JPH0578435B2 - - Google Patents

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JPH0578435B2
JPH0578435B2 JP18864485A JP18864485A JPH0578435B2 JP H0578435 B2 JPH0578435 B2 JP H0578435B2 JP 18864485 A JP18864485 A JP 18864485A JP 18864485 A JP18864485 A JP 18864485A JP H0578435 B2 JPH0578435 B2 JP H0578435B2
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Japan
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weight
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meth
coating composition
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Isao Sasaki
Kenji Kushi
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5227Macromolecular coatings characterised by organic non-macromolecular additives, e.g. UV-absorbers, plasticisers, surfactants

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は昇華型感熱転写記録方式における被記
録体用のコーテイング組成物に関する。 〔従来の技術〕 最近のオフイスオートメーシヨンの急速な普及
に伴ない、その中核となるパソコン、ワードプロ
セツサー、オフコン等に於いてカラーデイスプレ
ーが急増し、カラー信号からの記録方式の実用化
の要請が急速に高まつており、また乾式複写機の
分野でもそのカラー化への要望は強いものがあ
る。 従来のカラー記録方式としてはラインペン方
式、ワイヤドツト方式、インクジエツト方式など
があるが、それぞれ記録速度が遅い、騒音が出
る、インクの出る微小ノズルがつまるなどの欠点
があつた。これに対し昇華型感熱転写記録方法
は、音の発生がなく複写機の取扱、保守、管理が
容易であるなどの特徴がある。又、本法は昇華性
色素を塗布した転写シートを感熱記録ヘツドで加
熱して被記録体に色素を昇華転写し、カラー記録
を得る方法であるため、感熱ヘツドに印加するエ
ネルギーを調節することにより色素の昇華量を制
御できるため階調表現が容易であり、他の記録方
法に比べ特にフルカラーハードコピーを得るのに
有利である。しかしながら本法に関しては記録原
理と特徴が上記したように発表されていても、昇
華性分散染料による発色性と色調の鮮明性に優れ
る被記録体がいまだ開発されていないというのが
現状であり、上市された例は無くその開発が強く
要望されていた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、昇華型感熱転写記録方式にお
いて分散染料で容易に染色され、かつその発色性
及び鮮明性が優れた乾式転写用被記録体を得るた
めのコーテイング組成物を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明に従つて、活性エネルギー線で硬化し得
る架橋剤10〜70重量部と、少なくとも1種類の
(メタ)アクリル酸アルキルエステル重合体であ
つて、(メタ)アクリル酸アルキエステル成分を
50重量%以上含有し、そのTgが40℃以上である
重合体90〜30重量部(両者の和が100重量部とな
る様に選ぶ)と、この両者の合計量100重量部に
対して0.1〜30重量部のリン酸エステル系化合物
とアミン系化合物との混合物とからなることを特
徴とする昇華型分散染料感熱転写記録方式の被記
録体用コーテイング組成物が提供される。 本発明によれば、基体(例えばフイルム状又は
紙状)の表面上に上記特定の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル重合体、架橋剤とリン酸エステ
ル系化合物とアミン系化合物とを主成分とするコ
ーテイング組成物を塗工し(例えば0.5〜100μm
の厚さに)活性エネルギー線で硬化して得られる
被記録体は、昇華性分散染料により容易に染色さ
れかつその発色性及び鮮明性が良好であると共に
分散染料が塗布された転写シートとのブロツクキ
ング性が改良されることが見出された。 本発明に用いられる(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル重合体は置換又は未置換のアルキル基
を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルの
重合体又はその共重合体である。共重合性モノマ
ーとしては例えば、スチレン、(メタ)アクリル
酸、などが挙げられる。アルキル基の置換基とし
ては例えばヒドロキシル基、アミノ基、カルボキ
シル基などが挙げられる。本発明に必須の(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル重合体は(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル成分を50重量%
