JPH0573855B2 - - Google Patents

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JPH0573855B2
JPH0573855B2 JP60085519A JP8551985A JPH0573855B2 JP H0573855 B2 JPH0573855 B2 JP H0573855B2 JP 60085519 A JP60085519 A JP 60085519A JP 8551985 A JP8551985 A JP 8551985A JP H0573855 B2 JPH0573855 B2 JP H0573855B2
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lifting
manhole
grab bucket
lifting post
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JP60085519A
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JPS61246433A (ja
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Koichi Kawakami
Naotaka Yamashita
Teruo Okuda
Shinji Takei
Michio Wakabayashi
Kazuo Tsujii
Yasuichi Kobayashi
Tadakatsu Yamamoto
Tamotsu Fujeda
Kunitaka Matsui
Yukio Aoki
Tadataka Ishama
His Takahashi
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GESUIDO MENTENANSU KYODOKUMIAI
TOKYO PREFECTURE
TOKYOTO
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GESUIDO MENTENANSU KYODOKUMIAI
TOKYO PREFECTURE
TOKYOTO
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、下水道の人孔(マンホール)、特
には幹線下水道が河川を横断する箇所に設けられ
るいわゆる「伏越し部」における人孔底部の汚
泥・土砂等を浚渫する方法に関する。
〔発明の背景〕
第14図はその下水道の伏越し部の構造を示
す。
ここに、イは河川、ロは上流側下水道、ハは上
流側伏越し人孔、ニは伏越し管渠、ホは下流側伏
越し人孔、ヘは下流側下水道である。また、Aは
人孔ハ,ホの開口部を閉塞するマンホール蓋、B
は人孔ハ,ホ内の作業用段部(作業者の足場とな
る。)である。しかして、該下水道の伏越し部に
おいては、汚泥・土砂が永年のうちに人孔及び管
渠内の底部に堆積し(ト,チ,リはその堆積した
汚泥土砂を示す)、下水道管渠の断面を縮小させ、
かつ、粗度を増大させ、この結果下水道の流下を
妨げる事態に至る。
この人孔内底部の土砂を浚渫するのに、従来に
おいては、伏越し部付近の下水道にバイパスを
設け、当該伏越し部の下水道の流れを遮断したう
え(すなわち干上げた状態にしたうえ)、人孔内
の土砂を総ざらいする方法、あるいは、下水道
の流れを止めることなく、潜水夫により人孔内底
部の土砂を浚渫する方法、等が採られている。
しかるに、上記の方法によつては伏越し部付
近の下水道の流れを遮断しかつバイパスを設ける
ための工事が大がかりで手間がかかるとともに工
事費が膨大となる。上記の方法によつては潜水
夫の手作業によるので効率が悪いうえに危険であ
