JPS6374884A

JPS6374884A - エレベ−タの改造方法

Info

Publication number: JPS6374884A
Application number: JP21719286A
Authority: JP
Inventors: 太田　信友
Original assignee: Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
Current assignee: Hitachi Elevator Engineering and Service Co Ltd
Priority date: 1986-09-17
Filing date: 1986-09-17
Publication date: 1988-04-05
Also published as: JPH057309B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、既設のエレベータを改造して新規なエレベー
タにするエレベータの改造方法に関する。

〔従来の技術〕

エレベータはピル内の；移動手段とし１重姿視され、５
階建以上のピル全℃に取付けられ℃いる。

このエレベータが長年稼動し工いる間に、乗かごに傷み
が生じたり、性能の低下やデザインの陳腐化を来たした
り、あるいは新しいニーズ、例えばスピードＱ）向上や
省エネ化への対応が求められる等の理由によりエレベー
タの改造が行なわれることがある。従来、この改造を実
施するために、エレベータをある期間、例えば１ケ月位
、完全に止め１乗かごや巻上機などの交換を行なってい
た。

しかしながらこの方法では、エレベータが２台以上併設
されているビルはこの内の１台が休止し又もそれ程は問
題ないが、小規模ピルのように１台だけのエレベータの
場合、ある期間にわたっ工体止することは利用者に対し
多大な迷惑を掛けるという問題があった。

このため、近時、土、日曜日などの休日を利用し、部分
的に改造を行なうというものが提案され工いるが、休日
のある事務所ピル等には適用できても、休日のないビル
、例えばアパート等には適用できないという問題があっ
た。また、土、日曜日の休日作業には作業者の確保が雌
しいという問題もあった。

すなわち、ビル内の移動手段として欠かせないエレベー
タを完全に休止させ、改造を行なうことには多（の問題
があった。

そこで、上記の問題を解決する一手段として、既設の昇
降路の上層階に仮設の巻上機を備えた仮設機械室を設け
、この仮設巻上機によつ″′Ｃ既設または仮設の乗かご
を昇降させてサービスさせ、このサービス期間中に新設
の巻上例や乗かごな組立てるというものが提案されてい
る。この方法であれば仮設巻上機と乗かごの据付け、ま
た、これらの撤去時等のわずかな期間のみエレベータを
休止すればよ（、利用者へ迷惑を掛ける期間を短縮でき
る効果があった。

なお、この棟の改造方法として関連するものには、例え
ば特開昭６１−６４６８６号、特開昭６１−６４６８７
号等が挙げられる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記提案されたものでは、昇降路に仮設の巻上機と乗か
ごを据付け、この仮設乗かごな運転中に新設の乗かごや
巻上機を据付けるようになっている。そして新設の乗か
どの組立ては仮設巻上機の上方で行なわれるため、この
仮設巻上機の上方に作業床等を設置する必要があった。

また、最上階を乗かどの組立て場所、その下の階を巻上
機の据付は場所とせざるを得す、上層階のサービス階床
を減少せざるを得ないという問題があった。

本発明の目的は、上層階のサービス階床なそれ程減少す
ることなく、かつ、仮設巻上機上方に乗かご組立工のた
めの作業床を設ける必要のないものを提供することにあ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的は、既設エレベータの昇降路上層部に仮設の巻
上機を設けると共に、この昇降路下層部で新設の乗かご
を組立て、しかる後、前記仮設の巻上機によって前記新
設の乗かごを昇降させてサービスさせ、一方、このサー
ビス期間中に、前記既設の巻上機を新設の巻上機に変更
し、この後、前記仮設の巻上機を取除き、前記新設の巻
上機と前記新設の乗かごとを連結するようにした改造方
法により、達成される。

〔作　用〕

昇降路に設けられた仮設の巻上機によって、新設の乗か
ごを昇降させサービスさせる。これにょつ℃、改造作業
中もサービスを低下することがない。また、仮設の巻上
機設置と併行し又新設の乗かご組立工を行なうので、従
来はどサービス階床を減少させることがな（、又、昇降
路下部で新設の乗かごを組立よるので、従来のような仮
設の巻上機上方の作業床が不要である。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図に基づき説明する。

第１図は１０階建のビルに備えられ、改造中の状態を示
すエレベータσ）昇降路縦断面図で、図中、Ｋと数字で
構成された符号は仮説部品を表わす。

この第１図におい工、１は昇降路で、この昇降路１の上
方には機械室２が形成され、下部にはビット１１が形成
され１いる。機械室２にはベース４を介し′″Ｃ巻上巻
上及３そらせ車５が設けられ、この巻上機３を制御する
制御盤６も備えられている。

７は新設の乗かご、８は新設のカランタウエートで必要
に応じ又は既設の場合もある。また、９は各階床に取付
けられた三方枠、ｌＯは出入口扉である。

一方、Ｋｌは最上階である１０階の床相当高さの昇降路
１内に仮設された巻上機、Ｋ２は仮設のそらせ車、に３
は一端が最上階である１０階の床に置かれ、他端が昇降
路１の正面檀に当接された仮設のベース、Ｋ４はこのベ
ースに３上に設置され、仮設の巻上＠ＫＩを制御する仮
設の制′＠ｌ盤、Ｋ５は仮設の巻上機に１のシーブ及び
そらせ車に２に巻掛けられ、一端に新設の乗かご７が、
他端には新設のカランタウエート８が取付けられた仮設
の主索である。また、Ｋ６は昇降路１上部で間仕切った
養生板である。

