JPH0952180A - スポット溶接装置及びスポット溶接ガン - Google Patents

スポット溶接装置及びスポット溶接ガン

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JPH0952180A
JPH0952180A JP7205975A JP20597595A JPH0952180A JP H0952180 A JPH0952180 A JP H0952180A JP 7205975 A JP7205975 A JP 7205975A JP 20597595 A JP20597595 A JP 20597595A JP H0952180 A JPH0952180 A JP H0952180A
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JP
Japan
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welding
welding gun
spot welding
spot
base
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JP7205975A
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Inventor
Takashi Ideoka
隆 出岡
Atsushi Hata
篤 畑
Kunihiro Usui
邦裕 臼井
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接ロボットを使用せずに低コストで確実に
スポット溶接を行うことができる溶接装置を提供する。 【解決手段】 基台3上に位置決めしたライセンスベー
スプレートW2 及びリッドライトベースプレートW3
3 にトランクスキンW1 を重ね合わせて位置決めし、
揺動枠32を枢軸26回りに揺動させてクランプする。
揺動枠32に設けた溶接ガン案内部材37及び揺動アー
ム41に設けた溶接ガン案内部材43の案内溝381
3812,451 〜453 に作業者が持つ溶接ガンGをガ
イドさせ、溶接ガンGの溶接チップ54と基台3に設け
たバックバー111 〜113 ,16 1 〜1612との間に
ワークを挟持してスポット溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のワークを所
定の溶接位置において相互に当接させてスポット溶接ガ
ンで溶接するためのスポット溶接装置と、そのスポット
溶接装置に使用するスポット溶接ガンとに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のワークをスポット溶接して
自動車のトランクリッド等を組み立てる場合、搬送台車
に複数のワークを位置決めして固定した状態で、その溶
接位置を溶接ガンを備えた溶接ロボットでスポット溶接
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の溶接ロボットを使用した溶接装置は大規模な工場で
大量生産を行う場合に適しているが、小規模な工場で少
量生産を行う場合には、広い設置スペースが必要であ
り、しかも設備費やメンテナンス費が嵩む点で不利であ
る。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、溶接ロボットを使用せずに低コストで確実にスポッ
ト溶接を行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、複数のワークを所定
の溶接位置において相互に当接させてスポット溶接ガン
で溶接するためのスポット溶接装置であって、ワークを
基台に位置決めする位置決め手段と、位置決めされたワ
ークをクランプする位置とアンクランプする位置との間
を移動可能なクランプ手段と、クランプされたワークの
溶接位置の裏面に当接する第1の溶接電極と、クランプ
されたワークに対して接近する位置と離間する位置との
間を移動可能であり、スポット溶接ガンに設けた第2の
溶接電極が前記第1の溶接電極と協働してワークの溶接
位置を挟持し得るように該スポット溶接ガンを案内する
溶接ガン案内手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、基台に揺動自在に枢支されて駆動源
