JPH0576961A - ボールジヨイントのかしめ方法およびその装置 - Google Patents

ボールジヨイントのかしめ方法およびその装置

Info

Publication number
JPH0576961A
JPH0576961A JP26872691A JP26872691A JPH0576961A JP H0576961 A JPH0576961 A JP H0576961A JP 26872691 A JP26872691 A JP 26872691A JP 26872691 A JP26872691 A JP 26872691A JP H0576961 A JPH0576961 A JP H0576961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caulking
opening
ball joint
diameter side
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26872691A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomi Takahashi
尚己 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Musashi Seimitsu Industry Co Ltd filed Critical Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority to JP26872691A priority Critical patent/JPH0576961A/ja
Publication of JPH0576961A publication Critical patent/JPH0576961A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールジョイントのかしめ加工された開口部
が充分なかしめ強度を有し、更にその開口部の外径部お
よび内径部の余肉の膨出が防止されるボールジョイント
のかしめ方法およびその装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】 ボールジョイントの円筒状ハウジングの端部
における環状の開口部内周に、ボールスタッドの抜け止
めリング叉は円盤状の閉止板をかん合し、続いてハウジ
ングの開口部の外径側をかしめながら連続して開口部の
内径側を別途かしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールジョイントのハ
ウジング開口部をかしめてボールスタッドの抜け止めリ
ング、又は閉止板を固定するかしめ方法及びそのための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールジョイントの円筒状ハウジ
ング134の開口部137をかしめる方法あるいはその
装置として、図5に示す如く、角度画成関係にある斜面
112a、112bを形成するかしめローラ112、1
22により、ハウジング134上方からかしめ装置の回
転中心軸X’を中心に各かしめローラ112、127を
回転させながら該ハウジング134の開口部137に向
かって下降させ、開口部137に斜面112a、112
b当接後更に押圧し、開口部137のかしめ加工を行っ
ていた。このようなかしめ方法あるいはその装置として
は、特公昭52−29374号などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きかしめ装置
によりかしめ加工を行うと、ハウジング134の外径側
に環状の外径膨出部137a、内径側に環状の内径膨出
部137bが膨出成形される。このような外径膨出部1
37a及び内径膨出部137bは膨出時の変形量が部分
的に異なり、かしめ加工した開口部137の外径及び内
径が不均一になるという問題があり、その後処理とし
て、開口部137の内径及び外径を切削等により成形し
ていた。
【0004】このような問題を解決するため実公昭63
−50037号に示す如く、開口部の端部に圧接される
かしめローラと開口部の外周に当接される成形ローラと
を具備したかしめ装置がある。このかしめ装置によりハ
ウジングの環状の開口部をかしめる場合、かしめローラ
によるかしめと同時に、成形ローラにより開口部の外周
の変形を防止できる。しかし、このかしめ装置では内径
側が十分にかしめ加工できないため、かしめ不十分な開
口部の内径側から水等がボールジョイント内に侵入する
恐れがある。
【0005】また、特公昭47−13804号に示す如
く、略直角を成す2つの平坦な加圧面を有するかしめロ
ーラを有するかしめ装置もある。このかしめ装置により
ハウジングの環状の開口部をかしめる場合にも、外周の
変形を防止することができる。しかしこのかしめローラ
で開口部をかしめると、開口部にはかしめの押力が斜め
上方向から加わる。この斜め上方向から掛かるかしめの
押力を分力に分けて考えると、ハウジングの軸線方向の
荷重と軸線と垂直方向の荷重との2方向のかしめ荷重が
付与されることになり、かしめ荷重が開口部に充分作用
しないということがある。
【0006】従って本発明は、かしめ加工された開口部
が充分なかしめ強度を有し、更に外径部および内径部の
余肉膨出が防止されるボールジョイントのかしめ方法お
よびその装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は以下の通
りである。
【0008】1.ボールジョイントの円筒状ハウジング
の端部における環状の開口部内周に、ボールスタッドの
抜け止めリング又は円盤状の閉止板を嵌合し、続いてハ
ウジングの開口部の外径側をかしめながら連続して開口
部の内径側を別途かしめる。
【0009】2.ボールジョイントのかしめ装置とし
て、環状の開口部を有するハウジングを保持する保持部
と、その保持具に対して進退可能に設けられ保持具に保
持されたハウジングの開口部の外径側をかしめる外径側
かしめローラと、保持具に対して進退可能に設けられハ
ウジングの開口部の内径側をかしめる内径側かしめロー
ラとを設ける。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図4に基づい
て説明する。
【0011】図1は本発明の実施例によるボールジョイ