以上含有する重合体であつてかつそのTgが40℃
以上である。 重合体のTgが40℃未満の場合は昇華性分散染
料を塗布した転写シートと被記録体とが、感熱記
録ヘツドで加熱した際に粘着する、すなわちプロ
ツキングという現象が生じ易くなる。一方重合体
中の(メタ)アクリル酸アルキルエステル成分が
50重量%未満の場合は、昇華性の分散染料による
発色性が低下する。 (メタ)アクリル酸アルキルエステル重合体の
配合量は、架橋剤と重合体の混合物100重量部に
対して30〜90重量部、好ましくは40〜85重量部で
ある。(メタ)アクリル酸アルキルエステル重合
体の量が30重量部未満になると昇華性の分散染料
による発色性が低下するようになり、逆に90重量
部を越えると、感熱記録ヘツドによる加熱時にブ
ロツキングが出やすくなつたり、活性エネルギー
線によるキユアリング性が劣つたり、基材に対す
る密着性が低下したりするようになる。 (メタ)アクリル酸アルキルエステル重合体の
具体例としては、メチルメタクリレート、sec−
ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリ
レート、イソブチルメタクリレート、ベンジルメ
タクリレート、フエニルメタクリレート、エチル
メタクリレートなどのホモポリマー;メチルメタ
クリレート/スチレン=80/20重量部、メチルメ
タクリレート/エチルアクリレート=95/5、メ
チルメタクリレート/メチルアクリレート=90/
10、メチルメタクリレート/n−ブチルメタクリ
レート=40/60、メチルメタクリレート/エチル
メタクリレート=30/70、メチルメタクリレー
ト/エチルアクリレート=70/30、メチルメタク
リレート/メチルアクリレート/メタクリル酸=
60/35/5、メチルメタクリレート/ラウリルメ
タクリレート=90/10、メチルメタクリレート/
メチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート=80/5/5、メチルメタクリレー
ト/iso−ブチルメタクリレート/ジメチルアミ
ノエチルメタクリレート=80/15/5などのコポ
リマーを挙げることができ、これらの重合体は1
種を単独で使用することもでき、また2種以上混
合して使用してもよい。 架橋剤は、活性エネルギー線で硬化し得るもの
で、(メタ)アクリル酸アルキルエステル重合体
と相溶性の良いものであれば、どのようなもので
も使用できるが、線源が紫外線である場合は、重
合性基としてメタアクリロイルオキシ基又はアク
リロイルオキシ基を有する少なくとも1種の多官
能性モノマーであるか、又は少なくとも1種のそ
のような多官能性モノマーと少なくとも1種の一
官能性モノマーとからなるものであることが好ま
しい。なお多官能性モノマーはコーテイング組成
物を活性エネルギー線でキユアリングするために
は必須であるが、1官能性モノマーは必須でな
い。しかし、溶剤を使用せずにコーテイング組成
物を塗布する場合はコーテイング組成物の粘度を
下げるために1官能性モノマーを用いた方がよ
い。 (メタ)アクリロイルオキシ基を有するモノマ
ーの例としてはポリエーテルアクリレートもしく
はポリエーテルメタクリレート系(以下、(アク
リレートもしくはメタクリレート」を単に「(メ
タ)アクリレート」と略記する。)、ポリエステル
(メタ)アクリレート系、ポリオール(メタ)ア
クリレート系、エポキシ(メタ)アクリレート
系、アミドウレタン(メタ)アクリレート系、ウ
レタン(メタ)アクリレート系、スピロアセター
ル(メタ)アクリレート系及びポリブタジエン
(メタ)アクリレート系等のモノマー、オリゴマ
ーを挙げることができる。 このようなモノマーもしくはオリゴマーの具体
例としては1,2,6−ヘキサントリオール/プ
ロピレンオキシド/アクリル酸、トリメチロール
プロパン−エチレンオキシド/メタクリル酸、ト
リメチロールプロパン/プロピレンオキシド/ア
クリル酸、ペンタエリスリトール/エチレンオキ
シド/アクリル酸から合成されたポリエーテル
(メタ)アクリレート;アジピン酸/1,6−ヘ
キサンジオール/アクリル酸、コハク酸/1,4
−ブタンジオール/アクリル酸、コハク酸/トリ
メチロールエタン/アクリル酸、セバチン酸/
1,6−ヘキサンジオール/メタクリル酸等から
合成されたポリエステル(メタ)アクリレート;
エチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコー
ルジメタクリレート、ヘキサプロピレングリコー
ルジアクリレート、ネオペンチルグリコールジア
クリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、ラウリルメタクリレート、シクロヘキシ
ルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
1,4−ブタンジオールモノアクリレート、ベン
ジルメタクリレート、エチルカルビトールアクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールエタントリメタクリレート、
ペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペン
タエリスリトールトリメタクリレート、ジペンタ
エリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエ
リスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサメタクリレート、2,2−ビス
