JPH0574710U - スローアウェイ式切削工具 - Google Patents

スローアウェイ式切削工具

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JPH0574710U
JPH0574710U JP1472792U JP1472792U JPH0574710U JP H0574710 U JPH0574710 U JP H0574710U JP 1472792 U JP1472792 U JP 1472792U JP 1472792 U JP1472792 U JP 1472792U JP H0574710 U JPH0574710 U JP H0574710U
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JP
Japan
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tip
seat
throw
chip
away
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1472792U
Other languages
English (en)
Inventor
昌之 大川
淳一 斉藤
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH0574710U publication Critical patent/JPH0574710U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スローアウェイチップの刃先位置精度が高
く、クランプ強度の強いスローアウェイ式切削工具を得
る。 【構成】 工具本体24の先端部には、工具本体24の
上面24aに平行な座面26aと、スローアウェイチッ
プ20の側面に当接して位置決め面となる側壁26bと
を有するチップ座26が形成され、このチップ座26の
上部には、シート部材32とスローアウェイチップ20
とが載置され、クランプボルト58によって締め付けら
れるクランプ駒56によって挟圧固定されている。シー
ト部材32は、その上部の凸部34をスローアウェイチ
ップ20の貫通孔22に係合させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、バイトやボーリングバー等、クランプ駒を用いてスローアウェイ チップ(以下、「チップ」という。)のチップ座への装着が行われるスローアウ ェイ式切削工具の、チップ装着構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、この種のスローアウェイ式切削工具の、従来のチップ装着構造の一例 を示すものである。このスローアウェイ式切削工具(バイト)の工具本体2の先 端側に穿設されたねじ孔4には、チップ座6の上方に頭部8aを突出させるピン 8が螺合され、このピン8の頭部8aが、チップ10に形成された貫通孔(凹部 )10aの内側に位置している。一方、工具本体2の前記ねじ孔4の後端側には 、ねじ孔12の上方に位置決め部材16とクランプ駒18とが配置され、さらに 、これら位置決め部材16及びクランプ駒18の内径部を貫いてねじ孔12に先 端部を螺合させるクランプピン14が設けられている。そして、クランプ駒18 の先端部18aがチップ10の上面に当接せしめられている。なお、チップ10 に形成される凹部はチップ10を厚さ方向に貫通していないものであってもよい 。
【0003】 上記のようなスローアウェイ式切削工具においては、クランプねじ14をねじ 込んでゆくと、クランプ駒18内側のテーパ部18bによって位置決め部材16 が押し出されてゆき、この位置決め部材16とピン8の頭部8aとの間にチップ 10が挟まれ、これによりチップ10がチップ座6に対して平行な方向に位置決 めされる。同時に、チップ10は、クランプ駒18の先端部18aでチップ座6 方向に押圧され、これによりその厚さ方向に位置決めされるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記の如き従来のスローアウェイ式切削工具においては、チップ1 0が、貫通孔10aの内側に位置するピン8の頭部8aと、該貫通孔10aの外 側に位置する位置決め部材16によって、チップ座(座面)6に平行な方向に位 置決めされる。このため、貫通孔10aの精度誤差、ピン8の撓み、位置決め部 材8の形状誤差等によってチップ10の刃先位置に微小な誤差が出るおそれがあ り、より刃先位置精度を向上させることのできるチップ装着構造が求められてい た。また、上記のようなスローアウェイ式切削工具では、ピン8、位置決め部材 16等の剛性にチップ10のクランプ強度が依存するため、より剛性の強くクラ ンプ強度を向上させることのできるチップ装着構造も要望されていた。 本考案は、上記の如き課題を解決することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、工具本体に設けられたチップ座に、略中央部に厚さ方向に延びる凹 部が形成されたチップが載置され、このチップが前記工具本体に設けられたクラ ンプ駒によって該工具本体に挟圧固定されてなるスローアウェイ式切削工具にお いて、前記チップ座の側壁又はその一部が前記チップの側面の当接する位置決め 面とされるとともに、該チップ座と前記チップとの間に、上面に前記チップの前 記凹部に係合する凸部が形成され下面が該チップ座の座面にスライド自在に形成 されたシート部材が設けられたことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図3及び図4は本発明の一実施例に係るスローアウェイ式切削工具(スローア ウェイ式バイト)を示し、図1及び図2は図3のA−A線断面図を示している。
【0007】 これらの図に示すスローアウェイ式切削工具は、中央に厚さ方向に延びる貫通 孔(凹部)22が形成された、ひし形平板状のチップ20を切刃として用いるも のである。
【0008】 工具本体24の先端部には、その角部に前記チップ20が装着されるチップ座 26が形成され、このチップ座26の下部に、下方空間28とチップ座26とを 連通させる貫通孔30が形成されている。
【0009】 前記チップ座26は、工具本体24の角部を、チップ20と略相似形のひし形 平板状の凹部としたもので、その座面26aは、工具本体24先端部の上面24 aに平行な平滑面とされており、その側壁26bは、チップ20の側面に隙間な く当接して該チップ20の座面26aに平行な方向の位置(刃先位置)を正確に 定める位置決め面とされている。
