JP2000104406A - コンクリート構造物への板体の取り付け方法 - Google Patents

コンクリート構造物への板体の取り付け方法

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JP2000104406A JP10291325A JP29132598A JP2000104406A JP 2000104406 A JP2000104406 A JP 2000104406A JP 10291325 A JP10291325 A JP 10291325A JP 29132598 A JP29132598 A JP 29132598A JP 2000104406 A JP2000104406 A JP 2000104406A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注入材の注入時の板体の浮き上がり防止のた
め、板体を締結するボルトの頭と板体間に押え具を介在
させると、注入材の注入後、押え具を除去するため、該
ボルトを抜くので、板体や注入材に余計な力が加わり板
体と注入材の接着性や密着性を損なう。また、板体と構
造物との間隙保持のためにスペーサーを位置させると間
隙調整が不可能となる。 【解決手段】 皿ボルト穴と皿ボルト斜面に沿う円錐状
筒部と皿ボルト穴端部を板体内面から拘束する押え部を
有する筒状部とからなる弾性押えカラーを皿ボルトに装
着した板体を、構造物に、皿ボルトとアンカーとの位置
合わせをして位置させて、弾性押えカラー内面に雌ねじ
を形成した皿ボルトを挿入して構造物に埋設したアンカ
ーの雌ねじに皿ボルトの雄ねじを螺着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物の補修、補強、表面保護の方法としての板体接着工法
におけるコンクリート構造物へ取り付ける板体の取り付
け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】橋脚、床版等の橋梁構造物、上下水道構
造物等のコンクリート構造物の補強、補修、表面保護の
方法の一つとして、その構造物の外面に鋼板、プラスチ
ック板等を沿わせて取り付けることにより行う方法があ
る。
【0003】この方法は、鋼板やプラスチック板等の板
体を、コンクリート構造物に埋設したコンクリートアン
カーや樹脂系プラグ等のアンカーに、板体に形成したボ
ルト穴からボルトを挿通し、アンカーの内面の雌ねじに
ボルトの雄ねじを螺着することにより、コンクリート構
造物に取り付けた後、板体とコンクリート構造物との間
隙にエポキシ樹脂や無収縮モルタル等の注入材を注入す
るというものである。
【0004】かかる方法において、コンクリート構造物
と板体との間隙に注入材を注入すると、板体は、注入材
の注入圧によって浮き上がることがある。そこで、図1
7に示すようにコンクリート構造物11と板体12とを
締結しているボルト13のボルト頭13aと板体12間
にL型鋼や受け型枠等の押え具17を介在させて仮止め
し、浮き上がりを防止する策をとっている。15はアン
カーである。
【0005】また、コンクリート構造物に板体を位置さ
せるとき、一定の間隙を保つ必要から、コンクリート構
造物11と板体12間にスペーサー14を配置してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、板体の
浮き上がり防止策として、ボルト頭と板体間に押え具を
介在させた場合、コンクリート構造物と板体の間隙に注
入材を注入し、注入材の養生後、コンクリート構造物と
板体を締結しているボルトの締め付けを解除し、ボルト
を抜いて押え具を除去し、再度、締め付けを行う作業を
要するため、ボルトの締め付けを解除してボルトを抜く
際に、余計な力が板体や注入材に加わり、板体と注入材
の接着性や密着性を損なう。
【0007】また、コンクリート構造物と板体との間隙
を保持するためにこの間隙にスペーサーを位置させる
と、スペーサーに拘束されて、コンクリート構造物と板
