JPH05105354A - エレベータの改造方法 - Google Patents
エレベータの改造方法Info
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- JPH05105354A JPH05105354A JP29200691A JP29200691A JPH05105354A JP H05105354 A JPH05105354 A JP H05105354A JP 29200691 A JP29200691 A JP 29200691A JP 29200691 A JP29200691 A JP 29200691A JP H05105354 A JPH05105354 A JP H05105354A
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- Japan
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 仮設エレベータを用いることなく、短時間で
作業を終える。 【構成】 乗かごのサービス運転を連続的に停止して既
設乗かご20の解体撤去作業や新設乗かご36の組立作
業等を含む本工事と、この本工事に先立つて実施される
と共に、乗かごのサービス運転を少なくとも短時間停止
させる範囲で行なえる事前作業、例えば後に付設される
新設制御盤に一端を接続され他端を各階床へ導出される
信号線の付設作業とを含む。
作業を終える。 【構成】 乗かごのサービス運転を連続的に停止して既
設乗かご20の解体撤去作業や新設乗かご36の組立作
業等を含む本工事と、この本工事に先立つて実施される
と共に、乗かごのサービス運転を少なくとも短時間停止
させる範囲で行なえる事前作業、例えば後に付設される
新設制御盤に一端を接続され他端を各階床へ導出される
信号線の付設作業とを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既設エレベータを新設エ
レベータに改造するエレベータの改造方法に関する。
レベータに改造するエレベータの改造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】過去に納入された既設エレベータを新設
エレベータに改造する場合、例えば特開昭61−550
79号公報に示されたように、先ず、取替える部品およ
び追加になる部品を既設エレベータで最上階まで運び、
釣合おもりをピツトの緩衝器上に載置させる。次に乗か
ごを分解して昇降路外へ撤去し、かご枠から外した主ロ
ープを巻上機およびそらせ車から外してピツトへ下ろ
し、更に主ロープの他端を釣合おもりから外して撤去す
る。その後、巻上機および制御盤も機械室から撤去す
る。
エレベータに改造する場合、例えば特開昭61−550
79号公報に示されたように、先ず、取替える部品およ
び追加になる部品を既設エレベータで最上階まで運び、
釣合おもりをピツトの緩衝器上に載置させる。次に乗か
ごを分解して昇降路外へ撤去し、かご枠から外した主ロ
ープを巻上機およびそらせ車から外してピツトへ下ろ
し、更に主ロープの他端を釣合おもりから外して撤去す
る。その後、巻上機および制御盤も機械室から撤去す
る。
【0003】次に、予め最上階に運んで置いた新設エレ
ベータの部品を取付けることになるが、先ず、新設巻上
機を設置し、新設制御盤を設置し、所定の配線を行な
う。次に昇降路に足場を組み、最初の据付作業と同じよ
うに新設エレベータの組立を行ない、主ロープを巻上機
に巻きかけ、その一端を乗かご枠に、また他端を釣合お
もりに連結し、このようにして乗かごを稼働状態にし、
その後、撤去した部品を新設エレベータで下ろして改造
作業を終えていた。
ベータの部品を取付けることになるが、先ず、新設巻上
機を設置し、新設制御盤を設置し、所定の配線を行な
う。次に昇降路に足場を組み、最初の据付作業と同じよ
うに新設エレベータの組立を行ない、主ロープを巻上機
に巻きかけ、その一端を乗かご枠に、また他端を釣合お
もりに連結し、このようにして乗かごを稼働状態にし、
その後、撤去した部品を新設エレベータで下ろして改造
作業を終えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の改造
方法では、作業を始めて再び新設エレベータによる稼働
状態にするには約2週間を要し、その間、サービス運転
は中止され、ビル内の交通は階段に頼らざるを得ず、関
係者に多大な迷惑をかけていた。また同公報には、この
改造作業中、仮設エレベータを設け、この仮設エレベー