ントのかしめ装置1及びかしめ加工前のボールジョイン
ト31を表している。
【0012】ボールジョイント31は、ボールスタッド
32の一端球頭部33がベアリング35を介してハウジ
ング34内に揺動回動自在に保持されるとともに、他端
柄部38はハウジング34の一端開口39から突出して
いる。また、他端開口部37の内周には閉止板36が嵌
合される。保持具41にはボールジョイント31をセッ
トする挿入孔42が形成されている。
【0013】かしめ装置1は、円盤状の外径側かしめロ
ーラ22と内径側かしめローラ12を有しており、この
各々かしめローラ22、12の外周面には断面が凹曲面
状のローラ溝22a、12aがボールジョイント31の
ハウジング34の開口部37に対向して形成されてい
る。かしめローラ22、12は、回転ベアリング24、
14と、その両端に位置する外側ワッシャ25、15、
内側ワッシャ24、14とともに、各々ローラホルダ2
1、11に保持されている。27、17は回転軸23、
13の抜け止め用の止め具であり、ネジ28、18によ
りローラホルダ21、11に固定される。
【0014】ローラホルダ21、11は図示せぬ油圧シ
リンダにより、上下方向に各々単独で移動可能である。
【0015】次にボールジョイント31のかしめ方法に
ついて説明する。
【0016】まず図1に示す如く、ボールジョイント3
1のハウジング34の一端開口部37の内周に円盤状の
閉止板36を嵌合し、かしめ装置1のかしめローラ2
2、12の各々のローラ溝22a,12aにボールジョ
イント31の開口部37が対向するよう、ボールジョイ
ント31を保持部41の挿入孔42にセットする。この
ときのハウジング34及び閉止板36の状態を図2に示
す。
【0017】次に、かしめ装置1の図示せぬプーリを回
転させることにより、ローラホルダ21、11をこのか
しめ装置1の回転中心軸Xを中心に回転させながら、外
径側かしめローラ22を下降させ、図3に示す如く、外
径側かしめローラ22のローラ溝22aをハウジング3
4の開口部37外径側に当接させ、更に押圧して開口部
37の外径側をかしめる。
【0018】連続して、図4に示す如く、内径側かしめ
ローラ12を下降させ、内径側かしめローラ12のロー
ラ溝12aをハウジング34の開口部37内径側に当接
させ、更に押圧して開口部37の内径側をかしめて、開
口部37のかしめ加工を完了する。
【0019】この様に、開口部37の内径側と外径側を
別々のかしめローラ22、12によりかしめ加工するの
で、開口部37の余肉の膨出が発生することがなく、ま
た閉止板36はハウジング34に強固にかしめ固定され
る。
【0020】上述の実施例ではボールスタッド32の柄
部38の反突出側開口部37内周に閉止板36をかしめ
固定したが、例えば特開昭63−254217号に示す
如くボールスタッドの柄部の突出側開口にボールスタッ
ドの抜け止めリングのかしめ固定に利用しても良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ボールジ
ョイントの円筒状ハウジングの端部における環状の開口
部内周に、ボールスタッド抜け止めリング又は円盤状の
閉止板を嵌合し、続いてハウジングの開口部の外径側を
かしめながら連続して開口部の内径側を別途かしめるた
め、開口部の外径部および内径部に余肉が発生しないの
で、その後に修正行程を設けるということがない。ま
た、2つのかしめローラでかしめ加工するので、かしめ
た開口部の強度を向上させることができ、従って開口部
のシール性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるボールジョイントのかし
め装置とボールジョイントを表す部分断面平面図であ
る。
【図2】本発明のかしめ加工前の状態を表すボールジョ
イントの要部断面図である。
【図3】本発明のかしめ加工の第1段階を表すボールジ
ョイントとかしめ装置の要部断面図である。
【図4】本発明のかしめ加工の第2段階を表すボールジ
ョイントとかしめ装置の要部断面図である。
【図5】従来のかしめ加工の状態を表すボールジョイン
トとかしめ装置の要部拡大図である。
【符号の説明】
11 内径側かしめローラ 21 外径側かしめローラ 31 ボールジョイント 34 ハウジング 36 抜け止めリング叉は閉止板 37 開口部 41 保持具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールジョイント(31)の円筒状ハウ
    ジング(34)の端部における環状の開口部(37)内
    周に、ボールスタッドの抜け止めリング又は円盤状の閉
    止板(36)を嵌合し、続いて前記ハウジング(34)
    の開口部(37)の外径側をかしめながら、連続して該
    開口部(37)の内径側を別途かしめることを特徴とす
    るボールジョイントのかしめ方法。
  2. 【請求項2】 環状の開口部(37)を有するハウジン
    グ(34)を保持する保持具(41)と、該保持具(4
    1)に対して進退可能に設けられ該保持具(41)に保
    持されたハウジング(34)の開口部(37)の外径側
    をかしめる外径側かしめローラ(22)と、前記保持具
    (41)に対して進退可能に設けられハウジング(3
    4)の開口部(37)の内径側をかしめる内径側かしめ
    ローラ(12)とを備えたことを特徴とするボールジョ
    イントのかしめ装置。
JP26872691A 1991-09-19 1991-09-19 ボールジヨイントのかしめ方法およびその装置 Pending JPH0576961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26872691A JPH0576961A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 ボールジヨイントのかしめ方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26872691A JPH0576961A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 ボールジヨイントのかしめ方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0576961A true JPH0576961A (ja) 1993-03-30

