JPH05105357A - エレベータの改造方法 - Google Patents

エレベータの改造方法

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JPH05105357A
JPH05105357A JP29201391A JP29201391A JPH05105357A JP H05105357 A JPH05105357 A JP H05105357A JP 29201391 A JP29201391 A JP 29201391A JP 29201391 A JP29201391 A JP 29201391A JP H05105357 A JPH05105357 A JP H05105357A
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敏博 中川
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秀登 松沢
Hiroshi Goko
洋 郷古
Shigenobu Kimura
茂信 木村
Kanehisa Yokoyama
金久 横山
Fuminori Kikuchi
文則 菊地
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Hitachi Ltd
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
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Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮設エレベータを用いることなく、短時間に
改造工事を行なう。 【構成】 機械室21に設けた揚重装置28によつて既
設乗かご20を吊り下げた状態にし、この既設乗かご2
0の上下のいずれか一方に中間作業床32を構成し、こ
の中間作業床32の一方、例えば上方での新設乗かご3
6の組立作業と、他方、例えば下方での既設乗かご20
の解体撤去作業と、機械室21での制御盤、巻上機およ
びそらせ車の既設品の撤去と新設品据付から成る交換作
業とを、並行して行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既設エレベータを新設エ
レベータに改造するエレベータの改造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】過去に納入された既設エレベータを新設
エレベータに改造する場合、例えば特開昭61−550
79号公報に示されたように、先ず、取替える部品およ
び追加になる部品を既設エレベータで最上階まで運び、
釣合おもりをピツトの緩衝器上に載置させる。次に乗か
ごを分解して昇降路外へ撤去し、かご枠から外した主ロ
ープを巻上機およびそらせ車から外してピツトへ下ろ
し、更に主ロープの他端を釣合おもりから外して撤去す
る。その後、巻上機および制御盤も機械室から撤去す
る。
【0003】次に、予め最上階に運んで置いた新設エレ
ベータの部品を取付けることになるが、先ず、新設巻上
機を設置し、新設制御盤を設置し、所定の配線を行な
う。次に昇降路に足場を組み、最初の据付作業と同じよ
うに新設エレベータの組立を行ない、主ロープを巻上機
に巻きかけ、その一端を乗かご枠に、また他端を釣合お
もりに連結し、このようにして乗かごを稼働状態にし、
その後、撤去した部品を新設エレベータで下ろして改造
作業を終えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の改造
方法では、作業を始めて再び新設エレベータによる稼働
状態にするには約2週間を要し、その間、サービス運転
は中止され、ビル内の交通は階段に頼らざるを得ず、関
係者に多大な迷惑をかけていた。また同公報には、この
改造作業中、仮設エレベータを設け、この仮設エレベー
タによるサービスを行なうようにすることが示されてい
るが、一時的な仮設エレベータを準備したり、またその
設置、解体のために多大な労力を費やさなければなら
ず、無駄が生じていた。
【0005】本発明の目的は、仮設エレベータを必要と
することなく、短時間で作業を終えることができるエレ
ベータの改造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、既設乗かごを機械室に設けた揚重装置によ
り吊り上げた状態でガイドレールに固定した受台に支持
し、上記既設乗かごの上下いずれか一方の昇降路に中間
作業床を構成し、この中間作業床の上記既設乗かごと反
対側のガイドレールに他の受台を構成し、少なくとも上
記他の受台上への新設乗かごの組立作業と、上記既設乗
かごの解体および乗り場側への撤去作業と、上記機械室
の制御盤、巻上機およびそらせ車の交換作業とを並行し
て行なう工程を含むことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によるエレベータの改造方法は上述のよ
うに、中間作業床の一方側における新設乗かごの組立作
業と、他方側における既設乗かごの解体撤去作業と、機
械室内の交換作業とを並行して行なうようにしたため、
