JP4839829B2 - ワーク位置決め装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークに形成した位置決め孔に位置決めピンを挿入して位置決めを行うワーク位置決め装置に関する。
ワークとして例えば自動車の車体パネル材に対し、溶接などの加工作業を行う際に、ワークを位置決めする必要があるが、この際ワークに形成した位置決め孔に位置決めピンを挿入して位置決めを行うワーク位置決め装置が知られている。
特開2000−190157号公報(段落0022,図3参照)
ところで、特に上記した車体パネル材のように、大きくかつ曲面形状を有するようなワークを位置決めする際には、位置決めピンのほか、ワークの下面に単に接触して受けるものなど、位置決めピン以外の位置決め手段が必要であり、これら複数の位置決め手段によって、ワークを位置決めすることとなる。
ここで、上記のような複数の位置決め手段を備える位置決め装置により、形状の異なるワークを位置決めする際には、例えばあるワークでは位置決め孔に挿入して使用する位置決めピンを、他のワークでは位置決め孔に挿入する必要のないケースが発生する。
このような場合、位置決めピンをスプリングなどの弾性手段によって支持しつつベース部に対して移動可能とし、位置決め孔に挿入する必要のない位置決めピンについては、その位置決めピンがワークの下面に接触したときに、スプリングの弾性力に抗して後退させることになる。
ところが、位置決めピンをスプリングなどの弾性手段によって支持する構成の位置決め装置は、スプリングなどの弾性手段の弾性力が強すぎると、位置決め孔に挿入する必要のない位置決めピンがワークの下面に接触したときに、スプリングが撓まず、ワークを突き上げてしまうことがあり、逆に弾性力が弱すぎると、位置決めピンが位置決め孔に入り込む際に、これら両者間の摩擦抵抗によってスプリングが撓んでしまい、位置決めピンとして機能しない場合が発生する。このため、位置決めピンを支持するスプリングなどの弾性手段の弾性力の選定が難しく、改善が望まれている。
そこで、本発明は、位置決めピンを、ワークの位置決め孔に挿入して使用する場合には位置決めピンとして確実に機能させる一方、位置決め孔に挿入せずにワークに接触する場合には容易に後退させるようにすることを目的としている。
本発明は、ワークに形成した位置決め孔に位置決めピンを挿入して位置決めを行うワーク位置決め装置において、前記位置決めピンを、前記ワークに対して接近離反移動する方向にベース部に対して移動可能に設けるとともに、前記位置決めピンを前記ベース部に対してロック固定するロック部を設け、前記位置決めピンの先端に、前記ワークに接触することで前記ロック部のロック固定状態を解除するロック解除手段を設け、前記位置決めピン内に軸方向に移動可能なセンタピンを設け、このセンタピンの先端部が前記位置決めピンの先端から突出して前記ロック解除手段を構成するとともに、前記センタピンの基端部が前記ロック部の一部を構成し、前記センタピンの基端部を、該基端部の先端部側に連接する中間部に比較して大径とし、この大径とした基端部と、中空とした前記位置決めピンの内面に形成した凹部との間にロック部材を配置して前記ロック部を構成し、前記センタピンの基端部をその先端側へ弾性手段が押圧することで、前記ロック部材が前記位置決めピンの凹部と前記センタピンの基端部との間に挟持されて、前記位置決めピンを前記ベース部に対してロック固定し、前記ベース部を、前記位置決めピン内に収容される中空部材で構成し、この中空のベース部内に前記弾性手段を収容するとともに、前記ベース部の先端側に前記ロック部材が移動可能に入り込む貫通孔を設け、前記センタピンが前記ワークに接触して前記位置決めピン内に入り込む方向に移動して前記ロック固定状態が解除される際に、前記センタピンの基端部が前記ベース部内に入り込むとともに、前記ロック部材が前記位置決めピンの凹部から離反する方向に前記貫通孔内を移動するたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、位置決めピンをワークの位置決め孔に挿入する際には、位置決めピンがロック部によりベース部に対してロック固定されているので、位置決めピンと位置決め孔との間に摩擦抵抗があっても、位置決めピンが後退することなく位置決め孔に確実に入り込んで位置決めピンとして確実に機能させることができ、逆に位置決めピンを位置決め孔に挿入しない場合には、位置決めピンの先端に設けたロック解除手段がワークに接触することで、ロック部のロック固定状態が解除されるので、位置決めピンがベース部に対して後退移動し、位置決めピンによるワークの突き上げを防止することができる。
また、位置決めピン内に軸方向に移動可能なセンタピンを設け、このセンタピンの先端部が位置決めピンの先端から突出してロック解除手段を構成するとともに、センタピンの基端部がロック部の一部を構成しているので、センタピンの先端部にワークの下面が接触してセンタピンを下降させることで、センタピンの基端部も下降してロック部におけるロック固定状態を容易に解除することができる。