【0010】 前記チップ座26の座面26aの上部には、チップ20の略相似形を呈し該チ ップ20よりわずかに小さく形成されたシート部材32が載置されている。この シート部材32の中央部には、その上部にチップ20の貫通孔22に係合する軸 状の凸部34が形成され、その下部にねじ孔36が形成されている。凸部34の 直径は、貫通孔22より小さく形成されている。また、シート部材32の一端部 には、側方に開口する凹部38が形成され、この凹部38内に、ばね40がその 一端側を固着され、その他端側を外方に突出させている。そして、シート部材3 2の下部のねじ孔36には、貫通孔30に遊挿されたボルト42のねじ部が螺合 され、該シート部材32の上部には、前記チップ20がその貫通孔22と凸部3 4とを係合させた状態で載置されている。
【0011】 一方、工具本体24の前記チップ座26の後端側には、軸線Xとチップ座26 の座面26aとがなす角度θが略直角となるようにねじ孔44が形成されており 、このねじ孔44の上部側には該ねじ孔44より大径の円筒状の穴部46が形成 され、該穴部46とねじ孔44との段差部に一端側が係止されるようにばね48 が挿入されている。また、工具本体24のねじ孔44の後端側には、上面24a に開口して形成された孔部50にピン52が挿入されており、中央部に貫通孔5 4が形成された略平板状のクランプ駒56が、その一端側に形成された凹部56 aをピン52に係合させ、その他端側をチップ20に当接させた状態で配置され ている。そして、このクランプ駒56の貫通孔54にクランプボルト58が挿通 され、その先端側のねじ部がねじ穴44に螺合せしめられている。
【0012】 上記構成に係るスローアウェイ式切削工具においてチップ20を工具本体24 に装着する場合には、まず、クランプボルト58及びボルト42を緩めた状態に おいて、シート部材32の凸部34にチップ20の貫通孔22を係合させ、シー ト部材32をばね40の反力に抗して後端側にスライドさせてゆく。すると、チ ップ20の側面が側壁26bに当接して、チップ20の、座面26aと平行な方 向の位置が正確な位置にセットされる(図2の状態)。
【0013】 次に、この状態において、ボルト42を締め付けてシート部材42を工具本体 24に対して固定するとともに、クランプボルト58を締め付けてクランプ駒5 6の他端側部分でチップ20をシート部材32側に挟圧し、これによりチップ2 0の厚さ方向の位置決めを行う(図1の状態)。
【0014】 上記のようなスローアウェイ式切削工具によれば、チップ20の、チップ座座 面26aと平行な方向の位置決め精度が、チップ20に形成された貫通孔22の 精度によらず、貫通孔22の形成に比べて精度を出しやすい、チップ20の外形 及び工具本体24に形成された側壁26bの精度によって決まることとなるため 、従来のスローアウェイ式切削工具に比べて、刃先位置精度を向上させることが できる。
【0015】 また、上記図5に示した従来のスローアウェイ式切削工具に比べて、チップの 装着に要する手間が大幅に軽減され、作業効率を向上させることができる。
【0016】 また、チップクランプ部の剛性が高いため、耐荷重性が向上し、従来使用する ことのできなかった重切削条件での使用が可能となる。
【0017】 なお、上記実施例においてはスローアウェイ式切削工具の一例としてバイトを 示したが、本考案はこれに限られるわけではなく、例えば、ボーリングバー等、 クランプ駒を用いてチップのチップ座への装着が行われるスローアウェイ式切削 工具であればどのようなものでもよい。
【0018】 また、チップに形成される凹部の形状は、厚さ方向に貫通していないものであ ってもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係わるスローアウェイ式切削工具によれば、 チップ座の側壁又はその一部がチップの側面の当接する位置決め面とされるとと もに、該チップ座とチップとの間に、上面にチップの凹部に係合する凸部が形成 され下面が該チップ座にスライド自在に形成されたシート部材が設けられている ので、チップをシート部材上に載置した状態で、該シート部材をチップ座に対し てスライドさせてゆくだけでチップがチップ座と平行な方向に正確に位置決めさ れ、この後クランプ駒でチップをチップ座に対して挟圧固定すれば厚さ方向に位 置決めされる。
【0020】 従って、このスローアウェイ式切削工具によれば、チップに形成された凹部の 精度によらず、チップをチップ座に対して容易且つ正確に装着することができ、 従来のスローアウェイ式切削工具に比べて、刃先位置精度を向上させることがで きるとともに、チップクランプ部の剛性を高めて耐荷重性を向上させ、従来使用 することのできなかった重切削条件での使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のA−A線断面図(クランプ後の状態)で
ある。
【図2】図3のA−A線断面図(クランプ前の状態)で
ある。
【図3】本考案の一実施例に係るスローアウェイ式切削
工具を示す平面図である。
【図4】同スローアウェイ式切削工具を示す側面図であ
る。
【図5】従来のスローアウェイ式切削工具を示す側断面
図である。
【符号の説明】
20 チップ 22 凹部(チップ) 24 工具本体 26 チップ座 26a 座面 26b 側壁 32 シート部材 34 凸部(シート部材) 56 クランプ駒 58 クランプボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具本体に設けられたチップ座に、略中央
    部に厚さ方向に延びる凹部が形成されたスローアウェイ
    チップが載置され、このスローアウェイチップが前記工
    具本体に設けられたクランプ駒によって該工具本体に挟
    圧固定されてなるスローアウェイ式切削工具において、
    前記チップ座の側壁又はその一部が前記スローアウェイ
    チップの側面の当接する位置決め面とされるとともに、
    該チップ座と前記スローアウェイチップとの間に、上面
    に前記スローアウェイチップの前記凹部に係合する凸部
    が形成され下面が該チップ座の座面にスライド自在に形
    成されたシート部材が設けられたことを特徴とするスロ
    ーアウェイ式切削工具。
JP1472792U 1992-03-18 1992-03-18 スローアウェイ式切削工具 Withdrawn JPH0574710U (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606