JPH0578837A - スパツタリング陰極の使用の下に化合物をまたは合金を製造するために、ドーピング材料で基本材料をドーピングする方法およびこの方法を実施する装置 - Google Patents

スパツタリング陰極の使用の下に化合物をまたは合金を製造するために、ドーピング材料で基本材料をドーピングする方法およびこの方法を実施する装置

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JPH0578837A
JPH0578837A JP5035392A JP5035392A JPH0578837A JP H0578837 A JPH0578837 A JP H0578837A JP 5035392 A JP5035392 A JP 5035392A JP 5035392 A JP5035392 A JP 5035392A JP H0578837 A JPH0578837 A JP H0578837A
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doping
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plasma
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JP5035392A
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Rudolf Latz
ラツツ ルードルフ
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Balzers und Leybold Deutschland Holding AG
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Leybold AG
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3402Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering using supplementary magnetic fields
    • H01J37/3405Magnetron sputtering

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】マグネトロン方式で動作するスパッタリング陰
極の使用の下に、基板上に化合物および合金を膜として
形成するための、ならびに基本材料をドーピングするた
めの、さらにこの膜をコスト的に有利に製造するための
方法を提供する。 【構成】ターゲットは複数部分37,38からなり、中
央ターゲット37はドーピング材からなり、外側ターゲ
ット38は基本材料から構成される。スパッタリング陰
極23の磁石配列体は、位置定め可能な中心磁石ユニッ
ト29と、固定位置を有する、中心磁石ユニット29を
囲む磁石ユニット25,26,27,28から構成さ
れ、これにより、ターゲット部分37,38には夫々特
別に選定された磁界を用いてスパッタリングすることを
可能となり、異なる材料が異なるレートでスパッタリン
グ出来、任意のドーピングが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マグネトロン方式で動
作するスパッタリング陰極の使用の下に化合物をまたは
合金を製造するために、ドーピング材料で基本材料をド
ーピングする方法に関する。さらに本発明は、化合物お
よび合金をドーピングおよび製造するための陰極装置に
関する。
【0002】
【従来技術】スパッタリング工程の場合に実際に、陰極
の手前の磁界により粒子の衝突の確率がしたがってイオ
ン化の確率が増加される形式の高出力スパッタリング装
置が使用される。
【0003】この種の高出力スパッタリング装置は、例
えばドイツ連邦共和国特許公報第2417288号に示
されている。
【0004】この公報に記載の高スパッタリングレート
を有する陰極スパッタリング装置の陰極は、陰極の一方
の表面上に、スパッタリングされて基板上に沈積される
材料を有する。さらに前記の陰極スパッタリング装置
は、スパッタリング面から出て再びここに戻る磁力線
が、閉ループの形状を有する放電領域を形成するように
構成された、磁石装置を有する。さらにスパッタリング
される、スパッタリング面から基板まで移動する材料の
進路の外側に設けられた陽極を有する。
【0005】前記の特許公報において次の構成が提案さ
れている、即ちスパッタリングされるべき、スプレーさ
れる基板と同じ側の陰極表面が平らであること、基板は
放電領域の近傍において平らなスパッタリング面に平行
にこの面にわたり移動されること、磁界を発生させる磁
石装置が、前記の平らなスパッタリング面とは反対側の
陰極面上に設けられていることである。
【0006】ドイツ連邦共和国特許出願公開公報第38
12379号に、マグネトロン方式によるスパッタリン