また、センタピンの基端部を、センタピンの他の部位に比較して大径とし、この大径とした基端部と、中空とした位置決めピンの内面に形成した凹部との間にロック部材を配置してロック部を構成し、センタピンの基端部をその先端側へ弾性手段が押圧することで、ロック部材が位置決めピンの凹部とセンタピンの基端部との間に挟持されて、位置決めピンをベース部に対してロック固定するので、位置決めピンは、上記したロック部によって確実にベース部にロック固定することができる。
さらに、ベース部を、位置決めピン内に収容される中空部材で構成し、この中空のベース部内に弾性手段を収容するとともに、ベース部の先端側にロック部材が移動可能に入り込む貫通孔を設け、センタピンがワークに接触して位置決めピン内に入り込む方向に移動して前記ロック固定状態が解除される際に、センタピンの基端部がベース部内に入り込むとともに、ロック部材が位置決めピンの凹部から離反する方向に貫通孔内を移動するので、位置決めピンがベース部に対して容易に下降移動することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す位置決め装置の断面図である。この位置決め装置は、中空円筒状の位置決めピン1を備えており、この位置決めピン1は、図1中で上部の先端を凸状の球面として、同下部が開口している。
位置決めピン1の先端の球面部の中心にはセンタピン挿入孔1aを形成し、このセンタピン挿入孔1aにロック解除手段としてのセンタピン3の先端細径部3aを移動可能に挿入する。なお、該先端細径部3aは、位置決めピン1よりも細く形成してある。
センタピン3の図1中で下部の基端部3bは、該基端部3bの先端部側に連接する中間部(基端部3bと先端細径部3aとの間の部位)より大径とし、この基端部3bの外周面と位置決めピン1の内面に形成した凹部1bとの間には、円周方向に沿ってロック部材としての複数の鋼球5を配置している。上記した凹部1bは、位置決めピン1の下部を薄肉としてこの薄肉部1cの内側に円筒部材7を嵌め込むことによって形成する。このとき、円筒部材7の内径と、凹部1bより上部の位置決めピン1の内径とは同等としている。
なお、凹部1bは、環状であってもよく、また鋼球5に対応する位置のみに設けたものでもよい。
そして、上記した円筒部材7内には、ベース部としての中空部材で構成した円筒状のガイドシャフト9を、凹部1bより上部の位置決めピン1内に先端が入り込むように、移動可能に挿入する。ガイドシャフト9の先端における、センタピン3の基端部3bおよび位置決めピン1の凹部1bに対応する位置には、円周方向に沿って複数の貫通孔9aを形成し、この貫通孔9aに前記した鋼球5を移動可能に収容する。
ガイドシャフト9内には、上部のスプリング収容孔9bとその下部のねじ孔9cとを設け、スプリング収容孔9bに収容したコイルスプリング11によりセンタピン3を上方へ押圧する。センタピン3は、上方に押し付けられることで、先端細径部3aの下端部に形成した段部3cが位置決めピン1の内面に当接して抜け止めがなされる。一方、コイルスプリング11の下端部は、下部のねじ孔9cとの境界部分に形成したスプリング受座9dに当接している。
上記したコイルスプリング11は、単にセンタピン3を上方に押し付けて図1の状態に保持するだけの弾性力を備えていればよく、後述する図2や図4に示すように、ワークWがセンタピン3や位置決めピン1に当接することによって容易に撓むものとする。
このような位置決め装置は、位置決め装置保持部材13の図1中で上下に貫通するよう形成した取付孔15に、位置決めピン1の先端を上方に突出させた状態で収納し、下部からフランジ付きボルト17を前記したねじ孔9cに締結することによって取り付ける。この際、取付孔15は、位置決めピン1が図1中で上下方向に移動可能な上部の位置決めピン摺動孔15aと、位置決めピン摺動孔15aより小径で、ガイドシャフト9の細径部9eが挿入される下部のガイドシャフト固定孔15bとを備えている。
上記した図1のように、鋼球5がガイドシャフト9の貫通孔9aに収容された状態で、かつ鋼球5の外周側の一部が凹部1bに入り込み、凹部1bとセンタピン3の基端部3bとの間で鋼球5を挟持した状態で、位置決めピン1がベース部であるガイドシャフト9にロック固定された状態となる。
したがって、センタピン3の基端部3bと、位置決めピン1の凹部1bと、ガイドシャフト9の貫通孔9aと、鋼球5とで、位置決めピン1をベース部であるガイドシャフト9に対してロック固定するロック部19を構成することになる。
図1は、上記したように、位置決めピン1がガイドシャフト9にロック固定された状態であるが、この状態で、ワークWの位置決め孔Waに位置決めピン1を挿入する際に、位置決めピン1と位置決め孔Waとの間で摩擦抵抗が発生しても、位置決めピン1は、ロック部19によって下方への移動が規制されているため、コイルスプリング11が撓むことなく、位置決め孔Waに確実に挿入することができ、位置決めピンとして確実に機能することになる。
