JP2004322107A - ワークのクランプ装置およびワークのクランプ方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワークのクランプ装置10は、上・下のクランプ爪26〜29を有するクランプ機構24〜25を基台11に水平方向移動可能に複数個設け、これらのクランプ機構24〜25をワーク20の大きさに合わせて移動し、ワーク20をクランプするものである。このワークのクランプ装置10は、上・下のクランプ爪をウレタン樹脂で形成し、上・下のクランプ爪でワーク20の略平坦部をクランプするように構成したものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のワークを所定の溶接位置で相互に当接させた状態にクランプするワークのクランプ装置およびワークのクランプ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のワークを溶接するために、ワークを所定位置に保持するものとしてクランプ装置が知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−52180号公報(第3−5頁、図4および図7)
【0004】
以上の特許文献1について次図を参照の上、詳しく説明する。
図18(a),(b)は従来のワークのクランプ装置を説明する図であり、(a)は平面図、(b)は側面図を示す。なお、符号を振り直した。
基台200に備えた中央の位置決めピン201に、中央ワーク202の取付孔を嵌合し、中央ワーク202を受け部材203・・・(・・・は複数個を示す)に載せるとともに、外周フランジ204をバックバー205・・・に当接する。これにより、中央ワーク202を所定の溶接位置に位置決めする。
【0005】
さらに、基台200に備えた左・右の位置決めピン206・・・に、左・右のワーク207,207の取付孔を嵌合するとともに、左・右のワーク207,207の外周フランジ208,208をバックバー209・・・に当接する。これにより、左・右のワークを所定の溶接位置に位置決めする。
【0006】
次に、基台200に備えた固定クランプ爪210・・・,211・・・に板状ワーク212を載せ、サイドアーム213をピン214を軸にして矢印の如く下降して、サイドアーム213に設けた可動クランプ爪215・・・,216・・・で、板状ワーク212の上面を押圧する。
【0007】
これにより、固定クランプ爪210・・・,211・・・と可動クランプ爪215・・・,216・・・で板状ワーク212を挟持し、所定の溶接位置に位置決めし、中央ワーク202の外周フランジ204に当接するとともに、左・右のワーク207,207の外周フランジ208,208に当接する。
【0008】
この状態で、板状ワーク212に、中央ワーク202の外周フランジ204をスポット溶接ガン(図示せず)で溶接するとともに、板状ワーク212に、左・右のワーク207,207の外周フランジ208,208をスポット溶接ガンで溶接する。
【0009】
ここで、固定クランプ爪210・・・,211・・・は、デルリン樹脂製の部材であり「上記公報段落[0016]第9行〜第10行に記載」、可動クランプ爪215・・・,216・・・は、ウレタン樹脂製の部材である「上記公報段落[0021]第2行〜第3行に記載」。
【0010】
クランプ爪をデルリン樹脂やウレタン樹脂で形成する理由は、固定クランプ爪210・・・,211・・・と、可動クランプ爪215・・・,216・・・とで板状ワーク212をクランプした際に、板状ワーク212に打痕(凹み)が発生してすることを防ぐためである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、各々のクランプ爪をデルリン樹脂やウレタン樹脂で形成した場合でも、固定クランプ爪210・・・,211・・・と、可動クランプ爪215・・・,216・・・とで板状ワーク212をクランプした際に、板状ワーク212に打痕による凹凸が発生することが考えられる。
このため、クランプの際に、ワークに打痕による凹凸が発生することを確実に防ぐことができるクランプ装置の実用化が望まれていた。
【0012】
一方、固定クランプ爪210・・・,211・・・と、可動クランプ爪215・・・,216・・・とで板状ワーク212をクランプするために、固定クランプ爪210・・・,211・・・の上端210a・・・,211a・・・や、可動クランプ爪215・・・,216・・・の下端215a・・・,216a・・・を板状ワーク212の形状に合わせて形成する必要がある。
【0013】
具体的には、固定クランプ爪210・・・,211・・・の上端210a・・・,211a・・・を板状ワーク212の下面に合わせて大きく傾斜させ、可動クランプ爪215・・・,216・・・の下端215a・・・,216a・・・を板状ワーク212の上面に合わせて大きく傾斜させる必要がある。
【0014】
このため、板状ワーク212の品種を変更する際には、新たなワークに合わせて、新たな固定クランプ爪や新たな可動クランプ爪を用意する必要がある。
よって、多種の固定クランプ爪や可動クランプ爪を準備する必要があり、そのことが設備費を抑える妨げになっていた。
【0015】
そこで、本発明の目的は、ワークに打痕による凹凸が発生することを防止し、かつ設備費を抑えることができるワークのクランプ装置およびワークのクランプ方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、上・下のクランプ爪を有するクランプ機構を基台に水平方向移動可能に複数個設け、これらのクランプ機構をワークの大きさに合わせて移動してワークをクランプするワークのクランプ装置であって、前記上・下のクランプ爪をウレタン樹脂で形成し、上・下のクランプ爪でワークの略平坦部をクランプするように構成したことを特徴とする。
【0017】
上・下のクランプ爪でワークの略平坦部をクランプすることで、ワークの形状を変更した場合に、新たなワークの略平坦部を、現状の上・下のクランプ爪でクランプすることが可能になる。
加えて、クランプ機構をワークの大きさに合わせて移動することで、クランプ機構を多種のワークに合わせてクランプ位置に配置することができる。
よって、ワークのクランプ装置を、多種のワークに適用することができるので、ワークを変更した場合に、同じクランプ装置で、新たなワークをクランプすることができる。
【0018】
さらに、上・下のクランプ爪でワークの略平坦部をクランプすることで、ワークのクランプ位置をある程度ラフに決めても、ワークを良好にクランプすることができる。よって、クランプ機構を比較的ラフに位置決めすることができる。
【0019】
加えて、上・下のクランプ爪をウレタン樹脂で形成することで、上・下のクランプ爪の硬さを好適に調整することが可能になる。
よって、上・下のクランプ爪でワークをクランプした際に、ワークに打痕による凹凸が発生することを防止することができる。
【0020】
請求項2は、上・下のクランプ爪を、ロックウエル硬さ(Cスケール)で30〜50のウレタン樹脂としたことを特徴とする。
【0021】
ウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)を30未満に設定すると、ウレタン樹脂が柔らかすぎて、ワークをクランプした際に、ワークを安定させることが難しい。