グ陰極が示されている。この陰極は、少なくとも1つの
部分から成るターゲットと、このターゲットの後に設け
られた磁石装置と、複数個の互いに入り組む、それ自体
でまとまった交番的に異なる極性の磁石ユニット、を有
する。この磁石ユニットにより、少なくとも2つの同じ
くそれでまとまった互いに入り組み合う磁気トンネルが
構成される。この場合、ターゲットとは反対側の、磁石
ユニットの磁極が磁石ヨークを介して互いに結合されて
おり、さらに少なくとも1つの磁界の強さが、少なくと
も1つの別の磁界の強さに比較して、ヨーク部分の1つ
を操作装置を用いてターゲット方向へ可変に変化させる
ことが示されている。
【0007】この公開公報において次の構成が提案され
ている、即ちこの操作装置は少なくとも1つの光学的セ
ンサと共働する電気回路を介して制御可能であり、この
場合このセンサは、コーティング工程の際に調整される
少なくとも1つのプラズマリングへ方向づけられており
さらにこのプラズマリングの輝度に対して応動する。
【0008】
【発明の解決すべき問題点】本発明の課題は、基板の上
に化合物および合金を膜として形成するための、ならび
に基本材料をドーピングするための、さらにこの膜をコ
スト的に有利に製造するための構成を提供することであ
る。
【0009】例えば任意のドーピング材料による膜の経
済的製造法を産業に利用できるようにし、かつ一方では
1つのドーピング材料から他方のドーピング材料へのコ
スト的に有利な交換を可能にし、他方ではその都度のド
ーピング材の濃度のコスト的に有利な変化を可能にする
ことである。
【0010】ドーピングそのものは高い精度で実施可能
にすべきである。
【0011】さらに本発明の課題は、スパッタリング装
置において、ターゲットとして設けられているドーピン
グ材料を長い時間をかけずに交換可能にする前提条件を
提供すべきである。
【0012】前記課題は本発明により次のようにして解
決されている。即ち、複数の例えば2つの部分から成る
ターゲットによりスパッタリングがなされるようにし、
この場合、少なくとも第1のターゲット部分が第1の材
料成分を有しており、さらに第2のターゲット部分が第
2の材料成分を有しており、さらにスパッタリング工程
の間中は第1のターゲット部分に個別の第1スパッタリ
ングプラズマが配属されており、さらに第2のターゲッ
ト部分に個別の第2のスパッタリングプラズマが配属さ
れており、さらにスパッタリング工程の間中は基板上へ
被着されるスパッタリングされる材料成分がドーピング
される基本材料,化合物または合金を形成するのであ
る。
【0013】例えばマグネトロン方式で動作するスパッ
タリング陰極を用いて化学物または合金を製造するため
に、ドーピング材料で基本材料をドーピングする方法に
おいて、提案されていることは、複数の例えば2つの部
分から成るターゲットによりスパッタリングがなされる
ようにし、この場合、少なくとも第1のターゲット部分
が第1の材料成分を有しており(基本材料ターゲッ
ト)、さらに第2のターゲット部分が第2の材料成分
(ドーピング材料ターゲット)を有しており、さらにス
パッタリング工程の間中は第1のターゲット部分に個別
の第1スパッタリングプラズマ(基本材料プラズマ)が
配属されており、さらに第2のターゲット部分に個別の
第2のスパッタリングプラズマ(ドーピング材料プラズ
マ)が配属されており、さらにスパッタリング工程の間
中は基板上へ被着されるスパッタリングされる基本材料
がスパッタリングされるドーピング材料により、ドーピ
ングされる。
【0014】本発明の構成によれば、第1のスパッタリ
ングプラズマのスパッタリング出力を変化する目的で、
磁界が例えば磁界の強さ,第1のスパッタリングプラズ
マの強さが変化できるようにし、これにより化合物の組
成がまたは合金の組成が変化される。
【0015】さらに提案されている構成として、第1の
ドーピングプラズマのスパッタリング出力を変化する目
的で、磁界が例えば磁界の強さ,ドーピング材料プラズ
マの強さが変化できるようにし、これにより基本材料の
ドーピングが変化される。
【0016】この場合、提案されている構成として、基
本材料プラズマのスパッタリング出力を変化する目的
で、磁界が例えば磁界の強さ,基本材料プラズマの強さ
が変化できるようにし、基本材料のドーピングが変化さ
れる。
【0017】コスト的に特に有利であることが示された
構成として、磁界の変化が例えば磁界の強さの変化が、
少なくとも一つの磁石ユニットをターゲット表面へ関連
づけて変化させることにより行なわれる。
【0018】この場合、ターゲット表面と少なくとも一
つの磁石ユニットとの間の間隔が変化される。
【0019】本発明の技術思想を特に有利に実現する装
置は次の構成を有する。即ち、異なる強さの磁界を発生
する少なくとも2つの磁石ユニットが設けられており、
さらにターゲットが少なくとも2つの部分から形成され
るようにし、さらに各々のターゲット部分に1つの磁界
が配属されている。
【0020】磁界の簡単な変化は、少なくとも1つの磁