る、等の種々の問題点がある。
このため、グラブバケツト等を使用しての機械
力による浚渫方式が考えられるところであるが、
伏越し人孔の特殊性によれば帆用の浚渫方式によ
つては種々の問題点がある。
すなわち、伏越し人孔は大きな深度を有する
こと、開口部は小型のマンホール蓋(人力によ
り開閉するので可及的小型化される。)により閉
塞され、その下方は拡径されて大断面の底部とな
る、人孔の底部には比重の大きい礫ならびに固
結した土砂層が堆積している、等の特殊性があ
る。
このため、通常の浚渫方式によつては、狭い
開口部はグラブバケツトを出し入れすることが困
難であること、また、仮に狭い開口部に挿通し
得たとしても、深さのある底にまでグラブバケツ
トを到達させ、かつ、拡径されたマンホール底部
のすみずみまで土砂を浚渫することは困難である
こと(特に人孔内の作業用段部が障害要因とな
る)、更には、固結した土砂層を掘削浚渫する
ことは困難であること、等の技術的問題点が存在
する。
〔本発明の技術的課題〕
そこで、本発明はバケツト等の浚渫用アタツチ
メントを使用した機械掘削により上記従来技術の
問題点を解消しようとするものである。
すなわち、上述した伏越し人孔における特殊性
に鑑み、浚渫手段及びその手段に特別の工夫を施
すことにより伏越し人孔の浚渫に適合した浚渫方
法を得ることを目的(技術的課題)とするもので
ある。
〔本発明の構成及び作用〕
本発明の伏越し人孔内の堆積土砂等の浚渫方法
は上記目的を達成するため、次の構成(技術的手
段)を採る。
第1番目の発明は、多段式に伸びる昇降ポスト
の下端に着脱自在に浚渫用アタツチメントを取り
付けて、下水道の人孔内の汚泥・土砂を浚渫する
方法であつて、(a)人孔の直上において案内部材に
より前記昇降ポストを鉛直に支持する工程、(b)前
記昇降ポストの下端に水平方向に伸縮自在の掻寄
せ板を備えた掻寄せ具を取り付け、該掻寄せ具を
収縮して該昇降ポストの伸長により人孔内に降下
させる工程、(c)前記掻寄せ具を伸縮させて周辺の
汚泥・土砂を昇降ポストの下方位置にまで掻き寄
せる工程、(d)前記掻寄せ具を収縮して昇降ポスト
の収縮により該掻寄せ具を引き上げ、代つて該昇
降ポストの下端にグラブバケツトを取り付け、該
グラブバケツトを閉じた状態で該昇降ポストの伸
長により人孔内に降下せる工程、(e)前記掻き寄せ
られた汚泥・土砂をグラブバケツトにより掬い取
る工程、(f)前記グラブバケツトを閉じた状態で昇
降ポストの収縮により該グラブバケツトを引き上
げ、汚泥・土砂を排出する工程、よりなることを
特徴とする。
この方法は人孔底部に堆積する土砂が軟弱、あ
るいは汚泥状態である場合に適用される。
ここに、案内部材は昇降ポストに鉛直に支持
し、かつ該昇降ポストの降下・上昇を案内する機
能を有する部材であつて、本発明においては具体
的には支持フレーム及び該支持フレームの案内溝
並びに昇降油圧シリンダーを指すが、これらと同
等の機能を奏するものであれば如何なるものであ
つてもよい。
しかして、この方法によれば、浚渫用アタツチ
メントは収縮状態により人孔の狭い開口部を容易
に通過することができ、かつ、案内部材により昇
降ポストは正確に人孔中に降下される。掻寄せ具
を使用することにより、昇降ポストの直下の土砂
に限定されず人孔底部全体の堆積土砂を掻き寄せ
て浚渫することができる。
第2番目の発明は、多段式に伸びる昇降ポスト
の下端に着脱自在に浚渫用アタツチメントを取り
付けて、下水道の人孔内の汚泥・土砂を浚渫する
方法であつて、(a)人孔の直上において案内部材に
より前記昇降ポストを鉛直に支持する工程、(b)前
記昇降ポストの下端に掘削アタツチメントを取り
付け、該昇降ポストの伸長により該掘削アタツチ
メントを人孔内に降下させる工程、(c)前記掘削ア
タツチメントにより固結土砂層を穿掘した後、前
記昇降ポストの伸縮により該掘削アタツチメント