Family

ID=17462498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26872691A Pending JPH0576961A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 ボールジヨイントのかしめ方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0576961A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11333533A (ja) * 1998-05-22 1999-12-07 Aisin Aw Co Ltd かしめ構造体及びその製造方法
JP2005342731A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Musashi Seimitsu Ind Co Ltd ボールジョイントの成形装置
JP2010280004A (ja) * 2010-07-26 2010-12-16 Toyota Motor Corp かしめ保持方法、かしめ保持構造、かしめ加工用ローラ、かしめ加工機、及びかしめ保持用ワーク
WO2012004866A1 (ja) 2010-07-07 2012-01-12 トヨタ自動車株式会社 リングギヤのかしめ方法、その方法に使用されるかしめ治具、及びリングギヤ
US8677596B2 (en) 2008-09-25 2014-03-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Swaging hold method, swaging hold structure, swaging roller, swaging machine, and swaging hold workpiece
US9068640B2 (en) 2010-06-04 2015-06-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fastening structure for ring-gear and differential case, and differential device using same
JP2017058090A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社不二工機 膨張弁及びその製造方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11333533A (ja) * 1998-05-22 1999-12-07 Aisin Aw Co Ltd かしめ構造体及びその製造方法
JP2005342731A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Musashi Seimitsu Ind Co Ltd ボールジョイントの成形装置
JP4596516B2 (ja) * 2004-05-31 2010-12-08 武蔵精密工業株式会社 ボールジョイントの成形装置
US8677596B2 (en) 2008-09-25 2014-03-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Swaging hold method, swaging hold structure, swaging roller, swaging machine, and swaging hold workpiece
US9068640B2 (en) 2010-06-04 2015-06-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fastening structure for ring-gear and differential case, and differential device using same
WO2012004866A1 (ja) 2010-07-07 2012-01-12 トヨタ自動車株式会社 リングギヤのかしめ方法、その方法に使用されるかしめ治具、及びリングギヤ
US9097334B2 (en) 2010-07-07 2015-08-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method for caulking ring gear, caulking tool used for method for caulking ring gear, and ring gear
JP2010280004A (ja) * 2010-07-26 2010-12-16 Toyota Motor Corp かしめ保持方法、かしめ保持構造、かしめ加工用ローラ、かしめ加工機、及びかしめ保持用ワーク
JP2017058090A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社不二工機 膨張弁及びその製造方法
CN106546037A (zh) * 2015-09-17 2017-03-29 株式会社不二工机 膨胀阀及其制造方法
CN106546037B (zh) * 2015-09-17 2020-05-01 株式会社不二工机 膨胀阀的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3845942B2 (ja) 車輪支持用ハブユニット
JPH0576961A (ja) ボールジヨイントのかしめ方法およびその装置
JPH10217001A (ja) ハブユニット用軸の加工方法
JP2002054644A (ja) 球面滑り軸受のシール構造
JP2591388B2 (ja) 配管接続装置
JP2001276939A (ja) かしめローラ及びかしめローラによりかしめ加工されるフランジ付き焼結製プーリ
US6561716B1 (en) Universal joint device and method of manufacturing the device
JP2964048B2 (ja) 周壁部を有する板金体及びその周壁部の厚肉化方法
JPS62266215A (ja) 転子支持構造体の製造法
JP3646298B2 (ja) 等速形自在軸継手の外輪部材と軸部材との結合方法
JP2551399Y2 (ja) カメラ用シャッタのカシメ用ダボ
JP3293026B2 (ja) 嵌合部を有する部材とその製造方法及び取付方法
JPH05149493A (ja) ホース金具、ホースと油圧機器等の接続部、およびホー ス金具の製造方法
JPH047393Y2 (ja)
JP3169730B2 (ja) ねじ材に対する板状材の固定方法および固定構造
JPH031618Y2 (ja)
JP3074561B2 (ja) 連結式接地棒
JP4596516B2 (ja) ボールジョイントの成形装置
JPH05329566A (ja) ハウジングのかしめ方法
JP2562330Y2 (ja) ボールジョイントのシール構造
US20050047696A1 (en) Apparatus and method for retaining bearings
JP3431684B2 (ja) リップ型シール及びその外環のカシメ方法
JPS6410302B2 (ja)
JP3294997B2 (ja) 嵌合方法及び嵌合装置
JPH0478374B2 (ja)