JPH07303996A - ワーク位置決め装置 - Google Patents

ワーク位置決め装置

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JPH07303996A
JPH07303996A JP6124387A JP12438794A JPH07303996A JP H07303996 A JPH07303996 A JP H07303996A JP 6124387 A JP6124387 A JP 6124387A JP 12438794 A JP12438794 A JP 12438794A JP H07303996 A JPH07303996 A JP H07303996A
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JP
Japan
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jig
robot
work
welding
arm
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JP6124387A
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English (en)
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Yasushi Nonami
侃志 野波
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの工程内でワークを組立できるようにす
ると共に、治具交換に要する時間の短縮を図る。 【構成】 治具ユニット24を、固定治具27とこの固定治
具27に脱着自在に結合される可動治具28とから構成し、
固定治具27にワークW4を位置決め固定するクランプ手
段32,33を、可動治具28にワークW5,W6を位置決め
固定するクランプ手段34,35をそれぞれ設け、可動治具
28は、工具交換装置25を介してハンドリング用ロボット
22に脱着可能に連結し、割出テーブル26上で溶接用ロボ
ット23によりワークW4と他のワークW5,W6とを仮
組立した後、ロボット22の動作で固定治具27から可動治
具28を切り離して、溶接用ロボット23との協働により最
終組立を行う。種類の異なる組立体を製作する場合は、
割出テーブル26を回転させて対応する治具ユニット24の
一つをロボット22に対する受渡位置に割出し、前記と同
様の手順で次の溶接を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のワークを組立位
置に位置決めするためのワーク位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の足回り部品であるアク
スルビームは、図12および13に示すように、ビーム
部W1とこのビーム部W1の両端のアーム部W2,W3
とから成り、各アーム部W2,W3はさらに、アーム本
体W4とこのアーム本体W4の両端の取付部材W5、W
6とから成っている。かゝるアクスルビームWを製作す
るには、先ず、アーム本体W4に対して2つの取付部材
W5、W6を接合して右および左側の2つのアーム部
(サブ組立体)W2,W3を得、続いてこの2つのアー
ム部W2,W3をビーム部W1に接合して完成品(組立
体)としている。
【0003】そして従来、上記アクスルビームWは、溶
接ラインで連続的に組立られていた。図14は、そのよ
うな溶接ラインを構成する溶接システムを示したもの
で、アーム本体W4に対して2つの取付部材W5、W6
を溶接して右側アーム部W2、左側アーム部W3をそれ
ぞれ仮組立する二つのサブ組立体用仮組ステーションA
1,B1と、これら仮組ステーションA1,B1で仮組
立したものを追加溶接して右側アーム部W2、左側アー
ム部W3を完成させるサブ組立体用本組ステーションA
2,B2とが並列に配置され、さらにこれらの後方に、
前記完成した右および左側アーム部(サブ組立体)W
2、W3をビーム部W1に対して溶接してアクスルビー
ムWを仮組立する組立体用仮組ステーションCと、前記
仮組立したものを追加溶接してアクスルビームWを完成
させる組立体用本組ステーションDとが直列に配置され
ている。
【0004】サブ組立体用の仮組ステーションA1,B
1には、アーム本体W4と2つの取付部材W5、W6と
を位置決めする仮組治具1A,1Bと溶接用ロボット2
A,2Bとが配設され、また、サブ組立体用の本組ステ
ーションA2,B2には仮組立された右側アーム部W
2、左側アーム部W3のそれぞれを位置決めする本組治
