JPS63287684A - フロントシ−ト把持装置 - Google Patents

フロントシ−ト把持装置

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JPS63287684A
JPS63287684A JP62122099A JP12209987A JPS63287684A JP S63287684 A JPS63287684 A JP S63287684A JP 62122099 A JP62122099 A JP 62122099A JP 12209987 A JP12209987 A JP 12209987A JP S63287684 A JPS63287684 A JP S63287684A
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frame
seat
seat cushion
front seat
cylinder unit
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Keiichiro Gunji
慶一郎 郡司
Shinpei Watanabe
渡辺 伸平
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はパレット上に位置決め載置されたフロントシー
トを組立ライン上の自動車の車内に搬入して組付けるた
めのフロントシート把持装置に関する。
(従来の技術) この種の装置として本出願人は先に特願昭61−141
166号を提案した。これは、シートクッションの上面
を押圧するプレート、シートクッションの下面側の表皮
を上方に押し込むローラー及びシートクッションに内包
されるフレームに表皮を介して圧接してローラーの押し
込み量を規制するパッドから成るシートクッション把持
機構と、シートバックの前面を押圧するプレート、シー
トバックの背面側の表皮を前方に押し込むローラー及び
シートバックに内包されるフレームに表皮を介して圧接
してローラーの押し込み量を規制するパッドから成るシ
ートバック把持機構とにより、フロントシートを把持す
るものである。
そしてフロントシートを車内に搬入する際に車体との干
渉を避けるため、特開昭59−6181号開示の如くシ
ートバックの略中央付近を支点としてシート全体を傾動
させるのが従来一般的であった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の把持装置でも搬送の際に振動等で
フロントシートが位置ずれすることがあり、フロントシ
ートを車内に搬入するだけでなく、車体床面に自動取付
を行う場合に位置決め精度の点でな充分ものではなかっ
た。またシートバックの略中央付近に支点を設けてシー
トを傾動させるようにすると、シートの8勤範囲が広い
(振れ量が大きい)ので、シートの搬入姿勢の制御が複
雑なものになっていた。
そこで本発明の目的は、シートを傷つけることなく、高
い位置決め精度で確実にシートを把持することが可能で
、しかも搬送中のシートと車体との干渉を防止するため
のシートの搬入姿勢のコントロールが容易なフロントシ
ート把持装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題を解決して目的を達成すべく本発明は、パレ
ット101上に位置決め載置されたフロントシート12
1を組立ライン100上の自動車の車内に搬入して組付
けるためのフロントシート把持装置10において、シー
トクッション122下面の左右各側のスライドレール1
23に設けた各基準穴126に嵌合自在な位置決め把持
手段から成るシートクッション把持機構60と、シート
バック132を把持するシートバック把持機構40とを
、円弧状ガイド部材6を介してフロントシート121の
略中央下方部を仮想支点0として傾動可能に備えたこと
を特徴とする。
(作用) 各把持機構40,60によって、シートバック132を
把持するとともに、特にシートクッション122下面の
左右各側のスライドレール123に設けた各基準穴12
6に嵌合して位置決め把持するので、シート121を傷
つけることなく、高い位置決め精度で確実にフロントシ
ート121を把持することができる。
しかも各把持機構40.60は円弧状ガイド部材6を介
してフロントシート121の略中央下方部を仮想支点0
として傾動可能に備えられているので、搬送中のシート
121と車体111との干渉を防止する際におけるシー
ト121の6動範囲は狭く(振れ量が小さく)なる。