タによるサービスを行なうようにすることが示されてい
るが、一時的な仮設エレベータを準備したり、またその
設置、解体のために多大な労力を費やさなければなら
ず、無駄が生じていた。
方法では、作業を始めて再び新設エレベータによる稼働
状態にするには約2週間を要し、その間、サービス運転
は中止され、ビル内の交通は階段に頼らざるを得ず、関
係者に多大な迷惑をかけていた。また同公報には、この
改造作業中、仮設エレベータを設け、この仮設エレベー
タによるサービスを行なうようにすることが示されてい
るが、一時的な仮設エレベータを準備したり、またその
設置、解体のために多大な労力を費やさなければなら
ず、無駄が生じていた。
【0005】本発明の目的は、仮設エレベータを必要と
することなく、短時間で作業を終えることができるエレ
ベータの改造方法を提供することにある。
することなく、短時間で作業を終えることができるエレ
ベータの改造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、乗かごのサービス運転を連続的に停止して
行なう本工事と、この本工事に先立つて実施されると共
に上記乗かごの運転を少なくとも短時間停止させる範囲
で行なえる事前作業とを含むことを特徴とする。
するために、乗かごのサービス運転を連続的に停止して
行なう本工事と、この本工事に先立つて実施されると共
に上記乗かごの運転を少なくとも短時間停止させる範囲
で行なえる事前作業とを含むことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によるエレベータの改造方法は上述のよ
うに、改造工事を少なくとも事前作業と本工事とに分
け、事前作業ではエレベータのサービス運転を長時間停
止させることなく、例えば夜間停止中に行なえる程度の
作業を行ない、それからエレベータのサービス運転を連
続停止させて本工事を行なうようにしたため、従来のよ
うに全ての工事が終了するまでエレベータのサービス運
転を停止させる方法に比べて、改造作業時間を大幅に短
縮することができる。
うに、改造工事を少なくとも事前作業と本工事とに分
け、事前作業ではエレベータのサービス運転を長時間停
止させることなく、例えば夜間停止中に行なえる程度の
作業を行ない、それからエレベータのサービス運転を連
続停止させて本工事を行なうようにしたため、従来のよ
うに全ての工事が終了するまでエレベータのサービス運
転を停止させる方法に比べて、改造作業時間を大幅に短
縮することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によつて説明す
る。図1は本発明の一実施例によるエレベータの改造方
法を示すフローチヤートである。先ず第一段階として事
前作業1が行なわれ、この事前作業1は、後に機械室に
設置される制御盤に一端を接続され、他端を各階床へ導
出される信号線の付設作業を少なくとも含んでおり、既
設エレベータのサービス運転に支障を与えることなく行
なうことができる作業あるいは夜間等の停止中に行なう
ことができる作業が選ばれている。次に行なわれる第二
段階は、詳細を後述する作業3から作業10までに示す
ようにエレベータのサービス運転を連続的に止めて行な
う本工事2である。その後、第三段階として事後作業1
2が行なわれるが、この事後作業12としては標準でな
い作業や、新設エレベータのサービス運転中あるいは短
期間の停止中に行なえるものが選ばれる。次に、これら
の各作業1,2および12の詳細について図2乃至図1
2を併用しながら説明する。
る。図1は本発明の一実施例によるエレベータの改造方
法を示すフローチヤートである。先ず第一段階として事
前作業1が行なわれ、この事前作業1は、後に機械室に
設置される制御盤に一端を接続され、他端を各階床へ導
出される信号線の付設作業を少なくとも含んでおり、既
設エレベータのサービス運転に支障を与えることなく行
なうことができる作業あるいは夜間等の停止中に行なう
ことができる作業が選ばれている。次に行なわれる第二
段階は、詳細を後述する作業3から作業10までに示す
ようにエレベータのサービス運転を連続的に止めて行な
う本工事2である。その後、第三段階として事後作業1
2が行なわれるが、この事後作業12としては標準でな
い作業や、新設エレベータのサービス運転中あるいは短
期間の停止中に行なえるものが選ばれる。次に、これら
の各作業1,2および12の詳細について図2乃至図1
2を併用しながら説明する。
【0009】図2は事前作業1を説明するエレベータの