位置決め孔Waに位置決めピン1が挿入された状態では、ワークWは位置決め装置保持部材13の上面のワーク受座面13aに載置されて位置決めされた状態となる。
図2は、位置決めピン1をワークWの位置決め孔に挿入せずに、ワークWの下面に当接させて後退させた状態を示す。この場合には、図3に示すように、まずワークWの下面がセンタピン3の先端に当接すると、図4に示すように、センタピン3の先端細径部3aが位置決めピン1内に入り込み、これと同時にセンタピン3の基端部3bがコイルスプリング11の弾性力に抗してガイドシャフト9内に入り込む。
図4の状態では、センタピン3の基端部3bが鋼球5に対応する位置から外れるので、鋼球5は凹部1bからセンタピン3側に移動可能となってロック部19のロックを解除した状態となる。ロックが解除された位置決めピン1は、ワークWによってセンタピン3とともに下方に押され、この際、凹部1bの傾斜面1cが鋼球5を押圧してセンタピン3側へ移動させる。
鋼球5がセンタピン3側へ移動して凹部1bから離反すると、位置決めピン1は、さらにワークWに押されることで、センタピン3とともにコイルスプリング11の弾性力に抗して下方へ移動し、前記図2に示すように、ワークWが位置決め装置保持部材13の上面のワーク受座面13aに載置された時点で停止する。図2の状態では、位置決めピン1は位置決めピン摺動孔15aの最下部に位置し、またセンタピン3はその基端部3bがガイドシャフト9の上下方向ほぼ中央位置まで入り込む。
このときの位置決めピン1は、センタピン3を図1の状態となるよう上方に押し付ける比較的弱い弾性力のコイルスプリング11に抗して下降するので、位置決めピン1によりワークWを突き上げるような事態は発生しなくなる。これにより、ワークWは、位置決めピン1を下方に後退させたまま、位置決め装置保持部材13の上面のワーク受座面13aに載置された状態となる。
図2の状態から、ワークWの位置決めピン1への押圧状態を解除すると、センタピン3がコイルスプリング11によって上方へ押されて上昇し、一方位置決めピン1は、センタピン3の段部3cがセンタピン挿入孔3aの周囲下面に当接した後に、センタピン3とともに上昇する。そして、この上昇過程で、センタピン3の基端部3bの上部に形成してある凹曲面3dが、鋼球5に接触し、鋼球5を貫通孔9a内で外側に移動させて凹部1bに入り込ませ、これにより前記図3に示すロック固定状態となる。
上記したような位置決め装置は、アクチュエータを別途設けることなく、位置決めピン1を位置決め孔Waに挿入して使用する場合と、位置決めピン1をワークWに当接させて後退させる場合とに切り替えることができるので、コンパクトに構成でき、安価に設備を構築できるとともに、周辺設備との干渉を回避できて汎用性が高いものとなる。
また、位置決めピン1内に軸方向に移動可能なセンタピン3を設け、このセンタピン3の先端細径部3aが位置決めピン1の先端から突出してロック解除手段を構成するとともに、センタピン3の基端部3bがロック部19の一部を構成しているので、先端細径部3aにワークWの下面が接触してセンタピン3を下降させることで、基端部3bも下降してロック部19におけるロック固定状態を容易に解除することができる。
また、センタピン3の基端部3bを、センタピン3の他の部位に比較して大径とし、この大径とした基端部3bと、中空とした位置決めピン1の内面に形成した凹部1bとの間に鋼球5を配置してロック部19を構成し、センタピン3の基端部3bをその先端側へコイルスプリング11が押圧することで、鋼球5が位置決めピン1の凹部1bとセンタピン3の基端3bとの間に挟持されて、位置決めピン1をガイドシャフト9に対してロック固定するので、位置決めピン1は、上記したロック部19によって確実にガイドシャフト9にロック固定することができる。
さらに、ガイドシャフト9を、位置決めピン1内に収容される中空部材で構成し、この中空のガイドシャフト9内にコイルスプリング11を収容するとともに、ガイドシャフト9の先端側に鋼球5が移動可能に入り込む貫通孔9aを設け、センタピン3がワークWに接触して位置決めピン1内に入り込む方向に移動して前記ロック固定状態が解除される際に、センタピン3の基端部3bがガイドシャフト9内に入り込むとともに、鋼球5が位置決めピン1の凹部1bから離反する方向に貫通孔内9aを移動するので、位置決めピン1がガイドシャフト9に対して容易に下降移動することができる。
また、ロック部材を鋼球5で構成することで、鋼球5が、図1に示すロック固定状態と、図2に示すロック解除状態との間をスムーズに移動し、信頼性のあるロック機構を構成することができる。
