JP2812592B2 - エレベータの改造方法 - Google Patents

エレベータの改造方法

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JP2812592B2
JP2812592B2 JP29201591A JP29201591A JP2812592B2 JP 2812592 B2 JP2812592 B2 JP 2812592B2 JP 29201591 A JP29201591 A JP 29201591A JP 29201591 A JP29201591 A JP 29201591A JP 2812592 B2 JP2812592 B2 JP 2812592B2
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敏博 中川
秀登 松沢
洋 郷古
茂信 木村
金久 横山
文則 菊地
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既設エレベータを新設エ
レベータに改造するエレベータの改造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】過去に納入された既設エレベータを新設
エレベータに改造する場合、例えば特開昭61−550
79号公報に示されたように、先ず、取替える部品およ
び追加になる部品を既設エレベータで最上階まで運び、
釣合おもりをピツトの緩衝器上に載置させる。次に乗か
ごを分解して昇降路外へ撤去し、かご枠から外した主ロ
ープを巻上機およびそらせ車から外してピツトへ下ろ
し、更に主ロープの他端を釣合おもりから外して撤去す
る。その後、巻上機および制御盤も機械室から撤去す
る。
【0003】次に、予め最上階に運んで置いた新設エレ
ベータの部品を取付けることになるが、先ず、新設巻上
機を設置し、新設制御盤を設置し、所定の配線を行な
う。次に昇降路に足場を組み、最初の据付作業と同じよ
うに新設エレベータの組立を行ない、主ロープを巻上機
に巻きかけ、その一端を乗かご枠に、また他端を釣合お
もりに連結し、このようにして乗かごを稼働状態にし、
その後、撤去した部品を新設エレベータで下ろして改造
作業を終えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の改造
方法では、作業を始めて再び新設エレベータによる稼働
状態にするには約2週間を要し、その間、サービス運転
は中止され、ビル内の交通は階段に頼らざるを得ず、関
係者に多大な迷惑をかけていた。また同公報には、この
改造作業中、仮設エレベータを設け、この仮設エレベー
タによるサービスを行なうようにすることが示されてい
るが、一時的な仮設エレベータを準備したり、またその
設置、解体のために多大な労力を費やさなければなら
ず、無駄が生じていた。
【0005】本発明の目的は、仮設エレベータを必要と
することなく、短時間で作業を終えることができるエレ
ベータの改造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、釣合おもりの下部を支持材で支持すると共
に、既設乗かごを機械室に設けた揚重装置により昇降路
の上方部に吊り上げた状態で主ロープを取外し、上記乗
かごの下方近傍の昇降路に中間作業床を構成すると共に
上記中間作業床と上記乗かごの間のガイドレールに受台
を構成し、その後、上記既設乗かごを上記揚重装置によ
り吊り降ろして上記受台で支持し、上記中間作業床を利
用しての少なくとも上記既設乗かごの解体および乗り場
側への撤去作業と、上記中間作業床の下部での新設乗か
ごの組立て作業とを並行して行ない、上記機械室の制御
盤、巻上機およびそらせ車を新設品と交換し、その後、
上記揚重装置により上記新設乗かごを吊り上げて上記釣
合おもりとの間を新設主ロープで連結し、上記揚重装置
および上記支持材を撤去したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によるエレベータの改造方法は上述のよ
うに、揚重装置によつて昇降路の上方部に吊り下げられ
た状態の乗かごの下方近傍に中間作業床を構成し、この
中間作業床からの既設乗かごの解体撤去作業と、新設乗
かごの組立て作業を並行して行なうため、揚重装置によ
つて吊られた既設乗かごを余り上下動させることなく、
また従来のように仮設エレベータを必要とすることな
く、短時間で作業を終えることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によつて説明す
る。図1は本発明の一実施例によるエレベータの改造方
法を示すフローチヤートである。先ず第一段階として事
前作業1が行なわれ、この事前作業1は、後に機械室に
設置される制御盤に一端を接続され、他端を各階床へ導
出される信号線の付設作業を少なくとも含んでおり、既
