JPH0573258U - エンジンのインテークマニホールド - Google Patents
エンジンのインテークマニホールドInfo
- Publication number
- JPH0573258U JPH0573258U JP1203192U JP1203192U JPH0573258U JP H0573258 U JPH0573258 U JP H0573258U JP 1203192 U JP1203192 U JP 1203192U JP 1203192 U JP1203192 U JP 1203192U JP H0573258 U JPH0573258 U JP H0573258U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manifold
- intake
- engine
- synthetic resin
- intake manifold
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- Withdrawn
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンからの振動により共振しないエンジ
ンのインテークマニホールドを提供する。 【構成】 インテークマニホールドは、合成樹脂製のマ
ニホールド本体10と、マニホールド本体のシリンダヘ
ッド側の一部を構成し、マニホールド本体よりも柔軟な
合成樹脂からなる柔軟部12a(ダンパ部)とを備えて
いる。
ンのインテークマニホールドを提供する。 【構成】 インテークマニホールドは、合成樹脂製のマ
ニホールド本体10と、マニホールド本体のシリンダヘ
ッド側の一部を構成し、マニホールド本体よりも柔軟な
合成樹脂からなる柔軟部12a(ダンパ部)とを備えて
いる。
Description
【0001】
本考案は、自動車のエンジンのインテークマニホールドに関する。
【0002】
エンジンのインテークマニホールドは、各シリンダに吸気を分配するために設 けられている。この種のインテークマニホールドは、エンジンからの振動に対す る強度を確保するために、一般に鋳鉄やアルミ軽合金等で形成されている。
【0003】
ところで、従来のインテークマニホールドは、上述したように、剛性を確保す る上で、鋳鉄やアルミ軽合金等からなっているが、このような金属製のインテー クマニホールドは、エンジン全体の重量を増加させてしまい好ましいものではな い。それ故、インテークマニホールドを合成樹脂から成形して、その軽量化を図 ることが考えられる。
【0004】 しかしながら、合成樹脂製インテークマニホールドでは、エンジンからの振動 を受けて共振しやすく、このような共振は、インテークマニホールド自体の破損 を招いたり、また、インテークマニホールド自体やエアクリーナ側の吸気管路に 搭載されているセンサ等の付属部品が故障したり、更には、吸気管路の支持部が 破損されるおそれもある。
【0005】 本考案は、上述した事情を考慮してなされ、その目的は、軽量化を図り、かつ 、エンジンからの振動を吸収可能としたエンジンのインテークマニホールドを提 供することにある。
【0006】
本考案によれば、上記目的を達成するために、インテークマニホールドは、合 成樹脂製のマニホールド本体と、マニホールド本体のシリンダヘッド側の一部を 構成し、マニホールド本体よりも軟質な合成樹脂からなる柔軟部とを備えている 。好ましくは、マニホールド本体のシリンダヘッド側への取付部は、金属製のフ ランジからなっている。
【0007】
本考案による、インテークマニホールドによれば、マニホールド本体を合成樹 脂で成形しても、そのシリンダヘッド側の一部分がマニホールド本体よりも軟質 な合成樹脂からなる柔軟部となっているので、この柔軟部にて、エンジンからの 振動が吸収される。
【0008】
以下、本考案の第1実施例を図1及び図2に基づいて詳細に説明する。 図1によれば、インテークマニホールドのマニホールド本体10は、フランジ 部11と、複数の管路12からなり、また、この実施例の場合、マニホールド本 体10は、サージタンク13とともに合成樹脂で一体に成形されている。ここで 使用されている合成樹脂は、ナイロン6等の硬質な合成樹脂である。
【0009】 フランジ部11は、ガスケット(図示せず)を介して、エンジンのシリンダヘ ッド14に取付け可能となっている。なお、図中11aはフランジ部11を固定 する際、ねじを通す孔である。 フランジ部11は管路12の一端を相互に接続するものとなっており、各管路 12の一端は、シリンダヘッド14側の吸気通路にそれぞれ接続可能であり、そ の他端側は、シリンダヘッド14の側方に一旦延びてから図中上方に湾曲して、 隣接するもの同士が相互に結合し、そして各管路12の他端は、サージタンク1 3と接続されている。
【0010】 なお、このサージタンク13には、吸気の流入するための入口15が設けられ ており、この入口15は、図示しないけれども、エアクリーナ側の吸気通路に接 続可能となっている。 エアクリーナ側の吸気管路には、暖機時に吸気量を調整するためのISC(ア イドル・スピード・コントローラ)や吸気温度センサ及びバキュームセンサ等の 付属部品が搭載されており、吸気管路はマニホールド本体10にスティ等を介し て支持されている。
【0011】 図2に示されるように、フランジ部11から少し離れた管路の一部12aは、 所定の長さを有した柔軟部となっており、この柔軟部12aは、軟質な合成樹脂 、例えば、ナイロン11から形成されている。 従って、エンジンからの振動が、フランジ部11から入力されて管路12に伝 達されても、管路12の一部である柔軟部12aにて振動が吸収されて弱められ る。すなわち、柔軟部12aがダンパ効果を発揮して、柔軟部12aからサージ タンク13側へ伝達される振動を効果的に抑制することができる。