により揺動する揺動枠にクランプ手段と溶接ガン案内手
段とを支持したことを特徴とする。
【0007】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、溶接ガン案内手段がスポット溶接ガ
ンの溶接ガン本体を摺動自在に案内する溶接ガン案内溝
を備えたことを特徴とする。
【0008】また請求項4に記載された発明は、請求項
1に記載されたスポット溶接装置に使用するスポット溶
接ガンであって、溶接ガン案内手段に案内される溶接ガ
ン本体の先端に該溶接ガン案内手段の前面に係合可能な
ストッパを設けるとともに、溶接ガン本体の先端に駆動
源により出没自在な前記第2の電極を設けたことを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図11は本発明の一実施例を示すも
ので、図1はスポット溶接装置の全体斜視図、図2は上
部基台及びワークの斜視図、図3は上部基台の平面図、
図4は上部基台にワークを支持した状態の平面図、図5
は上部基台にワークを支持してクランプした状態の平面
図、図6は図5の6−6線断面図、図7は図5の7−7
線断面図、図8は図5の8−8線断面図、図9はクラン
プしたワークを溶接する状態を示す図、図10は図9の
10−10線断面図、図11はスポット溶接ガンの側面
図である。
【0011】図1及び図2に示すように、本実施例のス
ポット溶接装置Sは、自動車のトランクリッドの本体部
を構成するトランクスキンW1 の裏面にライセンスベー
スプレートW2 及び左右一対のリッドライトベースプレ
ートW3 ,W3 をスポット溶接するためのものである。
スポット溶接装置Sは4個のキャスタ1…によって移動
自在な台車2を備えており、この台車2の上面に矩形板
状の上部基台3が支持される。上部基台3はライセンス
ベースプレートW2 及びリッドライトベースプレートW
3 ,W3 を位置決め状態で支持するもので、位置決めさ
れたライセンスベースプレートW2 及びリッドライトベ
ースプレートW3 ,W3 の上部にトランクスキンW1
重ね合わされる。そして、トランクスキンW1 、ライセ
ンスベースプレートW2 及びリッドライトベースプレー
トW3 ,W3 は、中央の第1エスケープ手段4及び左右
一対の第2エスケープ手段5,5によりクランプされて
図11に示すスポット溶接ガンGにより一体にスポット
溶接される。
【0012】次に、図2〜図4に基づいて、上部基台3
上にトランクスキンW1 、ライセンスベースプレートW
2 及びリッドライトベースプレートW3 ,W3 を位置決
めする位置決め手段6の構造を説明する。
【0013】各リッドライトベースプレートW3 は、3
個の位置決めピン孔71 ,72 ,7 3 と、中央の開口部
8と、外周フランジ部9とを備える。上部基台3の左右
両側部には、各リッドライトベースプレートW3 に対応
して、3本の位置決めピン101 ,102 ,103 と、
第1の溶接電極としての3個のバックバー111 ,11
2 ,113 とが設けられており、位置決めピン101
102 ,103 を位置決めピン孔71 ,72 ,73 に嵌
合させ、バックバー111 ,112 ,113 に外周フラ
ンジ部9を当接させることにより、リッドライトベース
プレートW3 が上部基台3上に位置決めされる。
【0014】ライセンスベースプレートW2 は、1個の
位置決めピン孔12と、外周フランジ部13とを備え
る。上部基台3の中央部には、1本の位置決めピン14
と、4本の円柱状の受け部材15…と、第1の溶接電極
としての12個のバックバー161 〜1612とが設けら
れており、位置決めピン14を位置決めピン孔12に嵌
合させ、受け部材15…に左右両端部を当接させ、バッ
クバー161 〜1612に外周フランジ部13を当接させ
ることにより、ライセンスベースプレートW2 が上部基
台3上に位置決めされる。
【0015】トランクスキンW1 の後面(車体にトラン
クリッドを装着した状態での後面)には、ライセンスベ
ースプレートW2 がスポット溶接される中央開口部17
と、リッドライトベースプレートW3 ,W3 がスポット
溶接される側部開口部18,18とが形成されており、
側部開口部18,18には前記位置決めピン101 ,1
1 が嵌合する位置決めピン孔19,19が形成され
