスト
ンロツド92両端で架設され、この第1シリンダ
ユニツト91内には更に第22図に示すように縦
方向の第2シリンダユニツト93が設けられてい
る。
この第2シリンダユニツト93のピストンロツ
ド94下端にはプレート95が固設され、このプ
レート95下面の中央には位置決めピン96が設
けられている。この位置決めピン96は車体床面
113上のブラケツト115上面中央の基準穴1
16に嵌合するものである。
尚、ブレート95と第1シリンダユニツト91
との間には左右のガイドロツド97,97が摺動
自在に架設され、98,99は近接スイツチであ
る。
以上において、第9図に示すように円弧状ガイ
ド部材6の曲率中心Oはフロントシート121の
シートクツシヨン122の中央下方部に位置して
おり、この曲率中心Oを仮想支点としてフロント
シート121は把持装置10によつて傾動可能に
把持されることになる。
以下に作動を説明する。
先ず組立ライン100の一側方に配設された図
示しない供給手段によりシートセツトパレツト1
01上に第1図状態に位置決め載置されたフロン
トシート121を、同じく組立ライン100の一
側方に配設された把持装置10によつて位置決め
把持する。
即ち組付機1のスライドベース2上をスライダ
3が組立ライン100に対し前進しながらこのス
ライダ3上を機台4がパレツト101側に走行す
るとともに、この機台4上をロボツトアーム5が
パレツト101側に旋回してその先部に備えた把
持装置10を一つのフロントシート121上に臨
ませる。
この時、ロボツトアーム5と第1フレーム11
との間のシリンダユニツト17は中立状態にあつ
て第1フレーム11の位置決め穴13には第2フ
レーム21のボツクス部22の位置決めピン27
が嵌合しており、更に第2フレーム後部28と第
3フレーム31との間のシリンダユニツト33は
縮み状態にあつて第3フレーム31は前方へ傾い
ている。また第2フレーム前部29の下部両側面
と左右の各ブラケツト69との間の両シリンダユ
ニツト65は予め車体111並びにフロントシー
ト121の機種に応じてその長さを決定されてい
る。
そして始めに第2フレーム21のボツクス部2
2前方のシリンダユニツト61が作動してピスト
ンロツド62が下降し、ピストンロツド62下端
の押圧プレート63下面のウレタンマツト64が
シートクツシヨン122上面の前部中央を下方に
押圧する。これによりフロントシート121はパ
レツト101上に確実に押し付けられ、シート1
21の動き、姿勢が規制される。
次に第2フレーム前部29左右の各ブラケツト
69後部のシリンダユニツト71が作動してピス
トンロツド72が前進し、ピストンロツド72前
端の連結具73、両リンク74,74及びレバー
75,75を介して左右のクランプアーム76,
76がクランプ作動し、両クランプアーム76,
76後端内側面の各クランプ部材77,77がシ
ートクツシヨン123下面に備えたスライドレー
ル123のインナーレール125前端両側面に圧
接するとともに、一方のクランプ部材77に設け
た位置決めピン78がインナーレール125前端
の基準穴126に嵌合する。またインナーレール
125の検知は近接スイツチ79にて行われる。
同時に、インナーレール125前端の取付片1
27の取付穴128にセツトされているボルトb
は締付装置80のマグネツト式ソケツト87内に
頭部を吸着されて受け渡される。
斯かるシートクツシヨン把持機構60によつて
特に左右のスライドレール123,123に設け
た基準穴126,126に位置決めピン78,7
8を嵌合して高い位置決め精度でシートクツシヨ
ン122を確実に把持する。
次いで第2フレーム後部28のシリンダユニツ
ト33が作動してピストンロツド34が伸び、ス
トツパ39に当接するまで第3フレーム31が後
方に傾く。
続いて第3フレーム31左右のシリンダユニツ
ト45,45が作動してピストンロツド46,4
6が伸び、ストツパ49,49に当接するまで左
右のクランプアーム51,51が第3フレーム上
部36左右のブラケツト38,38の軸48,4
8を支点として揺動し、クランプアーム51,5
1後部前面のプレート52,52がシートバツク
