JPS5962484A - スラリ−貯槽の液供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスラリー貯槽において張込み液或は／および循
環液を貯槽内液付上方から供給する装置に関するもので
ある。

従来、例えば微粉状石炭と重油の混合スラＩＪ−（略称
ＣＯＭ）の貯槽においては、スラリーを常に均一な状態
に保持するため攪拌装置によ松スラリー液を攪拌すると
と本に貯槽内の液を貯槽内液面上へ循環させ或は／およ
び張込み液を貯槽内液面上へ供給するようにしている。

このような液の循環供給の方法および装置としては、 （１）第１図（〜に示すように貯槽ａ内下部から引抜い
たスラリー液或は／および張込み液をポンプｂにより供
給管Ｃを介して上方へ移送し、貯槽ａ上部から垂下した
流下管ｄの外周を伝わって液を貯槽内液面へ流下させる
。

（２）同図ＦＢ＋の如くポンプｂにより上方へ移送した
液を、貯槽ａ内壁に近接して設けだ液樋ｅに供給し、内
壁にそって流下させる。

（３）同図ｆｃ）の如く貯槽ａ内土方に設置固定した環
状液樋ｆにポンプｂから液を供給し、液樋ｆから垂下し
た複数本の流下管ｄを使用して液を貯槽内液面へ流下さ
せる。

等々がすでに提案されている。

しかし」１記いずれの方法、装置によってもポンプで加
圧供給した張込み液或は／および循環液を流下管、液樋
等へ均分するためには多数の分岐配管により行う複雑な
配管工事が必要となる。壕だ、張込み液或は／および循
環液を供給されだ液樋から複数本の流下管へ均分するこ
とはさらに難しく、さらに貯槽内液面へ張込み液或は／
および循環液を戻す最終供給工程においても貯槽液広域
面に均等に行うことができず、供給面は貯槽壁面近傍或
は流下管周辺のような固定された位置における点供給と
なりやすいものであった。

本発明は上記する従来技術の欠点に鑑み、貯槽内液面へ
供給液を効率よくかつ均一に分配するだめ流下管を特定
のないし任意の円径において水平方向に回動させ、張込
み液或は／および循環液を貯槽内の液面に広域に張込み
或は／および循環させる装置を提供することを目的とす
る。

すなわち本発明は貯槽内の液位上方において回動可能に
設置した、環状樋型或は環状樋に分岐導液管を付設して
なる液分配器から周回半径を異にする複数本の流下管を
吊設し、各流下管を伝わって貯槽内液面に張込み液或は
／および循環液を周回分配する供給装置である。

以下図面に従って本発明を詳述する。

第２図は本発明液供給装置の一実施例を示すものであっ
て、貯槽内の液位上方において垂設した回動軸１に支持
部２を介して、径を異にする大小の環状樋型液分配器６
を回動軸１に同心状に設置固定し、各分配器乙にはそれ
ぞれ穿設した液流出口４から貯槽内液面に対し流下管５
を吊設した構成を有している。図中６は図示しない槽外
の圧送ポンプに直結する公知の液供給管である。

液分配器６は水平状に設置してもよく、壕だ第２図（Ｂ
ｌに示すように必要に応じ流出口４方向へ傾斜するよう
に設置してもよい。また回動軸１は貯槽向上部に設置し
た独立した駆動機から回動可能に垂設したものであって
もよく、或はレーキケージ、レーキアーム等からなる公
知の攪拌装置の駆動軸を利用し、この駆動軸に液位上方
において各液分配器６を設置固定するようにしてもよい
。さらには流下管５の下端は自由端でも、また同一回転
数を有する攪拌装置に固定する固定端としてもよい。

上記構成において回動軸１により液分配器６を回転させ
、同時に供給管６から張込み液或は／および循環液を各
液分配器乙に供給すれば、供給液は流出口４から流下管
５を伝わって貯槽内液面に達し、回動軸１を中心として
周回する流下管５により液面に対し供給液を周回分配可
能であり、特に各流下管５の周回半径が異なるので貯槽
液広域面に対し供給液を均一に拡散することができる。

第３図は本発明液供給装置の他の実施例を示すものであ
って前記と同一部分は同符号を使用している。

本実施例においては回動軸１と同心状の一台の環状樋の
外縁を楕円状に形成して液分配器６とし、膨出部７およ
び回動軸１に近接してそれぞれ液流出口４を設け、各流
出口４から流下管５を吊設したものである。