(4−アクリロキシエトキシフエニル)プロパン、
2,2−ビス(4−アクリロキシジエトキシフエ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロ
キシジエトキシフエニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−アクリロキシプロポキシフエニル)プロ
パン等の(メタ)アクリレート又はポリオール
(メタ)アクリレート);ジグリシジルエーテル化
ビスフエノールA/アクリル酸、ジグリシジルエ
ーテル化ポリビスフエノールA/アクリル酸、ト
リグリシジルエーテル化グリセリン/アクリル
酸、トリグリシジルエーテル化トリメチロールエ
タン/メタクリル酸、ジグリシジルエーテル化ア
ニリン/アクリル酸等のエポキシ(メタ)アクリ
レート;γ−ブチロラクトン/N−メチルエタノ
ールアミン/ビス(4−イソシアナトシクロヘキ
シル)メタン/2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、γ−ブチロラクトン/N−メチルエタノール
アミン/2,6−トリレンジイソシアネート/テ
トラエチレングリコール/2−ヒドロキシエチル
アクリレート等のアミドウレタン(メタ)アクリ
レート;2,6−トリレンジイソシアネートジア
クリレート、イソホロンジイソシアネートジアク
リレート、イソホロンジイソシアネートジメタク
リレート、ヘキサンジオール/イソホロンジイソ
シアネート/2−ヒドロキシエチルアクリレート
から合成されたウレタンアクリレート、ヘキサメ
チレンジイソシアネートジアクリレート等のウレ
タンアクリレート;ジアリリデンペンタエリスリ
ツト/2−ヒドロキシエチルアクリレートから合
成されたスピロアセタールアクリレート;エポキ
シ化ブタジエン/2−ヒドロキシエチルアクリレ
ートから合成されたアクリル化ポリブタジエン等
が挙げられ、これらのモノマー及びオリゴマーは
単独又は2種以上の混合系で使用される。 前記モノマー、オリゴマーの中でも次の一般
式、
【化】 〔式中、nは1〜4の整数であり、Xは少なくと
も3個以上が一般式:
【式】(式中、R7は水素原子又 はメチル基を表わし、R8は単結晶、炭素原子数
1〜8のアルキレン基又は炭素原子数1〜8のア
ルキレン基を有するポリオキシアルキレン基を表
わす。)で示される基を表わし、残余が炭素原子
数1〜8のアルキル基、水酸基、アミノ基、式:
(―OR9n――H(式中、R9は炭素原子数1〜8のア
ルキレン基を表わし、mは正の整数である。)で
示される基又は式:(―OR9n――OH(式中、R9及び
mは前記と同義である。)で示される基を表わ
す。〕で示される化合物をモノマー、オリゴマー
のうち30重量%以上使用するのが好ましい。これ
らの一般式で示されるオリゴマーは空気中での紫
外線照射による硬化性が優れているため、紫外線
を用いた場合のキユアリング性が改善されたり、
コーテイング膜表面のべとつきやブロツキング性
が改良されたりするが、空気中での紫外線照射に
よる硬化性が劣つたモノマー、オリゴマーを用い
た場合はコーテイング膜表面がべとついたり、ブ
ロツキングが出たりする。上記一般式で示される
化合物の具体例としては、ジペンタエリスリトー
ルテトラアクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート、トリペンタエリスリトールペ
ンタアクリレート、トリペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート、トリペンタエリスリトールヘ
プタアクリレート等が挙げられる。 以上例示した架橋剤の配合量は、架橋剤と(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル重合体の合計量
100重量部に対して10〜70重量部、好ましくは15
〜60重量部である。架橋剤量が70重量部を越える
と耐ブロツキング性は良好になるものの染色性が
低下するようになり、逆に10重量%未満になると
ブロツキングが出るようになる。 このようにブロツキングはサーマルヘツド(感
熱記録ヘツド)にかかるエネルギー量が増大し、
サーマルヘツドの昇温温度が高くなるにつれてよ
り顕著となるが、リン酸エステル系モノマーとア
ミン系化合物の混合物を、架橋剤と(メタ)アク
リル酸アルキルエステル重合体の混合物100重量
部に対して0.1〜30重量部の範囲で配合すればブ
ロツキング性が顕著に改善されるとともに染色濃
度も改善されることが見出された。好ましくは1
〜25重量部の配合量であるが、0.1重量部未満で
はブロツキング性の改良効果が少なく、逆に30重
量部を越えると活性エネルギー線でキユアリング
したコーテイング膜の表面が白くくもつたり、不
透明になつたりする。 リン酸エステル系モノマーとしては一般式
()、
【化】 〔式中、Xは少なくとも1個が一般式;
【化】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、
R2は炭素原子数1〜10のアルキレン基を表わし、
nは0〜10の整数である)で示される基であり、
残りが水酸基を表わす〕で示される化合物が好ま
しい。 この化合物の具体例としては、アクリロキシエ
チルフオスフエート、メタクリロキシエチルフオ
スフエート、アクリロキシプロピルフオスフエー
ト、メタクリロキシブチルフオスフエート、アク
リロキシジエトキシフオスフエート、メタクリロ
キシトリエトキシフオスフエート、ジアクリロキ