132上部左右の背面側に臨む。これにより左右
のプレート52,52前面のウレタンローラー5
6,56がシートバツク132に内包されたパイ
プフレーム133の上部左右の下方から表皮13
4を前方に押し込むとともに、ウレタンパツド5
5,55がパイプフレーム133の上部左右に後
方から表皮134を介して圧接する。
このようにシートバツク132内のフレーム1
33上部下方の表皮134をローラー56により
前方に押し込み、且つフレーム133後面に表皮
134を介してパツド55を圧接するので、ロー
ラー56による表皮134の押し込み量はパツド
55によつて適度に規制され、表皮134のずれ
や破れが防止される。
そして第3フレーム上部36のシリンダユニツ
ト41が作動してピストンロツド42が伸び、ピ
ストンロツド42後端の押圧プレート43後面の
ウレタンマツト44がシートバツク132前面の
上部中央を後方に押圧する。
斯かるシートバツク把持機構40によつてシー
トバツク132を確実に押圧挟持する。
斯くして把持装置10にフロントシート121
を把持した後、ウレタンマツト64をシートクツ
シヨン122から開離させ、ロボツトアーム5を
上昇させてパレツト101上方にフロントシート
121を持ち上げる。
すると、ロボツトアーム5が旋回して組立ライ
ン100上のフロントシート組立位置に位置決め
待機された車体111の片側のドア開口部112
と直角位置に向き、再び前進してフロントシート
121を車内に搬入する。
即ちドア開口部112内への搬入に先立つてロ
ボツトアーム5と第1フレーム11との間のシリ
ンダユニツト17を作動してピストンロツド18
を縮め、ロボツトアーム5先端の円弧状ガイド部
材6に沿つて第1フレーム11を上下のローラー
15,15,16を介して傾動する。これにより
第2フレーム21も一体に傾動し、把持装置10
に把持されたフロントシート121をその中央下
方部を仮想支点Oとして傾動操作する。
このようにしてフロントシート121をドア開
口部112内への搬入時に前上がりに傾動させ、
シートバツク132上部のヘツドレスト136が
ドア開口部112上縁と干渉するのを回避して車
内に搬入する。
そして再びシリンダユニツト17を作動してピ
ストンロツド18を伸ばし、車内においてフロン
トシート121を今度は前下がりに傾動した後、
車体床面113中央のトンネル部114上方を乗
り越えて奥側の床面113上方にフロントシート
121を臨ませる。続いてシリンダユニツト17
を中立状態に戻してフロントシート121を床面
113と平行に保つ。
斯かる把持装置10によつて円弧状ガイド部材
6を介してフロントシート121の中央下方部を
仮想支点Oとして傾動操作するので、搬送中のシ
ート121と車体111との干渉を防止する場合
におけるシート121の移動範囲を狭くでき、つ
まり振れ量を小さくできる。
次に第1フレーム11の位置決め穴13から第
2フレーム21のボツクス部22の位置決めピン
27を抜き、フロントシート121を下降して床
面113上に位置決め載置する。
即ち第2フレーム前部29の下部後面に備えた
位置決め装置90の第1シリンダユニツト91を
ピストンロツド92上に走行し、この第1シリン
ダユニツト91内の第2シリンダユニツト93の
ピストンロツド94を下降し、ピストンロツド9
4下端のプレート95下面中央に備えた位置決め
ピン96を床面113上のブラケツト115上面
中央の基準穴116に嵌合する。また第1シリン
ダユニツト91の位置検出は近接スイツチ98に
より行われ、更にプレート95の位置検出は近接
スイツチ99により行われる。
この時、上述の如く第1フレーム11の位置決
め穴13から第2フレームボツクス部22の位置
決めピン27が抜かれており、上下の弾性体23
…及びピン24…と穴12…との間の隙間を介し
て第1フレーム11に対し第2フレーム21は少
しく揺動可能となつているので、位置決めピン9
6の基準穴116への挿入は良好になされる。
斯くして車体床面113上へのフロントシート
121の位置決めを行つた後、再び位置決め穴1
3に位置決めピン27を嵌合して第1フレーム1
1に第2フレーム21を固定状態に保つ。