なお、上記した実施形態では位置決めピン1を円筒形状としたが、中空の四角柱など角柱形状としてもよく、その場合にはガイドシャフト9も位置決めピン1の形状に合わせて外形を角柱形状とする。また、ロック部材として鋼球5に代えてローラを使用してもよい。さらに、ロック解除手段として、電気的スイッチを位置決めピンの先端に設け、このスイッチにワークが接触することで、ロック部のロック固定状態を解除するようにしてもよく、この場合のロック部は、別途アクチュエータが必要となる。
また、上記した実施形態では、位置決めピン1を鉛直方向に移動させて使用する形態としているが、水平方向に移動させて使用する形態としてもよい。
さらに、上記した実施形態では、位置決めピン1をロック部19にてロック固定した状態で、ワークを位置決め装置保持部材13の上面のワーク受座面13aに載置しつつワークの端縁部を、位置決めピン1の側部に接触させてワークを位置決めすることもできる。この場合においても、位置決めピン1は、ロック部19にてロック固定されてガイドシャフト9に対して移動が規制されているので、ワークの位置決め作業が容易に行える。
このような位置決め装置は、例えば図5に示すような可動アームとなる左右一対のアーム100の先端に設定して使用することができ、図6,図7に示すように、ワークとして、例えば自動車の車体パネル材で構成されるエンジンコンプリート101とリアメンバー103を位置決め支持する。
アーム100は、位置決めするワークの形状や大きさに合わせて第1の昇降駆動用モータ105により、一対の前記した位置決めピン1が互いに接近離反する方向に下部側を支点として回動可能であるとともに、第2の昇降駆動用モータ107により、図5中で上下方向(Z方向)に移動可能である。さらに、アーム100は、第2の昇降駆動用モータ107を設置しているテーブル109とともに図5中でY方向へ移動可能である。
上記したような位置決めピン1を備えたワーク位置決め装置は、アーム100などを含むワーク位置決め機構部110全体が、図6および図7に示すように、自動車の車体組立ライン上に平行に配置(敷設)された一対の搬送用レール111に沿ってスライド自在とされるベースプレート113上に配置される。
ここでは、4台のワーク位置決め機構部110を各ベースプレート113上に配置させ、それらワーク位置決め機構部110のそれぞれを、自動車一台分となるエンジンコンプリート101とリアメンバー103を位置決め支持することのできる適正な位置となるように搬送用レール111,111に沿って移動させ、当該ワーク位置決め機構部110でこれらエンジンコンプリート101とリアメンバー103とを位置決め支持させる。そして、これらワーク位置決め機構部110を、前記組立ラインに設けられた組立工程や溶接工程などの各工程へと順次搬送させるようにする。具体的には、隣接する工程間で前工程から後工程へワークを支持して搬送させる。
前記ワーク位置決め機構部110を載せた4台のベースプレート113は、前記一対の搬送用レール111,111間に配置(敷設)された連結棒115で連結されて一つの機構ユニットを構成し、図示を省略する駆動制御部で駆動制御されることにより、それらが一体となって搬送用レール111,111に沿って、ワークWに対して各種加工を行う各ワーク加工工程間を往復動自在とされる。連結棒115は、例えば断面ほぼ矩形状の中空パイプとされ、ボルト・ナットなどの締結手段で各ベースプレート113の下面に固定される。
なお、前記搬送用レール111,111の下には、この搬送用レール111,111を支えるためのレール受け台117,117がフロア上に固定されている。
ワーク位置決め機構部110は、エンジンコンプリート101またはリアメンバー103を位置決めして支持する前記位置決めピン1を備えるワーク位置決め装置と、この位置決め装置を先端部に取り付けた前述の2組のアーム100,100と、このアーム100,100の基端部100aを中心として該アーム100,100を閉じた状態と開いた状態に開閉自在とし、該アーム100,100の先端部に取り付けた前記位置決め装置をエンジンコンプリート101およびリアメンバー103の被係合部(前記したワークWの位置決め孔Waに相当)と係合可能な位置までアーム100,100を外側に開いた係合位置と該係合位置からアーム100,100を内側に閉じた非係合位置にそれぞれ配置させるアーム開閉手段と、前記位置決め装置、アーム100,100およびアーム開閉手段とからなるワーク位置決め機構部110全体を、前記エンジンコンプリート101またはリアメンバー103に対して接近離反させる昇降手段と、前記ワーク位置決め機構部110および前記昇降手段を載せたテーブル109を、前記エンジンコンプリート101またはリアメンバー103を位置決め支持する位置へと移動させる移動手段とを備えている。
左右2組のアーム100,100は、ワーク搬送方向(Y方向)から見て、くの字形状とされ、それぞれ第1アーム100Aおよび第2アーム100Bの2本で構成されている。第1アーム100Aおよび第2アーム100Bは、ワーク位置決め機構部110を構成する部品の一つであるアーム取付プレート119に対して可動自在に取り付けられている。