体の間隙の調整が不可能であり、また、スペーサーをコ
ンクリート構造物や板体に取り付ける作業が必要とな
る。
【0008】本発明は、このような課題を以下述べると
ころにより解決しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】まず、押え具を除去する
ためにボルトを抜くことにより生じる板体と注入材の接
着性や密着性を損なうことの課題は、つぎのようにして
解決する。
【0010】基本的には、皿ボルト穴を形成した板体
を、内面に雌ねじを形成した円筒部を有するアンカーを
埋設したコンクリート構造物に、皿ボルト穴とアンカー
との位置合わせをして位置させ、皿ボルト穴から、内面
に雌ねじを形成した皿ボルトを挿入してコンクリート構
造物に埋設したアンカーの雌ねじに皿ボルトの雄ねじを
螺着することにより取り付けることを特徴とするコンク
リート構造物への板体の取り付け方法を提供する。
【0011】具体的には、この後に、板体外面に押え具
を押え具に形成されたボルト穴から皿ボルトに形成され
た雌ねじにボルトの雄ねじを螺着した後、板体とコンク
リート構造物間に注入材を注入し、注入後に押え具を撤
去することを特徴とするコンクリート構造物への板体の
取り付け方法を提供する。
【0012】つぎに、コンクリート構造物と板体との間
隙を保持するために間隙にスペーサーを位置させること
により生ずるコンクリート構造物と板体の間隙の調整が
不可能であるという課題は、つぎのようにして解決す
る。
【0013】基本的には、皿ボルト穴斜面と皿ボルト頭
斜面に沿う円錐状筒部とコンクリート構造物と板体との
間に位置して皿ボルト穴端部を板体内面から拘束する押
え部を有する筒状部とからなる弾性押えカラーを皿ボル
ト穴に装着してなる板体を、内面に雌ねじを形成した円
筒部を有するアンカーを埋設したコンクリート構造物
に、皿ボルト穴とアンカーとの位置合わせをして位置さ
せ、弾性押えカラーに内面に雌ねじを形成した皿ボルト
を挿入してコンクリート構造物に埋設したアンカーの雌
ねじに皿ボルトの雄ねじを螺着することにより取り付け
ることを特徴とするコンクリート構造物への板体の取り
付け方法を提供する。
【0014】具体的には、この後に、板体外面に押え具
を押え具に形成されボルト穴から皿ボルトに形成された
雌ねじにボルトの雄ねじを螺着した後、板体とコンクリ
ート構造物間に注入材を注入し、注入後に押え具を撤去
することを特徴とするコンクリート構造物への板体の取
り付け方法を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基き説明する。
【0016】はじめに、図1乃至図6に基き、請求項1
及び請求項2に係る発明の実施の形態の一例を説明す
る。
【0017】まず、図1に示すように、補強、補修、表
面保護等をすべきコンクリート構造物1に、内面に雌ね
じ5aを形成した円筒部5bを有するアンカー5、例え
ばコンクリートアンカー又は樹脂系プラグ等を適宜の間
隔で複数(図では便宜上1ケ所のみ表示)埋設する。
【0018】ついで、図2に示すように皿ボルト穴2a
を複数(図では便宜上1ケ所のみ表示)形成した板体
2、例えば鋼板又はプラスチック板等を皿ボルト穴2a
とコンクリート構造物1に埋設したアンカー5との位置
合わせをし、間にスペーサー4を介在させて位置させ
る。
【0019】この後、図3に示すように、皿ボルト穴2
aから、図6に示すような内面に雌ねじ3aを形成する
とともに締め付け部3b、例えば角穴を形成した皿ボル
ト3を挿入し、六角レンチ等にてコンクリート構造物1
に埋設したアンカー5の雌ねじ5aに皿ボルト3の雄ね
じ3cを螺着して板体2をコンクリート構造物1に取り
付ける。
【0020】コンクリート構造物1に板体2を取り付け
た後は、この間隙に注入材を注入する。このとき、注入
材の注入圧によって、板体が浮き上がらないように板体
を押圧する。押圧の方法は、公知の方法によって良いこ
とはもちろんである。
【0021】図4は、具体的一例を示すもので、この例
ではL型鋼板からなる押え具7を、この押え具7に形成
