JPH0332190Y2 - - Google Patents

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JPH0332190Y2
JPH0332190Y2 JP6248484U JP6248484U JPH0332190Y2 JP H0332190 Y2 JPH0332190 Y2 JP H0332190Y2 JP 6248484 U JP6248484 U JP 6248484U JP 6248484 U JP6248484 U JP 6248484U JP H0332190 Y2 JPH0332190 Y2 JP H0332190Y2
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JP
Japan
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washer
plate
opening
putty
resin
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JP6248484U
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JPS60174748U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的及び背景) 本考案は、コンクリート構造物に生じるクラツ
クやコンクリート構造物における外装材に生じる
浮き等損傷個所に補修のために接着材を注入する
注入具の座金の改良に関する。
コンクリート構造物の損傷個所に接着材を注入
して損傷個所を補修する方法は古くは特許第
251791号で提案され、近時は特開昭56−2367号、
特願昭58−238973号等で提案されている。
これらの注入具に用いられている座金1を構造
物の面に貼着するときは、第3図及び第4図に示
すように板状体2と管状接続体3からなる金具1
の板状体2の構造物に接する面の辺付近のそれぞ
れにパテ状樹脂4を盛りパテ状樹脂4を接着材と
して構造物のクラツク等の損傷個所に取り付け
る。
その後に注入具を接続し、損傷個所に接着材を
注入するが構造物のクラツク等への損傷個所への
接着材注入時には、構造物と座金の接着部に圧力
が加わり、座金1が飛んでしまう事故が起きるこ
とがある。
そこで、本考案者等は座金1が飛ぶのを防止す
るため、第5図に示すように座金1の板状体2の
対角線上である隅角部と開孔部6のほぼ中程に小
孔5を設けることにより、小孔5を通してのパテ
状樹脂4との間にアンカー効果をもたせることを
試みた。
しかしながら、板状体2に盛られたパテ状樹脂
4等は接着の際に第6図に示すように辺の中央部
から開孔部6に向けて円弧状に拡がるので、パテ
状樹脂が不足したり、拡がりの少いときは対角線
上の小孔5にまで届かず、パテ状樹脂4等とのア
ンカー効果は期待できないばかりか注入具を経て
管状接続体3を通つてきた構造物のクラツク等へ
注入されるべき接着材が小孔5より外部へ漏れて
しまうおそれがある。また、この欠点を除くため
に開孔部6よりも遠く、すなわち隅角部寄りに小
孔5を設ければ良いのであるが、この場合には注
入具からの接着材注入時の圧力が接着部に多く働
くため必ずしも満足できるものではない。
したがつて、アンカー効果を狙つての小孔はど
こけ設けても良いというものでないことが分つ
た。
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、具
体的には以下述べるところによる。
(考案の構成) 本考案は、その構成要件を構造物に接する面を
有し、中央に開孔部を有する正方形状の板状体と
この板状体の開孔部に連続する注入具に接続する
管状接続体とからなる座金において、板状体の各
辺のほぼ中央と開孔部との中程にそれぞれ小孔を
設けてなる構造物の損傷個所に接着材を注入する
注入具の座金とするもので、座金を構造物の面に
接着するに際し、座金と構造物を接着するパテ状
樹脂等と板状体に設けた小孔とでアンカー効果を
もたせ、座金の構造物への貼着を完全にしようと
するものである。
(実施例) つぎに、本考案の実施例を第1図及び第2図に
基づき説明する。
第1図は座金1を板状体2の構造物に接する面
側から見た図で、第2図は正面から見た半断面図
である。
座金1は板状体2と注入具本体への接続体3と
からなつている。板状体2は正方形状をしてお
り、中央に管状接続体3の管路3aに連通する開
孔部6が設けられ、開孔部6と各辺とのほぼ中程
に小孔5が設けられている。管状接続体3は板状
体2の開孔部6と連続して管状を形成し、端部を
テーパー状3bとし、注入具に接続し、オーリン
グ3cとともに水密を計るようにしてなつてい
る。
(考案の効果) 本考案は、上述のようにしてなるので、つぎの
効果を有する。
小孔5が、正方形状の板状体2の中央の開孔
部6と各辺とのほぼ中程に設けられているの
で、板状体2に盛られたパテ状樹脂4等が少い
ときや拡がりが少ないときでもパテ状樹脂4等
の拡がりの先端が開孔部6の近くに向つてお
り、第7図に示すような状態で大体は小孔5に
達しており、管状接続体3の管路3aと小孔5
を通しての外部とのつながりを断つことがで
き、注入具からの接着材の外部漏出を防止でき
る。
小孔5が、正方形状の板状体2の中央の開孔
部6と各辺とのほぼ中程に設けられているので
板状体2に盛られたパテ状樹脂4等の拡がりが
少ない時でもパテ状樹脂4等の拡がりの先端
は、大体は小孔5に達しており、第8図に示す
ように小孔を通してアンカー効果をかもし出
し、座金1と構造物7との接着を完全にする。
また、対角線上に小孔を設けたときとは異な
り、小孔が開孔部6に近づいているのでそれだ
け注入具からの接着材の注入圧力に抗し得る。
本考案はこのようにすぐれた利点を有する構造
物の損傷個所に接着材を注入する注入具の座金を
提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る座金の平面図、
第2図は第1図に示した座金の正面から見た半断
面図、第3図及び第4図は座金の一般的使用の説
明図で、第3図は平面図、第4図は正面から見た
断面図、第5図は本考案との比較例を示す平面
図、第6図は座金に盛られたパテ状樹脂等の押圧
されたときの拡がりを説明する平面図、第7図は
本考案に係る座金の板状体上におけるパテ状樹脂
等と小孔との関係を説明する平面図、第8図は本
考案の座金を用いた場合のアンカー効果を説明す
る断面図である。 図面において、1は座金、2は板状体、3は管
状接続体、4はパテ状樹脂、5は小孔、6は開孔
部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 構造物に接する面を有し、中央に開孔部を有す
    る正方形状の板状体とこの板状体の開孔部に連続
    する注入具管状接続体とからなる座金において、
    板状体の各辺のほぼ中央と開孔部との中程にそれ
    ぞれ小孔を設けてなる構造物の損傷個所に接着材
    を注入する注入具の座金。
JP6248484U 1984-04-27 1984-04-27 構造物の損傷個所に接着材を注入する注入具の座金 Granted JPS60174748U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6248484U JPS60174748U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 構造物の損傷個所に接着材を注入する注入具の座金

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JP6248484U JPS60174748U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 構造物の損傷個所に接着材を注入する注入具の座金

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60174748U JPS60174748U (ja) 1985-11-19
JPH0332190Y2 true JPH0332190Y2 (ja) 1991-07-09

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ID=30591740

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6248484U Granted JPS60174748U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 構造物の損傷個所に接着材を注入する注入具の座金

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JPS60174748U (ja) 1985-11-19

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