JP2945575B2 - フォークリフトの荷役装置 - Google Patents

フォークリフトの荷役装置

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JP2945575B2
JP2945575B2 JP5343085A JP34308593A JP2945575B2 JP 2945575 B2 JP2945575 B2 JP 2945575B2 JP 5343085 A JP5343085 A JP 5343085A JP 34308593 A JP34308593 A JP 34308593A JP 2945575 B2 JP2945575 B2 JP 2945575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空の円筒物荷役時の
作業性を向上しうるフォークリフトの荷役装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、中空の円筒物(以下単に「ワー
ク」という。)をフォークリフトを用いて荷役する場
合、図11に示すごとく、フォークリフトFのマストM
に沿って昇降動しうるリフトブラケットLに、前方に突
出したラムSを装着し、該ラムSによりワークRの中空
部を挿入保持し、搬送することが行われている。
【0003】又、搬送してきたワークRをピンラックP
に移載する場合には、フォークリフトをピンラックPの
正面に位置させかつラムSをピンラックPと同高さまで
昇降させて位置決めし、しかる後作業者がワークRをラ
ムSに沿って移動させピンラックPに移載しているのが
現状である。なお、ピンラックPからラムSにワークR
を移載する場合も同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の方法では、ワークRを作業者による人力で移載さ
せるため、作業能率が悪く、安全衛生上からも好ましい
作業とは言えず、かねてから作業性の改善が切望されて
いた。
【0005】本発明は、かかる問題に鑑み、中空状のワ
ークの荷役作業を人手を用いることなく実現でき、作業
性を格段に向上させ得るフォークリフトの荷役装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、マストに沿っ
て昇降動しうるリフトブラケットに装着される基体部
と、この基体部から前方に突出したフレーム部に沿って
移動できかつ前面に前記フレーム部に挿通された中空円
筒状のワーク端面に当接しうる押出面を具えた可動部
と、この可動部を前記フレーム部に沿って移動させ得る
駆動手段とを具えるとともに、前記可動部には、前記押
出面よりも前方に位置できかつ前記ワーク端面に当接し
うる押込具を揺動可能に装着してなるフォークリフトの
荷役装置を基本としている。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、フレーム部に挿
通保持されたワークは、可動部を駆動手段によって移動
させることにより、この可動部に設けられた押出面によ
りワークをフレーム部に沿って押し出しうる。
【0008】又可動部の押出面にてワークを押し出し
後、さらに前記可動部に揺動可能に設けられた押込具を
前記押出面よりも前方に位置させるとともに再度駆動手
段により可動部を押し出す結果、ワークをピンラック等
に奥深く押し込みうる。
【0009】よってワークの移載を人力を用いずに行い
得る。又、より奥深くまでワークを押し込むことがで
き、作業性が向上すると共に、ワークの移載を確実とし
うる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、ピンラック
等に保持されたワークに係合しうる係合部を具えたワー
ク引抜具を前記可動部に設けているため、駆動手段によ
り可能部を移動させることでワークをピンラック等から
フレーム部に引き出しうる。
【0011】さらに請求項3記載の発明によれば、ワー
クの中空部を通って、ワークの中空部近傍の端面に係合
しうる係合部を具えたワーク引抜具を前記可動部に設け
ているため、ワークが例えば、巻芯に巻き回されたフィ
ルム等のごとく外周部近傍の端面強度が小なる場合に前
記巻芯のみに係合してフィルム等の変形を防げる等、特
に有効となる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例について、以下図1乃至図
4を参照しつつ説明する。荷役装置1は、基体部2と、
この基体部2から前方に突出するフレーム部3と、該フ
レーム部3に沿って移動しうる可能部材5と、該可動部
材5を前後に移動させ得る駆動手段としての電動機12
と、前記可動部材5に揺動可能に支承された押込具4と
から構成される。