を引き上げる工程、(d)前記昇降ポストの下端に水
平方向に伸縮自在の掻寄せ具を取り付け、該掻寄
せ具を収縮して該昇降ポストの伸長により人孔内
に降下させる工程、(e)掻寄せ具を伸縮させて周辺
の汚泥・土砂を昇降ポストの下方位置にまで掻き
寄せる工程、(f)前記掻寄せ具を収縮して収縮ポス
トの収縮により該掻寄せ具を引き上げ、代つて該
昇降ポストの下端にグラブバケツトを取り付け、
該グラブバケツトを閉じた状態で該昇降ポストの
伸長により人孔内に降下させる工程、(g)前記掻き
寄せられた汚泥・土砂をグラブバケツトにより掬
い取る工程、(h)前記グラブバケツトを閉じた状態
で昇降ポストの収縮により該グラブバケツトを引
き上げ、汚泥・土砂を排出する工程、よりなるこ
とを特徴とする。
この方法は人孔底部に堆積する土砂が固結状態
である場合に適用される。
〔実施例〕
以下、本発明の伏越し人孔内の堆積土砂等の浚
渫方法の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第7図は本発明の伏越し人孔内の堆積
土砂等の浚渫方法に適用される伏越し人孔用土砂
浚渫機の一態様を示す。
ここに、Hはホイール形式の荷台を備えた車
輛すなわちトラツクであつて、本浚渫機を該荷台
に搭載して適宜位置に移動可能とする。
Jは荷台の後部両側方に設けられたアウトリ
ガー、Kは荷台の前方両側方に設けられたアウ
トリガーである。該アウトリガーKは場合によつ
ては省略されうる。また、Lは支持フレーム支持
支柱、Mは油圧用ホース支持支柱である。
1は旋回ベースであつて、荷台上に適宜の回
転軸(図示せず)をもつて固定される。該旋回ベ
ース1は後記する各油圧シリンダーと同一系統の
油圧モータ(図示せず)により駆動されるもので
ある。
2は案内部材としてポスト支持フレームであつ
て、旋回ベース1(あるいは車台に直接)に回
転軸3をもつて起伏可能に取り付けられる。該ポ
スト支持フレーム2の先端には案内身2aが形成
され、該案内溝2aに後記する昇降ポストが挿通
され、昇降ポストの支持・案内をなす。
4は起伏用油圧シリンダーであつて、旋回ベー
ス1及び支持フレーム2のそれぞれの取付けリブ
1a,2bに回転ピンをもつて取り付けられ、そ
のプランジヤー4aの伸縮により支持フレーム2
を起伏自在となす。
5は昇降ポストであつて、支持フレーム2の先
端の案内溝2a内に摺接部材6を介して摺動自在
に挿通される。該昇降ポスト5は多段式(本実施
例では3段式を採り、上部ポスト5a、中間部ポ
スト5b、下部ポスト5cよりなる。)にされ、
内装された2つの油圧シリンダー7,8により自
己テレスコピツクとされる。5dは昇降ポスト5
(更には上部ポスト5a)の上端に固設されたシ
ーブブラケツトである。5eは昇降ポスト5の上
部に固設された反力ブラケツトである。
第6図に昇降ポスト5の詳細を示す。
ここに、1段目油圧シリンダー7は、上部ポス
ト5aと中間部ポスト5bとに介装される。すな
わち、シリンダー側取付け部7aは中間部ポスト
5bにピン結合で固定され、ブランジヤー側取付
け部7bは上部ポスト5aにシーブブラケツト5
dを介してピン結合で固定される。
2段目油圧シリンダー8は中間部ポスト5bと
下部ポストcとに介装される。すなわち、シリン
ダー側取付け部8aは中間部ポスト5bにピン結
合で固定され、プランジヤー側取付け部8bは下
部ポスト5cにピン結合で固定される。
9は上部ポスト5aと中間部ポスト5bとの間
に介装された摺接部材であつて、上部あるいは中
空部ポスト5a,5bのいずれか一方、又は交互
に取り付けられる。
10は中間部ポスト5bと下部ポスト5cとの
間に介装された摺接部材であつて、中間部あるい
は下部ポスト5b,5cのいずれか一方、又は交
互に取り付けられる。
15は昇降用油圧シリンダーであつて、支持フ