具3A,3Bと溶接用ロボット4A,4Bとが配設さ
れ、また、組立体用の仮組ステーションCには、右およ
び左側サブ組立体(アーム部)W2,W3とビーム部W
1とを位置決めする仮組治具5と2台の溶接用ロボット
6A,6Bとが配設され、さらに、組立体用本組ステー
ションDには、取出治具7をアーム先端に取付けたハン
ドリング用ロボット8と溶接用ロボット9とが配設され
ている。
【0005】上記仮組治具1A,1B,5、本組治具3
A,3Bのそれぞれには、各対応するワークを位置決め
固定するためのクランプ手段10〜13が配設されてお
り、作業者は、これらクランプ手段を用いて各治具上に
必要なワークを位置決め固定する。そして、ワークの固
定完了により各溶接用ロボット2A,2B,4A,4
B,6A,6Bが起動され、各ロボットに持たせた溶接
手段により所定の溶接(こゝではアーク溶接)が行われ
る。また、ハンドリング用ロボット8に持たせた取出治
具7にもクランプ手段14が配設されており、この取出
治具7に仮組ステーションCで仮組立したアクスルビー
ムWを保持させることにより、ハンドリング用ロボット
8と溶接用ロボット9との協働により最終的な溶接が行
われる。
【0006】ところで、上記した溶接ラインにおいて、
右および左側アーム部(サブ組立体)W2,W3を製作
するサブ組立体用ステーションを、仮組ステーションA
1,A2と本組ステーションB1,B2とに分けている
のは、仮組ステーションA1,B1内の仮組治具1A,
1B上には複数のワークW4,W5,W6が位置決め固
定され、該治具上のクランプ手段10が複雑多岐となっ
て、これらとの干渉により溶接用ロボット2A,2Bの
溶接方向がおもて側に制限されるためである。なお、組
立体用ステーションを仮組ステーションCと本組ステー
ションDとに分けているのも、前記と同様の理由によ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のワー
ク位置決め用治具によれば、複数のワークを位置決めし
て組立(溶接)に供しようとすると、治具上のクランプ
手段との干渉により組立方向が制限されるため、組立ス
テーション(工程)を分けて追加組立をしなければなら
ず、工数増加による生産性の低下が避けられないばかり
か、治具の二重投資による設備コストの増大が避けられ
ず、特に複数種類の部品を生産しなければならない混流
ラインでは、治具交換に多くの時間を要して生産性低下
の大きな原因になっていた。
【0008】本発明は、上記した問題点を解決するため
になされたもので、その課題とするところは、治具を固
定治具と可動治具とに分割して一つの工程内でワークの
組立を行うことができるようにすると共に、治具交換を
簡略化して治具交換に要する時間を短縮し、もって生産
性の向上と設備コストの低減とに大きく寄与するワーク
位置決め装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、組立用ワークを位置決め固定するクランプ
手段を有する固定治具と、前記固定治具に脱着自在に結
合され該固定治具に固定したワークに組付けられる他の
ワークを位置決め固定するクランプ手段を有する可動治
具とから成る治具ユニットを備え、前記可動治具には、
ハンドリング用ロボットとの脱着に用いられる自動工具
交換装置が設けられ、前記治具ユニットは、ワークの種
類に応じて用意された複数が割出手段に支持されると共
に、その一つが前記割出手段により前記ロボットに対す
る受渡位置に選択的に割り出されるようにしたことを特
徴とする。
【0010】
【作用】上記のように構成したワーク位置決め装置にお
いては、固定治具に可動治具を装着した状態で仮組立を
した後、ハンドリング用ロボットの動作で可動治具を固
定治具から切り離し、ワークの裏面側を開放すれば、同
一工程内で追加組立を行うことができる。また、割出手
段により必要な治具ユニットを割出して自動工具交換装
置を介してロボットに受渡しすれば、種類の異なるワー
クの組立にも簡便に対応できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基いて説
明する。
【0012】図1〜8は、本発明にかゝる位置決め装置
とその使用態様を示したものである。なお、本実施例は
前記アクスルビームWの右側アーム部W2の組立(溶
接)に適用したもので、アーム本体W4に対して2つの
取付部材W5、W6を溶接して右側アーム部W2を製作
するサブ組立ステーション20には、位置決め装置21
と、ハンドリング用ロボット22と、溶接用ロボット2
3とが配設されている。位置決め装置21は、アーム本
体W4と2つの取付部材W5、W6とを位置決めする治