【0013】基体部2は、図3に示すごとく、リフトブ
ラケットLに固着された係止板11、11に係合しうる
係合部材10、10を上下に具えかつ保持板40に本例
では、駆動手段としての電動機12が固着されている。
【0014】又前記電動機12の出力軸にはスプロケッ
ト13が固着され、チェーン等の伝達手段14を介して
スプロケット16Bを回動させうる。又スプロケット1
6Bには、同軸かつこれと一体的に回動するスプロケッ
ト16Aが固着され、チェーン等の伝達手段9を介して
フレーム部3の前方に支承されたスプロケット17を回
動させる。
【0015】フレーム部3は、本実施例では、図4に示
すごとく断面がほぼ「U」字状をなす溝部材7と、この
溝部材7の上面に夫々固着された断面円形のガイド部材
8とから構成されている。尚前記スプロケット17は、
支持軸29に軸受を介して固着される。尚、フレーム部
には断面「H」型の鋼材など種々のものを用いうる。
【0016】可動部材5は、断面中空状の方形をなし、
本例ではその内面で前記ガイド部材8に係留するととも
に、下部には両端に支軸19Aを具えたローラ体19B
からなる案内部材19を具える。又前記ローラ体19B
と当接しうる箇所にはクッション材28が貼着されてい
る。又、案内部材は前記ローラ体に代えてスライドシュ
や直動軸受を採用しても良い。
【0017】又可動部材5の内面には、突片18が下方
に向けて突設固着され、前記チェーン9に連結されてい
る。従って、前記電動機12を回転駆動させると、フレ
ーム部3に沿って可動部材5を前後に移動させることが
できる。又可動部材5は、その前面にワークRの端面に
当接しうる押出面5Aを具える。
【0018】押込具4は、図2、図3に示すごとく、前
記可動部材5の上面にブラケット23にて揺動可能に装
着されたアーム22と該アーム22に先端部に固着さ
れ、かつ本実施例では円弧状をなす当接部材21とから
構成される。
【0019】当接部材は、上記の円弧状以外にも平板状
や半円板状など種々変形でき、本実施例のように円弧状
とすることでワークに均一に押込力を作用させうる。
【0020】当接部材21は、本例では、特定のワーク
Rの芯材Nの端面形状にほぼ一致させた押込面21Aを
具えるものを例示するが、芯材以外の端面部分を当接す
るように構成することも出来る。
【0021】又、前記アーム22には、ロックピン24
が設けられる一方、このアーム22をほぼ水平状態に揺
動させた際に前記ロックピン24と係合しうる受筒25
が可動部材5の上面に固着され、アーム22の水平状態
を固定させうるごとく構成さされる。
【0022】又可動部材5の両側面には、左右に突出す
る支軸26が突設されており、該支軸26には、回動自
在かつその長手方向にスライド自在にリンク27が装着
されている。
【0023】該リンク27、27には、図5に示すごと
くワーク引抜具30が装着される。ワーク引抜具30は
本例では、門型をなす枠体部34と、該枠体部34の両
側部に固着された取付具31、把持部33及び係合部3
2とを含む。
【0024】取付具31は本実施例では、図6に示すご
とく、受筒31Bに常時内側にバネ等で付勢されかつ端
部に操作部31Aを具えたピン31Cを挿通したものを
例示する。
【0025】又前記取付具31は、図6に示すごとくワ
ークRの構成部材である芯材Nに形成された一対の孔部
Hにピン31Cを夫々挿入することによりワークRと係
合しうる。
【0026】又前記枠体部34に設けられた係合部32
は、前記ピン31Cを芯材Nに挿入した際に、芯材Nの
外表面にほぼ一致しうる内向き面を有している。従っ
て、ワーク引抜具30をワークに係合したときに枠体部
34のガタつき等を防止でき、作業性を良好としうる。
【0027】以上のように構成されているため、図7に
示すごとく、ワークRと係合したワーク引抜具30の受
筒31Bに、前記リンク27の取付部27Aを引っ掛
け、可動部5を車体側へ引き込むことによりワークRを
フレーム部3へと移載しうる。
【0028】又図8に示すごとく、前記可動部材5に
は、その下面に固着されたフック部材20と、該フック
部材20に脱着自在に係合しうる取着部36と、該取着
部36から前方に突出し、かつその先端部にワークRの
端面に係止しうる係合部38を具えた突軸37とを含む
ワーク引抜具39を具えうる。
【0029】このように、ワーク引抜具39は、ワーク
Rの構成部材である芯材Nの内面から前記ワークRと係
合できる結果、ワークRがビニール製品やフィルム等の
剛性が小なる場合に、前記フィルム等に接触することな
く芯材Nに係合でき作業性を向上しうるとともに装置の
汎用性を高めうる。
【0030】尚、係合部38は、ワークの端面に係合し
うるものであれば種々の形状のものを用い得る。
【0031】以上のように構成された本発明の動作を説
明すると、図1に示すごとく、フレーム部3に載置した