レーム2の前端に配される。該昇降用油圧シリン
ダー15はシリンダー部aを支持フレーム2に、
プランジヤー部15aを昇降ポスト5の上部の反
力ブラケツト5eにそれぞれピン結合16,17
により固定される。
該昇降用油圧シリンダー15は昇降ポスト5を
支持フレーム2に対して支えることを主たる機能
とするが、昇降ポスト5を倒したときの該昇降ポ
スト5の水平移動調整機能、また、昇降ポスト5
を立てたときの該昇降ポスト5の上下運動調整機
能、更には該昇降ポスト5を下方に圧下する機
能、等の多様な機能を有するものである。
20は昇降ポスト5の上端に配された上部ホー
スリール、21は支持ブラケツト2の側部に配さ
れた下部ホースリールであつて、両リール20,
21には昇降ポスト5内の油圧シリンダー7,
8、更には昇降ポスト5の下端に取り付けられる
浚渫アタツチメント用の油圧シリンダーに通じる
油圧用ホース22が架け渡される。
第7図は昇降ポスト5の下端の取付け部25の
構造を示す。第7図aはその側面図、第7図bは
その中央断面正面図である。
ここに、25aは浚渫用アタツチメントの取付
けブラケツトが嵌装される空間25Aを隔てて配
された1対のブラケツトであり、25bは該ブラ
ケツト25aの上方位置に穿設された吊りピン挿
通孔、25cは該ブラケツト25aの下方位置に
穿設された抜差しピン挿通孔である。25dは補
強リブである。更には、26は吊りピンであり、
27は抜差しピンである。ピン26,27には適
宜の抜止め(プレート、ナツト)が施される。
第8図ないし第10図は昇降ポスト5の下端に
ピン結合により着脱自在取り付けられる各種の浚
渫用アタツチメント(掘削アタツチメント、掻寄
せ具、グラブバケツト)を示す。これらの浚渫用
アタツチメントは油圧シリンダーを内装し、自ら
油圧機構により駆動されるものである。また、該
浚渫用アタツチメントは図示のものだけ限られる
ものではなく、人孔底部の状況に応じて適宜のも
の(例えば、固定物を把みとるグリツパー等)が
採用されるものである。
第8図は掘削アタツチメント30の一実施態様
を示す。第8図aはその正面図、同b図は側面図
である。
ここに、31はバケツト本体であつて、その先
端の閉合部にはつめ31aは突設されている。3
2は取付ブラケツトであつて、その上部に吊りピ
ン挿通孔32a及び抜差ピン挿通孔32bが設け
られている。32cは取付けブラケツト32の下
方外側に突設されたリブである。33はリンクで
あり、バケツト本体31と取付けブラケツト32
のリブ32cとをそれぞれピン34,35を介し
て連結する。36は取付けブラケツト32内に抱
持された油圧シリンダーであつて、該取付けブラ
ケツト32にピン37をもつて枢着されている。
38は昇降ブラケツトであつて、油圧シリンダー
36のプランジヤー36aとバケツト本体31と
をそれぞれピン40を介して連結する。41はガ
ードである。
本掘削アタツチメント30の昇降ポスト5への
取付けは次のようにしてなされる。すなわち、昇
降ポスト5の取付け部25のブラケツト25a間
の空間25Aに掘削アタツチメント30の取付け
ブラケツト32を嵌装し、両者の吊りピン挿通孔
25b,32a及び/又は抜差しピン挿通孔25
c,32b相互の位相を合わせて吊りピン26及
び/又は抜差しピン27をこれらの挿通孔に挿通
させることにより昇降ポスト5と本掘削アタツチ
メント30との取付けが行われる。なお、吊りピ
ン26のみが装着された場合は掘削アタツチメン
ト30は昇降ポスト5に対して該吊りピン26を
中心として摺動自在となり、吊りピン26と抜差
しピン27との両者が装着された場合は掘削アタ
ツチメント30は昇降ポスト5に対して一体的
(摺動不能)に固定される。
本掘削アタツチメント30の作動を示す。すな
わち、油圧シリンダー36のプランジヤー36a
を収縮したときバケツト本体31は閉合する。バ