従ってフロントシート搬入姿勢のコントロールの容易化
を達成できる。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図及び第2図において、100は組立ライン、10
1はシートセットパレット、111は自動車の車体、1
21はフロントシートであり、車体111は組立ライン
100上のフロントシート組付位置に位置決め待機され
る。図示のフロントシート組付位置における組立ライン
100の一側方のみに組付機1とともにシートセットパ
レット101が配設されている。
組付I!11は、組立ライン100と直交方向に設置さ
れたスライドベース2と、このスライドベース2上を組
立ライン100に対し進退走行可能なスライダ3と、こ
のスライダ、3上を組立ライン100と平行方向に走行
可能な機台4と、この機台4から組立ライン100方向
に突設されて昇降可能で、且つ旋回可能なロボットアー
ム5と、このロボットアーム5先部に備えられた把持手
段をなすフロントシート把持装置10とから成る。
シートセットパレット101上には左右一対のフロント
シート121,121が位置決め載置され、図示しない
フロントシート供給手段によりシートセットパレット1
01は図示位置に待機される。このシートセットパレッ
ト101は第3図乃至第5図に示す如くで、上面に左右
一対のセット治具102,102が備えられ、各セット
治具102上にフロントシート121がそれぞれシート
クッション122下面に備えた左右一対のスライドレー
ル123,123を介して位置決め載置されている。
各スライドレール123はシートクッション122下面
に固設したアウターレール124とインナーレール12
5から成り、インナーレール125前端の内側面には第
18図及び第21図に示す如く基準穴126が穿設され
、更にインナーレール125の前後端には取付片127
,127が備えられる。第10図及び第17図に示す操
作レバー129によりスライドレール123をロック状
態にしてセット治具102上に載置し、第5図のように
セット治具102の前後端に取付片127.127を当
接する。
セット治具102の前端左右には第6図及び第7図にも
示す如くボルトセット溝103,103が上方に開放し
て形成され、前端の取付片127に第20図の如く穿設
された取付穴128にはボルトbが挿入され、ボルトb
は保持具104の弾発付勢機能によりセット溝103に
おいて第8図の状態に保持される。
一方、車体111は図示例では2ドア車のもので、左右
にドア開口部112,112を有しており、床面113
の中央には第2図のように前後方向に延在するトンネル
部114が形成され、トンネル部114の前方部左右の
床面113上には第10図及び第17図の如く左右方向
に延在するチャンネル型のブラケット115がそれぞれ
起設される。この各ブラケット115の上面中央には第
22図のように基準穴116が穿設され、更にブラケッ
ト115左右端に形成した上方への膨出部117前面に
は第20図の如く取付穴118が穿設され・、その裏面
にはナツトnが固設されている。
ここで、フロントシート121のシートバック132上
部にはヘッドレスト136が備えられている。
そして組付機1のロボットアーム5先部に備えられたフ
ロントシート把持装置1oは第9図以降のようにして構
成される。
先ず第9図乃至第13図のようにロボットアーム5先部
の前後には一対の円弧状ガイド部材6゜6が固設され、
各円弧状ガイド部材6はロボットアーム5の長手方向に
延在する同一形状のプレート製で、その上下の円弧状縁
7,8の曲率中心0は当該ガイド部材6中央の充分下方
に設定されている。この一対の円弧状ガイド部材6.6
にボックス状の第1フレーム11が傾動可能に組付けら
れる。
第1フレーム11内には上部円弧状縁7の左右に当接す
る二個のローラー15.15と下部円弧状縁8の中央に
当接する一個のローラー16とが回転自在に備えられ、
この第1フレーム11上面の肩部にはレバー14が固設
され、ロボットアーム5中間部上に枢支したシリンダユ
ニット17のピストンワンド18先端がレバー14に枢
着されている。この第1フレーム11には更に第2フレ
ーム21が略一体に組付けられる。
第2フレーム21の中央にはボックス部22が設けられ
、このボックス部22内に上下それぞれ複数の弾性体2
3・・・を介して第1フレーム11が少しく相対揺動可
能にフローティング支持され、且つボックス部22の上
下面に起設した複数のピン24・・・は第1フレーム1