る。
【0016】上部基台3の上面には、トランクスキンW
1 の後面の左右両側部を位置決めする一対の位置決めガ
イド20,20と、トランクスキンW1 の後面の下縁を
位置決めする一対の位置決めガイド21,21とが設け
られる。また、台車2の一側下部に設けた下部基台22
には、トランクスキンW1 の上面の前縁を位置決めする
一対の位置決めガイド23,23が設けられる(図6参
照)。更に、上部基台3の上面には、トランクスキンW
1 の後面を支持するデルリン樹脂製の6個の固定クラン
プ爪241 〜246 が設けられる。
【0017】而して、トランクスキンW1 は、位置決め
ピン101 ,101 を位置決めピン孔19,19に嵌合
させ、外周部を位置決めガイド20,20,21,2
1,23,23に当接させ、裏面を受け部材15…及び
固定クランプ爪241 〜246に支持された状態で位置
決めされる。このとき、ライセンスベースプレートW2
の外周フランジ部13はトランクスキンW1 の中央開口
部17の裏面側に当接するとともに、リッドライトベー
スプレートW3 ,W3 の外周フランジ部9,9はトラン
クスキンW1 の側部開口部18,18の裏面側に当接す
る。
【0018】次に、図5〜図7を併せて参照しながら、
中央の第1エスケープ手段4の構造を説明する。
【0019】下部基台22に立設した2本の支柱25,
25間に枢軸26が回転自在に架設されており、この枢
軸26の中央部及び両端部に、それぞれ1本の第1セン
ターアーム27と2本のサイドアーム28,28とが固
着される。第1センターアーム27及びサイドアーム2
8,28の基端は枢軸26と平行な連結ロッド29で一
体に結合され、またサイドアーム28,28の先端は枢
軸26と平行な連結ロッド30で一体に結合される。連
結ロッド30の中央部には、前記第1センターアーム2
7に向かい合うように第2センターアーム31が固着さ
れる。
【0020】前記枢軸26、第1センターアーム27、
サイドアーム28,28、連結ロッド29、連結ロッド
30及び第2センターアーム31は揺動枠32を構成す
る。台車2の下面に設けたブラケット33に枢支した駆
動源としてのシリンダ34の出力ロッド341 が第1セ
ンターアーム27に接続されており、このシリンダ34
を伸縮駆動することにより揺動枠32が図6の矢印方向
に揺動する。
【0021】第1センターアーム27、サイドアーム2
8,28及び第2センターアーム31の下面にはウレタ
ン樹脂製の6個の可動クランプ爪351 〜356 が設け
られており(図1参照)、これら可動クランプ爪351
〜356 は前記固定クランプ爪241 〜246 と協働し
てトランクスキンW1 の後面を上下からクランプする。
前記6個の可動クランプ爪351 〜356 は、本発明の
クランプ手段を構成する。
【0022】揺動枠32の連結ロッド30に固着した4
本のブラケット36…と第1センターアーム27とに溶
接ガン案内手段としての第1溶接ガン案内部材37が支
持されており、この第1溶接ガン案内部材37は揺動枠
32の中央空間に位置している。
【0023】このように、シリンダ34で揺動する揺動
枠32に可動クランプ爪351 〜356 と第1溶接ガン
案内部材37とを設けたので、可動クランプ爪351
35 6 と第1溶接ガン案内部材37とを別個に移動させ
る場合に比べて駆動源の数を削減することができる。
【0024】図5に最も良く示すように、第1溶接ガン
案内部材37の上面には、前記12個のバックバー16
1 〜1612に対向するように、12個の断面U字状の溶
接ガン案内溝381 〜3812が形成される。
【0025】次に、図5及び図8を併せて参照しなが
ら、左右の第2エスケープ手段5,5の構造を説明す
る。左右の第2エスケープ手段5,5は実質的に同一の
構造を有するため、その一方を例にとって説明する。
【0026】上部基台3の左右両端部に設けたブラケッ
ト39にピン40を介して揺動アーム41が枢支されて
おり、ブラケット39に設けたシリンダ42の出力ロッ
ド421 が揺動アーム41の一端に接続される。従っ
て、シリンダ42を伸縮駆動することにより、揺動アー
ム41はピン40回りに図8の矢印方向に揺動する。
【0027】揺動アーム41の他端に設けられた溶接ガ
ン案内手段としての第2溶接ガン案内部材43は、その
下面に上部基台3に突設した係止ピン44に係合可能な