すなわち、第1アーム100Aは、アーム取付プレート119に固定された支持軸121にその基端部100aを回転自在に取り付けることにより、該支持軸121を中心として可動自在とされる。第2アーム100Bは、前記アーム取付プレート119と連結されるアーム支持プレート123との間に固定されたシャフト125にその基端部100aを回転自在に取り付けることにより、該シャフト125を中心として可動自在とされる。
また、この第1アーム100Aおよび第2アーム100Bの先端部100bは、いずれも水平支持部材127に所定間隔を置いて取り付けられた支持軸129に対して回動自在とされている。したがって、この2本の第1アーム100Aと第2アーム100Bからなるアーム100は、いわゆる平行リンク機構とされ、その先端部100bに取り付けた水平支持部材127を常に水平状態を保った状態に支持するとともに、その水平支持部材127に固定された位置決め装置における位置決めピン1の先端を常に上方に向けた状態を保つ。
アーム開閉手段は、第1アーム100Aの先端部100bと基端部100aの中途位置に一端131aを連結させたリンク部材131と、このリンク部材131の他端131bを連結させた昇降部材133と、該昇降部材133を上下動させてこの昇降部材133に連結させたリンク部材131を回動させることにより、該リンク部材131に連結された前記第1アーム100Aを開閉自在とする昇降部材駆動機構部とからなる。
リンク部材131は、第1アーム100Aの基端部100a寄りの位置に固定された支持軸135にその一端131aを回動自在に取り付けることにより、該支持軸135を中心として可動自在とされる。また、このリンク部材131は、昇降部材133に固定された支持軸137の先端にその他端131bを回動自在に取り付けることにより、該支持軸137を中心として可動自在とされる。
昇降部材駆動機構部は、昇降部材133を上下動させるための第1の昇降駆動用モータ105と、この第1の昇降駆動用モータ105の動力を伝達する一対の第1のプーリー139,139と、これら第1のプーリー139,139間に掛けられた第1の駆動ベルト141と、一方の第1のプーリー139に基端部を固定させて回転する第1のボールねじ143と、昇降部材133を一面に固定し、該第1のボールねじ143に沿って上下動する第1のナット部材145とから構成される。
第1の昇降駆動用モータ105は、昇降テーブル147に固定され、一対の第1のプーリー139,139間に掛けられた第1の駆動ベルト141を介して回転力を伝達し、その一方の第1のプーリー139に固定された第1のボールねじ143を正逆方向に回転させることにより、この第1のボールねじ143に螺合する第1のナット部材145を上下動させて、該第1のナット部材145に固定した昇降部材133を昇降動させる。かかる第1の昇降駆動用モータ105は、例えばステッピングモータなどから構成され、駆動制御部に指示されることによって前記昇降部材133を所望の位置に高精度に昇降動可能とする。
第1のプーリー139,139および第1の駆動ベルト141は、昇降テーブル147の内部に回転自在に配置されている。第1のボールねじ143および第1のナット部材145は、昇降テーブル147に垂直に固定された四角柱形状をなす第1のガイド支柱149の中に設けられている。第1のナット部材145は、その殆どの部位がこの第1のガイド支柱149で覆われるが、昇降部材133を取り付ける側の一面は外側へ突出している。この第1のナット部材145には、第1のボールねじ143と螺合するねじ部(図示は省略する)が形成されており、該第1のボールねじ143が回転することで、第1のナット部材145がこの第1のボールねじ143に送られて下端位置から上端位置の間を昇降動するようになっている。
このように構成されたアーム開閉手段では、エンジンコンプリート101およびリアメンバー103を位置決め支持する前の待機状態(図8に示す状態)では、2組のアームが交差して各アーム100,100の先端部に取り付けた位置決め装置を該アーム100,100の内側の位置に配置させた状態とされる。つまり、位置決めピン1を備える位置決め装置は、図8に示すように、外側に配置された第2アーム100Bの先端部100bの内側に位置し、ワーク位置決め機構部110の両側に配置された各工程で使用される図示しない治具などと接触しないように待避した位置に設けられる。