縦断面図であり、エレベータの乗かご20が稼働中ある
いは夜間等の停止中を示している。機械室21内には既
設制御盤22、巻上機23およびそらせ車24等が配置
され、これらに巻きかけられた主ロープ25の一端には
乗かご20が連結され、その他端には釣合おもり26が
連結されている。事前作業1は、この状態で、機械室2
1に後で納入される新設制御盤に一端を接続される図示
を省略した信号線を、昇降路の内壁に固定しながら各階
床へ導出する作業を少なくとも含んでおり、その他に既
設エレベータのサービス運転に影響を与えずに行なえる
作業や、夜間等のサービス停止期間中に行なえる作業を
加えても良い。
縦断面図であり、エレベータの乗かご20が稼働中ある
いは夜間等の停止中を示している。機械室21内には既
設制御盤22、巻上機23およびそらせ車24等が配置
され、これらに巻きかけられた主ロープ25の一端には
乗かご20が連結され、その他端には釣合おもり26が
連結されている。事前作業1は、この状態で、機械室2
1に後で納入される新設制御盤に一端を接続される図示
を省略した信号線を、昇降路の内壁に固定しながら各階
床へ導出する作業を少なくとも含んでおり、その他に既
設エレベータのサービス運転に影響を与えずに行なえる
作業や、夜間等のサービス停止期間中に行なえる作業を
加えても良い。
【0010】その後、エレベータのサービス運転を停止
して本工事2を行なう。この本工事2は、先ず養生と主
ロープ外し作業3から行なわれる。つまり図3に示すよ
うに、乗かご20を最上階からかご上に乗れるような位
置に停止させ、後述する中間作業床32を設ける近傍の
階床乗り場を養生手段27でそれぞれ養生すると共に、
機械室21においてチエーンブロツク等から成る揚重装
置28を構成し、この揚重装置28によつて吊りロープ
29を介して乗かご20を吊り下げ、更にこれと同時に
釣合おもり26を支持材30で支持する。その後、揚重
装置28によつて乗かご20を少し吊り上げた状態に
し、既設主ロープ25を取り外す。
して本工事2を行なう。この本工事2は、先ず養生と主
ロープ外し作業3から行なわれる。つまり図3に示すよ
うに、乗かご20を最上階からかご上に乗れるような位
置に停止させ、後述する中間作業床32を設ける近傍の
階床乗り場を養生手段27でそれぞれ養生すると共に、
機械室21においてチエーンブロツク等から成る揚重装
置28を構成し、この揚重装置28によつて吊りロープ
29を介して乗かご20を吊り下げ、更にこれと同時に
釣合おもり26を支持材30で支持する。その後、揚重
装置28によつて乗かご20を少し吊り上げた状態に
し、既設主ロープ25を取り外す。
【0011】その後、図4に示すように揚重装置28に
よつて乗かご20を昇降路31の下部、つまり最下階近
傍まで吊り下げ、図示を省略したガイドレールに固定し
た受台35上に支持させ、このようにして乗かご20の
降ろし支持作業4を行なう。次いで、機械室21の揚重
装置28および吊りロープ29を撤去し、図5に示すよ
うに中間作業床の構成作業5を行なう。つまり昇降路3
1における既設乗かご20の上部近傍に中間作業床32
を構成する。次に、この組立られた中間作業床32から
新設乗かごを支持させるための受台34を中間作業床3
2の上部に位置するガイドレールに固定する。この中間
作業床の構成作業5が終了すると、今度は、解体組立作
業6である。図6に示すように中間作業床32からガイ
ドレールへ固定した受台34上に新設乗かご36を組立
てると同時に、既設乗かご20を解体しながら乗り場側
へ撤去させる作業を同時に進める。しかも図6に示すよ
うに、これらの作業に並行して機械室21では、既設制
御盤22、既設巻上機23および既設そらせ車24の解
体撤去作業を行ないながら、新設制御盤37、新設巻上
機38および新設そらせ車39の組立付設作業を行なつ
ている。従つて、三個所での作業が並行することにな
り、作業時間の短縮が一層図られている。しかも、中間
作業床32は昇降路31の下方部に構成されているた
め、これを昇降路31の上部に構成した場合に比べて新
設乗かご36の部品搬入や、既設乗かご20の部品搬出
が容易である。上記した構成作業5の中で各階床ごとの
信号線の接続作業等をおこなう。
よつて乗かご20を昇降路31の下部、つまり最下階近
傍まで吊り下げ、図示を省略したガイドレールに固定し
た受台35上に支持させ、このようにして乗かご20の
降ろし支持作業4を行なう。次いで、機械室21の揚重
装置28および吊りロープ29を撤去し、図5に示すよ
うに中間作業床の構成作業5を行なう。つまり昇降路3