具ユニット24と、この治具ユニット24をハンドリン
グ用ロボット22に脱着するための自動工具交換装置
(ATC)25と、治具ユニット24の複数(こゝでは
二つ)を載置し、治具ユニット24の一つをロボット2
2に対する受渡位置に選択的に割り出す割出テーブル
(割出手段)26とから概略構成されている。
【0013】こゝで、治具ユニット24は、図2〜4に
良く示されるように、割出テーブル26上に位置固定さ
れる固定治具27とこの固定治具27に結合手段29を
用いて脱着自在に結合される可動治具28とから成って
いる。結合手段29は、固定治具27の上面に突設され
た一対の治具クランプ30と可動治具27の裏面に突設
された一対の位置決めピン31とから成り、また、治具
クランプ30は前記位置決めピン31を受入れ可能な筒
状の本体30aとこの本体30aに組込まれエアシリン
ダ(図示略)により一体的に半径方向に進退動する三方
爪30bとを備えている。したがって、いま位置決めピ
ン31を治具クランプ30の本体30aに挿入しながら
可動治具28を固定治具27に合わせ、図示を略すエア
シリンダの作動により三方爪30bを半径内方へ移動さ
せれば、固定治具27と可動治具28とは一体となる。
なお、治具ユニット24は、アーム部W2の種類に応じ
て二つ用意され、割出テーブル26上に180度位置を
ずらして配置されている。
【0014】また、固定治具27上には、前記アーム本
体W4を位置決め固定する二つのワーククランプ(クラ
ンプ手段)32,33が配設されている。これらワーク
クランプのうち、一方のワーククランプ32は、アーム
本体W4の軸部を載置する一対のVブロック32aと、
このVブロック32aに対してアーム本体W4の軸部を
押えるワーク押え32bを先端に有するクランプアーム
32cと、このクランプアーム32cの基端部を支持す
る支持体32dと、支持体32dに内蔵され前記クラン
プアーム32cを昇降および回転駆動する駆動手段(図
示略)とを備えている。また、他方のワーククランプ3
3は、アーム本体W4のブラケット部を載置する一つの
円筒状受台33aと、この受台33aに対してアーム本
体W4の平板部を押えるワーク押え33bを先端に有す
るクランプアーム33cと、このクランプアーム33c
の基端部を支持する支持体33dと、支持体33dに内
蔵され前記クランプアーム33cを昇降および回転駆動
する駆動手段(図示略)とを備えている。すなわち、ア
ーム本体W4は、各ワーククランプ32,33のクラン
プアーム32c,33cの作動により固定治具27上に
脱着自在に位置決め固定されるようになっている。
【0015】一方、可動治具28の一側面には、前記ア
ーム本体Wに接合される一方の取付部材W5を位置決め
固定するワーククランプ34と、他方の取付部材W6を
位置決め固定するワーククランプ35とが配設されてい
る。ワーククランプ34は、上記固定治具27のワーク
クランプ32,33と基本構造を一にするもので、取付
部材W5の一端に当接する受け台34aと、取付部材W
5の他端に当接する押圧部材34bを先端に有するクラ
ンプアーム34cと、クランプアーム34cの基端部を
支持する支持体34dと、支持体34dに内蔵され前記
クランプアーム34cを昇降および回転駆動する駆動手
段(図示略)とを備えている。また、他方のワーククラ
ンプ35は、取付部材W6の孔に挿入され該取付部材を
内径から拘束する拡張部材35aを備えている。
【0016】さらに、自動工具交換装置25は、図5〜
8に良く示されるように、ハンドリング用ロボット22
の手首部22a(図2)に装着されたロボット側ATC
36と、上記可動治具28の、ワーククランプ34,3
5を設けた側と反対側の側面に装着された治具側ATC
37とから成っている。ロボット側ATC36は、円盤
状の本体部38と、この本体部38の前面に突出する直
方体状の部材38aと、本体部38に設けられエアシリ
ンダ(図示略)により半径方向へ進退動する一対のクラ
ンプ爪39と、両ATC36,37を位置決めするため
の位置決めピン40とを備えている。一方、治具側AT
C37は、同じく円盤状の本体部41と、前記ロボット
側ATC36の部材38aを受入れる凹部41aと、こ
の凹部41a内に配置され前記ロボット側ATC36の
クランプ爪39を係止する一対のストッパ片42と、前
記ロボット側ATC36の位置決めピン40を受入れる
ピン穴43とを備えている。かゝる自動工具交換装置2
5においては、ロボット22の動作によりロボット側A
TC36の部材38aを治具側ATCの凹部41aに嵌
入した後、ロボット側ATC36のクランプ爪39を半
径外方向へ移動させると、両ATCの本体部38,41
は回転方向および軸方向に相互に固定され、ロボット2
