JPH0573665B2 - - Google Patents
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- JPH0573665B2 JPH0573665B2 JP61233971A JP23397186A JPH0573665B2 JP H0573665 B2 JPH0573665 B2 JP H0573665B2 JP 61233971 A JP61233971 A JP 61233971A JP 23397186 A JP23397186 A JP 23397186A JP H0573665 B2 JPH0573665 B2 JP H0573665B2
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- roll
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Landscapes
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、軽量、高剛性にして且つ低慣性モー
メントを有する繊維強化プラスチツク（以下
FRPと略記）製メタルコートロールに関するも
のであり、フイルム、印刷、製紙工業等における
種々のロールに利用される。
メントを有する繊維強化プラスチツク（以下
FRPと略記）製メタルコートロールに関するも
のであり、フイルム、印刷、製紙工業等における
種々のロールに利用される。
FRP製ロールは、鉄製ロール、アルミ製ロー
ルに比し、比強度、比剛性に優れ、非常に慣性モ
ーメントの小さいロールの製作が可能であるが、
ロール表面の平滑性や耐摩耗性に問題があり、毛
羽立ち等が発生する為、最近メタルコート等の表
面処理が施されつつなる。このメタルコートは、
FRP製ロールの表面に導電処理層を設けた後、
電気化学メツキ法に依り、Cuメツキ膜、Crメツ
キ膜を付ける訳であるが、ロール外周端部の処理
が難しく、従来のFRP製メタルコートロールの
外周端部は、コーテイング時、軸方向へのはみ出
し等はなりゆきのままとしておき、最後にロール
端面を研摩若しくは研削にて仕上げる為、第２図
に示す如く端面にCrメツキ層１、Cuメツキ層２、
導電処理層３、CFRP４と全ての層の断面が露出
しており、仕上機械加工中若しくは使用中に剥離
を生ずる事が多く、又使用環境に依つては各層間
において電蝕が生じる等の問題がある。
ルに比し、比強度、比剛性に優れ、非常に慣性モ
ーメントの小さいロールの製作が可能であるが、
ロール表面の平滑性や耐摩耗性に問題があり、毛
羽立ち等が発生する為、最近メタルコート等の表
面処理が施されつつなる。このメタルコートは、
FRP製ロールの表面に導電処理層を設けた後、
電気化学メツキ法に依り、Cuメツキ膜、Crメツ
キ膜を付ける訳であるが、ロール外周端部の処理
が難しく、従来のFRP製メタルコートロールの
外周端部は、コーテイング時、軸方向へのはみ出
し等はなりゆきのままとしておき、最後にロール
端面を研摩若しくは研削にて仕上げる為、第２図
に示す如く端面にCrメツキ層１、Cuメツキ層２、
導電処理層３、CFRP４と全ての層の断面が露出
しており、仕上機械加工中若しくは使用中に剥離
を生ずる事が多く、又使用環境に依つては各層間
において電蝕が生じる等の問題がある。
本発明はFRP製メタルコートロールの外周端
部処理の困難さに伴う、端部メツキ層の剥離を防
止し、且つ層間の電蝕を防止する事を目的とする
端部処理を施したFRP製メタルコートロールを
提供するものである。
部処理の困難さに伴う、端部メツキ層の剥離を防
止し、且つ層間の電蝕を防止する事を目的とする
端部処理を施したFRP製メタルコートロールを
提供するものである。
本発明の要旨とするところは、FRP製メタル
コートの表面内層が銅又はニツケル層、最外層が
硬質クロム層にて被覆されてなるロールにおい
て、ロールを端部のメタルコート層が金属フイツ
テイング部まで巻き込まれてなるFRP製メタル
コートロールにある。
コートの表面内層が銅又はニツケル層、最外層が
硬質クロム層にて被覆されてなるロールにおい
て、ロールを端部のメタルコート層が金属フイツ
テイング部まで巻き込まれてなるFRP製メタル
コートロールにある。
本発明のロールは端部の密着力を向上させる事
が出来、且つ電蝕防止上も有利である事を見出し
た。
が出来、且つ電蝕防止上も有利である事を見出し
た。
即ち第３図に示す如く、Crメツキ層１、Cuメ
ツキ層２、導電処理層３の各層ともに外周端部に
設けられた１〜５mmのＲに沿わせて巻き込み、且
つメタルコートの両端がヘツダー等の金属フイツ
テイング部５迄延長されている事を特徴とする
FRP製メタルコートロールであり、従来の如く、
FRP層、導電処理層、Cuメツキ層等Crメツキの
下地構成層がロール端面に露出する事なく、金属
フイツテイング部迄メツキされた硬質Crメツキ
に依り包まれている。従つて、導電剤−銅、銅−
アルミ、銅−クロム等電位差を伴う異質金属間の
界面は、耐蝕性の強いCrメツキ膜に依り、外部
雰囲気と遮断されており、メタルコート層の耐蝕
安定性に優れた構造となつている。又メタルコー
ト層が巻き込まれている為、形状的に外部力の方
向の中、メタルコート端部の層間を引き剥す方向
の外部力が作用しなくなり、端部を起点とする外
力に依るメタルコートの剥離に対しても非常に有
利な構造を提供するものである。本発明に係わる
メタルコートの端部処理は、第３図に図示する方
法のみならず第４図に図示する方法に依つてでも
可能である。次に、手順を図面に従つて説明す
る。先ず外周端部にＲの設けられたFRP素管に
金属フイツテイングを接合し、第５図に示す如く
金属フイツテイング部５迄導電処理を行う。次に
電気化学メツキ法に依りCuメツキ層をロール外
周面及びロール端部に設ける。この段階では、
Cuメツキ膜表面は粗く且つメツキ膜の厚さも軸