1における既設乗かご20の上部近傍に中間作業床32
を構成する。次に、この組立られた中間作業床32から
新設乗かごを支持させるための受台34を中間作業床3
2の上部に位置するガイドレールに固定する。この中間
作業床の構成作業5が終了すると、今度は、解体組立作
業6である。図6に示すように中間作業床32からガイ
ドレールへ固定した受台34上に新設乗かご36を組立
てると同時に、既設乗かご20を解体しながら乗り場側
へ撤去させる作業を同時に進める。しかも図6に示すよ
うに、これらの作業に並行して機械室21では、既設制
御盤22、既設巻上機23および既設そらせ車24の解
体撤去作業を行ないながら、新設制御盤37、新設巻上
機38および新設そらせ車39の組立付設作業を行なつ
ている。従つて、三個所での作業が並行することにな
り、作業時間の短縮が一層図られている。しかも、中間
作業床32は昇降路31の下方部に構成されているた
め、これを昇降路31の上部に構成した場合に比べて新
設乗かご36の部品搬入や、既設乗かご20の部品搬出
が容易である。上記した構成作業5の中で各階床ごとの
信号線の接続作業等をおこなう。
【0012】その後、図7に示すように乗かご吊り作業
7を行なうが、機械室21に再び揚重装置28を組立
て、吊りロープ29を介して新設乗かご36と連結し、
この揚重装置28によつて新設乗かご36を最上階付近
まで吊り上げると共に、受台34、35の解体撤去を行
なう。その状態で新設主ロープ40を新設巻上機38お
よび新設そらせ車39に掛け、その一端を新設乗かご3
6に連結すると共に、昇降路下部に枠組足場33を構成
し、この枠組足場33を利用して中間作業床32を解体
し、またこの枠組足場33を利用して新設主ロープ40
の他端と釣合おもり26との連結を行なう。その後、図
8に示すように揚重装置の撤去作業8を行なう。つまり
機械室21の揚重装置28を解体撤去し、また各階床に
設けていた養生手段27を撤去する。次いで、図9に示
す試運転および調整作業9として、乗かご36を下降さ
せ、釣合おもり26を支持していた支持材30を撤去
し、新設乗かご36の試運転と調整を行なう。
7を行なうが、機械室21に再び揚重装置28を組立
て、吊りロープ29を介して新設乗かご36と連結し、
この揚重装置28によつて新設乗かご36を最上階付近
まで吊り上げると共に、受台34、35の解体撤去を行
なう。その状態で新設主ロープ40を新設巻上機38お
よび新設そらせ車39に掛け、その一端を新設乗かご3
6に連結すると共に、昇降路下部に枠組足場33を構成
し、この枠組足場33を利用して中間作業床32を解体
し、またこの枠組足場33を利用して新設主ロープ40
の他端と釣合おもり26との連結を行なう。その後、図
8に示すように揚重装置の撤去作業8を行なう。つまり
機械室21の揚重装置28を解体撤去し、また各階床に
設けていた養生手段27を撤去する。次いで、図9に示
す試運転および調整作業9として、乗かご36を下降さ
せ、釣合おもり26を支持していた支持材30を撤去
し、新設乗かご36の試運転と調整を行なう。
【0013】その後、図10および図11に示すように
出入口改造作業10を行なうわけであるが、乗かご36
の上部に作業床41を設け、乗かご36を下降させなが
ら各階床の出入口の改造、例えば既設階床扉を新設階床
扉に取替えたり、各階床毎の信号線の接続作業等を行な
う。最下階については、図11に示すように乗り場を養
生手段27で養生して昇降路31内に枠組足場33を再
び構成し、この枠組足場33を利用しながら行ない、そ
の後、枠組足場33を撤去する。
出入口改造作業10を行なうわけであるが、乗かご36
の上部に作業床41を設け、乗かご36を下降させなが
ら各階床の出入口の改造、例えば既設階床扉を新設階床
扉に取替えたり、各階床毎の信号線の接続作業等を行な
う。最下階については、図11に示すように乗り場を養
生手段27で養生して昇降路31内に枠組足場33を再
び構成し、この枠組足場33を利用しながら行ない、そ
の後、枠組足場33を撤去する。
【0014】これら一連の作業の終了後、図12に示す
ように事後作業12を行なう。この事後作業12は、新
設エレベータによる稼働中あるいはその後の適当な時期
を見つけて新設エレベータのサービス運転を短時間停止
させて行なうが、例えば釣合おもり26を新設品に変え
るなどの標準でない作業あるいは短時間停止中に行なえ
る他の簡単な作業である。
ように事後作業12を行なう。この事後作業12は、新
設エレベータによる稼働中あるいはその後の適当な時期
を見つけて新設エレベータのサービス運転を短時間停止