シエチルフオスフエート、ジメタクリロキシエチ
ルフオスフエート及びジアクリロキシジエトキシ
フオスフエート等が挙げられるが、より好ましく
はアクリロキシエチルフオスフエート、メタクリ
ロキシエチルフオスフエート、ビスアクリロキシ
エチルフオスフエート及びビスメタクリロキシエ
チルフオスフエートから成る群から選ばれるモノ
マーである。 含リンモノマーとしては、他に、ハロゲン化ビ
ニルフオスフエート又はアルキル置換ビニルフオ
スフエート等も挙げられるが、活性エネルギー線
による硬化特性が充分でないため好ましくない。 アミン系化合物としては一般式()、
〔発明の効果〕
本発明のコーテイング組成物を用いて調製され
た感熱転写記録体は昇華性の分散染料で容易に染
色され、かつ発色性及び鮮明性が従来のものに比
べ格段に優れたものであると共に、優れた耐ブロ
ツキング性と高い耐熱性を有し、かつ分散染料の
乾式転写を低温・短時間で実施できる。したがつ
て、本発明のコーテイング組成物は、例えば、カ
ラーコピー用、電子写真用又は情報記録用の乾式
転写発色用材料として極めて有用であり、その工
業的価値は大である。 〔発明の実施例〕 以下において、本発明の実施例を掲げ、更に詳
細に説明する。なお、実施例及び比較例中、「部」
はすべて重量部を表わす。 参考例 1 転写シートの作成: 10μmのコンデンサーにカヤセツトブルー136
(日本化薬製分散染料)1部、エチルセルロース
1部及びトリクレン100部からなる染料溶液を、
乾燥後の膜厚が数μmになるように均一に塗布し
て転写シートを作成した。 参考例 2 転写記録方法: 上記転写シートの染料塗布面を分散染料乾式転
写用被記録体の染色層面に重ね、NTTのミニフ
アツクスを用いて熱転写記録を行なつた。この時
サーマルヘツドには20Vの電圧が6ミリ秒加えら
れ、ヘツドの昇温温度は200℃以上を示した。 参考例 3 耐ブロツキング性の評価: 参考例2の実験後の転写用被記録体と転写シー
トを引きはがす際に、容易に引きはがすことが出
来たものを耐ブロツキング性「良」と表わし、粘
着性があり若干力を入れる必要があつたものを
「不良」と表わした。 参考例 4 染色濃度測定法: 染色濃度はカラーアナライザー(日立製、307
型)を用いた光線透過率Tを測定し、−KgTとし
て求めた。 実施例4、比較例1〜4 表に示すコーテイング組成物を混合、調製
後、これらを100μm厚のポリエステルフイルム
上に浸漬法により均一に塗布した。これに空気中
で紫外線を照射して膜厚5μmの染色層を有する
分散染料乾式転写用記録体が得られた。 これらの被記録体について、評価試験を参考例
1〜4に従つて行なつたところ表のような結果
が得られた。
【表】
【表】 実施例2〜3、比較例5〜10 コロナ放電処理した100μmのポリエステルフ
イルム上に表に示すコーテイング組成物を浸漬
法により均一に塗布した。これらを空気中で紫外
線照射すると膜厚4μmの染色層を有する分散染
料乾式転写被記録体が得られた。 これらの被記録体について、参考例1〜4に従
つて評価試験を行なつた結果を表に示す。 実際に用いられるフアクシミリではブロツキン
グが厳しく現われリン酸エステル系モノマーとア
ミン系化合物を配合しない比較例5、6はブロツ
ギングが顕著である。一方、比較例5、6と実施
例2、3を比較すると、リン酸エステル系モノマ
ーとアミン系化合物を配合した実施例はブロツキ
ングが認められず、染色濃度も改良されている。
【表】
【表】 実施例4、比較例11〜14 表に示すコーテイング組成物を混合、調整
後、これらを100μm厚のポリエステルフイルム
上に浸漬法により均一に塗布した。これに空気中
で紫外線を照射すると膜厚6μmの染色層を有す
る分散染料乾式転写用被記録体が得られた。 これらの被記録体について、評価試験を参考例
1〜4に従つて行なつたところ表のような結果
が得られた。
【表】
【表】 実施例 5 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート10
部、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート
20部、ジペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト10部、テトラヒドロフルフリルアクリレート40
部、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフエノ
ン6部からなる組成物を100μmのポリエステル
フイルムの片面にロールコーターにより塗布した
後、空気中で紫外線を照射し、膜厚7μmの非移
染層を設けた。 このフイルムの非移染層の反対面に、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート5部、ジペン
タエリスリトールペンタアクリレート5部、ジペ
ンタエリスリトールテトラアクリレート5部、コ
ハク酸/トリメチロールエタン/アクリル酸から
合成されたオリゴマー25部、アクリルポリマー
A60部(ブチルメタクリレート/メチルメタクリ
レート=60/40、Tg50℃)、メチルエチルケトン
150部、DMF50部、ベンジルジメチルケタール6
部、メタクリロキシエチルフオスフエート6部、
ラウリルジエタノールアミン6部からなる組成物
をロールコーターにより塗布した後、空気中で紫
外線を照射して、膜厚4μの染色層を設けた。 得られた被記録体の染色層について、参考例1
〜4に従つて評価試験を行なつたところ、染色濃
度は−KgT=0.77を示し、かつ耐ブロツキング性
も良好であつた。 又、この染色した被記録体を10枚重ね、2Kgの
