JPH057309B2 - - Google Patents

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JPH057309B2
JPH057309B2 JP61217192A JP21719286A JPH057309B2 JP H057309 B2 JPH057309 B2 JP H057309B2 JP 61217192 A JP61217192 A JP 61217192A JP 21719286 A JP21719286 A JP 21719286A JP H057309 B2 JPH057309 B2 JP H057309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary
car
hoisting machine
hoistway
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61217192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6374884A (ja
Inventor
Nobutomo Oota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd filed Critical Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
Priority to JP21719286A priority Critical patent/JPS6374884A/ja
Publication of JPS6374884A publication Critical patent/JPS6374884A/ja
Publication of JPH057309B2 publication Critical patent/JPH057309B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、既設のエレベータを改造して新規な
エレベータにするエレベータの改造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
エレベータはビル内の移動手段として重要視さ
れ、5階建以上のビル全てに取付けられている。
このエレベータが長年稼働している間に、乗かご
に傷みが生じたり、性能の低下やデザインの陳腐
化を来たしたり、あるいは新しいニーズ、例えば
スピードの向上や省エネ化への対応が求められる
等の理由によりエレベータの改造が行なわれるこ
とがある。従来、この改造を実施するために、エ
レベータをある期間、例えば1ケ月位、完全に止
めて乗かごや巻上機などの交換を行なつていた。
しかしながらこの方法では、エレベータが2台以
上併設されているビルはこの内の1台が休止して
もそれ程は問題ないが、小規模ビルのように1台
だけのエレベータの場合、ある期間にわたつて休
止することは利用者に対し多大な迷惑を掛けると
いう問題があつた。
このため、近時、土、日曜日などの休日を利用
し、部分的に改造を行なうというものが提案され
ているが、休日のある事務所ビル等には適用でき
ても、休日のないビル、例えばアパート等には適
用できないという問題があつた。また、土、日曜
日の休日作業には作業者の確保が難しいという問
題もあつた。
すなわち、ビル内の移動手段として欠かせない
エレベータを完全に休止させ、改造を行なうこと
には多くの問題があつた。
そこで、上記の問題を解決する一手段として、
既設の昇降路の上層階に仮設の巻上機を備えた仮
設機械室を設け、この仮設巻上機によつて既設ま
たは仮設の乗かごを昇降させてサービスさせ、こ
のサービス期間中に新設の巻上機や乗かごを組立
てるというものが提案されている。この方法であ
れば仮設巻上機と乗かごの据付け、また、これら
の撤去時等のわずかな期間のみエレベータを休止
すればよく、利用者へ迷惑を掛ける期間を短縮で
きる効果があつた。
なお、この種の改造方法として関連するものに
は、例えば特開昭61−64686号、特開昭61−64687
号等が挙げられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記提案されたものでは、昇降路に仮設の巻上
機と乗かごを据付け、この仮設乗かごを運転中に
新設の乗かごや巻上機を据付けるようになつてい
る。そして新設の乗かごの組立ては仮設巻上機の
上方で行なわれるため、この仮設巻上機の上方に
作業床等を設置する必要があつた。また、最上階
を乗かごの組立て場所、その下の階を巻上機の据
付け場所とせざるを得ず、上層階のサービス階床
を減少せざるを得ないという問題があつた。
本発明の目的は、上層階のサービス階床をそれ
程減少することなく、かつ、仮設巻上機上方に乗
かご組立てのための作業床を設ける必要のないも
のを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的は、既設エレベータの昇降路上層部に
仮設の巻上機を設けると共に、この昇降路下層部
で既設の乗かごを撤去した後、新設の乗かごを組
立て、しかる後、前記仮設の巻上機によつて前記
新設の乗かごを昇降させてサービスさせ、一方、
このサービス期間中に、前記既設の巻上機を新設
の巻上機に変更し、この後、前記仮設の巻上機を
取除き、前記新設の巻上機と前記新設の乗かごと
を連結するようにした改造方法により、達成され
る。
〔作用〕
昇降路に設けられた仮設の巻上機によつて、新
設の乗かごを昇降させサービスさせる。これによ
つて、改造作業中もサービスを低下することがな
い。また、仮設の巻上機設置と併行して新設の乗
かご組立てを行なうので、従来ほどサービス階床
を減少させることがなく、又、昇降路下部で新設
の乗かごを組立てるので、従来のような仮設の巻
上機上方の作業床が不要である。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図に基づき説明す
る。第1図は10階建のビルに備えられ、改造中の
状態を示すエレベータと昇降路縦断面図で、図