2に対して可動治具28が連結されるようになる。
【0017】なお、割出テーブル26上には、前記固定
治具27上の治具クランプ30と同様の治具クランプ
(図示略)が複数配設されており、固定治具27は、そ
の裏面に設けた位置決めピン(図示略)を該治具クラン
プに挿入することにより脱着可能に割出テーブル26上
に位置固定されるようになっている。また、割出テーブ
ル26は、駆動手段(図示略)により任意角度ずつ回転
駆動され、こゝでは、その180度回転により治具ユニ
ット24の一つをハンドリング用ロボット22に対する
受渡位置に割出しするようになっている。また、ハンド
リング用ロボット22は、前記手首部22aの先端にA
TC36を保持する多関節のロボット本体45と、この
ロボット本体45をX−X´(図1)方向へ直線移動さ
せる移動装置46とから成っており、さらに、溶接用ロ
ボット23は、そのアーム先端に溶接手段(アーク溶接
用トーチ)47を保持している。
【0018】上記位置決め装置21を用いて溶接を行う
には、予め治具クランプ30と位置決めピン31との係
合により固定治具27と可動治具28とを一体化し、種
類の異なる二つの治具ユニット24を割出テーブル26
上に位置固定する。また、その治具ユニット24の一つ
を割出テーブル26の回転によりハンドリング用ロボッ
ト22に対する受渡位置に割出し、その可動治具28を
ATC25(ロボット側ATC36および治具側ATC
37)を用いてロボット22に保持させておく。そし
て、固定治具27のワーククランプ32,33を用いて
該固定治具27上にアーム本体W4を位置決め固定する
と共に、可動治具28のワーククランプ34,35を用
いて該可動治具28に取付部材W5,W6を位置決め固
定し、その後、溶接用ロボット23を起動させる。する
と、ロボット23は、テーチィング内容に従ってその先
端の溶接手段47を治具ユニット24上に延ばし、アー
ム本体W4と二つの取付部材W5,W6との合せ部をお
もて面側から仮溶接(こゝでは点溶接)する。
【0019】上記仮溶接完了後、溶接用ロボット23は
原位置に復帰し、これと同時に固定治具27のワークク
ランプ32,33および結合手段29がアンクランプさ
れる。そして、このアンクランプによりハンドリング用
ロボット22が起動され、可動治具28が固定治具27
から切り離される。この切り離しにより仮溶接された右
側アーム部W2が固定治具27と一体に持ち上がり、ハ
ンドリング用ロボット22により任意姿勢に割出しされ
る。その後、溶接用ロボット23が再起動され、ハンド
リング用ロボット22により任意姿勢に割出されたは固
定治具27上の右側アーム部W2に対して溶接手段47
を延ばし、アーム本体W4と二つの取付部材W5,W6
とを表・裏面側から溶接(連続溶接)して、右側アーム
部W2を完成させる。
【0020】こゝで、右側アーム部W2のみの製作に限
って説明すれば、その後、ハンドリング用ロボット22
は、その手首部に保持した可動治具28を固定治具27
に戻し、その段階で可動治具28のワーククランプ3
4,35がアンクランプされ、完成品としての右側アー
ム部W2が可動治具28から取り外されて、一連の溶接
作業は完了する。しかして、他の種類の右側アーム部W
2を製作するには、先ずATC24の作動によりハンド
リング用ロボット22と可動治具28との間がアンクラ
ンプされ、割出テーブル26の180度回転により前記
治具ユニットと反対側の治具ユニット24がハンドリン
グ用ロボット22に対する受渡位置に割出しされる。そ
の後は、新たに割出しされた治具ユニット24に対して
上記と同様の手順で、アーム本体W4と二つの取付部材
W5,W6とが位置決め固定され、ハンドリング用ロボ
ット22と溶接用ロボット23との協働により種類の異
なる右側アーム部W2が製作される。
【0021】なお、上記割出テーブル26上に設ける治
具ユニット24の数は任意であり、三つ以上とすること
ができる。また、本位置決め装置21は、上記溶接に代
えて他の組立方式に用いることができることはもちろん
である。
【0022】図9〜11は、アクスルビームWを製作す
るための、本位置決め装置21を含む溶接システムの全
体を示したものである。なお、説明を分かり易くするた
め、上記サブ組立ステーション20についてはその構成
要素の末尾に全て符号Aを付し、また、左側アーム部W
3を製作するサブ組立ステーションについては、その構
成要素の末尾に全て符号Bを付すこととする。本溶接シ
ステムにおいては、右側アーム部W2製作用サブ組立ス
テーション20Aと、左側アーム部W3製作用サブ組立
ステーション20Bとが並列に配置され、その間に、ア
クスルビームWを仮組立する仮組ステーション50が配