一方、ウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)が50を超えると、ウレタン樹脂が硬すぎて、ワークをクランプした際に、ワークに打痕による凹凸が発生する虞がある。
そこで、ウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)を30〜50に設定することで、ワークを好適にクランプし、かつワークに打痕による凹凸が発生することを防止する。
【0022】
請求項3は、上・下のクランプ爪を有するクランプ機構を基台に水平方向移動可能に複数個設け、これらのクランプ機構をワークの大きさに合わせて移動してワークをクランプし、この状態で溶接ロボットによりワークへ溶接を施す溶接装置において、前記クランプ機構を前記溶接ロボットで押すことによりクランプ機構の位置を決定することを特徴とする。
【0023】
ここで、クランプ機構をクランプ位置に位置決めするためには、一般に近接スイッチや制御部などの位置決め手段が必要になり設備費が嵩む。
加えて、ワークのクランプ装置の近傍には、複数の溶接ロボットが備えられており、これらの溶接ロボットが溶接のために作動するスペースを確保する必要がある。
このため、位置決め手段として近接スイッチや制御部などを備えると、溶接ロボットが作動するスペースを確保することが難しくなる。
そこで、請求項3において、クランプ機構を溶接ロボットで押すことによりクランプ機構の位置を決定するようにした。
【0024】
これにより、クランプ機構を位置決めするために必要とされていた近接スイッチや制御部などの位置決め手段を不要とすることができ、設備の簡素化を図ることができる。
加えて、近接スイッチや制御部などの位置決め手段を不要とすることで、溶接ロボットが溶接のために作動するスペースを容易に確保することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。ここで、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従う。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るワークのクランプ装置を示す斜視図である。
ワークのクランプ装置10は、基台11に左・右の前レール12,12を介して左・右の前支持部材15,15をワーク(一例として、テールゲート)20に近づく方向とワーク20から離れる方向とに移動自在に設け、基台11に左・右の後レール13,13を介して左・右の後支持部材16,16をワーク20に近づく方向とワーク20から離れる方向とに移動自在に設け、左・右の前支持部材15,15に左・右の前クランプ機構24,24を設け、左・右の後支持部材16,16に左・右の後クランプ機構25,25を設ける。
ワーク20は、上・下のワーク21,22(図6および図7参照)からなる。
【0026】
さらに、ワークのクランプ装置10は、左・右の前クランプ機構24,24に、下ワーク22の略平坦部22a,22a(図3、図6参照)を支える左・右の下前クランプ爪26,26を設けるとともに、上ワーク21の周縁部(略平坦部)21a,21a(図3、図6参照)を上方から押し付ける左・右の上前クランプ爪27,27を設け、基台11に上ワーク21の前辺21bに当接可能な左・右の基準部材31,31を設けるとともに、左・右の前クランプ機構24,24のベース33,33に上ワーク21の左右辺21c、21cの位置を規制する左・右の前規制ロッド35、35を設ける。
【0027】
加えて、ワークのクランプ装置10は、左・右の後クランプ機構25,25に、下ワーク22の略平坦部22a,22a(図5、図7参照)を支える左・右の下後クランプ爪28,28を設けるとともに、上ワーク21の周縁部(略平坦部)21a,21a(図5、図7参照)を上方から押し付ける左・右の上後クランプ爪29,29を設け、左・右の後クランプ機構25,25のベース37,37に上ワーク21の左右辺21c、21cの位置を規制する左・右の後規制ロッド38、38を設ける。
【0028】
このワークのクランプ装置10は、左・右の基準部材31,31、左・右の前規制ロッド35、35および左・右の後規制ロッド38、38で、ワーク20を位置決めし、上・下のワーク21,22を上・下の前クランプ爪26,27および上・下の後クランプ爪28,29で溶接可能な状態にクランプするものである。
【0029】
基台11は、前後の横梁41,41を一定間隔をおいて配置し、これらの横梁41,41を3本のクロスメンバ42・・・で連結し、前横梁41の左右端近傍に突出部43,43を設け、前横梁41の左右端にそれぞれ左・右の前取付プレート44,44を設け、後横梁41の左右端にそれぞれ左・右の後取付プレート45,45を設けた略矩形状の枠体である。
【0030】
前横梁41の左・右の突出部43,43に、左・右の前取付プレート44,44の突片44a,44aをそれぞれ延ばし、左・右の突片44a,44aに左・右の基準部材31,31をボルト止めする。
【0031】
左・右の前取付プレート44,44に、左右方向に延びる左・右の前レール12,12を設け、これらの前レール12,12に沿って、左・右の前移動体47,47を移動自在に取り付ける。
左・右の前移動体47,47に左・右の前支持部材15,15を立設し、左・右の前支持部材15,15の頂部に左・右の前クランプ機構24,24を設け、左・右の前クランプ機構24,24のベース33,33に、左・右の前規制ロッド35,35を設ける。
【0032】
そして、左・右の前移動体47,47に、左・右の前ロックシリンダ51,51のロッド部51a,51aをそれぞれ連結し、各々の前ロックシリンダ51,51のシリンダ部51b,51bを支持プレート52,52を介して左・右の前取付プレート44,44に取り付ける。
【0033】
左・右の後取付プレート45,45に、左右方向に延びる左・右の後レール13,13を設け、これらの後レール13,13に沿って、左・右の後移動体48,48を移動自在に取り付ける。
左・右の後移動体48,48に左・右の後支持部材16,16を立設し、左・右の後支持部材16,16の頂部に左・右の後クランプ機構25,25を設け、左・右の後クランプ機構25,25のベース37,37に、左・右の後規制ロッド38,38を設ける。
【0034】
そして、左・右の後移動体48,48に、左・右の後ロックシリンダ54,54のロッド部54a,54aをそれぞれ連結し、各々の後ロックシリンダ54,54のシリンダ部54b,54bを支持プレート55,55を介して左・右の後取付プレート45,45に取り付ける。
【0035】
なお、左・右の前クランプ機構24,24は同一機構なので、以下、主に右前クランプ機構24を例に説明する。また、左・右の後クランプ機構25,25は同一機構なので、以下、主に右後クランプ機構25を例に説明する。
【0036】
図2は本発明に係るワークのクランプ装置の右前クランプ機構を示す斜視図である。
右基準部材31は、略矩形状のプレートで、下端を前方に折り曲げて折曲部31aとし、折曲部31aをボルト32,32で右前取付プレート44の突片44aに固定し、上端を斜め外側に折り曲げた傾斜部31bとした略矩形状のプレートである。
【0037】
右前取付プレート44に、左右方向に延びる右前レール12を設け、右前レール12に沿って、右前移動体47を矢印方向に移動自在に取り付ける。
右前移動体47に右前支持部材15を立設し、右前支持部材15の頂部に右前クランプ機構24を設け、右前クランプ機構24のベース33に、右前規制ロッド35を設ける。
【0038】
