JP2961405B2 - 耐震用アンカーボルトの締着方法 - Google Patents
耐震用アンカーボルトの締着方法Info
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Description
クリートやコンクリート構造物等に各種設備、機器、水
槽等を据え付けるのに好適な耐震用アンカーボルトの締
着方法に関するものである。
は、多種多様に創出されているが、その殆どが、軸部の
埋込側端部に鉤形状の抜止片が設けられ、且つ軸部の締
付側端部にネジ部が設けられていて、この軸部の締付側
端部のネジ部に締付ナットを、座金を介して捩込んで各
種設備、機器、水槽等の支持部材を締付けるようにして
いた。
カーボルトは、軸部の締付側端部のネジ部に締付ナット
を、各種設備、機器、水槽等の支持部材が抜出さないよ
うに座金を介して捩込んで単なる締付けるのみであるた
め、アンカーボルトの軸方向(締付方向)へは配慮され
ているが、アンカーボルトの横方向(剪断方向)へは何
等配慮されておらず、ネジ部の剪断破壊に対する強度が
弱く、特に、地震発生時等に、軸部に横振れが発生して
ネジ部に横方向の剪断力が作用し、ネジ部が剪断破壊す
る虞があった。
着目して創出されたもので、ネジ部の剪断破壊に対する
強度を増大させて、特に地震発生時等に、軸部の横振れ
を防いで、ネジ部に横方向の剪断力が作用してもネジ部
が剪断破壊するのを確実に防止できるようにし、それ
に、基礎コンクリートやコンクリート構造物等のコンク
リート内への耐震用アンカーボルトの埋込操作を極めて
容易且つ確実にできるような耐震用アンカーボルトの締
着方法を提供するものである。
ボルトの締着方法は、上述のような目的を達成するため
に、耐震用アンカーボルトの軸部の締付側端部のネジ部
下部に、外周面の上部に各種設備、機器、水槽等を据え
付けるべく基礎コンクリートやコンクリート構造物等の
コンクリートの仕上位置を示す目印テープが張られた剪
断補強ナットを取付け、この耐震用アンカーボルトの軸
部の埋込側端部側を、各種設備、機器、水槽等を据え付
けるべく基礎コンクリートやコンクリート構造物等のコ
ンクリート内に、前記剪断補強ナットの目印テープが前
記コンクリートの仕上位置に合うように埋込んだ後、こ
の耐震用アンカーボルトの剪断補強ナットの上部に各種
設備、機器、水槽等の支持部材の支持孔を嵌込んで、前
記耐震用アンカーボルトの軸部の締付側端部のネジ部上
部に適宜締付部材を捩込んで各種設備、機器、水槽等の
支持部材を締付けるようにする。
て、基礎コンクリートやコンクリート構造物等に各種設
備、機器、水槽等を据え付ける状態を図面に基づいて説
明する。
ーボルトの締着装置は、図1乃至図3に示すように、基
礎コンクリートやコンクリート構造物等のコンクリート
A内に耐震用アンカーボルト1の軸部2の埋込側端部側
を埋込んで、この耐震用アンカーボルト1の軸部2の締
付側端部のネジ部3に適宜締付部材4を捩込んで各種設
備、機器、水槽B等の支持部材Cを締付けるようにした
耐震用アンカーボルトの締着装置において、前記耐震用
アンカーボルト1のネジ部3の締付部材4下側に、前記
ネジ部3の剪断破壊に対する強度を増大させる剪断補強
ナット5を、その下部が前記基礎コンクリートやコンク
リート構造物等のコンクリートA内に埋込まれ且つその
上部が前記支持部材Cの支持孔D内に嵌込まれるように
取付けたものである。
径が略16mm程度の軸部2の埋込側端部に鉤形状の抜止
片7を設け、且つ軸部2の締付側端部にネジ部3を設け
るように形成されている。
は下側に丸座金8又はスプリング座金を介した締付ナッ
ト9が良いが、鍔付き締付ナットや前記支持部材Cの支
持孔Dの径よりも大径の締付ナットのみでも良い。
略30mm程度で長さが略25mm程度の筒体10の内周面
にメネジを設けるように形成されている。尚、この剪断
補強ナット5は、筒体10の内周面のメネジを耐震用ア
ンカーボルト1のネジ部3の締付部材4下側に捩込んで
取付けるように図示されているが、これに限らず、耐震
用アンカーボルト1の締付部材4下側にネジ部3を設け
ず、且つ筒体10の内周面にメネジを設けずに、耐震用
アンカーボルト1の締付部材4下側に剪断補強ナット5
の筒体10を嵌込んで接着剤で接着したり、或いは単な
る嵌合させるのみで取付けるようにしても良い。
装置と従来との各種設備、機器、水槽B等の支持部材C
の締付部分の直径を比較すると、従来の普通のアンカー
ボルトは直径が16mmで断面積が 200mm2 であるのに
対し、本発明は耐震用アンカーボルト1と剪断補強ナッ
ト5との和になるため、直径が30mmで断面積が 707m
m2 となり、断面積が従来の略3.5 倍である。従って、
従来の普通のアンカーボルトは直径が16mmで剪断力が
1.81トンであるのに対し、本発明は耐震用アンカーボル
ト1と剪断補強ナット5との和であって、直径が30mm
で剪断力が6.36トンとなり、剪断力が従来の略3.5 倍で
あることから、従来の普通のアンカーボルトよりネジ部
3の剪断破壊に対する強度を略3.5 倍増大させることが
できる。
締着方法は、先ず、耐震用アンカーボルト1の軸部2の
締付側端部のネジ部3下部に、外周面の上部に各種設
備、機器、水槽B等を据え付けるべく基礎コンクリート
やコンクリート構造物等のコンクリートAの仕上位置を
示す目印テープ6が張られた剪断補強ナット5を取付け
る。次に、この耐震用アンカーボルト1の軸部2の埋込
側端部側を、各種設備、機器、水槽B等を据え付けるべ
く基礎コンクリートやコンクリート構造物等のコンクリ
ートA内に、前記剪断補強ナット5の目印テープ6が前
記コンクリートAの仕上位置に合うように埋込む。その
後、この耐震用アンカーボルト1の剪断補強ナット5の
上部に各種設備、機器、水槽B等の支持部材Cの支持孔