中、Kと数字で構成された符号は仮説部品を表わ
す。
この第1図において、1は昇降路で、この昇降
路1の上方には機械室2が形成され、下部にはピ
ツト11が形成されている。機械室2にはベース
4を介して巻上機3及びそらせ車5が設けられ、
この巻上機3を制御する制御盤6も備えられてい
る。7は新設の乗かご、8は新設のカウンタウエ
ートで必要に応じては既設の場合もある。また、
9は各階床に取付けられた三方枠、10は出入口
扉である。
一方、K1は最上階である10階の床相当高さの
昇降路1内に仮設された巻上機、K2は仮設のそ
らせ車、K3は一端が最上階である10階の床に置
かれ、他端が昇降路1の正面壁に当接された仮設
のベース、K4はこのベースK3上に設置され、
仮設の巻上機K1を制御する仮設の制御盤、K5
は仮設の巻上機K1のシーブ及びそらせ車K2に
巻掛けられ、一端に新設の乗かご7が、他端には
新設のカウンタウエート8が取付けられた仮設の
主索である。また、K6は昇降路1上部で間仕切
つた養生板である。
これから本発明の改造方法について説明する。
既設の乗かご、カウンタウエート、主索などは図
示していないが、これらを撤去する方法から説明
する。まず、既設の乗かごを10階に停止させ、次
いでこの乗かごをウインチ(図示せず)で吊上
げ、カウンターウエートをピツト11に降ろすと
共に、既設の主索を弛ませる。この後、この主索
を乗かごより取外し、ウインチにて乗かごをピツ
ト11まで吊り降ろす。このようにして乗かごと
カウンタウエートをピツト11に置いたのち、主
索と共に解体して撤去する。この解体、撤去の方
法は従来から行なわれている方法である。
この後、10階の床相当高さの昇降路1内にベー
スK3、巻上機K1、そらせ車K2、制御盤K4
をそれぞれ仮設する。また、機械室2の改造の
際、落下物による事故防止のため、昇降路1の巻
上機K1上方を養生板K6で覆う。このようにし
て組立てた後、新設の乗かご7をウインチ(図示
せず)にて、9階の床高さより多少上の位置まで
吊上げて保持し、仮設の主索K5を仮説の巻上機
K1及びそらせ車K2に巻掛けると共に、一端を
保持している乗かご7と、他端をピツト11置か
れている新設のカウンタウエート8とに連結す
る。また、エレベータを制御する各機器からの配
線を仮設の制御盤K4に接続する。
このようにして既設の機械室2内の機器を切離
し、代わりに10階位置に仮設された巻上機K1、
制御盤K4で1階〜9階までのサービスがなされ
る。この仮設のエレベータのサービスと並行し
て、機械室2内の改造、すなわち既設の巻上機、
制御盤の取外し、そして新設の巻上機3、制御盤
6の取付け作業が行なわれる。
機械室2内の改造が終つたならば、それまでに
使用されていた仮設のエレベータの主索K5を取
外し、さらに養生板K6および仮設の巻上機K
1、制御盤K4、そらせ車K2を備えたベースK
3を取外す。その後、乗かご7を10階より多少上
の位置まで吊上げて、新設の主索を巻上機3とそ
らせ車5に巻掛け、乗かご7とカウンタウエート
8を連結する。そして、取外された既設品及び仮
設品を外部に搬出することにより改造作業が終了
する。すでに既設の乗かごやカウンタウエート、
機械室2内の機器は撤去、搬出されているので、
この時点では仮設品の搬出が主である。
本実施例によれば、仮設の巻上機を最上階に設
置するのと並行して、乗かご及びカムンタウエー
トを新設のものと取換えてしまうので、仮設の巻
上機を設置する最上階のみ使用できなくなるだけ
ですみ、従来ほどサービスを低下することがな
い。また、乗かごの取換えが昇降路下部で行なわ
れるので、従来のような昇降路上部の作業床は不
要である。さらに、仮設のエレベータから新設の
エレベータへの切替作業は、主に仮設品の取外し
だけであるので短時間で済み、利用者への迷惑を
掛ける期間を短縮できる。
なお、この実施例では、新設のカウンタウエー
トに変更するようにしたが、既設のものを用いる
ことができる場合、そのまま適用しても良い。
また、既設の主索が再使用できる場合、改造作
業中は保管し、長さを調整して再び使用すること
もできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、仮設の巻上機を最上階に設置
するのと並行して、乗かごを昇降路下部で新設の
ものと取換えてしまうので、仮設の巻上機を設置
する最上階が使用できなくなるだけで済み、すな
わち上層階のサービス階床をそれ程減少すること
なく、かつ、昇降路上部に乗かご組立てのための
作業床を設置する必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例になるエレベータの
改造方法により改造中の状態を示す昇降路縦断面
図である。 1……昇降路、3……巻上機、7……新設の乗
かご、8……新設のカウンタウエート、K1……
仮設の巻上機、K5……仮設の主索。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 既設エレベータの乗かごと巻上機を、新設の
    乗かごと巻上機に改造するものにおいて、前記既
    設エレベータの昇降路上層部に、仮設の巻上機を
    設けると共に、この昇降路下層部で既設の乗かご
    を撤去した後、新設の乗かごを組立て、しかる
    後、前記仮設の巻上機によつて前記新設の乗かご
    を昇降させてサービスさせ、一方、このサービス
    期間に、前記既設の巻上機を新設の巻上機に変更
    し、この後、前記仮設の巻上機を取除き、前記新
    設の巻上機と前記新設の乗かごとを連結するよう
    にしたことを特徴とするエレベータの改造方法。
JP21719286A 1986-09-17 1986-09-17 エレベ−タの改造方法 Granted JPS6374884A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61111288A (ja) * 1984-11-02 1986-05-29 三菱電機株式会社 仮設エレベ−タ

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