この待機状態から駆動制御部より指令を受けて第1の昇降駆動用モータ105が駆動し、第1のプーリー139,139および第1の駆動ベルト141を介して第1のボールねじ143が回転させられると、この第1のボールねじ143に螺合する第1のナット部材145が上方位置へと送られる(上昇させられる)。このとき、第1のナット部材145に固定された昇降部材133も一緒に上昇するが、その昇降部材133の上昇に伴って、この昇降部材133に固定された支持軸137に回動自在に取り付けられるリンク部材131が、該支持軸131に取り付けられた他端131bを中心として図8中矢印Dで示す方向へ回動して行き、その一端131aに連結した第1アーム100Aを外側へ開くように回動させて行く。かかる第1アーム100Aが外側へ開くように回動すると、この第1アーム100Aの先端部100bに固定された水平支持部材127に連結される第2アーム100Bもこれに連動して外側へ一緒に回動する。
そして、2組のアーム100,100は、図5に示すように、右側と左側にそれぞれ外側へ大きく羽ばたくようにして開き、各アーム100,100の先端部100bに取り付けた位置決め装置を、該アーム100,100の先端部100bからさらに外側に配置させるようになる。これらアーム100,100が回動する一連の状態では、平行リンク機構を構成する第1アーム100Aと第2アーム100Bにより、水平支持部材127は、常に位置決め装置を真上に保持した水平状態を保ちながら移動する。そのため、このアーム100,100の開き角度に拘わらず、どの状態でもエンジンコンプリート101およびリアメンバー103を位置決め支持することのできる状態とされ、大きさや形状の異なるワークに対してもこの1つ位置決め装置だけで位置決め支持することができる。
昇降手段は、図5に示すように、前記した位置決めピン1を備える位置決め装置、アーム100,100およびアーム開閉手段とからなるワーク位置決め機構部110全体を、前記エンジンコンプリート101またはリアメンバー103に対して接近離反させるためのものであり、前記ワーク位置決め機構部110を上下動させるための第2の昇降駆動用モータ107と、この第2の昇降駆動用モータ107の動力を伝達する一対の第2のプーリー151,151と、これら第2のプーリー151,151間に掛けられた第2の駆動ベルト153と、一方の第2のプーリー151に基端部を固定させて回転する第2のボールねじ155と、前記したアーム取付プレート119を一面に固定し、該第2のボールねじ155に沿って上下動する第2のナット部材157とから構成される。
第2の昇降駆動用モータ107は、前記したテーブル109上に固定されている。この第2の昇降駆動用モータ107は、一対の第2のプーリー151,151間に掛けられた第2の駆動ベルト153を介して回転力を伝達し、その一方の第2のプーリー151に固定された第2のボールねじ155を正逆方向に回転させることにより、この第2のボールねじ155に螺合する第2のナット部材157を上下動させて、該第2のナット部材157に固定したワーク位置決め機構部110全体を昇降動させる。この第2の昇降駆動用モータ107は、第1の昇降駆動用モータ105と同様、ステッピングモータからなり、駆動制御部に指示されることによって前記ワーク位置決め機構部110を所望の位置に高精度に昇降動可能とする。
第2のプーリー151,151および第2の駆動ベルト153は、テーブル109に垂直に固定された四角柱形状をなす第2のガイド支柱159の下端に設けられたケース161内に配置されている。この第2のガイド支柱161の中には、前記第2のボールねじ155と前記第2のナット部材157とが配置されている。第2のナット部材157には、第2のボールねじ155と螺合するねじ部(図示は省略する)が形成されており、該第2のボールねじ155が回転することで、第2のナット部材157がこの第2のボールねじ155に送られて下端位置から上端位置の間を昇降動するようになっている。
このように構成された昇降手段では、第2の昇降駆動用モータ107が駆動し、第2のプーリー151,151および第2の駆動ベルト153を介して第2のボールねじ155が回転させられると、この第2のボールねじ155に螺合する第2のナット部材157が上下方向に送られる(昇降動させられる)。したがって、この第2のナット部材157に前記アーム取付プレート119を固定させたワーク位置決め機構部110は、図8に示す下端まで下降させた待機位置と図5に示す所定位置まで上昇させた係合位置との間を昇降動することになる。
移動手段は、前記ワーク位置決め機構部110および前記昇降手段を載せたテーブル109を、前記エンジンコンプリート101またはリアメンバー103を位置決め支持するワーク支持位置へと移動させるためのもので、テーブル109をスライド自在とする一対の移動用レール163,163と、ラックギア165が形成されたラックレール167と、テーブル109に固定されたテーブル移動用モータ169と、このテーブル移動用モータ169に取り付けられ、ラックギア165と歯合して前記テーブル109を移動させるピニオンギア171とからなる。