これから本発明の改造方法について説明する。

既設の乗かご、カランタウエート、主索などは図示して
いないが、これらを撤去する方法から説明する。まず、
既設の乗かごを１０階に停止させ、次いでこの乗かごな
ウィンチ（図示せず）で吊上げ、カウンタウエートをビ
ット１１に降ろすと共に、既設の主索を弛ませる。この
後、この主索を乗かごより取外し、ウィンチにて乗かご
をビン）　１１まで吊り降ろす、このようにして乗かご
とカウンタウエートをビット１１に置いたＶ）ち、主索
と共に解体して撤去する。この解体、撤去の方法は従来
がら行なわれ℃いる方法である。

この後、１０階の床相当高さの昇降路１内にペースに３
、巻上機に１、そらせ車に２、制御！ＩＫ４をそれぞれ
仮設する。また、機械室２の改造ｃ／）際、落下物によ
る事故防止のため、昇降路１０巻上機に１上方を養生板
に６で横５゜このようにし１組立てた後、新設の乗かご
７をウィンチ（図示せず）にて、９階の床高さより多少
上の位置まで吊上げて保持し、仮設の主索に５を仮設の
巻上機に１及びそらせ車に２に巻掛けると共に、一端を
保持している乗かご７と、他端をビット１１に置かれて
いる新設のカウンタウエート８とに連結する。また、エ
レベータを制御する各機器からの配線を仮設の制御盤に
４に接続する。

このようにし℃既設の機械室２内の機器を切離し、代わ
りにｌＯ階位着に仮設された巻上機に１、制御’ｌ１Ｍ
Ｋ４で１階〜９階までのサービスがなされる。この仮設
のエレベータのサービスと並行シ又、機械室２内の改造
、すなわち既設の巻上機、制御盤の取外し、そして新設
の巻上機３、制御１１１盤６の取付は作業が行なわれる
。

機械室２内の改造が終ったならば、それまでに使用され
ていた仮設のエレベータの主索に５を取外し、さらに養
生板に６および仮設の巻上機に１、制御盤に４、そらせ
車に２を備えたペースに３を取外す。その後、乗かご７
を１０階より多少上ｃ／）位置まで吊上げて、新設の主
索を巻上機３とそらせ車５に巻掛け、乗かご７とカウン
タウエート８を連結する。セし又、取外された既設品及
び仮設品を外部に搬出することにより改造作業が終了す
る。

すでに既設の乗かごやカウンタウエート、機械室２内の
機器は撤去、搬出されているので、この時点では仮設品
の搬出が主である。

本実施例によれば、仮設の巻上機を最上階に設置するの
と並行して、乗かご及びカウンタウエートを新設のもの
と取換え又しまうので、仮設の巻上機を設置する最上階
のみ使用できなくなるだけですみ、従来はどサービスを
低下することがない。

また、乗かごの取換えが昇降路下部で行なわれるので、
従来のような昇降路上部の作業床は不安である。さらに
、仮設Ｑ）エレベータから新設のエレベータへの切替作
業は、主に仮設品の取外しだけであるので短時間で済み
、利用者への迷惑を掛ける期間を短縮できる。

なお、この実施例では、新設のカウンタウエートに変更
するようにしたが、既設のものを用いることができる場
合、そのまま適用し又も良い。

また、既設の主索が再使用できる場合、改造作業中は保
管し、長さを調整し又再び使用することもできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、仮設の巻上機を最上階に設置するのと
並行し又、乗かごを昇降路下部で新設のものと取換え工
しまうので、仮設の巻上機を設置する最上階が使用でき
なくなるだけで済み、すなわち上層階のサービス階床を
それ程減少することなく、かつ、昇降路上部に乗かご組
立てのための作業床を設置する必要がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例になるエレベータの改造方法
により改造中の状態を示す昇降ＩＭ鞍断面図である。１・・・・・・昇降路、３・・・・・・巻上機、７・・
・・・・新設の乗かご、８・・・・・・新設のカウンタ
ウエート、Ｋｌ・・・・・・仮設の巻上機、Ｋ５・・・
・・・仮設の主索。第１図１：昇降路３：巻上機７：新設の乗かご８；新設の刀ウシタウ１−トに１：仮設の巻り機に５：イ反設の土水

Claims

【特許請求の範囲】

（１）既設エレベータの乗かごと巻上機を、新設の乗か
ごと巻上機に改造するものにおいて、前記既設エレベー
タの昇降路上層部に、仮設の巻上機を設けると共に、こ
の昇降路下層部で新設の乗かごを組立て、しかる後、前
記仮設の巻上機によつて前記新設の乗かごを昇降させて
サービスさせ、一方、このサービス期間に、前記既設の
巻上機を新設の巻上機に変更し、この後、前記仮設の巻
上機を取除き、前記新設の巻上機と前記新設の乗かごと
を連結するようにしたことを特徴とするエレベータの改
造方法。