させて行なうが、例えば釣合おもり26を新設品に変え
るなどの標準でない作業あるいは短時間停止中に行なえ
る他の簡単な作業である。
【0015】尚、上述の実施例においては、中間作業床
32の上方に設けた受台34へ新設乗かご36を構成
し、下方の受台35に既設乗かご20を支持させて解体
撤去するようにしたが、受台34、35への支持を逆に
し、つまり図5に示す上方の受台34へ既設乗かご20
を支持し、また下方の受台35へ新設乗かご36を組立
てるようにしても良い。更に、中間作業床32は昇降路
31の図示の位置に限らず、より上方に構成しても良
い。また上述の実施例における養生手段27の撤去時期
は図示の場合に限らず、適当な時期に行なうことができ
るし、また図11に示すように後に再度設ける養生手段
27は、状況が許すなら図7に示す時期から解体せずに
構成しておくこともできる。
32の上方に設けた受台34へ新設乗かご36を構成
し、下方の受台35に既設乗かご20を支持させて解体
撤去するようにしたが、受台34、35への支持を逆に
し、つまり図5に示す上方の受台34へ既設乗かご20
を支持し、また下方の受台35へ新設乗かご36を組立
てるようにしても良い。更に、中間作業床32は昇降路
31の図示の位置に限らず、より上方に構成しても良
い。また上述の実施例における養生手段27の撤去時期
は図示の場合に限らず、適当な時期に行なうことができ
るし、また図11に示すように後に再度設ける養生手段
27は、状況が許すなら図7に示す時期から解体せずに
構成しておくこともできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエレベ
ータの改造方法は上述のように、改造工事を少なくとも
事前作業と本工事とに分け、事前作業ではエレベータの
サービス運転を長時間停止させることなく、例えば夜間
停止中に行なえる程度の作業を行ない、それからエレベ
ータを連続停止させて本工事を行なうようにしたため、
従来のように全ての工事が終了するまでエレベータのサ
ービス運転を停止させる方法に比べて、改造作業時間を
大幅に短縮することができ、また仮設エレベータを設け
る必要がないので更に改造時間を短縮することができ
る。
ータの改造方法は上述のように、改造工事を少なくとも
事前作業と本工事とに分け、事前作業ではエレベータの
サービス運転を長時間停止させることなく、例えば夜間
停止中に行なえる程度の作業を行ない、それからエレベ
ータを連続停止させて本工事を行なうようにしたため、
従来のように全ての工事が終了するまでエレベータのサ
ービス運転を停止させる方法に比べて、改造作業時間を
大幅に短縮することができ、また仮設エレベータを設け
る必要がないので更に改造時間を短縮することができ
る。
【図1】本発明の一実施例によるエレベータの改造方法
を示すフローチヤートである。
を示すフローチヤートである。
【図2】図1の事前作業を示す昇降路の縦断面図であ
る。
る。
【図3】図1の本工事の養生と主ロープ外し作業を示す
昇降路の縦断面図である。
昇降路の縦断面図である。
【図4】図1の乗かご降ろし支持作業を示す昇降路の縦
断面図である。
断面図である。
【図5】図1の中間作業床の構成作業を示す昇降路の縦
断面図である。
断面図である。
【図6】図1の解体組立作業を示す昇降路の縦断面図で
ある。
ある。
【図7】図1の乗かご吊り作業を示す昇降路の縦断面図
である。
である。
【図8】図1の揚重装置の撤去作業を示す昇降路の縦断
面図である。
面図である。
【図9】図1の試運転および調整作業を示す昇降路の縦
断面図である。
断面図である。
【図10】図1の出入口改造作業を示す昇降路の縦断面
図である。
図である。
【図11】図1の出入口改造作業を示す昇降路の縦断面
図である。
図である。
【図12】図1の事後作業を示す昇降路の縦断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 事前作業 2 本工事 3 養生と主ロープ外し作業 4 乗かご降ろし作業 5 中間作業床の構成作業 6 解体組立作業 7 乗かご吊り作業 8 揚重装置の撤去作業 9 試運転および調整作業 10 出入口改造作業 12 事後作業 20 既設乗かご 21 機械室 25 既設主ロープ 27 受台 28 揚重装置 31 昇降路 32 中間作業床 33 枠組足場 36 新設乗かご 37 新設制御盤 40 新設主ロープ
