JP2512260Y2 - 穴埋め用型枠 - Google Patents
穴埋め用型枠Info
- Publication number
- JP2512260Y2 JP2512260Y2 JP1991074702U JP7470291U JP2512260Y2 JP 2512260 Y2 JP2512260 Y2 JP 2512260Y2 JP 1991074702 U JP1991074702 U JP 1991074702U JP 7470291 U JP7470291 U JP 7470291U JP 2512260 Y2 JP2512260 Y2 JP 2512260Y2
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- Japan
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- hole
- pipe
- portions
- filling
- cylindrical
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、床あるいは壁などに孔
を明けてそこに配管を通すとき、配管と床や壁との隙間
にモルタル等の塑性を有する充填材を充填してこれを硬
化させ、いわゆる穴埋め工事をするのに用いる穴埋め用
型枠に関する。
を明けてそこに配管を通すとき、配管と床や壁との隙間
にモルタル等の塑性を有する充填材を充填してこれを硬
化させ、いわゆる穴埋め工事をするのに用いる穴埋め用
型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】このような穴埋め工事は、予め床や壁に
孔を明けておき、この孔に配管を通した後、配管と孔の
壁面との間の隙間にモルタル等の塑性を有する充填材を
埋め込み、これを硬化させて孔を閉じるものである。こ
の穴埋め工事を行う際、充填材が硬化するまでその形状
を保っておくため受け枠が使用される。従来、このよう
な受け枠として、薄いベニヤ板や発砲スチロール板等に
円形の穴をあけて半割りにしたものが使用されている。
これを配管に通し、床や壁に釘で止めたり桟木などで押
さえて充填材の充填及びその硬化を行っていた。
孔を明けておき、この孔に配管を通した後、配管と孔の
壁面との間の隙間にモルタル等の塑性を有する充填材を
埋め込み、これを硬化させて孔を閉じるものである。こ
の穴埋め工事を行う際、充填材が硬化するまでその形状
を保っておくため受け枠が使用される。従来、このよう
な受け枠として、薄いベニヤ板や発砲スチロール板等に
円形の穴をあけて半割りにしたものが使用されている。
これを配管に通し、床や壁に釘で止めたり桟木などで押
さえて充填材の充填及びその硬化を行っていた。
【0003】図2と図3は、このような受け枠を使用し
て穴埋め工事を行う様子を示す図である。まず、図2に
示すように、例えばコンクリートの床2に孔6を明け、
この孔6に配管4を通す。図2及び図3に示すように、
現実的には、床2に明けた孔6の径より配管4の径Lが
小さいために、その間に隙間ができる。次に、図3に示
すように、前述のような受け枠8を配管4に嵌め込み、
受け枠8を床2の下面に当てる。この状態で、形枠8を
釘や桟等で固定する。そして、孔6の周壁と配管4の外
周面との間の間隙にモルタル等の充填材10を充填し、
その上面を平滑に仕上げ、これを硬化させる。充填材1
0が硬化した後、受け枠8を外すことにより、穴埋め工
事が完了する。
て穴埋め工事を行う様子を示す図である。まず、図2に
示すように、例えばコンクリートの床2に孔6を明け、
この孔6に配管4を通す。図2及び図3に示すように、
現実的には、床2に明けた孔6の径より配管4の径Lが
小さいために、その間に隙間ができる。次に、図3に示
すように、前述のような受け枠8を配管4に嵌め込み、
受け枠8を床2の下面に当てる。この状態で、形枠8を
釘や桟等で固定する。そして、孔6の周壁と配管4の外
周面との間の間隙にモルタル等の充填材10を充填し、
その上面を平滑に仕上げ、これを硬化させる。充填材1
0が硬化した後、受け枠8を外すことにより、穴埋め工
事が完了する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記のような従来の受