置され、さらに、この仮組ステーション50の後方にア
クスルビームWを完成させる本組ステーション60が連
続に配置される。
【0023】仮組ステーション50には、ビーム部W1
を位置決め固定する治具ユニット51と、この治具ユニ
ット51を載置する割出テーブル52とが配設されてい
る。治具ユニット51は、治具本体51aと治具本体5
1a上に配設されたワーククランプ51bとを備え、種
類の異なるビーム部W1に対応して二つ用意されてい
る。また、割出テーブル52は、駆動手段(図示略)に
より任意角度ずつ回転駆動され、その180度回転によ
り治具ユニット24の一つを、後述する本組ステーショ
ン60内のハンドリング用ロボット61に対する受渡位
置に割出しするようになっている。しかして、このロボ
ット61に対する受渡位置は、上記サブ組立ステーショ
ン20A,20B内のハンドリング用ロボット22A,
22Bと溶接用ロボット23A,23Bとの行動半径内
に設定されており、アクスルビームWを仮組立するため
の加工位置にも相当している。なお、割出テーブル52
上には、治具ユニット51を脱着可能に結合するための
治具クランプ(図示略)が設けられている。
【0024】一方、本組ステーション60内には、前記
ハンドリング用ロボット61と、このロボット61に持
たせる取出治具62を載置する割出テーブル63と、溶
接手段64をアーム先端に有する溶接用ロボット65と
が配設されている。取出治具62は、治具本体62aと
治具本体62a上に配設されたワーククランプ62bと
を備え、治具本体62aの一端には、ハンドリング用ロ
ボット61との脱着に用いられる自動工具交換装置(A
TC)66が設けられている。取出治具62は、種類の
異なるアクスルビームWに対応して二つ用意されてい
る。また、割出テーブル63は、駆動手段(図示略)に
より任意角度ずつ回転駆動され、その180度回転によ
り治具ユニット24の一つをハンドリング用ロボット6
1に対する受渡位置に割出しするようになっている。な
お、この割出テーブル63上には、取出治具62を脱着
可能に結合するための治具クランプ67が設けられてい
る。
【0025】以下、上記溶接システムによるアクスルビ
ームWの組立について説明する。
【0026】先ず、図9に示すように、サブ組立ステー
ション20A,20B内の治具ユニット24A,24B
にアーム本体W4と二つの取付部材W5,W6とを供給
し、上記実施例と同様の手順で溶接用ロボット23A,
23Bによりアーム本体W4と二つの取付部材W5,W
6とを点溶接し、右側アーム部W2と左側アーム部W3
とを仮組立する。この仮組立完了後、固定治具27A,
27Bのワーククランプ32,33(図3)および結合
手段29をアンクランプ動作させ、ハンドリング用ロボ
ット22A,22Bの動作により各可動治具28A,2
8Bを固定治具27A,27Bから切り離す。そして、
図10に示すように、各ハンドリング用ロボット22
A,22Bは、右および左側アーム部W2およびW3を
任意姿勢に割出しし、これに対して溶接用ロボット23
A,23Bが溶接手段47A,47Bを移動させ、アー
ム本体W4と二つの取付部材W5,W6とを表・裏面側
から連続溶接し、右および左側アーム部W2およびW3
を完成させる。
【0027】上記右および左側アーム部W2およびW3
の製作の間、仮組ステーション50内の治具ユニット5
1上には、治具クランプ51Bを用いてビーム部W1が
位置決め固定されており、上記右および左側アーム部W
2およびW3の組立完了後、図11に示すように、サブ
組立ステーション20A,20B内のハンドリング用ロ
ボット22A,22Bが仮組ステーション50へ移動
し、右および左側アーム部W2およびW3のそれぞれを
前記治具ユニット51上のビーム部W1に対して位置決
めする。その後、サブ組立ステーション20A,20B
内の溶接用ロボット23A,23Bがビーム部W1と右
および左側アーム部W2およびW3との合せ部を点溶接
し、アクスルビームWを仮組立する。
【0028】上記仮組立完了後、サブ組立ステーション
20A,20B内のハンドリング用ロボット22A,2
2Bと溶接用ロボット23A,23Bとが退避し、今度
は本組ステーション60内のハンドリング用ロボット6
1が起動され、その受取治具62に前記仮組立されたア
クスルビームWが保持される。ハンドリング用ロボット
61は、前記仮組立されたアクスルビームWを任意姿勢
に割出し、これに溶接用ロボット65が溶接手段64を
移動させ、ビーム部W1と右および左側アーム部W2,
W3との合せ部を連続溶接し、アクスルビームWを完成
させる。
【0029】しかして、種類の異なるアクスルビームW
を製作する場合は、各ステーション内の割出テーブル2