係止孔431 を備えるとともに、その上面に前記3個の
バックバー111 〜113 に対向するように、3個の断
面U字状の溶接ガン案内溝451 〜453 が形成され
る。
【0028】次に、図11に基づいてスポット溶接ガン
Gの構造を説明する。
【0029】スポット溶接ガンGは作業者が手に持って
操作するもので、内部にピストン50が摺動自在に嵌合
する駆動源としてのシリンダ51を備える。シリンダ5
1から前方に延びる筒状の溶接ガン本体52の内部に、
前記ピストン50と一体のピストンロッド53が摺動自
在に収納される。ピストンロッド53の先端に設けられ
た第2の溶接電極としての溶接チップ54は、溶接ガン
本体52の先端に固定されたフランジ状のストッパ55
から前方に突出する。ピストンロッド53の後端にはピ
ストン50を作動させるエアー源に連なるホースの継ぎ
手56,57が設けられるとともに、シリンダ51に設
けたグリップ58には溶接用電源に連なるコード59が
接続される。
【0030】而して、作業者が図示せぬスイッチを操作
すると、ピストン50と共にピストンロッド53が前進
し、ピストンロッド53の先端に設けた溶接チップ54
が溶接ガン本体52の先端に設けたストッパ55から前
方に突出する。
【0031】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0032】先ず、第1エスケープ手段4のシリンダ3
4を収縮駆動して揺動枠32を上方にエスケープさせる
とともに、一対の第2エスケープ手段5,5のシリンダ
42,42を収縮駆動して第2溶接ガン案内部材43,
43を上方にエスケープさせる。
【0033】続いて、各リッドライトベースプレートW
3 を、その位置決めピン孔71 ,7 2 ,73 を上部基台
3に設けた位置決めピン101 ,102 ,103 に嵌合
させ、且つその外周フランジ部9を上部基台3に設けた
バックバー111 ,112 ,113 に当接させることに
より位置決めする。更に、ライセンスベースプレートW
2 を、その位置決めピン孔12を上部基台3に設けた位
置決めピン14に嵌合させ、その裏面を上部基台3に設
けた4個の受け部材15…に当接させ、且つその外周フ
ランジ部13を上部基台3に設けたバックバー161
1612に当接させることにより位置決めする。
【0034】而して、図4に示すように上部基台3にリ
ッドライトベースプレートW3 ,W 3 及びライセンスベ
ースプレートW2 が位置決めされると、その上面にトラ
ンクスキンW1 (鎖線図示)の後面を重ね合わせて位置
決めする。トランクスキンW 1 の位置決めは、その位置
決めピン孔19,19を上部基台3に設けた位置決めピ
ン101 ,101 に嵌合させ、その外周部を上部基台3
に設けた位置決めガイド20,20,21,21及び下
部基台22に設けた位置決めガイド23,23に当接さ
せることにより行われる。
【0035】続いて、第1エスケープ手段4のシリンダ
34を伸長駆動して揺動枠32を上部基台3の上面に重
なる位置に揺動させると、図6及び図7に示すように、
揺動枠32に設けた6個の可動クランプ爪351 〜35
6 が上部基台3に設けた6個の固定クランプ爪241
246 との間にトランクスキンW1 を挟持して固定す
る。その結果、揺動枠32に設けた第1溶接ガン案内部
材37は、トランクスキンW1 の中央開口部17に嵌合
してライセンスベースプレートW2 の上部に停止する。
【0036】また、各第2エスケープ手段5のシリンダ
42を伸長駆動すると、揺動アーム41と共に第2溶接
ガン案内部材43が上部基台3の上面に重なる位置に揺
動し、その下面の係止孔431 が上部基台3に設けた係
合ピン44に係合する。その結果、図5及び図8に示す
ように、揺動アーム41に支持した第2溶接ガン案内部
材43は、リッドライトベースプレートW3 の開口部8
に嵌合する位置に停止する。
【0037】さて、上述のようにして上部基台3にライ
センスベースプレートW2 、リッドライトベースプレー
トW3 ,W3 及びトランクスキンW1 が位置決めされる
と、スポット溶接ガンGによる溶接が開始される。
【0038】図9及び図10に示すように、ライセンス
ベースプレートW2 の外周フランジ部13は12個のバ
ックバー161 〜1612に当接しており、更にその上面