したボルト穴7aにワッシャー10を挟んでボルト8を
挿入して皿ボルト3の雌ねじ3aにボルト8の雄ねじ8
aを螺着して取り付ける。
【0022】この後、特に図示してないが、公知の方法
により、注入パイプ、空気抜きパイプを取り付け、端部
は注入材が漏れないようにシールし、注入パイプからコ
ンクリート構造物1と板体2の間隙に注入材9を注入す
る。
【0023】注入した注入材9の養生後は図5に示すよ
うに、ボルト8を抜き、押え具7を除去する。このよう
にしてコンクリート構造物1への板体2の取り付け方法
は完了する。
【0024】つぎに、図7乃至図12に基き、請求項3
及び請求項4に係る発明の実施の形態の一例を説明す
る。
【0025】まず、図7に示すように、補修、補強、表
面保護等をすべきコンクリート構造物1に内面に雌ねじ
5aを形成した円筒部5bを有するアンカー5、例えば
コンクリートアンカー又は樹脂系プラグ等を適宜の間隔
で複数(図では便宜上1ケ所のみ表示)埋設する。
【0026】ついで、図8に示すように、皿ボルト穴2
aを複数(図では便宜上1ケ所のみ表示)形成した板体
2、例えば鋼板又はプラスチック板等と皿ボルト穴2a
とコンクリート構造物1に埋設したアンカー5との位置
合わせを行う。
【0027】このとき板体2の皿ボルト穴2aには、予
め図15に示すような皿ボルト穴斜面と皿ボルト頭斜面
に沿う円錐状筒部6aとコンクリート構造物1と板体2
との間に位置して皿ボルト端部を内面から拘束する押え
部6bを有する筒状部6cとからなる弾性押えカラー6
が図9に示すように装着されている。この弾性押えカラ
ー6は合成樹脂、ゴム等、圧縮に対して復元力を有する
材料からなる。
【0028】しかして、図10に示すように板体2の皿
ボルト穴2aにコンクリート構造物1に埋設したアンカ
ー5との位置合わせを行って、コンクリート構造物1の
表面に板体2を位置させる。このとき弾性押えカラー6
の押え部6bが板体2の皿ボルト穴端部を拘束し、筒状
部6cが板体2とコンクリート構造物1との間隙に位置
するので、先に示した実施の形態の場合と異なり、スペ
ーサーを必要としない。
【0029】この後、図11に示すように、皿ボルト穴
2aから、図16に示すような内面に雌ねじ3aを形成
するとともに締め付け部3b、例えば六角穴を形成した
皿ボルト3を挿入し、六角レンチ等にてコンクリート構
造物1に埋設した雌ねじ5aに皿ボルト3の雄ねじ3c
を螺着して板体2をコンクリート構造物1に取り付け
る。
【0030】このとき、弾性押えカラー6は、弾性材料
により形成されているので、図12に示すように、板体
2からの締め付け押圧が加わると板体2とコンクリート
構造物1との間に位置する筒状部6cは圧縮されて変形
する。そのため板体2とコンクリート構造物1の間隙を
調整することが可能となる。
【0031】コンクリート構造物1に板体2を取り付け
た後は、この間隙に注入材を注入する。このとき注入材
の注入圧によって板体が浮き上がらないように板体を押
圧する。押圧の方法は公知の方法によって良いことはも
ちろんである。
【0032】図13は具体的な一例を示すもので、この
例ではL型鋼板からなる押え具7を、この押え具7に形
成したボルト穴7aにワッシャー10を挟んでボルト8
を挿入して皿ボルト3の雌ねじ3aにボルト8の雄ねじ
8aを螺着して取り付ける。
【0033】この後、特に図示してないが、公知の方法
により、注入パイプ、空気抜きパイプを取り付け、端部
は注入材が漏れないようにシールし、コンクリート構造
物1と板体2の間隙に注入材9を注入する。
【0034】注入した注入材9の養生後は、図17に示
すようにボルト8を抜き、押え具7を除去する。このよ
うにしてコンクリート構造物1への板体2の取り付け方
法は完了する。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上述のようにしてなるので、
つぎの効果を有する。
【0036】請求項1乃至請求項2において、板体とコ
ンクリート構造物との締結に当り、内面に雌ねじを形成
した皿ボルトを使用したので、板体とコンクリート構造
