JPH11141145A - 支保工ブラケット - Google Patents

支保工ブラケット

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Publication number
JPH11141145A
JPH11141145A JP31017797A JP31017797A JPH11141145A JP H11141145 A JPH11141145 A JP H11141145A JP 31017797 A JP31017797 A JP 31017797A JP 31017797 A JP31017797 A JP 31017797A JP H11141145 A JPH11141145 A JP H11141145A
Authority
JP
Japan
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support bracket
bracket
mounting
insert
attached
Prior art date
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Pending
Application number
JP31017797A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Noda
憲雄 野田
Yuji Sonobe
裕司 園部
Satoshi Murayama
聡 村山
Toshihisa Takahashi
敏久 高橋
Sumihiro Okuyama
純浩 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okabe Co Ltd
Original Assignee
Okabe Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11141145A publication Critical patent/JPH11141145A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】確実で容易な施工が図れ、せん断力が均等にか
かるようにした支保工ブラケットを提供する。 【解決手段】躯体Bに支保工ブラケット取付インサート
Aにより取り付けられる支保工ブラケット1において、
支保工ブラケット取付インサートAが挿通する取付孔2
を支保工ブラケット取付インサートAの径より大きく遊
挿可能に形成し、取付孔2を覆う座金80を支保工ブラ
ケット取付インサートAに挿通して締付手段により締付
固定し、取付孔2と座金80との間に形成される空間C
に充填材83を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、躯体に支保工ブ
ラケット取付インサートにより取り付けられる支保工ブ
ラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄道、高速道路、コンクリート橋
工事、建築構造物等の途中架橋用の支保工ブラケットを
躯体に取り付けることが行われる。この支保工ブラケッ
トは、躯体に取り付けた支保工ブラケット取付インサー
トを用いて取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、支保工ブラ
ケット取付インサートを型枠に取り付ける際の施工誤差
により、支保工ブラケット取付インサートと支保工ブラ
ケットの取付孔位置に多少のずれが生じる。その結果、
支保工ブラケット取付インサートの支保工ブラケットの
取付孔への接触状況によっては、せん断力が特定の支保
工ブラケット取付インサートに集中し、せん断力が均等
に伝わらないため、部分的に設計荷重以上の力が加わる
恐れがある。
【0004】また、現在使用されている支保工ブラケッ
トは、支保工ブラケット取付インサートに取付ボル卜で
あるハイテンションボル卜を用い、その径に対し、取付
孔の径が大きいが、僅かなクリアランスしかないため、
所定の取付孔位置でハイテンションボル卜を螺合するこ
とが困難となっている。このため、現場でガスによって
支保工ブラケットの孔を大きくし、無理やり埋め込まれ
た支保工ブラケット取付インサート位置に合わせざる得
ないということが頻繁に行われている。
【0005】この発明は、前記問題点を克服し、かつ確
実で容易な施工が図れ、せん断力が均等にかかるように
した支保工ブラケットを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0007】請求項1記載の発明は、『躯体に支保工ブ
ラケット取付インサートにより取り付けられる支保工ブ
ラケットにおいて、前記支保工ブラケット取付インサー
トが挿通する取付孔を前記支保工ブラケット取付インサ
ートの径より大きく遊挿可能に形成し、前記取付孔を覆
う座金を前記支保工ブラケット取付インサートに挿通し
て締付手段により締付固定し、前記取付孔と前記座金と
の間に形成される空間に充填材を充填することを特徴と
する支保工ブラケット。』である。
【0008】この請求項1記載の発明によれば、支保工
ブラケットの取付孔が大きくても、グラウト材や樹脂モ
ルタル等の充填材が充填されるので、全ての支保工ブラ
ケット取付インサートに加わるせん断力は、均等とな