重しをのせ3ケ月放置しておいても、非移染層へ
の染料の移行はほとんど認められなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 活性エネルギー線で硬化し得る架橋剤10〜70
    重量部と、少なくとも1種類の(メタ)アクリル
    酸アルキルエステル重合体であつて、(メタ)ア
    クリル酸アルキルエステル成分を50重量%以上含
    有し、そのTgが40℃以上である重合体90〜30重
    量部(両者の和が100重量部となる様に選ぶ)と、
    この両者の合計量100重量部に対して0.1〜30重量
    部のリン酸エステル系化合物とアミン系化合物と
    の混合物とからなることを特徴とする昇華型分散
    染料感熱転写記録方式の被記録体用コーテイング
    組成物。 2 上記架橋剤が紫外線硬化性の少なくとも1種
    類の多官能性モノマーであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の昇華型分散染料感熱転
    写記録方式の被記録体用コーテイング組成物。 3 上記多官能性モノマーが重合性(メタ)アク
    リロイルオキシ基を含有することを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の昇華型分散染料感熱転
    写記録方式の被記録体用コーテイング組成物。 4 上記リン酸エステル系化合物が一般式() 【化】 [式中、Xは少なくとも1個が一般式; 【式】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、
    R2は炭素原子数1〜10個のアルキレン基を表わ
    し、nは0〜10の整数である)で表わされる基で
    あり、残余のXは水酸基である] で表される化合物であり、上記アミン系化合物が
    一般式() 【化】 [式中、Yは少なくとも、1個が一般式H−
    (OR3n−(式中、R3は炭素原子数1〜10個のア
    ルキレン基を表わし、mは1〜10の整数である)
    で示される基を表わし、残余が水素原子又は炭素
    原子数1〜20個のアルキル基を表わす]で表わさ
    れる化合物であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1〜3項の何れかに記載の昇華型分散染料感
    熱転写記録方式の被記録体用コーテイング組成
    物。 5 上記リン酸エステル系化合物/アミン系化合
    物のモル比が1/4〜4/1の範囲であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1〜4項の何れかに
    記載の昇華型分散染料感熱転写記録方式の被記録
    体用コーテイング組成物。
JP60188644A 1985-08-29 1985-08-29 昇華型感熱転写記録方式の被記録体用コ−テイング組成物 Granted JPS6250188A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60188644A JPS6250188A (ja) 1985-08-29 1985-08-29 昇華型感熱転写記録方式の被記録体用コ−テイング組成物

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JP60188644A JPS6250188A (ja) 1985-08-29 1985-08-29 昇華型感熱転写記録方式の被記録体用コ−テイング組成物

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Publication Number Publication Date
JPS6250188A JPS6250188A (ja) 1987-03-04
JPH0578435B2 true JPH0578435B2 (ja) 1993-10-28

Family

ID=16227320

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JP60188644A Granted JPS6250188A (ja) 1985-08-29 1985-08-29 昇華型感熱転写記録方式の被記録体用コ−テイング組成物

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JPH062433B2 (ja) * 1985-08-30 1994-01-12 三菱レイヨン株式会社 昇華型分散染料感熱転写記録方式の被記録体及びその製造方法
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JPS60139481A (ja) * 1983-12-28 1985-07-24 Mitsubishi Rayon Co Ltd カチオン染料乾式転写発色用コーテイング剤
JPS60157893A (ja) * 1984-01-27 1985-08-19 Mitsubishi Rayon Co Ltd カチオン染料乾式転写発色用コ−テイング剤及びそれを用いた物品の製造方法

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JPS6250188A (ja) 1987-03-04

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