ケツト本体31は可及的小型に形成され、閉合状
態において、人孔の開口部に出入り自在とされて
いる。油圧シリンダー36のプランジヤー36a
を伸長するとバケツト本体31は開く(第8図a
一点鎖線の状態)。バケツト本体31を開いた状
態で差砂層に押し当て、油圧シリンダー36を収
縮してゆくとバケツト本体31のつめ31aが該
砂礫層を掻き取り、掻き取られた砂礫をバケツト
本体31内に掬い取る。
第9図の掻寄せ具50の一実施態様を示す。
本掻寄せ具50は、本体フレーム51、アーム
52、掻寄せ板付きアーム53、ブーム54及び
油圧シリンダー55並びに掻寄せ板56の主要部
材からなる。本体フレーム51はアーム52,5
3、ブーム54よりなるリンク機構並びに油圧シ
リンダー55を支持する。リンク機構は本体フレ
ーム51の両側に1対配される。57,58,5
9,60はリンク機構の枢着ピン、61,62は
油圧シリンダー55の枢着ピンである。63は取
付けブラケツトであつて、その構成は前記した掘
削アタツチメント30の取付けブラケツト32に
準じる。63aは吊りピン挿通孔、63bは抜差
しピン挿通孔である。
本体フレーム51と取付けブラケツト63とは
ピン軸機構64を介して水平方向に旋回可能(い
わゆる首振り運動可能)となつている。該ピン軸
機構64は、取付けブラケツト63の下板63c
の下面より突出状に固定されたピン軸64a、本
体フレーム1に固定されピン軸64aを抱持する
軸受体64b、及びピン軸64aと軸受体64b
とに介装されるブツシユ64cからなる。65は
本体フレーム1と取付けブラケツト63との回転
を拘束する固定ピンである。該固定ピン65はフ
ラケツトの下板63cの前端に固設されたリテー
ナ63dのピン挿通孔(ねじ孔)と本体フレーム
51の上板51aに同心円状に所要ピツチで穿設
された係合孔51bとにわたつて挿通される。
本掻寄せ具50は特別に配慮されたリンク機構
により油圧シリンダー55のプランジヤー55a
を伸縮させると掻寄せ板56の先端はほぼ水平
(第9図イ方向)に移動し、土砂を本体フレーム
51の下方位置にまで掻き寄せる。
第10図はグラブバケツト70の一実施態様を
示す。
本グラブバケツト70はバケツト本体71が掘
削アタツチメント30のバケツト本体31に比べ
広口に形成され、それ以外の機構は掘削アタツチ
メント30に準ずる。図において、72はリン
ク、73は油圧シリンダー、74は昇降ブラケツ
ト、75,76は枢着ピンである。
次に、本発明の伏越し孔内の浚渫方法を本実施
例の浚渫機の使用態様に合わせて説明する。
本浚渫機の運搬・移動時においては、起伏用油
圧シリンダー4を収縮させることによりポスト支
持フレーム2を荷台I上に倒し、かつ、昇降用油
圧シリンダー15を操作して昇降ポスト5を出入
させて重心を安定させる(第2図参照)。
浚渫手順については以下の工程により行われ
る。第11図ないし第13図はその工程図を表わ
す。
なお、次の態様は人孔底部に固結土砂層が表層
部に存在する場合についての工程を示す。
(1) 本浚渫機を搭載する車輌HのアウトリガーJ
を駆動して車輌Hを固定し、次いで、起伏用油
圧シリンダー4は伸長してポスト支持フレーム
2を起立させる。
(2) 昇降用油圧シリンダー15を収縮して昇降ポ
スト5の下端(すなわち取付け部25)が浚渫
用アタツチメントとの取付け操作を容易に行え
る位置にまで降下させる。mm (3) 昇降ポスト5の下端の取付け部25に掘削ア
タツチメント30を取り付ける(第1図参照)。
このとき、吊りピン26、抜差しピン27の両
ピンが装着され、掘削アタツチメント30の取
付け姿勢が固定される。
(4) 該掘削アタツチメント30を閉合した状態
(該状態で人孔Pの開口部Oに挿通自在とな
る。)で昇降ポスト5を伸長して該掘削アタツ
チメント30を人孔P中に降下させてゆく。