け枠8は、釘や桟木などで押さえただけのものであるた
め、配管4や床4への固定が十分でない。そのため、床
2を貫通した配管4の周りに充填材10を充填するとき
に、静かに充填をしないと、受け枠8を押さえている釘
や桟木がずれて、充填材の押えがきかなくなる。場合に
よっては、受け枠8を固定している釘が抜けて形枠8が
外れ、未硬化の充填材10が崩れ落ちてしまうこともあ
る。このため、必然的に手直し補修工事が多く発生する
という課題がある。
け枠8は、釘や桟木などで押さえただけのものであるた
め、配管4や床4への固定が十分でない。そのため、床
2を貫通した配管4の周りに充填材10を充填するとき
に、静かに充填をしないと、受け枠8を押さえている釘
や桟木がずれて、充填材の押えがきかなくなる。場合に
よっては、受け枠8を固定している釘が抜けて形枠8が
外れ、未硬化の充填材10が崩れ落ちてしまうこともあ
る。このため、必然的に手直し補修工事が多く発生する
という課題がある。
【0005】さらに、充填材10を充填するとき、強い
圧力でしっかりと充填することができないために、充填
材10が床2や壁の内壁や配管4の周面に十分密着でき
ず、充填材10の充填密度も不十分になってしまう。そ
のため、十分な強度を有する穴埋めを行うことができ
ず、施工後に早期に破損してしまうことになる。また、
床2の孔の内壁や配管4の周面と充填材10との間に隙
間が生じやすいので、配管4からの水漏れ等で水が床あ
るいは壁2に溢れた場合、水が隙間から管4を伝わって
下の階の天井、壁、床などに水が流れ落ちてしまうこと
にもなる。そのため、特に住宅、事務所、店舗、その他
の共同ビルにおいては、水漏れによる補償問題にまで発
展することもある。本発明は、このような従来の受け枠
による穴埋め作業の課題に鑑み、しっかりと固定するこ
とができ、そのため、充填材を十分な圧力で隙間に充填
することができ、仕上がり、強度及び水密性の良好な穴
埋めが可能な穴埋め用型枠を得ることを目的とする。
圧力でしっかりと充填することができないために、充填
材10が床2や壁の内壁や配管4の周面に十分密着でき
ず、充填材10の充填密度も不十分になってしまう。そ
のため、十分な強度を有する穴埋めを行うことができ
ず、施工後に早期に破損してしまうことになる。また、
床2の孔の内壁や配管4の周面と充填材10との間に隙
間が生じやすいので、配管4からの水漏れ等で水が床あ
るいは壁2に溢れた場合、水が隙間から管4を伝わって
下の階の天井、壁、床などに水が流れ落ちてしまうこと
にもなる。そのため、特に住宅、事務所、店舗、その他
の共同ビルにおいては、水漏れによる補償問題にまで発
展することもある。本発明は、このような従来の受け枠
による穴埋め作業の課題に鑑み、しっかりと固定するこ
とができ、そのため、充填材を十分な圧力で隙間に充填
することができ、仕上がり、強度及び水密性の良好な穴
埋めが可能な穴埋め用型枠を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記の目的を
達成し得る本考案による穴埋め用型枠は、配管4の外径
に適合する内径を有する半円筒形の円筒部13、13
と、この円筒部13、13の一端側から外側に鍔状に延
設され、外形が前記孔より大きいフランジ部12、12
と、前記円筒部13、13の両側からその外側径方向に
延設された連結部15、15とを備えるハーフ11、1
1を一対用意し、これら一対のハーフ11、11を、そ
のフランジ部12、12及び円筒部13、13の内周側
が互いに向い合うと共に、前記連結部15、15がそれ
ぞれ互いに対向するように合わせ、この対向した連結部
15、15を互いに締め付け可能とすると共に、連結部
15、15の間隔がフランジ部12、12側よりその他
端側で大きくなるようにしたことを特徴とするものであ
る。この穴埋め用型枠は、前記連結部15、15にフラ
ンジ部12、12側と他端側とに分かれて2個所を締め
付けるネジ18、18を有する。
達成し得る本考案による穴埋め用型枠は、配管4の外径
に適合する内径を有する半円筒形の円筒部13、13
と、この円筒部13、13の一端側から外側に鍔状に延
設され、外形が前記孔より大きいフランジ部12、12
と、前記円筒部13、13の両側からその外側径方向に