物との間に注入材を注入するに当り、押え具をボルト頭
と板体間に押え具を位置させ仮止めする必要がない。そ
のため、押え具を除去するときにこれまでのように板体
とコンクリート構造物とを締結しているボルトを抜かず
に済むので、板体と注入材との接着性や密着性を損なう
ことがない。
【0037】請求項3及び請求項4において、皿ボルト
穴斜面と皿ボルト頭斜面に沿う円錐状筒部とコンクリー
ト構造物と板体との間に位置して皿ボルト穴端部を拘束
する押え部とを有する筒状部とからなる弾性押えカラー
を皿ボルト穴に装着したので、筒状部がスペーサーの役
割を果たし、これまでのようなスペーサーは不要とな
り、また、弾性押えカラーは弾性体であるため板体とコ
ンクリート構造物の間にあって、板体からの押圧により
筒状部が変形するので、締め付けによる押圧の程度によ
って板体とコンクリート構造物との間隙を調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す手順図で、コンクリ
ート構造物にアンカーを埋設した状態を示す断面図であ
る。
【図2】同板体をコンクリート構造物に位置させた状態
を示す断面図である。
【図3】同板体とコンクリート構造物を皿ボルトで締結
した状態を示す断面図である。
【図4】同図4において、注入材注入時に押え具を介在
させた状態を示す断面図である。
【図5】同図5において、押え具を除去した状態を示す
断面図である。
【図6】使用される皿ボルトの一例を示す説明図で、
(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。
【図7】別の実施の形態を示す手順図で、コンクリート
構造物にアンカーを埋設した状態を示す断面図である。
【図8】同板体に皿ボルト穴が形成されている状態を示
す断面図である。
【図9】同板体に弾性押えカラーを装着した状態を示す
断面図である。
【図10】同板体をコンクリート構造物に位置させた状
態を示す断面図である。
【図11】同板体とコンクリート構造物を皿ボルトで締
結した状態を示す断面図である。
【図12】同皿ボルトを締め付けて、板体とコンクリー
ト構造部の間隙を調整した状態を示す断面図である。
【図13】同図12において、注入材注入時に押え具を
介在させた状態を示す断面図である。
【図14】同図13において、押え具を除去した状態を
示す断面図である。
【図15】使用する弾性押えカラーの一例を示す説明図
で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図16】使用する皿ボルトの一例を示す説明図で、
(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。
【図17】従来例を説明する断面図である。
【符号の説明】 1 コンクリート構造物 2 板体 2a 皿ボルト穴 3 皿ボルト 3a 雌ねじ 3b 締め付け部 3c 雄ねじ 4 スペーサー 5 アンカー 6 弾性押えカラー 6a 円錐状筒部 6b 押え部 6c 筒状部 7 押え具 7a ボルト穴 8 ボルト 8a 雄ねじ 9 注入材 10 ワッシャー 11 コンクリート構造物 12 板体 13 ボルト 13a ボルト頭 14 スペーサー 15 アンカー 17 押え具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月9日(1999.9.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 コンクリート構造物への板体の取り
付け方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物の補修、補強、表面保護の方法としての板体接着工法
におけるコンクリート構造物へ取り付ける板体の取り付
け方法に関する。
【0002】
【従来の方法】橋脚、床版等の橋梁構造物、上下水道構
造物等のコンクリート構造物の補強、補修、表面保護の
方法の一つとして、その構造物の外面に鋼板、プラスチ
