JP2011111821A - 板材取付け具及び板材の取付け方法 - Google Patents

板材取付け具及び板材の取付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施工時間を短縮することができる板材取付け具とする。
【解決手段】水路Sの底面S1に沿って板材10を取り付けるための板材取付け具であって、水路Sに固定可能なホールアンカー40を通すことができる大きさの開口25を有し、かつ板材10に固定される第1の基材20と、この第1の基材20に固定される第2の基材80と、これらの基材20,80に挟み込まれる掛止部73及びこの掛止部73と一体化されたナット部71を有するナット部材70と、ホールアンカー40及びナット部71に螺合される雄ネジ部材60とを有する。そして、掛止部73が挟み込まれた状態において、雄ネジ部材60に対する関係でナット部71を回すことができる構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水路やトンネル等の既設構造物の表面に沿って板材を取り付ける際に用いる板材取付け具、及び、この板材取付け具を用いた板材の取付け方法に関するものである。より詳細には、板材の既設構造物表面からの距離を調節することができる板材取付け具、及び、この板材取付け具を用いた板材の取付け方法に関するものである。
現在、地下鉄用トンネルや、道路用トンネル、歩道用トンネルなどのトンネル内においては、覆工コンクリート等からなるトンネル構造物の表面を補修・補強する目的で、あるいは照明効率を向上させて安全を確保する目的で、あるいは美観性を向上する目的や配管設備類を隠蔽する目的で、当該既設構造物表面の全部又は一部を板材で覆う施工工事が行われている。
また、同様の施工工事は、例えば、開水路や閉水路(水路トンネル)等の水路においても、流水や土砂等によって摩耗・損傷した覆工コンクリート等からなる水路構造物の、特に底面を補修・補強する目的で行われている。これらの施工工事においては、特に既設構造物表面の補修・補強を目的とする場合においては、既設構造物表面と板材との間に、コンクリート、モルタル等からなる硬化性の充填材が充填される。
このように既設構造物の表面を板材で覆うにあたっては、例えば、水路構造物の底面を対象とする場合は、板材に距離調節用の穴と板材固定用の穴との2種類の穴を設け、これら2種類の穴が設けられた板材を水路構造物底面に沿わせ、距離調節用の穴を通して距離調節用ボルトで板材の水路構造物底面からの距離を調節した後、板材固定用の穴を通して水路構造物底面にホールアンカーやアンカーボルト等の固定具の一端部を固定し、この固定具の他端部を、適宜他の部材を介する等して板材と固定するのが一般的であった。
しかしながら、この従来の方法は、距離調節用の穴と板材固定用の穴とを別々に形成する必要があり、しかも板材の水路構造物底面からの距離調節と当該底面に対する固定とを別々に行う必要があるため、施工時間が長くなるとの問題を有していた。
そこで、現在では、板材にナットを埋め込む一方、構造物表面からアンカー孔を削孔し、このアンカー孔の位置とナットの位置とが一致するように構造物表面に板材を配置した後、ナットにアンカーボルトを螺合する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この方法においては、アンカーボルトの螺合を、少なくとも当該アンカーボルトの先端がアンカー孔の底部に突き当たるまで行い、この突き当たった状態において、適宜アンカーボルトを回すことによって、板材の構造物表面からの距離が調節されるようになっている。
確かに、この方法によれば、距離調節用の穴と板材固定用の穴とを別々に形成する必要がなくなり、また、板材の構造物表面からの距離調節と構造物に対する固定とを別々に行う必要がなくなるため、有用な方法である。