Dを嵌込んで、前記耐震用アンカーボルト1の軸部2の
締付側端部のネジ部3上部に適宜締付部材4を捩込んで
各種設備、機器、水槽B等の支持部材Cを締付けるよう
にするものである。
法は、耐震用アンカーボルト1の軸部2の締付側端部の
ネジ部3下部に、外周面の上部に各種設備、機器、水槽
B等を据え付けるべく基礎コンクリートやコンクリート
構造物等のコンクリートAの仕上位置を示す目印テープ
6が張られた剪断補強ナット5を取付け、この耐震用ア
ンカーボルト1の軸部2の埋込側端部側を、各種設備、
機器、水槽B等を据え付けるべく基礎コンクリートやコ
ンクリート構造物等のコンクリートA内に、前記剪断補
強ナット5の目印テープ6が前記コンクリートAの仕上
位置に合うように埋込んだ後、この耐震用アンカーボル
ト1の剪断補強ナット5の上部に各種設備、機器、水槽
B等の支持部材Cの支持孔Dを嵌込んで、前記耐震用ア
ンカーボルト1の軸部2の締付側端部のネジ部3上部に
適宜締付部材4を捩込んで各種設備、機器、水槽B等の
支持部材Cを締付けるようにしたから、耐震用アンカー
ボルト1の軸部2の埋込側端部側を、各種設備、機器、
水槽B等を据え付けるべく基礎コンクリートやコンクリ
ート構造物等のコンクリートA内に埋込む際に、剪断補
強ナット5の外周面上部の目印テープ6をコンクリート
Aの仕上位置に合わせることができるため、基礎コンク
リートやコンクリート構造物等のコンクリートA内への
耐震用アンカーボルト1の埋込操作を極めて容易且つ確
実にすることができる。
用アンカーボルト1のネジ部3の締付部材4下側に、前
記ネジ部3の剪断破壊に対する強度を増大させる剪断補
強ナット5を、その下部が前記基礎コンクリートやコン
クリート構造物等のコンクリートA内に埋込まれ且つそ
の上部が前記支持部材Cの支持孔D内に嵌込まれるよう
に取付けでき、各種設備、機器、水槽B等の支持部材C
の締付部分の直径が耐震用アンカーボルト1と剪断補強
ナット5との和になり、ネジ部3の剪断破壊に対する強
度を増大させることができ、特に地震発生時等に、軸部
2の横振れを防ぐことができることから、ネジ部3に横
方向の剪断力が作用することなく、ネジ部3が剪断破壊
するのを確実に防止することができるようになる。
種設備、機器、水槽等を据え付ける状態を示す要部断面
図である。
槽 C 支持部材 D 支持孔
Claims (1)
- 【請求項1】 耐震用アンカーボルトの軸部の締付側端
部のネジ部下部に、外周面の上部に各種設備、機器、水
槽等を据え付けるべく基礎コンクリートやコンクリート
構造物等のコンクリートの仕上位置を示す目印テープが
張られた剪断補強ナットを取付け、この耐震用アンカー
ボルトの軸部の埋込側端部側を、各種設備、機器、水槽
等を据え付けるべく基礎コンクリートやコンクリート構
造物等のコンクリート内に、前記剪断補強ナットの目印
テープが前記コンクリートの仕上位置に合うように埋込
んだ後、この耐震用アンカーボルトの剪断補強ナットの
上部に各種設備、機器、水槽等の支持部材の支持孔を嵌
込んで、前記耐震用アンカーボルトの軸部の締付側端部
のネジ部上部に適宜締付部材を捩込んで各種設備、機
器、水槽等の支持部材を締付けることを特徴とする耐震
用アンカーボルトの締着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20878696A JP2961405B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 耐震用アンカーボルトの締着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20878696A JP2961405B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 耐震用アンカーボルトの締着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037931A JPH1037931A (ja) | 1998-02-13 |
JP2961405B2 true JP2961405B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16562093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20878696A Expired - Fee Related JP2961405B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 耐震用アンカーボルトの締着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2961405B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101704361B1 (ko) * | 2016-11-08 | 2017-02-08 | 대흥전력기술 주식회사 | 가변형 브라켓으로 내진성능이 보강된 지상기기의 보강공법 및 보강구조 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6209178B2 (ja) * | 2015-03-30 | 2017-10-04 | 大建工業株式会社 | ナット部材およびそれを用いた枠材結合構造 |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP20878696A patent/JP2961405B2/ja not_active Expired - Fee Related
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