然る後、左右の締付装置80,80の作動によ
つてそのソケツト87,87を回転し、左右のイ
ンナーレール125,125前端の取付片12
7,127の取付穴128,128にセツトされ
ているボルトb,bをブラケツト115左右端の
膨出部117,117前面の取付穴118,11
8に通してその裏面のナツトn,nに螺着する。
このようにしてフロントシート121を車体床
面113に前部で仮止めする。
以上の取付作業完了後、両把持機構40,60
によるフロントシート121の把持を解除し、搬
入時と逆の操作を繰り返して車外へ把持装置10
を戻し、再び次の作業を繰り返す。
尚、次のフロントシート121の搬入はトンネ
ル部114を乗り越えないだけで他は前記と同様
である。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、特にシートクツ
シヨン下面の左右各側のスライドレールに設けた
各基準穴に嵌合して位置決め把持するため、シー
トを傷つけることなく、高い位置決め精度で確実
にフロントシートを把持することができ、しかも
フロントシートの略中央下方部を仮想支点として
傾動可能に把持するため、搬送中のシートと車体
との干渉を防止する際におけるシートの移動範囲
は狭く(振れ量が小さく)なり、従つてフロント
シート搬入姿勢のコントロールの容易化を達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は組立ライン要部の概略平面図、第2図
は第1図矢視A方向図、第3図乃至第5図はパレ
ツトの平面図と正面図と側面図、第6図は第3図
矢視B方向図、第7図は第4図矢視C方向図、第
8図は第5図矢視D方向図、第9図乃至第11図
はフロントシート搬入状態の正面図と側面図と平
面図、第12図は円弧状ガイド部材部分の破断正
面図、第13図は円弧状ガイド部材及びシートバ
ツク把持機構部分の破断側面図、第14図及び第
15図は第13図矢視E方向図と矢視F方向図、
第16図は第15図矢視G方向図、第17図はシ
ートクツシヨン把持機構部分の破断側面図、第1
8図は第17図矢視H方向図、第19図は第18
図矢視I方向図、第20図は締付手段の拡大縦断
側面図、第21図は第17図矢視J方向図、第2
2図及び第23図は第19図K−K線断面図とL
−L線断面図である。 尚、図面中、1は組付機、5はロボツトアー
ム、6は円弧状ガイド部材、10はフロントシー
ト把持装置、40はシートバツク把持機構、60
はシートクツシヨン把持機構、80は締付装置、
90は位置決め装置、96は基準点、100は組
立ライン、101はパレツト、111は車体、1
12は開口部、113は床面、116は基準点、
121はフロントシート、122はシートクツシ
ヨン、123はスライドレール、126は基準
穴、132はシートバツク、Oは仮想支点、bは
ボルト、nはナツトである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パレツト上に位置決め載置されたフロントシ
    ートを組立ライン上の自動車の車内に搬入して組
    付けるためのフロントシート把持装置において、 ロボツトアームの先端に設けられた円弧状ガイ
    ド部材と、 この円弧状ガイド部材の円弧状縁に沿つて転動
    するローラを備えたフレーム体と、 このフレーム体に設けられ且つシートクツシヨ
    ン下面の左右各側のスライドレールに設けた各基
    準穴に嵌合自在な位置決め把持手段から成るシー
    トクツシヨン把持機構と、 前記フレーム体に設けられ且つシートバツクを
    把持するシートバツク把持機構とからなり、 前記ローラを円弧状ガイド部材に沿つて転動さ
    せることで前記フレーム体をフロントシートの略
    中央下方部を仮想支点として傾動可能にしたこ
    と、 を特徴とするフロントシート把持装置。
JP62122099A 1987-05-19 1987-05-19 フロントシ−ト把持装置 Granted JPS63287684A (ja)

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