しかしながら、この方法によると、アンカー孔の位置とナットの位置とを一致させることができるようにアンカー孔を形成する必要があり、アンカー孔の形成に高い位置精度が要求されるため、施工時間が長くなる。しかも、アンカー孔の位置とナットの位置とが一致するように板材を配置する必要があるため、この点でも施工時間が長くなる。特にトンネル構造物の内周面や水路構造物の側面等に沿って板材を取り付ける場合と異なり、水路構造物等の底面に沿って板材を取り付ける場合は、アンカー孔の位置とナットの位置とが一致するよう板材を微移動するのが極めて煩瑣であり、時には作業員等が板材の上に乗って作業する必要があるため、板材を微移動すること自体できない場合もある。
特開平2007‐303188号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、施工時間を短縮することができる板材取付け具及び板材の取付け方法を提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次の通りである。
〔請求項1記載の発明〕
構造物の表面に沿って板材を取り付けるための板材取付け具であって、
前記構造物に固定可能な雌ネジ部材を通すことができる大きさの開口を有し、かつ前記板材に固定される第1の基材と、
この第1の基材に固定される第2の基材と、
これら第1の基材及び第2の基材に挟み込まれる掛止部、並びに、この掛止部と一体化されたナット部を有するナット部材と、
前記雌ネジ部材及び前記ナット部に螺合される雄ネジ部材と、を有し、
前記掛止部が挟み込まれた状態において、前記雌ネジ部材に対する関係で前記ナット部を回すことができる構成とされている、
ことを特徴とする板材取付け具。
〔請求項2記載の発明〕
前記雄ネジ部材は、先端部まで雄ネジが形成されており、
当該先端部には、先端面から基端側へ凹む穴が設けられ、この穴に所定の部材を挿し込むと、この所定の部材に対する関係で前記雄ネジ部材が回転不能となるように構成されている、
請求項1記載の板材取付け具。
〔請求項3記載の発明〕
構造物の表面に沿って板材を取り付ける方法であって、
請求項1又は請求項2記載の板材取付け具及び前記構造物に固定可能な雌ネジ部材を用意し、
前記第1の基材が固定された板材を前記構造物の表面に沿わせた後、
前記第1の基材の開口を通して、前記雌ネジ部材を前記構造物に固定する作業を行い、
前記雄ネジ部材を、前記雌ネジ部材及び前記ナット部と螺合する一方、
前記第1の基材に前記第2の基材を固定し、これら第1の基材及び第2の基材によって前記掛止部を挟み込み、
その後、前記雌ネジ部材に対する関係で前記ナット部を回して、前記板材の前記構造物表面からの距離を調節する、
ことを特徴とする板材の取付け方法。
本発明によると、施工時間を短縮することができる板材取付け具及び板材の取付け方法となる。
水路の底面に板材を配置した状態を示す断面図である。 水路の底面に板材を配置した状態を示す平面図である。 板材に第1の基材を固定した状態を示す断面図である。 第1の基材の平面図である。 板材に第1の基材を固定した状態の変形例を示す断面図である。 水路の底面に板材を配置し、アンカー孔を形成する工程を説明するための断面図である。 アンカー孔にホールアンカーを挿入し、固定する工程を説明するための断面図である。 アンカー孔に雌ネジ部材を固定した状態の変形例を示す断面図である。 雄ネジ部材及びナット部材の取付け工程を説明するための断面図である。 第1の基材に第2の基材を固定した状態を示す断面図である。 第2の基材の平面図を(a)に、そのA‐A線矢視図を(b)に、そのB‐B線矢視図を(c)に示す図である。 雄ネジ部材及びナット部材を取り付け、第2の基材を固定した状態を示す平面図である。 水路の底面から板材が浮き上がった状態を示す断面図である。 板材に対する第1の基材の固定位置の変形例を説明するための平面図である。 第1の基材及び第2の基材の変形例を示す断面図である。
次に、本発明を実施するための形態を説明する。
なお、本発明に係る板材取付け具及び板材の取付け方法は、図1に示すような水路Sの側面S2や図示しないトンネルの内周面に沿って板材を取り付ける場合にも適用することができるが、以下では、図1及び図2に示すように、水路Sの底面S1に沿って板材10を取り付ける場合を例に説明する。