そして、右前移動体47に、右前ロックシリンダ51のロッド部51aを連結し、右前ロックシリンダ51のシリンダ部51bを支持プレート52を介して右前取付プレート44に取り付ける。
よって、右前ロックシリンダ51をロックすることにより、右前移動体47を所定位置に保持する。
【0039】
図3は本発明に係るワークのクランプ装置の右前クランプ機構を示す側面図である。
右前クランプ機構24は、右前支持部材15の頂部にベース33の内側端部33aを取り付け、内側端部33aの上面に右下前クランプ爪26を取り付け、ベース33の外側端部33bに前押圧手段61を備える。
【0040】
前押圧手段61は、ベース33の外側端部33bの下面にクランプシリンダ62を取り付け、クランプシリンダ62のピストンロッド62aを外側端部33bから上方に突出させ、ベース33の外側端部33bの上面に一対の案内板63,63(奥側の案内板63は図2参照)に略L形のガイド孔63a,63aを形成し、左・右の案内板63,63の間にアーム64を配置し、アーム64の基端に備えた上・下のピン65a,65bをガイド孔63a,63aに移動自在に配置し、下ピン65bにピストンロッド62aの先端62bを回動自在に取り付けたものである。
【0041】
さらに、前押圧手段61は、アーム64の先端に一対のロッド66,66(図2も参照)を移動自在に取り付け、これらのロッド66,66の先端に右上前クランプ爪27を設け、右上前クランプ爪27とアーム64の先端との間には圧縮ばね67,67を備える。
よって、圧縮ばね67,67のばね力で、想像線で示すように一対のロッド66,66が突出し、一対のロッド66,66の後端に備えたロックナット68,68がアーム64の先端に当接する。
【0042】
右前クランプ機構24によれば、クランプシリンダ62のピストンロッド62aを下降することにより、上・下のピン65a,65bをガイド孔63a,63aの下側直線部まで移動し(実線で示す位置)、アーム64を矢印aの如く移動して鉛直に立てる。
【0043】
これにより、右上前クランプ爪27を上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aに当接させて圧縮ばね67,67を圧縮し、この圧縮ばね67,67のばね力を右上前クランプ爪27にかけることにより、右上前クランプ爪27で上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aを押圧する。
【0044】
また、右前クランプ機構24によれば、クランプシリンダ62のピストンロッド62aを上昇することにより、上・下のピン65a,65bを想像線で示す位置まで上昇し、アーム64を矢印bの如く後方に傾斜し、右上前クランプ爪27を実線の位置から想像線の待機位置まで移動する。
右上前クランプ爪27を上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aから離すことにより、圧縮ばね67,67のばね力で一対のロッド66,66が突出し、ロックナット68,68がアーム64の先端に当接する。
【0045】
クランプシリンダ62に当接片71を備える。この当接片71は、外側に向けて突出することで先端71aを、溶接部74の先端74aに当接可能に形成した部材である。
溶接部74は、溶接ロボット72のアーム73に備えた部材である。
【0046】
なお、ワークのクランプ装置10(図1も参照)に溶接ロボット72を備えることにより、溶接装置70を構成する。
溶接ロボット72の個数は、一例として左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25に対応させて4個としてもよく、さらには2個や3個のように、その他の個数とすることも可能である。
【0047】
クランプシリンダ62に当接片71を備え、当接片71に溶接ロボット72の溶接部74を当接可能に構成することで、溶接ロボット72でクランプシリンダ62を移動させることができる。
すなわち、右前ロックシリンダ51のロックを解除した状態(いわゆる、フリー状態)にした後、溶接ロボット72で溶接部74を操作して、溶接部74の先端74aを当接片71の先端71aに当接する。
溶接ロボット72で溶接部74を矢印cの如く移動することで、当接片71の先端71aを内側に押圧する。
【0048】
これにより、右前移動体47を右前レール12に沿って左方向に移動して、右前支持部材15と一体に右前クランプ機構24および右前規制ロッド35を左方向(矢印c方向)、すなわち上・下のワーク21,22(図1参照)に近づく方向に移動することができる。
右前クランプ機構24および右前規制ロッド35を所望位置まで移動した後、右前ロックシリンダ51をロック状態に切り換えることで、右前クランプ機構24および右前規制ロッド35を所定位置に静止させる。
【0049】
一方、右前クランプ機構24および右前規制ロッド35を矢印d方向に移動する際には、右前ロックシリンダ51を操作して右前移動体47を右前レール12に沿って矢印d方向に移動する。
これにより、右前支持部材15と一体に右前クランプ機構24および右前規制ロッド35を矢印d方向に移動して待機位置に戻す。
【0050】
ここで、右前クランプ機構24をクランプ位置に位置決めする際には、溶接ロボット72を使用し、待機位置に待機させる際には右前ロックシリンダ51を使用した理由について説明する。
右前ロックシリンダ51で右前クランプ機構24をクランプ位置に位置決めするためには、右前ロックシリンダ51に、例えば近接スイッチや制御部のような位置決め手段を備える必要がある。
このため、右前ロックシリンダ51のコストが嵩み、設備費を抑える妨げになる。
【0051】
加えて、ワークのクランプ装置10の近傍には、複数の溶接ロボット72・・・が備えられており、これらの溶接ロボット72・・・が溶接のために作動するスペースを確保する必要がある。
このため、右前ロックシリンダ51に、例えば近接スイッチや制御部のような位置決め手段を備えると、溶接ロボット72・・・が作動するスペースを確保することが難しくなる。
そこで、溶接ロボット72を利用することにより、右前クランプ機構24をクランプ位置に位置決めすることにした。
【0052】
一方、右前クランプ機構24の待機位置を、例えば右前ロックシリンダ51のストロークエンド(最大後退位置)に設定することで、近接スイッチや制御部のような位置決め手段を備えなくても、右前クランプ機構24の待機位置まで戻すことが可能である。
よって、右前クランプ機構24を待機位置に待機させる際には、右前ロックシリンダ51を使用することにした。
【0053】
ところで、図6に示すように、左・右の前クランプ機構24,24をクランプ位置に位置決めした状態で、ワーク20をセットした際に、上ワーク21の左右辺21c,21cと左・右の前規制ロッド35,35との間に僅かな間隔を形成する(図3も参照)。
このように、上ワーク21の左右辺21c,21cと、左・右の前規制ロッド35,35との間に僅かな間隔を形成することで、ワーク20のセットを容易におこなうことができる。
【0054】
図4は本発明に係るワークのクランプ装置の右後クランプ機構を示す斜視図である。
右後取付プレート45に、左右方向に延びる右後レール13を設け、右後レール13に沿って、右後移動体48を矢印方向に移動自在に取り付ける。
右後移動体48に右後支持部材16を立設し、右後支持部材16の頂部に右後クランプ機構25を設け、右後クランプ機構25のベース37に、右後規制ロッド38を設ける。