石ユニットが、ターゲット表面へ関連づけて変化可能に
位置定めできるようにして、達せられる。
【0021】例えば、少なくとも1つの磁石ユニットと
ターゲット表面との間の間隔が可変であるようにされ
る。
【0022】著しくコンパクトな構成は次のようにして
得られる、即ちスパッタリング陰極の磁石配列体が、位
置定め可能な中心磁石ユニットと,固定位置を有する、
該磁石ユニットを囲む磁石ユニット(外側の磁石ユニッ
ト)とから構成されており、さらに前記の中心磁石ユニ
ットに第1の材料成分を有する第1のターゲット部分が
配属されており、外側の磁石ユニットに、第2の材料成
分を有する第2のターゲット部分が配属されている。
【0023】この場合に提案されている構成として、ス
パッタリング陰極の磁石配列体が、位置定め可能な中心
磁石ユニットと,固定位置を有する、該磁石ユニットを
囲む磁石ユニット(外側の磁石ユニット)とから構成さ
れており、さらに前記の中心磁石ユニットにドーピング
材料ターゲットが配属されており、外側の磁石ユニット
に、基本材料ターゲットが配属されている。
【0024】例えば、可動の磁石ユニットのために操作
装置が設けられており、該操作装置が前記可動の磁石ユ
ニットをドーピング材料ターゲットの表面への所定の間
隔において位置定めする。
【0025】有利な構成として、第1のターゲット部分
が円形のディスクとして構成されており、該ディスクは
リング状の第2のターゲット部分により囲まれている。
【0026】この場合の可能な構成として、ドーピング
材料ターゲットが円形のディスクとして構成されてお
り、該ディスクはリング状の基本材料ターゲットにより
囲まれている。
【0027】代替的に設けられる構成として、スパッタ
リング陰極が実質的に長方形の磁石配列体を有するたて
長の陰極として構成されており、さらに磁石配列体の、
中心の実質的に直線の磁石ユニットが位置定め可能であ
る。
【0028】スパッタリング装置の迅速な変形構成とし
て、第1のターゲット部分が簡単に着脱可能に、例えば
螺合接続体により陰極そうに例えば銅そうに取り付けら
れている。
【0029】この場合に提案されている構成として、ド
ーピング材料ターゲットが簡単に着脱可能に、例えば螺
合接続体により陰極そうに例えば銅構成体に取り付けら
れている。
【0030】特に有利な構成として、位置定め可能な磁
石ユニットが、ヨークを貫通して例えばヨークプレート
を貫通して、可動に設けられている。
【0031】特別な構成として、基本材料ターゲットが
In23から形成され、さらにドーピング材料ターゲッ
トがSnから形成されている。
【0032】
【発明の効果】本発明により、種々の化合物または合金
から成る膜の、または任意のドーピングによる膜の経済
的な製造法が提供される。コスト的に有利に、ドーピン
グ材料がスパッタリング装置において交換可能となり、
さらに基本材料中のその都度のドーピング材料の濃度が
変化可能となる。
【0033】
【実施例】実施例に、基本材料をドーピングするための
スパッタリング法およびスパッタリング装置が示されて
いる。図示されている様に本発明は、化合物の製造のた
めのおよび合金の製造のための方法および装置も含む。
【0034】図1に公知のスパッタリング装置の実質的
な構成部分が示されている。この場合、全体が1で示さ
れている収容室が対象とされる。この収容室の中に遮へ
い箱2が設けられている。収容室の底部上に基板3が設
けられている。スパッタリング工程中に、基板の上に膜
4が被着される。スパッタリング工程の間中、収容室の
ないし遮へいボックスの室内は真空の下におかれる、正
確に言えば収容室中の圧力はスパッタリング工程のため
に必要とされる低い圧力レベルへ移される。
【0035】収容室の上側領域の中にマグネトロン陰極
が設けられており、これはその全体が5で示されてい
る。この高性能陰極の詳細は、冒頭に述べたドイツ連邦
共和国特許公報第2417288号およびドイツ連邦共
和国特許出願公開公報第3812379号に示されてい
る。
【0036】この高性能陰極の特徴は磁石6,7,8か
ら成る磁石配列体である。この磁石配列体は陰極そうの
中に収容されている。
【0037】収容室の中央と同じ側の、陰極そうの上
に、ターゲット10が設けられている。
【0038】このスパッタリング装置は、DCエネルギ
ー供給ユニット11およびHF(高周波)エネルギー供
給ユニット12を備えている。
【0039】13および14でO2容器ないしAr容器
が示されている。管15および16を介してO2とAr
は収容室の中へ達する。ここでO2ないしArは、反応
性スパッタリングのために必要とされる反応性混合気を
ないし必要とされる反応性気体雰囲気を形成する。
【0040】ターゲット表面17の上に侵食された領域
18,19(侵食凹欠)が示されている。
【0041】これらの侵食凹欠の間に、侵食されていな
いまたはそれほど侵食されていない中間領域20が存在
する。同様に周縁領域21,22も全然またはそれほど
侵食されていない。
【0042】この実施例の場合、マグネトロン形式の公