本形態の板材取付け具は、複数の部材の組合せからなり、その複数の部材のうちの一の部材として、図3及び図4に示すように、板材10に固定される第1の基材20を有する。この第1の基材20は、水路Sの底面S1側(下側)に配置されるベース部21と、このベース部21から上方に延出する凸部22と、から主になる。
ベース部21は、平面視で、中央部に円形状の開口25を有する円形状、つまりドーナツ状とされており、外周側端部21aが凸部22の外周面よりも径方向外方へ延出し、内周側端部21bが凸部22の内周面よりも径方向内方へ延出している。また、内周側端部21bの内周側上端面には、後述するナット部材70の掛止部73が嵌合されるドーナツ状の嵌合凹部23が形成されている。
他方、凸部22も、平面視で、中央部に円形状の開口を有する円形状、つまりドーナツ状とされており、当該開口を形成する内周面には、雌ネジ24が設けられている。本形態において、この凸部22は、ベース部21と一体成型されているが、ベース部21及び凸部22を別々に成型した後、接着や溶接等によって一体化することもできる。
このようにしてなる第1の基材20の板材10に対する固定位置(場所)や、固定数等は、特に限定されず、例えば、水路Sの底面S1に板材10を一時的に固定するために必要とされる固定強度等を考慮して、適宜決定することができる。本形態においては、図2に示すように、第1の基材20を、水路Sの幅方向に長い長方形状の板材10の四隅部それぞれと、長手方向中央の短手方向前後端部それぞれとの計6か所に固定する。
また、この第1の基材20の板材10に対するそれぞれの固定は、図2及び図3から明らかなように、板材10に貫通孔を開け、この貫通孔に適宜接着剤を塗布する等した後、第1の基材20を埋め込むことによって行うことができる。ただし、この固定方法に限定する趣旨ではなく、例えば、図14の(a)に示すように、相互に隣接する板材10の側部にそれぞれ半円形状の切欠き10Aを形成し、これらの切欠き10Aによって第1の基材20を挟み込み固定することや、図14の(b)に示すように、先に切欠き10Aを組み合わせて擬似孔10Bを形成し、この擬似孔10Bに第1の基材20を埋め込み固定することなどもできる。これらの固定方法によると、相互に隣接する板材10の境界線10C上に第1の基材20が固定される。
ところで、第1の基材20を埋め込むために板材10に形成する上記貫通孔は、下側(水路Sの底面S1側)がベース部21に対応する大径の円柱状となり、上側が凸部22に対応する小径の円柱状となり、したがって板材10に段差を有する円柱状の貫通孔を形成することになる。この貫通孔の形成は、板材10の取付け現場で行う必要がなく、板材10の取付け施工時間自体は長くならない。
しかしながら、このような段差を有する貫通孔の形成自体が煩瑣であるならば、図5の(a)に示すように、板材10に段差を有しない、つまり全長にわたって同径の円柱状の貫通孔を形成し、この貫通孔に第1の基材20の凸部22のみを埋め込むようにすることもできる。この形態においては、ベース部21の外周側端部21a上側面が板材10の下側面(裏面)10aに突き当たり、ベース部21が板材10の下側面10aから突出した状態になる。したがって、この変形例によると、ベース部21が、板材10と水路Sの底面S1との間に間隙(空隙)を形成するためのスペーサーとしての役割を果たすことになる。
なお、この図5の(a)に示す板材10は、図3に示す板材10と比べて、板厚が薄くなっているが、板材10の厚さを限定する趣旨ではなく、凸部22の延出長を変えることによって任意の厚さの板材10に対応することができる。もちろん、凸部22の上側面と板材10の上側面とを面一にする必要がないのであれば、凸部22の延出長を変えることなく任意の厚さの板材10に対応することができる。
本形態において、第1の基材20の材質は特に限定されず、例えば、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)、PVC(ポリ塩化ビニル)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)、ABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)等からなる汎用プラスチック製、PA(ポリアミド)、POM(ポリアセタール)、PC(ポリカーボネート)、m−PPE(変性ポリフェニレンエーテル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等からなる汎用エンジニアリングプラスチック製、鉄、ステンレス、アルミニウム等からなる金属製、硬質ゴム製などの強度を確保することができる材料を、好ましくは作製が容易な材料を使用することができる。