(5) 掘削アタツチメント30が固結土砂層Qに到
達すれば、該掘削アタツチメント30の油圧シ
リンダー36を伸長してバケツト本体31を開
き、昇降ポスト5内の油圧シリンダー7,8あ
るいは昇降用油圧シリンダー15を作動して掘
削アタツチメント30に荷重を付加しつつ、掘
削アタツチメント30の油圧シリンダー36の
収縮により固結土砂層Qを掘削する(第11図
参照)。
(6) 掘削アタツチメント30に土砂をすくい取
り、昇降ポスト5を収縮させて掘削アタツチメ
ント30を地上にまで引き上げる。
(7) 掘削アタツチメント30の下に土砂搬出用の
ダンプトラツクTを誘導する。このとき、掘削
アタツチメント30の地上高さが不足するとき
には昇降用油圧シリンダー15のプランジヤー
15aを伸長させて該アタツチメント30を更
に引き上げる(第12図参照)。
(8) 掘削アタツチメント30より土砂を排出しダ
ンプトラツクTを移動する。
上記(7),(8)の工程において、旋回ベース1を
旋回させればダンプトラツクTをその都度移動
させることなく土砂積込みが出来る。
(9) 上記(4)ないし(8)の工程を所要回(1回でも
可)繰り返し、固結土砂 Qを十分に掘削す
る。
(10) 掘削アタツチメント30に替えて掻寄せ具5
0を取り付け、該掻寄せ具50を閉じた状態
(該状態で人孔Pの開口部Oに挿通自在とな
る。)で昇降ポスト5を伸長して該掻寄せ具5
0を人孔P中に降下させてゆく。
(11) 掻寄せ具50の油圧シリンダー55を伸長し
て掻寄せ板56を人孔底部の奥方に伸ばし、次
いで油圧シリンダー55を収縮することにり固
結土砂Qを昇降ポスト5の直下に掻き寄せる
(第13図参照)。
(12) 固定ピン65の操作により掻寄せ具50の掻
寄せ板56の水平角度をかえ、再度固結土砂Q
を掻き寄せる。
(13) 掻寄せ具50を収縮し、昇降ポスト5を収縮
して掻寄せ具50を地上にまで引き上げる。
(14) 掻寄せ具50に替えてグラブバケツト70を
取り付け、バケツト本体71を閉じた状態(該
状態で人孔の開口部に挿通自在となる。)で昇
降ポスト5を伸長して該グラブバケツト70を
人孔中に降下させてゆく。
(15) グラブバケツト70の油圧シリンダー73を
伸長・収縮操作により前記(11),(12)工程により掻
き寄せられた土砂をグラブ本体71内にすくい
取り、しかる後昇降ポスト5を収縮させてグラ
ブバケツト70を地上にまで引き上げる。
(16) グラブバケツト70の下に土砂搬出用のダン
プトラツクTを誘導し、グラブバケツト70を
開いて土砂を排出する。
〔本発明効果〕
本発明の伏越し人孔内の土砂等の浚渫方法は上
記技術的手段を採るので以下の特有の効果を有す
る。
本発明の方法によれば、下水道の流れを止め
ることなく、かつ、人力に頼ることなく全てを
機械力により伏越し人孔底部の汚泥・土砂の浚
渫を行うことができる。
本発明方法によれば、浚渫用アタツチメント
を人孔の狭い開口部を通して深い人孔底部に正
確に到達させることができ、人孔の側癖部等を
損傷させることがない。
本発明方法によれば、掻寄せ具を用いたこと
により人孔底部の全体を浚渫することができ
る。
特に第2番目の本発明の方法によれば、人孔
底部に堆積する固結土砂層に対しても効果的に
浚渫することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の伏越し人孔内の浚渫方法の実施
例を示し、第1図は車輌に搭載された本発明方法
の実施に適用される浚渫機の一実施例の側面図、
第2図はその運搬移動時の側面図、第3図ないし
第7図は本浚渫機の各部詳細図であつて、第3図
は一部分側面図、第4図は正面図、第5図は昇降
ポストの内部構造を省略した第3図のX−X線断
面図、第6図は昇降ポストの内部構造を示す縦断
面図、第7図a,bは昇降ポストの下端の取付け