設エレベータのサービス運転に支障を与えることなく行
なうことができる作業あるいは夜間等のサービス停止中
に行なうことができる作業が選ばれている。次に行なわ
れる第二段階は、詳細を後述する作業3から作業10ま
でに示す本工事2が行なわれる。その後、第三段階とし
て事後作業12が行なわれるが、この事後作業12とし
ては標準でない作業や、新設エレベータの運転中あるい
は短期間の停止中に行なえるものが選ばれる。次に、こ
れらの各作業1,2および12の詳細について図2乃至
図12を併用しながら説明する。
【0009】図2は事前作業1を説明するエレベータの
縦断面図であり、エレベータの乗かご20が稼働中ある
いは夜間等のサービス停止中を示している。機械室21
内には既設制御盤22、巻上機23およびそらせ車24
等が配置され、これらに巻きかけられた主ロープ25の
一端には乗かご20が連結され、その他端には釣合おも
り26が連結されている。事前作業1は、この状態で、
機械室21に後で納入される新設制御盤に一端を接続さ
れる図示を省略した信号線を、昇降路の内壁に固定しな
がら各階床へ導出する作業を少なくとも含んでおり、そ
の他に既設エレベータのサービス運転に影響を与えずに
行なえる作業や、夜間等の停止期間中に行なえる作業を
加えても良い。
【0010】その後、エレベータの運転を停止して本工
事2を行なう。この本工事2は、先ず養生と主ロープ外
し作業3から行なわれる。つまり図3に示すように、乗
かご20を最上階からかご上に乗れるような位置に停止
させ、最上階近傍と最下階近傍の二個所の階床乗り場を
養生手段27a,27bでそれぞれ養生すると共に、機
械室21においてチエーンブロツク等から成る揚重装置
28を構成し、この揚重装置28によつて吊りロープ2
9を介して乗かご20を吊り下げ、更にこれと同時に釣
合おもり26を支持材30で支持する。その後、揚重装
置28によつて乗かご20を少し吊り上げた状態にし、
既設主ロープ25を取り外す。
【0011】その後、図4に示すように中間作業床の構
成作業4を行なう。つまり昇降路31における既設乗か
ご20の下部近傍に中間作業床32を構成する。次に、
この組立られた中間作業床32から乗かご20の下部を
支持させるための受台34をガイドレールに固定し、ま
た最下階近傍のガイドレールに同様の受台35を構成す
る。この中間作業床の構成作業4が終了すると、今度
は、図5に示す乗かご降ろし作業5であり、揚重装置2
8によつて受台34上に乗かご20が載せられるまで下
降させる。次は解体組立作業6であり、図6に示すよう
に中間作業床32から既設乗かご20を解体しながら乗
り場側へ撤去させると同時に、下方部のガイドレールへ
固定した受台35上に新設乗かご36を組立て行く。こ
こでは、既設乗かご20の解体撤去と、新設乗かご36
の組立が並行して進められて行くので、解体組立作業6
が全体の作業時間に占める割合を少なくすることができ
る。しかも図6に示すように、これらの作業に並行して
機械室21では揚重装置28の撤去と共に、既設制御盤
22、既設巻上機23および既設そらせ車24の解体撤
去作業を行ない、その後、新設制御盤37、新設巻上機
38および新設そらせ車39の組立付設作業を行なつて
いる。従つて、三個所での作業が並行することになり、
作業時間の短縮が一層図られている。上記した構成作業
4の中で各階床ごとの信号線の接続作業等をおこなう。
【0012】その後、図7に示すように乗かご吊り作業
7として、受台34,35の解体撤去および中間作業床
32の解体撤去に並行して、機械室21に再び揚重装置
28を組立て、吊りロープ29を介して新設乗かご36
を吊り下げ、揚重装置28によつて新設乗かご36を最
上階付近まで吊り上げる。その状態で新設主ロープ40
を新設巻上機38および新設そらせ車39に掛け、その
一端を新設乗かご36に連結し、その他端を釣合おもり
26に連結する。その後、図8に示すように揚重装置の
撤去作業8を行なう。つまり機械室21の揚重装置28
を解体撤去し、また各階床に設けていた養生手段27
a,27bを撤去する。次いで、図9に示す試運転およ
び調整作業9として、乗かご36を下降させ、釣合おも
り26を支持していた支持材30を撤去し、新設乗かご
36の試運転と調整を行なう。
【0013】その後、図10および図11に示すように
出入口改造作業10を行なうわけであるが、乗かご36
の上部に作業床41を設け、乗かご36を下降させなが
ら各階床の出入口の改造、例えば既設階床扉を新設階床
扉に取替えたりする。最下階については、図11に示す
ように昇降路31内に枠組足場33を再び構成し、この
枠組足場33を利用しながら行ない、その後、枠組足場
33を撤去する。こうしてエレベータのサービス運転を
連続停止させる一連の本工事2を終了する。
【0014】これら一連の作業の終了後、図12に示す
ように事後作業12を行なう。この事後作業12は、新