ただし、板材10を、本形態のように水路Sの底面S1に取り付ける場合や、トンネル等の底面(床面)に取り付ける場合などは、第1の基材20に大きな力が加わらず、樹脂製でも十分な強度を確保することができ、また、樹脂製であると成型容易であるため、樹脂製とする方が好ましい。
他方、第1の基材20に大きな力が加わることが予想され、金属製とする場合などは、図5の(b)で示すような変形例を採用して、成型を容易化することができる。この変形例の第1の基材30も、水路Sの底面S1側(下側)に配置されるベース部31と、このベース部31から上方に延出する凸部32と、から主になり、ベース部31は、平面視で、中央部に円形状の開口を有する円形状、つまりドーナツ状とされ、凸部32も、平面視で、中央部に円形状の開口を有する円形状、つまりドーナツ状とされている点で、上記第1の基材20と同様である。
しかしながら、本変形例の第1の基材30は、ベース部31の外周側端部31aが凸部32の外周面よりも径方向外方へ延出するものの、内周側端部が凸部32の内周面よりも径方向内方へ延出しておらず、この点で、上記第1の基材20と異なる。つまり、この第1の基材30においては、ベース部31の内周面と凸部32の内周面とは面一となるように連続しており、この連続する内周面全長にわたって雌ネジ34が形成されている。
加えて、この第1の基材30は、平面視で、中央部に円形状の開口35を有する円形状の、つまりドーナツ状の補助基材36を有する。そして、この補助基材36の外周面には雄ネジ37が形成されており、この雄ネジ37とベース部31の雌ネジ34とを螺合することにより、補助基材36とベース部31とが一体化され、上記第1の基材20と同様の形態となる。
次に、第1の基材20が固定された板材10を、図1、図2及び図6の(a)に示すように、水路Sの底面S1上に配置する。この配置にあっては、先に底面S1上に図示しないスペーサー等を置いておき、このスペーサーが底面S1と板材10との間に介在されるようにすることもできる。スペーサーの介在によって、底面S1と板材10との間に間隙(空隙)が形成される。
もっとも、本形態の板材10の取付け方法においては、後述するように、板材10の下側面(裏面)10aから底面S1までの距離L1を自由に調節することができ(図13参照)、しかも、第1の基材20とアンカー孔S3との位置合わせが不要なため、板材10を微移動する必要等がなく、板材10の下側面10aと底面S1との摩擦抵抗等が問題とならない。したがって、施工効率の観点からは、底面S1上にスペーサー等を置かず、床面S1上に板材10を直接配置する方が好ましい。
板材10の配置手順に関して、本形態の板材取付け具を用いる場合は、まず、底面S1上に所定の板材10を配置し、下記に説明するホールアンカー40の固定や雄ネジ部材60、ナット部材70の取付け等を行ってから、次に、所定の板材10に隣接する板材10を配置することができる。また、本形態の板材取付け具を用いる場合は、板材10の微移動が必要にならず、例えば、板材10の上に乗って作業することもできるため、図2に示すように、板材10の配置を連続して行い、その後に、下記に説明するホールアンカー40の固定等を連続して行うこともできる。
図6の(a)に示すように、板材10の配置に伴って、第1の基材20が水路Sの底面S1上に配置されたら、次に、第1の基材20の開口25を通して削孔具等を挿入し、図6の(b)に示すように、アンカー孔S3を形成する(削孔)。この方法によると、第1の基材20の開口25の位置とアンカー孔S3の位置とが必然的に一致し、両者を一致させる必要がないため、施工時間が短縮化される。