延設された連結部15、15とを備えるハーフ11、1
1を一対用意し、これら一対のハーフ11、11を、そ
のフランジ部12、12及び円筒部13、13の内周側
が互いに向い合うと共に、前記連結部15、15がそれ
ぞれ互いに対向するように合わせ、この対向した連結部
15、15を互いに締め付け可能とすると共に、連結部
15、15の間隔がフランジ部12、12側よりその他
端側で大きくなるようにしたことを特徴とするものであ
る。この穴埋め用型枠は、前記連結部15、15にフラ
ンジ部12、12側と他端側とに分かれて2個所を締め
付けるネジ18、18を有する。
【0007】
【作用】この穴埋め用型枠は、一対のハーフ11、11
のフランジ部12、12及び円筒部13、13の内周側
で配管4を挟み、連結部15、15を締め付けることに
より、一対のハーフ11、11を配管4に固定すること
ができる。そして、フランジ部12、12で配管4を通
した床2や壁の孔を塞ぐようにし、その孔の中にモルタ
ル等の充填材10を充填して穴埋めを行う。
のフランジ部12、12及び円筒部13、13の内周側
で配管4を挟み、連結部15、15を締め付けることに
より、一対のハーフ11、11を配管4に固定すること
ができる。そして、フランジ部12、12で配管4を通
した床2や壁の孔を塞ぐようにし、その孔の中にモルタ
ル等の充填材10を充填して穴埋めを行う。
【0008】この場合、連結部15、15の間隔がフラ
ンジ部12、12側よりその他端側で大きくなるように
してあるので、フランジ部12、12に充填材10の圧
力が加わったとき、連結部15、15の先端側の間隔が
狭まろうとして配管4をより強く締め付けることにな
る。このため、充填材10を高い圧力で充填しても、型
枠がずれたり外れたりしない。従って、充填材10の床
2や壁及び配管への密着性が良く、充填密度の高い緻密
な穴埋めが確実に行えるようになる。
ンジ部12、12側よりその他端側で大きくなるように
してあるので、フランジ部12、12に充填材10の圧
力が加わったとき、連結部15、15の先端側の間隔が
狭まろうとして配管4をより強く締め付けることにな
る。このため、充填材10を高い圧力で充填しても、型
枠がずれたり外れたりしない。従って、充填材10の床
2や壁及び配管への密着性が良く、充填密度の高い緻密
な穴埋めが確実に行えるようになる。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本考案の実施例
について具体的且つ詳細に説明する。図1及び図4〜図
6に本考案の実施例による穴埋め用型枠が示されてい
る。これらの図に示すように、穴埋め用型枠は同じ形状
の一対のハーフ11、11からなっている。このハーフ
11、11は、配管4(図7及び図8参照)の外径に対
応した内径を有する半円筒形の円筒部13、13と、こ
の円筒部13、13の一端側から外側に一体に延設さ
れ、配管4を通す孔6(図7及び図8参照)より径の大
きな半円形鍔状のフランジ部12、12と、このフラン
ジ部12、12及び円筒部13、13の両側から円筒部
13、13の径方向に一体に延設された板状の連結部1
5、15とからなっている。両側の連結部15、15に
は、そのフランジ部12、12側と他端側とに離れて2
つずつのネジ孔16、16が設けられている。
について具体的且つ詳細に説明する。図1及び図4〜図
6に本考案の実施例による穴埋め用型枠が示されてい
る。これらの図に示すように、穴埋め用型枠は同じ形状
の一対のハーフ11、11からなっている。このハーフ
11、11は、配管4(図7及び図8参照)の外径に対
応した内径を有する半円筒形の円筒部13、13と、こ
の円筒部13、13の一端側から外側に一体に延設さ
れ、配管4を通す孔6(図7及び図8参照)より径の大
きな半円形鍔状のフランジ部12、12と、このフラン
ジ部12、12及び円筒部13、13の両側から円筒部
13、13の径方向に一体に延設された板状の連結部1
5、15とからなっている。両側の連結部15、15に
は、そのフランジ部12、12側と他端側とに離れて2
つずつのネジ孔16、16が設けられている。
【0010】このような形状を有するハーフ11、11
は、円筒部13、13及びフランジ部12、12の内周
側が互いに向い合うと共に、両側の連結部15、15が