ワークRを、ピンラックPに移載する場合には、電動機
12を任意の方向に駆動させて可動部材5を前方へ移動
させ、その押出面5AにてワークRの芯材Nを押し出す
ことにより行いうる。尚、電動機12はフォークリフト
Fに設けられたレバー6により駆動される。
【0032】図9には可動部材5の押出面5Aにてワー
クRをピンラックPに移載した状態を示しているが、か
かる状態から、可動部材5を後退させて、押込具4を水
平状態に傾動させて固定する。
【0033】然して、押込具4には、可動部材5の押出
面5Aよりも前方に位置しうる当接部材21が設けられ
るため、再度可動部材5を前進させることにより図10
に示すごとくワークRをよりピンラックPの奥まで押し
込むことができ、移載を確実としうる。
【0034】又前記ワーク引抜具30、39をピンラッ
ク等に載置されたワークRと係合させ、このワーク引抜
具に可動部材5を連結して車体側へ引き込むことでワー
クRをフレーム部3へと移載しうる。
【0035】尚、本発明は、押込具4を電動シリンダ等
のアクチュエータを用いてフォークリフトFの運転席な
どから遠隔的に傾動させるよう構成することもできる、
かかる実施例によれば作業性がより一層向上する。又ワ
ークと荷役装置とを正確に位置合わせすべく、サイドシ
フト機構を前記リフトブラケットLに装着することも好
適に採用しうる。
【0036】以上詳述したが、上記実施例以外にも種々
変形でき、例えば、駆動手段として電動機以外にも、油
圧により駆動される回動機の他、シリンダやボールスク
リュー、ラックピニオン等の直線運動を出力できるもの
を用いうる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上述のごとく中空円筒状のワ
ークを人力を用いずにピンラック等へ搬送、移載でき、
作業性を向上しうる。又押込具を用いることにより、ワ
ークの押し込み量を大として移載を確実に行える他、ピ
ンラック等からワークをフォークリフト側に移載しうる
とともに、ワークの形状、性質等に応じた引き込みが可
能となり汎用性をも向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体側面図である。
【図2】本発明の一実施例の要部を拡大して示す斜視図
である。
【図3】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図4】フレーム部、可動部材の断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】その正面図である。
【図7】その作用を説明するための側面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す側面図である。
【図9】本発明の作用を説明するための側面図である。
【図10】本発明の作用を説明するための側面図であ
る。
【図11】従来の技術を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 荷役装置 2 基体部 3 フレーム部 4 押込具 5 可能部材 12 電動機 L リフトブラケット R ワーク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マストに沿って昇降動しうるリフトブラケ
    ットに装着される基体部と、この基体部から前方に突出
    したフレーム部に沿って移動できかつ前面に前記フレー
    ム部に挿通された中空円筒状のワーク端面に当接しうる
    押出面を具えた可動部と、この可動部を前記フレーム部
    に沿って移動させ得る駆動手段とを具えるとともに、前
    記可動部には、前記押出面よりも前方に位置できかつ前
    記ワーク端面に当接しうる押込具を揺動可能に装着して
    なるフォークリフトの荷役装置。
  2. 【請求項2】前記可動部は、この可動部に回動自在に枢
    着されたリンク同士を継ぎかつ軸方向を水平状態に保持
    された円筒状のワークに係合しうる係合部を具えたワー
    ク引抜具を設けてなる請求項1記載のフォークリフトの
    荷役装置。
  3. 【請求項3】前記可動部は、前記押出面よりも前方に突
    出した突軸と、該突軸の前方端部には、中空状のワーク
    の中空部に進入できかつ前記ワークに係合しうる係合部
    とを具えたワーク引抜具を設けてなる請求項1乃至2記
    載のフォークリフトの荷役装置。
JP5343085A 1993-12-14 1993-12-14 フォークリフトの荷役装置 Expired - Lifetime JP2945575B2 (ja)

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