方向に鼓状の分布をなしている。その為、第６図
に示す如く、外周面の研磨を行い、表面粗度及び
膜厚を整える。次に端面のはみ出し部を旋削に依
り削り落し、その後Ｒ加工を行い、第７図に示す
如くCuメツキ層の仕上げを行う。形状的仕上げ
を全てこのCuメツキ層の段階で行い、最後に硬
質Crメツキ層を設け第３図若しくは第４図に示
す端部処理を得る。
ツキ層２、導電処理層３の各層ともに外周端部に
設けられた１〜５mmのＲに沿わせて巻き込み、且
つメタルコートの両端がヘツダー等の金属フイツ
テイング部５迄延長されている事を特徴とする
FRP製メタルコートロールであり、従来の如く、
FRP層、導電処理層、Cuメツキ層等Crメツキの
下地構成層がロール端面に露出する事なく、金属
フイツテイング部迄メツキされた硬質Crメツキ
に依り包まれている。従つて、導電剤−銅、銅−
アルミ、銅−クロム等電位差を伴う異質金属間の
界面は、耐蝕性の強いCrメツキ膜に依り、外部
雰囲気と遮断されており、メタルコート層の耐蝕
安定性に優れた構造となつている。又メタルコー
ト層が巻き込まれている為、形状的に外部力の方
向の中、メタルコート端部の層間を引き剥す方向
の外部力が作用しなくなり、端部を起点とする外
力に依るメタルコートの剥離に対しても非常に有
利な構造を提供するものである。本発明に係わる
メタルコートの端部処理は、第３図に図示する方
法のみならず第４図に図示する方法に依つてでも
可能である。次に、手順を図面に従つて説明す
る。先ず外周端部にＲの設けられたFRP素管に
金属フイツテイングを接合し、第５図に示す如く
金属フイツテイング部５迄導電処理を行う。次に
電気化学メツキ法に依りCuメツキ層をロール外
周面及びロール端部に設ける。この段階では、
Cuメツキ膜表面は粗く且つメツキ膜の厚さも軸
方向に鼓状の分布をなしている。その為、第６図
に示す如く、外周面の研磨を行い、表面粗度及び
膜厚を整える。次に端面のはみ出し部を旋削に依
り削り落し、その後Ｒ加工を行い、第７図に示す
如くCuメツキ層の仕上げを行う。形状的仕上げ
を全てこのCuメツキ層の段階で行い、最後に硬
質Crメツキ層を設け第３図若しくは第４図に示
す端部処理を得る。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例 １
内径85mm、外径92mm、長さ500mmの炭素繊維強
化プラスチツク製ロールを製作し、ロール外周面
及びAlヘツダー部（金属フイツテイング部）外
径より巾５mm、内側迄厚さ30μの導電処理層を設
け、次に銅メツキをロール外周面における厚さで
約300μ施し、端面におけるCuメツキはAlヘツダ
ー外径より幅７mm、内側迄とした。
化プラスチツク製ロールを製作し、ロール外周面
及びAlヘツダー部（金属フイツテイング部）外
径より巾５mm、内側迄厚さ30μの導電処理層を設
け、次に銅メツキをロール外周面における厚さで
約300μ施し、端面におけるCuメツキはAlヘツダ
ー外径より幅７mm、内側迄とした。
然る後ロール外周面の研磨を行い、外周面にお
けるCuメツキ厚さを250μmとし、又外周端部の
はみ出し部を旋盤に依り削り、Ｒ部及び端面部の
仕上を行い、端面、Cuメツキ厚さも250μmとし
た。さらに、この上に硬質クロームメツキ50μm
を施し、所望のロールを得た。
けるCuメツキ厚さを250μmとし、又外周端部の
はみ出し部を旋盤に依り削り、Ｒ部及び端面部の
仕上を行い、端面、Cuメツキ厚さも250μmとし
た。さらに、この上に硬質クロームメツキ50μm
を施し、所望のロールを得た。
本発明に係わる端部処理を施したFRP製メタ
ルコートロールは、メツキ端部を起点とする剥離
に対して高い強度を有し、且つ使用雰囲気に接す
る端部層間の電気腐蝕に対しても、耐蝕性の大き
いロールであり、フイルム、製紙、印刷工業、そ
の他一般産業用途におけるFRP製メタルコート
ロールの耐久性、性能安定性を著しく向上させる
効果は大きい。
ルコートロールは、メツキ端部を起点とする剥離
に対して高い強度を有し、且つ使用雰囲気に接す
る端部層間の電気腐蝕に対しても、耐蝕性の大き
いロールであり、フイルム、製紙、印刷工業、そ
の他一般産業用途におけるFRP製メタルコート
ロールの耐久性、性能安定性を著しく向上させる
効果は大きい。
第１図はロールの外観図を示し、第２〜第７図
は第１図のＡ部を拡大したものである。第２図は
従来の外周端部を図示し、第３図、第４図は、本
発明に係わる外周端部を図示したものであり、第
５〜第７図は、加工の手順を図示したものであ
る。 １……Crメツキ層、２……Cuメツキ層、３…
…導電処理層、４……CFRP製パイプ、５……金
属フイツテイング部。
は第１図のＡ部を拡大したものである。第２図は
従来の外周端部を図示し、第３図、第４図は、本
発明に係わる外周端部を図示したものであり、第
５〜第７図は、加工の手順を図示したものであ
る。 １……Crメツキ層、２……Cuメツキ層、３…
…導電処理層、４……CFRP製パイプ、５……金
属フイツテイング部。
Claims (1)
- １ FRP製メタルコートの表面内層が銅又はニ
ツケル層、最外層が硬質クロム層にて被覆されて
なるロールにおいて、ロール端部のメタルコート
層が金属フイツテイング部まで巻き込まれている
事を特徴とするFRP製メタルコートロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23397186A JPS6392564A (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | Ｆｒｐ製メタルコ−トロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23397186A JPS6392564A (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | Ｆｒｐ製メタルコ−トロ−ル |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8005210A Division JP2592413B2 (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | Ｆｒｐ製メタルコートロールの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6392564A JPS6392564A (ja) | 1988-04-23 |