互いに向いうように対称に相対向される。そして、この
状態で連結部15、15のネジ孔16、16にネジ1
8、18が取り付けられ、このネジ18、18で連結部
15、15が互いに連結され、締め付けられる。
は、円筒部13、13及びフランジ部12、12の内周
側が互いに向い合うと共に、両側の連結部15、15が
互いに向いうように対称に相対向される。そして、この
状態で連結部15、15のネジ孔16、16にネジ1
8、18が取り付けられ、このネジ18、18で連結部
15、15が互いに連結され、締め付けられる。
【0011】ここで、図5及び図8から明かなように、
円筒部13、13は完全な半円筒形ではなく、その両側
のフランジ部12、12と反対側の先端部側が開いてい
る。すなわち、円筒部13、13の両側は、フランジ部
12、12側で当接しているが、フランジ部12、12
側から円筒部13、13の先端側にいくに従って円筒部
13、13の両側の間隔が広くなっている。従って、こ
の円筒部13、13の両側から一体に延設された連結部
15、15の間隔も、フランジ部12、12側より先端
側にいくに従って次第に大きくなる。
円筒部13、13は完全な半円筒形ではなく、その両側
のフランジ部12、12と反対側の先端部側が開いてい
る。すなわち、円筒部13、13の両側は、フランジ部
12、12側で当接しているが、フランジ部12、12
側から円筒部13、13の先端側にいくに従って円筒部
13、13の両側の間隔が広くなっている。従って、こ
の円筒部13、13の両側から一体に延設された連結部
15、15の間隔も、フランジ部12、12側より先端
側にいくに従って次第に大きくなる。
【0012】このような穴埋め用型枠を使用して配管の
穴埋め工事をするには、まず図2に示すように、床2や
壁に予め明けられた孔6に配管を通し、配管4を図示し
てない固定部材で固定する。次に、図6に示すように、
連結部15、15のネジ孔16、16からネジ18、1
8を外し、一対のハーフ11、11を開き、次に図7及
び図8に示すように、フランジ部12、12が上になる
ようハーフ11、11を配管4の外側に嵌め込む。さら
に、フランジ部12、12を床2の下面に当てて、配管
4と孔6との隙間の下側を塞ぐ。この状態で、ハーフ1
1、11の連結部15、15のネジ孔16、16にネジ
18、18を取り付け、これを締め付けて連結部15、
15を連結し、且つ互いに引き締めてハーフ11、11
を配管4に固定する。このとき、連結部15、15の間
隔がフランジ部12、12側より先端側、すなわち図7
及び図8の場合は下端側にいくに従って次第に大きくな
っているので、ネジ18、18による締め付け代が先端
側が大きく、強く締め付けることができる。これによ
り、ハーフ11、11の弾力を活かしてそれを配管4に
確実に固定できる。
穴埋め工事をするには、まず図2に示すように、床2や
壁に予め明けられた孔6に配管を通し、配管4を図示し
てない固定部材で固定する。次に、図6に示すように、
連結部15、15のネジ孔16、16からネジ18、1
8を外し、一対のハーフ11、11を開き、次に図7及
び図8に示すように、フランジ部12、12が上になる
ようハーフ11、11を配管4の外側に嵌め込む。さら
に、フランジ部12、12を床2の下面に当てて、配管
4と孔6との隙間の下側を塞ぐ。この状態で、ハーフ1
1、11の連結部15、15のネジ孔16、16にネジ
18、18を取り付け、これを締め付けて連結部15、
15を連結し、且つ互いに引き締めてハーフ11、11
を配管4に固定する。このとき、連結部15、15の間
隔がフランジ部12、12側より先端側、すなわち図7
及び図8の場合は下端側にいくに従って次第に大きくな
っているので、ネジ18、18による締め付け代が先端
側が大きく、強く締め付けることができる。これによ
り、ハーフ11、11の弾力を活かしてそれを配管4に
確実に固定できる。
【0013】このようにして穴埋め用型枠を配管4に固
定し、そのフランジ部12、12で配管4と床2の孔6
との間に隙間を下から塞いだ状態で、その隙間にモルタ
ル等の充填材10を充填する。充填材10の上面は、ヘ
ラ等で平滑に仕上げる。その後、充填材10を暫くの間
静置して硬化させることにより、配管4と床2との隙間
がコンクリートで固められ、穴埋めが完了する。