1の上下面に穿設した穴12・・・に少しく隙間を設け
て挿入されている。
またボックス部22上面の中央に起設したシリンダユニ
ット25のピストンロッド26下端には位置決めビン2
7が備えられ、第1フレーム11上面の中央には位置決
め穴13が形成されている。
更に第2フレーム21助後部28には第3フレーム31
を介してシートバック把持機構4oが装備され、また第
2フレーム21のボックス部22前方と第2フレーム前
部29にはシートクッション把持機構60が装備され、
締付装置8oは第2フレーム前部29に装備される。
第3フレーム31は第14図及び第15図に示すように
下端で第2フレーム後部28に軸32を介して前後方向
へ揺動可能に連結され、第2フレーム後部28に枢支し
たシリンダユニット33のピストンロッド34上端が連
結具35を介して第3フレーム31中夫に枢着されてい
る。尚、第13図の如く第3フレーム31の後方への揺
動を規制するストッパ39は第2フレーム後部28に備
えられる。
斯かる第3フレーム31にシートバック把持機構40が
備えられ、即ち第3フレーム31の上部36前面に固設
したシリンダユニット41のピストンロッド42後端に
押圧プレート43が枢支され、この抑圧プレート43後
面にはウレタンマット44が貼設されている。このウレ
タンマット44はシートバック132前面の上部中央を
後方に押圧するものである。
更に第3フレーム31の下部37両側面には左右一対の
シリンダユニット45.45が枢支されるとともに、第
3フレーム上部36左右に起設したブラケット38.3
8には第16図の如く軸48.48を介してクランプア
ーム51,51が中間部で枢支されている。各シリンダ
ユニット45のピストンロッド46上端は連結具47を
介して各クランプアーム51前端に枢着されており、ク
ランプアーム51前端の上方への揺動を規制するストッ
パ49はブラケット38に備えられる。
クランプアーム51はシートバック132の上部左右を
背面側へ跨ぐ形状をなし、このクランプアーム51後部
前面にはプレート52が固設され、このプレート52前
面の上下にはそれぞれ保持具53.54を介してウレタ
ンパッド55と回転自在なウレタンローラー56が備え
られている。斯かるウレタンバッド55はシートバック
132に内包されたバイブフレーム133の上部左右に
後方から表皮134を介して圧接するもので、またウレ
タンローラー56はその下方から表皮134を前方に押
し込むものである。
一方、第2フレーム21のボックス部22前方及び第2
フレーム前部29にシートクッション把持機構60が備
えられ、即ち第10図及び第13図の如くボックス部2
2前方の上面に起設したシリンダユニット61のピスト
ンロンドロ2下端に抑圧プレート63が枢支され、この
押圧プレート63下面にはウレタンマツトロ4が貼設さ
れている。このウレタンマツトロ4はシートクッション
122上面の前部中央を下方に押圧するものである。
更に第2フレーム前部29は第17図にも示すようにシ
ートクッション122の前部中央を下面側に跨ぐ形状を
なし、この第2フレーム前部29の下部両側面には第1
8図及び第19図にも示す如く左右一対のシリンダユニ
ット65.65が固設され、各シリンダユニット65の
ピストンロッド66先端にブラケット69が固設されて
おり、この各ブラケット69と第2フレーム前部29両
側面との間には前後のガイドロッド67.68が摺動自
在に架設される。
各ブラケット69後部の上方部には第21図に示すよう
にシリンダユニット71が固設され、このシリンダユニ
ット71のピストンロッド72前端に連結具73を介し
て左右のリンク74.74が枢支され、各リンク74に
はレバー75が前端で枢着され、各レバー75には後方
からクランプアーム76が嵌合して一体に組付けられて
いる。
この各クランプアーム76の後端内側面にはクランプ部
材77が固設して備えられ、一方のクランプ部材77に
は位置決めビン78が突設されており、79は近接スイ
ッチである。斯かる各クランプ部材77.77はシート
クッション123下面に備えたスライドレール123の
インナ−レール125前端両側面に圧接するもので、ま
た位置決めピン78はインナーレール125前端の基準
穴126に嵌合するものである。
また各ブラケット69には締付装置80が固設して備え
られ、各締付装置80は第17図及び第20図に示す如
くナツトランナである。即ちモータ81を前部上の起設
したハウジング82がブラケット69に固定され、ハウ
ジング82内のスライドスリーブ83内には中間スリー
ブ84が回転自在に軸承され、この中間スリーブ84の
前後部内にはそれぞれ入力軸85と出力軸86とがスプ
ライン嵌合されている。
入力軸85にはモータ81の動力が伝達され、その回転
力は中間スリーブ84を経て出力iI!th86に伝達
され、この出力軸86の後端にはマグネット式のソケッ
ト87が備えられている。また中間スリーブ84内の入
力軸85と出力軸86との間にはプレート88が固設さ
れ、このプレート88と出力軸86との間にはスプリン
グ89が縮装されている。
そして第2フレーム前部29の下部後面には第18図及
び第19図に示す如く位置決め装置9゜が備えられ、即
ち第2フレーム前部29の下部後面に横方向の第1シリ
ンダユニツト91がピストンロッド92両端で架設され
、この第1シリンダユニツト91内には更に第22図に
示すように縦方向の第2シリンダユニツト93が設けら
れている。
この第2シリンダユニツト93のピストンロッド94下
端にはプレート95が固設され、このプレート95下面
の中央には位置決めピン96が設けられている。この位
置決めピン96は車体床面113上のブラケット115
上面中央の基準穴116に嵌合するものである。
尚、プレート95と第1シリンダユニツト91との間に
は左右のガイドロッド97.97が摺動自在に架設され
、98.99は近接スイッチである。
以上において、第9図に示すように円弧状ガイド部材6
の曲率中心0はフロントシート121のシートクッショ
ン122の中央下方部に位置しており、この曲率中心O
を仮想支点としてフロントシート121は把持装置10
によって傾動可能に把持されることになる。
以下に作動を説明する。
先ず組立ライン100の一側方に配設された図示しない
供給手段によりシートセットパレット101上に第1図
状態に位置決め載置されたフロントシート121を、同
じく組立ライン100の一側方に配設された把持装置1
0によって位置決め把持する。
即ち組付機1のスライドベース2上をスライダ3が組立
ライン100に対し前進しながらこのスライダ3上を機
台4がパレット101側に走行するとともに、この機台
4上をロボットアーム5がパレット101側に旋回して
その先部に備えた把持装置10を一つのフロントシート
121上に臨ませる。
この時、ロボットアーム5と第1フレーム11との間の
シリンダユニット17は中立状態にあフて第1フレーム
11の位置決め穴13には第2フレーム21のボックス
部22の位置決めピン27が嵌合しており、更に第2フ
レーム後部28と第3フレーム31との間のシリンダユ
ニット33は縮み状態にあ□って第3フレーム31は前
方へ傾いている。また第2フレーム前部29の下部両側
面と左右の各ブラケット69との間の両シリンダユニッ
ト65は予め車体111並びにフロントシート121の
機種に応じてその長さを決定されている。
そして始めに第2フレーム21のボックス部22前方の
シリンダユニット61が作動してピストンロッド62が
下降し、ピストンロッド62下端の抑圧プレート63下
面のウレタンマツトロ4がシートクッション122上面
の前部中央を下方に押圧する。これによりフロントシー
ト121はパレット101上に確実に押し付けられ、シ
ート121の動き、姿勢が規制される。
次に第2フレーム前部29左右の各ブラケット69後部
のシリンダユニット71が作動してピストンロッド72
が前進し、ピストンロッド72前端の連結具73、両リ
ンク74.74及びレバー75.75を介して左右のク
ジンブアーム76゜フロがクランプ作動し、両クランプ
アーム76゜76後端内側面の各クランプ部材77.7
7がシートクッション123下面に備えたスライドレー
ル123のインナ−レール125前端両側面に圧接する
とともに、一方のクランプ部材77に設けた位置決めピ
ン78がインナーレール125前端の基準穴126に嵌
合する。またインナーレール125の検知は近接スイッ
チ79にて行われる。
同時に、インナーレール125前端の取付片127の取
付穴128にセットされているボルトbは締付装置80
のマグネット式ソケット87内に頭部を吸着されて受は
渡される。
斯かるシートクッション把持機構60によって特に左右
のスライドレール123,123に設けた基準穴126
,126に位置決めピン78゜78を嵌合して高い位置
決め精度でシートクッション122を確実に把持する。
次いで第2フレーム後部28のシリンダユニット33が
作動してピストンロッド34が伸び、ストツパ39に当
接するまで第3フレーム31が後方に傾く。
続いて第3フレーム31左右のシリンダユニット45.