| JPH0573665B2 true JPH0573665B2 (ja) | 1993-10-14 |
Family
ID=16963507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23397186A Granted JPS6392564A (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | Ｆｒｐ製メタルコ−トロ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6392564A (ja) |
Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4036337A (en) * | 1975-06-26 | 1977-07-19 | Les Traitements De Surface Nobel-Bozel | One-piece conductor roller for electrolytic processing of strip materials |
| JPS5577991A (en) * | 1978-12-11 | 1980-06-12 | Tobata Seisakusho:Kk | Production of conductor roll |
| JPS5945843A (ja) * | 1982-09-08 | 1984-03-14 | Hiroyuki Yamato | 蒸練麺の製造方法 |
| JPS6043490A (ja) * | 1983-08-16 | 1985-03-08 | Mitsubishi Electric Corp | 炭素繊維強化プラスチツクスへの無電解めつき前処理方法 |
| JPS61169291A (ja) * | 1985-01-23 | 1986-07-30 | Shinku Lab:Kk | グラビア製版ロ−ルのバラ−ドメツキの剥離方法 |
| JPS61194197A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-28 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ローラー及びその製造方法 |
| JPS6159025B2 (ja) * | 1978-05-18 | 1986-12-15 | Fujitsu Ltd | |
| JPH038404A (ja) * | 1989-03-08 | 1991-01-16 | Iijima Seimitsu Kogyo Kk | 遠心式自浄フィルタ付液体浄化装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0232431Y2 (ja) * | 1984-09-20 | 1990-09-03 |
-
1986
- 1986-10-01 JP JP23397186A patent/JPS6392564A/ja active Granted
Patent Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4036337A (en) * | 1975-06-26 | 1977-07-19 | Les Traitements De Surface Nobel-Bozel | One-piece conductor roller for electrolytic processing of strip materials |
| JPS6159025B2 (ja) * | 1978-05-18 | 1986-12-15 | Fujitsu Ltd | |
| JPS5577991A (en) * | 1978-12-11 | 1980-06-12 | Tobata Seisakusho:Kk | Production of conductor roll |
| JPS5945843A (ja) * | 1982-09-08 | 1984-03-14 | Hiroyuki Yamato | 蒸練麺の製造方法 |
| JPS6043490A (ja) * | 1983-08-16 | 1985-03-08 | Mitsubishi Electric Corp | 炭素繊維強化プラスチツクスへの無電解めつき前処理方法 |
| JPS61169291A (ja) * | 1985-01-23 | 1986-07-30 | Shinku Lab:Kk | グラビア製版ロ−ルのバラ−ドメツキの剥離方法 |
| JPS61194197A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-28 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ローラー及びその製造方法 |
| JPH038404A (ja) * | 1989-03-08 | 1991-01-16 | Iijima Seimitsu Kogyo Kk | 遠心式自浄フィルタ付液体浄化装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6392564A (ja) | 1988-04-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |