JP2529546Y2 - シールド二次覆工用マンホールの取付構造 - Google Patents

シールド二次覆工用マンホールの取付構造

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JP2529546Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案はシールド二次覆工用マ
ンホールの取付構造に関し、二次覆工により新設された
マンホールの取付構造の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、シールドの二次覆工として、セグ
メント内にこれより外径の小さな新規管を挿入しこの新
規管外面とセグメント内面との隙間にエアモルタル等を
注入して硬化させ、もって管路を復旧させるシールド二
次覆工が広く実施されている。
【０００３】上記シールド二次覆工には要所ごとに点検
用のマンホールを設ける必要があるが、このマンホール
の取付け構造として従来では図２に示すように鉄筋を組
み、型枠を組み立てた後にモルタル等を注入して硬化さ
せてマンホールＭを構築することが行われていた。
【０００４】
【従来の技術の問題点】しかしながら、狭い場所での構
築作業は非常に手間が掛かるとともに作業期間が長くな
り、施工が面倒となる欠点があった。さらに、マンホー
ルＭの基部Ｍ１と二次覆工管Ｃ、さらにはセグメントＡ
との間のシールＤ、Ｆも型枠を取り外した後の手作業と
なるので作業能率も悪い欠点があった。
【０００５】
【考案が解決使用とする課題】この考案は上記問題点に
鑑み、二次覆工による新規管に対し容易にマンホールを
設けることのできるシールド二次覆工用マンホールの取
付構造を得ることを目的としてなされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案のシール
ド二次覆工用マンホールの取付構造は、シールド二次覆
工により新設された管より直径の小さなマンホール用直
管が、前記シールド二次覆工により新設された管の側面
から垂直に立ち上げた接線に前記マンホール用直管の周
壁を一致させて取付けられ、前記新設管に開設された接
合用貫通孔周縁とマンホール用直管の下端面とは裏打ち
材を当てがって接着材により接合されてなることを特徴
とするものである。
【０００７】
【実施例】次に、この考案の実施例を説明する。図１は
この考案の実施例の断面図である。この考案のシールド
二次覆工用マンホールの取付構造は、シールド二次覆工
により新設された管１より直径ｄの小さなマンホール用
直管２が、シールド二次覆工により新設された管１の側
面１Ａから垂直に立ち上げた接線Ｔにマンホール用直管
２の周壁２Ａを一致させて取付けられ、新設管１に開設
された接合用貫通孔３周縁とマンホール用直管２の下端
面２Ｂとは強化樹脂製などとされた裏打ち材４を当てが
って接着材５により接合されて構成されている。なお、
図中６は老朽管、７はグラフト層、また２Ｃ…２Ｃはマ
ンホール用直管２内部に予め取付けられたステップを示
す。
【０００８】
【作用】この考案のシールド二次覆工用マンホールの取
付構造を実施する場合、まず老朽管６、グラフト層７及
び新規管１にその周壁の一方に偏らせて貫通孔を開設す
る。次に、新規管の曲率に合わせて下端を切削したマン
ホール用直管２を図示のように立設する。このとき、マ
ンホール用直管２はその一下端部２Ｔが新規管１に開設
した貫通孔３の周縁に乗り、接線上に位置するから荷重
がこの部分では垂直に掛かることとなって仮支持が非常
に容易となる。この状態で支持しつつ裏内材を当てがい
接着材５で両者を接着すると共にシールするのである。
【０００９】
【考案の効果】この考案は以上説明したように二次覆工
により新設された管路にマンホールを設ける場合、予め
用意したマンホール用管を直接新規管１に開設した貫通
孔３の周縁に載置して基部をシールすれば乾性するので
施工が非常に簡単となり、またマンホール用管は新規管
１の開口部に対し、管１の断面における接線方向へ支持
するので支持が非常に安定し、仮支持が安全に行えるの
で作業も非常に容易となるなど種々の実用的効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例の断面図である。
【図２】従来例の断面図である。
【符号の説明】
１ シールド二次覆工により新設された管 １Ａ 側面 ２ マンホール用直管 ２Ａ 周壁 ３ 接合用貫通孔 ４ 裏裏材 ５ 接着剤 ｄ マンホール用直管の直径 Ｔ 接線 ６ 老朽管 ７ グラフト層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 シールド二次覆工により新設された管よ
    り直径の小さなマンホール用直管が、前記シールド二次
    覆工により新設された管の側面から垂直に立ち上げた接
    線に前記マンホール用直管の周壁を一致させて取付けら
    れ、前記新設管に開設された接合用貫通孔周縁とマンホ
    ール用直管の下端面とは裏打ち材を当てがって接着材に
    より接合されてなることを特徴とするシールド二次覆工
    用マンホールの取付構造。
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