アンカー孔S3の形成が終了したら、次に、図7の(a)に示すように、第1の基材20の開口25を通してアンカー孔S3内に、雌ネジ部材たるホールアンカー40を挿入する。この方法によると、第1の基材20の開口25の位置とホールアンカー40の位置とを一致させる必要もないため、施工時間が短縮化される。
本形態の板材取付け具においては、第1の基材20の開口25を通してアンカー孔S3内にホールアンカー40を挿入することができるよう、第1の基材20の開口25を、ホールアンカー40を通すことができる大きさとする必要がある。しかしながら、開口25の形状は特に限定されず、図示例のように円形状とするほか、例えば、三角形、四角形、五角形又は六角形以上の多角形状とすることや、楕円形状、不規則な任意の形状とすることもできる。
なお、前述特許文献1に開示された形態を応用する場合は、板材に埋め込まれた雌ネジ状のナットと雄ネジ状のアンカーボルトとが螺合するように構成されるため、当然、アンカーボルトと螺合する雌ネジ部材をナットのボルト孔を通してアンカー孔内に挿入することができない。したがって、板材を配置するに先立って、アンカー孔の形成や雌ネジ部材の挿入、固定等を行う必要があり、これらアンカー孔の形成や雌ネジ部材の挿入、固定等を高い精度をもって慎重に行う必要がある。しかも、雌ネジ状のナットや雄ネジ状のアンカーボルトの位置とアンカー孔や雌ネジ部材の位置とを一致させる作業が必須のものとなるため、施工時間が長くなる。
本形態の雌ネジ部材たるホールアンカー40は、図7の(a)中に二点鎖線で示すように、筒状部41と、この筒状部41の下端部内に上端部が挿入された円錐部42と、から主になる。筒状部41は、上端部内周面に雌ネジ43が形成されており、下端部に上下方向に沿う直線状の適宜の数のスリット44が形成されている。他方、円錐部42は、上端に向かうに従って縮径する円錐台状とされている。したがって、アンカー孔S3内に挿入したホールアンカー40の上端部を、例えば、ハンマー等によって直接又は他の部材を介して間接的に叩くと、図7の(b)に示すように、筒状部41の下端部が広がり、この広がった下端部がアンカー孔S3の内周面にくい込むため、ホールアンカー40が既設構造物たる水路Sに固定される。
ただし、本形態において用いることができる雌ネジ部材は、このホールアンカー40に限定されるものではなく、既設構造物たる水路S等に固定することができるもので、雌ネジを有するものであればよい。したがって、例えば、他の形態のホールアンカーを用いることができるほか、図8に示すような、内周面に雌ネジ52が形成された筒状部51のみからなる雌ネジ部材50を用いることもできる。この雌ネジ部材50を用いる場合は、例えば、この雌ネジ部材50をアンカー孔S3内に挿入するに先立って、あるいはこの挿入と同時に、あるいはこの挿入に次いで、アンカー孔S3内にセメント、モルタル、接着剤等の充填剤54を充填し、もって既設構造物たる水路Sに雌ネジ部材50を固定する。
以上のようにして、水路Sの底面S1にホールアンカー40を固定したら、次に、図9に示すように、ホールアンカー40にボルト等からなる雄ネジ部材60及びナット部材70を取り付ける。この雄ネジ部材60及びナット部材70は、本形態の板材取付け具を構成する複数の部材のうちの、一の部材である。
雄ネジ部材60は、外周面にホールアンカー40の雌ネジ43と螺合される雄ネジ61が形成されており、この螺合を行うことによって雄ネジ部材60がホールアンカー40に取り付けられる。この雄ネジ部材60の取付けは、前述板材10の配置に先立って行うこともできるが、板材10の配置を容易とするために、板材10を配置した後に第1の基材20の開口25を通して行う方が好ましい。
一方、ナット部材70は、水路Sの底面S1側(下側)に配置される掛止部73と、この掛止部73と一体化されたナット部71と、から主になる。掛止部73は、例えば、ドーナツ状のワッシャー等からなり、前述した嵌合凹部23に嵌め込まれる。他方、ナット部71は、平面視で、中央部に円形状の貫通孔が形成された六角形状とされており(図12参照)、貫通孔を形成する内周面に、雌ネジ72が設けられている。この雌ネジ72は、雄ネジ部材60の雄ネジ61と螺合され、この螺合により、ナット部材70が雄ネジ部材60を介してホールアンカー40に取り付けられる。
