JPH0568750A - クレーンゲーム機におけるキヤツチヤーの動作制御装置 - Google Patents

クレーンゲーム機におけるキヤツチヤーの動作制御装置

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JPH0568750A
JPH0568750A JP23038291A JP23038291A JPH0568750A JP H0568750 A JPH0568750 A JP H0568750A JP 23038291 A JP23038291 A JP 23038291A JP 23038291 A JP23038291 A JP 23038291A JP H0568750 A JPH0568750 A JP H0568750A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】クレーンゲーム機においてキャッチャーの把持
アームによる景品の捕獲率を簡単に調整する。 【構成】キャッチャーが景品を把持する位置に下降して
下降動作停止機構16により停止された後、アーム収斂
動作機構34による把持アーム32の収斂動作開始時に
対する昇降動作機構14による前記キャッチャー12の
上昇動作開始時期を変更する上昇動作時期変更回路44
及び変更指示部45を制御回路に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレーンゲーム機におけ
るキャッチャーの動作制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクレーンゲーム機は、前
後左右に移動可能に取り付けられた公知のクレーンを操
作ボタンにより所望の景品上まで移動させた後、前記ク
レーンのアームを有するキャッチャーを景品位置まで駆
動手段により下降させ、アームを収斂させて景品を把持
するようになっている。
【0003】前記駆動手段は、昇降用モータ、前記キャ
ッチャーを吊り下げる吊下索、及び昇降用モータにより
回転駆動される回転ドラムとからなる。前記吊下索の一
端は回転ドラムに取り付けられているとともに、その他
端には滑車を介してキャッチャーが吊下されている。そ
して、昇降用モータによって回転ドラムが回転される
と、吊下索が巻取り又は巻戻されて前記キャッチャーが
昇降するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のクレーンゲーム
機においては、キャッチャーが待機位置から下降動作し
て最下位置に移動された時、キャッチャーによる景品の
把持動作が開始され、把持完了状態でキャッチャーが上
昇を開始するようになっていた。その結果、キャッチャ
ーによる景品の捕獲率を簡単に調整することができない
という問題があった。
【0005】なお、従来の捕獲率を調整する方法として
は、キャッチャーのアームの収斂時に景品を挟着するバ
ネの弾性力を調整する方法があるが、調整作業が面倒で
あるという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、キャッチャーの景品の
捕獲率を容易に調整することができるクレーンゲーム機
におけるキャッチャーの動作制御装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、この発明では、吊下索の下部に景品を把持
するための複数の把持アームを備えたキャッチャーを取
付けるとともに、前記吊下索を昇降動作機構によって上
下動可能に形成し、前記キャッチャーの把持アームをア
ーム収斂動作機構によって収斂させて、景品を把持する
ようにしたクレーンゲーム機において、前記キャッチャ
ーが景品を把持する位置に下降して下降動作停止機構に
より停止された後、アーム収斂動作機構による把持アー
ムの収斂動作開始時に対する前記昇降動作機構による前
記キャッチャーの上昇動作開始時期を変更する上昇動作
時期変更手段を備えたことをその要旨とする。
【0008】
【作用】この発明では、上昇動作時期変更手段によりア
ーム収斂動作機構による把持アームの収斂動作開始時に
対する前記昇降動作機構による前記キャッチャーの上昇
動作開始時期が変更される。この結果、景品の捕獲率が
容易に、かつ迅速に調整される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図7に従って説明する。図2に示すようにクレーンゲー
ム機を構成する機箱1の上部にはガラスケース2が装設
され、該ガラスケース2の底部には景品テーブル3が設
けられ、その上面には多数の景品4が収容されている。
図3に示すように前記ガラスケース2の上部に配置した
天板5には左右一対の案内レール6が水平に、かつ前後
方向に支持され、該案内レール6には第1移動体7が駆
動モータ8により前後方向の往復動可能に支持されてい
る。また、前記第1移動体7には案内レール9が取着さ
れ、該案内レール9には第2移動体10が駆動モータ1
1により左右方向の往復動可能に装設されている。前記
第2移動体10にはキャッチャー12が吊下索13を介
して昇降動作可能に支持されている。
【0010】前記キャッチャー12の吊下索13は図5
に示すように昇降動作機構14によって昇降動作される
ようになっている。又、この昇降動作機構14に連動し
て、前記キャッチャー12が景品4を把持する着地点に
移動したことを検出するための景品位置到達時検出機構
15及びキャッチャー12の下降動作を停止するための
下降動作停止機構16が設けられている。