従来のように仮設エレベータを必要とすることなく、ま
た三個所での同時進行によつて改造作業時間を大幅に短
縮することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によつて説明す
る。図1は本発明の一実施例によるエレベータの改造方
法を示すフローチヤートである。先ず第一段階として事
前作業1が行なわれ、この事前作業1は、後に機械室に
設置される制御盤に一端を接続され、他端を各階床へ導
出される信号線の付設作業を少なくとも含んでおり、既
設エレベータのサービス運転に支障を与えることなく行
なうことができる作業あるいは夜間等の停止中に行なう
ことができる作業が選ばれている。次に行なわれる第二
段階は、詳細を後述する作業3から作業10までに示す
ようにエレベータのサービス運転を連続的に止めて行な
う本工事2である。その後、第三段階として事後作業1
2が行なわれるが、この事後作業12としては標準でな
い作業や、新設エレベータのサービス運転中あるいは短
期間の停止中に行なえるものが選ばれる。次に、これら
の各作業1,2および12の詳細について図2乃至図1
2を併用しながら説明する。
【0009】図2は事前作業1を説明するエレベータの
縦断面図であり、エレベータの乗かご20が稼働中ある
いは夜間等の停止中を示している。機械室21内には既
設制御盤22、巻上機23およびそらせ車24等が配置
され、これらに巻きかけられた主ロープ25の一端には
乗かご20が連結され、その他端には釣合おもり26が
連結されている。事前作業1は、この状態で、機械室2
1に後で納入される新設制御盤に一端を接続される図示
を省略した信号線を、昇降路の内壁に固定しながら各階
床へ導出する作業を少なくとも含んでおり、その他に既
設エレベータの運転に影響を与えずに行なえる作業や、
夜間等の停止期間中に行なえる作業を加えても良い。
【0010】その後、エレベータのサービス運転を停止
して本工事2を行なう。この本工事2は、先ず養生と主
ロープ外し作業3から行なわれる。つまり図3に示すよ
うに、乗かご20を最上階からかご上に乗れるような位
置に停止させ、後述する中間作業床32を設ける近傍の
階床乗り場を養生手段27でそれぞれ養生すると共に、
機械室21においてチエーンブロツク等から成る揚重装
置28を構成し、この揚重装置28によつて吊りロープ
29を介して乗かご20を吊り下げ、更にこれと同時に
釣合おもり26を支持材30で支持する。その後、揚重
装置28によつて乗かご20を少し吊り上げた状態に
し、既設主ロープ25を取り外す。
【0011】その後、図4に示すように揚重装置28に
よつて乗かご20を昇降路31の下部、つまり最下階近
傍まで吊り下げ、図示を省略したガイドレールに固定し
た受台35上に支持させ、このようにして乗かご20の
降ろし支持作業4を行なう。次いで、機械室21の揚重
装置28および吊りロープ29を撤去し、図5に示すよ
うに中間作業床の構成作業5を行なう。つまり昇降路3
1における既設乗かご20の上部近傍に中間作業床32
を構成する。次に、この組立られた中間作業床32から
新設乗かごを支持させるための受台34を中間作業床3
2の上部に位置するガイドレールに固定する。
【0012】この中間作業床の構成作業5が終了する
と、今度は、解体組立作業6である。図6に示すように
中間作業床32からガイドレールへ固定した受台34上
に新設乗かご36を組立てると同時に、既設乗かご20
を解体しながら乗り場側へ撤去させる作業を同時に進め
る。しかも図6に示すように、これらの作業に並行して
機械室21では、既設制御盤22、既設巻上機23およ
び既設そらせ車24の解体撤去作業と、新設制御盤3
7、新設巻上機38および新設そらせ車39の組立付設
作業から成る交換作業を行なつている。従つて、中間作
業床32の上方部、下方部および機械室21という三個
所での作業が並行することになり、作業時間の短縮が一
層図られている。なお、上記した構成作業5の中で各階
床ごとの信号線の接続作業等をおこなう。
【0013】その後、図7に示すように乗かご吊り作業
7を行なうが、機械室21に再び揚重装置28を組立
て、吊りロープ29を介して新設乗かご36と連結し、
この揚重装置28によつて新設乗かご36を最上階付近
まで吊り上げると共に、受台34,35の解体撤去を行
なう。その状態で新設主ロープ40を新設巻上機38お
よび新設そらせ車39に掛け、その一端を新設乗かご3
6に連結すると共に、昇降路下部に枠組足場33を構成
し、この枠組足場33を利用して中間作業床32を解体
し、またこの枠組足場33を利用して新設主ロープ40
の他端と釣合おもり26との連結を行なう。その後、図
8に示すように揚重装置の撤去作業8を行なう。つまり
機械室21の揚重装置28を解体撤去し、また各階床に
設けていた養生手段27を撤去する。次いで、図9に示
すように試運転および調整作業9として、乗かご36を
下降させ、釣合おもり26を支持していた支持材30を
撤去し、新設乗かご36の試運転と調整を行なう。
【0014】その後、図10および図11に示すように
出入口改造作業10を行なうわけであるが、乗かご36
の上部に作業床41を設け、乗かご36を下降させなが
ら各階床の出入口の改造、例えば既設階床扉を新設階床
扉に取替えたりする。最下階については、図11に示す