る。また、支保工ブラケットの取付孔が大きくしてある
ので、支保工ブラケット取付インサートの躯体への埋込
精度が悪くても、そのまま設置することができ、確実で
容易な施工が図れる。
【0009】請求項2記載の発明は、『前記躯体に前記
支保工ブラケットの自重を受けるブラケット受け具を取
り付けることを特徴とする請求項1記載の支保工ブラケ
ット。』である。
【0010】この請求項2記載の発明によれば、支保工
ブラケットをブラケット受け具に仮置きができるので、
自重の重い支保工ブラケットでも設置作業が行い易く、
支保工ブラケットの取付孔が大きくても、ブラケット受
け具で高さ位置を調節でき設置位置に正確に取り付けら
れる。
【0011】請求項3記載の発明は、『前記支保工ブラ
ケットの前記躯体との接触面に、シートを取り付けるこ
とを特徴とする請求項1記載の支保工ブラケット。』で
ある。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、樹脂性
フィルム又はクッション材等のシートを設けたので、躯
体の精度により支保工ブラケットとの間に隙間が生じて
いても、充填材が隙間から外部に漏れない。さらに、躯
体表面に支保工ブラケットの塗料が付着するのを防止す
ることができ、支保工ブラケットの取り付け時に躯体を
傷付けないし、また躯体表面の凹凸にも対処できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の支保工ブラケッ
トの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は支保工ブラケットを示す図である。
この支保工ブラケット1は、例えば鉄道、高速道路、コ
ンクリート橋工事、建築構造物等の途中架橋用の大型の
支保工ブラケットであり、躯体に支保工ブラケット取付
インサートAにより取り付けられる。この実施の形態で
は、支保工ブラケット1に6個の支保工ブラケット取付
インサートAの径より大きな径の取付孔2が形成され、
支保工ブラケット取付インサートAが遊挿可能になって
いる。
【0015】図2は支保工ブラケットに保護シートを取
り付けた状態を示す図である。支保工ブラケット1に
は、躯体との接触面1aにシート3が接着して取り付け
られる。このシート3は、樹脂性フィルム又はクッショ
ン材等で形成され、支保工ブラケット1の6個の取付孔
2に対応して支保工ブラケット取付インサートAの径よ
りやや小さい径の孔3aが形成され、孔3aの回りには
放射状に切欠き3bが形成されている。
【0016】図3は支保工ブラケット用インサートによ
り支保工ブラケットが取り付けられる状態を示す図であ
る。コンクリートの躯体B内に、支保工ブラケット取付
インサートAのインサート20及び取付ボルト21の中
間部分、さらにブラケット受けアンカー25を埋め込ん
だ後、ブラケット受け具70、支保工ブラケット1の順
にコンクリート躯体Bに取り付ける。
【0017】支保工ブラケット1を取り付ける際、図3
(a)に示すように支保工ブラケット1に接着したシー
ト3の孔3a及び支保工ブラケット1の取付孔2から取
付ボルト21に挿通する。このとき、ブラケット受け具
70に螺着した受けボルト71により支保工ブラケット
1の高さ調節を行い、取付け時の芯ずれ防止を図ること
ができる。
【0018】支保工ブラケット1は、図3(b)に示す
ように支保工ブラケット取付インサートAの取付ボルト
21に、座金80、ワッシヤー81を挿入して組み付
け、ナット82を螺着して締付固定する。このように、
座金80は取付孔2を覆っており、この座金80を取付
ボルト21に挿通してナット82等の締付手段により締
付固定され、支保工ブラケット1を取り付けた後に、取
付孔2と座金80との間に形成される空間Cに、座金8
0に形成された充填孔80aより充填材83を充填す
る。充填材83は、グラウト材または樹脂モルタル等で
ある。
【0019】このように、支保工ブラケット1に支保工
ブラケット取付インサートAの取付ボルト21が挿通す
る取付孔2を支保工ブラケット取付インサートAの径よ
り大きく遊挿可能に形成し、取付孔2を覆う座金80を
支保工ブラケット取付インサートAの取付ボルト21に
挿通して締付手段により締付固定するから、支保工ブラ
ケット1の取付孔2が大きくても、グラウト材や樹脂モ
ルタル等の充填材83が充填されるので、全ての支保工
ブラケット取付インサートAの取付ボルト21に加わる
せん断力は、均等となる。また、支保工ブラケット1の
取付孔2が大きくしてあるので、支保工ブラケット取付
インサートAの躯体Bへの埋込精度が悪くても、そのま
ま設置することができ、確実で容易な施工が図れる。
【0020】また、躯体Bに支保工ブラケット1の自重
を受けるブラケット受け具70を取り付けており、支保
工ブラケット1をブラケット受け具70に仮置きができ
るので、自重の重い支保工ブラケット1でも設置作業が
行い易く、支保工ブラケット1の取付孔2が大きくて
も、ブラケット受け具70の受けボルト71で高さ位置
を調節でき設置位置に正確に取り付けられる。
【0021】また、支保工ブラケット1の躯体Bとの接
触面1aに、シート3を取り付けたので、躯体Bの精度
により支保工ブラケット1との間に隙間が生じていて
も、シート3の孔3aが取付ボルト21に密着して塞ぐ
ため充填材83が隙間から外部に漏れることを防止でき