知のスパッタリング陰極の使用が前提とされている。こ
のスパッタリング陰極の特徴は、陰極の手前に2つの同
心状のプラズマリングないしスパッタリングリングが形
成されている点にする特徴を有する。これに関しては前
述の公報第3812379号,第1図の参照番号29を
参照のこと。
【0043】本発明の図2の実施例の場合、同じ陰極上
に複数個のスパッタリングリングを可能にする陰極装置
が選定されている。このことは特別に選定された磁界を
用いて介して行なわれる。陰極の上に、で各々のスパッ
タリング用リングに対して、異なるターゲット材料が与
えられる。このことは本発明の課題にもとづく発明の成
果である。
【0044】各々のスパッタリング用リングの磁界の強
さを用いてスパッタリング能力が分割できるため、異な
る材料が異なるレートでスパッタリング可能となる。そ
のため任意のドーピングが可能となる。
【0045】スパッタリング用リングの磁界の強さは例
えば、相応の磁石をターゲット表面に対して離間へまた
は接近させることにより、変化できる。
【0046】図2には2重リング式マグネトロン高性能
陰極を用いた構成が断面図で詳細に示されている。この
場合、この横断面は2重リングの中心を通って切欠され
る。次に示す:円形の陰極そう23の中にヨークプレー
ト24が収容されている。このヨークプレート上に2つ
の、互いに円心状に設けられているリング状の磁石が取
り付けられている。図2において外側のリング状の磁石
の横断面が25,28で示されている。内側のリング状
の磁石の横断面は参照番号26,27を有する。
【0047】29で、中心にかつヨークプレートの中で
可動に配置されている磁石が、示されている。磁石29
の運動は双方向矢印30で示されている。31で位置定
め機構が示されている。この31により磁石29が、中
央ターゲット37の表面へ関連づけて位置定めされる。
この位置定め機構は部分42の中に案内される。
【0048】中央ターゲットはリングディスク状の外側
ターゲット38により囲まれている。
【0049】公知の様にスパッタリング装置の処理室内
に、陰極に対向して、加熱される基板支持体43が設け
られている。この支持体上にフィルムの形式の基板が設
けられる。基板39の上に膜41が被着される。基体材
料とドーピング材料との同時のスパッタリングの場合、
基板上に、ドーピングされた膜が成長する。
【0050】図2において文字SとNにより示されてい
る様に、磁石25〜26の南極および北極がそれぞれ交
番的に上ないし下に設けられている。そのため磁石の間
に磁界が形成される。この磁界は、マグネトロンの場合
に公知の様に、同心状のプラズマ管状体を形成する。
【0051】この実施例の場合、2つのリング状のプラ
ズマ管状体が形成される。即ち一方は中心のスパッタリ
ングプラズマ管状体であり、その横断面は32と33で
示されている。他方は外側のスパッタリングプラズマ管
状体であり、その横断面は34と35で示されている。
【0052】基板39の上の膜41におけるドーピング
材料の濃度は、中心磁石39が、中心ターゲットの表面
36から種々異なる距離において位置定めされることに
より、変化できる。
【0053】中心ターゲット37はねじ結合部分40を
用いて、陰極そう23と簡単に着脱可能に結合されてい
る。
【0054】図2の実施例の場合、ドーピング材料は即
ち中央ターゲット37は、銅板上にねじ止めされている
すず(Sn)から形成される。基本材料は即ちリング状
の外側ターゲット38は酸化インジュウム(In23
から形成される。
【0055】もちろんユーザーの所望に応じて別の材料
を用いることができる。
【0056】図3の実施例の場合、公知の長方形横断面
を有するたて長手形陰極が用いられる。図3は分解図を
示す。
【0057】陰極そうは参照番号47を有する。ターゲ
ットはその全体が48で示されている。このターゲット
は外側のターゲット部49と中心のターゲット部50か
ら形成されており、これらは図3において異なる斜線で
区別される。
【0058】磁石配列体の全体は46で示されている。
この磁石配列体は磁石ユニット44と53を含む。外側
に設けられた44は位置固定の磁石ユニットである。5
3は内側に設けられた位置固定の磁石ユニットである。
両方の磁石ユニットは図3に示されている様に長方形で
ある。
【0059】位置固定の配置とは、両方の磁石44と4
3は、基本材料から成る外側ターゲット部49の表面に
関連づけて、固定的に配置されているということであ
る。
【0060】磁石配列体はさらに中央磁石45を含み、
これは直線状に構成されておりさらに、ドーピング材料
から成る中央のターゲット部分50に関連づけて、種々
異なる位置を例えば種々異なる間隔を有することができ
る。
【0061】中心磁石45に対して位置定め可能である
ことは、双方向矢印51,52で示されている。
【0062】図3による実施例の動作は図2の実施例の
動作と類似する:ドーピング材料の濃度は、中央ターゲ
ット部分50の表面と中央磁石45の表面との間の間隔