ように乗り場を養生手段27で養生して昇降路31内に
枠組足場33を再び構成し、この枠組足場33を利用し
ながら行ない、その後、枠組足場33を撤去する。
【0015】これら一連の作業の終了後、図12に示す
ように事後作業12を行なう。この事後作業12は、新
設エレベータによる稼働中あるいはその後の適当な時期
を見つけて新設エレベータを短時間停止させて行なう
が、例えば釣合おもり26を新設品に変えるなどの標準
でない作業あるいは短時間停止中に行なえる他の簡単な
作業である。
【0016】尚、上述の実施例においては、中間作業床
32の上方に設けた受台34へ新設乗かご36を構成
し、下方の受台35に既設乗かご20を支持させて解体
撤去するようにしたが、受台34、35への支持を逆に
し、つまり図5に示す上方の受台34へ既設乗かご20
を支持し、また下方の受台35へ新設乗かご36を組立
てるようにしても良い。更に、中間作業床32は昇降路
31の図示の位置に限らず、より上方に構成しても良
い。また上述の実施例における養生手段27の撤去時期
は図示の場合に限らず、適当な時期に行なうことができ
るし、また図11に示すように後に再度設ける養生手段
27は、状況が許すなら図7に示す時期から解体せずに
構成しておくこともできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、昇降路に
中間作業床を構成し、この中間作業床の上下の一方側で
行なう新設乗かごの組立て作業と、他方側で行なう既設
乗かごの解体撤去作業と、機械室での交換作業を並行し
て行なう工程を含むようにしたため、仮設エレベータを
設ける必要がなく、また並行して行なう上述の作業によ
つて改造時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベータの改造方法
を示すフローチヤートである。
【図2】図1の事前作業を示す昇降路の縦断面図であ
る。
【図3】図1の本工事の養生と主ロープ外し作業を示す
昇降路の縦断面図である。
【図4】図1の乗かご降ろし支持作業を示す昇降路の縦
断面図である。
【図5】図1の中間作業床の構成作業を示す昇降路の縦
断面図である。
【図6】図1の解体組立作業を示す昇降路の縦断面図で
ある。
【図7】図1の乗かご吊り作業を示す昇降路の縦断面図
である。
【図8】図1の揚重装置の撤去作業を示す昇降路の縦断
面図である。
【図9】図1の試運転および調整作業を示す昇降路の縦
断面図である。
【図10】図1の出入口改造作業を示す昇降路の縦断面
図である。
【図11】図1の出入口改造作業を示す昇降路の縦断面
図である。
【図12】図1の事後作業を示す昇降路の縦断面図であ
る。
【符号の説明】 1 事前作業 2 本工事 3 養生と主ロープ外し作業 4 乗かご降ろし支持作業 5 中間作業床の構成作業 6 解体組立作業 7 乗かご吊り作業 8 揚重装置の撤去作業 9 試運転および調整作業 10 出入口改造作業 12 事後作業 20 既設乗かご 21 機械室 25 既設主ロープ 27 受台 28 揚重装置 31 昇降路 32 中間作業床 33 枠組足場 36 新設乗かご 37 新設制御盤 40 新設主ロープ
フロントページの続き (72)発明者 松沢 秀登 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 郷古 洋 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 木村 茂信 茨城県勝田市堀口832番地の2 日立エレ ベータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 横山 金久 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 菊地 文則 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械室の巻上機およびそらせ車を介して
    設けた主ロープの一端に乗かごを連結し、また他端に釣
    合おもりを連結して成り、少なくとも上記機械室の制御
    盤、巻上機およびそらせ車と、上記乗かごを新設品に交
    換するエレベータの改造方法において、既設乗かごを上
    記機械室に設けた揚重装置により吊り上げた状態でガイ
    ドレールに固定した受台に支持し、上記既設乗かごの上
    下いずれか一方の昇降路に中間作業床を構成し、この中
    間作業床の上記既設乗かごと反対側のガイドレールに他
    の受台を構成し、少なくとも上記他の受台上への新設乗
    かごの組立作業と、上記既設乗かごの解体および乗り場
    側への撤去作業と、上記機械室の制御盤、巻上機および
    そらせ車の交換作業とを並行して行なう工程を含むこと
    を特徴とするエレベータの改造方法。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載のものにおいて、上記
    工程の後、上記新設乗かごを用いての運転と共に出入り
    口改造作業を行なうことを特徴とするエレベータの改造
    方法。
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