設エレベータによる稼働中あるいはその後の適当な時期
を見つけて新設エレベータを短時間停止させて行なう
が、例えば釣合おもり26を新設品に変えるなどの標準
でない作業あるいは短時間停止中に行なえる他の簡単な
作業である。
【0015】尚、上述の説明における養生手段27の撤
去時期は図示の場合に限らず、適当な時期に行なうこと
ができるし、また図10および図11に示すように後に
再度設ける養生手段27は、状況が許すならその時期ま
で解体せずに構成しておくことができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、揚重装置
によつて昇降路の上方部に仮吊りした状態の乗かごの下
方近傍の昇降路に中間作業床を構成し、この中間作業床
の上方の設けた受台での既設乗かごの解体撤去作業と、
中間作業床の下方に設けた受台での新設乗かごの組立て
作業とを並行して行なうようにしたため、揚重装置によ
つて余り既設乗かごを上下動させることなく、また仮設
エレベータを設けることなく、短時間に作業を終えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベータの改造方法
を示すフローチヤートである。
【図2】図1の事前作業を示す昇降路の縦断面図であ
る。
【図3】図1の本工事の養生と主ロープ外し作業を示す
昇降路の縦断面図である。
【図4】図1の中間作業床の構成作業を示す昇降路の縦
断面図である。
【図5】図1の乗かご降ろし作業を示す昇降路の縦断面
図である。
【図6】図1の解体組立作業を示す昇降路の縦断面図で
ある。
【図7】図1の乗かご吊り作業を示す昇降路の縦断面図
である。
【図8】図1の揚重装置の撤去作業を示す昇降路の縦断
面図である。
【図9】図1の試運転および調整作業を示す昇降路の縦
断面図である。
【図10】図1の出入口改造作業を示す昇降路の縦断面
図である。
【図11】図1の出入口改造作業を示す昇降路の縦断面
図である。
【図12】図1の事後作業を示す昇降路の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 事前作業 2 本工事 3 養生と主ロープ外し作業 4 中間作業床の構成作業 5 乗かご降ろし作業 6 解体組立作業 7 乗かご吊り作業 8 揚重装置の撤去作業 9 試運転および調整作業 10 出入口改造作業 12 事後作業 20 既設乗かご 21 機械室 25 既設主ロープ 28 揚重装置 31 昇降路 32 中間作業床 33 枠組足場 36 新設乗かご 37 新設制御盤 40 新設主ロープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郷古 洋 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 木村 茂信 茨城県勝田市堀口832番地の2 日立エ レベータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 横山 金久 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 菊地 文則 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (56)参考文献 特開 昭63−218493(JP,A) 特開 平5−105356(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械室の巻上機およびそらせ車を介して
    設けた主ロープの一端に乗かごを連結し、また他端に釣
    合おもりを連結して成り、少なくとも上記機械室の制御
    盤、上記巻上機およびそらせ車、上記乗かご、上記主ロ
    ープを新設品に交換するエレベータの改造方法におい
    て、上記釣合おもりの下部を支持材で支持すると共に、
    既設乗かごを上記機械室に設けた揚重装置により昇降路
    の上方部に吊り上げた状態で上記主ロープを取外し、上
    記乗かごの下方近傍の昇降路に中間作業床を構成すると
    共に上記中間作業床と上記乗かご間のガイドレールに受
    台を構成し、その後、上記既設乗かごを上記揚重装置に
    より吊り降ろして上記受台で支持し、上記中間作業床を
    利用しての少なくとも上記既設乗かごの解体および乗り
    場側への撤去作業と、上記中間作業床の下部での新設乗
    かごの組立て作業とを並行して行ない、上記機械室の制
    御盤、巻上機およびそらせ車を新設品と交換し、その
    後、上記揚重装置により上記新設乗かごを吊り上げて上
    記釣合おもりとの間を新設主ロープで連結し、上記揚重
    装置および上記支持材を撤去したことを特徴とするエレ
    ベータの改造方法。
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