により定められる。この間隔が変化されると、基本材料
中のドーピング材料の濃度も変化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知技術によるスパッタリング装置のブロック
図である。
【図2】第1実施例の詳細図である。
【図3】第2実施例の詳細図である。
【符号の説明】
1 収容室 2 遮へいボックス 3 基板 4 膜 5 マグネトロン陰極 6,7,8 磁石 9 陰極そう 10 ターゲット 11,12 ユニット 13 O2容器 14 Ar容器 15,16 管 17 ターゲット表面 18,19,20,21,22 領域 23 陰極そう 24 ヨークプレート 25,26,27,28 磁石横断面 29 磁石 30 双方向矢印 31 位置定め機構 32,33,34,35 断面,プラズマ管状体 36 表面 37 中央ターゲット 38 外側ターゲット 39 基板,フィルム 40 ねじ止め部分 41 膜 42 構成部分 43 基板支持体 44,45 磁石ユニット 46 磁石配列体 47 陰極そう 48 ターゲット 49 外側ターゲット部 50 中央ターゲット部 51,52 双方向矢印 53 磁石ユニット

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネトロン方式で動作するスパッタリ
    ング陰極を用いて化合物または合金を製造するために、
    ドーピング材料で基本材料をドーピングする方法におい
    て、複数部分から成るターゲットによりスパッタリング
    がなされるようにし、この場合、少なくとも第1のター
    ゲット部分が第1の材料成分を有しており、さらに第2
    のターゲット部分が第2の材料成分を有しており、さら
    にスパッタリング工程の間中は第1のターゲット部分に
    別個の第1スパッタリングプラズマが配属されており、
    さらに第2のターゲット部分に別個の第2のスパッタリ
    ングプラズマが配属されており、さらにスパッタリング
    工程の間中は基板上へ被着されるスパッタリングされる
    材料成分がドーピングされる基本材料,化合物または合
    金を形成することを特徴とする、スパッタリング陰極を
    用いて化合物または合金を製造するために、ドーピング
    材料で基本材料をドーピングする方法。
  2. 【請求項2】 マグネトロン方式で動作するスパッタリ
    ング陰極を用いて少なくとも1つのドーピング材料で基
    本材料をドーピングする方法において、複数の例えば2
    つの部分から成るターゲットによりスパッタリングがな
    されるようにし、この場合、少なくとも第1のターゲッ
    ト部分が基本材料を有しており(基本材料ターゲッ
    ト)、さらに少なくとも第2のターゲット部分がドーピ
    ング材料を有しており(ドーピング材料ターゲット)、
    さらにスパッタリング工程の間中は基本材料ターゲット
    部分に個別の第1スパッタリングプラズマ(基本材料プ
    ラズマ)が配属されており、さらにドーピングターゲッ
    ト部分に個別の第2のスパッタリングプラズマが配属さ
    れており(ドーピング材料プラズマ)、さらにスパッタ
    リング工程の間中は基板上へ被着されるスパッタリング
    される基本材料が、スパッタリングされるドーピング材
    料によりスパッタリングされる請求項1項記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1のスパッタリングプラズマのスパッ
    タリング出力を変化する目的で、磁界が例えば磁界の強
    さ,第1のスパッタリングプラズマの強さが変化できる
    ようにし、これにより化合物の組成がまたは合金の組成
    が変化されるようにした請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 第1のドーピングプラズマのスパッタリ
    ング出力を変化する目的で、磁界が例えば磁界の強さ,
    ドーピング材料プラズマの強さが変化できるようにし、
    これにより基本材料のドーピングが変化されるようにし
    た請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 基本材料プラズマのスパッタリング出力
    を変化する目的で、磁界が例えば磁界の強さ,基本材料
    プラズマの強さが変化できるようにし、これにより基本
    材料のドーピングが変化されるようにした請求項1から
    4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 磁界の変化が例えば磁界の強さの変化
    が、少なくとも一つの磁石ユニットをターゲット表面へ
    関連づけて変化させることにより行なわれるようにした
    請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 ターゲット表面と少なくとも一つの磁石