【0055】
そして、右後移動体48に、右後ロックシリンダ54のロッド部54aを連結し、右後ロックシリンダ54のシリンダ部54bを支持プレート55を介して右後取付プレート45に取り付ける。
よって、右後ロックシリンダ54をロックすることにより、右後移動体48を所定位置に保持する。
【0056】
図5は本発明に係るワークのクランプ装置の右後クランプ機構を示す側面図である。
右後クランプ機構25は、右後支持部材16の頂部にベース37の内側端部37aを取り付け、内側端部37aの上面に右下後クランプ爪28を取り付け、ベース37の外側端部37bに後押圧手段81を備える。
【0057】
後押圧手段81は、ベース37の外側端部37bの下面にクランプシリンダ82を取り付け、クランプシリンダ82のピストンロッド82aを外側端部37bから上方に突出させ、ベース37の外側端部37bの上面に一対の案内板83,83(奥側の案内板83は図4参照)に略L形のガイド孔83a,83aを形成し、左・右の案内板83,83の間にアーム84を配置し、アーム84の基端に備えた上・下のピン85a,85bをガイド孔83a,83aに移動自在に配置し、下ピン85bにピストンロッド82aの先端82bを回動自在に取り付けたものである。
【0058】
さらに、後押圧手段81は、アーム84の先端に一対のロッド86,86(図4も参照)を移動自在に取り付け、これらのロッド86,86の先端に右上後クランプ爪29を設け、右上後クランプ爪29とアーム84の先端との間に圧縮ばね87,87を備える。
よって、圧縮ばね87,87のばね力で、想像線で示すように一対のロッド86,86が突出し、一対のロッド86,86の後端に備えたロックナット88,88がアーム84の先端に当接する。
【0059】
右後クランプ機構25によれば、クランプシリンダ82のピストンロッド82aを下降することにより、上・下のピン85a,85bをガイド孔83a,83aの下側直線部まで移動し(実線で示す位置)、アーム84を矢印eの如く移動して鉛直に立てる。
【0060】
これにより、右上後クランプ爪29を上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aに当接させて圧縮ばね87,87を圧縮し、この圧縮ばね87,87のばね力を右上後クランプ爪29にかけることにより、右上後クランプ爪29で上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aを押圧する。
【0061】
また、右後クランプ機構25によれば、クランプシリンダ82のピストンロッド82aを上昇することにより、上・下のピン85a,85bを想像線で示す位置まで上昇し、アーム84を矢印fの如く後方に傾斜し、右上後クランプ爪29を実線の位置から想像線の待機位置まで移動する。
右上後クランプ爪29を上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aから離すことにより、圧縮ばね87,87のばね力で一対のロッド86,86が突出し、ロックナット88,88がアーム84の先端に当接する。
【0062】
クランプシリンダ82に当接片91を備える。この当接片91は、外側に向けて突出することで先端91aを、溶接部74の先端74aに当接可能に形成した部材である。
溶接部74は、図3で説明したように、溶接ロボット72のアーム73に備えた部材である。
【0063】
よって、右後ロックシリンダ54のロックを解除してフリー状態にした後、溶接ロボット72で溶接部74を操作して、溶接部74の先端74aを当接片91の先端91aに当接する。
溶接ロボット72で溶接部74を矢印gの如く移動することで、当接片91の先端91aを内側に押圧する。
【0064】
よって、右後移動体48を右後レール13に沿って左方向に移動して、右後支持部材16と一体に右後クランプ機構25および右後規制ロッド38を左方向(矢印g方向)、すなわち上・下のワーク21,22(図1参照)に近づく方向に移動することができる。
右後クランプ機構25および右後規制ロッド38を所望位置まで移動した後、右後ロックシリンダ54をロック状態に切り換えることで、右後クランプ機構25および右後規制ロッド38を所定位置に静止させる。
【0065】
一方、右後クランプ機構25および右後規制ロッド35を矢印h方向に移動する際には、右後ロックシリンダ54を操作して右後移動体48を右後レール13に沿って矢印h方向に移動する。
これにより、右後支持部材16と一体に右後クランプ機構25および右後規制ロッド38を矢印h方向に移動して待機位置に戻す。
【0066】
ここで、右後クランプ機構25をクランプ位置に位置決めする際には、溶接ロボット72を使用し、待機位置に待機させる際には右後ロックシリンダ54を使用した理由は、図3に示す右前クランプ機構24を、溶接ロボット72を使用してクランプ位置に位置決めし、右前ロックシリンダ51を使用して待機位置に待機させた理由と同じである。
【0067】
ところで、図7に示すように、左・右の後クランプ機構25,25をクランプ位置に位置決めした状態で、ワーク20をセットした際に、上ワーク21の左右辺21c,21cと、左・右の後規制ロッド38,38との間に僅かな間隔を形成する(図5も参照)。
このように、上ワーク21の左右辺21c,21cと、左・右の後規制ロッド38,38との間に僅かな間隔を形成することで、ワーク20のセットを容易におこなうことができる。
【0068】
図6は本発明に係るワークのクランプ装置の左・右の前クランプ機構でワークをクランプした状態を示す断面図である。
下ワーク22の略平坦部22a,22aをそれぞれ左・右の下前クランプ爪26,26に載せた後、左・右の前クランプシリンダ62,62のそれぞれのピストンロッド62a,62aを下降し、左・右の上前クランプ爪27,27で上ワーク21の周縁部(略平坦部)21a,21aを押圧する。
【0069】
これにより、右前クランプ機構24の右下前クランプ爪26および右上前クランプ爪27で、ワーク20の前右部、すなわち下ワーク22の略平坦部22aおよび上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aをクランプする。
加えて、左前クランプ機構24の左下前クランプ爪26および左上前クランプ爪27で、ワーク20の前左部、すなわち下ワーク22の略平坦部22aおよび上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aをクランプする。
【0070】
左・右の下前クランプ爪26、26を、ロックウエル硬さ(Cスケール)30〜50のウレタン樹脂、好ましくはロックウエル硬さ(Cスケール)40の樹脂で形成した。
また、左・右の上前クランプ爪27,27を、ロックウエル硬さ(Cスケール)で30〜50のウレタン樹脂、好ましくはロックウエル硬さ(Cスケール)40の樹脂で形成した。
ここで、Cスケールとは、ダイヤモンド円錐圧子のスケールをいう。
【0071】
クランプ爪26,27を形成するウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)を30〜50に設定した理由は、以下の通りである。
すなわち、ウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)を30未満に設定すると、ウレタン樹脂が柔らかすぎて、ワーク20をクランプした際に、ワークを安定させることが難しい。
【0072】