45が作動してピストンロッド46゜46が伸び、スト
ッパ49.49に当接するまで左右のクランプアーム5
1,51が第3フレーム上部36左右のブラケット38
.38の軸48゜48を支点として揺動し、クランプア
ーム51゜51後部前面のプレート52.52がシート
バック132上部左右の背面側に臨む。これにより左右
のプレート52.52前面のウレタンローラー56.5
6がシートバック132に内包されたパイプフレーム1
33の上部左右の下方から表皮134を前方に押し込む
とともに、ウレタンパッド55.55がパイプフレーム
133の上部左右に後方から表皮134を介して圧接す
る。
このようにシートバック132内のフレーム133上部
下方の表皮134をローラー56により前方に押し込み
、且つフレーム133後面に表皮134を介してパッド
55を圧接するので、ローラー56による表皮134の
押し込み量はバッド55によって適度に規制され、表皮
134のずれや破れが防止される。
そして第3フレーム上部36のシリンダユニット41が
作動してピストンロッド42が伸び、ピストンロッド4
2後端の抑圧プレート43後面のウレタンマット44が
シートバック132前面の上部中央を後方に押圧する。
斯かるシートバック把持機構40によってシートバック
132を確実に抑圧挟持する。
斯くして把持装置10にフロントシート121を把持し
た後、ウレタンマツトロ4をシートクッション122か
ら開離させ、ロボットアーム5を上昇させてパレット1
01上方にフロントシート121を持ち上げる。
すると、ロボットアーム5が旋回して組立ライン100
上のフロントシート組付位置に位置決め待機された車体
111の片側のドア開口部112と直角位置に向き、再
び前進してフロントシート121を車内に搬入する。
即ちドア開口部112内への搬入に先立ってロボットア
ーム5と第1フレーム11との間のシリンダユニット1
7を作動してピストンロッド18を縮め、ロボットアー
ム5先端の円弧状ガイド部材6に沿って第1フレーム1
1を上下のローラー15.15.18を介して傾動する
。これにより第2フレーム21も一体に傾動し、把持装
置10に把持されたフロントシート121をその中央下
方部を仮想支点0として傾動操作する。
このようにしてフロントシート121をドア開口部11
2内への搬入時に前止がりに傾動させ、シートバック1
32上部のヘッドレスト136がドア開口部112上縁
と干渉するのを回避して車内に搬入する。
そして再びシリンダユニット17を作動してピストンロ
ッド18を伸ばし、車内においてフロントシート121
を今度は荷下がりに傾動した後、車体床面113中夫の
トンネル部114上方を乗り越えて奥側の床面113上
方にフロントシート121を臨ませる。続いてシリンダ
ユニット17を中立状態に戻してフロントシート121
を床面113と平行に保つ。
斯かる把持装置10によって円弧状ガイド部材6を介し
てフロントシート121の中央下方部を仮想支点0とし
て傾動操作するので、搬送中のシート121と車体11
1との干渉を防止する場合におけるシート121の8勤
範囲を狭くでき、つまり振れ量を小さくできる。
次に第1フレーム11の位置決め穴13から第2フレー
ム21のボックス部22の位置決めビン27を抜き、フ
ロントシート121を下降して床面113上に位置決め
載置する。
即ち第2フレーム前部29の下部後面に備えた位置決め
装置90の第1シリンダユニツト91をピストンロッド
92上に走行し、この第1シリンダユニツト91内の第
2シリンダユニツト93のピストンロッド94を下降し
、ピストンロッド94下端のプレート95下面中央に備
えた位置決めビン96を床面113上のブラケット11
5上面中央の基準穴116に嵌合する。また第1シリン
ダユニット91の位置検出は近接スイッチ98により行
われ、更にプレート95の位置検出は近接スイッチ99
により行われる。
この時、上述の如く第1フレーム11の位置決め穴13
から第2フレームボックス部22の位置決めピン27が
抜かれており、上下の弾性体23・・・及びピン24・
・・と穴12・・・との間の隙間を介して第1フレーム
11に対し第2フレーム21は少しく揺動可能となって
いるので、位置決めピン96の基準穴116への挿入は
良好になされる。
斯くして車体床面113上へのフロントシート121の