ック板等を沿わせて取り付けることにより行う方法があ
る。
【0003】この方法は、鋼板やプラスチック板等の板
体を、コンクリート構造物に埋設したコンクリートアン
カーや樹脂系プラグ等のアンカーに、板体に形成したボ
ルト穴からボルトを挿通し、アンカーの内面の雌ねじに
ボルトの雄ねじを螺着することにより、コンクリート構
造物に取り付けた後、板体とコンクリート構造物との間
隙にエポキシ樹脂や無収縮モルタル等の注入材を注入す
るというものである。
【0004】かかる方法において、コンクリート構造物
と板体との間隙に注入材を注入すると、板体は、注入材
の注入圧によって浮き上がることがある。そこで、図1
7に示すようにコンクリート構造物11と板体12とを
締結しているボルト13のボルト頭13aと板体12間
にL型鋼や受け型枠等の押え具17を介在させて仮止め
し、浮き上がりを防止する策をとっている。15はアン
カーである。
【0005】また、コンクリート構造物に板体を位置さ
せるとき、一定の間隙を保つ必要から、コンクリート構
造物11と板体12間にスペーサー14を配置してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、板体の
浮き上がり防止策として、ボルト頭と板体間に押え具を
介在させた場合、コンクリート構造物と板体の間隙に注
入材を注入し、注入材の養生後、コンクリート構造物と
板体を締結しているボルトの締め付けを解除し、ボルト
を抜いて押え具を除去し、再度、締め付けを行う作業を
要するため、ボルトの締め付けを解除してボルトを抜く
際に、余計な力が板体や注入材に加わり、板体と注入材
の接着性や密着性を損なう。
【0007】また、コンクリート構造物と板体との間隙
を保持するためにこの間隙にスペーサーを位置させる
と、スペーサーに拘束されて、コンクリート構造物と板
体の間隙の調整が不可能であり、また、スペーサーをコ
ンクリート構造物や板体に取り付ける作業が必要とな
る。
【0008】本発明は、このような課題を以下述べると
ころにより解決しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】まず、押え具を除去する
ためにボルトを抜くことにより生じる板体と注入材の接
着性や密着性を損なうことの課題は、つぎのようにして
解決する。
【0010】基本的には、皿ボルト穴を形成した板体
を、内面に雌ねじを形成した円筒部を有するアンカーを
埋設したコンクリート構造物に、皿ボルト穴とアンカー
との位置合わせをして位置させ、皿ボルト穴から、内面
に雌ねじを形成した皿ボルトを挿入してコンクリート構
造物に埋設したアンカーの雌ねじに皿ボルトの雄ねじを
螺着することにより取り付けた後、板体外面に押え具を
押え具に形成されたボルト穴から皿ボルトに形成された
雌ねじにボルトの雄ねじを螺着した後、板体とコンクリ
ート構造物間に注入材を注入し、注入後に押え具を撤去
することを特徴とするコンクリート構造物への板体の取
り付け方法を提供する。
【0011】つぎに、コンクリート構造物と板体との間
隙を保持するために間隙にスペーサーを位置させること
により生ずるコンクリート構造物と板体の間隙の調整が
不可能であるという課題は、つぎのようにして解決す
る。
【0012】基本的には、皿ボルト穴斜面と皿ボルト頭
斜面に沿う円錐状筒部とコンクリート構造物と板体との
間に位置して皿ボルト穴端部を板体内面から拘束する押
え部を有する筒状部とからなる弾性押えカラーを皿ボル
ト穴に装着してなる板体を、内面に雌ねじを形成した円
筒部を有するアンカーを埋設したコンクリート構造物
に、皿ボルト穴とアンカーとの位置合わせをして位置さ
せ、弾性押えカラーに内面に雌ねじを形成した皿ボルト
を挿入してコンクリート構造物に埋設したアンカーの雌
ねじに皿ボルトの雄ねじを螺着することにより取り付け
ることを特徴とするコンクリート構造物への板体の取り
付け方法を提供する。
【0013】具体的には、この後に、板体外面に押え具
を押え具に形成されボルト穴から皿ボルトに形成された
雌ねじにボルトの雄ねじを螺着した後、板体とコンクリ