移動用レール163,163は、4個のベースプレート113を橋渡しするように連続して設けられ、該ベースプレート113上に固定されたレール基盤173の上に固定されている。ラックレール167は、一方の移動用レール163に近接して設けられ、前記レール基盤173上に固定されている。このラックレール167には、その長手方向に沿ってラックギア165が形成されている。テーブル移動用モータ169は、前記テーブル109に固定され、そのテーブル109の下面に突き出たピニオンギア171を前記ラックギア165に歯合させて回転させることで、前記テーブル109を移動用レール163,163に沿って往復動自在とする。なお、テーブル移動用モータ169は、制御部で制御可能なステッピングモータからなる。
本実施の形態では、テーブル移動用モータ169を駆動してワーク位置決め機構部110および昇降手段を載せた各テーブル109を、少なくともそれぞれのワーク支持位置まで移動できればよいが、必要に応じてこれら各テーブル109を一個所の位置に集合させて移動させることもできる。
次に、上述のように構成されたワーク位置決め機構部110でワーク(エンジンコンプリート101およびリアメンバー103)を位置決め支持し、そのワークを搬送する動作について説明する。
まず、テーブル移動用モータ169を駆動し、ラックギア165と歯合するピニオンギア171を回転させることにより、前記テーブル109を前記移動用レール163,163に沿って移動させる。かかるテーブル109は、その上に設けたワーク位置決め機構部110が、図6および図7に示す位置にセットされたエンジンコンプリート101およびリアメンバー103の下方位置と対応するワーク支持位置と対応する位置まで移動される。
次に、第2の昇降駆動用モータ107を駆動し、図8のようにアーム100,100が閉じた待機状態から該アーム100,100が閉じた状態を保持したままの状態で、第2のナット部材157を上昇させることにより、前記ワーク位置決め機構部110を周囲の治具などと干渉しない位置まで上昇させる。
次いで、第1の昇降駆動用モータ105を駆動し、第1のナット部材145を上昇させることにより前記したリンク部材131を回動させ、閉じた状態にある2組のアーム100,100をそれぞれ図5に示すように外側へ開かせる。
そして、各アーム100,100の位置決め装置における位置決めピン1が、エンジンコンプリート101およびリアメンバー103の前記した位置決め孔Waと適宜係合可能位置となったところ、もしくはワークの下面に当接可能となったところで、再び第2の昇降駆動用モータ107を駆動してワーク位置決め機構部110を上昇させ、前記位置決めピン1でエンジンコンプリート101およびリアメンバー103を位置決め支持させ(前記図1の状態に相当)、もしくは位置決めピン1をこれらワークの下面に当接させる(前記図2の状態に相当)。
エンジンコンプリート101およびリアメンバー103をワーク位置決め機構部110で位置決め支持したら、図示しない駆動源を駆動して連結棒115で連結した4台のベースプレート113を前記搬送用レール111,111に沿って移動させ、エンジンコンプリート101およびリアメンバー103を、隣接する次の工程(後工程)へと搬送させる。ワーク搬送後の回送は、前記した動作の逆の動作を行い、アーム100,100を閉じた状態に戻すとともにワーク位置決め機構部110を待機位置として隣接する前の工程(前工程)へと回送させる。
本実施の形態のワーク位置決め機構部110によれば、エンジンコンプリート101やリアメンバー103などのワークを位置決めして支持する位置決め装置をアーム100,100の先端部に取り付け、そのアーム100,100を閉じた状態と開いた状態に開閉自在として該位置決め装置を位置決め位置と非位置決め位置にそれぞれ配置させ、また、位置決め装置をワークに対して接近離反させるようにしたので、車種毎に大きさや形状の異なるワークに対して前記アーム100,100の開き度合いと位置決め装置の昇降位置とを適宜調整することにより、多車種に応じた複数種類のワークを、専用のワーク受け部やシリンダを使用することなく位置決め支持することができる。
また、本実施の形態のワーク位置決め機構部110によれば、ワーク搬送終了後に非位置決め位置でアーム100,100を閉じた状態とし、そのアーム100,100の先端部に取り付けた位置決め装置をワークより離反させた位置まで下降させて待機しておけば、ワーク受取位置(前工程)まで回送する際に組立ライン上の各工程に配置された治具などと干渉するのを防止できる。
また、本実施の形態のワーク位置決め機構部110によれば、昇降部材133の上下動に連動させてリンク部材131を回動させることによりアーム100,100を開閉自在とするリンク機構でアーム開閉手段を構成したので、異なる大きさや形状の複数種類のワークに対しても、そのアーム100,100の開き角度を適宜調整することで、簡単にワークを位置決め支持することができる。