フロントページの続き (72)発明者 松沢 秀登 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 郷古 洋 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 木村 茂信 茨城県勝田市堀口832番地の2 日立エレ ベータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 横山 金久 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 菊地 文則 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内
Claims (2)
- 【請求項1】 機械室の巻上機およびそらせ車を介して
設けた主ロープの一端に乗かごを連結し、また他端に釣
合おもりを連結して成るエレベータの改造方法におい
て、上記乗かごのサービス運転を連続的に停止して行な
う本工事と、この本工事に先立つて実施されると共に上
記乗かごのサービス運転を少なくとも短時間停止させる
範囲で行なえる事前作業とを含むことを特徴とするエレ
ベータの改造方法。 - 【請求項2】 上記請求項1記載のものにおいて、上記
事前作業は、上記機械室に設置される新設制御盤に一端
を接続され、他端を各階床へ導出される信号線の付設作
業を少なくとも含むことを特徴とするエレベータの改造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29200691A JPH05105354A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | エレベータの改造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29200691A JPH05105354A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | エレベータの改造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105354A true JPH05105354A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17776312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29200691A Pending JPH05105354A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | エレベータの改造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05105354A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61235383A (ja) * | 1985-04-09 | 1986-10-20 | 株式会社日立ビルシステムサービス | エレベ−タ−の改造作業工法 |
JPS624182A (ja) * | 1985-06-29 | 1987-01-10 | 日立エレベ−タサ−ビス株式会社 | エレベ−タの配線取替方法 |
JPH0223179A (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-25 | Hitachi Elevator Eng & Service Co Ltd | 昇降機の改造方法 |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP29200691A patent/JPH05105354A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61235383A (ja) * | 1985-04-09 | 1986-10-20 | 株式会社日立ビルシステムサービス | エレベ−タ−の改造作業工法 |
JPS624182A (ja) * | 1985-06-29 | 1987-01-10 | 日立エレベ−タサ−ビス株式会社 | エレベ−タの配線取替方法 |
JPH0223179A (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-25 | Hitachi Elevator Eng & Service Co Ltd | 昇降機の改造方法 |
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