JPH0575348U - 接着剤注入具 - Google Patents

接着剤注入具

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JPH0575348U
JPH0575348U JP1272492U JP1272492U JPH0575348U JP H0575348 U JPH0575348 U JP H0575348U JP 1272492 U JP1272492 U JP 1272492U JP 1272492 U JP1272492 U JP 1272492U JP H0575348 U JPH0575348 U JP H0575348U
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JP
Japan
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adhesive
washer
pipe
injection tool
injection
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Pending
Application number
JP1272492U
Other languages
English (en)
Inventor
勇 溝渕
Original Assignee
新和化工株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリートのクラック補修に用いる接着剤
注入具の接着剤による固定強度を増大させる。 【構成】 パイプ2の先端部外周に設けた座金3の中央
でパイプ2の開口を囲む周囲に、接着剤のはみ出し防止
壁7を設け、この座金3の接着剤塗布面を接着力増強面
8に形成し、接着剤Cとの接着力を強固にし、接着剤注
入圧力によって注入具1が離脱することがないようにす
ると共に、接着剤Cに弱接着力のものを使用することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、コンクリート構築物に生じたクラックを接着剤の注入によって補 修する場合に使用する接着剤注入具に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート構築物に発生したクラックの補修方法として、パイプの先端部外 周に座金を設けた接着剤注入具を用い、座金に塗布した接着剤で注入具をコンク リート構築物の表面でクラック上に貼付け、パイプを介してポンプでクラック内 に接着剤を注入するという方法が提案されている。
【0003】 上記の接着剤注入具は、接着剤注入圧力の維持及び洩れを防止して、接着剤を クラックに注入する導管の機能を果たす必要があり、注入具を貼付ける接着剤と 座金の間から注入圧力で接着剤が洩れると機能を発揮できなくなる。
【0004】 このため、注入具をコンクリート面に貼付ける接着剤と座金は強固に接着させ る必要がある。
【0005】 ところで、注入具をコンクリート面に貼付ける接着剤は、クラックへの接着剤 注入完了後にコンクリート面から撤去しなければならず、強力な接着力だと撤去 が困難になるため、弱接着力の接着剤が使用される傾向にある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の接着剤注入具における座金の接着剤塗布面は平滑な面に形成さ れていたため、接着剤の接着力が弱く、弱接着力の接着剤を使用した場合、注入 圧力によって注入具が離脱する事態が往々にして発生するという問題がある。
【0007】 そこでこの考案は、座金における接着剤塗布面の接着力を増大させ、弱接着力 の接着剤を使用してもクラックへの接着剤の注入が支障なく行える接着剤注入具 を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、パイプの先端部外周に座金を 設け、この座金でクラックを有する面に接着剤で貼付ける接着剤注入具において 、座金の接着剤塗布面を接着力増強面に形成した構成を採用したものである。
【0009】
【作用】
座金に接着剤を塗布して注入具をコンクリート面に貼付けたとき、座金の接着 剤塗布面は接着力増強面になっているので、座金は接着剤に対して強固に接着で き、弱接着力の接着剤を使用しても注入圧力により注入具が離脱することがない 。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0011】 図示のように、注入具1は、パイプ2と、このパイプ2の先端部外周に設けた 円形の座金3と、パイプ2の後端部に取付けた逆止弁付きの周知構造を有するプ ラグ4とで形成され、パイプ2と座金3は合成樹脂を用いて一体成形されている 。
【0012】 上記座金3は、接着剤の注入圧力に対して変形が生じないような肉厚にするか 、図示のように、それよりも薄肉厚にして外面側に複数の補強用リブ5を放射状 に設けた構造を採用してもよい。
【0013】 前記座金3の接着剤塗布面は、その中央でパイプ2の先端に設けた溜り6が開 口していると共に、この開口を囲む周囲に低い円筒状の接着剤はみ出し防止壁7 が突設されている。
【0014】 また、座金3の接着剤塗布面は、接着力増強面8に形成されている。この接着 力増強面8は、図示の場合、多数のスリット9をクロス状に施して形成した例を 示したが、例えばシボ加工面で形成するようにしてもよい。
【0015】 この考案の注入具は上記のような構成であり、図3のように、コンクリート構 築物Aに生じたクラックBを接着剤で補修するには、注入具1における座金3の 貼付け面に接着剤Cを塗布し、この接着剤Cで注入具1をコンクリート面に貼付 け、パイプ2内をクラックBと連通状とする。
【0016】 座金3に対する接着剤Cの塗布において、接着剤Cをこてでならすとき、パイ プ2の開口部分の周囲に接着剤はみ出し防止壁7が突設してあるので、接着剤が パイプ2の先端開口内に侵入するのを防止でき、パイプ2内が接着用接着剤Cで 埋まるということがなく、接着剤注入が支障なく行える。 また、防止壁7の突出により、これが定規となって接着剤Cの塗布厚を一定化 することができる。
【0017】 接着剤Cの固化後にポンプをプラグ4に接続し、パイプ2内からクラックBに 接着剤を注入し、クラックBを補修する。
【0018】 接着剤の注入時において、注入具1には注入圧力が作用するが、座金3の接着 剤塗布面は、接着力増強面8になっているので、接着剤Cとの接着力が強く、し かも座金3はリブ5によって補強されているので、注入圧力による湾曲の発生が なく、従って弱接着力の接着剤を用いても注入具1は離脱するというようなこと がなく、クラックBに対して接着剤を確実に注入することができ、補修後の接着 剤Cの撤去も容易に行える。
【0019】
【効果】
以上のように、この考案によると、パイプの先端外周に設けた座金の接着剤塗 布面を接着力増強面に形成したので、コンクリート面に貼付ける接着剤と座金の 接着強度が向上し、クラックへの接着剤注入圧力で注入具に脱落が生じるという ようなことがなくなり、注入具の取付けに弱接着力の接着剤を使用することが可 能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る注入具の貼付け面側から見た斜
視図
【図2】同上の背面側から見た斜視図
【図3】同上の使用状態を示す縦断面図
【符号の説明】
1 注入具 2 パイプ 3 座金 4 プラグ 5 リブ 7 接着剤のはみ出し防止壁 8 接着力増強面 9 スリット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの先端部外周に座金を設け、この
    座金でクラックを有する面に接着剤で貼付ける接着剤注
    入具において、座金の接着剤塗布面を接着力増強面に形
    成したことを特徴とする接着剤注入具。
JP1272492U 1992-03-13 1992-03-13 接着剤注入具 Pending JPH0575348U (ja)

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JPH0575348U true JPH0575348U (ja) 1993-10-15

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ID=11813384

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JP1272492U Pending JPH0575348U (ja) 1992-03-13 1992-03-13 接着剤注入具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014189954A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 I Air Q Co Ltd クラック補修材注入器用注入座金
JP2019007217A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 積水化学工業株式会社 補修方法、および注入具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962484A (ja) * 1982-09-29 1984-04-09 電源開発株式会社 スラリ−貯槽の液供給装置

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