にトランクスキンW1 の中央開口部17の周縁が重なっ
ている。この状態で、例えば第1溶接ガン案内部材37
に形成した断面U字状の溶接ガン案内溝389 にスポッ
ト溶接ガンGの溶接ガン本体52を嵌合させて滑らせる
ことにより、前記溶接ガン案内溝389 の端面にストッ
パ55を当接させた後、ピストンロッド53と共に溶接
チップ54を突出させる。すると、バックバー169
溶接チップ54との間に、ライセンスベースプレートW
2 の外周フランジ部13とトランクスキンW1 の中央開
口部17の周縁とが挟持されてスポット溶接される。
【0039】このように、第1溶接ガン案内部材37の
溶接ガン案内溝389 にスポット溶接ガンGの溶接ガン
本体52を嵌合させて位置決めすることにより、特別の
熟練を要することなく容易且つ確実に所望の溶接位置を
スポット溶接することができる。また、スポット溶接ガ
ンGのストッパ55を溶接ガン案内溝389 の端面に当
接させることにより、溶接チップ54を溶接位置に圧接
する反力を受け止め、作業者に負担を掛けることなく充
分な圧力で溶接チップ54を溶接位置に圧接することが
できる。
【0040】上述のようにして、第1溶接ガン案内部材
37の12個の溶接ガン案内溝38 1 〜3812にスポッ
ト溶接ガンGの溶接ガン本体52を順次嵌合させなが
ら、ライセンスベースプレートW2 とトランクスキンW
1 とを12カ所においてスポット溶接することができ
る。
【0041】同様にして、各リッドライトベースプレー
トW3 をトランクスキンW1 にスポット溶接するには、
第2溶接ガン案内部材43の3個の溶接ガン案内溝45
1 〜453 にスポット溶接ガンGの溶接ガン本体52を
順次嵌合させながら、溶接チップ54とバックバー11
1 〜113 との間にリッドライトベースプレートW3
外周フランジ部9とトランクスキンW1 の側部開口部1
8の周縁とを挟持してスポット溶接することができる。
【0042】而して、トランクスキンW1 に対するライ
センスベースプレートW2 及びリッドライトベースプレ
ートW3 ,W3 のスポット溶接が完了した後、第1エス
ケープ手段4及び第2エスケープ手段5,5のシリンダ
34,42,42を収縮駆動して揺動枠32及び揺動ア
ーム41,41を上方に揺動させれば、スポット溶接が
完了したトランクリッドを上部基台3から取り外すこと
ができる。
【0043】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0044】例えば、実施例ではトランクスキンW1
対するライセンスベースプレートW 2 及びリッドライト
ベースプレートW3 ,W3 のスポット溶接を例示した
が、本発明はその他のワークのスポット溶接に対しても
適用することが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、複数のワークを基台に位置決めしてクラン
プした状態で溶接ガン案内手段に溶接ガンを案内させる
ことにより、溶接位置の裏面に当接する第1の溶接電極
と溶接ガンに設けた第2の溶接電極とでワークを挟持し
て容易且つ確実にスポット溶接することが可能となり、
溶接ロボットを使用する場合に比べて大幅にコストを削
減することができる。また、溶接ガン案内手段とクラン
プ手段とがワークに対して接近・離間可能であるため、
基台に対するワークの着脱を溶接ガン案内手段やクラン
プ手段と干渉することなく容易に行うことができる。
【0046】また請求項2に記載された発明によれば、
基台に揺動自在に枢支されて駆動源により揺動する揺動
枠にクランプ手段と溶接ガン案内手段とを支持したの
で、共通の駆動源でクランプ手段及び溶接ガン案内手段
を同時に移動させることができる。
【0047】また請求項3に記載された発明によれば、
溶接ガン案内手段がスポット溶接ガンの溶接ガン本体を
摺動自在に案内する溶接ガン案内溝を備えているので、
溶接ガンを溶接ガン案内手段に容易に案内させて溶接ガ
ンの第2の電極をワークの溶接位置に正しく対向させる
ことができる。
【0048】また請求項4に記載された発明によれば、
溶接ガン案内手段に案内される溶接ガン本体の先端に該
溶接ガン案内手段の前面に係合可能なストッパを設ける
とともに、溶接ガン本体の先端に駆動源により出没自在
な前記第2の電極を設けたので、駆動源で第2の電極を
突出させてワークの溶接位置に圧接したときの反力をス