ート構造物間に注入材を注入し、注入後に押え具を撤去
することを特徴とするコンクリート構造物への板体の取
り付け方法を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基き説明する。
【0015】はじめに、図1乃至図6に基き、請求項1
に係る発明の実施の形態の一例を説明する。
【0016】まず、図1に示すように、補強、補修、表
面保護等をすべきコンクリート構造物1に、内面に雌ね
じ5aを形成した円筒部5bを有するアンカー5、例え
ばコンクリートアンカー又は樹脂系プラグ等を適宜の間
隔で複数(図では便宜上1ヶ所のみ表示)埋設する。
【0017】ついで、図2に示すように皿ボルト穴2a
を複数(図では便宜上1ヶ所のみ表示)形成した板体
2、例えば鋼板又はプラスチック板等を皿ボルト穴2a
とコンクリート構造物1に埋設したアンカー5との位置
合わせをし、間にスペーサー4を介在させて位置させ
る。
【0018】この後、図3に示すように、皿ボルト穴2
aから、図6に示すような内面に雌ねじ3aを形成する
とともに締め付け部3b、例えば角穴を形成した皿ボル
ト3を挿入し、六角レンチ等にてコンクリート構造物1
に埋設したアンカー5の雌ねじ5aに皿ボルト3の雄ね
じ3cを螺着して板体2をコンクリート構造物1に取り
付ける。
【0019】コンクリート構造物1に板体2を取り付け
た後は、この間隙に注入材を注入する。このとき、注入
材の注入圧によって、板体が浮き上がらないように板体
を押圧する。押圧の方法は、公知の方法によって良いこ
とはもちろんである。
【0020】図4は、具体的一例を示すもので、この例
ではL型鋼板からなる押え具7を、この押え具7に形成
したボルト穴7aにワッシャー10を挟んでボルト8を
挿入して皿ボルト3の雌ねじ3aにボルト8の雄ねじ8
aを螺着して取り付ける。
【0021】この後、特に図示してないが、公知の方法
により、注入パイプ、空気抜きパイプを取り付け、端部
は注入材が漏れないようにシールし、注入パイプからコ
ンクリート構造物1と板体2の間隙に注入材9を注入す
る。
【0022】注入した注入材9の養生後は図5に示すよ
うに、ボルト8を抜き、押え具7を除去する。このよう
にしてコンクリート構造物1への板体2の取り付け方法
は完了する。
【0023】つぎに、図7乃至図12に基き、請求項2
及び請求項3に係る発明の実施の形態の一例を説明す
る。
【0024】まず、図7に示すように、補修、補強、表
面保護等をすべきコンクリート構造物1に内面に雌ねじ
5aを形成した円筒部5bを有するアンカー5、例えば
コンクリートアンカー又は樹脂系プラグ等を適宜の間隔
で複数(図では便宜上1ヶ所のみ表示)埋設する。
【0025】ついで、図8に示すように、皿ボルト穴2
aを複数(図では便宜上1ヶ所のみ表示)形成した板体
2、例えば鋼板又はプラスチック板等と皿ボルト穴2a
とコンクリート構造物1に埋設したアンカー5との位置
合わせを行う。
【0026】このとき板体2の皿ボルト穴2aには、予
め図15に示すような皿ボルト穴斜面と皿ボルト頭斜面
に沿う円錐状筒部6aとコンクリート構造物1と板体2
との間に位置して皿ボルト端部を内面から拘束する押え
部6bを有する筒状部6cとからなる弾性押えカラー6
が図9に示すように装着されている。この弾性押えカラ
ー6は合成樹脂、ゴム等、圧縮に対して復元力を有する
材料からなる。
【0027】しかして、図10に示すように板体2の皿
ボルト穴2aにコンクリート構造物1に埋設したアンカ
ー5との位置合わせを行って、コンクリート構造物1の
表面に板体2を位置させる。このとき弾性押えカラー6
の押え部6bが板体2の皿ボルト穴端部を拘束し、筒状
部6cが板体2とコンクリート構造物1との間隙に位置
するので、先に示した実施の形態の場合と異なり、スペ
ーサーを必要としない。
【0028】この後、図11に示すように、皿ボルト穴
2aから、図16に示すような内面に雌ねじ3aを形成
するとともに締め付け部3b、例えば六角穴を形成した
皿ボルト3を挿入し、六角レンチ等にてコンクリート構