本形態において、雄ネジ部材60及びナット部材70の取付け順序は、特に限定されない。例えば、まず、雄ネジ部材60をホールアンカー40に取り付け、この状態においてナット部材70を雄ネジ部材60に取り付けることや、あるいは、まず、ナット部材70を雄ネジ部材60に取り付け、この状態において雄ネジ部材60をホールアンカー40に取り付けることや、あるいは、まず、ナット部材70を嵌合凹部23に嵌め込み、この状態において雄ネジ部材60とナット部材70との取付け、及び、雄ネジ部材60のホールアンカー40に対する取付けを連続して行うことや、あるいは、まず、ナット部材70を嵌合凹部23に嵌め込み、この状態において後述する第2の基材80の第1の基材20に対する固定を行い、この状態において雄ネジ部材60のナット部材70に対する取付け、及び、雄ネジ部材60のホールアンカー40に対する取付けを連続して行うことなどができる。ただし、作業効率の観点からは、第2番目の形態、つまり、あらかじめナット部材70を雄ネジ部材60に取り付けておくのが好ましい。
以上のようにして、雄ネジ部材60及びナット部材70を取り付けたら、次に、図10に示すように、第1の基材20に第2の基材80を固定する。この第2の基材80は、図11の(a)に平面図を、(b)にそのA‐A線矢視図を、(c)にそのB‐B線矢視図を示すように、水路Sの底面S1側(下側)に配置される挟持部81と、この挟持部81から上方に延出する固定部83と、から主になる。
挟持部81は、平面視で、中央部に円形状の開口82を有する円形状、つまりドーナツ状とされており、内周側端部が固定部83の内周面84よりも径方向内方へ延出している。この延出部は、図10に示すように、ナット部材70の掛止部73上に配置され、この配置により、掛止部73は、挟持部81の延出部とベース部21の嵌合凹部23とに、上下方向に関して移動不能となるように挟み込まれた状態になる。
他方、固定部83は、平面視で、中央部に円形状の開口84を有する円形状、つまりドーナツ状とされており、三次元的には、円筒状とされている。この固定部83の外周面は、挟持部81の外周面と連続しており、全長にわたって雄ネジ86が形成されている。この雄ネジ86は、第1の基材20の凸部22の内周面に形成された雌ネジ24と螺合される。この螺合により、第2の基材80は、凸部22の内周面で形成される開口内に収まり、かつ第2の基材80の固定部83の上側面と第1の基材20の凸部22の上側面とが面一になった状態で、第1の基材20に固定される。
この第2の基材80を螺合し、固定するために、第2の基材80を回す方法は、特に限定されない。図示例では、固定部83に、下方に向かって凹む適宜の数の、図示例では2つの切り溝85が形成されており、この切り溝85内に他の部材を差し込み、この他の部材を回すことによって、第2の基材80を回すことができるように構成されている。なお、切り溝85の存在により、固定部83の上端側は、円孤状の片が対向配置された状態になっている。
本形態の第2の基材80において、挟持部81と固定部83とは一体成型されているが、挟持部81及び固定部83を別々に成型した後、接着や溶接等によって両者を一体化することもできる。
以上のように第2の基材80を第1の基材20に固定することにより、ナット部材70の掛止部73が挟持部81の延出部とベース部21の嵌合凹部23とに挟み込まれ、ナット部材70が上下方向に関して移動不能となる。しかしながら、図10及び図12から明らかなように、ナット部71の外周面と第2の基材80の固定部83の内周面84とは離間しているため、例えば、スパナ等の工具を用いることによって、ナット部71を回すことができる。そこで、第2の基材80の第1の基材20に対する固定が終了したら、図12に示すように、雄ネジ部材60を固定し、ナット部71を回す(回転)等して、雄ネジ部材60に対する関係でナット部71を回す。これにより、図13に示すように、ナット部71と一体化されている掛止部73も上方に移動し、この移動により掛止部73を上方から挟み込んでいる第2の基材80も上方に移動し、この移動により第2の基材80と固定関係にある第1の基材20も上方に移動し、この移動により第1の基材20と固定関係にある板材10も上方に移動し、この移動により板材10の下側面10aと水路Sの底面S1との間に間隙が形成される(板材10の浮上げ)。この間隙距離、すなわち、板材10の底面S1からの距離L1は、ナット部71の回転方向及び回転長を適宜調節することによって調節することができる(板材10の浮上り調節)。