【0011】そこで、前記昇降動作機構14について説
明すると、第2移動体10内部には昇降用モータ17が
設置され、該モータ17の回転運動はベルト18を介し
て回転ドラム19に伝達されるようになっている。この
回転ドラム19には前記吊下索13が巻着され、該吊下
索13の中間部は滑車20により支持されている。そし
て、この滑車20は第2移動体10内に立設した軸受2
1に対し軸22により傾動可能に支持した支持レバー2
3の先端部に軸24により回転可能に支持されている。
さらに、前記支持レバー23の他端部寄りには一端を前
記第2移動体10底部に係止したコイル状の引張ばね2
5の他端が係止され、常には前記滑車20を図5におい
て時計回り方向に回動するように付勢している。この実
施例では前記支持レバー23、滑車20、引張バネ25
等により景品位置到達時検出機構15が構成されてい
る。又、前記支持レバー23の基端部と対応して前記第
2移動体10の底部には下降動作停止機構16を構成す
るマイクロスイッチ26が取付られ、その接触子27が
支持レバー23の端部により押動されると、前記昇降用
モータ17が停止され吊下索12の下降動作が停止され
るようにしている。
【0012】従って、キャッチャー12が図5に示す待
機状態から昇降用モータ17の回転により吊下索13が
繰り出されながら下降動作され、図6に示すようにキャ
ッチャー12が景品4の上面と接触すると、吊下索13
に作用する張力がキャッチャー12の自重により張力が
開放されるため、吊下索13による滑車20への押圧力
が低下し、このため支持レバー23がばね25により引
張られるので、支持レバー23は軸22を中心に時計回
り方向に回動され、支持レバー23によりマイクロスイ
ッチ26の接触子27が動作されて、キャッチャー12
が景品把持位置に移動されたことが確認されるととも
に、前記モータ17が停止されてキャッチャー12が景
品把持位置に停止される。
【0013】次に、キャッチャー12の構成を図4に基
づいて説明する。キャッチャー12のヘッド30上部に
は左右一対の取付金具31が設けられ、該取付金具31
には左右一対の把持アーム32が軸33により回動可能
に支持されている。この把持アーム32の収斂動作機構
34について述べると、前記両取付金具31,31間に
は水平支持板35が取り付られ、該支持板35の上面に
はアーム開放用モータ36が下向きに固定され、その回
転軸37には平面楕円形のカム板38が水平に支持さ
れ、該カム板38の外周縁が両把持アーム32に取付た
カムローラ39,39に接触されている。そして、前記
両把持アーム32には引張バネ40が係止され、そのバ
ネ力により両把持アーム32,32が互いに接近する収
斂方向に付勢されている。
【0014】従って、前記アーム開放用モータ36の回
転軸37によりカム板38が回転されると、両把持アー
ム32,32がカム板38により開放された後、引張バ
ネ40により収斂され、景品4を両把持アーム32,3
2間で把持可能である。
【0015】次に、図1に基づいてこのクレーンゲーム
機の動作制御を行う制御装置の構成を説明する。この制
御装置は、キャッチャー12の下降動作制御回路41、
上昇動作制御回路42、把持アーム32による把持動作
制御回路43及びキャッチャー12の上昇動作開始時期
変更回路44を備えている。そして、前記下降動作制御
回路41には景品位置到達時検出機構15及び下降動作
停止機構16が接続され、上昇動作制御回路42には前
記昇降動作機構14が接続され、該昇降動作機構14に
前記下降動作制御回路41が接続されている。又、把持
動作制御回路43には前記アーム収斂動作機構34が接
続されるとともに、下降動作停止機構16が接続され、
さらに、前記上昇動作開始時期変更回路44には上昇動
作開始時期をスイッチなどにより変更するための上昇動
作開始時期変更指示部45が接続されている。この実施
例では前記上昇動作開始時期変更回路44と上昇動作開
始時期変更指示部45とによりキャッチャー12の上昇
動作開始時期変更手段を構成している。
【0016】図2に示すように前記機箱1の前面には操
作パネル50が設けられ、該パネル50にはキャッチャ
ー12を前後進させるための前後進ボタン51、同じく
キャッチャー12を左右動させる左右移動ボタン52、
昇降動作させる昇降ボタン53が設けられ、前記ガラス
ケース2内には景品落し口54が開口され、操作パネル
50側には景品取出口55が設けられている。
【0017】次に、前記のように構成したクレーンゲー
ム機についてその作用を説明する。図2及び図5はキャ
ッチャー12がガラスケース2内の最上部に位置して待
機するとともに、把持アーム32が開放されている状態
を示す。プレイヤーが所定の金額の硬貨を硬貨投入口6
に投入すると、クレーンゲーム機の操作が可能となる。
この状態において、前後進ボタン51及び左右移動ボタ
ン52をプレイヤーが操作して第2移動体10を所望す
る水平座標上に移動した後、昇降ボタン53を操作する
と、昇降動作機構14の昇降用モータ17が回動され、
回転ドラム19上に巻着されていた吊下索13が巻き戻
されながらキャッチャー12が降下される。そして、キ
ャッチャー12が景品4の上面に到達すると、キャッチ
ャー12の自重が吊下索13に作用しなくなるため、図
6に示すように支持レバー23が滑車20とともに傾動
し、引張バネ25により支持レバー23が傾動されてマ
イクロスイッチ26が動作される。このため、下降動作
制御回路41によりキャッチャー12の下降動作が停止
される。