る。さらに、躯体Bに支保工ブラケット1の塗料が付着
するのを防止することができ、支保工ブラケット1の取
付け時に躯体Bを傷つけないし、また躯体Bの表面の凹
凸にも対処できる。
【0022】図4は支保工ブラケット用インサートによ
り支保工ブラケットが取り付けられる状態を示す図であ
る。この実施の形態では、図1乃至図3の実施の形態と
同じ部材は同じ符号を付して説明を省略する。この実施
の形態では、支保工ブラケット取付インサートAがイン
サート200のみで構成され、このインサート200の
端部に形成された雌ねじ200aにハイテンションボル
ト201を螺着して座金80がワッシヤー81を介して
締付固定され、ハイテンションボルト201が締付手段
を構成している。座金80は、図4(b)に示すように
一部を外方へ突出させ、この突出部80bに充填材を充
填する充填孔80aが形成されている。
【0023】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、支保工ブラケット取付インサートが挿通する取付孔
を支保工ブラケット取付インサートの径より大きく遊挿
可能に形成し、取付孔を覆う座金を支保工ブラケット取
付インサートに挿通して締付手段により締付固定したか
ら、支保工ブラケットの取付孔が大きくても、グラウト
材や樹脂モルタル等の充填材が充填されるので、全ての
支保工ブラケット取付インサートに加わるせん断力は、
均等となる。また、支保工ブラケットの取付孔が大きく
してあるので、支保工ブラケット取付インサートの躯体
への埋込精度が悪くても、そのまま設置することがで
き、確実で容易な施工が図れる。
【0024】請求項2記載の発明では、躯体に支保工ブ
ラケットの自重を受けるブラケット受け具を取り付けた
から、支保工ブラケットをブラケット受け具に仮置きが
できるので、自重の重い支保工ブラケットでも設置作業
が行い易く、支保工ブラケットの取付孔が大きくても、
ブラケット受け具で高さ位置を調節でき設置位置に正確
に取り付けられる。
【0025】請求項3記載の発明では、支保工ブラケッ
トの前記躯体との接触面に、シートを取り付けるから、
樹脂性フィルム又はクッション材等のシートを設けたの
で、躯体の精度により支保工ブラケットとの間に隙間が
生じていても、充填材が隙間から外部に漏れない。さら
に、躯体表面に支保工ブラケットの塗料が付着するのを
防止することができ、支保工ブラケットの取り付け時に
躯体を傷付けないし、また躯体表面の凹凸にも対処でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】支保工ブラケットを示す図である。
【図2】支保工ブラケットに保護シートを取り付けた状
態を示す図である。
【図3】支保工ブラケット用インサートにより支保工ブ
ラケットが取り付けられる状態を示す図である。
【図4】支保工ブラケット用インサートにより支保工ブ
ラケットが取り付けられる状態を示す図である。
【符号の説明】
1 支保工ブラケット 2 取付孔 80 座金 83 充填材 A支保工ブラケット取付インサート B 躯体 C 空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体に支保工ブラケット取付インサートに
    より取り付けられる支保工ブラケットにおいて、前記支
    保工ブラケット取付インサートが挿通する取付孔を前記
    支保工ブラケット取付インサートの径より大きく遊挿可
    能に形成し、前記取付孔を覆う座金を前記支保工ブラケ
    ット取付インサートに挿通して締付手段により締付固定
    し、前記取付孔と前記座金との間に形成される空間に充
    填材を充填することを特徴とする支保工ブラケット。
  2. 【請求項2】前記躯体に前記支保工ブラケットの自重を
    受けるブラケット受け具を取り付けることを特徴とする
    請求項1記載の支保工ブラケット。
  3. 【請求項3】前記支保工ブラケットの前記躯体との接触
    面に、シートを取り付けることを特徴とする請求項1記
    載の支保工ブラケット。
JP31017797A 1997-11-12 1997-11-12 支保工ブラケット Pending JPH11141145A (ja)

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JP31017797A JPH11141145A (ja) 1997-11-12 1997-11-12 支保工ブラケット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207213A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Taisei Corp ブラケットの固定構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207213A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Taisei Corp ブラケットの固定構造
JP4568127B2 (ja) * 2005-01-27 2010-10-27 大成建設株式会社 ブラケットの固定構造

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