部の構造を示す側面図及び中央断面正面図であ
る。第8図ないし第10図は各種の浚渫用アタツ
チメントの詳細図であつて、第8図a,bは掘削
アタツチメントの正面図及び側面図、第9図は掻
寄せ具の一部断面側面図、第10図はグラブバケ
ツトの正面図である。第11図ないし第13図は
本発明方法の工程を示す工程図ある。第14図は
伏越し部の断面構造図である。 1……旋回ベース、2……支持フレーム、4…
…起伏用油圧シリンダー、5……昇降ポスト、1
5……昇降用油圧シリンダー、30……掘削アタ
ツチメント、50……掻寄せ具、70……グラブ
バケツト、H……車輛、I……車台、J……アウ
トリガー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多段式に伸びる昇降ポストの下端に着脱自在
    に浚渫用アタツチメントを取り付けて、次の(a)か
    ら(f)の工程により下水道の人孔内の汚泥・土砂を
    浚渫する方法。 (a) 人孔の直上において案内部材により前記昇降
    ポストを鉛直に支持する工程、 (b) 前記昇降ポストの下端に水平方向に伸縮自在
    の掻寄せ板を備えた掻寄せ具を取り付け、該掻
    寄せ具を収縮して該昇降ポストの伸長により人
    孔内に降下させる工程、 (c) 前記掻寄せ具を伸縮させて周辺の汚泥・土砂
    を昇降ポストの下方位置にまで掻き寄せる工
    程、 (d) 前記掻寄せ具を収縮し昇降ポストの収縮によ
    り該掻寄せ具を引き上げ、代つて該昇降ポスト
    の下端にグラブバケツトを取り付け、該グラブ
    バケツトを閉じた状態で該昇降ポストの伸張に
    より人孔内に降下させる工程、 (e) 前記掻き寄せられた汚泥・土砂をグラブバケ
    ツトより掬い取る工程、 (f) 前記グラブバケツトを閉じた状態で昇降ポス
    トの収縮により該グラブバケツトを引き上げ、
    汚泥・土砂を排出する工程。 2 多段式に伸びる昇降ポストの下端に着脱自在
    に浚渫用アタツチメントを取り付けて、次の(a)か
    ら(h)の工程により下水道の人孔内の汚泥・土砂を
    浚渫する方法。 (a) 人孔の直上において案内部材により前記昇降
    ポストを鉛直に支持する工程、 (b) 前記昇降ポストの下端に掘削アタツチメント
    を取り付け、該昇降ポストの伸長により該掘削
    アタツチメントを人孔内に降下させる工程、 (c) 前記掘削アタツチメントにより固結土砂層を
    穿掘した後、前記昇降ポストの伸縮により該掘
    削アタツチメントを引き上げる工程、 (d) 前記昇降ポストの下端に水平方向に伸縮自在
    の掻寄せ具を取り付け、該掻寄せ具を収縮して
    該昇降ポストの伸長により人孔内に降下させる
    工程、 (e) 掻寄せ具を伸縮させて周辺の汚泥・土砂を昇
    降ポストの下方位置にまで掻き寄せる工程、 (f) 前記掻寄せ具を収縮して昇降ポストの収縮に
    より該掻寄せ具を引き上げ、代つて該昇降ポス
    トの下端にグラブバケツトを取り付け、該グラ
    ブバケツトを閉じた状態で該昇降ポストの伸長
    により人孔内に降下させる工程、 (g) 前記掻き寄せられた汚泥・土砂をグラブバケ
    ツトにより掬い取る工程、 (h) 前記グラブバケツトを閉じた状態で昇降ポス
    トの収縮により該グラブバケツトを引き上げ、
    汚泥・土砂を排出する工程。
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JPS5980827A (ja) * 1982-10-27 1984-05-10 Junji Ogawa 油圧式シヨベルの伸縮ア−ム

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