【0012】 それ故、エンジンからの振動によりマニホールド本体10が共振しないため、 マニホールド本体10が破損したりすることがなく、また、マニホールド本体1 0に搭載された付属部品等の故障もなくなり、更には、エアクリーナ側の吸気管 路の支持部もまた破損されることはない。 図3に示す第2実施例では、フランジ部16が、鋳鉄やアルミ合金などの金属 で成形されており、このフランジ部16は図に示すように、各管路12の一端に 一体的に嵌合されている。この第2実施例では、柔軟部12aは、管路12の一 端から所定の長さだけ延びている。
【0013】 柔軟部12aの一端は、フランジ部16のシリンダヘッド14に接続される面 よりも内側に位置している。 上述の第1実施例では、シリンダヘッドから少し離れた位置に柔軟部12aを 設けていたが、第2実施例では、フランジ部16を金属製にしたことにより、フ ランジ部11比べて、フランジ部17は十分な強度と気密性を確保できる。
【0014】 また、第2実施例の場合には、柔軟部12aがシリンダヘッド側、すなわち、 振動源により近い位置にあるから、よりダンパ効果が増し、エンジンからの振動 を早く吸収でき、マニホールド本体10の共振を防止できる。
【0015】
以上説明したように、本考案のエンジンのインテークマニホールドは、合成樹 脂製のマニホールド本体と、マニホールド本体のシリンダヘッド側の一部を構成 し、マニホールド本体よりも軟質な合成樹脂からなる柔軟部とを備えているので 、エンジンからの振動がマニホールド本体に入力されても、マニホールド本体の 柔軟部が振動を吸収するダンパ部となるので、マニホールド本体の共振を防止で きる。
【0016】 また、マニホールド本体のシリンダヘッド側への取付部を、金属製のフランジ にすると、マニホールド本体の柔軟部をよりシリンダヘッド側に近付けることが ができ、ダンパ効果がえられる。また、シリンダヘッドが異常高温となっても、 フランジが変形しないため、ガスケットのシール性が損なわれることがない。 従って、マニホールド本体を合成樹脂製にしたことによりエンジンの軽量化が 実現され、しかも、柔軟部を設けたことにより、マニホールド本体の共振がなく なり、マニールド本体及びマニホールド本体に搭載された付属部品の破損を防止 できるなど、産業上の利用価値が極めて高い。
【図1】インテークマニホールド全体の斜視図である。
【図2】第1実施例を示す図1中IIの拡大断面図であ
る。
る。
【図3】第2実施例を示すインテークマニホールドの一
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
10 マニホールド本体 11,16 フランジ部 12 管路 12a 柔軟部 13 サージタンク 14 シリンダヘッド
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂製のマニホールド本体と、マニ
ホールド本体のシリンダヘッド側の一部を構成し、マニ
ホールド本体よりも軟質な合成樹脂からなる柔軟部とを
具備したことを特徴とするエンジンのインテークマニホ
ールド。 - 【請求項2】 マニホールド本体に一体に設けられ、シ
リンダヘッドに接続される金属製のフランジを具備した
ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンのインテー
クマニホールド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1203192U JPH0573258U (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | エンジンのインテークマニホールド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1203192U JPH0573258U (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | エンジンのインテークマニホールド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0573258U true JPH0573258U (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=11794242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1203192U Withdrawn JPH0573258U (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | エンジンのインテークマニホールド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0573258U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012219754A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Toyota Motor Corp | 吸気マニホールド |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP1203192U patent/JPH0573258U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012219754A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Toyota Motor Corp | 吸気マニホールド |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960606 |