一方、ウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)が50を超えると、ウレタン樹脂が硬すぎて、ワーク20をクランプした際に、ワーク20に打痕による凹凸が発生する虞がある。
そこで、ウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)を30〜50に設定することで、ワーク20を好適にクランプし、かつワーク20に打痕による凹凸が発生することを防止する。
【0073】
左・右の下前クランプ爪26,26で、下ワーク22の略平坦部22a,22aを支えることで、左・右の下前クランプ爪26,26の頂部接触面26a,26aを略平坦に形成する。
加えて、左・右の上前クランプ爪27,27で、上ワーク21の周縁部(略平坦部)21a,21aを押圧することで、左・右の上前クランプ爪27,27の下部接触面27a,27aを略平坦に形成する。
これにより、左・右の下前クランプ爪26,26および左・右の上前クランプ爪27,27を、多種のワークに適用することができる。
【0074】
図7は本発明に係るワークのクランプ装置の左・右の後クランプ機構でワークをクランプした状態を示す断面図である。
下ワーク22の略平坦部22a,22aをそれぞれ左・右の下後クランプ爪28,28に載せた後、左・右の後クランプシリンダ82,82のそれぞれのピストンロッド82a,82aを下降し、左・右の上後クランプ爪29,29で上ワーク21の周縁部(略平坦部)21a,21aを押圧する。
【0075】
これにより、右後クランプ機構25の右下後クランプ爪28および右上後クランプ爪29で、ワーク20の後右部、すなわち下ワーク22の略平坦部22aおよび上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aをクランプする。
加えて、左後クランプ機構25の左下後クランプ爪28および左上後クランプ爪29で、ワーク20の後左部、すなわち下ワーク22の略平坦部22aおよび上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aをクランプする。
【0076】
左・右の下後クランプ爪28、28を、ロックウエル硬さ(Cスケール)30〜50のウレタン樹脂、好ましくはロックウエル硬さ(Cスケール)40の樹脂で形成した。
また、左・右の上後クランプ爪29,29を、ロックウエル硬さ(Cスケール)で30〜50のウレタン樹脂、好ましくはロックウエル硬さ(Cスケール)40の樹脂で形成した。
ここで、Cスケールとは、ダイヤモンド円錐圧子のスケールをいう。
【0077】
クランプ爪28,29を形成するウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)を30〜50に設定した理由は、以下の通りである。
すなわち、ウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)を30未満に設定すると、ウレタン樹脂が柔らかすぎて、ワーク20をクランプした際に、ワークを安定させることが難しい。
【0078】
一方、ウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)が50を超えると、ウレタン樹脂が硬すぎて、ワーク20をクランプした際に、ワーク20に打痕による凹凸が発生する虞がある。
そこで、ウレタン樹脂のロックウエル硬さ(Cスケール)を30〜50に設定することで、ワーク20を好適にクランプし、かつワーク20に打痕による凹凸が発生することを防止する。
【0079】
左・右の下後クランプ爪28,28で、下ワーク22の略平坦部22a,22aを支えることで、左・右の下後クランプ爪28,28の頂部接触面28a,28aを略平坦に形成する。
加えて、左・右の上後クランプ爪29,29で、上ワーク21の周縁部(略平坦部)21a,21aを押圧することで、左・右の上後クランプ爪29,29の下部接触面29a,29aを略平坦に形成する。
これにより、左・右の下後クランプ爪28,28および左・右の上後クランプ爪29,29を、多種のワークに適用することができる。
【0080】
図8は本発明に係るワークのクランプ装置の平面図である。
左・右の基準部材31,31に上ワーク21の前辺21bを当てる。これにより、ワーク20の前後方向の位置決めをおこなう。
左前規制ロッド35で上ワーク21の左辺21cを規制するとともに、右前規制ロッド35で上ワーク21の右辺21cを規制する。さらに、左後規制ロッド38で上ワーク21の左辺21cを規制するとともに、右後規制ロッド38で上ワーク21の右辺21cを規制する。
これにより、ワーク20の左右方向の位置決めをおこなう。
【0081】
この際に、上ワーク21の左辺21cと左前規制ロッド35との間に僅かな間隔を形成するとともに、上ワーク21の右辺21cと右前規制ロッド35との間に僅かな間隔を形成する。
加えて、上ワーク21の左辺21cと左後規制ロッド38との間に僅かな間隔を形成するとともに、上ワーク21の右辺21cと右後規制ロッド38との間に僅かな間隔を形成する。
【0082】
次に、ワークのクランプ装置10を用いたクランプ方法を、図9〜図17に基づいて説明する。
図9は本発明に係るワークのクランプ方法を説明するフローチャートであり、図中ST××はステップ番号を示す。
ST01;左・右の前ロックシリンダ51,51をロックを解除した解放状態(フリー状態)に切り換えるとともに、左・右の後ロックシリンダ54,54をロックを解除した解放状態(フリー状態)に切り換える。
【0083】
ST02;溶接ロボット72の溶接部74で左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25を移動することにより、それぞれのクランプ機構24,24,25,25をクランプ位置に位置決めする。
次に、左・右の前ロックシリンダ51,51をロック状態に切り換えるとともに、左・右の後ロックシリンダ54,54をロック状態に切り換える。
【0084】
ST03;左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25にワーク20をセットする。
ST04;ワーク20を、左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25でクランプする。
ST05;溶接ロボット72の溶接部74で上ワーク21と下ワーク22とをスポット溶接する。
【0085】
ST06;溶接したワーク20の総数が、予め設定したワーク20の個数に達したか否かを確認する。
溶接したワーク20の総数が、予め設定したワーク20の個数に達していない場合には、ST05に戻って、溶接ロボット72の溶接部74で上ワーク21と下ワーク22とをスポット溶接する。
一方、溶接したワーク20の総数が、予め設定したワーク20の個数に達している場合には、ST07進む。
【0086】
ST07;ワーク20の変更があるか否かを確認する。ワーク20の変更がない場合には、溶接工程を停止する。
一方、ワーク20の変更がある場合に、ST01に戻って、以下ST01〜ST06の工程を順次繰り返す。
次に、前記ST01〜ST07の工程を図10〜図17に基づいて詳しく説明する。
【0087】
図10(a),(b)は本発明に係るワークのクランプ方法を示す第1説明図であり、(a)はST01およびST02の前半を示し、(b)はST02の後半を示す。
(a)において、右前ロックシリンダ51をロックを解除した解放状態(フリー状態)に切り換える。
次に、溶接ロボット72を操作して、溶接部74の先端74aを、右前クランプ機構24に備えた当接片71の先端71aに当てる。
次に、溶接ロボット72で溶接部74を矢印▲1▼の如く移動することにより、右前クランプ機構24をクランプ位置に位置決めする。
【0088】
(b)において、右前クランプ機構24と同様に、左前クランプ機構24および左・右の後クランプ機構25,25を、溶接ロボット72((a)参照)で移動することによりクランプ位置に位置決めする。
次に、左・右の前ロックシリンダ51,51をロック状態に切り換えるとともに、左・右の後ロックシリンダ54,54をロック状態に切り換える。
これにより、左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25のクランプ位置への位置決めを完了する。
【0089】
このように、溶接ロボット72を利用して、左・右の前クランプ機構24,24をクランプ位置に位置決めするとともに、左・右の後クランプ機構25,25をクランプ位置に位置決めすることで、位置決め用の近接スイッチや制御部などを不要とすることができる。
【0090】
図11(a),(b)は本発明に係るワークのクランプ方法を示す第2説明図であり、(a)はST03を示し、(b)はST04の前半を示す。
(a)において、左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25にワーク20をセットする。
【0091】
具体的には、左・右の基準部材31,31に上ワーク21の前辺21bを当て、ワーク20の前後方向の位置決めをおこなう。
同時に、左前規制ロッド35で上ワーク21の左辺21cを規制するとともに、右前規制ロッド35で上ワーク21の右辺21cを規制する。
さらに、左後規制ロッド38で上ワーク21の左辺21cを規制するとともに、右後規制ロッド38で上ワーク21の右辺21cを規制する。
これにより、ワーク20の左右方向の位置決めをおこなう。
【0092】
このように、左・右の基準部材31,31でワーク20の前後方向の位置を決め、左・右の前規制ロッド35,35でワーク20の左右辺を規制し、左・右の後規制ロッド38,38でワーク20の左右辺を規制することにより、ワーク20を容易にクランプ位置にセットすることができる。
【0093】
(b)において、ワーク20を位置決めすることで、下ワーク22の略平坦部22aが右下前クランプ爪26に載る。
この状態で、右前クランプ機構24のクランプシリンダ62を作動させて、ピストンロッド62aを矢印▲2▼の如く下降する。
これにより、上・下のピン65a,65bがガイド孔63aに沿って移動し、アーム64が矢印▲3▼の如く揺動する。
【0094】
図12(a),(b)は本発明に係るワークのクランプ方法を示す第3説明図であり、(a),(b)はST04の中間を示す。
(a)において、右上前クランプ爪27で上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aを押圧する。
これにより、右前クランプ機構24の右下前クランプ爪26および右上前クランプ爪27で、ワーク20の前右部、すなわち下ワーク22の略平坦部22aおよび上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aをクランプする。
【0095】
右前クランプ機構24でワーク20の前右部をクランプするとともに、左前クランプ機構24でワーク20の前左部をクランプする。
なお、左前クランプ機構24でワーク20の前左部をクランプする動作は、右前クランプ機構24(図1参照)でワーク20の前右部をクランプする動作と同じなので説明を省略する。
【0096】
(b)において、図11(a)でワーク20を位置決めすることで、下ワーク22の略平坦部22aが右下後クランプ爪28に載る。
この状態で、右後クランプ機構25のクランプシリンダ82を作動させて、ピストンロッド82aを矢印▲4▼の如く下降する。
これにより、上・下のピン85a,85bがガイド孔83aに沿って移動し、アーム84が矢印▲5▼の如く揺動する。
【0097】
図13(a),(b)は本発明に係るワークのクランプ方法を示す第4説明図であり、(a)はST04の後半を示し、(b)はST05を示す。
(a)において、右上後クランプ爪29で上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aを押圧する。
これにより、右後クランプ機構25の右下後クランプ爪28および右上後クランプ爪29で、ワーク20の後右部、すなわち下ワーク22の略平坦部22aおよび上ワーク21の周縁部(略平坦部)21aをクランプする。
【0098】
右後クランプ機構25でワーク20の後右部をクランプするとともに、左後クランプ機構25でワーク20の後左部をクランプする。
なお、左後クランプ機構25でワーク20の後左部をクランプする動作は、右後クランプ機構25(図1参照)でワーク20の後右部をクランプする動作と同じなので説明を省略する。
これにより、左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25でワーク20をクランプする工程を完了する。
【0099】
ここで、図11(b)〜図13(a)に示す左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25によるクランプ操作は、通常同時におこなう。
【0100】
(b)において、溶接ロボット72の溶接部74で、テールゲートを構成する上ワーク21と下ワーク22との所定箇所(窓枠)をスポット溶接する。これにより、ワーク20の所定箇所(窓枠)の溶接工程が完了する。
【0101】
次に、ワーク20から新たなワーク100(図15(a)参照)に変更した場合の工程を図14〜図17に基づいて説明する。
なお、新たなワーク100は、ワーク20と比較して一回り大きなサイズのワークである。
【0102】
図14(a),(b)は本発明に係るワークのクランプ方法を示す第5説明図である。
(a)において、右前ロックシリンダ51を操作して、右前クランプ機構24を矢印▲6▼の如く待機位置まで移動する。
【0103】
ここで、右前ロックシリンダ51を操作して右前クランプ機構24を待機位置まで移動する理由について説明する。
すなわち、右前クランプ機構24の待機位置を、一例とし右前ロックシリンダ51のストロークエンド(最大後退位置)に設定することで、右前クランプ機構24の待機位置まで戻すことが可能である。
このため、右前クランプ機構24を待機位置に待機させる際には、右前ロックシリンダ51を使用することにした。
【0104】
(b)において、右前クランプ機構24を待機位置まで移動した後、溶接ロボット72を操作して、溶接部74の先端74aを、右前クランプ機構24に備えた当接片71の先端71aに当てる。
次に、溶接ロボット72で溶接部74を矢印▲7▼の如く移動することにより、右前クランプ機構24をクランプ位置に位置決めする。
【0105】
図15(a),(b)は本発明に係るワークのクランプ方法を示す第6説明図である。
(a)において、左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25にワーク100をセットする。
このワーク100は、ワーク20(想像線で示す)と比較して一回り大きく形成したものである。
【0106】
左・右の基準部材31,31に上ワーク101の前辺101bを当て、ワーク100の前後方向の位置決めをおこなう。
同時に、左前規制ロッド35で上ワーク101の左辺101cを規制するとともに、右前規制ロッド35で上ワーク101の右辺101cを規制する。
さらに、左後規制ロッド38で上ワーク101の左辺101cを規制するとともに、右後規制ロッド38で上ワーク101の右辺101cを規制する。
これにより、ワーク100の左右方向の位置決めをおこなう。
【0107】
(b)において、ワーク100を位置決めすることで、下ワーク102の略平坦部102aが右下前クランプ爪26に載る。
ここで、ワーク100は、ワーク20(想像線で示す)と比較して一回り大きく形成したものであり、ワーク20とは形状が異なる。
しかし、右下前クランプ爪26で、下ワーク102の略平坦部102aを支えるように構成したので、ワーク100の形状が異なっても、右下前クランプ爪26で下ワーク102の略平坦部102aを支えることができる。
【0108】
この状態で、右前クランプ機構24のクランプシリンダ62を作動させて、ピストンロッド62aを矢印▲8▼の如く下降する。
これにより、上・下のピン65a,65bがガイド孔63aに沿って移動し、アーム64が矢印▲9▼の如く揺動する。
【0109】
図16(a),(b)は本発明に係るワークのクランプ方法を示す第7説明図である。
(a)において、右上前クランプ爪27で上ワーク101の周縁部(略平坦部)101aを押圧する。
ここで、ワーク100は、ワーク20(想像線で示す)と比較して一回り大きく形成したものであり、ワーク20とは形状が異なる。
しかし、右上前クランプ爪27で、上ワーク101の略平坦部101aを押圧するように構成したので、ワーク100の形状が異なっても、右上前クランプ爪27で上ワーク101の略平坦部101aを押圧することができる。
【0110】
これにより、右前クランプ機構24の右下前クランプ爪26および右上前クランプ爪27で、ワーク100の前右部、すなわち下ワーク102の略平坦部102aおよび上ワーク101の周縁部(略平坦部)101aをクランプする。
【0111】
右前クランプ機構24でワーク100の前右部をクランプするとともに、左前クランプ機構24でワーク100の前左部をクランプする。
なお、左前クランプ機構24でワーク100の前左部をクランプする動作は、右前クランプ機構24(図1参照)でワーク100の前右部をクランプする動作と同じなので説明を省略する。
【0112】
(b)において、図15(a)でワーク100を位置決めすることで、下ワーク102の略平坦部102aが右下後クランプ爪28に載る。
ここで、ワーク100は、ワーク20(想像線で示す)と比較して一回り大きく形成したものであり、ワーク20とは形状が異なる。
しかし、右下後クランプ爪28で、下ワーク102の略平坦部102aを支えるように構成したので、ワーク100の形状が異なっても、右下後クランプ爪28で下ワーク102の略平坦部102aを支えることができる。
【0113】
この状態で、右後クランプ機構25のクランプシリンダ82を作動させて、ピストンロッド82aを矢印の如く下降する。
これにより、上・下のピン85a,85bがガイド孔83aに沿って移動し、アーム84が矢印の如く揺動する。
【0114】
図17(a),(b)は本発明に係るワークのクランプ方法を示す第8説明図である。
(a)において、右上後クランプ爪29で上ワーク101の周縁部(略平坦部)101aを押圧する。
ここで、ワーク100は、ワーク20(想像線で示す)と比較して一回り大きく形成したものであり、ワーク20とは形状が異なる。
しかし、右上後クランプ爪29で、上ワーク101の略平坦部101aを押圧するように構成したので、ワーク100の形状が異なっても、右上後クランプ爪27で上ワーク101の略平坦部101aを押圧することができる。
【0115】
これにより、右後クランプ機構25の右下後クランプ爪28および右上後クランプ爪29で、ワーク100の後右部、すなわち下ワーク102の略平坦部102aおよび上ワーク101の周縁部(略平坦部)101aをクランプする。
【0116】
右後クランプ機構25でワーク100の後右部をクランプするとともに、左後クランプ機構25でワーク100の後左部をクランプする。
なお、左後クランプ機構25でワーク100の後左部をクランプする動作は、右後クランプ機構25(図1参照)でワーク100の後右部をクランプする動作と同じなので説明を省略する。
これにより、左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25でワーク100をクランプする工程を完了する。
【0117】
ここで、図15(b)〜図17(a)に示す左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25によるクランプ操作は、通常同時におこなう。
【0118】
(b)において、溶接ロボット72の溶接部74で上ワーク21と下ワーク22との所定箇所をスポット溶接する。これにより、ワーク20の溶接工程が完了する。
【0119】
以上説明したように、ワークのクランプ装置およびワークのクランプ方法によれば、溶接ロボット72を利用して、左・右の前クランプ機構24,24をクランプ位置に位置決めするとともに、左・右の後クランプ機構25,25をクランプ位置に位置決めすることができる。
【0120】
加えて、左・右の前下クランプ爪26,26および左・右の前上クランプ爪27,27で、ワーク20の略平坦部22a,22aおよび周縁部(略平坦部)21a,21aをクランプする。
よって、左・右の下前クランプ爪26,26の頂部接触面26a,26a(図3、図6参照)を略平坦に形成するとともに、左・右の上前クランプ爪27,27の下部接触面27a,27a(図3、図6参照)を略平坦に形成することができる。
【0121】
同様に、左・右の後下クランプ爪28,28および左・右の後上クランプ爪29,29で、ワーク20の略平坦部22a,22aおよび周縁部(略平坦部)21a,21aをクランプする。
よって、左・右の下後クランプ爪28,28の頂部接触面28a,28a(図5、図7参照)を略平坦に形成するとともに、左・右の上後クランプ爪29,29の下部接触面29a,29a(図5、図7参照)を略平坦に形成することができる。
【0122】
このように、溶接ロボット72で各クランプ機構を任意の位置に移動し、各クランプ爪でワークの略平坦部をクランプすることで、ワークの形状が変更になった際に、新たなワークの略平坦部を押さえることで、新たなワークを、現状のワークと同様にクランプすることができる。
よって、ワークのクランプ装置10を、多種のワークに適用することができるので、現状のワーク20から新たなワーク100に変更した際にも、同じクランプ装置10でクランプすることができる。
【0123】
さらに、ワークのクランプ装置10でワーク20の略平坦部22a,22aおよび周縁部(略平坦部)21a,21aをクランプするように構成したので、左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25を、ワーク20やワーク100に対してある程度ラフに位置決めしても、ワーク20やワーク100を良好にクランプすることができる。
【0124】
よって、左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25を比較的ラフに位置決めすることが可能になり、クランプ機構24,24,25,25の位置決めを時間をかけないで簡単におこなうことができる。
【0125】
なお、前記実施形態では、ワークのクランプ装置10に左・右の前クランプ機構24,24および左・右の後クランプ機構25,25を備えた例について説明したが、クランプ機構の個数は4個に限らないで任意に設定することができる。
【0126】
また、前記実施形態では、ワーク20としてテールゲートを例に説明したが、ワークはテールゲートに限らないで、例えばサイドドアなどのその他の部材とすることも可能である。
【0127】
さらに、前記実施形態では、クランプシリンダ62,82に当接片71,91を備え、当接片71,91に溶接ロボット72の溶接部74を当接させて、溶接部74で当接片71,91を押圧することで、クランプ機構24,25を位置決めする例について説明したが、これに限らないで、溶接ロボット72の溶接部74でクランプシリンダ62,82を直接押圧することでクランプ機構24,25を位置決めすることも可能で、さらには溶接ロボット72の溶接部74でクランプ機構24,25のその他の部位を押圧してクランプ機構24,25を位置決めすることも可能である。
【0128】
また、前記実施形態では、左・右の前ロックシリンダ51,51で左・右の前クランプ機構24,24を待機位置まで移動するとともに、左・右の後ロックシリンダ54,54で左・右の後クランプ機構25,25を待機位置まで移動した例について説明したが、これに限らないで、溶接ロボット72を使用して各クランプ機構24,24,25,25を待機位置まで移動することも可能である。
【0129】
さらに、前記実施形態では、ワーク20をクランプ位置に位置決めするために、2本基準部材31,31、2本の前規制ロッド35,35および2本の後規制ロッド38,38を備えた例について説明したが、これらの部材の本数は任意に選択することができる。
【0130】
また、前記実施形態では、上・下のワーク21,22を当接させた状態でクランプし、上・下のワーク21,22をスポット溶接した例について説明したが、スポット溶接に限らないで、その他の方法で溶接することも可能である。
【0131】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、上・下のクランプ爪でワークの略平坦部をクランプすることで、ワークの形状を変更した場合に、新たなワークの略平坦部を、現状の上・下のクランプ爪でクランプすることが可能になる。
加えて、クランプ機構をワークの大きさに合わせて移動することで、クランプ機構を多種のワークに合わせてクランプ位置に配置することができる。
よって、ワークのクランプ装置を、多種のワークに適用することができるので、ワークが変更した場合に、同じクランプ装置で、新たなワークをクランプすることができる。
これにより、ワークに合わせて多種のクランプ機構を準備する必要がないので、設備の簡素化を図り、設備費を抑えることができる。
【0132】
さらに、上・下のクランプ爪でワークの略平坦部をクランプすることで、ワークのクランプ位置をある程度ラフに決めても、ワークを良好にクランプすることができる。
これにより、クランプ機構を比較的ラフに位置決めすることが可能になり、クランプ機構の位置決めを時間をかけないで簡単におこなことができる。
【0133】
加えて、上・下のクランプ爪をウレタン樹脂で形成することで、上・下のクランプ爪の硬さを好適に調整することが可能になる。
これにより、上・下のクランプ爪でワークをクランプした際に、ワークに打痕による凹凸が発生することを防止して、ワークを好適にクランプすることができる。
【0134】
請求項2は、クランプ爪を、ロックウエル硬さ(Cスケール)で30〜50のウレタン樹脂とした。
このように、ウレタン樹脂を、ロックウエル硬さ(Cスケール)30〜50とすることで、ウレタン樹脂の硬さを良好に保つことができる。
これにより、ワークに打痕による凹凸を発生させずに、ワークを好適にクランプすることができる。
【0135】
請求項3は、クランプ機構を溶接ロボットで押すことによりクランプ機構の位置を決定するようにした。
これにより、クランプ機構を位置決めするために必要とされていた近接スイッチや制御部などの位置決め手段を不要とし、設備の簡素化を図ることにより設備費を抑えることができる。
加えて、近接スイッチや制御部などの位置決め手段を不要とすることで、溶接ロボットが溶接のために作動するスペースを容易に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワークのクランプ装置を示す斜視図
【図2】本発明に係るワークのクランプ装置の右前クランプ機構を示す斜視図
【図3】本発明に係るワークのクランプ装置の右前クランプ機構を示す側面図
【図4】本発明に係るワークのクランプ装置の右後クランプ機構を示す斜視図
【図5】本発明に係るワークのクランプ装置の右後クランプ機構を示す側面図
【図6】本発明に係るワークのクランプ装置の左・右の前クランプ機構でワークをクランプした状態を示す断面図
【図7】本発明に係るワークのクランプ装置の左・右の後クランプ機構でワークをクランプした状態を示す断面図
【図8】本発明に係るワークのクランプ装置の平面図
【図9】本発明に係るワークのクランプ方法を説明するフローチャート
【図10】本発明に係るワークのクランプ方法を示す第1説明図
【図11】本発明に係るワークのクランプ方法を示す第2説明図
【図12】本発明に係るワークのクランプ方法を示す第3説明図
【図13】本発明に係るワークのクランプ方法を示す第4説明図
【図14】本発明に係るワークのクランプ方法を示す第5説明図
【図15】本発明に係るワークのクランプ方法を示す第6説明図
【図16】本発明に係るワークのクランプ方法を示す第7説明図
【図17】本発明に係るワークのクランプ方法を示す第8説明図
【図18】従来のワークのクランプ装置を説明する図
【符号の説明】
10…ワークのクランプ装置、11…基台、26…左・右の下前クランプ爪(下クランプ爪)、27…左・右の上前クランプ爪(上クランプ爪)、28…左・右の下後クランプ爪(下クランプ爪)、29…左・右の上後クランプ爪(上クランプ爪)、20…ワーク、21…上ワーク、21a…周縁部(略平坦部)、22…下ワーク、22a…略平坦部、24…左・右の前クランプ機構(クランプ機構)、25…左・右の後クランプ機構(クランプ機構)、70…溶接装置、72…溶接ロボット。
Claims (3)
- 上・下のクランプ爪を有するクランプ機構を基台に水平方向移動可能に複数個設け、これらのクランプ機構をワークの大きさに合わせて移動してワークをクランプするワークのクランプ装置であって、
前記上・下のクランプ爪をウレタン樹脂で形成し、上・下のクランプ爪でワークの略平坦部をクランプするように構成したことを特徴とするワークのクランプ装置。 - 前記上・下のクランプ爪を、ロックウエル硬さ(Cスケール)で30〜50のウレタン樹脂としたことを特徴とする請求項1記載のワークのクランプ装置。
- 上・下のクランプ爪を有するクランプ機構を基台に水平方向移動可能に複数個設け、これらのクランプ機構をワークの大きさに合わせて移動してワークをクランプし、この状態で溶接ロボットによりワークへ溶接を施す溶接装置において、
前記クランプ機構を前記溶接ロボットで押すことによりクランプ機構の位置を決定することを特徴とするワークのクランプ方法。
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