6A,26B,52,63がそれぞれ180度回転し
て、新たな治具ユニット24A,24B,51および取
出治具62をそれぞれ受渡位置に割出しし、上記した動
作の繰り返しにより種類の異なるアクスルビームWが製
作される。かゝる溶接システムによれば、一つのサブ組
立ステーション20A,20B内で右および左側アーム
部W2およびW3を完成させることができることはもち
ろん、サブ組立ステーション20A,20B内のハンド
リング用ロボット22A,22Bと溶接用ロボット23
A,23BとをアクスルビームWの仮組立に共用するの
で、溶接用ロボットの数を削減でき、従来の溶接システ
ム(図14)に比して設備全体がコンパクトとなって、
設置スペースの著しい削減と設備コストの大幅な低減と
が達成される。また、組立体用仮組ステーション50内
の治具ユニット51は、単にアーム部W1を位置決め固
定するワーククランプ51bを有しているだけなので、
その構造は極めて簡単かつ小型となり、コスト的に極め
て有利となる。
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝるワーク位置決め装置によれば、治具を固定治具と
可動治具とに分割すると共に、各治具にワークを位置決
め固定するクランプ手段を持たせたので、可動治具をハ
ンドリングしてワークの両面を任意の組立方向に開放し
て、一つの工程内でワークの組立を行うことができ、生
産性の向上と設備コストの低減とに大きく寄与するもの
となった。また、割出手段により必要な治具ユニットを
割出して自動工具交換装置を介してロボットに受け渡し
するようにしたので、治具交換は極めて簡単となり、治
具交換に要する時間を大幅に短縮することができて、生
産性のより一層の向上に寄与するものとなた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝるワーク位置決め装置とその使用
態様を模式的に示す平面図である。
【図2】図1に示したワーク位置決め装置を拡大して示
す平面図である。
【図3】本ワーク位置決め装置を構成する固定治具の構
造を模式的に示す平面図である。
【図4】本ワーク位置決め装置を構成する可動治具の構
造を模式的に示す平面図である。
【図5】本ワーク位置決め装置を構成する自動工具交換
装置(ATC)を示す側面図である。
【図6】本ATCの結合状態を示す側面図である。
【図7】本ATCのうち、ロボット側ATCの構造を示
す正面図である。
【図8】本ATCのうち、治具側ATCの構造を示す正
面図である。
【図9】本ワーク位置決め装置を含む溶接システムの全
体構造を模式的に示す平面図である。
【図10】図9に示した溶接システムによる組立の中間
過程を示す平面図である。
【図11】図9に示した溶接システムによる組立の中間
過程を示す平面図である。
【図12】本発明で対象とするワークの一つである自動
車のアクスルビームの形状を模式的に示す正面図であ
る。
【図13】図12に示したアクスルビームを分解して示
す正面図である。
【図14】従来の溶接システムを模式的に示す平面図で
ある。
【符号の説明】
20 サブ組立ステーション 21 ワーク位置決め装置 22 ハンドリング用ロボット 23 溶接用ロボット 24 治具ユニット 25 自動工具交換装置(ATC) 26 割出テーブル(割出手段) 27 固定治具 28 可動治具 32 ワーククランプ(クランプ手段) 33 ワーククランプ(クランプ手段) 34 ワーククランプ(クランプ手段) W4 アーム本体(ワーク) W5 取付部材(ワーク) W6 取付部材(ワーク)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立用ワークを位置決め固定するクラン
    プ手段を有する固定治具と、前記固定治具に脱着自在に
    結合され該固定治具に固定したワークに組付けられる他
    のワークを位置決め固定するクランプ手段を有する可動
    治具とから成る治具ユニットを備え、前記可動治具に
    は、ハンドリング用ロボットとの脱着に用いられる自動
    工具交換装置が設けられ、前記治具ユニットは、ワーク
    の種類に応じて用意された複数が割出手段に支持される
    と共に、その一つが前記割出手段により前記ロボットに
    対する受渡位置に選択的に割り出されるようになってい
    ることを特徴とするワーク位置決め装置。
JP6124387A 1994-05-13 1994-05-13 ワーク位置決め装置 Pending JPH07303996A (ja)

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