また、本実施の形態のワーク位置決め機構部110によれば、アーム100,100を閉じたときにそれら2組のアーム100,100が交差して各アーム100,100の先端部に取り付けた位置決め装置をアーム100,100の先端部の内側の位置に配置させたことから、前工程へと回送させる際に、その周囲に配置させた治具などにアーム100,100が接触するのを防止できる。
また、本実施の形態のワーク位置決め機構部110によれば、各組のアーム100,100を、それぞれ2本のアームにていわゆる平行リンク機構としたので、位置決め装置を常に水平に保つことができる。そのため、アーム100,100の開き角度の大小に拘わらず位置決め装置が常に水平であるから、複数種類のワークでも容易に位置決め支持することができる。
また、本実施の形態のワーク位置決め機構部110によれば、ワーク位置決め機構部110および昇降手段を載せたテーブル109をワーク支持位置へと移動させる移動手段を、テーブル移動用モータに設けたピニオンギア171とラックギア165とを歯合させることにより前記移動用レー163,163に沿って該テーブル109を移動自在とする構成としたので、従来からある移動手段を使用した低コストの装置とすることができる。さらに、移動用レール163,163をレール基盤173と共に4個のベース113を橋渡しするように連続して設けたので、装置ユニット全体の剛性部材として機能させることができ、他の構成部材の板厚低減など軽量化が可能となる。
また、本実施の形態のワーク位置決め機構部110によれば、テーブル109を含めた装置全体を配置したベースプレート113の複数個を連結手段で連結してなる装置ユニットを、各ワーク加工工程間を往復動させているので、各ベースプレート113毎に移動させる面倒な制御をする必要がない。
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、上述の実施の形態は、本発明の一例に過ぎないからこれら実施の形態に、本発明が限定されるものではない。
本発明の一実施形態を示す位置決め装置の断面図である。 図1の位置決め装置における位置決めピンをワークの位置決め孔に挿入せずに、ワークの下面に当接させる場合を示す断面図である。 位置決めピンをワークの下面に当接させる場合の動作説明図で、ワークがセンタピンに接触する状態を示す。 位置決めピンをワークの下面に当接させる場合の動作説明図で、センタピンがワークに押されて位置決めピン内に入り込んだ状態を示す。 図1の位置決め装置を備えた位置決め機構部全体を示す斜視図である。 図5のワーク位置決め機構部を複数用いてワークを位置決め支持した状態を示す側面図である。 図6の平面図である。 図5に示すアームが閉じた待機状態におけるワーク位置決め機構部全体の正面図である。
符号の説明
W ワーク
Wa ワークの位置決め孔
1 位置決めピン
1b 位置決めピンの凹部
3 センタピン(ロック解除手段)
3b センタピンの基端部
5 鋼球(ロック部材)
9 ガイドシャフト(ベース部)
9a ガイドシャフトの貫通孔
11 コイルスプリング(弾性手段)
ロック部

Claims (2)

  1. ワークに形成した位置決め孔に位置決めピンを挿入して位置決めを行うワーク位置決め装置において、前記位置決めピンを、前記ワークに対して接近離反移動する方向にベース部に対して移動可能に設けるとともに、前記位置決めピンを前記ベース部に対してロック固定するロック部を設け、前記位置決めピンの先端に、前記ワークに接触することで前記ロック部のロック固定状態を解除するロック解除手段を設け
    前記位置決めピン内に軸方向に移動可能なセンタピンを設け、このセンタピンの先端部が前記位置決めピンの先端から突出して前記ロック解除手段を構成するとともに、前記センタピンの基端部が前記ロック部の一部を構成し、
    前記センタピンの基端部を、該基端部の先端部側に連接する中間部に比較して大径とし、この大径とした基端部と、中空とした前記位置決めピンの内面に形成した凹部との間にロック部材を配置して前記ロック部を構成し、前記センタピンの基端部をその先端側へ弾性手段が押圧することで、前記ロック部材が前記位置決めピンの凹部と前記センタピンの基端部との間に挟持されて、前記位置決めピンを前記ベース部に対してロック固定し、
    前記ベース部を、前記位置決めピン内に収容される中空部材で構成し、この中空のベース部内に前記弾性手段を収容するとともに、前記ベース部の先端側に前記ロック部材が移動可能に入り込む貫通孔を設け、前記センタピンが前記ワークに接触して前記位置決めピン内に入り込む方向に移動して前記ロック固定状態が解除される際に、前記センタピンの基端部が前記ベース部内に入り込むとともに、前記ロック部材が前記位置決めピンの凹部から離反する方向に前記貫通孔内を移動することを特徴とするワーク位置決め装置。
  2. 前記ロック部材を鋼球で構成したことを特徴とする請求項に記載のワーク位置決め装置。
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