造物1に埋設した雌ねじ5aに皿ボルト3の雄ねじ3c
を螺着して板体2をコンクリート構造物1に取り付け
る。
【0029】このとき、弾性押えカラー6は、弾性材料
により形成されているので、図12に示すように、板体
2からの締め付け押圧が加わると板体2とコンクリート
構造物1との間に位置する筒状部6cは圧縮されて変形
する。そのため板体2とコンクリート構造物1の間隙を
調整することが可能となる。
【0030】コンクリート構造物1に板体2を取り付け
た後は、この間隙に注入材を注入する。このとき注入材
の注入圧によって板体が浮き上がらないように板体を押
圧する。押圧の方法は公知の方法によって良いことはも
ちろんである。
【0031】図13は具体的な一例を示すもので、この
例ではL型鋼板からなる押え具7を、この押え具7に形
成したボルト穴7aにワッシャー10を挟んでボルト8
を挿入して皿ボルト3の雌ねじ3aにボルト8の雄ねじ
8aを螺着して取り付ける。
【0032】この後、特に図示してないが、公知の方法
により、注入パイプ、空気抜きパイプを取り付け、端部
は注入材が漏れないようにシールし、コンクリート構造
物1と板体2の間隙に注入材9を注入する。
【0033】注入した注入材9の養生後は、図17に示
すようにボルト8を抜き、押え具7を除去する。このよ
うにしてコンクリート構造物1への板体2の取り付け方
法は完了する。
【0034】
【発明の効果】本発明は、上述のようにしてなるので、
つぎの効果を有する。
【0035】請求項1において、板体とコンクリート構
造物との締結に当り、内面に雌ねじを形成した皿ボルト
を使用したので、板体とコンクリート構造物との間に注
入材を注入するに当り、押え具をボルト頭と板体間に押
え具を位置させ仮止めする必要がない。そのため、押え
具を除去するときにこれまでのように板体とコンクリー
ト構造物とを締結しているボルトを抜かずに済むので、
板体と注入材との接着性や密着性を損なうことがない。
【0036】請求項2及び請求項3において、皿ボルト
穴斜面と皿ボルト頭斜面に沿う円錐状筒部とコンクリー
ト構造物と板体との間に位置して皿ボルト穴端部を拘束
する押え部とを有する筒状部とからなる弾性押えカラー
を皿ボルト穴に装着したので、筒状部がスペーサーの役
割を果たし、これまでのようなスペーサーは不要とな
り、また、弾性押えカラーは弾性体であるため板体とコ
ンクリート構造物の間にあって、板体からの押圧により
筒状部が変形するので、締め付けによる押圧の程度によ
って板体とコンクリート構造物との間隙を調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す手順図で、コンクリ
ート構造物にアンカーを埋設した状態を示す断面図であ
る。
【図2】同板体をコンクリート構造物に位置させた状態
を示す断面図である。
【図3】同板体とコンクリート構造物を皿ボルトで締結
した状態を示す断面図である。
【図4】同図4において、注入材注入時に押え具を介在
させた状態を示す断面図である。
【図5】同図5において、押え具を除去した状態を示す
断面図である。
【図6】使用される皿ボルトの一例を示す説明図で、
(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。
【図7】別の実施の形態を示す手順図で、コンクリート
構造物にアンカーを埋設した状態を示す断面図である。
【図8】同板体に皿ボルト穴が形成されている状態を示
す断面図である。
【図9】同板体に弾性押えカラーを装着した状態を示す
断面図である。
【図10】同板体をコンクリート構造物に位置させた状
態を示す断面図である。
【図11】同板体とコンクリート構造物を皿ボルトで締
結した状態を示す断面図である。
【図12】同皿ボルトを締め付けて、板体とコンクリー
ト構造部の間隙を調整した状態を示す断面図である。
【図13】同図12において、注入材注入時に押え具を
介在させた状態を示す断面図である。
【図14】同図13において、押え具を除去した状態を
示す断面図である。