本形態において、ナット部71の平面形状は六角形状とされているが、以上のようにナット部71を回すのに好適な形状に適宜変更することができ、例えば、三角形、正方形、長方形等の四角形、五角形以上の多角形状とすることや、不規則な任意の形状とすることができる。
他方、雄ネジ部材60の固定方法も特に限定されないが、本形態においては、図9等に示すように、雄ネジ部材60の先端部まで雄ネジ61が形成されており、当該先端部には、図12に示すように、雄ネジ部材60の先端面から基端側へ凹む、適宜の平面形状の、図示例では六角形状の穴62が設けられた構成とされている。この形態によると、穴62に、例えば、アーレンキー(六角レンチ)等の所定の部材を挿し込むと、この所定の部材に対する関係で雄ネジ部材60が回転不能となるため、容易に雄ネジ部材60を回転不能に固定することができる。また、この形態によると、雄ネジ部材60の先端部まで雄ネジ61を形成することができ、ナット部71を回すことによる間隙距離L1の形成及び調節範囲が広がる。さらに、この形態は、後述するように、雄ネジ部材60の先端部の処理が容易になるとの利点も有している。
以上のようなナット部71を回すことによる間隙距離L1の形成及び調節は、相互に隣接する板材10の段差を解消するために行うこともできるが、本形態においては、間隙内にコンクリート、モルタル等からなる硬化性の充填剤を充填するために行う。この形態によると、充填材の硬化によって、水路Sの底面S1が当該充填材によって覆われ、補強、あるいは補修される。
なお、本形態は、雄ネジ部材60を固定する一方、ナット部71を回すものであり、雄ネジ部材60に対する関係でナット部71を回すことにより、板材10の浮上げ及び浮上りの調節を行うものである。しかしながら、雄ネジ部材60と供にナット部71を回しても、つまり雄ネジ部材60に対する関係でナット部71を回さなくとも、雌ネジ部材たるホールアンカー40に対する関係で雄ネジ部材60及びナット部71を回すことにより、板材10の浮上げ及び浮上りの調節を行うことができる。ただし、板材10の浮上げ及び浮上りの調節範囲が広く、また、安定性も向上するため、本形態のように雄ネジ部材60を固定する一方、ナット部71を回す方が好ましい。
ところで、ナット部71を回して板材10の浮き上げや浮上り調節を行った場合、図13に示すように、雄ネジ部材60の先端部が第1の基材20の凸部22の上側面や第2の基材80の固定部83の上側面から突出した状態になることもある。この場合、当該突出部をそのまま放置することもできるが、当該突出部にゴミや土砂等が引っ掛からないよう、当該突出部は切り取ってしまうのが好ましい。この点、本形態においては、前述したように、当該先端部に先端面から基端側へ凹む穴62が設けられている。したがって、当該先端部の切り取りは、極めて容易に行うことができる。
〔その他〕
(1)本形態の板材取付け具及び板材の取付け方法において、取付けの対象となる板材10の材質は、特に限定されず、例えば、補強繊維混合モルタル、セメント系繊維混合コンクリート、熱可塑性樹脂レジンコンクリート、補強繊維含有熱可塑性樹脂などからなる板材を施工の対象とすることができる。
(2)また、上記形態においては、板材10が長方形状である場合を例に説明したが、例えば、三角形、正方形等の四角形、五角形又は六角形以上の多角形状、真円形、楕円形等の円形状、不規則な任意の形状の板材も、施工の対象とすることができる。
(3)さらに、上記形態においては、第1の基材20のベース部21や凸部22、この変形例である第1の基材30のベース部31や凸部32が円形状とされているが、これらの形状は本発明の目的を阻害しない範囲内で適宜変更することができ、例えば、三角形、正方形、長方形等の四角形、五角形又は六角形以上の多角形状、真円形、楕円形等の円形状、不規則な任意の形状とすることもできる。