【0018】その後、把持動作制御回路43により、把
持アーム32による景品4の把持動作が開始される。即
ち、制御回路43からの制御信号によりアーム開放用モ
ータ36が回転されてカム板38が回転され、両把持ア
ーム32,32が景品4を把持する収斂方向に引張バネ
40により移動される。そして、景品4を把持し終える
と、キャッチャー12の上昇動作制御回路42により昇
降動作機構14の昇降用モータ17が逆転動作されて、
吊下索13が巻き上げられ、キャッチャー12が上方に
移動される。そして、キャッチャー12を元の高さまで
上昇させる。次に、第2移動体10が前後に移動し、キ
ャッチャー12は景品落し口54の真上まで移動し、こ
こで位置検出スイッチ(図示略)が作動して、アーム3
2が開いて景品4が景品落し口54に落とされる。その
落とされた景品4が、景品取出口55から取り出されゲ
ームが終了する。
【0019】さて、本実施例によれば、回転ドラム19
と滑車20との間に支持レバー23の傾動によってオン
するマイクロスイッチ30を設けたことにより、キャッ
チャー12が景品4に到達すると、速やかにアーム32
が収斂され、その状態で同キャッチャー12は上昇し始
めるので、把持アーム32が景品4を把持するまでの待
ち時間を無くすことができる。従って、プレーヤーに待
ち時間による不快感を与えずに済む。
【0020】また、吊下索13が必要以上にゆるんで絡
まったり、滑車20や回転ドラム19から外れることが
なくなって円滑に作動する。ところで、前記キャッチャ
ー12が景品4の把持位置まで移動してから図7に示す
ように上昇を開始するまでの時間tは、図7に示すよう
に上昇動作開始時期変更回路44及び変更指示部45に
より調整することができる。
【0021】このタイミングの具体例を説明すると、把
持アーム32の収斂動作が開始される瞬間から昇降用モ
ータ17によるキャッチャー12の上昇までの時間をt
とすると、tが0秒の場合には景品捕獲率4%、t=
0.5秒の場合には同捕獲率6%、t=1秒の場合には
同捕獲率8%、t=1.5秒の場合には同捕獲率10%
というように変化することが確認された。
【0022】このように、前記実施例においては、使用
状況に応じて、キャッチャー12による景品4の捕獲率
を自在に調整することができる。なお、この発明は前記
実施例に限定されるものではなく、次のように具体化す
ることもできる。
【0023】(1)前記実施例ではスイッチの切替えに
より、捕獲率の調整を行うようにしたが、これを有線あ
るいは無線により遠隔操作可能に構成してもよい。 (2)ゲーム投入金額、景品捕獲数を検出する検出手段
を設けて、この両データを演算し設定数値よりも景品捕
獲数が多い場合には前述した時間tを小さくし、少ない
場合には時間tを大きくする捕獲率の自動調整装置を組
込むこともできる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
キャッチャーの把持アームによる景品の捕獲率を簡単に
調整することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーンゲーム機の制御装置のブロック回路図
である。
【図2】クレーンゲーム機全体を示す斜視図である。
【図3】キャッチャーの支持構造を示す正面図である。
【図4】キャッチャーの断面図である。
【図5】キャッチャーの昇降動作機構を示す待機状態の
断面図である。
【図6】キャッチャーの昇降動作機構を示す作動状態の
断面図である。
【図7】キャッチャー及び把持アームの動作を示すグラ
フである。
【符号の説明】
4 景品、12 キャッチャー、13 吊下索、14
昇降動作機構、15景品位置到達時検出機構、16 下
降動作停止機構、17 昇降用モータ、19回転ドラ
ム、20 滑車、23 支持レバー、26 マイクロス
イッチ、32把持アーム、34 アーム収斂動作機構、
36 アーム開放用モータ、41下降動作制御回路、4
2 上昇動作制御回路、43 把持動作制御回路、44
上昇動作開始時期変更回路、45 上昇動作開始時期変
更指示部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊下索(13)の下部に景品(4)を把
    持するための複数の把持アーム(32)を備えたキャッ
    チャー(12)を取付けるとともに、前記吊下索(1
    3)を昇降動作機構(14)によって上下動可能に形成
    し、前記キャッチャー(12)の把持アーム(32)を
    アーム収斂動作機構(34)によって収斂させて、景品
    (4)を把持するようにしたクレーンゲーム機(1)に
    おいて、前記キャッチャー(12)が景品(4)を把持
    する位置に下降して下降動作停止機構(16)により停
    止された後、アーム収斂動作機構(34)による把持ア
    ーム(32)の収斂動作開始時に対する前記昇降動作機
    構(14)による前記キャッチャー(12)の上昇動作
    開始時期を変更する上昇動作時期変更手段(44,4
    5)を備えたことを特徴とするクレーンゲーム機におけ
    るキャッチャーの動作制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0544176U (ja) * 1991-11-28 1993-06-15 株式会社タイトー クレーンゲーム機用景品吊上装置
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