【図15】使用する弾性押えカラーの一例を示す説明図
で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図16】使用する皿ボルトの一例を示す説明図で、
(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。
【図17】従来例を説明する断面図である。
【符号の説明】 1 コンクリート構造物 2 板体 2a 皿ボルト穴 3 皿ボルト 3a 雌ねじ 3b 締め付け部 3c 雄ねじ 4 スペーサー 5 アンカー 6 弾性押えカラー 6a 円錐状筒部 6b 押え部 6c 筒状部 7 押え具 7a ボルト穴 8 ボルト 8a 雄ねじ 9 注入材 10 ワッシャー 11 コンクリート構造物 12 板体 13 ボルト 13a ボルト頭 14 スペーサー 15 アンカー 17 押え具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皿ボルト穴を形成した板体を、内面に雌
    ねじを形成した円筒部を有するアンカーを埋設したコン
    クリート構造物に、皿ボルト穴とアンカーとの位置合わ
    せをして位置させ、皿ボルト穴から、内面に雌ねじを形
    成した皿ボルトを挿入してコンクリート構造物に埋設し
    たアンカーの雌ねじに皿ボルトの雄ねじを螺着すること
    により取り付けることを特徴とするコンクリート構造物
    への板体の取り付け方法。
  2. 【請求項2】 皿ボルト穴を形成した板体を、内面に雌
    ねじを形成した円筒部を有するアンカーを埋設したコン
    クリート構造物に、皿ボルト穴とアンカーとの位置合わ
    せをして位置させ、皿ボルト穴から、内面に雌ねじを形
    成した皿ボルトを挿入してコンクリート構造物に埋設し
    たアンカーの雌ねじに皿ボルトの雄ねじを螺着して取り
    付けた後、板体外面に押え具を押え具に形成されたボル
    ト穴から皿ボルトに形成された雌ねじにボルトの雄ねじ
    を螺着した後、板体とコンクリート構造物間に注入材を
    注入し、注入後に押え具を撤去することを特徴とするコ
    ンクリート構造物への板体の取り付け方法。
  3. 【請求項3】 皿ボルト穴斜面と皿ボルト頭斜面に沿う
    円錐状筒部とコンクリート構造物と板体との間に位置し
    て皿ボルト穴端部を板体内面から拘束する押え部を有す
    る筒状部とからなる弾性押えカラーを皿ボルト穴に装着
    してなる板体を、内面に雌ねじを形成した円筒部を有す
    るアンカーを埋設したコンクリート構造物に、皿ボルト
    穴とアンカーとの位置合わせをして位置させ、弾性押え
    カラーに内面に雌ねじを形成した皿ボルトを挿入してコ
    ンクリート構造物に埋設したアンカーの雌ねじに皿ボル
    トの雄ねじを螺着することにより取り付けることを特徴
    とするコンクリート構造物への板体の取り付け方法。
  4. 【請求項4】 皿ボルト穴斜面と皿ボルト頭斜面に沿う
    円錐状筒部とコンクリート構造物と板体との間に位置し
    て皿ボルト穴端部を板体内面から拘束する押え部を有す
    る筒状部とからなる弾性押えカラーを皿ボルト穴に装着
    してなる板体を、内面に雌ねじを形成した円筒部を有す
    るアンカーを埋設したコンクリート構造物に、皿ボルト
    穴とアンカーとの位置合わせをして位置させ、弾性押え
    カラーに内面に雌ねじを形成した皿ボルトを挿入してコ
    ンクリート構造物に埋設したアンカーの雌ねじに皿ボル
    トの雄ねじを螺着することにより取り付けた後、板体外
    面に押え具を押え具に形成されボルト穴から皿ボルトに
    形成された雌ねじにボルトの雄ねじを螺着した後、板体
    とコンクリート構造物間に注入材を注入し、注入後に押
    え具を撤去することを特徴とするコンクリート構造物へ
    の板体の取り付け方法。
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