定し、そのフランジ部12、12で配管4と床2の孔6
との間に隙間を下から塞いだ状態で、その隙間にモルタ
ル等の充填材10を充填する。充填材10の上面は、ヘ
ラ等で平滑に仕上げる。その後、充填材10を暫くの間
静置して硬化させることにより、配管4と床2との隙間
がコンクリートで固められ、穴埋めが完了する。
【0014】充填材10を前記の隙間に充填するとき
は、十分圧力を加えながら緻密に充填することで、配管
4及び床2への密着性が良好になると共に、充填材10
の硬化後の強度を高めることができる。またこのとき、
充填材10に十分な圧力を加えても、穴埋め用型枠がし
っかりと配管4に固定されているため、フランジ部1
2、12が動いてしまって、充填材10がずれてしまう
等のトラブルが確実に防止できる。特に、図8に示され
たように、連結部15、15の間隔がフランジ部12、
12側よりその他端側で大きくなるようにしてあるの
で、フランジ部12、12に充填材10の圧力が加わっ
たとき、連結部15、15の先端側の間隔が狭まろうと
して配管4をより強く締め付けることになる。このた
め、充填材10を介して穴埋め用型枠に加わる高い圧力
を確実に受け止めることができる。
は、十分圧力を加えながら緻密に充填することで、配管
4及び床2への密着性が良好になると共に、充填材10
の硬化後の強度を高めることができる。またこのとき、
充填材10に十分な圧力を加えても、穴埋め用型枠がし
っかりと配管4に固定されているため、フランジ部1
2、12が動いてしまって、充填材10がずれてしまう
等のトラブルが確実に防止できる。特に、図8に示され
たように、連結部15、15の間隔がフランジ部12、
12側よりその他端側で大きくなるようにしてあるの
で、フランジ部12、12に充填材10の圧力が加わっ
たとき、連結部15、15の先端側の間隔が狭まろうと
して配管4をより強く締め付けることになる。このた
め、充填材10を介して穴埋め用型枠に加わる高い圧力
を確実に受け止めることができる。
【0015】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案によれば、配
管4に穴埋め用型枠を確実且つ強固に固定し、配管4と
それを通した床2や壁の孔6との間の隙間を塞ぐことが
できるので、その隙間にモルタル等の充填材10を充填
するとき、型枠がずれてしまったり外れてしまったりす
ることなく、穴埋め作業を確実に行える。特に、連結部
15、15の間隔がフランジ部12、12側よりその他
端側で大きくなるようにしてあるので、充填材10の高
い圧力を加えても、確実に固定されることになり、緻密
で配管4や床2等の確実に密着した水密性の高い穴埋め
が可能となる。
管4に穴埋め用型枠を確実且つ強固に固定し、配管4と
それを通した床2や壁の孔6との間の隙間を塞ぐことが
できるので、その隙間にモルタル等の充填材10を充填
するとき、型枠がずれてしまったり外れてしまったりす
ることなく、穴埋め作業を確実に行える。特に、連結部
15、15の間隔がフランジ部12、12側よりその他
端側で大きくなるようにしてあるので、充填材10の高
い圧力を加えても、確実に固定されることになり、緻密
で配管4や床2等の確実に密着した水密性の高い穴埋め
が可能となる。
【図1】本考案の実施例による穴埋め用型枠の平面図で
ある。
ある。
【図2】壁に配管を通し、穴埋め工事を行う前の状態の
部分斜視図である。
部分斜視図である。
【図3】従来の受け枠を使用した穴埋め工事の状態を示
す部分縦断側面図である。
す部分縦断側面図である。
【図4】前記本考案の実施例による穴埋め用型枠の正面
図である。
図である。
【図5】同実施例による穴埋め用型枠の側面図である。
【図6】同実施例による穴埋め用型枠の分解しや斜視図
である。
である。
【図7】同実施例による穴埋め用型枠の使用状態の部分
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図8】同実施例による穴埋め用型枠の使用状態の部分
縦断側面図である。
縦断側面図である。
4 配管 11 ハーフ 12 フランジ部 13 円筒部 15 連結部 18 ネジ
Claims (2)
- 【請求項1】 床または壁等に明けた孔に配管(4)を