上記構成とすることにより一台の液分配器６で周回半径
を異にする二本の流下管５を貯槽内液面に対し吊設する
ことができるだめ簡単な装置で貯槽液広域面に対し供給
液の分配拡散が可能となる。

第４図は本発明液供給装置の更に他の実施例を示すもの
であって、前記と同一部分は同符号を使用している。

本実施例においては環状樋８の下面から水平方向へ分岐
導液管９を連通可能に付設して液分配器６を形成したこ
とを特徴とするものであり、導液管９先端の流出口４か
ら貯槽内液面に対し流下管５を吊設している。

上記構成としたことにより環状樋８を小形にしてかつ多
量の液を分配器６内へ供給することができるため、一本
の流下管５によって多量の液を貯槽内液面へ均一に分散
可能である。分岐導液管９としては第５図ｆＡ）の如き
開口樋型、同図（Ｂ）の如き一部を開口した管状樋型、
同図（Ｑのような密閉管状樋型等々種々の形状が考えら
れるが、これは張込み液或は／および循環液の物性に応
じて選択可能である。

第６図は第４図の他の実施例を示すものであり、本例は
一個の環状樋８から長さを異にする二本或はそれ以上の
分岐導液管９を連通可能に延設し、各導液管９先端の流
出口４から流下管５を貯槽内液面に対し吊設したもので
あり、各流下管５の周回半径が異なるためさらに大量の
液を分配供給可能と々る。

本発明は上記の通りであり、次のような良好な結果が得
られた。

（１）張込み液或は／および循環液の供給配管を単純明
解にかつ簡素化し、貯槽の大きさの如何に拘りない供給
本数とした。

（２）流下管を１本ないし極小数本で貯槽液面の広い範
囲に亘って万遍なく供給させ得るようになった。

（３）貯槽の大きさに比べ液分配器が極小面積ですみ、
従って分配効率が取り扱う処理液量および分配均一度と
もに格段に向上し、結果として液分配器および装置の保
守管理が容易になり、経済効果も高まった。

（４）　　流下管は液中、液面を周回するので液面或は
／および液上履域での液の分散および拡散の効果が太き
いという利点を得ることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａｔ　、　（Ｂ）　、　（Ｃ１は従来の液供給
方法、装置の概略図、第２図は本発明液供給部の一実施
例を示すものであって（Ａ）は平面図、（Ｂ）は中央縦
断面図、第３図は他の実施例を示すものであり、（Ａｌ
は平面図、（Ｂｌは中央縦断面図、第４図は本発明のさ
らに他の実施例を示す（Ａｌは平面図、（Ｂ）は中央縦
断面図、第５図（Ａ３　、　（Ｂ）　、　（Ｃ）は分岐
導液管の例を示す断面図、第６図は第４図の他の実施例
を示す（Ａｌは平面図、（Ｂｌは中央縦断面図である。 １は回動軸、３は液分配器、４は液流出口、５は流下管
、９は分岐導液管である。 特許出願人　電源開発株式会社 同　　　月島機械株式会社 代理人　弁理士　　積　　１）　輝　　正（９） ４９７ 第５図（Ａ） 第５図（Ｂ） 第５図（Ｃ） 第６図（Ａ’） 第６図（Ｂ）

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）スラリー貯槽の液位上方において回動可能な軸１
   に大小径を異にする環状樋型液分配器６を同心状に設置
   固定し、各分配器６に穿設する液流出口４から貯槽内液
   面に対し流下管５を吊設して成ることを特徴とするスラ
   リー貯槽の液供給装置。
2. （２）スラリー貯槽の液位上方において回動可能な軸１
   と同心状の環状樋の外縁を膨出して液分配器６を形成し
   、膨出部７および回動軸１に近接して液分配器３に穿設
   した流出口４から貯槽内液面に対し流下管５を吊設して
   成ることを特徴とするスラリー貯槽の液供給装置。
3. （３）スラリー貯槽の液位上方において回動可能な軸１
   に、環状樋８に分岐導液管９を連通可能に付設しだ液分
   配器３を設置固定し、導液管９先端の流出口４から貯槽
   内液面に対し流下管５を吊設して成ることを特徴とする
   スラリー貯槽の液供給装置。
4. （４）スラリー貯槽の液位上方において回動可能な軸１
   に、環状樋８に長さを異にする複数本の分岐導液管９を
   連通可能に付設しだ液分配器６を設置固定し、各導液管
   ９先端の流出口４から貯槽内液面に対し流下管５を吊設
   して成ることを特徴とするスラリー貯槽の液供給装置。