トッパと溶接ガン案内手段の前面との係合により支持
し、充分な圧力でワークの溶接位置を挟持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スポット溶接装置の全体斜視図
【図2】上部基台及びワークの斜視図
【図3】上部基台の平面図
【図4】上部基台にワークを支持した状態の平面図
【図5】上部基台にワークを支持してクランプした状態
の平面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】図5の7−7線断面図
【図8】図5の8−8線断面図
【図9】クランプしたワークを溶接する状態を示す図
【図10】図9の10−10線断面図
【図11】スポット溶接ガンの側面図
【符号の説明】
3 上部基台(基台) 6 位置決め手段 111 ,112 ,113 バックバー(第1の溶接電
極) 161 〜1612 バックバー(第1の溶接電
極) 32 揺動枠 34 シリンダ(駆動源) 351 〜356 可動クランプ爪(クランプ
手段) 37 第1溶接ガン案内部材(溶接ガン案内手
段) 381 〜3812, 溶接ガン案内溝 43 第2溶接ガン案内部材(溶接ガン案内手
段) 451 〜453 , 溶接ガン案内溝 51 シリンダ(駆動源) 52 溶接ガン本体 54 溶接チップ(第2の溶接電極) 55 ストッパ G スポット溶接ガン S スポット溶接装置 W1 トランクスキン(ワーク) W2 ライセンスベースプレート(ワーク) W3 リッドライトベースプレート(ワーク)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B62D 65/00 B62D 65/00 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワーク(W1 ,W2 ,W3 )を所
    定の溶接位置において相互に当接させてスポット溶接ガ
    ン(G)で溶接するためのスポット溶接装置であって、 ワーク(W1 ,W2 ,W3 )を基台(3)に位置決めす
    る位置決め手段(6)と、 位置決めされたワーク(W1 ,W2 ,W3 )をクランプ
    する位置とアンクランプする位置との間を移動可能なク
    ランプ手段(351 〜356 )と、 クランプされたワーク(W1 ,W2 ,W3 )の溶接位置
    の裏面に当接する第1の溶接電極(111 ,112 ,1
    3 ;161 〜1612)と、 クランプされたワーク(W1 ,W2 ,W3 )に対して接
    近する位置と離間する位置との間を移動可能であり、ス
    ポット溶接ガン(G)に設けた第2の溶接電極(54)
    が前記第1の溶接電極(111 ,112 ,113 ;16
    1 〜1612)と協働してワーク(W1 ,W2 ,W3 )の
    溶接位置を挟持し得るように該スポット溶接ガン(G)
    を案内する溶接ガン案内手段(37,43)と、を備え
    たことを特徴とするスポット溶接装置。
  2. 【請求項2】 基台(3)に揺動自在に枢支されて駆動
    源(34)により揺動する揺動枠(32)にクランプ手
    段(351 〜356 )と溶接ガン案内手段(37)とを
    支持したことを特徴とする、請求項1記載のスポット溶
    接装置。
  3. 【請求項3】 溶接ガン案内手段(37,43)がスポ
    ット溶接ガン(G)の溶接ガン本体(52)を摺動自在
    に案内する溶接ガン案内溝(381 〜3812,451
    453 )を備えたことを特徴とする、請求項1記載のス
    ポット溶接装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されたスポット溶接装置
    (S)に使用するスポット溶接ガンであって、 溶接ガン案内手段(37,43)に案内される溶接ガン
    本体(52)の先端に該溶接ガン案内手段(37,4
    3)の前面に係合可能なストッパ(55)を設けるとと
    もに、溶接ガン本体(52)の先端に駆動源(51)に
    より出没自在な前記第2の電極(54)を設けたことを
    特徴とするスポット溶接ガン。
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