(4)上記形態においては、第2の基材80が第1の基材20に対して螺合によって固定される構成とされているが、例えば、接着等によって固定される構成とすることもできる。接着によって固定される構成としては、図15(a)に示すように、前述第1の基材20のベース部21部分に相当する第1の基材91と、前述第1の基材20の凸部22部分及び第2の基材80に相当する第2の基材92と、を主に有する板材取付け具を例示することができる。この形態の板材取付け具においては、第1の基材91の上側面と第2の基材92の下側面とが、例えば、接着剤等によって接着され、固定される。
(5)この形態の板材取付け具においては、前述第1の基材20及び第2の基材80の場合と同様に、第1の基材91の外周側端部(延出部)91aが第2の基材92の外周面よりも径方向外方まで延出しているが、図15の(b)に示すように、第1の基材96の外周面と第2の基材97の外周面とが面一となるように変形することもできる。ただし、先の延出部91aを有する構成を採用すると、ナット部71を回して水路Sの底面S1等から板材10を浮き上がらせる際に、当該延出部91aが板材10に引っ掛かり、より大きな力を板材10に加えることができるため、延出部91aを有する構成の方が好ましい。
(6)また、図15の(a)に示すように、ナット部材70の掛止部73が嵌り込む嵌合凹部93が第1の基材91に形成されていると、ナット部材70の配置が容易になるとの利点があるが、成型の都合等から、図15の(b)に示すように、第2の基材97に嵌合凹部98が形成されていてもよい。なお、以上の延出部91aの有無及び嵌合凹部93,98の配置については、前述第1の基材20及び第2の基材80にも同様にあてはまる。
本発明は、水路やトンネル等の既設構造物の表面に沿って板材を取り付ける際に用いる板材取付け具、及び、この板材取付け具を用いた板材の取付け方法として適用可能である。
10…板材、20,30,91,96…第1の基材、21,31…ベース部、22,32…凸部、25,35…開口、36…補助基材、40…ホールアンカー、60…雄ネジ部材、70…ナット部材、71…ナット部、73…掛止部、80,92,97…第2の基材、81…掛止部、83…固定部、S…水路、S1…底面。

Claims (3)

  1. 構造物の表面に沿って板材を取り付けるための板材取付け具であって、
    前記構造物に固定可能な雌ネジ部材を通すことができる大きさの開口を有し、かつ前記板材に固定される第1の基材と、
    この第1の基材に固定される第2の基材と、
    これら第1の基材及び第2の基材に挟み込まれる掛止部、並びに、この掛止部と一体化されたナット部を有するナット部材と、
    前記雌ネジ部材及び前記ナット部に螺合される雄ネジ部材と、を有し、
    前記掛止部が挟み込まれた状態において、前記雌ネジ部材に対する関係で前記ナット部を回すことができる構成とされている、
    ことを特徴とする板材取付け具。
  2. 前記雄ネジ部材は、先端部まで雄ネジが形成されており、
    当該先端部には、先端面から基端側へ凹む穴が設けられ、この穴に所定の部材を挿し込むと、この所定の部材に対する関係で前記雄ネジ部材が回転不能となるように構成されている、
    請求項1記載の板材取付け具。
  3. 構造物の表面に沿って板材を取り付ける方法であって、
    請求項1又は請求項2記載の板材取付け具及び前記構造物に固定可能な雌ネジ部材を用意し、
    前記第1の基材が固定された板材を前記構造物の表面に沿わせた後、
    前記第1の基材の開口を通して、前記雌ネジ部材を前記構造物に固定する作業を行い、
    前記雄ネジ部材を、前記雌ネジ部材及び前記ナット部と螺合する一方、
    前記第1の基材に前記第2の基材を固定し、これら第1の基材及び第2の基材によって前記掛止部を挟み込み、
    その後、前記雌ネジ部材に対する関係で前記ナット部を回して、前記板材の前記構造物表面からの距離を調節する、
    ことを特徴とする板材の取付け方法。
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