位置決めを行った後、再び位置決め穴13に位置決めピ
ン27を嵌合して第1フレーム11に第2フレーム21
を固定状態に保つ。
然る後、左右の締付装置80.8.0の作動によってそ
のソケット87.87を回転し、左右のインナーレール
125,125前端の取付片127.127の取付穴1
28,128にセットされているボルトb、bをブラケ
ット115左右端の膨出部117,117前面の取付穴
118.118に通してその裏面のナツトn、nに螺着
する。
このようにしてフロントシート121を車体床面113
に前部で仮止めする。
以上の取付作業完了後、両把持機構40.60によるフ
ロントシート121の把持を解除し、搬入時と逆の操作
を繰り返して車外へ把持装置10を戻し、再び次の作業
を繰り返す。
尚、次のフロントシート121の搬入はトンネル部11
4を乗り越えないだけで他は前記と同様である。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、特にシートクッション下
面の左右各側のスライドレールに設けた各基準穴に嵌合
して位置決め把持するため、シートを傷つけることなく
、高い位置決め精度で確実にフロントシートを把持する
ことができ、しかもフロントシートの略中央下方部を仮
想支点として傾動可能に把持するため、搬送中のシート
と車体との干渉を防止する際におけるシートのs!a範
囲は狭く(振れ量が小さく)なり、従ってフロントシー
ト搬入姿勢のコントロールの容易化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は組立ライン要部の概略平面図、第2図は第4図
矢視C方向図、第3図乃至第5図はパレットの平面図と
正面図と側面図、第6図は第4図矢視C方向図、第7図
は第4図矢視C方向図、第8図は第5図矢視り方向図、
第9図乃至第11図はフロントシート搬入状態の正面図
と側面図と平面図、第12図は円弧状ガイド部材部分の
破断正面図、第13図は円弧状ガイド部材及びシートバ
ック把持機構部分の破断側面図、第14図及び第15図
は第4図矢視C方向図と矢視F方向図、第16図は第4
図矢視C方向図、第17図はシートクッション把持機構
部分の破断側面図、第18図は第4図矢視C方向図、第
19図は第4図矢視C方向図、第20図は締付手段の拡
大縦断側面図、第21図は第4図矢視C方向図、第22
図及び第23図は第19図に−に線断面図とL−L線断
面図である。 尚、図面中、1は組付機、5はロボットアーム、6は円
弧状ガイド部材、10はフロントシート把持装置、40
はシートバック把持機構、60はシートクッション把持
機構、80は締付装置、90は位置決め装置、96は基
準点、100は組立ライン、101はパレット、111
は車体、112は開口部、113床面、116は基準点
、121はフロントシート、122はシートクッション
、123はスライドレール、126は基準穴、132は
シートバック、0は仮想支点、bはボルト、nはナツト
である。 特 許 出 願 人  本田技研工業株式会社代理人 
 弁理士   下  1) 容一部間    弁理士 
   大  橋  邦  産量   弁理士   小 
 山    有量   弁理士   野  1)   
茂第6図 第8図 第11図 第9図 第10図 第12図 7J

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 パレット上に位置決め載置されたフロントシートを組立
    ライン上の自動車の車内に搬入して組付けるためのフロ
    ントシート把持装置において、シートクッション下面の
    左右各側のスライドレールに設けた各基準穴に嵌合自在
    な位置決め把持手段から成るシートクッション把持機構
    と、シートバックを把持するシートバック把持機構とを
    、 円弧状ガイド部材を介してフロントシートの略中央下方
    部を仮想支点として傾動可能に備えたこと、 を特徴とするフロントシート把持装置。
JP62122099A 1987-05-19 1987-05-19 フロントシ−ト把持装置 Granted JPS63287684A (ja)

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