    ユニットとの間の間隔が変化されるようにした請求項1
    から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれか1項記載
    の方法を実施するための装置において、異なる強さの磁
    界を発生する少なくとも2つの磁石ユニットが設けられ
    ており、さらにターゲットが少なくとも2つの部分から
    形成されるようにし、さらに各々のターゲット部分に1
    つの磁界が配属されていることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの磁石ユニットが、ター
    ゲット表面へ関連づけて変化可能に位置定めできるよう
    にした請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの磁石ユニットとター
    ゲット表面との間の間隔が可変である請求項8又は9記
    載の装置。
  11. 【請求項11】 スパッタリング陰極の磁石配列体が、
    位置定め可能な中心磁石ユニット(29)と,固定位置
    を有する、該中心磁石ユニットを囲む磁石ユニット(外
    側の磁石ユニット)(25,26,27,28)とから
    構成されており、さらに前記の中心磁石ユニットに第1
    の材料成分(37)を有する第1のターゲット部分が配
    属されており、外側の磁石ユニットに、第2の材料成分
    (38)を有する第2のターゲット部分が配属されてい
    る請求項8から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】 スパッタリング陰極の磁石配列体が、
    位置定め可能な中心磁石ユニット(29)と,固定位置
    を有する、該磁石ユニットを囲む磁石ユニット(外側の
    磁石ユニット)(25,26,27,28)とから構成
    されており、さらに前記の中心磁石ユニットにドーピン
    グ材料ターゲット(37)が配属されており、外側の磁
    石ユニットに、基本材料ターゲット(38)が配属され
    ている請求項8から11までのいずれか1項記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 可動の磁石ユニット(29)のために
    操作装置(31,42)が設けられており、該操作装置
    が前記可動の磁石ユニットを第1のターゲット部分(3
    7)の表面への所定の間隔において位置定めするように
    した請求項8から12までのいずれか1項記載の装置。
  14. 【請求項14】 可動の磁石ユニット(29)のために
    操作装置(31,42)が設けられており、該操作装置
    が前記可動の磁石ユニットをドーピング材料ターゲット
    (37)の表面への所定の間隔において位置定めするよ
    うにした請求項8から13までのいずれか1項記載の装
    置。
  15. 【請求項15】 第1のターゲット部分(37)が円形
    のディスクとして構成されており、該ディスクはリング
    状の第2のターゲット部分(38)により囲まれている
    請求項8から14までのいずれか1項記載の装置。
  16. 【請求項16】 ドーピング材料ターゲット(37)が
    円形のディスクとして構成されており、該ディスクはリ
    ング状の基本材料ターゲット(38)により囲まれてい
    る請求項8から15までのいずれか1項記載の装置。
  17. 【請求項17】 スパッタリング陰極が実質的に長方形
    の磁石配列体(44,53,45)を有する長手形陰極
    として構成されており、さらに磁石配列体の、中央の実
    質的に直線の磁石ユニット(45)が位置定め可能であ
    る請求項8から16までのいずれか1項記載の装置。
  18. 【請求項18】 第1のターゲット部分(37)が簡単
    に着脱可能に、例えばねじ継手(40)により陰極そう
    (23)に例えば銅そうに取り付けられている請求項8
    から17までのいずれか1項記載の装置。
  19. 【請求項19】 ドーピング材料ターゲット(37)が
    簡単に着脱可能に、例えばねじ継手(40)により陰極
    そう(23)に例えば銅構成体に取り付けられている請
    求項8から18までのいずれか1項記載の装置。
  20. 【請求項20】 位置定め可能な磁石ユニットが、ヨー
    クを貫通して例えばヨークプレート(24)を貫通し
    て、可動に設けられている請求項8から19までのいず
    れか1項記載の装置。
  21. 【請求項21】 基本材料ターゲット(38)がIn2
    3から形成され、さらにドーピング材料ターゲット
    (37)がSnから形成されている請求項8から20ま
    でのいずれか1項記載の装置。
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