通し、配管(4)と孔との隙間に充填材(10)を充填
して穴埋めする工事用の型枠において、配管(4)の外
径に適合する内径を有する半円筒形の円筒部(13)、
(13)と、この円筒部(13)、(13)の一端側か
ら外側に鍔状に延設され、外形が前記孔より大きいフラ
ンジ部(12)、(12)と、前記円筒部(13)、
(13)の両側からその外側径方向に延設された連結部
(15)、(15)とを備えるハーフ(11)、(1
1)を一対用意し、これら一対のハーフ(11)、(1
1)を、そのフランジ部(12)、(12)及び円筒部
(13)、(13)の内周側が向い合うと共に、前記連
結部(15)、(15)がそれぞれ互いに対向するよう
に合わせ、この対向した連結部(15)、(15)を互
いに締め付け可能とすると共に、連結部(15)、(1
5)の間隔がフランジ部(12)、(12)側よりその
他端側で大きくなるようにしたことを特徴とする穴埋め
用型枠。 - 【請求項2】 前記実用新案登録請求の範囲の請求項1
に記載の穴埋め用型枠において、前記連結部(15)、
(15)にフランジ部(12)、(12)側と他端側と
に分かれて2個所を締め付けるネジ(18)、(18)
を有することを特徴とする穴埋め用型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991074702U JP2512260Y2 (ja) | 1991-08-24 | 1991-08-24 | 穴埋め用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991074702U JP2512260Y2 (ja) | 1991-08-24 | 1991-08-24 | 穴埋め用型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552475U JPH0552475U (ja) | 1993-07-13 |
JP2512260Y2 true JP2512260Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=13554828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991074702U Expired - Lifetime JP2512260Y2 (ja) | 1991-08-24 | 1991-08-24 | 穴埋め用型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512260Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008215027A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Nosaka Kikaku:Kk | 設備配管の設置方法および設備配管用目地詰具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4849625U (ja) * | 1971-10-09 | 1973-06-29 | ||
JPS49118714U (ja) * | 1973-02-01 | 1974-10-11 | ||
JPS5064222U (ja) * | 1973-10-16 | 1975-06-11 |
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1991
- 1991-08-24 JP JP1991074702U patent/JP2512260Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008215027A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Nosaka Kikaku:Kk | 設備配管の設置方法および設備配管用目地詰具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0552475U (ja) | 1993-07-13 |
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